JP2014021467A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感光体と、帯電手段と、静電潜像を形成する潜像形成手段と、感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、潜像形成手段による感光体の表面の露光位置と現像手段の現像位置の間で感光体の表面電位を検出する電位検出手段とを備え、電位検出手段が、感光体上の露光された点の表面電位を検出するものであり、露光された点の表面電位を検出するときの露光から表面電位検出までの時間を通常画像形成時よりも長くし、電位検出手段により検出された感光体の表面電位と検出された感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて通常画像形成時の露光量を決定する。
【選択図】図4
Description
回転駆動される感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間で前記感光体の表面電位を検出する電位検出手段と、を備え、
前記電位検出手段が、前記感光体上の露光された点の表面電位を検出するものであり、前記露光された点の表面電位を検出するときの露光から表面電位検出までの時間を通常画像形成時よりも長くし、前記電位検出手段により検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて通常画像形成時の露光量を決定する、
ことを特徴とする。
前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が、通常画像形成時の露光から現像位置までの時間になる条件で前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする。
前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体の回転速度を通常画像形成時の回転速度よりも減じた複数の回転速度で回転駆動し、前記感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が、通常画像形成時の露光から表面電位検出までの時間より長くなる条件を選択して前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする。
前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が露光されて光励起された電荷が前記感光体の表面に到達するまでに必要とされる時間になる条件で前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする。
回転駆動される感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
前記感光体に形成されたトナー像を前記記録媒体上に転写した後、前記感光体の表面に光を照射して除電する除電手段と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間に前記感光体の表面電位を検出する電位検出手段と、を備え、
前記電位検出手段が、前記除電手段と前記帯電手段と前記露光手段と前記転写手段とをOFF状態として通常画像形成時の画像形成プロセス速度で回転駆動した次のサイクルで検出した表面電位に基づいて、前記電位検出手段により検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて、通常画像形成時の露光量を決定する、
ことを特徴とする。
コンピュータに、
感光体を回転駆動する機能と、
前記感光体を帯電する機能と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成機能と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像機能と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写機能と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間で前記感光体上の露光された点の表面電位を検出し、前記露光された点の表面電位を検出するときの露光から表面電位検出までの時間を通常画像形成時よりも長くし、検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて通常画像形成時の露光量を決定する機能と、
を実現する
ことを特徴とする。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された用紙送り装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30と、操作情報部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像情報を生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて用紙送り装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
現像装置14各々は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙は、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙は、一対の定着ベルト171と加圧ローラ172により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
尚、用紙の両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙の表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙は、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
図2は本実施形態に係る画像形成部10の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示したように、画像形成部10は、感光体ドラム131、帯電器132、露光装置12、現像装置14、電位検出センサ18、転写装置15の他に、これら各部の制御を司るシステム制御装置11と、感光体ドラム131および現像装置14の現像ローラ142を回転駆動する駆動部60とを備えている。
