JP2014018002A - 充電装置 - Google Patents

充電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014018002A
JP2014018002A JP2012154841A JP2012154841A JP2014018002A JP 2014018002 A JP2014018002 A JP 2014018002A JP 2012154841 A JP2012154841 A JP 2012154841A JP 2012154841 A JP2012154841 A JP 2012154841A JP 2014018002 A JP2014018002 A JP 2014018002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
charging
cooling
output
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012154841A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Nishiguchi
直男 西口
Hideyuki Yasuki
秀之 安木
Takashi Yamada
隆志 山田
masayuki Hanatani
真幸 花谷
Yusaku Ido
勇作 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Mobility Corp
Original Assignee
Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Automotive Electronics Co Ltd filed Critical Omron Automotive Electronics Co Ltd
Priority to JP2012154841A priority Critical patent/JP2014018002A/ja
Publication of JP2014018002A publication Critical patent/JP2014018002A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】利用者が、冷却部からの騒音と2次電池の満充電までの所要時間とを勘案して、冷却部の出力を変更できるようにする。
【解決手段】充電装置1は、2次電池20を充電する充電部2と、充電部2の出力を制御する充電制御部3と、2次電池20と充電部2の少なくとも一方を冷却する冷却部4と、冷却部4の出力を制御する冷却制御部5と、利用者の操作に基づいて冷却部4の出力を変更する冷却出力変更部6と、報知部7とを備える。冷却出力変更部6の変更状態に応じて、冷却制御部5が冷却部4の出力を変更し、充電制御部3が充電部2の出力を変更する。冷却出力変更部6で変更可能な冷却部4の出力に応じた、2次電池20の満充電までの所要時間を充電制御部3により演算し、該演算結果を報知部7により報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、2次電池を充電する充電部と、2次電池や充電部を冷却する冷却部を備えた充電装置に関する。
たとえば、電気自動車やハイブリッドカーは、走行用のモータを駆動するために、大容量の2次電池と充電装置を搭載している。充電装置に備わる充電部により、商用電源から2次電池を充電すると、2次電池や充電部から発熱して、温度が上昇する。充電装置や2次電池は、高熱により劣化して、寿命が短縮される。そこで、充電中の温度上昇を抑制するため、2次電池や充電部を冷却する冷却部を備えた充電装置がある。
冷却部には、電動ファンを用いた空冷式の冷却部や、電動ポンプで冷却水を循環させる水冷式の冷却部がある。しかし、このような冷却部では、作動音が大きくて、ユーザにとって耳障りになるという問題がある。この問題を解決する技術が、たとえば特許文献1および2に開示されている。
特許文献1では、利用者が電池パックの充電中にスイッチを押すことで、冷却ファンの出力を通常モード、低騒音モード、またはオフの3状態に変更できる。そして、設定された冷却ファンの出力状態を、LEDの点灯色により表示する。また、設定された冷却ファンの出力状態での充電中に、2次電池の温度や温度上昇が所定値を超えると、充電電流を低減する。
特許文献2では、電動ファン、冷却水、電動ポンプ、および放熱器から、冷却部を構成している。そして、充放電モードにおいて、周囲の音量が小さい時間帯になると、電動ポンプを停止させて、充放電電流を通常値より低い電流値にする。または、電動ポンプを作動させたまま、電動ファンを停止させる。
しかしながら、騒音を小さくするために、冷却部の出力を低下させるとともに、温度上昇を抑制するために、充電電流を低減させると、2次電池を満充電するまでにかかる時間が長くなる。これは、満充電までの所要時間の短縮を望む利用者にとって不都合である。利用者によっては、冷却部からの騒音の低減よりも、満充電までの所要時間の短縮を優先させる場合がある。逆に、満充電までの所要時間の短縮よりも、冷却部からの騒音の低減を優先させる場合もある。つまり、冷却部からの騒音の低減と満充電までの所要時間の短縮とは、二律背反の関係にある。
特開2005−276733号公報 特開2009−38958号公報
本発明の課題は、利用者が、冷却部からの騒音と2次電池の満充電までの所要時間とを勘案して、冷却部の出力を変更できる、利便性の高い充電装置を提供することである。
本発明では、2次電池を充電する充電部と、充電部の出力を制御する充電制御部と、2次電池と充電部の少なくとも一方を冷却する冷却部と、冷却部の出力を制御する冷却制御部と、利用者の操作に基づいて冷却部の出力を変更する冷却出力変更部とを備え、冷却出力変更部の変更状態に応じて、冷却制御部が冷却部の出力を変更し、充電制御部が充電部の出力を変更する充電装置において、充電制御部が、冷却出力変更部により変更可能な冷却部の出力に応じた、充電部による2次電池の満充電までの所要時間を演算する。そして、充電制御部の演算結果を報知する報知部が設けられる。
上記によると、冷却出力変更部の変更状態に応じて、冷却部および充電部の出力が変更され、冷却出力変更部で変更可能な冷却部の出力に応じた、2次電池の満充電までの所要時間が報知部により報知される。このため、利用者は、2次電池の充電中に、冷却出力変更部で冷却部の出力を変更した場合の、2次電池の満充電までの所要時間の変化を容易に把握することができる。そして、冷却部からの騒音と、2次電池の満充電までの所要時間とを勘案して、冷却部の出力を変更することができる。
また、本発明では、上記充電装置において、充電制御部は、2次電池の残量を検出して、充電部による2次電池の満充電までの所要時間を演算し、報知部は、充電制御部から出力される2次電池の残量、現在の2次電池の満充電までの所要時間、現在の冷却部の出力状態、冷却出力変更部により変更可能な冷却部の出力、および該出力に応じた2次電池の満充電までの所要時間を報知してもよい。
