JP2014018515A - ゴルフボール自動ティーアップ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフボールをティーの上に載せたティーアップの状態で高速な自動供給を可能とする。さらに、高速での連続打ちを可能とするティーアップ状態での高速な自動供給を可能とする。また、ティーアップ時のゴルフボ−ルの載置状態の安定化を達成し得る。
【解決手段】ゴルフボール21を貯蔵するホッパー部1と、ゴルフボール21を1個ずつ送り出すシャッター機構3と、シャッター機構3を通過した供給されるゴルフボール21を受け取りボールセット位置38にあるティー40に移し替えるボール移載機構4と、ティー40を搭載しティー40をボールセット位置38とボール打撃位置39との間で往復動させるティー搬送手段5とを備え、ティー搬送手段5はボールセット位置38でゴルフボール21をティー40に載せたままの状態でボール打撃位置39まで水平移動させることによりゴルフボール21をティーアップ状態のまま自動供給できるようにしている。
【選択図】図3

Description

本発明はゴルフボールを自動的に供給する装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、ゴルフボールをティーの上に載せたティーアップの状態で自動供給する装置に関する。
最近のゴルフ練習場では、ゴルフボールを自動的に供給するだけでなく、ティーの上にゴルフボールを載せた(ティーアップ)状態で供給するものがある。例えば、ゴルフ練習場の打席の床下にボ−ルを載せたままティーを床下から迫り出させるティーアップ装置を埋設すると共に床下に配管されたゴルフボール自動供給管から1個ずつ供給されるゴルフボールをティーで受け取るようにし、ゴルフボールを載せたままティーを上昇させて床面の孔を通過させて打撃用マット上に迫り出させるようにしたものがある(特許文献1)。
また、打席の床上のティーから離れた位置にゴルフボール自動供給装置を設置し、ゴルフボール搬送手段を使ってゴルフボールを固定ティー上に1つずつ搬送してティーアップする装置が知られている。例えば、自動供給されたゴルフボールを先端のボール受け部に載せたアームを水平旋回させ、ゴルフボールをティー上に移動させてティーアップする装置が知られている(特許文献2)。このゴルフボール自動供給装置では、水平旋回するアームは、その先端にボールの径より若干小さい内径の平面C型のボール受け部を備え、ティーとゴルフボール自動供給装置との間で旋回する一方、ティーの位置でティーと交差する位置まで下降すると共に、ゴルフボール自動供給装置のボール受け渡し部の位置でボール受け渡し部を突き抜けるように上昇する機構となっている。C型のボール受け部の切り欠き部を利用して、ボール受け部がティーに当たらない様にアームを水平にスウィングさせることを可能としている。他方、ゴルフボール自動供給装置側の樋状のボール受け渡し部には、C型のボール受け部が上下方向に通過できる溝が形成されている。したがって、C型ボール載せ台を揺動アーム毎上昇させてゴルフボール自動供給装置側の樋状のボール受け渡し部を通過させることでゴルフボールを掬い上げ、その後の揺動アームのスウィングによりボール受け部をティーの真上まで移動させた後、揺動アームを降下させることでC型のボール受け部の中心にティーを相対的に通過させ、ゴルフボールをティーの上に残し置くことによりティーアップさせるようにしている。また、ソレノイドの作動により任意のタイミングで開閉してゴルフボールを掴むチャックを先端に備え、ティーとゴルフボール自動供給装置との間を直線的に往復動するゴルフボール搬送手段によってゴルフボールをティーの真上まで搬送し、ボールをティー上に落下させ、ティーアップさせる装置がある(特許文献3)。
さらに、ゴルフクラブのスイングにより検出部を作動し、調整部を操作して、ボ−ルを把持したア−ムを垂直に旋回させてティーの直上に下降させ、ゴルフボ−ルをティーの上に載置した後、該ア−ムを上昇させ、次のボ−ルを把握して待機させるサイクルを繰り返すことにより、連続したスイングに安定した状態で追随し、ゴルフの練習を効果的に行いうる自動ティーアップの方法と装置が提案されている(特許文献4)。この自動ティーアップ装置は、垂直に旋回するアームの先端に、真空源に接続して負圧にすることによってゴルフボールを吸着させるカップ状のボール受け部、あるいは電磁石の電流調整によって開閉されるチャックでゴルフボールを包み込むように把持するカップ状のボール受け部をボール把持手段として採用することで、ゴルフボールを把持することで、垂直面に沿って旋回させても旋回中に落下しないようにしている。また、ティーをメインティーとその周りを覆うサブティーの2重構造として、ゴルフボールを受け取る際にはサブティーの内圧を高めてサブティーを上昇させて両ティーを合わせた広い面積とし、打撃の際にはメインティーを真空源に接続して負圧によってゴルフボールを吸着させる一方で、外側のサブティーの内圧を抜いてマット面まで降下させて狭い面積のメインティーのみでゴルフボールを支持する構造とすることにより、打撃感を損なわせないようにしている。
特公平5−46831号公報 実開平1−87786号公報 実開昭61−171968号公報 特開平5−177024号公報
しかしながら、ティーにボ−ルを載置したまま床下から迫り出させる特許文献1記載の発明にかかる自動ティアップ装置では、作動スピ−ドを速くするとボ−ルがティーから転げ落ちるおそれがある。しかも、床下に装置を埋設するため、床上に設置する装置に比べて工事費用が嵩むし、複数階層の練習場のような場合には上の階の床が下がってきたり、凹凸ができるため見た目が悪くなるなどの問題がある。
また特許文献2記載の発明においては、ティーの太さが種々あるために、C型ボール受け部の欠け部の寸法を大きくしておく必要があり、供給腕のスウィング中あるいはティーの直上で停止する際に、欠け部の方向にボールが転落する傾向があり、確実なボール供給が期待できない問題がある。特に、連続したスイングに追随するためにゴルフボールの自動ティーアップ供給のスピードアップを図る場合には無視できないな問題となる。しかも、固定されたティーに対して旋回するアームの先端のボール受け部を位置合わせするのは難しい問題がある。
また、特許文献3記載の発明においては、ボールを少なくともその直径寸法相当落下させるために、ティーとボール掴み部分の芯が正確に一致していないと、ティーとボールの弾性反発力とによって、しばしばティーからこぼれ落ちることになる。
このように、従来の自動ティアップ装置は単にボ−ルをティアップすることが目的であり、ティアップの速さまでは考慮されていなかった。このため、連続したスイングに追随できず、ゴルフの練習を効果的に行うことが困難であった。
さらに、特許文献4記載の自動ティーアップ装置においては、ティアップの速さを考慮しているが、真空源に接続して負圧にすることによってゴルフボールを吸着させるカップ状のボール受け部、あるいは電磁石の電流調整によって開閉されるチャックでゴルフボールを包み込むように把持するカップ状のボール受け部をボール把持手段として採用し、さらにはメインティーとサブティーの2重構造のティーをゴルフボールを受け取る際と打撃の際とで真空源や加圧源に選択的に接続する複雑な機構と制御を必要としているため、装置構成が大がかりなものとなる問題を有する。しかも、真空源や加圧源などのON,OFF制御や切り替え操作に時間がかかるので、連続したスイングに追随するためのティーアップの高速化に制約を受け易い問題を有する。
そこで、本発明は、ゴルフボールをティーの上に載せたティーアップの状態で高速な自動供給を可能とするゴルフボール自動ティーアップ供給装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、高速での連続打ちを可能とするティーアップ状態での高速な自動供給を可能とするゴルフボール自動ティーアップ供給装置を提供することを目的とする。また、本発明は、ティーアップ時のゴルフボ−ルの載置状態の安定化を達成し得るゴルフボール自動ティーアップ供給装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ゴルフボールを自動的にティーアップしてボール打撃位置に供給するゴルフボール自動ティーアップ供給装置において、ゴルフボールを貯蔵するホッパー部と、ゴルフボールを1個ずつ送り出すシャッター機構と、前記シャッター機構を通過した供給されるゴルフボールを受け取りボールセット位置にあるティーに移し替えるボール移載機構と、前記ティーを搭載し前記ティーを前記ボールセット位置と前記ボール打撃位置との間で往復動させるティー搬送手段とを備え、前記ティー搬送手段は前記ボールセット位置でゴルフボールをティーに載せたままの状態で前記ボール打撃位置まで水平移動させることにより前記ゴルフボールをティーアップ状態のまま自動供給できるようにしている。
