JP2014023299A5 - - Google Patents

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上記課題を解決するために、請求項1の電動モータは、円弧状のヨーク部と前記ヨーク部から径方向内側に突出するティース部とを有して、回転軸線回りに環状に配置される複数のステータコアと、前記各ステータコアを覆うインシュレータと、前記各ステータコアの前記ティース部に前記インシュレータ上から多層に導線を巻回することにより設けられたコイルと、を備えてハウジング内に固定されたステータと、前記ステータの前記ティース部の内側先端の磁極部で形成される内周面と対向しながら前記ハウジングで回転可能に支承された前記回転軸線上のロータと、を備えた電動モータにおいて、前記インシュレータは、前記回転軸線の方向の側面外周に形成され前記導線の直径にほぼ等しいピッチで平行に配列されて前記コイルをガイドするガイド溝と、前記回転軸線方向の両端部において、前記電動モータの外径側および内径側に一体形成され、前記導線の積層方向に突出して設けられるとともに、前記導線の巻き付け位置を規制し前記コイルに当接する突出部と、を有し、前記インシュレータの少なくとも一端部において、前記導線が前記ガイド溝に向かうように傾斜した外径側前記突出部の当接部位の先端部と前記コイルとの間に前記ガイド溝の前記ピッチの1/2の隙間を有し、内径側前記突出部の内径側面が前記コイルの内径側端部とほぼ同一になるように形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、電動モータのステータコアのティース部を覆うインシュレータの突出部は回転軸の径方向に外径側突出部の先端部とコイル外径側端部との間に1/2ピッチの隙間を設けるように形成され、内径側突出部の内径側面とコイル内径側端部とは径方向にほぼ同じ高さになるように形成されているので、外径側での巻き始めの導線の干渉、および内径側で導線が内径側突部に乗り上げることが抑制される。その結果、インシュレータの突部にかかる応力が減少し、インシュレータの破損を防止できる。
以下、本発明の実施形態の一例として、電動パワーステアリング装置に使用される電動モータについて、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動モータの概略構成を示す縦断面図である。電動モータ(以下、ブラシレスモータという)1は、インナロータ型のブラシレスモータである。図1に示すように、ブラシレスモータ1は、回転軸2に同行回転可能に連結された環状のロータ3と、ロータ3の周囲を取り囲む環状のステータ4と、ロータ3およびステータ4を収容する第1のハウジング16と第2のハウジング17とで構成される筒状のハウジング(以下、モータハウジングという)5とを備えている。例えば、コラムアシストタイプEPS用モータの場合、図1中、ブラシレスモータ1の軸線方向右側に図示しないウォーム減速機、左側に図示しないECUが配置されている。
ステータ4は、環状のステータコア8と、このステータコア8に巻回された複数のコイル9とを含む。ステータコア8は、電磁鋼板を打ち抜いて所定の形状に形成された複数枚の薄板がロータ3の回転軸2の軸線方向に積層固定された積層体である。すなわち、ステータコア8は、鉄を含む材料により形成されている。電磁鋼板としては、例えば、表面に絶縁処理が施された珪素鋼板等を用いることができる。
ブラシレスモータ1は、第1のハウジング16の第1の筒状部19の軸線方向左端から第1の筒状部19の径方向外方に突出する第3のフランジ部28により、例えば、コラムアシストタイプの電動パワーステアリング装置において、図示しないウォーム減速機に取り付け固定され、回転軸2に取り付けられたトルクを伝達するボス33を介してウォーム軸回転軸に結合されている。
次に、コイル9(図1参照)が設けられる前のステータ4の図を示す。図2は、図1のステータの概略構成を示す平面図である。ステータ4では、複数(本実施形態では、12個)のステータコア8のティース部11が、状の外部(ヨーク部)10から回転軸2(図1参照)に向って突出して設けられており、各ティース部11の内側先端には、回転軸を中心として周方向において両側に広がる磁部12が設けられる。積層された各ティース部11の回転軸2の軸線方向の長さは、ティース部11の周方向の幅よりも大きく、また、周方向における各ティース部11の両側面は、回転軸2の軸線方向に平行とされる。