また、本発明では、上記充電装置において、さらに、利用者が所持する携帯機と無線で通信する無線通信部と、携帯機と無線通信部の通信状態に基づいて、携帯機が近傍に有るか否かを判定する携帯機有無判定部とを備え、携帯機有無判定部により携帯機が近傍に無いと判定された場合に、冷却制御部が冷却部の出力を大きくし、充電制御部が充電部の出力を大きくしてもよい。
また、本発明では、上記充電装置において、携帯機有無判定部により携帯機が近傍に有ると判定された場合に、報知部が、2次電池の残量、現在の2次電池の満充電までの所要時間、現在の冷却部の出力状態、冷却出力変更部により変更可能な冷却部の出力、および該出力に応じた2次電池の満充電までの所要時間を報知してもよい。
また、本発明では、上記充電装置において、携帯機有無判定部により携帯機が近傍に有ると判定された場合に、冷却出力変更部と報知部を同一の操作画面に表示してもよい。
さらに、本発明では、上記充電装置において、冷却出力変更部と報知部を携帯機に設けてもよい。
本発明によれば、利用者が、冷却部からの騒音と2次電池の満充電までの所要時間とを勘案して、冷却部の出力を変更できる、利便性の高い充電装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態の充電装置の構成図である。 本発明の第1実施形態の冷却出力変更部を示した図である。 充電制御の詳細を示した図である。 冷却制御の詳細を示した図である。 充電状態と冷却状態の関係を示した図である。 本発明の第1実施形態の充電動作のフローチャートである。 本発明の第1実施形態の報知部を示した図である。 本発明の第2実施形態の充電装置の構成図である。 本発明の第2実施形態の携帯機と無線通信部と携帯機有無判定部の構成図である。 本発明の第2実施形態の携帯機有無判定のフローチャートである。 本発明の第2実施形態の充電動作のフローチャートである。 本発明の第3実施形態の充電動作のフローチャートである。 本発明の第3実施形態の報知部と冷却出力変更部を示した図である。 本発明の第4実施形態の充電装置の構成図である。 本発明の第4実施形態の充電動作のフローチャートである。 本発明の第4実施形態の報知部と冷却出力変更部を示した図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
まず、第1実施形態の充電装置1の構成を、図1および図2を参照しながら説明する。
充電装置1と2次電池20は、たとえば電気自動車である車両100に搭載されている。充電装置1には、充電部2、充電制御部3、冷却部4、冷却制御部5、冷却出力変更部6、および報知部7が備わっている。
充電部2は、商用電源30からの電力により2次電池20を充電する。充電制御部3は、充電部2を動作させて、2次電池20に対する充電部2の出力を制御する。また、充電制御部3は、2次電池20の電池電圧などから電池残量を検出する。この2次電池20の残量検出は、公知技術により行う。
冷却部4は、たとえば電動のファン4f(図4参照)から構成され、2次電池20と充電部2の少なくとも一方を冷却する。冷却制御部5は、冷却部4を動作させて、冷却部4の出力を制御する。冷却部4のファン4fの回転数に応じて、冷却部4からの冷却風の流量と動作音(騒音)が変化する。
冷却出力変更部6は、図2に示すような、押しボタン型の操作キー6a〜6cから構成され、車両100の運転席近傍などに設けられている。各操作キー6a〜6cには、LED6d〜6fが設けられている。各操作キー6a〜6cを押下操作することで、対応するLED6d〜6fが点灯し、冷却部4の出力が変更できる。
図1の充電制御部3は、各操作キー6a〜6cからの出力信号に基づいて、冷却部4の出力の変更状態を検出し、該変更状態に応じて充電部2の出力を変更する。冷却制御部5は、充電制御部3から通知される冷却部4の出力の変更状態に応じて、冷却部4の出力を変更する。
報知部7は、車両100に搭載された液晶ディスプレイなどの表示画面11(図7参照)に設けられている。充電制御部3は、冷却出力変更部6により変更可能な冷却部4の出力に応じた、充電部2による2次電池20の満充電までの所要時間を演算し、該演算結果を報知部7に報知させる。
次に、充電制御部3による充電制御と冷却制御部5による冷却制御について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図3の(a)は、「通常充電」「動作音中」「動作音小」の各ケースごとに、充電制御がどのように行われるかを示した図であり、横軸は充電部2から出力される充電出力電流、縦軸は充電部2から出力される充電出力電圧を表している。図3の(b)は、上記各ケースごとの、満充電に至るまでの推移を示した図であり、横軸は満充電までの所要時間、縦軸は充電出力電流を表している。
図1の充電部2による2次電池20の充電開始時に、充電制御部3は、充電部2から2次電池20への充電出力電流をIに設定する。また、図2の「通常充電」の操作キー6aの操作時に、充電制御部3は、冷却部4の出力が通常充電用出力に設定されたと判断し、充電部2から2次電池20への充電出力電流をIに設定する。
は充電出力電流の最大値である(10.5A)。充電制御部3は、充電出力電流をIに設定すると、以降は、図3(a)に示す「通常充電」ケースのように、充電部2から2次電池20への充電出力を定電流から定電力、さらに定電圧の順で推移させる。定電流と定電力の区間は、充電部2と商用電源30(図1)の電流供給能力と電力供給能力に起因する出力垂下である。定電圧の区間は、2次電池の定格電圧に起因する出力垂下である。このように充電出力を最大から制御すると、図3(b)に示す「通常充電」ケースのように、充電出力電流の減少に従って2次電池20の満充電までの所要時間が変化する。この「通常充電」ケースでは、満充電までの所要時間が最短となる。具体的には、図5の充電出力電流Iの行に示すように、残量が0%の2次電池20の満充電までの所要時間が8時間になる。
また、図2の「動作音中」の操作キー6bの操作時に、充電制御部3は、冷却部4の出力が動作音中用出力に設定されたと判断し、充電部2から2次電池20への充電出力電流をIに設定する。Iは抑制された充電出力電流値である(5.3A)。充電制御部3は、充電出力電流をIに設定すると、以降は、図3(a)に示す「動作音中」ケースのように、充電部2から2次電池20への充電出力を定電流から定電圧の順で推移させる。このように充電出力を抑制して制御すると、図3(b)に示す「動作音中」ケースのように、充電出力電流の減少に従って2次電池20の満充電までの所要時間が変化する。この「動作音中」ケースでは、満充電までの所要時間が、「通常充電」ケースより長くなる。具体的には、図5の充電出力電流Iの行に示すように、残量が0%の2次電池20の満充電までの所要時間が10.5時間になる。
また、図2の「動作音小」の操作キー6cの操作時に、充電制御部3は、冷却部4の出力が動作音小用出力に設定されたと判断し、充電部2から2次電池20への充電出力電流をIに設定する。IはIよりさらに抑制された充電出力電流値である(2.6A)。充電制御部3は、充電出力電流をIに設定すると、以降は、図3(a)に示す「動作音小」ケースのように、充電部2から2次電池20への充電出力を定電流から定電圧の順で推移させる。このように充電出力を抑制して制御すると、図3(b)に示す「動作音小」ケースのように、充電出力電流の減少に従って2次電池20の満充電までの所要時間が変化する。この「動作音小」ケースでは、満充電までの所要時間が、「動作音中」ケースより長くなる。具体的には、図5の充電出力電流Iの行に示すように、残量が0%の2次電池20の満充電までの所要時間が19.5時間になる。