ここで、ティーのゴルフボールを載置する台座部の縁には、少なくともゴルフボールに働く慣性力が作用する方向にゴルフボールの側方を包囲する落下防止片を備えることが好ましく、より好ましくはゴルフボールの幅よりも狭い間隔でX形に4本配置されている落下防止片を備えることである。
また、本発明のゴルフボール自動ティーアップ供給装置におけるボール移載機構は、ボールセット位置に待機するティーを鉛直方向に相対的に貫通させるための孔とティーが貫通した状態でボール打撃位置へ向けて移動可能とする開口とゴルフボールを載せる漏斗状に抉られた座面とを有するボール受けと、該ボール受けをボール受取り位置とティーとの間で昇降させる昇降機構とを備えると共に、ボール受けの座面の中心軸がボールセット位置に待機するティーの中心軸と一致するように配置され、ボール受けが降下する際に、ボール受けの座面の中心を相対的に鉛直方向に貫通するティーの台座部がボール受けの座面に載せられているゴルフボールに当接してゴルフボールを相対的に持ち上げ、ボール受けのみが下方に降下してゴルフボールはティーへ移載させるものであることが好ましい。
また、請求項5記載の発明にかかるゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ボール打撃位置におけるティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、ボール打撃位置を通過したゴルフクラブのヘッドリターンを検知するクラブヘッド検知センサとを備え、ボール打撃位置において打撃によりゴルフボールがティー上から無くなったことをボール検知センサで検出したときにティーをボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、ボールセット位置にティーが存在せずかつゴルフボールが存在しないことをボール検知センサで検出したときにはボール移載機構を上昇させると共にシャッター機構を駆動してゴルフボールを供給してボール受けに載せてティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、ティーがボールセット位置に復帰したときにボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、ゴルフクラブのヘッドリターンをクラブヘッド検知センサで検出すると同時にボールセット位置でゴルフボールを載せて待機するティーをボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行うことにより、連続打ちを可能としたものである。
また、請求項6記載の発明にかかるゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ボール打撃位置におけるティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、ティーの上にゴルフボールが載せられて一定時間経過した後にティーをボール打撃位置への移送を指示する制御手段とを備え、ボール打撃位置において打撃によりゴルフボールがティー上から無くなったことをボール検知センサで検出したときにティーをボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、ボールセット位置にティーが存在せずかつゴルフボールが存在しないことをボール検知センサで検出したときにはボール移載機構を上昇させると共にシャッター機構を駆動してゴルフボールを供給してボール受けに載せてティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、ティーがボールセット位置に復帰したときにボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、ボール出し待機状態となってから一定時間経過後にボールセット位置でゴルフボールを載せて待機するティーをボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを行うことにより、連続打ちできない間隔でボール供給を行うものである。
また、請求項7記載の発明にかかるゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ボール打撃位置におけるティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、ボール打撃位置を通過したゴルフクラブのヘッドリターンを検知するクラブヘッド検知センサと、ティーの上にゴルフボールが載せられて一定時間経過した後にティーをボール打撃位置への移送を指示する制御手段とを備えると共に、スイッチあるいはプログラム制御によりクラブヘッド検知センサあるいは制御手段を選択的に実行可能に設け、ボール打撃位置において打撃によりゴルフボールがティー上から無くなったことをボール検知センサで検出したときにティーをボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、ボールセット位置にティーが存在せずかつゴルフボールが存在しないことをボール検知センサで検出したときにはボール移載機構を上昇させると共にシャッター機構を駆動してゴルフボールを供給してボール受けに載せてティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、ティーがボールセット位置に復帰したときにボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、ゴルフクラブのヘッドリターンをクラブヘッド検知センサで検出すると同時にボールセット位置でゴルフボールを載せて待機するティーをボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行う連続モードと、ボールセット後にタイマー制御により一定時間経過してからボール出しを行う通常モードとを、選択可能としたものである。
さらに、請求項8記載の発明にかかるゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ホッパー部の内部で前後動することにより、接触するボールを回転させあるいは押し込んだり引っ張ったりして、ボール同士の接触状態を変化させることによってボールのブリッジングを崩壊させるせせり手段をホッパー部に備えることを特徴としている。
請求項1記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置では、ボールセット位置においてティーアップ状態で待機しているゴルフボールが、そのままの状態でボール打撃位置まで搬送されるだけでショット可能な状態となるので、ゴルフボールをティーの上に載せた状態での高速供給を可能とする。
また、請求項2記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置では、少なくともゴルフボールに慣性力が働く方向に落下防止片を備えているので、移動開始時及び移動停止時は勿論のこと、移動中にもゴルフボールが転げ落ちないように支えることができる。加えて、ボール移載機構からティーの上にゴルフボールが移されるときにも、ゴルフボールを載置する台座部に当接するよりも前に、落下防止片でボールの側方が囲われるので、移載時のゴルフボールの転げ落ちを防ぐことができる。このため、より高速にゴルフボールをティーの上に載せたティーアップの状態でボール打撃位置まで自動供給することを可能とできる。
