JP2014024415A - エアバッグ - Google Patents

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Norimasa Goto
教将 後藤
Tomoya Koizumi
朋也 小泉
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Abstract

【課題】フロントピラーの下方へと前席膨張部をより迅速に展開させることができるエアバッグを提供する。
【解決手段】エアバッグ本体部34は、上縁部にガスを導入するガス導入部36を備える。エアバッグ本体部34は、折り畳んだ状態からガス導入部36から導入したガスによって膨張し前側へと下方に傾斜したフロントピラー21の後端部21aの下方を含む位置へと下端部41aが展開する前席膨張部41を備える。エアバッグ本体部34は、フロントピラー21の後端部21aよりも前方に位置し、フロントピラー21と交差する方向に沿って、ガス導入部36から導入したガスを前席膨張部41の下端部41aへと導く前側導管部47を備える。前席膨張部41の下端部41aへと前側導管部47によってガスを導くことで、フロントピラー21の下方へと前席膨張部41をより迅速に展開させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室の側部を覆うように下方に向かって膨張展開可能な袋状のエアバッグ本体部を備えたエアバッグに関する。
従来、ガスを導入して膨張展開する袋状のエアバッグ本体部を備えたエアバッグを有するエアバッグ装置について、自動車の車室の側方のドアの窓部などに沿ってエアバッグを展開する、いわゆるカーテンエアバッグ装置が知られている。このようなエアバッグのエアバッグ本体部は、複数、あるいは単数の基布などを用いて折り重ね、あるいは袋折りなどにより形成され、通常時は、細長く折り畳まれるように圧縮された非展開状態で、車室側面の窓部などの上縁部に沿って収容されている。そして、側面衝突や横転(ロールオーバー)などの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給されてエアバッグ本体部が展開し、側部の窓部などに沿って下方に向かって膨張展開することで、乗員を拘束して保護するように構成されている。
そして、このようなエアバッグとして、非展開状態で、車体の側部上側に位置するルーフサイドレールから、側部前側に位置するフロントピラー及び側部後側に位置するリアピラーに亘って被取付部である上縁部が取り付けられた状態で、これらルーフサイドレール、フロントピラー及びリアピラーの内部に収容されるものが知られている。この構成では、エアバッグ本体部内に、フロントピラーに沿う長手状の膨張部を設けることで、エアバッグ本体部の内部に導入されたガスをフロントピラーに対応する位置へと導いている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3520507号公報 (第3−6頁、図1−7)
エアバッグ本体部は、フロントピラーからリアピラーに亘る車室の側部を覆って展開するため、上記のような膨張部の構成の場合、フロントピラーの位置から下方へとエアバッグ本体部を迅速に展開させることは容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ピラー部の下方へと膨張部をより迅速に展開させることができるエアバッグを提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグは、車体の側部の車室に臨むルーフサイド部に沿って折り畳まれた状態で収納されるとともに、ガスの導入により、前記ルーフサイド部から前側下方に延びるピラー部の少なくとも一部を含む前記車室の側部を覆うように下方に向かって膨張展開可能な袋状のエアバッグ本体部を備え、前記エアバッグ本体部は、上部に設けられガスを導入するガス導入部と、折り畳まれた状態からこのガス導入部から導入されたガスによって膨張し、前記ピラー部の後端部の下方を含む位置へと下端部が展開する膨張部と、前記ピラー部の後端部よりも前方に位置し、このピラー部と交差する方向に沿って少なくとも一部が設けられ、前記ガス導入部から導入されたガスを前記膨張部の下端部へと導く導管部とを有しているものである。