上記のように、充電制御部3で充電出力電流が設定されると、図4(a)に示す冷却制御部5の回路が動作して、冷却部4のファン4fの回転数をPWM(パルス幅変調)で制御する。
詳しくは、充電制御部3からの充電出力電流の設定情報に基づいて、冷却制御部5のPWM生成部5aが、ファン4fの電源電圧を定めるためのPWM出力を生成する。そして、生成したPWM出力でスイッチング素子5sをスイッチング動作させ、外部電源+Bから供給される電流をスイッチング素子5sとインダクタ5iに通して、コンデンサ5cで平滑化し、ファン4fに供給する。これにより、ファン4fの電源電圧が調整され、ファン4fの回転数が制御される。
具体的には、冷却出力変更部6の操作キー6aで「通常充電」が選択されて、充電制御部3で充電出力電流Iが設定された場合、図4(b)の充電出力電流Iの行に示すように、デューティーの大きなPWM出力がPWM生成部5aで生成される(丸数字1)。これにより、ファン4fの電源電圧が高い値Vとなる(丸数字2)。また、ファン4fの回転数が10000rpmとなり、図5の充電出力電流Iの行に示すように、ファン4fからの冷却風の流量が50m/sとなる。
また、操作キー6bで「動作音中」が選択されて、充電制御部3で充電出力電流Iが設定された場合、図4(b)の充電出力電流Iの行に示すように、デューティーが小さくなったPWM出力がPWM生成部5aで生成される(丸数字1)。これにより、ファン4fの電源電圧がVよりも低い抑制値Vとなる(丸数字2)。また、ファン4fの回転数が5000rpmとなり、図5の充電出力電流Iの行に示すように、ファン4fからの冷却風の流量が25m/sとなる。ファン4fの動作音による騒音レベルは、回転数10000rpmの場合を基準(0dB)にすると、回転数5000rpmの場合は18dB減少する。
また、操作キー6cで「動作音小」が選択されて、充電制御部3で充電出力電流Iが設定された場合、図4(b)の充電出力電流Iの行に示すように、デューティーがさらに小さくなったPWM出力がPWM生成部5aで生成される(丸数字1)。これにより、ファン4fの電源電圧がVよりも低い抑制値Vとなる(丸数字2)。また、ファン4fの回転数が2500rpmとなり、図5の充電出力電流Iの行に示すように、ファン4fからの冷却風の流量が13m/sとなる。ファン4fの動作音による騒音レベルは、回転数10000rpmの場合を基準(0dB)にすると、回転数2500rpmの場合は36dB減少する。
上記によると、冷却部4のファン4fの動作音(騒音レベル)は、ファン4fの回転数が10000rpmのときに大レベルになり、5000rpmのときに中レベルになり、2500rpmのときに小レベルになる。
次に、第1実施形態の充電動作を、図6および図7を参照しながら説明する。また、図1、図2、および図4を適宜参照する。図6で左側のフローチャートの各処理は、充電制御部3が実行し、右側のフローチャートの各処理は、報知部7が実行する。
利用者200が、図1の充電部2と商用電源30をケーブルなどで接続して、充電開始を操作キーなどで指示すると、充電制御部3は、最短時間で充電するため、充電部2により最大電力で2次電池20の充電を開始する(図6のステップS1)。このとき、充電制御部3が充電出力を電流値Iから制御し、冷却制御部5が冷却部4のファン4fの回転数を10000rpmに制御する。つまり、「通常充電」ケースで充電制御と冷却制御が実行される。
次に、充電制御部3は、現在の2次電池20の残量を検出し、該残量と実行中の充電出力制御の内容に基づいて、2次電池20の充電完了予定時間を演算する(ステップS2)。充電完了予定時間には、現在の2次電池20の満充電までの所要時間と、満充電になる予定時刻が含まれている。
演算された充電完了予定時間は、充電制御部3から報知部7に送信されて、報知部7で表示される(ステップS3)。詳しくは、報知部7は、図7(a)に示すように、現在の充電状況7a、2次電池20の電池残量7b、満充電までの所要時間7c、および満充電になる予定時刻7dを表示する。
次に、充電制御部3は、現在の2次電池20の残量と、冷却出力変更部6で変更可能な冷却部4の出力の複数ケースに対応する充電出力制御の内容に基づいて、該複数ケースでの充電完了予定時間を演算する(図6のステップS4)。冷却部4の出力の複数ケースとは、「通常充電」でのファン4fの回転数10000rpm、「動作音中」でのファン4fの回転数5000rpm、および「動作音小」でのファン4fの回転数2500rpmのことである。また、このときの充電完了予定時間には、上記各ケースでの、2次電池20の満充電までの所要時間と、満充電になる予定時刻が含まれている。
演算された上記複数ケースでの充電完了予定時間は、充電制御部3から報知部7に送信されて、報知部7で表示される(ステップS5)。詳しくは、報知部7は、図7(b)に示すように、先の表示内容7a〜7dに加えて、変更可能な冷却部4の出力の複数ケース7e、各ケースに応じた満充電までの所要時間7f、および満充電になる予定時刻7gを表示する。また、現在の冷却部4の出力状態のケース7eと、これに応じた満充電までの所要時間7fおよび満充電になる予定時刻7gを他より目立つ表示形態(たとえば、異色やハイライト)7hで表示する。上記の表示7b、7c、7d、7f、7gの内容は、充電制御部3と報知部7により逐次更新される。
さらに、報知部7は、冷却部4の動作音が気になる場合に、冷却出力変更部6の操作キー6a〜6c(図2)で冷却部4の出力が変更できることを示す表示7jも表示する。これにより、充電制御部3が、操作キー6a〜6cによる冷却部4の出力の変更を受け付ける状態となる(図6のステップS6)。
そして、利用者200が、図7(b)に示すような、報知部7の表示を見て、満充電までの時間的余裕や騒音の大きさを考慮し、冷却部4のファン4fの動作音を低減させるかどうかを判断する。ここで、たとえば利用者200が、ファン4fの動作音を小さくするために、操作キー6bまたは6cを操作して、冷却部4の出力を「動作音中」または「動作音小」に変更する。すると、充電制御部3が、冷却部4の出力が変更されたと判断し(図6のステップS7:YES)、該変更に応じて、充電出力電流を変更し(ステップS8)、冷却制御部5(図1)によりファン4f(図4)の回転数を変更する(ステップS9)。
さらに、充電制御部3は、変更後の充電制御による充電完了予定時間と、冷却部4の出力の複数ケースでの充電完了予定時間を演算する(ステップS10)。演算された各充電完了予定時間が、充電制御部3から報知部7に送信されると、報知部7の各充電完了予定時間の表示が更新される(ステップS11)。
具体的には、ステップS6で、利用者200が「動作音中」の操作キー6b(図2)を操作して、冷却部4の出力を「動作音中」に変更した場合は、ステップS8で、充電制御部3が充電出力電流をIに変更して、充電出力を抑制制御する。そして、ステップS9で、充電制御部3が充電出力電流のIへの変更を冷却制御部5に通知すると、冷却制御部5がファン4fの回転数を5000rpmに変更する。さらに、ステップS10で、充電制御部3が各充電完了予定時間を演算して、該演算結果を報知部7に送信すると、ステップS11で、図7(c)に示すように、報知部7の表示7c、7d、7h、7jが更新される。
