JP2014020679A - 蓄熱装置及びそれを備えた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄熱槽の樹脂材料の使用量を削減し、省資源化に優れた蓄熱装置を提供する。
【解決手段】圧縮機6と外接するように配置される蓄熱装置31であって、圧縮機6で発生した熱を蓄熱する蓄熱材36と、蓄熱材36を充填した蓄熱槽32とを備え、蓄熱槽32は、筒状に予備成形した薄肉樹脂60を側壁59とし、薄肉樹脂60部の下方開口部(図示せず)を閉塞する樹脂の底部61と、薄肉樹脂60部の上方開口部(図示せず)を閉塞する蓋48を支持固定する樹脂製のフランジ部62を同時成形により形成したもので、蓄熱槽32を薄肉樹脂60で構成することにより樹脂材料の使用量を削減し省資源化に貢献する。また筒状に予備成形した薄肉樹脂60を側壁59として底部61とフランジ部62を同時成形することにより製作工程を削減することが出来る。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機の暖房運転時に、蓄えた熱を利用することにより除霜運転時における室温低下の抑制や暖房立ち上がり特性の改善を図ることができる蓄熱装置と、その蓄熱装置を備えた空気調和機に関するものである。
従来、ヒートポンプ式の空気調和機では、暖房運転時に室外熱交換器に霜が付着した場合に、暖房サイクルから冷房サイクルに四方弁を切り替えて除霜を行っている。この除霜方式では、室内ファンは停止するものの、室内機から冷気が徐々に放出されることから暖房感が失われるという欠点があった。そこで、室外機に設けられた圧縮機に蓄熱装置を配設して、暖房運転中に蓄熱槽に蓄えられた圧縮機の廃熱を利用して除霜するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は上記特許文献1に記載された従来の蓄熱装置の一例を示す分解斜視図である。図10において、従来例として、圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材を収容する蓄熱槽本体を圧縮機の周囲を囲むように配設し、圧縮機と対向する位置に、蓄熱槽本体よりも高い柔軟性を有する密着部材を配設した蓄熱装置が有る。
特開2011−163662号公報
しかしながら、前記従来の蓄熱装置の構成においては、圧縮機から発生する熱の吸収を良くするため密着部材を用いて蓄熱容器を構成しているが、蓄熱槽本体、樹脂の枠体およびシート部材を所定の形状に形成し、樹脂の枠体とシート部材を接合して密着部材を形成し、その密着部材を蓄熱槽に接着するという5つの工程を要する。また直接圧縮機に接しない蓄熱槽本体の材質を枠体との接着性を確保するため枠体と同じ耐熱性の高い高価な材料を使用しなければならずコストがかかる、といった課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、製作工程を削減し、蓄熱槽の樹脂材料の使用量を削減することにより省資源化に優れた蓄熱装置及び空気調和機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の蓄熱装置は、圧縮機と外接するように配置される蓄熱装置であって、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、前記蓄熱材を充填した蓄熱槽とを備え、該蓄熱槽は、筒状に予備成形した薄肉樹脂を側壁とし、前記薄肉樹脂部の下方開口部を閉塞する樹脂の底部と、前記薄肉樹脂部の上方開口部を閉塞する蓋を支持固定する樹脂製のフランジ部を同時成形により形成したもので、蓄熱槽を薄肉樹脂で構成することにより樹脂材料の使用量を削減することにより省資源化に貢献する。また筒状に予備成形した薄肉樹脂を側壁として底部とフランジ部を同時成形することにより製作工程を削減することが出来る。
また、本発明の空気調和機は、圧縮機と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱装置を備え、前記蓄熱装置を前記圧縮機の周囲を囲うように配したもので、従来の蓄熱装置