請求項3記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置では、ゴルフボールの幅よりも狭い間隔でX形に4本配置されている落下防止片を備えているので、ティー搬送方向の前後方向のみならず横方向も落下防止片で囲うようにして、ゴルフボールに慣性力が働く方向に複数箇所で支持することができる。これにより、ゴルフボールの支持がより安定し、搬送速度並びにボール移載速度が高速化してもティーからの落下を防ぐことができる。依って、ティーアップ状態のゴルフボールのさらなる高速自動供給を可能とする。しかも、ゴルフボールの打撃の際にゴルフボールとクラブヘッドとの間に落下防止片が介在することがないので、打撃感を損なうこともない。
請求項4記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置では、ボール受けの上にゴルフボールを載置したときに、ボール受けの座面の中心軸上にゴルフボールの中心が一致し、ひいてはティーの中心軸とゴルフボールの中心を通る鉛直軸とがほぼ一致する関係に保たれるので、ティーとボール受けとゴルフボールの中心とがそれぞれ一軸上に配置された状態でボール受けをテイーが相対的に貫通するようにしてゴルフボールがティー側へと中心を一致させた状態で移載され、ゴルフボールがティーから転げ落ちることがほとんどない。特に、落下防止片を備えるティーに移載する場合には、落下防止片による支持とも相俟って、ゴルフボールの転げ落ちがなくなる。
請求項5記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ゴルフクラブのヘッドリターンをクラブヘッド検知センサで検出すると同時にボールセット位置でゴルフボールを載せて待機するティーをボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行うことができるので、高速での連続打ちを可能とする。しかも、ショット後にクラブヘッドを戻すときにゴルフボールはボール打撃位置に供給されておらず、ヘッド検知センサの前をクラブが通過した後にゴルフボール出しを行うようにしているので、ヘッドリターン時にクラブの通過の邪魔とならない上に、クラブにゴルフボールが触れて落下する虞がない。したがって、連続したスイングに対して安定的にゴルフボールのテイーアップ状態での供給が追随し、連続打ち練習を効果的に行いうる。
請求項6記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ショット完了後に即座にボール出しが行われずに、予め設定した時間経過後にボール出しが行われるので、1球毎にアドレスから始まる一連のスイング動作をたどる練習がプレーヤー自身のスピードによりできる。このときにも、ボール出しはゴルフボールがティーから転げ落ちることなく高速で安定して行われるので、プレーヤーはスイングのリズムを狂わされたり、いらつきの原因となることがなく、気持ちよく練習をすることができる。
請求項7記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ゴルフボールのヘッドリターンをクラブヘッド検知センサで検出すると同時にボールセット位置でゴルフボールを載せて待機するティーをボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行う連続モードと、ボールセット後にタイマー制御により一定時間経過してからボール出しを行う通常モードとを選択可能としているので、プレーヤのニーズに応じて通常モードと連続モードとを任意に切り替え得る。
請求項8記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ホッパー内でのゴルフボールのブリッジ現象によるボール供給の途絶えがなくなるので、スイングのリズムを狂わされたり、いらつきの原因となることがなく、プレーヤーは気持ちよく練習をすることができる。
本発明のゴルフボール自動ティーアップ供給装置の一実施形態を示す斜視図である。 筐体の一部を省いてホッパー部とせせり手段の構造の一部を示す左後部上方から見た斜視図である。 筐体の前面パネルを省いてホッパー部とせせり手段と、ガイド部、シャッター機構並びにボール移載機構の構造を示す上部上方から見た斜視図である。 図3においてホッパー部の前面パネルを省いてさらに拡大して示す斜視図である。 筐体のパネルを省いて右後方上部から見た斜視図である。 筐体のパネルを省いて右前方上部から見た斜視図である。 筐体の一部を省いてホッパー部とせせり手段の構造の一部を示す平面図である。 シャッター機構とボール移載機構との関係を示す部分拡大正面図である。 ボール移載機構の昇降機構を示す部分拡大斜視図である。 シャッター機構とボール移載機構との関係を示す部分拡大斜視図である。 ティー搬送手段の一実施形態を示す斜視図である。 ティー搬送手段の打撃位置におけるティーとスライダとの拡大図である。 ティー搬送手段の搬送路カバーを除いて打撃位置におけるティーとスライダ及びボール検出センサとの関係を示す拡大図である。 図13からさらにフレームを除いた状態の斜視図である。 ティー搬送手段の分解斜視図である。 ティーの一実施形態を示す斜視図である。 ティーの正面図である。 ティー及びボール受けの他の実施形態を示す斜視図である。 ティー及びボール受けのさらに他の実施形態を示す斜視図である。 本発明のゴルフボール自動ティーアップ供給装置の連続モードの動きを示すタイムチャートである。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図17に、本発明のゴルフボール自動ティーアップ供給装置の実施形態の一例を示す。この実施形態にかかるゴルフボール自動ティーアップ供給装置は、ゴルフボール21を一定量ストックするためのホッパー部1と、該ホッパー部1から供給されるゴルフボール21を一列に並べて供給するガイド部2と、該ガイド部2により案内されるゴルフボール21を一個ずつ送り出すシャッター機構3と、該シャッター機構3から1つずつ送り出されたゴルフボール21をボールセット位置に待機するティーの上に移し替えるボール移載機構4と、ティーを搭載しゴルフボール21をティーの上に載せた状態のままボールセット位置からボール打撃位置まで送り出し、尚且つショット後のティーを再びボールセット位置まで戻すティー搬送手段5とを備えている。
本実施形態では、箱状の筐体6の内部にホッパー部1とガイド部2と、シャッター機構3と、ボール移載機構4とが構成され、筐体6の底部から水平方向にティー搬送部が突出するように設けられている。例えば、図4に示すように、ホッパー部1は筐体6の上部に配置された水平面に対して傾斜したパネル(以下、底板と呼ぶ)17によって仕切られる空間によって構成されている。このホッパー部1は、最下端の一隅に設けられた供給口18に傾斜を利用してゴルフボール21が集められるように形成されている。供給口18はガイド部2に繋がる開口である。ここで、ホッパー部1の底板17は、周りの面よりも凹み尚且つ供給口18に向けて傾斜する側溝19を備え、該側溝19に向けてゴルフボール21を集めるように傾斜させられている。尚、筐体6には、開閉可能な蓋62が設けられると共に、ホッパー部1の内面となる蓋62の内側並びに筐体6の内周壁並びに底板17の表面には図示していないが吸音材が張り付けられている。また、筐体6の前面底部には、例えば向かって左側の隅に開口部63が形成され、ティー搬送手段5が手前側に突出させられると共に、筐体6の内方のボールセット位置38でティー40の上にボール移載機構4によって移載されたゴルフボール21がティー40の上に載せられた状態のまま通過可能とし、筐体6の外のボール打撃位置39まで送り出されるように設けられている。
ホッパー部1にはゴルフボール21のブリッジングを防ぐためのせせり手段7が設けられている。このせせり手段7は、図5に示すように、ホッパー部1の底板17の上を往復動するせせり板8と、該せせり板8を一定ストロークで往復動させる駆動部とから構成されている。本実施形態の場合、せせり板8は、底板17の一隅の側溝19に収納され、側溝19の底面に沿ってボール供給口18に向けて進退移動することにより、特にホッパー部1の供給口18の付近で起こし易いゴルフボール21のブリッジングを崩すようにしている。また、せせり板8には、側溝19の底面の一部とホッパー部1の壁面の一部を構成する横断面略L形の補助せせり板9がビス止めで一体的に固定され、側溝19の底面とそれに隣接する側壁面が供給口18に向けて前後動するように設けられている。したがって、このせせり板8が継続的にホッパー部1の内部で前後動することにより、接触するボールをせせり板8の先端並びに補助せせり板9の底面と壁面とで回転させあるいは押し込んだり引っ張ったりして、ボール同士の接触状態を変化させることによってボールのブリッジングを崩壊させるものである。これにより、ホッパー部1の供給口18付近並びにホッパー部1内部でのボール詰まりを未然に防ぐことができる。尚、本実施形態の場合、補助せせり板9とせせり板8とで構成される側溝19の底面は、せせり効果を高めるため、先端に向かうほどに段階的に高さを低くする階段状を成し、せせり板8の先端でゴルフボール21の底部付近を押すと共に各段差部でもゴルフボール21の底部付近を同時に押すように設けられている。