請求項2記載のエアバッグは、請求項1記載のエアバッグにおいて、導管部は、膨張部の上部及び前端部に沿って位置しているものである。
請求項1記載のエアバッグによれば、前側下方に傾斜するピラー部の後端部よりも前方に位置する導管部により、ガス導入部から導入されたガスによって膨張しこのピラー部の後端部の下方を含む位置へと展開する膨張部の下端部へと、このピラー部と交差する方向にガスを導くことで、このピラー部の下方へと膨張部をより迅速に展開させることができる。
請求項2記載のエアバッグによれば、請求項1記載のエアバッグの効果に加え、導管部を膨張部の上部及び前端部に沿って配置することで、導管部によってガスをより迅速かつ確実に膨張部の下端部へと導くことができる。
本発明のエアバッグの一実施の形態を車室に取り付けた状態を車室側から示す側面図である。 同上エアバッグの膨張展開状態を車室側から示す側面図である。 同上エアバッグの展開中の状態を車室側から示す側面図である。
以下、本発明のエアバッグの一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、10はエアバッグで、このエアバッグ10を備えたエアバッグ装置は、カーテンエアバッグ装置とも呼ばれ、車両としての自動車を構成する車体11の車室12の収納位置であるルーフサイド部13に配置されている。そして、このエアバッグ10は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、インフレータブルカーテン、あるいは頭部保護エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突の衝撃を受けた際や横転(ロールオーバー)の際などに、被保護物としての座席に着席した乗員の側方にほぼ面状に展開し、乗員を保護するようになっている。
なお、以下、車幅方向である両側方向、上下方向、及び、前後方向などの方向は、車体の直進方向を基準とし、下方(図1に示す矢印D方向)、上方(図1に示す矢印U方向)、前側方向(図1に示す矢印F方向)、後側方向(図1に示す矢印R方向)、外方などを説明する。
そして、この自動車の車体11は、図示しないが、車室12内に乗員が着座可能な前席である1列目席、及び後席である2列目席などの座席を備え、これらの座席の側部に対応して、開口可能な被覆部である窓部(サイドウィンドウ)15,16,17が位置している。また、車室12の両側部には、前側から順に、Aピラーとも呼ばれるピラー部としてのフロントピラー21、Bピラーとも呼ばれるセンターピラー22、Cピラーとも呼ばれるリアピラー23、及び、Dピラーとも呼ばれるリアピラー24が設けられている。そして、これら窓部15〜17、ドア及び各ピラー21〜24などにより、車室12の両側の側部に所定面が構成されている。また、これらピラー21〜24の上側、すなわち窓部15〜17の一縁部である上縁部に、ルーフサイドレールなどとも呼ばれる被取付部材を構成する車体パネル25が設けられ、この車体パネル25を介して天井部としての天井パネルが支持されている。また、両側のフロントピラー21の前側にはフロントガラス(フロントウインドシールド)が設けられ、両側のリアピラー24の後側にはリアガラスが設けられている。そして、ルーフサイド部13は、天井パネルの両側の縁部の部分から、この縁部の部分と交差する方向に伸びるフロントピラー21及びリアピラー24のほぼ全長にかかる部分にまで設定され、これら天井パネルの縁部の部分とフロントピラー21及びリアピラー24とで仮想的に構成される弧の内側に、エアバッグ10が展開する所定面が設定される。
ピラー21〜24のうち、最前部に位置するフロントピラー21は、前側下方に向けて傾斜し、長尺状に延びている。また、リアピラー23,24は、後側下方に向けて傾斜している。
なお、センターピラー22とは、前後の端部のピラーではなく、展開したエアバッグ10に覆われるピラーを示す。また、車両の種類によっては、片側に例えば5本以上のピラーを備える場合があるが、前から3本目以後のピラーは、リアピラーとして説明する。