に比べ、使用される樹脂材料が少ないので、安価な空気調和機を提供することが出来る。
本発明の蓄熱装置は、圧縮機の熱を利用して蓄熱する蓄熱装置において、蓄熱槽の樹脂材料の使用量を削減することにより省資源化に優れたもので、これを空気調和機に搭載することで安価な空気調和機を提供することが出来る。
本発明の実施の形態1における蓄熱装置を備えた空気調和機の構成を示す図 同空気調和機の通常暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式図 同空気調和機の除霜・暖房時の動作及び冷媒の流れを示す模式図 同蓄熱装置を圧縮機に取り付けた状態を示した正面図及び平面図 同蓄熱装置を示す分解斜視図 同蓄熱装置の蓄熱槽を示す斜視図 同蓄熱槽の他の例を示す斜視図 同蓄熱装置の蓄熱熱交換器の他の例を示す斜視図 同蓄熱槽を示す横断面図 従来の蓄熱装置の分解斜視図
第1の発明は、圧縮機と外接するように配置される蓄熱装置であって、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、前記蓄熱材を充填した蓄熱槽とを備え、該蓄熱槽は、筒状に予備成形した薄肉樹脂を側壁とし、前記薄肉樹脂部の下方開口部を閉塞する樹脂の底部と、前記薄肉樹脂部の上方開口部を閉塞する蓋を支持固定する樹脂製のフランジ部を同時成形により形成したもので、蓄熱槽を薄肉樹脂で構成することにより樹脂材料の使用量を削減することにより省資源化に貢献する。また筒状に予備成形した薄肉樹脂を側壁として底部とフランジ部を同時成形することにより製作工程を削減することが出来る。
第2の発明は、特に、第1の発明の側壁の外周面に、圧縮機と接触する面を除き底部からフランジ部に至る1ないし複数本のリブを樹脂で形成したもので、蓄熱槽単品での輸送時や保管時に薄肉樹脂で形成した側壁が変形することを防止することが出来る。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の側壁の内周面に、底部からフランジ部に至る1ないし複数本のリブを樹脂で形成したもので、蓄熱槽に配設した熱交換器と薄肉樹脂からなる側壁との間のギャップを保つスペーサの役目を果たし熱交換器により側壁が傷つくことを防止できる。
第4の発明は、特に、第3の発明の側壁の外側に設けたリブの少なくとも一箇所ないしすべての箇所を、前記側壁の内側に設けたリブと、前記側壁を隔てて相対しない位置に設けたもので、該側壁の内外にリブを同時成形する時、前記薄肉樹脂を金型で確実に固定することが出来、仕上がりを向上させることが出来る。
第5の発明に係る空気調和機は、圧縮機と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱装置を備え、前記蓄熱装置を前記圧縮機の周囲を囲うように配したもので、従来の蓄熱装置に比べ、使用される樹脂材料が少ないので、安価な空気調和機を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における蓄熱装置について、図1〜9を用いて説明する。図1は、本実施の形態における蓄熱装置を備えた空気調和機の構成を示しており、空気調和機は、冷媒配管3で互いに接続された室外機2と室内機4とで構成されている。
図1に示されるように、室外機2の内部には、圧縮機6と、四方弁8と、膨張弁12と、室外熱交換器14とが設けられ、室内機4の内部には、室内熱交換器16が設けられ、これらは冷媒配管3を介して互いに接続されることで冷凍サイクルを構成している。
さらに詳述すると、圧縮機6と室内熱交換器16は、四方弁8が設けられた第1配管18を介して接続され、室内熱交換器16と膨張弁12は、第2配管20を介して接続されている。また、膨張弁12と室外熱交換器14は、第3配管22を介して接続され、室外熱交換器14と圧縮機6は第4配管24を介して接続されている。
第4配管24の中間部には四方弁8が配置されており、圧縮機6の冷媒吸入側における第4配管24には、液相冷媒と気相冷媒を分離するためのアキュームレータ26が設けられている。また、圧縮機6と第3配管22は、第5配管28を介して接続されており、第5配管28には、第1電磁弁30が設けられている。