せせり手段7は、本実施形態の場合、モーター駆動により一定ストロークで往復動するように設けられている。例えば、せせり手段7は、側溝19の底面に配置された案内レール11と、該案内レール11によって前後方向(側溝19に沿って供給口18に向けて前進後退する方向)に移動可能に案内されて摺動するせせり板8及び補助せせり板9と、せせり板8にビス止めなどで固定されたラック10と、ホッパー部1の外に設置されたモータ12のピニオンギア13と噛合させて、モータ12の駆動により進退動するように設けられている。案内レール11は、図6及び図2に示すように、ホッパー部1の内部から外部へと貫通するように配置され、側溝19の底面と筐体6のフレーム・壁面に突出するように固着されたブラケット15によって支持されている。したがって、せせり板8は案内レール11によって保持されながらホッパー部を貫通するように進退動作する。ラック10の前進後退動作の制御には例えばリミットスイッチ14a,14bが使用され、ラック10の側面に設けられたドッグ16によってストローク端に設けられた前後のリミットスイッチ14a,14bを交互に作動させてモータ12の回転方向を切り替え、ラック10と連結されて一体化されたせせり板8を前後動させるように設けられている。尚、せせり板8、ラック10、補助せせり板9並びに案内レール11が貫通するホッパー部1の側壁の開口部(図示省略)付近には、ラック10がホッパー部1の内部に侵入するための空間を確保するためのカバー20が設けられている。
供給口18を介して側溝19と繋がるガイド部2は、図3〜図6に示すように、ゴルフボール21の直径よりも僅かに広い幅でかつ傾斜した溝によって構成され、ホッパー部1から供給されるゴルフボール21を一列に整列させてシャッター機構3へ向けて傾斜を利用して供給する構造とされている。このガイド部2とホッパー部1とは、筐体6を構成するシャーシとパネルによって筐体6内に構成されている。
シャッター機構3は、図8に示すように、傾斜溝から成るガイド部2の終端部分に設けられて、整列したゴルフボールを1つずつ下流側のボール移載機構4へ送り出すものである。本実施形態のシャッター機構3は、例えば、ガイド部2の傾斜パネル22との間でゴルフボール21を挟持する回転ローラ23と、該回転ローラ23を回転駆動するモータ24と、回転ローラ23の前後においてゴルフボール21の通過を検知する例えば光電スイッチなどのボール検知センサ25,26とを備えており、一列に並ぶゴルフボール21の先頭のボールをガイド部2の傾斜パネル22と回転ローラ23との間で挟みつけあるいは当接した状態で止めることで後続のゴルフボール21を堰き止め、回転ローラ23の回転により先頭のゴルフボール21だけを下流のボール移載機構4へ1個ずつ送り出すように構成されている。本実施形態の場合、回転ローラ23の手前のボール検知センサ25でゴルフボール21がホッパー部1から供給されてきたことを検知したときにモータ24を駆動して回転ローラ23の回転を開始させ、1個送り出したことを回転ローラ23の後ろのボール検知センサ26で検知したときにモータ24を停止して回転ローラ23の回転を止めるように設けられている。また、場合によっては、回転ローラ23の手前側のボール検知センサ25を省いて、ボール移載機構4のボール受けが上端のボール受け渡し位置に達したことをボール移載機構4の上リミットスイッチからの信号で検出したときに、シャッター機構3のモータを連続的に回転させあるいは一定角度だけ回転させ、ゴルフボール21が送り出されたことを後ろのボール検出センサ26によって検出されたときに、モータ24の回転を停止させるようにしても良い。この場合、ボール検出センサ26からの検出信号が検出されるまで、モータ24を回転させ続けるか、あるいは再度モータ24を所定角度だけ回転させることを繰り返し、ゴルフボール21を送り出させる。
ボール移載機構4は、図9及び図10に示すように、シャッター機構3から1つずつ送られるゴルフボール21を受け止めるボール受け27と、該ボール受け27を支持して昇降させる昇降機構とから構成されている。昇降機構は、図9に示すように、ボール受け27を支持する昇降フレーム28と、該昇降フレーム28を筐体6のシャーシに固定されたガイドレール29に沿って鉛直方向に摺動する昇降スライダ30と、昇降フレーム28に取り付けられ鉛直方向に配置されているラック31と、ラック31を往復動させるモータ32とピニオンギア33並びにラック31の昇降ストローク端を規制する上リミットスイッチ34a及び下リミットスイッチ34bとから構成されている。また、ボールセット位置38のティー40の直上には、ティー40の上のゴルフボール21の有無を検知するボール検知センサ37が備えられている。このボール検知センサ37は、ティー40がボール打撃位置に送り出されてボール21が検知できなくなったときには、ボール移載機構4を駆動させる指示を与える。そして、ボール受けの上にボール21が供給されたことを検知したときには、ボール移載機構4を待機状態に移行させる指示を与える。尚、ストロークエンドには、ラック31のオーバーランに備えて移動を阻止するストッパ(図示省略)が備えられている。
ボール受け27は、図10に示すように、ボールセット位置に引き込まれたティー40を鉛直方向に相対的に貫通させるための孔27vとティー40が貫通した状態でボール打撃位置へ向けて送り出される方向の開口27hを有すると共に、漏斗状に抉られた座面例えば球面状あるいは下向きの回転放物面ないし直円錐面の一部を成す座面35を有し、座面35部分でゴルフボール21を受け支えるものである。このボール受け27は、ボールセット位置38に待機するティー搬送手段5のティー40の中心軸と座面35の中心軸とがほぼ一致するように配置されている。例えば、ボール受け27の座面35の中心軸上にティー40の中心軸が一致するようにスライダ43の後退位置即ちボールセット位置38がリミットスイッチ58aなどで規制されて決定されることによって、ティー40とボール受け27とゴルフボール21の中心とがそれぞれ一軸上に配置されている。したがって、ボール受け27の上にゴルフボール21を載置したときには、ボール受け27の座面(球面の一部)35の中心軸上にボール21の中心が一致し、ひいてはティー40の中心軸とボール21の中心を通る鉛直軸とがほぼ一致する関係に保たれる。
ここで、本実施形態におけるティー40は、図16及び図17に示すように、4本の落下防止片40bを有するティーを採用している。したがって、本実施形態におけるボール受け27は、4本の落下防止片40bを含めてティー40全体がボール受け27の内側の空間・孔27vを通過できるように、落下防止片40bの幅方向の間隔xよりも広くかつゴルフボール21の直径よりも狭い間隔wをあけて左右に配置された2部材から成る角棒状物で構成されており、それらの表面に球面の一部を成す座面35を形成するようにしている。尚、一対の角棒から成るボール受け27は、上から見てコの字形を成す昇降フレーム28の両側壁面部分に対向配置してビス止めなどで固定することにより一体化され、全体として略C形を成すように設けられている。
このボール受け27は、ティー40が水平方向に出入りする前方の開口27hが形成される面を除いた三方(面)が昇降フレーム28によって囲まれるように支持されている。即ち、シャッター機構3から供給されるゴルフボール21の送り出される方向の前方と後方の両面とティー40が搬送される方向とは反対の奥側の面との三方が昇降フレーム28によって囲われている。また、ボール受け27がボール受け取り位置に上昇したときには、ボール受け27の前方側は筐体6のシャーシによって囲まれている。したがって、シャッター機構3を通過したボールは、ガイド傾斜面22からボール受け27の上に転がり落ち.ときに弾んでも、いずれかの面に当たって中央の座面35に向けて戻ろうとし、座面35の中心で安定支持される。尚、昇降フレーム28のガイド斜面22寄りの壁面は、上端縁部分28aが外側に向けてガイド斜面22と同じ角度で折り曲げられることによって、ボール受け取り位置にボール受け27が上昇したときに、ガイド斜面22と連続した傾斜面となってガイド斜面22とボール受け27との間の落差を少なくするようにしている。