また、図6のステップS6で、利用者200が「動作音小」の操作キー6c(図2)を操作して、冷却部4の出力を「動作音小」に変更した場合は、ステップS8で、充電制御部3が充電出力電流をIに変更して、充電出力を抑制制御する。そして、ステップS9で、充電制御部3が充電出力電流のIへの変更を冷却制御部5に通知すると、冷却制御部5がファン4fの回転数を2500rpmに変更する。さらに、ステップS10で、充電制御部3が各充電完了予定時間を演算して、該演算結果を報知部7に送信すると、ステップS11で、報知部7の表示7c、7d、7h、7jが更新される(図示省略)。
ステップS10およびS11の実行後、2次電池20が満充電になっていなければ(ステップS12:NO)、充電制御部3および報知部7は、ステップS4〜S11を繰り返し実行する。
そして、2次電池20が満充電になると(ステップS12:YES)、充電制御部3は、充電部2による2次電池20の充電を終了する(ステップS13)。報知部7は、充電制御部3から充電完了の通知を受けると、充電完了を表示する(ステップS14)。具体的には、報知部7は、図7(d)に示すように、充電状態を示す表示7aを充電完了に更新し、電池残量を示す表示7bを100%に更新する。また、満充電までの所要時間を示す表示7cを0時間に更新し、満充電になった時刻7kを表示する。
冷却部4のファン4fによる充電部2や2次電池20の冷却動作は、充電制御部3が充電を完了した後、しばらくしてから、冷却制御部5からの指令により終了する。
上記第1実施形態によると、冷却出力変更部6の操作キー6a〜6cの操作状態に応じて、冷却部4および充電部2の出力が変更され、冷却出力変更部6で変更可能な冷却部4の出力に応じた、2次電池20の満充電までの所要時間が報知部7により報知される。このため、利用者200は、2次電池20の充電中に、冷却出力変更部6で冷却部4の出力を変更した場合の、2次電池20の満充電までの所要時間の変化を容易に把握することができる。そして、冷却部4のファン4fからの騒音と、2次電池20の満充電までの所要時間とを勘案して、冷却部4の出力を変更することができる。
また、2次電池20の充電中に、現在の2次電池20の残量および満充電までの所要時間、並びに、現在の冷却部4の出力状態、変更可能な冷却部4の出力、および該変更に応じた2次電池20の満充電までの所要時間が、報知部7に表示される。このため、これら多くの情報を利用者200が容易に把握することができる。そして、これら多くの情報と冷却部4からの騒音とを判断材料として、冷却部4の出力を変更することができる。
次に、第2実施形態の充電装置1の構成を図8および図9を参照しながら説明する。
図8に示すように、第2実施形態の充電装置1は、第1実施形態の構成に加えて、携帯機8、無線通信部9、および携帯機有無判定部10を備えている。
携帯機8は、パッシブエントリーシステムで用いられるFOBキーなどから構成され、利用者200が所持する。携帯機8には、図9に示すように、制御部8a、操作画面8b、UHF(Ultra High Frequency)送信部8c、およびLF(Low Frequency)受信部8dが備わっている。操作画面8bは、液晶タッチパネルなどから構成されている。制御部8aは、携帯機8の各部を制御する。
無線通信部9には、車両100外に設置された車外LF送信部9aと、車両100内に設置された車内LF送信部9bおよびUHF受信部9cが備わっている。無線通信部9は、携帯機8と無線で通信する。携帯機有無判定部10は、携帯機8と無線通信部9の通信状態に基づいて、携帯機8が近傍の車両100内に有るか否かを判定する。
次に、携帯機8の車内有無判定を、図10を参照しながら説明する。図10で左側のフローチャートの各処理は、無線通信部9と携帯機有無判定部10が実行し、右側のフローチャートの各処理は、携帯機8が実行する。
車両100のドアの開錠スイッチが押下されると(ステップS21)、無線通信部9の車外LF送信部9aからLF信号が断続的に送出される(ステップS22)。携帯機8を所持した利用者200が車両100にある程度近づくと、車外LF送信部9aからのLF信号を携帯機8のLF受信部8dが受信する(ステップS23:YES)。すると、携帯機8の制御部8aが、UHF送信部8cによりUHF信号を返信し(ステップS24)、該UHF信号を無線通信部9のUHF受信部9cが受信する(ステップS25)。
そして、携帯機有無判定部10が、UHF受信部9cにより受信したUHF信号に含まれる携帯機8のIDなどの固有情報と、予め内部メモリに登録された携帯機8の登録情報とに基づいて、携帯機8の照合を行う。ここで、携帯機8の照合がOK(固有情報と登録情報が一致)であれば(ステップS26:YES)、車両100のドアが開錠される(ステップS27)。
次に、無線通信部9の車内LF送信部9bからLF信号が断続的に送出される(ステップS28)。携帯機8を所持した利用者200が車両100内に入ると、車内LF送信部9bからのLF信号を携帯機8のLF受信部8dが受信する(ステップS29:YES)。すると、携帯機8の制御部8aが、UHF送信部8cによりUHF信号を返信し(ステップS30)、該UHF信号を無線通信部9のUHF受信部9cが受信する(ステップS31)。
そして、携帯機有無判定部10は、再度携帯機8の照合を行い、照合がOKであれば(ステップS32:NO)、携帯機8が車内に有ると判定し(ステップS33)、ステップS28〜S31を繰り返し実行する。
一方、利用者200が携帯機8を車外に持ち出すと、携帯機8の照合が一定時間NG(携帯機8の固有情報と携帯機有無判定部10の登録情報が不一致)になる(ステップS32:YES)。この場合、携帯機有無判定部10は、携帯機8が車内に無いと判定する(ステップS34)。
この後、車両100のドアの施錠スイッチが押下されると(ステップS35)、無線通信部9の車外LF送信部9aからLF信号が断続的に送出される(ステップS36)。そして、車外にある携帯機8のLF受信部8dが車外LF送信部9aからのLF信号を受信すると(ステップS37:YES)、制御部8aがUHF送信部8cによりUHF信号を返信する(ステップS38)。該UHF信号を無線通信部9のUHF受信部9cが受信すると(ステップS39)、携帯機有無判定部10が再度携帯機8の照合を行い、照合がOKであれば(ステップS40:YES)、車両100のドアが施錠される(ステップS41)。
次に、第2実施形態の充電動作を、図11を参照しながら説明する。また、図7および図8を適宜参照する。図11で左側のフローチャートの各処理は、充電制御部3と携帯機有無判定部10が実行し、右側のフローチャートの各処理は、報知部7が実行する。
2次電池20の充電開始時に(図11のステップS1)、携帯機8を所持した利用者200が車内に居ると、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に有ることが確認される(ステップS1a:YES)。この場合、充電制御部3により充電完了予定時間が演算されて(ステップS2)、該充電完了予定時間などが報知部7で表示される(ステップS3、図7(a)参照)。