そして、エアバッグ装置は、座席に着座した乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、ルーフサイド部13に沿って細長く折り畳んで収納されたエアバッグ10に加え、後席の後部上側に位置してエアバッグ10に膨張のためのガスを供給するガス発生器であるインフレータ31、エアバッグ10を取り付ける図示しないブラケット、折り畳んだエアバッグ10に沿って取り付けられた図示しない樹脂製のカバー体、折り畳んだエアバッグ10の形状を保持する図示しない形状保持部材及び制御装置などが備えられ、モジュールが構成されている。
エアバッグ10は、前後方向に沿って長手方向を有する長手状の(扁平な)袋状に形成されたエアバッグ本体部34と、このエアバッグ本体部34の一の縁部である上縁部の中央部に形成されインフレータ31からのガスを内部に導入するガス導入部36と、エアバッグ本体部34の上縁部に形成された複数の取付部37と、エアバッグ本体部34の前側の下端部に取り付けられたテザー部38となどを備え、前後方向を長手方向として細長く折り畳んでルーフサイド部13に、フロントピラー21ないしリアピラー23に亘る位置で収納される。
エアバッグ本体部34は、単数、あるいは複数の基布を縫製などによってガス導入部36を除く位置の周縁部を接合することで袋状に形成されている。また、このエアバッグ本体部34には、前側に位置する膨張部としての一方の膨張部である前席膨張部41、及び、後側に位置する他方の膨張部である後席膨張部42が区画されており、これら前席膨張部41と後席膨張部42とが、上縁部に沿って前後方向に直線状の連通部43により互いに連通されている。また、このエアバッグ本体部34の連通部43の下方の位置は、1列目席の側方に対向しガスによって膨張しない非膨張部44となっている。
前席膨張部41は、展開状態で、最前部に位置する窓部15、すなわちフロントピラー21の後端部21aよりも前方の下方から、ルーフサイド部13の前側の下方およびセンターピラー22に亘る空間(領域)を覆う、換言すれば1列目席に着座した乗員の側方に対向して展開するものであり、後席膨張部42よりも前後寸法及び上下寸法が大きく、後席膨張部42よりも広い範囲を覆うことが可能となっている。また、この前席膨張部41は、連通部43の前端部から前方及び下方へと延びており、前後方向に長手状の四角形状となっている。さらに、この前席膨張部41には、基布が(一方及び他方の)接合部45,46によって車幅方向に接合されることにより、ガスを導く導管部としての一方の導管部である前側導管部47と他方の導管部である後側導管部48とが区画されている。そして、この前席膨張部41は、連通部43を介してガス導入部36と直接連通している。
前側導管部47は、前席膨張部41の上部及び前端部に沿って、すなわち側面視でL字状に下方へと屈曲している。したがって、この前側導管部47は、前席膨張部41の前端部において、フロントピラー21に対して交差する方向である上下方向(鉛直方向)に延びている。また、この前側導管部47は、全体がフロントピラー21の後端部21aよりも前方に位置している。さらに、この前側導管部47は、連通部43の前端部を前方へと直線状、すなわち連通部43に沿って延長した位置に対向して、上流端である後端側が開口しており、前席膨張部41の下端部41a(側面視でフロントピラー21の後端部21aの直下を含む位置)の上方に対向して、下流端である下端側が開口している。そして、この前側導管部47は、エアバッグ本体部34が折り畳まれてルーフサイド部13に収納された状態で、フロントピラー21の上端部(後端部)に位置し、カバー体によって覆われている。
また、後側導管部48は、連通部43の前端部の下方の位置から、前席膨張部41の後部及び下部に沿って湾曲するように区画されている。さらに、この後側導管部48は、全体がフロントピラー21の後端部21aよりも後方に位置している。また、この後側導管部48は、連通部43の前端部の下方に対向して、上流端である上端側が開口しており、前席膨張部41の下端部41aの後方に対向して、下流端である前端側が開口している。そして、この後側導管部48は、エアバッグ本体部34が折り畳まれてルーフサイド部13に収納された状態で、センターピラー22の上端部(後端部)に位置し、カバー体によって覆われている。