ボールセット位置38とボール打撃位置39との間でティー40を往復動させるティー搬送手段5は、図11〜図15に示すように、ガイドレール44上を駆動手段によって水平に直線移動するスライダ43の上にティー40を搭載したものであり、本実施形態の場合には一対のタイミングベルト用プーリ41a,41bの間に架け渡されるタイミングベルト42によってスライダ43を往復動させるように設けられている。タイミングベルト42は、筐体6内に配置されている駆動側タイミングベルト用プーリ41aとガイドレール44の先に配置されている従動側タイミングベルト用プーリー41bとの間に架け渡されており、駆動側タイミングベルト用プーリ41aのモータ駆動による回転によりスライダ43を直線的に移動させるようにしている。タイミングベルト42によるスライダ43の往復動は、ボールセット位置38側のストロークエンドを規定するリミットスイッチ58aと、ボール打撃位置39側のストロークエンドを規定するリミットスイッチ58bとで両ストローク端が規制され、リミットスイッチ58a,58bを交互に作動させてモータ54の回転方向を切り替え、スライダ43を前後動させるように設けられている。本実施形態では、連続モードの場合には、約、0.5秒の範囲内でボール出しのスピードをコントロール可能に設けられているが、一定速度でボール出しを行うように運転しても良い。リミットスイッチ58a,58bはティー搬送手段のフレーム59の側壁部分に固定されている。また、ガイドレール44の前後両端には、スライダ43のオーバーランに備えてストッパ(図示省略)が備えられている。
スライダ43とタイミングベルト42とは、タイミングベルト固定用金具51で連結されている。タイミングベルト固定用金具51は、スライダ側に固定される内側固定部材51aと、タイミングベルト42を挟んでタイミングベルト42の外側から内側固定部材51aに向けて対向配置されスライダ側部材51aにタイミングベルト42毎固定される部材51bからなり、タイミングベルト42の所定位置に当該タイミングベルト固定用金具51を固定するとともに該固定金具51をスライダ43の側面に固定し、タイミングベルトの移動(周回)に伴う固定金具51の移動を介して、スライダ43を往復動させるように設けられている。本実施形態の場合には、ティー搭載台46及びティー固定台47の基台48の側縁部にビス止めによって固定されている。尚、スライダ43などを収納する溝型フレーム59は、搬送路カバー53によって覆われている。この搬送路カバー53には、ボール検出用センサのためのスリット53cが設けられると共にティー40が通過できる溝53b並びにティー40の基台部40cが通過できる空所53aが形成されている。
スライダ43は、図15に示すように、ガイドレール44に沿って摺動するスライダ本体45と、ティー搭載台46と、ティー固定台47とで構成されている。ティー搭載台47は、スライダ本体45に対してテイー固定台47を浮上させて支持するように両側の縁部分46aが立ち上げられ、その両側縁部46aにティー固定台47を取り付けることによって、スライダ本体45とティー固定台47とを連結している。ティー固定台47は、ティー40の基台部40cを嵌め込む空所48aとティー押さえ金具49を摺動可能に収容するための凹部48bとを有する基台48と、ティー40の基台部40cを上から押さえ付ける二股状の押さえ部49aを有するティー固定具49と、このティー固定具49の操作爪49bが通過できる溝50b並びにティー40の基台部40cが通過できる空所50aを有するカバー50とで構成され、基台48とカバー50とでティー固定具49を摺動可能に保持するように設けられている。つまり、ティー固定台47は、カバー50と基台48とに開けられた空所50a,48aにティー40の基台部40cを嵌め込んだ状態で、ティー固定具49をスライドさせてティー40の基台部40cを二股押さえ部49aで上から押さえつけることで、ティー40を固定するようにしている。したがって、操作爪49aに例えば指先を引っかけてティー固定具49を引っ張ると、二股押さえ部49aによるティー40の基台部40cの押さえ付けが解除されるので、ティー40を引き上げるだけでティー固定台47より簡単に取り外せる。また、ティー40をスライダ43に搭載する場合には、基台部40cをカバー50並びに基台48の空所50a,48aに嵌め込んでから、ティー固定具49を押し込むことで、ティー40の基台部40cをティー固定具49の二股押さえ部49aで押さえつけてティー40を固定することができる。一方、ティー40がボール打撃位置39にセットされた状態で、ティー交換スイッチ55を押すと、ティー搬送手段5のモータ54の駆動が停止されるので、ティー40の上にボールが存在しなくとも、ティー40を搭載したスライダ43がボールセット位置に戻ることはない。依って、周囲に障害物がないボール打撃位置39でティーの交換を行うことができる。尚、ティー搭載台46とその上に固定されるティー固定台47との間に形成される空間(両側縁46aの立ち上がりによってティー搭載台46と基台46との間に形成される空間)には、スライダ43の移動範囲に亘ってカバー板52が配置され、ティー40を通過させるために搬送路カバー53に形成される溝53bを内側から塞いで内部機構が露出しないように安全対策が採られている。
ティー40は、ボールを置く球面状の台座部40aと、該台座部40aを支える柱状部40dと、当該ティー40をスライダ43に固定するための基台部40cと、台座部40aの周縁から立ち上がりゴルフボール21の落下を防ぐための落下防止片40bとを有する。ここで、落下防止片40bは、ティーアップされたゴルフボール21が、そのままの状態でスライダ43の直線移動によりボール打撃位置39まで移動させられる際に、移動中は勿論のこと移動開始時及び移動停止時にゴルフボール21が転げ落ちないように支えるものであり、少なくとも慣性が働く方向即ち搬送方向の前後方向にゴルフボール21支えるように配置されていれば足りる。また、落下防止片40bは、ゴルフボール21を載せたボール受け27がティー40を包囲するように降下する際に、ボール受け27に接触することが無いゴルフボール搬送時の前後方向の長さと幅、及びゴルフボールと接触することが無い爪の内側の間隔を必要とする。つまり、落下防止片40bは、ゴルフボール21がボール移載機構3のボール受け27からティー40の台座部40aの上に移載されるときに、ゴルフボール21と落下防止片40b並びに落下防止片とボール受けとがそれぞれ接触することが無い間隔で設けられている。即ち、本実施形態においては、落下防止片40bの最も上端位置における落下防止片と落下防止片との幅方向の間隔xはゴルフボールの幅よりも狭く、ボール中心を通る1本の放射線上で対向する落下防止片同士の間の間隔がボールの直径よりも広く、ボール表面と落下防止片との間に隙間が発生する間隔で形成されている。例えば、本実施形態の場合、落下防止片40bは、X形に4本配置され、ティー搬送手段5で移動する方向の前後方向並びに横方向にもゴルフボール21の側方を保持するようにして、搬送時の前後方向のみならず側方へのボール落下を防ぐように設けられている。この場合、落下防止片40bの幅方向の間隔xは、ゴルフボールの幅(直径)よりも狭くすることが好ましく、より好ましくはボール受け27に形成される球面の座面35がゴルフボールを安定支持するために十分な面積が採れ、尚且つ搬送時の前後方向へのボール落下を防ぐのに十分な幅を確保できる間隔とすることである。例えば、X形に配置される落下防止片40bの挟角θが90度未満、好ましくは20〜60°程度とすることである。この場合、ゴルフボール21の打撃の際にゴルフボール21とクラブヘッドとの間に落下防止片40bが介在することがないので、打撃感を損なうこともない。しかも、落下防止片40bを柔軟なシリコーンなどの合成ゴムで作製する場合には、打撃の際の抵抗となることも少ない。