一方、携帯機8を所持した利用者200が車外に居ると、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に無いことが確認される(ステップS1a:NO)。この場合、充電制御部3による充電完了予定時間の演算と、該充電完了予定時間などの報知部7による表示は実行されない。
そして、ステップS3aで、再度携帯機8が車内に有ることが確認された場合(ステップS3a:YES)、充電制御部3が、現在の2次電池20の充電完了予定時間と、冷却出力変更部6で変更可能な冷却部4の出力の複数ケースでの充電完了予定時間をそれぞれ演算する(ステップS4a)。演算された充電完了予定時間などは報知部7で表示される(ステップS5a、図7(b)参照)。充電制御部3は、冷却出力変更部6による冷却部4の出力の変更を受け付ける状態となる(ステップS6)。
この後、利用者200が操作キー6b、6c(図2)で冷却部4の出力を「動作音中」または「動作音小」に変更すると、充電制御部3が冷却部4の出力が変更されたと判断する(ステップS7:YES)。そして、充電制御部3は、その変更に応じて、充電出力電流を変更し(ステップS8)、冷却制御部5(図8)によりファン4f(図4)の回転数を変更する(ステップS9)。さらに、充電制御部3が充電完了予定時間を演算し(ステップS10)、該演算結果により報知部7の表示が更新される(ステップS11)。そして、2次電池20が満充電になっていなければ(ステップS12:NO)、充電制御部3および報知部7は、ステップS3a〜S11を繰り返し実行する。
一方、ステップS3aで、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に無いことが確認された場合(ステップS3a:NO)、冷却制御部5が冷却部4のファン4fの回転数を最大の10000rpmにする(ステップS3b)。また、充電制御部3が充電出力電流を最大値Iにして、該最大値Iから充電制御を実行する(ステップS3c)。これにより、2次電池20が最短時間で充電される。冷却部4のファン4fからの騒音は大きくなるが、利用者200は、車内に居ないので、騒音が気になることはない。また、ファン4fの回転数や充電出力電流を、ステップS3b、S3cのように一気に最大値に変更する以外に、徐々にまたは所定値だけ大きくするようにしてもよい。
その後、2次電池20が満充電になると(ステップS12:YES)、充電制御部3が2次電池20の充電を終了し(ステップS13)、報知部7が充電完了を表示する(ステップS14、図7(d)参照)。このとき、携帯機8が車内に無ければ、報知部7による充電完了の表示を省略する。
上記第2実施形態によると、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に無いと判定された場合に、冷却部4のファン4fの回転数を最大にし、充電部2からの充電出力電流を最大にしている。このため、ファン4fからの騒音を気にする利用者200が車内に居ない状態で、充電部2の出力を最大にして、2次電池20を充電し、満充電までの所要時間を短縮することができる。
また、携帯機8が車内に有ると判定された場合に、図7に示したように、2次電池20の残量、現在の2次電池20の満充電までの所要時間、現在の冷却部4の出力状態、冷却出力変更部6により変更可能な冷却部4の出力、および該出力に応じた2次電池20の満充電までの所要時間を、報知部7で表示している。このため、携帯機8を所持した利用者200が車内に居る必要時にのみ、上記各情報を報知して、消費電力を低減することができる。
次に、第3実施形態の充電装置1を、図12および図13を参照しながら説明する。
第3実施形態では、図13(b)および(c)に示すように、液晶タッチパネルの操作画面12に報知部7とともに、冷却出力変更部6の操作キー6a’〜6c’を設けている。その他の構成は、第2実施形態の構成と同様である(図8参照)。
図12に示す充電動作で、左側のフローチャートの各処理は、充電制御部3と携帯機有無判定部10が実行し、右側のフローチャートの各処理は、冷却出力変更部6と報知部7が実行する。
2次電池20の充電開始時は(図12のステップS1)、液晶タッチパネルの操作画面12の表示が停止されている(ステップS1b)。携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に有ることが確認されて(ステップS1a:YES)、充電制御部3から操作画面12の表示が指示されると(ステップS1c)、操作画面12が表示される(ステップS1d)。このとき、図13(a)に示すように、報知部7の表示7a〜7dを操作画面12に表示してもよい。
一方、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に無いことが確認されると(ステップS1a:NO)、操作画面12の表示は停止したままである。
そして、ステップS3aで、再度携帯機8が車内に有ることが確認された場合(ステップS3a:YES)、充電制御部3が、現在と変更可能な冷却部4の出力の複数ケースでの充電完了予定時間をそれぞれ演算する(ステップS4a)。演算された充電完了予定時間などは操作画面12の報知部7で表示される(ステップS5a)。このとき、図13(b)に示すように、同一の操作画面12に冷却出力変更部6の操作キー6a’〜6c’も表示される(ステップS5b)。これにより、充電制御部3は、冷却出力変更部6による冷却部4の出力の変更を受け付ける状態となる(ステップS6)。
この後は、第2実施形態で説明したように、ステップS7〜S12およびステップS3a〜S6が繰り返し実行される。
そして、2次電池20が満充電になると(ステップS12:YES)、充電制御部3が2次電池20の充電を終了し(ステップS13)、報知部7が充電完了を表示する(ステップS14、図13(d)参照)。この一定時間後に、操作画面12の表示が停止される(ステップS15)。
上記第3実施形態によると、携帯機有無判定部10により携帯機8が車内に有ると判定された場合に、冷却出力変更部6の操作キー6a’〜6c
’と報知部7を同一の操作画面12に表示している。このため、携帯機8を所持した利用者が車内に居る必要時に、冷却出力変更部6と報知部7を同時に表示して、冷却出力変更部6の操作性を向上させつつ、消費電力を低減することができる。
次に、第4実施形態の充電装置1を、図14〜図16を参照しながら説明する。
第4実施形態では、図14に示すように、携帯機8の液晶タッチパネルの操作画面8bに報知部7と冷却出力変更部6を設けている。
図15に示す充電動作で、左側のフローチャートの各処理は、充電制御部3と携帯機有無判定部10が、前述したように実行する。右側のフローチャートの各処理は、携帯機8の冷却出力変更部6と報知部7が実行する。
2次電池20の充電開始時は(図15のステップS1)、携帯機8の操作画面8bの表示が停止されている(ステップS1b’)。充電制御部3からの表示指示を受けたときに(ステップS1c)、操作画面8bの表示が行われる(ステップS1d’)。このとき、図16(a)に示す報知部7の表示7a’、7b’、7c