さらに、圧縮機6の周囲には蓄熱槽32が設けられ、蓄熱槽32の内部には、蓄熱熱交換器34が設けられるとともに、蓄熱熱交換器34と熱交換するための蓄熱材36(例えば、エチレングリコール水溶液)が充填されており、蓄熱槽32と蓄熱熱交換器34と蓄熱材36とで、本実施の形態における蓄熱装置31を構成している。また、第2配管20と蓄熱熱交換器34は第6配管38を介して接続され、蓄熱熱交換器34と第4配管24は第7配管40を介して接続されており、第6配管38には、第2電磁弁42が設けられている。
室内機4の内部には、室内熱交換器16に加えて、送風ファン(図示せず)と上下羽根(図示せず)と左右羽根(図示せず)とが設けられており、室内熱交換器16は、送風ファンにより室内機4の内部に吸込まれた室内空気と、室内熱交換器16の内部を流れる冷媒との熱交換を行い、暖房時には、熱交換により暖められた空気を室内に吹き出す一方、冷房時には、熱交換により冷却された空気を室内に吹き出す。上下羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて上下に変更し、左右羽根は、室内機4から吹き出される空気の方向を必要に応じて左右に変更する。
なお、圧縮機6、送風ファン、上下羽根、左右羽根、四方弁8、膨張弁12、第1電磁弁30、第2電磁弁42等は制御装置(図示せず、例えばマイコン)に電気的に接続され、制御装置により制御される。
上記のように構成された本実施の形態における空気調和機において、各部品の相互の接続関係と機能とを、暖房運転時を例にとり冷媒の流れとともに説明する。
圧縮機6の吐出口6aから吐出された冷媒は、第1配管18を通って四方弁8から室内熱交換器16へと至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て第2配管20を通り、膨張弁12に至る。膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至り、室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24と四方弁8とアキュームレータ26を通って圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、第1配管18の圧縮機6の吐出口6aと四方弁8の間から分岐した第5配管28
は、第1電磁弁30を介して第3配管22の膨張弁12と室外熱交換器14の間に合流している。さらに、内部に蓄熱材36と蓄熱熱交換器34を収納した蓄熱槽32は、圧縮機6に接して取り囲むように配置され、圧縮機6で発生した熱を蓄熱材36に蓄積し、第2配管20から室内熱交換器16と膨張弁12の間で分岐した第6配管38は、第2電磁弁42を経て蓄熱熱交換器34の入口へと至り、蓄熱熱交換器34の出口から出た第7配管40は、第4配管24における四方弁8とアキュームレータ26の間に合流する。
次に、図1に示される空気調和機の通常暖房時の動作及び冷媒の流れを模式的に示す図2を参照しながら通常暖房時の動作を説明する。
通常暖房運転時、第1電磁弁30と第2電磁弁42は閉制御されており、上述したように圧縮機6の吐出口6aから吐出された冷媒は、第1配管18を通って四方弁8から室内熱交換器16に至る。室内熱交換器16で室内空気と熱交換して凝縮した冷媒は、室内熱交換器16を出て、第2配管20を通り膨張弁12に至り、膨張弁12で減圧した冷媒は、第3配管22を通って室外熱交換器14に至る。室外熱交換器14で室外空気と熱交換して蒸発した冷媒は、第4配管24を通って四方弁8から圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、圧縮機6で発生した熱は、圧縮機6の外壁から蓄熱槽32の外壁を介して蓄熱槽32の内部に収容された蓄熱材36に蓄積される。
次に、図1に示される空気調和機の除霜・暖房時の動作及び冷媒の流れを模式的に示す図3を参照しながら除霜・暖房時の動作を説明する。図中、実線矢印は暖房に供する冷媒の流れを示しており、破線矢印は除霜に供する冷媒の流れを示している。