また、ティー搬送手段5のガイドレール44の前方には、ティー40の上のゴルフボール21の有無を検知する、レーザーセンサからなるボール検知センサ57が設けられている。このボール検知センサ57は、ボール打撃位置39に移動させられたティー40の上のゴルフボール21を検知するもので、同時にゴルフボール21を載せたティー40がボール打撃位置に移動していることを併せて検出するためのものである。このボール検知センサ57はフレームに固定されている。したがって、本実施形態では、ボール検知センサ57からの信号によってボールが無くなったこと、例えばボール検知センサ57の信号の立ち下がりをとらえて打撃が完了したことを検出し、駆動側タイミングベルト用プーリ41aの駆動用モータ54を逆回転駆動させて、スライダ43をボールセット位置38に向けて後退移動させる。
筐体6の前面上部にはクラブヘッド検知センサ56が備えられている。このセンサ56は、レーザセンサであり、筐体6の前面に穿孔されたスリット61を通してレーザー光を照射して打撃用マットの上を通過するゴルフクラブを検知する。クラブヘッド検知センサ56は、ボール打撃位置(ティーの位置)39よりも後方側に設けられており、ボール打撃位置39よりも後方におけるクラブヘッドあるいはクラブシャフト部分の動き、即ちヘッドリターン(フィニッシュからバックスイングへのクラブヘッドの連続したスイング動作)あるいはクラブのダウンスイング(ショット前通過)を検出するものである。このクラブヘット検知センサ56の検出信号をボール検知センサ57の検出信号を受けた後に受けたときにはヘッドリターン完了と判断してボール出しの動作に移り、クラブヘット検知センサ56の検出信号を受けた後にボール検知センサ57の検出信号を受けたときにはショット完了と判断して次の動作に移るようにプログラムされている。また、筐体6の前面上部にはティー交換用スイッチ55が備えられている。このティー交換用スイッチ55は、ティー搬送手段5のモータ54の駆動を停止させるもので、該スイッチ55が押されると、ボール検知センサ57からボールが存在しないことを検知する検出信号が得られても、モータ54を駆動させないようにシーケンス制御する。
尚、本実施形態のゴルフボール自動ティーアップ供給装置の制御は、リレーによるシーケンス制御あるいはコンピュータプログラムによって行われ、通常(ワンショット)モードと連続モードとの2種類のボール供給を実施できるように設けられている。即ち、通常モードと連続モードとがスイッチによって選択できるように設けられている。通常モードは、クラブヘッド検知センサ56を切って、タイマー制御によりボールセット後に一定時間経過してからボール出しを行うようにしている。具体的には、ボールセット後に、3〜5秒程度経過した後にボールを出すことにより、連続打ちできないスピードにしている。他方、連続モードは、ショット後のクラブヘッドの戻りをクラブヘッド検知センサ56で検知して即座にボール出しを行うことにより、インターバルを置かずに連続的に打撃練習可能とするものである。これら打撃モードの切り替えは、図示していない制御装置のスイッチ切り替えあるいはプログラム切り替えによって実行可能とされる。また、ティー40の交換もテイー交換スイッチ55の操作によって、ティー搬送手段5のモータ54を停止させることでボール打撃位置39において可能としている。
また、本実施形態では、クラブヘッド検知センサ56及びボール検知センサ37にはレーザーセンサを、ボール検知センサ25,26,57には反射型の赤外線センサを使用したが、これに特に限られるものではなく、レ−ザセンサや反射型の赤外線センサあるいはその他のセンサを適宜使用してもよい。
以上のように構成されたゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ホッパー部1から供給されるゴルフボール21は傾斜を利用してホッパー部1の最下端の一隅に集められ、ゴルフボール21の幅よりも僅かに広い幅の溝から成るガイド部2に案内されガイド部2において一列に並べられ、シャッター機構3に向けて傾斜を利用して供給される。そして、ゴルフボール21はシャッター機構3により一個ずつボール移載機構4のボール受け27へと送り出される。ボール移載機構4では、ゴルフボール21をボール受け27の漏斗状・球面状の座面35で受け止めるため、ゴルフボール21の中心は座面35の中心に一致する。他方、ボール受け27の中心軸上にティー40の中心軸が一致するようにスライダ43の後退位置がボールセット位置側リミットスイッチ58aなどで規制されてボールセット位置38で待機しているため、ティー40とボール受け27とゴルフボール21の中心とがそれぞれ一軸上に配置されることとなる。そこで、モータ32の駆動によりボール受け27が降下すると、ボール受け27の座面35に載せられているゴルフボール21がボール受け27の中心を貫通するようにセットされたティー40の座面40aに当接して、相対的にボール受け27から浮き上げられるようにしてボール受け27からティー40側へと移され載置される。この際、ティー40とボール受け27とゴルフボール21の中心とがそれぞれ一軸上に配置されているので、ゴルフボール21とティー40との位置決めが自動的に正確に行われる。したがって、たとえティー40に落下防止片40aが設けられていなくとも、ボール受け27からティー40へのゴルフボール21の移載の際にゴルフボール21がティー40から転げ落ちることがほとんど無い上に、X形に4本配置されている落下防止片40aでボール周囲が囲繞されているので、落下することなくスムーズに移される。また、ティーアップした後のゴルフボール21は、そのままの状態でスライダ43の直線移動によりボール打撃位置39まで移動させられるが、移動開始時と移動停止時とに慣性力が働く方向にはゴルフボール21の転げ落ちを防ぐ落下防止片40aで囲繞されているので、ゴルフボール21がティー40から転げ落ちることがほとんどない。
以上のように構成されたゴルフボール自動ティーアップ装置によれば、次のようにしてゴルフボール21がティーの上に自動的に載せられたティーアップの状態で供給される。尚、本実施形態のゴルフボール自動ティーアップ装置によれば、ゴルフボール21の供給には、通常モードと連続モードとがスイッチによって選択できるように設けられていることから、連続モードを基本に供給動作を以下に説明する。
まず、図20のタイムチャートに示すように、初回はクラブヘッドの検知で作動を開始する(ステップ1)。つまり、筐体6の前面上部に設置されているクラブヘッド検知センサ56の前方をクラブヘッドないしシャフトが通過すると、あるいはクラブヘッド検知センサ56の前方にクラブヘッドを置くアドレス姿勢をとると、信号がON状態となり、ティー搬送部5のモータ54が駆動されゴルフボール21が載せられた状態のティー40がボール打撃位置(ショット位置)39へ向けて送り出される。
そして、ティー搬送部5は、ボール打撃位置39にスライダ43が到達したことをボール打撃位置側リミットスイッチ58bのON信号の検出により検知し、モータ54を停止することによってスライダ43をボール打撃位置39に停止させる(ステップ3)。同時に、ティー40の上のゴルフボール21の有無がボール検知センサ57で確認されたとき(ステップ3)には、初回のボールセットを完了し、ショットに備える。ここで、ティー搬送中やボール打撃位置39に停止する際にゴルフボール21がティー40の上から転げ落ちる事態が発生した場合には、ショット後の状況と同じになるので、ボール検知センサ57でゴルフボール21の存在が確認できないので(ステップ8)、直ちにティー搬送手段5のモータ54を逆回転させてスライダ43をボールセット位置38へ向けて戻し(ステップ9)、ボール移載機構4のボール受け27に載せられているゴルフボール21をティー40の上に移してからボール打撃位置39まで供給する。
一方、ティー搬送部5のスライダ43の前進により、ボールセット位置側リミットスイッチ58aがOFFになると共にボールセット位置38におけるボール検出センサ37の信号がOFFとなるので、これを検出してボール移載機構4のモータ32が駆動され、上方のボール受け渡し位置に向けてボール受け27が移動させられる(ステップ2)。