一方、後席膨張部42は、展開状態で、最後部に位置する窓部17、すなわちリアピラー23からリアピラー24の前部に亘る領域を覆う、換言すれば2列目席に着座した乗員の側方に対向して展開するものであり、連通部43の前端部から後方及び下方へと延びている。そして、この後席膨張部42は、連通部43を介してガス導入部36と直接連通している。
さらに、連通部43は、前後方向を長手方向である軸方向として延びる略水平な柱状に展開するようになっている。
また、ガス導入部36は、インフレータ接続部とも呼ばれ、エアバッグ本体部34の上縁部に、先端側(下流側)が後方に向けて屈曲するように突設され、インフレータ31が後方から挿入されるようになっている。さらに、このガス導入部36は、連通部43の前端部の上側に位置しており、前部が前席膨張部41の上部に向けて傾斜している。
また、各取付部37は、エアバッグ本体部34の上縁部で、かつ、ガス導入部36を除く位置に互いに離間されて突設されている。これら取付部37は、ルーフサイド部13に設定された固定位置である図示しない固定点に対して、ボルトなどの固定具を介して固定される。
また、テザー部38は、エアバッグ10を車体11に連結するためのものであり、吊り紐、テザー、テザーベルト、あるいはストラップなどとも呼ばれ、例えば前席膨張部41の前縁部からエアバッグ本体部34の前方へと突出している。
また、カバー体は、ガーニッシュあるいはピラーガーニッシュとも呼ばれるもので、ルーフサイド部13のフロントピラー21及びリアピラー24のほぼ全長に配置され、テザー部38を覆うとともに、折り畳んだエアバッグ10の一部を覆うようになっている。そして、このカバー体は、エアバッグ10の展開時に一部が車体11に対して離間されることによりエアバッグ10を車室12内へと膨張展開させる開口を形成可能としている。
一方、インフレータ31は、円柱状に形成され、薬剤を燃焼させる燃焼式(パイロテクニックタイプ)、ガスを高圧で貯蔵する貯蔵式(ストレージタイプ)、あるいはこれら燃焼式と貯蔵式とを組み合わせたハイブリッド式などの図示しないガス発生手段が内蔵されている。そして、このインフレータ31には、ガスを噴射する図示しないガス噴射部が設けられ、このガス噴射部がエアバッグ10のガス導入部36に接続されている。また、インフレータ31には、ハーネスと呼ばれる電線が接続されるコネクタ部が設けられている。
さらに、制御装置は、インフレータ31に電気的に接続されている。
また、形状保持部材は、所定の形状に折り畳まれたエアバッグ10の形状を保持して折り崩れを防止するもので、破断可能なスリットを設けた筒状部材や、破断可能な粘着テープなどが用いられる。
そして、このエアバッグ10の折畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えばエアバッグ本体部34の下縁部側から上縁部側へとロール状に折り畳む。
そして、このエアバッグ装置(カーテンエアバッグモジュール)を車室12内に持ち込み、ヘッドライニング及びピラーガーニッシュなどの内装部材が取り付けられる前に車体11への取付作業を行う。この取付作業は、エアバッグ10の複数の取付部37、テザー部38、インフレータ31に設けたインフレータ取付部、及び、取付ブラケットをそれぞれボルトなどの固定具で車体11に固定することにより行われる。また、インフレータ31から導出されたハーネスを車体11に備えた制御装置に接続する。次いで、車体11の天井パネルにヘッドライニングを取り付け、各ピラー21〜24にピラーガーニッシュを取り付けてエアバッグ装置を覆うことにより、エアバッグ装置の車体11への取付作業、すなわち、折り畳んだエアバッグ10を所定面の上縁部に沿った収納位置であるルーフサイド部13に配置する作業が完了する。
そして、車両の側面衝突あるいは横転などの際には、制御装置によりインフレータ31が作動し、このインフレータ31から噴射されるガスがガス導入部36からエアバッグ10内へと導入される。
