JP2014022873A - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】丸みを帯びた筐体であっても、その厚さを厚くすることなくセンサ部を配置できるようにする。
【解決手段】筐体3の湾曲面に形成した内側凹部10に内側センサ窓11を形成する。筐体3の少なくとも一部を外側センサ窓13を有する外側凹部12が形成されたリアカバー4で覆う。指紋センサ15を筐体3の厚さ方向に対して傾斜して配置し、内側センサ窓11及び外側センサ窓13から露出させる。
【選択図】図1
【解決手段】筐体3の湾曲面に形成した内側凹部10に内側センサ窓11を形成する。筐体3の少なくとも一部を外側センサ窓13を有する外側凹部12が形成されたリアカバー4で覆う。指紋センサ15を筐体3の厚さ方向に対して傾斜して配置し、内側センサ窓11及び外側センサ窓13から露出させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、センサ部を有する携帯端末に関するものである。
従来より、指紋センサなどのセンサ部を有する携帯端末が知られている。例えば、特許文献1のように、筐体の外面に配置され、該筐体の外面に略垂直な回転軸を中心に回転可能な回転部と、回転部の表面に第1方向に延びて配置され、該第1方向に略直交する第2方向への指の動きから指紋を読み取る指紋センサとを有する携帯電子機器が知られている。
従来よりセンサ部を有する携帯端末では、センサ部は、側面又は背面に配置されることが知られている。
しかしながら、このように側面にセンサ部を設けようとすると、筐体の角部を大きく丸めることができず、弁当箱型となり、さわり心地や見た目が悪くなる。
一方、背面にセンサ部を設けると、センサ部及びその周辺部品の厚みが携帯端末の厚みに大きく影響するという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、丸みを帯びた筐体であっても、その厚さを厚くすることなくセンサ部を配置できるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、センサ部を筐体の湾曲部に斜めに配置した。
具体的には、第1の発明では、筐体の湾曲面に形成した内側凹部の内側センサ窓から露出するセンサ部と、
上記筐体の少なくとも一部を覆い、上記センサ部を露出させる外側センサ窓を有する外側凹部が形成された蓋部材とを備えており、
上記センサ部は、上記筐体の厚さ方向に対して傾斜して配置されている。
上記筐体の少なくとも一部を覆い、上記センサ部を露出させる外側センサ窓を有する外側凹部が形成された蓋部材とを備えており、
上記センサ部は、上記筐体の厚さ方向に対して傾斜して配置されている。
上記の構成によると、センサ部を筐体の厚さ方向に対して傾斜して配置したので、筐体全体の厚さの増加が抑えられると共に、筐体に丸みを設けることができるので、外観や触感がよい。
第2の発明では、第1の発明において、
上記内側センサ窓は、上記外側センサ窓よりも内側寸法が大きく、
上記内側センサ窓の周縁奥側面にセンサ部のフレキシブル基板が貼り付けられている。
上記内側センサ窓は、上記外側センサ窓よりも内側寸法が大きく、
上記内側センサ窓の周縁奥側面にセンサ部のフレキシブル基板が貼り付けられている。
上記の構成によると、外側センサ窓を蓋部材における周辺よりも凹んだ外側凹部に設けると共に、内側センサ窓よりも小さくすることで、外圧がセンサ部に加わりにくくなる。
第3の発明では、第2の発明において、
上記蓋部材の裏面には、上記内側凹部に連続して外部に連通する排水用溝部が形成されている。
上記蓋部材の裏面には、上記内側凹部に連続して外部に連通する排水用溝部が形成されている。
上記の構成によると、外側センサ窓から浸入した液体は、蓋部材裏面に形成されて内側センサ窓周縁の内側凹部に連続する排水用溝部を通って外部に排出される。
第4の発明では、第1乃至第3のいずれか1つの発明において、
上記筐体の正面側に収容された表示部と、
上記表示部の背面側に配置された充電池と、
上記充電池の背面側に配置され、該充電池よりも幅の狭いメイン基板とを備え、
上記蓋部材は、上記メイン基板を背面側から覆い、
上記センサ部は、上記メイン基板に接続されている。
上記筐体の正面側に収容された表示部と、
上記表示部の背面側に配置された充電池と、
上記充電池の背面側に配置され、該充電池よりも幅の狭いメイン基板とを備え、
上記蓋部材は、上記メイン基板を背面側から覆い、
上記センサ部は、上記メイン基板に接続されている。