システム制御装置11は、電源制御部101、露光制御部102、計時部103、回転制御部104を備え、ROMには、レーザービーム光量制御テーブルを記憶している。
システム制御装置11は、画像形成部10が備える露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、電位検出センサ18等に対して、動作制御指示を与える。
又、システム制御装置11は、画像形成部10が備える電源制御部101に対して、動作制御指示を与える。すなわち、電源制御部101が帯電器132、現像装置14、転写装置15等への給電を行うか否かを決定し、その決定結果を当該電源制御部101に対して指示する。
(2.1)露光部電位の制御
感光体ドラム131の露光後の表面電位について図面を参照しながら説明する。
図7(a)は、比較例の画像形成装置100における作像部の画像形成部材の配置を説明するための模式図である。図7(b)は、感光体ドラム131が帯電器132によって、一様に帯電された後、露光装置12からのレーザービームLBによって露光された場合の表面電位の推移を露光からの経過時間との関係で示すグラフである。
そのために、現像部での露光部電位(VL)を所望の範囲に電位制御することが行われている。具体的には、電位検出センサ18で検出された露光後の感光体ドラム131の表面電位に基づいて、露光装置12のレーザービーム光量を制御する。
一方、画像形成装置の小型化の要請から、感光体ドラム131の直径が小さい場合、感光体ドラム131の周囲に配置される画像形成部材の配置には制限が発生し、更に高速化のために、感光体ドラム131の回転速度(画像形成プロセス速度)が高く設定された場合、感光体ドラム131の電荷発生層131c(図5参照)で光励起した電荷が感光体ドラム131表面まで移動する必要時間に対し、露光から電位検出センサ18までの時間が十分確保できないといった問題がある。
以下、感光体ドラム131の直径を80mm、感光体ドラム131の回転速度(画像形成プロセス速度)を500mm/sとして、比較例の画像形成装置100における電位制御について、図7(b)を参照しながら説明する。
本実施形態に係る画像形成装置1は、比較例の画像形成装置100に対して、更に感光体ドラム131の回転速度可変手段の一例として回転速度制御部104を備え、感光体ドラム131の速度を通常画像形成時よりも減じた条件で検出した表面電位(V1)に基づいて、通常画像形成時の露光装置12のレーザービーム光量を決定する。
図3(a)は、画像形成装置1における作像部の画像形成部材の配置と感光体ドラム131の回転を説明するための模式図、図3(b)は、感光体ドラム131の表面電位の推移を露光からの経過時間との関係で示すグラフである。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置1の電位制御の動作の一例を示したフローチャートである。
具体的には、500mm/sから250mm/sへ画像形成プロセス速度を減速し、露光位置(A)から電位検出センサ18の配置位置(B)までの時間(t1)は、t1=33msとなる。
その後、t2時間経過後、電位検出センサ18で露光後の感光体ドラム131の表面電位(V1)を測定し、記憶部に記憶する(S106)。
尚、通常画像形成時の露光装置12のレーザービーム光量は、変更された画像形成プロセス速度と通常画像形成時の画像形成プロセス速度の比を乗じて決定される。
本実施形態に係る画像形成装置1が、印刷ジョブの処理を行うために複数の画像形成プロセス速度を有する場合には、回転速度制御部104は、複数の画像形成プロセス速度で感光体ドラム131を回転駆動し、それぞれの画像形成プロセス速度で露光後の感光体ドラムの表面電位を測定し、記憶部に記憶する(S106)。
図5は、感光体ドラム131の層構成を示す断面模式図である。
感光体ドラム131は、図6に示すように、導電性基体131aと、下引層131bと、電荷発生層131c及び電荷輸送層131dとから構成されている。
露光位置(A)から電位検出センサ18の配置位置(B)までの時間(t1)が、露光された感光体ドラム131の電荷発生層131cで光励起された電荷(正孔)が電荷輸送層131dを通過して感光体ドラム131の表面に到達し、露光部の表面電位が安定するまでに必要とされる時間(トランジットタイム)と等しくなるように、画像形成プロセス速度を変更する(S104)こともできる。
そして、S106で測定された感光体ドラム131の表面電位が、予め設定された感光体ドラム131の表面電位(V0)と等しくなるように、通常画像形成時の露光装置12のレーザービーム光量を決定する(S109)こともできる。
従って、感光体ドラム131の光励起した電荷が感光体ドラム131表面まで移動する必要時間に対し、露光から電位検出センサまでの時間が十分確保できない高速領域に於いても、画像形成のための現像部での潜像を精度良く制御することができる。
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、一旦光除電、帯電、露光した感光体ドラム131を、転写電圧印加、除電装置点灯、帯電電圧印加、露光を停止して通常画像形成時の画像形成プロセス速度で回転駆動した次のサイクルで検出した表面電位に基づいて、通常画像形成時の露光装置12のレーザービーム光量を決定する。
従って、本実施形態の画像形成装置1Aの基本構成は第1実施形態の画像形成装置1と同様であり、第1実施形態の画像形成装置1と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
画像形成装置1Aは、印刷ジョブを受け付けると、システム制御装置11が、露光装置12のスキャナモータ(不図示)を起動するとともに、駆動部60に駆動制御信号を出力し、感光体ドラム131および現像装置14の現像ローラ142の回転駆動を開始させ、同時に除電装置ELを点灯させる(S201)。
その後、電位検出センサ18で露光後の感光体ドラム131の表面電位(V1)を測定し、記憶部に記憶する(S207)。
すなわち、光励起された電荷が感光体ドラム131表面へ充分に到達した2周目の表面電位を検出して通常画像形成時の露光装置12のレーザービーム光量を決定する。