この導入されたガスは、連通部43に流入することで、エアバッグ10のロール状に折り畳まれた部分が、ヘッドライニング及び前後のピラーガーニッシュを押しのけつつ膨張展開する。この後、ガスは、連通部43を介して前席膨張部41及び後席膨張部42へと直接流入する(矢印Gに示す)。このとき、前席膨張部41では、ガスがガス導入部36の前側の傾斜に沿って後側導管部48に流入するとともに、連通部43の長手方向である前後方向に沿って前側へと、前席膨張部41の上方から前側導管部47に流入し、後側導管部48及び前側導管部47に沿って鉛直下方へと流れ、前席膨張部41の下端部41aへと迅速に流入して、この前席膨張部41を、後席膨張部42よりも優先してフロントピラー21及びセンターピラー22を覆う位置へと迅速に下方に展開させる。また、後席膨張部42では、ガスが連通部43の長手方向である前後方向に沿って後側へと流入し、後席膨張部42を下方に展開させる。この結果、エアバッグ10が車室12の側部内面である所定面に沿った所定方向である略下方に迅速にカーテン状に展開して、窓部15〜17及びセンターピラー22及びリアピラー23などを覆う。
このように、本実施の形態によれば、前側下方に傾斜するフロントピラー21の後端部21aよりも前方に位置する前側導管部47により、ガス導入部36から導入されたガスによって膨張しフロントピラー21の後端部21aの下方を含む位置へと展開する前席膨張部41の下端部41aへと、このフロントピラー21と交差する方向である上下方向(鉛直方向)にガスを導くことで、このフロントピラー21の下方へと前席膨張部41をより迅速に展開させることができる。この結果、車両の側面衝突あるいは横転などの際に、1列目席に着座した乗員を、より確実に保護できる。
また、前側導管部47を前席膨張部41の上部及び前端部に沿って配置することで、前側導管部47によってガスをより迅速かつ確実に前席膨張部41の下端部41aへと導くことができる。
さらに、前側導管部47は、前後方向に長手状の連通部43の前端部を前方へと直線状に延長した位置に対向して上流端を開口しているので、ガス導入部36から導入され連通部43を通過したガスが、この連通部43によりガイドされて前側導管部47へと容易に流入し、前席膨張部41をより迅速にフロントピラー21の下方へと展開させることができる。
そして、前席膨張部41及びフロントピラー21の後端部21aの後部及び下部に沿って、下流端が下端部41aに対向して開口する後側導管部48を配置することで、この後側導管部48に導入されたガスを前席膨張部41の下端部41aと迅速に導くことができる。したがって、前席膨張部41を、前側導管部47及び後側導管部48によって、より迅速にフロントピラー21の下方へと展開させることができる。
なお、上記の一実施の形態において、エアバッグ本体部34は、3つ以上の膨張部を有していてもよいし、1つの膨張部のみを有していてもよい。
また、ガス導入部36は、例えばエアバッグ本体部34の上部の後端部に設けてもよい。
本発明は、例えば自動車の側部の窓部に沿って取り付けられ展開することで乗員を保護するエアバッグに適用できる。
10 エアバッグ
11 車体
12 車室
13 ルーフサイド部
21 ピラー部としてのフロントピラー
21a 後端部
34 エアバッグ本体部
36 ガス導入部
41 膨張部としての前席膨張部
41a 下端部
47 導管部としての前側導管部

Claims (2)

  1. 車体の側部の車室に臨むルーフサイド部に沿って折り畳まれた状態で収納されるとともに、ガスの導入により、前記ルーフサイド部から前側下方に延びるピラー部の少なくとも一部を含む前記車室の側部を覆うように下方に向かって膨張展開可能な袋状のエアバッグ本体部を備え、
    前記エアバッグ本体部は、
    上部に設けられガスを導入するガス導入部と、
    折り畳まれた状態からこのガス導入部から導入されたガスによって膨張し、前記ピラー部の後端部の下方を含む位置へと下端部が展開する膨張部と、
    前記ピラー部の後端部よりも前方に位置し、このピラー部と交差する方向に沿って少なくとも一部が設けられ、前記ガス導入部から導入されたガスを前記膨張部の下端部へと導く導管部とを有している
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. 導管部は、膨張部の上部及び前端部に沿って位置している
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
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