’、7d’を操作画面8bに表示してもよい。
そして、充電制御部3から携帯機8に、現在と変更可能な冷却部4の出力の複数ケースでの充電完了予定時間の演算結果が送信されて来ると、該演算結果を操作画面8bの報知部7で表示する(図15のステップS5a’)。
詳しくは、報知部7は、図16(a)に示すように、現在の充電状況7a’、2次電池20の残量7b’、満充電までの所要時間7c’、満充電になる予定時刻7d’、変更可能な冷却部4の出力の複数ケース7e’、各ケースに応じた満充電までの所要時間7f’、および満充電になる予定時刻7g’を表示する。また、現在の冷却部4の出力状態のケース7e’と、これに応じた満充電までの所要時間7f’および満充電になる予定時刻7g’を他より目立つ表示形態7h’で表示する。上記の表示7b’、7c’、7d’、7f’、7g’の内容は逐次更新される。
また、同一の操作画面8bに冷却出力変更部6の操作キー6a’〜6c’も表示する(図15のステップS5b’)。さらに、冷却部4の動作音が気になる場合に、操作キー6a’〜6c’をタッチすることで、冷却部4の出力が変更できることを示す表示7j’も表示する(図16(a))。
この後、充電制御部3から携帯機8に、再度充電完了予定時間の演算結果が送信されて来ると、該演算結果により操作画面8bの報知部7の表示を更新する(図15のステップS11’)。詳しくは、図16(b)に示すように、報知部7の表示7c’、7d’、7h’、7j’を更新する。
そして、2次電池20が満充電になって(図15のステップS12:YES)、充電が終了すると(ステップS13)、報知部7が充電完了を表示する(ステップS14’、図16(c)参照)。この一定時間後に、操作画面8bの表示が停止される(ステップS15’)。
上記第4実施形態によると、冷却出力変更部6と報知部7を携帯機8の操作画面8bに設けている。このため、利用者200が操作画面8bを見て、2次電池20の満充電までの所要時間と冷却部4からの騒音とを勘案し、冷却部4の出力を変更することができる。また、携帯機8は利用者200にとって扱い易いので、冷却出力変更部6の操作性を向上させることができる。
本発明は、上述した以外にも種々の実施形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態では、冷却出力変更部6で変更可能な冷却部4の出力として、3段階のファン4fの回転数を設定した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、2段階または4段階以上のファン4fの回転数を設定してもよい。また、ダイヤルやレバーなどの操作手段で、ファン4fの回転数を無段階で連続的に変化させるようにしてもよい。さらに、ヒートシンクなどにより自然放熱でも冷却可能な場合は、ファン4fの回転数を0rpm、つまりファン4fを停止させてもよい。
また、上記実施形態では、変更可能な冷却部4の出力に応じた充電出力電流を3段階に設定した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、2段階または4段階以上の充電出力電流を設定してもよい。また、充電出力電流を無段階で連続的に変化するように設定してもよい。
また、上記実施形態では、ファン4fを備えた風冷式の冷却部4を用いた例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、放熱器、冷却水、および冷却水循環用電動ポンプなどを備えた水冷式の冷却部を用いてもよい。この場合、変更可能な冷却部の出力として、電動ポンプの駆動量を設定すればよい。また、冷却部4で、2次電池20と充電部2の少なくとも一方を冷却するようにしてもよい。
また、第2〜第4実施形態では、FOBキーから成る携帯機8を用いた例を示したが、本発明はこれに限るものではなく、その他の高機能携帯電話機などの携帯端末を用いてもよい。
また、図10の実施形態では、車内LF送信部9bからのLF信号に対して、携帯機8から返信があって、携帯機8の照合がOKである場合に、携帯機8が車内に有ると判定した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、携帯機8で複数のLF送信部からのLF信号の受信強度を計測し、該計測結果に基づいて携帯機有無判定部10が携帯機8の車内の有無を判定してもよい。また、その他の公知技術により、携帯機8の車内の有無を判定してもよい。
また、図15の実施形態では、携帯機8が車内に有る場合に、携帯機8の操作画面8bに報知部7と冷却出力変更部6を表示した例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、車両100の内外に関係なく、冷却部4からの騒音が気になるような、冷却部4から所定半径の範囲内に、携帯機8が有ることを確認して、操作画面8bに報知部7と冷却出力変更部6を表示してもよい。また、携帯機8が冷却部4の近傍に有るか無いかを判定せずに、充電中常に、または利用者200の操作により、操作画面8bに報知部7と冷却出力変更部6を表示してもよい。
また、図16の実施形態では、携帯機8の操作画面8bに表示により冷却出力変更部6を設けた例を示したが、本発明はこれに限るものではない。これ以外に、たとえば、携帯機8に機械的なスイッチなどから成る冷却出力変更部6を実装してもよい。この場合、冷却出力変更部6に関連付けて、操作画面8bに報知部7の表示を行えばよい。
さらに、上記実施形態では、車両100に搭載された充電装置1に、本発明を適用した例を示したが、車両用以外の、利用者が冷却部からの騒音を気にするような環境にある充電装置に対しても、本発明を適用することは可能である。
1 充電装置
2 充電部
3 充電制御部
4 冷却部
5 冷却制御部
6 冷却出力変更部
6a、6b、6c、6a’、 6b’、6c’ 操作キー
7 報知部
8 携帯機
8b 操作画面
9 無線通信部
10 携帯機有無判定部
12 操作画面
20 2次電池

Claims (6)

  1. 2次電池を充電する充電部と、
    前記充電部の出力を制御する充電制御部と、
    前記2次電池と前記充電部の少なくとも一方を冷却する冷却部と、
    前記冷却部の出力を制御する冷却制御部と、
    利用者の操作に基づいて前記冷却部の出力を変更する冷却出力変更部と、を備え、
    前記冷却出力変更部の変更状態に応じて、前記冷却制御部が前記冷却部の出力を変更し、前記充電制御部が前記充電部の出力を変更する充電装置において、
    前記充電制御部は、前記冷却出力変更部により変更可能な前記冷却部の出力に応じた、前記充電部による前記2次電池の満充電までの所要時間を演算し、
    前記充電制御部の演算結果を報知する報知部を備えた、ことを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置において、
    前記充電制御部は、前記2次電池の残量を検出して、前記充電部による前記2次電池の満充電までの所要時間を演算し、
    前記報知部は、前記充電制御部から出力される前記2次電池の残量、現在の前記2次電池の満充電までの所要時間、現在の前記冷却部の出力状態、前記冷却出力変更部により変更可能な前記冷却部の出力、および該出力に応じた前記2次電池の満充電までの所要時間を報知する、ことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の充電装置において、