上記の構成によると、充電池が表示部とメイン基板との間の筐体の厚さ方向中間に設けられているので、筐体の角部を丸めても充電池の幅を小さくする必要がない。このため、充電池が大きく、見映えのよい携帯端末が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、センサ部を筐体の湾曲面に、その厚さ方向に対して傾斜させて配置したことにより、丸みを帯びた筐体であっても、その厚さを厚くすることなくセンサ部を配置できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の実施形態の携帯端末としての携帯電話機1(スマートフォン)を示し、この携帯電話機1は、正面側に表示部2を収容する筐体3を有し、その筐体3の背面側が周縁が湾曲した皿形の蓋部材としてのリアカバー4で覆われている。
筐体3は、図1に拡大して示すように、正面側キャビネット3aと背面側キャビネット3bとを有し、正面側キャビネット3aの中央には、ステンレス鋼板、アルミニウム鋼板などよりなる板金プレート5がインサート成形されている。
上記表示部2は、ガラスカバー、タッチパネル、液晶ディスプレイ等を含み、板金プレート5の正面側に収容されている。表示部2の背面側、つまり板金プレート5の背面側には、充電池6が設けられている。例えば、充電池6は、図示しない両面テープで板金プレート5に貼り付けられている。この充電池6の背面側に充電池6よりも幅の狭いメイン基板7が配置されている。メイン基板7の背面側には、回路部品8が設けられている。リアカバー4は、メイン基板7及び回路部品8を背面側から覆っている。
背面側キャビネット3bの周縁の角部は、図1に示すように丸められており、それに合わせてリアカバー4の角部も丸められている。そして、図3にも示すように、背面側キャビネット3bの背面から見て右側の湾曲面には、上下方向の長い内側凹部10が凹陥されている。内側凹部10の左右中央には、上下方向に長い内側センサ窓11が開口されている。
これに対応させてリアカバー4は、上下方向に長く、幅が内側凹部10よりも広い外側凹部12が形成されている。外側凹部12の左右中央には、内側センサ窓11に対応する上下方向に長い外側センサ窓13が形成されている。上記内側センサ窓11の内側寸法(左右幅W1)は、外側センサ窓13の内側寸法(左右幅W2)よりも大きくなっている(W1>W2)。そして、内側センサ窓11の周縁の正面側に例えば防水性の両面テープ等よりなる矩形枠状の防水テープ14によってセンサ部としての指紋センサ15のフレキシブル基板16が正面側から貼り付けられている。フレキシブル基板16は、矩形板状のベース部17に貼り付けられてメイン基板7に電気的に接続されている。指紋センサ15は、筐体3の厚さ方向に対して傾斜して配置されている。そして、この指紋センサ15が内側センサ窓11及び外側センサ窓13から背面側へ露出している。
また、リアカバー4の裏面には、内側凹部10に連続すると共に外部に連通する排水用溝部18が形成されている。排水用溝部18の構成は、特に限定されないが、例えば、図5に概略を示すように、水などの液体がメイン基板7側へ流れ込まないようにしながら背面側キャビネット3b背面との間の隙間を通って、この背面側キャビネット3bとリアカバー4との間から液体を排出できるように、リアカバー4に一体に排水用溝部18を形成すればよい。図1に示すように、内側センサ窓11の左右幅W1を外側センサ窓13の左右幅W2よりも大きくしたので段差ができ、携帯電話機1を水平に持ったときに内側センサ窓11に溜まった液体が、排水用溝部18側へ流れやすくなっている。
このように、指紋センサ15を筐体3の厚さ方向に対して傾斜して配置したので、筐体3全体の厚さの増加が抑えられると共に、筐体3に丸みを設けることができるので、外観や触感がよい。
また、内側センサ窓11の幅W1よりも外側センサ窓13の幅W2を小さくすることで、外圧が指紋センサ15に加わりにくい。また、他の部分よりも低くなった外側凹部12の外側センサ窓13から指紋センサ15を覗かせているので、さらに指紋センサ15に外圧が加わりにくくなっている。
また、充電池6が表示部2とメイン基板7との間の厚さ方向中間に設けられているので、筐体3の角部を丸めても充電池6の幅を小さくする必要がない。このため、充電池6が大きく、見映えのよい携帯電話機1が得られる。
また、外側センサ窓13から浸入した液体は、内側センサ窓11周縁の内側凹部10に連続する排水用溝部18を通って外部に排出されるので、液体がメイン基板7側に入り込むのが防止される。
したがって、本実施形態に係る携帯電話機1によると、丸みを帯びた筐体3であっても、その厚さを厚くすることなく指紋センサ15を配置できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、センサ部として指紋センサの例を説明したが、これ以外のセンサ部でもよく、また、電源キーなどのキー又はスイッチを設けてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、指紋センサなどのセンサ部を有する携帯電話機などの携帯端末について有用である。