そして、ボール受け27が上端のボール受け渡し位置に達したことを上リミットスイッチ34aからの信号で検出すると(ステップ3)、ボール移載機構4のモータ32の駆動を停止すると共に、シャッター機構3のモータ24が駆動されてゴルフボール21が1つ送りだされる(ステップ4)。ここで、モータ24の回転は、回転ローラ23の直前に配置されているボール検出センサ25の検出信号を受けて、次のボールが送られてきていることを検出したときに行われるようにしている。これにより、モータ24の無駄な回転を防ぐようにしている。シャッター機構3からゴルフボール21が送り出されたか否かは回転ローラ23の後ろのボール検出センサ26からの検出信号によって検出される(ステップ5)。尚、次のボール21は回転ローラ23とガイド部2の傾斜面との間で挟持あるいは当接した状態で止められるので、ボールの流れが堰き止められる。
シャッター機構3から送り出されたゴルフボール21は、上昇位置にあるボール受け27の上に転がり落ちる。このとき、ボール受け27を支える昇降フレーム28の傾斜縁部28aの上を滑らかにボール受け27の上に転がり落ち、球面状の座面35の中心を通る鉛直軸とボール21の中心を通る鉛直軸とが一致するようにして載置される。ボール受け27の上にゴルフボール21が存在することをボール検知センサ37によって検知すると(ステップ6)、次のティーアップ動作に備えて待機する。
これによってプレーヤーはゴルフボール21の打撃練習を開始できる。連続スイングの場合、スイングは、打撃後のフィニッシュ位置にあるクラブをそのままティー40の上を通過させてバックスイング位置にまで戻し、続いてダウンスイング→打撃(インパクト)→フォロースルー→フィニッシュ→ヘッドリターン→バックスイング→ダウンスイング→打撃と、連続的にスイングを繰り返すものである。この連続したスイングに対し安定的にティーアップした状態のゴルフボールを自動供給することにより、打撃練習を効果的に行いうるようにしたものである。尚、本実施形態のゴルフボール自動ティーアップ供給装置によると、ゴルフボールの打撃後にクラブをティー40の上を通過させてバックスイング位置に戻す時(ヘッドリターン時)には、ゴルフボール21はボール打撃位置39には供給されていない。なぜならば、ゴルフボール21にクラブが振れて落下する虞があるからである。そこで、クラブヘッドがクラブヘッド検知センサ56の前を通過した後にボール出し動作を行うようにしている。
つまり、クラブヘッド検知センサ56によってゴルフクラブのショット前通過(ダウンスイング)を確認(ステップ7)した後に、ボール検知センサ57によってゴルフボール21がティー40の上に存在しないことが検知されたとき(ステップ8)に、ショット完了と判断する。勿論、クラブヘッド検知センサ56の検知の有無にかかわらず、ボール検知センサ57によってゴルフボール21がティー40の上に存在しないことが検知されたことだけで(ステップ8)ショット完了と判断するようにしても良い。単に他方、ボール検知センサ57によってゴルフボール21が存在しないことが検知されると同時に、ティー搬送部5のモータ54が逆転駆動されティー40及びスライダ43がボールセット位置38へ向けて戻される。そして、ボールセット位置38にティー40及びスライダ43が戻ったことをボールセット側リミットスイッチ58aからの信号で検知すると(ステップ10)、ティー搬送部用モータ54の駆動を停止すると共にボール移載機構4のモータ32を逆転駆動してラック31に固定された昇降用フレーム28ごとボール受け27を降下させる(ステップ10)。
降下するボール受け27の中心にはボールセット位置38に戻ったティー40が存在するので、ボール受け27の内方をティー40が相対的に貫通することとなる。そして、ボール受け27に保持されたゴルフボール21がティー40の上に移される。一方、ボール移載機構4のボール受け27が所定位置まで降下したとき、ボール受け27を支持する昇降フレーム28が下端側リミットスイッチ34bを作動させてモータ32を停止させる(ステップ11)。これにより、ボール受け27の降下は停止すると共に、ゴルフボール21はティー40の上に載せられたティーアップ状態でボール送り出し指示を受けるまで待機状態に移行する。
その状態で、クラブヘッド検知センサ56がヘッドリターンを検知すると(ステップ12)、ティー搬送部5のモータ54を正転駆動させてスライダ43をボール打撃位置39へ向けて送り出す(ステップ12)。ティー40の上に予め載置されたゴルフボール21は、ティーアップ状態のままボールセット位置38からボール打撃位置39まで速やかに移動させられる。ちなみに、本実施形態の場合、ボールセット位置38からボール打撃位置39までのティー40の移動時間は0.5秒以下の範囲でスピードコントロール可能に設けられている。ちなみに、ステップ12はステップ1と同じ状態である。即ち、連続モードではステップ1〜ステップ11までを順次繰り返すこととなる。
そこで、プレーヤーは、ヘッドリターンからそのままバックスイング、さらにダウンスイング→打撃→フォロースルー→フィニッシュ→ヘッドリターンと連続的にスイングを繰り返すことができる。これにより、連続したスイングに安定した状態で追随し、ゴルフの練習を効果的に行い得る。
尚、通常モードの場合は、通常モードの選択によってクラブヘッド検知センサ56を切って、タイマー制御によりボールセット後に一定時間経過してからボール出しを行うようにしている。つまり、通常モードのスイングは上述のステップ1〜3を一定のインターバルをとって繰り返すものであり、具体的には、打撃の完了をボール検知センサ57で検知した後に、ボールセット位置38に戻ったテイー40の上にゴルフボールを載せてから、3〜5秒程度経過した後にボールをボール打撃位置39に送り出すようにしている。即ち、ゴルフボールの供給速度を連続打ちできないスピードにしている。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では、4本の落下防止片40cをX形に配置したティー40を用いた場合について主に説明したが、これに特に限定されるものではなく、図18に示すように前後方向にそれぞれ1本ずつ落下防止片40bを設けたティー40を用いても良いし、場合によっては落下防止片40bを有さないティーを用いても良い。
また、ボール受け27は、図10に示すように左右に分離された2部材で構成しなければならない必然性はなく、図18に示すように、漏斗状に抉られた座面35を有し、その中心にティー40が配置され尚且つ前後方向にティー40が通過できるように前方に開口27vが空けられたC形の一体的なブロックに構成しても良い。C形ブロックから成るボール受け27には、少なくとも台座部40aを含めた柱状部40dが相対的に鉛直方向に通過できる大きさでかつゴルフボール21の直径よりも狭い空間・孔27v並びにティー柱状部40dが水平方向に通過する開口27hを設ける必要がある。さらに、C形の一体ブロックから成るボール受け27を採用しかつ落下防止片40cを有するタイプのティー40を採用する場合には、落下防止片40bを含めてティー40全体がボール受け27の内方を相対的に鉛直方向に通過できる大きさでかつゴルフボール21の直径よりも狭い空間・孔27vを設けるか、少なくとも台座部40aを含めた柱状部40dが通過できる大きさの空間・孔27vを設けると共にその孔27vの周囲に落下防止片40b部分が鉛直方向に通過するためのスリット60を設けることにより、スリット60を落下防止片が通過するようにして、落下防止片40bを含めたティー40全体が相対的に鉛直方向にボール受けの内方を通過して、ボール受け27が降下する際にボール受け27とティー40及び落下防止片40bが干渉しないように設けても良い。
さらに、本実施形態では、ホッパー部1、ガイド部2、シャッター機構3、ボール移載機構4及びティー搬送手段5を1つの筐体6に納めたものとして構成しているが、これに特に限られるものではなく、場合によっては例えばホッパー部1とガイド部2あるいはさらにはシャッター機構3をボール移載機構4及びティー搬送手段5を含む装置とは別の設備として離れた場所に設置し、ボール供給管などで遠隔地から1個ずつ供給されるゴルフボールをボール移載機構4で受け取り、あるいは連なって列をなすように供給されるゴルフボールをボール移載機構4の直前でシャッター機構3により1個ずつボール移載機構4に供給し、ティー搬送手段5に移し替えてティーアップ状態で供給するようにしても良い。
1 ホッパー部
2 ガイド部
3 シャッター機構
4 ボール移載機構
5 ティー搬送手段
6 筐体
7 せせり手段
8 せせり板
9 補助せせり板
21 ゴルフボール
27 ボール受け
27v ティーが鉛直方向に通過するボール受けの孔
27h ティーの柱状部が水平方向に通過するボール受けの開口