従って、感光体ドラム131の光励起した電荷が感光体ドラム131表面まで移動する必要時間に対し、露光から電位検出センサ18までの時間が十分確保できない高速領域に於いても、画像形成のための現像部での潜像を精度良く制御することができる。
10・・・画像形成部
11・・・システム制御装置
101・・・電源制御部
102・・・露光制御部
103・・・計時部
104・・・画像出力部
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
131・・・感光体ドラム
132・・・帯電器
14・・・現像装置
142・・・現像ローラ
15・・・転写装置
151・・・中間転写ベルト
152・・・一次転写ローラ
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
18・・・電位検出センサ
20・・・用紙送り装置
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部
60・・・駆動部
EL・・・除電装置
Claims (6)
- 回転駆動される感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間で前記感光体の表面電位を検出する電位検出手段と、を備え、
前記電位検出手段が、前記感光体上の露光された点の表面電位を検出するものであり、前記露光された点の表面電位を検出するときの露光から表面電位検出までの時間を通常画像形成時よりも長くし、前記電位検出手段により検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて通常画像形成時の露光量を決定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が通常画像形成時の露光から現像位置までの時間になる条件で前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体の回転速度を通常画像形成時の回転速度よりも減じた複数の回転速度で回転駆動し、感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が通常画像形成時の露光から表面電位検出までの時間より長くなる条件を選択して前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記感光体の回転速度を変更する速度変更手段を更に備え、
前記感光体上任意の点の露光から表面電位検出までの時間が露光されて光励起された電荷が前記感光体の表面に到達するまでに必要とされる時間になる条件で前記感光体の表面電位を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 回転駆動される感光体と、
前記感光体を帯電する帯電手段と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
前記感光体に形成されたトナー像を前記記録媒体上に転写した後、前記感光体の表面に光を照射して除電する除電手段と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間に前記感光体の表面電位を検出する電位検出手段と、を備え、
前記電位検出手段が、前記除電手段と前記帯電手段と前記露光手段と前記転写手段とをOFF状態として通常画像形成時の画像形成プロセス速度で回転駆動した次のサイクルで検出した表面電位に基づいて、前記電位検出手段により検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて、通常画像形成時の露光量を決定する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - コンピュータに、
感光体を回転駆動する機能と、
前記感光体を帯電する機能と、
帯電した前記感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成機能と、
前記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像機能と、
前記感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写機能と、
前記潜像形成手段による前記感光体の表面の露光位置と前記現像手段の現像位置の間で前記感光体上の露光された点の表面電位を検出し、前記露光された点の表面電位を検出するときの露光から表面電位検出までの時間を通常画像形成時よりも長くし、検出された前記感光体の表面電位と検出された前記感光体の表面電位における露光量との対応関係に基づいて通常画像形成時の露光量を決定する機能と、
を実現するためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012163321A JP2014021467A (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 画像形成装置及びプログラム |
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JP2012163321A JP2014021467A (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 画像形成装置及びプログラム |
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Family Applications (1)
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JP2012163321A Pending JP2014021467A (ja) | 2012-07-24 | 2012-07-24 | 画像形成装置及びプログラム |
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JP (1) | JP2014021467A (ja) |
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2012
- 2012-07-24 JP JP2012163321A patent/JP2014021467A/ja active Pending
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