1 携帯電話機(携帯端末)
2 表示部
3 筐体
3a 正面側キャビネット
3b 背面側キャビネット
4 リアカバー(蓋部材)
5 板金プレート
6 充電池
7 メイン基板
8 回路部品
10 内側凹部
11 内側センサ窓
12 外側凹部
13 外側センサ窓
14 防水テープ
15 指紋センサ(センサ部)
16 フレキシブル基板
17 ベース部
18 排水用溝部
2 表示部
3 筐体
3a 正面側キャビネット
3b 背面側キャビネット
4 リアカバー(蓋部材)
5 板金プレート
6 充電池
7 メイン基板
8 回路部品
10 内側凹部
11 内側センサ窓
12 外側凹部
13 外側センサ窓
14 防水テープ
15 指紋センサ(センサ部)
16 フレキシブル基板
17 ベース部
18 排水用溝部
Claims (4)
- 筐体の湾曲面に形成した内側凹部の内側センサ窓から露出するセンサ部と、
上記筐体の少なくとも一部を覆い、上記センサ部を露出させる外側センサ窓を有する外側凹部が形成された蓋部材とを備えており、
上記センサ部は、上記筐体の厚さ方向に対して傾斜して配置されている
ことを特徴とする携帯端末。 - 請求項1に記載の携帯端末において、
上記内側センサ窓は、上記外側センサ窓よりも内側寸法が大きく、
上記内側センサ窓の周縁奥側面にセンサ部のフレキシブル基板が貼り付けられている
ことを特徴とする携帯端末。 - 請求項2に記載の携帯端末において、
上記蓋部材の裏面には、上記内側凹部に連続して外部に連通する排水用溝部が形成されている
ことを特徴とする携帯端末。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の携帯端末において、
上記筐体の正面側に収容された表示部と、
上記表示部の背面側に配置された充電池と、
上記充電池の背面側に配置され、該充電池よりも幅の狭いメイン基板とを備え、
上記蓋部材は、上記メイン基板を背面側から覆い、
上記センサ部は、上記メイン基板に接続されている
ことを特徴とする携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012158561A JP2014022873A (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012158561A JP2014022873A (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 携帯端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014022873A true JP2014022873A (ja) | 2014-02-03 |
Family
ID=50197324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012158561A Pending JP2014022873A (ja) | 2012-07-17 | 2012-07-17 | 携帯端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014022873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016072655A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 京セラ株式会社 | 携帯端末 |
KR20170005755A (ko) * | 2015-07-06 | 2017-01-16 | 삼성전자주식회사 | 글래스 커버를 포함하는 전자 장치 |
-
2012
- 2012-07-17 JP JP2012158561A patent/JP2014022873A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016072655A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 京セラ株式会社 | 携帯端末 |
KR20170005755A (ko) * | 2015-07-06 | 2017-01-16 | 삼성전자주식회사 | 글래스 커버를 포함하는 전자 장치 |
KR102523907B1 (ko) * | 2015-07-06 | 2023-04-21 | 삼성전자주식회사 | 글래스 커버를 포함하는 전자 장치 |
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