28 昇降フレーム
35 すり鉢状の座面
37 ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサ
38 ボールセット位置
39 ボール打撃位置
40 ティー
40a 台座部
40b 落下防止片
40c 基台部
40d 柱状部
56 ボール打撃位置を通過したゴルフクラブのヘッドリターンを検知するクラブヘッド検知センサ
57 ボール打撃位置におけるティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサ

Claims (8)

  1. ゴルフボールを自動的にティーアップしてボール打撃位置に供給するゴルフボール自動ティーアップ供給装置において、ゴルフボールを貯蔵するホッパー部と、ゴルフボールを1個ずつ送り出すシャッター機構と、前記シャッター機構を通過した供給されるゴルフボールを受け取りボールセット位置にあるティーに移し替えるボール移載機構と、前記ティーを搭載し前記ティーを前記ボールセット位置と前記ボール打撃位置との間で往復動させるティー搬送手段とを備え、前記ティー搬送手段は前記ボールセット位置でゴルフボールをティーに載せたままの状態で前記ボール打撃位置まで水平移動させることにより前記ゴルフボールをティーアップ状態のまま自動供給できることを特徴とするゴルフボール自動ティーアップ供給装置。
  2. 前記ティーは前記ゴルフボールを載置する台座部の縁に、少なくとも前記ゴルフボールに働く慣性力が作用する方向に前記ゴルフボールの側方を包囲する落下防止片を備えることを特徴とする請求項1記載のゴルフボール自動供給装置。
  3. 前記落下防止片は、前記ゴルフボールの幅よりも狭い間隔でX形に4本配置されているものである請求項2記載のゴルフボール自動ティーアップ供給装置。
  4. 前記ボール移載機構は、前記ボールセット位置に待機する前記ティーを鉛直方向に相対的に貫通させるための孔と前記ティーが貫通した状態で前記ボール打撃位置へ向けて移動可能とする開口と前記ゴルフボールを載せる漏斗状に抉られた座面とを有するボール受けと、該ボール受けをボール受取り位置と前記ティーとの間で昇降させる昇降機構とを備えると共に、前記ボール受けの前記座面の中心軸が前記ボールセット位置に待機する前記ティーの中心軸と一致するように配置され、前記ボール受けが降下する際に、前記ボール受けの座面の中心を相対的に鉛直方向に貫通する前記ティーの台座部が前記ボール受けの座面に載せられているゴルフボールに当接して前記ゴルフボールを相対的に持ち上げ、ボール受けのみが下方に降下して前記ゴルフボールは前記ティーへ移載させるものである請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール自動供給装置。
  5. 前記ボール打撃位置における前記ティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、前記ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、前記ボール打撃位置を通過したゴルフクラブのヘッドリターンを検知するクラブヘッド検知センサとを備え、前記ボール打撃位置において打撃により前記ゴルフボールが前記ティー上から無くなったことを前記ボール検知センサで検出したときに前記ティーを前記ボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、前記ボールセット位置に前記ティーが存在せずかつ前記ゴルフボールが存在しないことを前記ボール検知センサで検出したときには前記ボール移載機構を上昇させると共に前記シャッター機構を駆動してゴルフボールを供給して前記ボール受けに載せて前記ティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、前記ティーがボールセット位置に復帰したときに前記ボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、前記ゴルフクラブのヘッドリターンを前記クラブヘッド検知センサで検出すると同時に前記ボールセット位置でゴルフボールを載せて待機する前記ティーを前記ボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行うことにより、連続打ちを可能としたものである請求項1から4のいずれか1つに記載のゴルフボール自動供給装置。
  6. 前記ボール打撃位置における前記ティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、前記ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、前記ティーの上に前記ゴルフボールが載せられて一定時間経過した後に前記ティーを前記ボール打撃位置への移送を指示する制御手段とを備え、前記ボール打撃位置において打撃により前記ゴルフボールが前記ティー上から無くなったことを前記ボール検知センサで検出したときに前記ティーを前記ボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、前記ボールセット位置に前記ティーが存在せずかつ前記ゴルフボールが存在しないことを前記ボール検知センサで検出したときには前記ボール移載機構を上昇させると共に前記シャッター機構を駆動してゴルフボールを供給して前記ボール受けに載せて前記ティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、前記ティーがボールセット位置に復帰したときに前記ボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、前記ボール出し待機状態となってから一定時間経過後に前記ボールセット位置でゴルフボールを載せて待機する前記ティーを前記ボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを行うことにより、連続打ちできない間隔でボール供給を行うものである請求項1から4のいずれか1つに記載のゴルフボール自動供給装置。
  7. 前記ボール打撃位置における前記ティーの上のゴルフボールを検知するボール検知センサと、前記ボールセット位置におけるゴルフボールの有無を検知するボール検知センサと、前記ボール打撃位置を通過したゴルフクラブのヘッドリターンを検知するクラブヘッド検知センサと、前記ティーの上に前記ゴルフボールが載せられて一定時間経過した後に前記ティーを前記ボール打撃位置への移送を指示する制御手段とを備えると共に、スイッチあるいはプログラム制御により前記クラブヘッド検知センサあるいは前記制御手段を選択的に実行可能に設け、前記ボール打撃位置において打撃により前記ゴルフボールが前記ティー上から無くなったことを前記ボール検知センサで検出したときに前記ティーを前記ボールセット位置へ戻してボール移載機構からのボール受取り待機状態とする一方、前記ボールセット位置に前記ティーが存在せずかつ前記ゴルフボールが存在しないことを前記ボール検知センサで検出したときには前記ボール移載機構を上昇させると共に前記シャッター機構を駆動してゴルフボールを供給して前記ボール受けに載せて前記ティーがボールセット位置に復帰するまで待機させ、前記ティーがボールセット位置に復帰したときに前記ボール移載機構を降下させてボール受けの上のゴルフボールを待機中のティーの上に移載してボール出し待機状態とし、前記ゴルフボールのヘッドリターンを前記クラブヘッド検知センサで検出すると同時に前記ボールセット位置でゴルフボールを載せて待機する前記ティーを前記ボール打撃位置へ移動させてティーアップ状態のままボール出しを即座に行う連続モードと、ボールセット後にタイマー制御により一定時間経過してからボール出しを行う通常モードとを、選択可能としたものである請求項1から4のいずれか1つに記載のゴルフボール自動供給装置。
  8. 前記ホッパー部の内部で前後動することにより、接触するボールを回転させあるいは押し込んだり引っ張ったりして、ボール同士の接触状態を変化させることによってボールのブリッジングを崩壊させるせせり手段を前記ホッパー部に備えるものである請求項1から7のいずれか1つに記載のゴルフボール自動供給装置。
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