上述した通常暖房運転中に室外熱交換器14に着霜し、着霜した霜が成長すると、室外熱交換器14の通風抵抗が増加して風量が減少し、室外熱交換器14内の蒸発温度が低下する。本実施の形態における空気調和機には、図3に示されるように、室外熱交換器14の配管温度を検出する温度センサ44が設けられており、非着霜時に比べて、蒸発温度が低下したことを温度センサ44で検出すると、制御装置から通常暖房運転から除霜・暖房運転への指示が出力される。
通常暖房運転から除霜・暖房運転に移行すると、第1電磁弁30と第2電磁弁42は開制御され、上述した通常暖房運転時の冷媒の流れに加え、圧縮機6の吐出口6aから出た気相冷媒の一部は、第5配管28と第1電磁弁30を通り、第3配管22を通る冷媒に合流して、室外熱交換器14を加熱し、凝縮して液相化した後、第4配管24を通って四方弁8とアキュームレータ26を介して圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
また、第2配管20における室内熱交換器16と膨張弁12の間で分流した液相冷媒の一部は、第6配管38と第2電磁弁42を経て、蓄熱熱交換器34で蓄熱材36から吸熱し蒸発、気相化して、第7配管40を通って第4配管24を通る冷媒に合流し、アキュームレータ26から圧縮機6の吸入口6bへと戻る。
アキュームレータ26に戻る冷媒には、室外熱交換器14から戻ってくる液相冷媒が含まれているが、これに蓄熱熱交換器34から戻ってくる高温の気相冷媒を混合することで、液相冷媒の蒸発が促され、アキュームレータ26を通過して液相冷媒が圧縮機6に戻ることがなくなり、圧縮機6の信頼性の向上を図ることができる。
除霜・暖房開始時に霜の付着により氷点下となった室外熱交換器14の温度は、圧縮機6の吐出口6aから出た気相冷媒によって加熱されて、零度付近で霜が融解し、霜の融解
が終わると、室外熱交換器14の温度は再び上昇し始める。この室外熱交換器14の温度上昇を温度センサ44で検出すると、除霜が完了したと判断し、制御装置から除霜・暖房運転から通常暖房運転への指示が出力される。
次に蓄熱装置31の構成について説明する。図4は、蓄熱装置31を圧縮機6に取付けた状態を示しており、蓄熱装置31は略U字形であり、バンド33で圧縮機6に密着固定されている。図5は、蓄熱装置31を示した分解斜視図で、蓄熱装置31は、蓄熱槽32と、この蓄熱槽32の上方開口部を閉塞する蓋48と、蓄熱槽32の内部に配され例えば銅管などを蛇行状に折曲させた蓄熱熱交換器34と、水を成分とした、例えばエチレングリコール水溶液などからなる蓄熱材36とを収納している。
蓄熱槽32は、図6に示すように圧縮機6の外周表面と接する略U字形に形成してあり、薄肉樹脂60を側壁59とし、前記薄肉樹脂60部の下方開口部(図示せず)を閉鎖する底部61と、薄肉樹脂60部の上方開口部32aを閉鎖する蓋48を支持固定するためのフランジ部62のそれぞれを樹脂で形成している。蓄熱槽32は、側壁59を構成する薄肉樹脂60を筒状に予備成形を行い、樹脂成型金型にインサートし、筒の下方に位置する底部61と上方に位置するフランジ部62を同時成形により形成されている。
薄肉樹脂60は、ポリエチレンやアルミ箔等を積層した厚みが200ミクロン程度の薄いシート状であり可撓性を有している。底部61は、蓄熱熱交換器34を保持するためのリブ61aを有している。一方、上方に位置するフランジ部62は薄肉樹脂60の上方の淵に形成され、上部は開放されている。フランジ部62には、蓋48を固定するためのリブ62aが数箇所に設けられている。また、蓋48と、蓄熱熱交換器34の銅管34aは、第6配管38と第7配管40に接続されパッキン50によりシールされている。
図7に示すように、蓄熱槽32の薄肉樹脂60で構成した側壁59の圧縮機6が接する箇所を除いた外周部に、底部61とフランジ部62の間を結ぶ数本の縦リブ63を設けたものである。蓄熱装置31として使う時は、蓄熱槽32の内部に蓄熱材36を充填するため問題は生じないが、部品単体として保管する時や輸送時に不慮の外力によって薄肉樹脂60が変形するのを防止するための補強の役割を果たす。