    利用者が所持する携帯機と無線で通信する無線通信部と、
    前記携帯機と前記無線通信部の通信状態に基づいて、前記携帯機が近傍に有るか否かを判定する携帯機有無判定部と、を備え、
    前記携帯機有無判定部により前記携帯機が近傍に無いと判定された場合に、
    前記冷却制御部が前記冷却部の出力を大きくし、前記充電制御部が前記充電部の出力を大きくする、ことを特徴とする充電装置。
  4. 請求項3に記載の充電装置において、
    前記携帯機有無判定部により前記携帯機が近傍に有ると判定された場合に、
    前記報知部が、前記2次電池の残量、現在の前記2次電池の満充電までの所要時間、現在の前記冷却部の出力状態、前記冷却出力変更部により変更可能な前記冷却部の出力、および該出力に応じた前記2次電池の満充電までの所要時間を報知する、ことを特徴とする充電装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の充電装置において、
    前記携帯機有無判定部により前記携帯機が近傍に有ると判定された場合に、
    前記冷却出力変更部と前記報知部を同一の操作画面に表示する、ことを特徴とする充電装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の充電装置において、
    前記冷却出力変更部と前記報知部を前記携帯機に設けた、ことを特徴とする充電装置。
JP2012154841A 2012-07-10 2012-07-10 充電装置 Pending JP2014018002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154841A JP2014018002A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012154841A JP2014018002A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 充電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014018002A true JP2014018002A (ja) 2014-01-30

Family

ID=50112199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012154841A Pending JP2014018002A (ja) 2012-07-10 2012-07-10 充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014018002A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086550A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 トヨタ自動車株式会社 電動車両の制御装置
KR101628603B1 (ko) * 2015-01-20 2016-06-08 현대자동차주식회사 환경차량용 충전기 냉각시스템 제어 방법 및 냉각시스템 제어기
WO2016121333A1 (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社デンソー 車両用電池の充電情報報知システム、充電情報報知プログラム、及び充電情報報知方法
JP2017093041A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 充電装置
JP2017135929A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社Subaru 車載充電器冷却装置
JP2018042365A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 車両およびその制御方法
JP2020089206A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社デンソーテン 車両の充電制御装置及び車両の充電制御方法
EP4012885A1 (en) * 2015-08-12 2022-06-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device and method for controlling fan of electronic device
EP4024657A1 (en) * 2015-08-13 2022-07-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless charging method and apparatus thereof
WO2023089873A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 三菱自動車工業株式会社 冷却装置の運転制御装置
EP4187168A1 (en) * 2021-11-29 2023-05-31 Nio Technology (Anhui) Co., Ltd Control method for vehicle-mounted wireless charger, vehicle-mounted wireless charger and vehicle
WO2024085234A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 Fdk株式会社 充電制御装置、蓄電システム、充電残時間通知方法、及び、充電残時間通知プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276733A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Hitachi Koki Co Ltd 充電装置
JP2007276696A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Calsonic Kansei Corp 車両用蓄電源空調システム
JP2010004620A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Denso Corp 車両用充電装置および車両用充電システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005276733A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Hitachi Koki Co Ltd 充電装置
JP2007276696A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Calsonic Kansei Corp 車両用蓄電源空調システム