各インシュレータ31は、図2に示すように、ティース部11の上端を覆うヨーク部10において、コイル9を形成するコイル線(導線、後述する)の直径にほぼ等しいピッチにて平行に配列されてコイル線の巻き付け位置を規制する複数のガイド溝14を備えている。複数のガイド溝14は、回転軸2に平行であってティース部11の回転軸中心J1に向って垂直な面に対して平行に設けられる。1つのガイド溝14は、軸線方向にティース部11の一方側の端面および両側面にわたって連続して形成されている。また、ティース部11の図示しない反対側の端面および両側面にわたってもガイド溝14が連続して形成されている。
次に、図3および図4は、図2中において最も上側に位置するインシュレータ31近傍を拡大して示す図である。図3は、インシュレータを示す平面図、図4は、インシュレータを示す側面図である。インシュレータ31は、ティース部11の軸線方向における中央から一方側(図1中、左側)を覆う複数のガイド溝14が設けられた樹脂成形品である第1インシュレータ31aおよび第1インシュレータ31aを反転して配置した他方側(図1中、右側)を覆う第2インシュレータ31bからなり、分割された第1,2インシュレータ31a,31bが軸線方向両側からティース部11(図2参照)に嵌め込まれて形成されている。ここで、第1インシュレータ31aは、コイル線13の巻き始め、および巻き終り側のインシュレータである。
コイル9が形成される際には、図3に示す第1インシュレータ31aの端部において、1段目のコイル線13が左側から右側へとガイド溝14に沿って第1インシュレータ31aに巻き付けられる(図3中、一点鎖線にて示す)。ここで、各コイル線13はガイド溝14のピッチに等しく内径側にずれた傾きをもって平行に巻き付けられる。これにより、各コイル線13は、第1インシュレータ31aの外周を1周する毎に1ピッチ分だけ内径方向に移動するように巻回される。続いて、2段目のコイル線13が1段目のコイル線13と交差して巻き付けられる。また、第1インシュレータ31aとは反対側の第2インシュレータ31bの端部において、各コイル線13はガイド溝14に沿って水平方向に巻き付けられる。
図3、4に示すように、第1インシュレータ31aの端部には、複数のガイド溝14上に軸線方向に積層されるコイル線13が側方に崩れることを防止するための2つの側壁(突出部)26,27が設けられている。以下、インシュレータ31の外径側に設けられた側壁を外径側壁26といい、内径側に設けられた側壁を内径側壁27という。側壁26,27は、コイル線13の積層方向である軸線方向に延びている。
図3に示すように、第1インシュレータ31aの外径側壁26は、径方向内側にそれぞれ傾斜した当接部位34,35を備えている。図3の一点鎖線に示すように、巻き始めにおいて、当接部位34はコイル線13がガイド溝14に向かうように傾斜している。当接部位35は逆方向に同角度に傾斜し、巻き終りのコイル線13をガイドする。この内面の当接部位34,35の頂点(先端部)がコイル9の外径側端部との間にガイド溝14のピッチのほぼ1/2の隙間を有している。また、内径側壁27は、回転軸中心J1に向かって垂直な径方向外側の内径側面Cの水平面Dがコイル9の内径側端部とほぼ同一の高さになるように形成されている。コイル9の1段目は、巻き始めのコイル線13が当接部位34と接し、最終列のコイル線13が当接部位36と接して巻回方向(図3中、右方向)にガイドされる。また、4段目は、巻き終りのコイル線13が当接部位35と接してガイドされ取り出される。
さらに、図4に示すように、第1インシュレータ31aの端部において、コイル線13は1周毎に内径方向に次の列に移って巻回され、コイル線13が係合する係合部15は、ガイド溝14がない平面状に形成されている。1段目の各コイル線13は、周回ごとに第1インシュレータ31a端部の平面状の係合部15に接して、ガイド溝14のピッチにて傾斜して平行に配列され、隣接するコイル線13と互いに接するように隙間なく巻回される(図4中、一点鎖線にて示す)。巻回方向に導かれたコイル線13は、第1インシュレータ31a側面に軸線方向と平行に設けられたガイド溝14に沿って図4中右方向へ延びて巻回されている。そして、図3中の巻き始めの一点鎖線と巻き終りの一点鎖線とは、先端部P付近で交差する位置Eをなすようにステータコア8(図2参照)に巻回される。