又、蓄熱槽32の側壁59の内周部に底部61とフランジ部62の間を結ぶ数本の縦リブ64を設けたものである。
図8は、蓄熱熱交換器の他の例を示すもので、銅管を折曲げて形成した蓄熱熱交換器34に、銅管と蓄熱材36との間の熱交換率を向上させるためにフィン65aを追加してフィン付き蓄熱熱交換器65としたものである。フィン付き蓄熱熱交換器65を使用する場合は、フィン65aが薄肉樹脂60で出来た側壁59を傷つける恐れがあるため縦リブ64を形成することによりフィン65aと側壁59が触れることを防止することが出来る。更に、蓄熱槽32のU字形の先端の2箇所は側壁59の外周を樹脂で補強し、バンド33を取り付けるフック66を設けている。
図9は、図7に示す蓄熱槽32の縦断面を示す。蓄熱槽32の側壁59である薄肉樹脂60の外側に、内側に設けた縦リブ64と薄肉樹脂60を隔てて相対しない位置に縦リブ63を配している。相対した位置に縦リブ63、64があると予備成形した薄肉樹脂60を同時成形するために、金型内にセットした時たるみが生じたり成形時に薄肉樹脂60が確実に固定することが出来ず成形品の仕上がりが悪くなる。互いに相対しない位置に縦リブ63、64を配置することにより、予備成形した薄肉樹脂60を、金型内に確実に固定することが出来、成形品の仕上がりをよくすることが出来る。
以上のように構成された本実施の形態における蓄熱装置は、従来の構成から薄肉樹脂と底板、フランジ部62、縦リブ63、64で枠体を構成し樹脂量の削減と製作工程を削減を図り省資源化に寄与している。
以上のように本発明に係る蓄熱装置は、使用樹脂材料が削減され省資源化に貢献できるもので、空気調和機、冷蔵庫、給湯器、ヒートポンプ式洗濯機等に有用である。
2 室外機
4 室内機
6 圧縮機
8 四方弁
12 膨張弁
14 室外熱交換器
16 室内熱交換器
18 第1配管
20 第2配管
22 第3配管
24 第4配管
26 アキュームレータ
28 第5配管
30 第1電磁弁
31 蓄熱装置
32 蓄熱槽
33 バンド
34 蓄熱熱交換器
34a 銅管
36 蓄熱材
38 第6配管
40 第7配管
42 第2電磁弁
44 温度センサ
48 蓋
50 パッキン
59 側壁
60 薄肉樹脂
61 底部
61a、62a リブ
62 フランジ部
63、64 縦リブ(リブ)
65 フィン付き蓄熱熱交換器
65a フィン
66 フック

Claims (5)

  1. 圧縮機と外接するように配置される蓄熱装置であって、前記圧縮機で発生した熱を蓄熱する蓄熱材と、前記蓄熱材を充填した蓄熱槽とを備え、該蓄熱槽は、筒状に予備成形した薄肉樹脂を側壁とし、前記薄肉樹脂部の下方開口部を閉塞する樹脂の底部と、前記薄肉樹脂部の上方開口部を閉塞する蓋を支持固定する樹脂製のフランジ部を同時成形により形成したことを特徴とする蓄熱装置。
  2. 側壁の外周面に、圧縮機と接触する面を除き底部からフランジ部に至る1ないし複数本のリブを樹脂で形成したことを特徴とする請求項1に記載の蓄熱装置。
  3. 側壁の内周面に、底部からフランジ部に至る1ないし複数本のリブを樹脂で形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄熱装置。
  4. 側壁の外側に設けたリブの少なくとも一箇所ないしすべての箇所を、前記側壁の内側に設けたリブと、前記側壁を隔てて相対しない位置に設けたことを特徴とする請求項3に記載の蓄熱装置。
  5. 圧縮機と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱装置を備え、前記蓄熱装置を前記圧縮機の周囲を囲うように配した空気調和機。
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WO2016111003A1 (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 三菱電機株式会社 蓄熱ユニットおよび冷凍サイクル装置

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