JP2010004620A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Denso Corp 車両用充電装置および車両用充電システム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016086550A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 トヨタ自動車株式会社 電動車両の制御装置
KR101628603B1 (ko) * 2015-01-20 2016-06-08 현대자동차주식회사 환경차량용 충전기 냉각시스템 제어 방법 및 냉각시스템 제어기
WO2016121333A1 (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社デンソー 車両用電池の充電情報報知システム、充電情報報知プログラム、及び充電情報報知方法
JP2016140193A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社デンソー 車両用電池の充電情報報知システム及び充電情報報知プログラム
EP4012885A1 (en) * 2015-08-12 2022-06-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic device and method for controlling fan of electronic device
US11652373B2 (en) 2015-08-13 2023-05-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless charging method and apparatus thereof
US11451074B2 (en) 2015-08-13 2022-09-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless charging method and apparatus thereof
EP4024657A1 (en) * 2015-08-13 2022-07-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Wireless charging method and apparatus thereof
JP2017093041A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 充電装置
JP2017135929A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社Subaru 車載充電器冷却装置
JP2018042365A (ja) * 2016-09-07 2018-03-15 トヨタ自動車株式会社 車両およびその制御方法
JP2020089206A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社デンソーテン 車両の充電制御装置及び車両の充電制御方法
WO2023089873A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 三菱自動車工業株式会社 冷却装置の運転制御装置
JP7473090B2 (ja) 2021-11-22 2024-04-23 三菱自動車工業株式会社 冷却装置の運転制御装置
EP4187168A1 (en) * 2021-11-29 2023-05-31 Nio Technology (Anhui) Co., Ltd Control method for vehicle-mounted wireless charger, vehicle-mounted wireless charger and vehicle
WO2024085234A1 (ja) * 2022-10-19 2024-04-25 Fdk株式会社 充電制御装置、蓄電システム、充電残時間通知方法、及び、充電残時間通知プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014018002A (ja) 充電装置
US8907629B2 (en) Electric vehicle battery lifetime optimization operational mode
US20180229324A1 (en) Systems and methods for wireless control of an engine-driven welding power supply
JP5720367B2 (ja) 駐車設備
US9724778B2 (en) Systems and methods for wireless control of a welding power supply
KR102322921B1 (ko) 전기 자동차 및 그 제어방법
JP6477865B2 (ja) 施解錠システム
US9496804B2 (en) Inverter-charger combined device for electric vehicles and method thereof
JP6221836B2 (ja) 車両用電力管理装置
KR101649642B1 (ko) 배터리 제어 장치 및 그 방법
EP3122504B1 (en) Systems and methods for prioritization of wireless control of a welding power supply
US20160185250A1 (en) Control system for hybrid vehicle
JP2013038870A (ja) 充電装置
KR20190047776A (ko) 무선 충전 장치 및 이를 포함하는 차량, 무선 충전 장치의 충전 상태 표시 방법
JP5398866B2 (ja) 充放電制御装置
JP5895165B2 (ja) 電力変換装置
JP5524166B2 (ja) 複数台の普通充電器に対応する充電制御装置
JP2013118759A (ja) 複数台の普通充電器に対応する充電制御装置
KR101224340B1 (ko) 전기 자동차 배터리의 상태 정보를 확인하기 위한 원격 무선 장치 및 배터리 관리 장치와 상기 전기 자동차의 배터리 상태 확인 방법
WO2014061249A1 (ja) 電池電力制御システム、電子制御装置、電池モジュール
JP4894845B2 (ja) リモートコントローラシステム
KR20210151228A (ko) 전자기기, 이의 제어방법 및 무선전력 송수신시스템
JP7434726B2 (ja) 電池パック、機器本体及び電気機器
WO2014125834A1 (ja) 無接点充電システムと、無接点充電装置と、携帯機器と、そのプログラム、および無接点充電装置を搭載した自動車
CN105790336A (zh) 车载终端充电系统及汽车

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160405