上記構成によれば、第1インシュレータ31aの外径側壁26は、径方向内側にそれぞれ傾斜した当接部位34,35を備え、巻き始めにおいて、当接部位34はコイル線13がガイド溝14に向かうように傾斜し、当接部位35は逆方向に同角度に傾斜し、巻き終りのコイル線13をガイドする。この内面の当接部位34,35の先端部Pがコイル9の外径側端部Bとの間にガイド溝14のピッチdのほぼ1/2の隙間を有している。また、内径側壁27は、径方向外側に内径側面Cの水平面Dがコイル9の内径側端部Aとほぼ同一の高さhになるように形成されている。さらに、第1インシュレータ31aの端部において、コイル線13は1周毎に内径方向に次の列に移って巻回され、コイル線13が係合する係合部15は、ガイド溝14がない平面状に形成されている。1段目の各コイル線13は、周回ごとに第1インシュレータ31a端部の平面状の係合部15に接して、ガイド溝14のピッチdにて傾斜して平行に配列され、隣接するコイル線13と互いに接するように隙間なく巻回される。巻回方向に導かれたコイル線13は、第1インシュレータ31a側面に軸線方向と平行に設けられたガイド溝14に沿って巻回されている。そして、巻き始めのコイル線14と巻き終りのコイル線14とは、先端部P付近で交差する位置Eをなすようにステータコア8に巻回される。
これにより、外径側での巻き始めのコイル線13が1段目のコイル線13に干渉、および内径側で最終列のコイル線13が内径側壁27に乗り上げることが抑制される。その結果、第1インシュレータ31aの外径側壁26および内径側壁27にかかる応力が減少し、インシュレータ31aの破損を防止できる。また、コイル線13の巻き崩れを抑制し整列して巻回できる。その結果、コイル9の占積率が向上し、ブラシレスモータ1を小型化できるとともに、ブラシレスモータ1の性能向上につながる。
1:ブラシレスモータ(電動モータ)、2:回転軸、3:ロータ、4:ステータ、
5:モータハウジング、6:ロータコア、7:永久磁石、8:ステータコア、
9:コイル、10:ヨーク部、11:ティース部、12:磁極部、
13:コイル線(導線)、14:ガイド溝、15:係合部、16:第1のハウジング、
17:第2のハウジング、19:第1の筒状部、20,25,28:フランジ部、
21a,21b:挿通孔、22a,22b:環状部、23,29:軸受保持部、
24:第2の筒状部、26:外径側壁(突出部)、27:内径側壁(突出部)
30:バスバー、31:インシュレータ、31a,31b:第1,第2インシュレータ、32:レゾルバ、33:ボス、34,35:外径側壁の当接部位、
36:内径側壁の当接部位、37,38:軸受、J1:回転軸中心
d:ピッチ、A:コイル内径側端部、B:コイル外径側端部、C:内径側面、
D:内径側面の水平面、E:巻き始めと巻き終りの交点、P:先端部、
Z:コイルの積層方向である軸線方向

Claims (1)

  1. 円弧状のヨーク部と前記ヨーク部から径方向内側に突出するティース部とを有して、回転軸線回りに環状に配置される複数のステータコアと、
    前記各ステータコアを覆うインシュレータと、
    前記各ステータコアの前記ティース部に前記インシュレータ上から多層に導線を巻回することにより設けられたコイルと、を備えてハウジング内に固定されたステータと、
    前記ステータの前記ティース部の内側先端の磁極部で形成される内周面と対向しながら前記ハウジングで回転可能に支承された前記回転軸線上のロータと、を備えた電動モータにおいて
    前記インシュレータは、前記回転軸線の方向の側面外周に形成され前記導線の直径にほぼ等しいピッチで平行に配列されて前記コイルをガイドするガイド溝と、
    前記回転軸線方向の両端部において、前記電動モータの外径側および内径側に一体形成され、前記導線の積層方向に突出して設けられるとともに、前記導線の巻き付け位置を規制し前記コイルに当接する突出部と、を有し、
    前記インシュレータの少なくとも一端部において、前記導線が前記ガイド溝に向かうように傾斜した外径側前記突出部の当接部位の先端部と前記コイルとの間に前記ガイド溝の前記ピッチの1/2の隙間を有し、内径側前記突出部の内径側面が前記コイルの内径側端部とほぼ同一になるように形成されていることを特徴とする電動モータ。
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