JP2014017243A - 外装部材取付装置及び外装部材取付方法 - Google Patents

外装部材取付装置及び外装部材取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014017243A
JP2014017243A JP2013121094A JP2013121094A JP2014017243A JP 2014017243 A JP2014017243 A JP 2014017243A JP 2013121094 A JP2013121094 A JP 2013121094A JP 2013121094 A JP2013121094 A JP 2013121094A JP 2014017243 A JP2014017243 A JP 2014017243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing
electric wire
exterior
sheet
exterior member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013121094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6084517B2 (ja
Inventor
Katsusato Suzuki
勝覚 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2013121094A priority Critical patent/JP6084517B2/ja
Publication of JP2014017243A publication Critical patent/JP2014017243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6084517B2 publication Critical patent/JP6084517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤーハーネスへの外装部材の取付作業の効率を向上させることができる外装部材取付装置を提供する。
【解決手段】外装部材は、一方に接着面を有し他方に外装面を有して長尺シート状に形成されるシート部材90であり、外装部材取付装置は、第1の押圧部材12及び第2の押圧部材13の間に被押圧物を挟んで押圧する押圧手段10と、接着面を内側にして屈曲させたシート部材90を、被押圧物として押圧手段10の第1の押圧部材12と第2の押圧部材13の間に供給するシート部材供給手段20と、押圧手段10に供給されたシート部材90の接着面に沿わせて電線部分82を保持する電線保持手段50,60と、を備え、押圧手段10の押圧により、シート部材90を、接着面を内側にして電線部分82を挟んで電線部分の長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、電線部分82を挟んで対向するシート部材90の接着面同士を接着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外装部材取付装置に関し、詳しくは、自動車の内部配線等に使用されるワイヤーハーネスの電線部分へ外装部材を取り付けるための外装部材取付装置及び外装部材取付方法に関するものである。
従来、自動車等に配索されるワイヤハーネスにおいて、その電線部分を覆って保護するための外装部材が各種提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1記載の外装部材(保護材)は、塩化ビニール製のシートから構成されており、このシートを手作業で電線群の外周に巻き付けてから、シートの巻き付け方向両端部を重ね、重ねた部分を熱溶着機の熱圧着部に配して加圧かつ加熱することで溶着し、これによりワイヤハーネスに取り付けられるようになっている。特許文献2記載の外装部材(保護シート)は、ゴムシートと、その一方面に形成された粘着層とを備えて構成されており、このシートを手作業で電線群の外周に巻き付けて粘着層を電線群に粘着させるとともに、巻き付け方向開始側のシートに終端側の粘着層を重ねて粘着させることで、ワイヤハーネスに取り付けられるようになっている。
ところで、ワイヤハーネスは、自動車等に配索する際の配線形態にほぼ添うように二次元的に配設され、この配設された状態において外装部材が取り付けられることが一般的である。即ち、図7(A)に示すように、ワイヤハーネスWは、端末部にコネクタCが接続された複数のプリハーネスを布線板等に設置し、このプリハーネスの電線部分W1を係止ピン等で係止して所定の配索形態に保持してから、図7(B)に示すように、所定区間ごとの電線部分W1に外装部品Pを取り付け、外装部品Pの端部を電線部分W1にテープTで固定するなどして製作される。従って、このようなワイヤハーネスWの製造手順に対応して、所定の電線部分に外装部材を適切に取り付ける必要がある。
特開平11−7856号公報 特開2009−302023号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されたような従来の取付方法では、作業者の手作業によって1枚ずつのシートを巻き付けて接着するために、外装部材の取付作業の作業性が高められないとともに、シートを巻き付ける際に粘着層が意図しない部位に粘着してシートが無駄になるなどの問題もある。このため、所定の配索形態に保持したワイヤハーネスに対して効率よく外装部材を取り付けることができる取付装置の開発が望まれていた。
本発明は、上記した点に鑑み、ワイヤーハーネスへの外装部材の取付作業の効率を向上させることができる外装部材取付装置及び外装部材取付方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための請求項1記載の発明は、ワイヤハーネスの電線部分を覆う外装部材を取り付けるための外装部材取付装置であって、前記外装部材は、一方に接着面を有し他方に外装面を有して長尺シート状に形成されるシート部材であり、前記外装部材取付装置は、第1の押圧部材及び第2の押圧部材の間に被押圧物を挟んで押圧する押圧手段と、前記接着面を内側にして屈曲させた前記シート部材を、前記被押圧物として前記押圧手段の前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材の間に供給するシート部材供給手段と、前記押圧手段に供給された前記シート部材の前記接着面に沿わせて前記電線部分を保持する電線保持手段と、を備え、前記押圧手段の押圧により、前記シート部材を、前記接着面を内側にして前記電線部分を挟んで前記電線部分の長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、前記電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させることを特徴とする。
上述した課題を解決するための請求項2記載の発明は、請求項1記載の外装部材取付装置において、前記電線部分の長さに応じた長さに前記シート部材を切断する切断手段をさらに備えていることを特徴とする。
上述した課題を解決するための請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の外装部材取付装置において、前記押圧手段は、ベースと、固定された前記第1の押圧部材と、移動可能に配置された前記第2の押圧部材を有し、前記第1の押圧部材は、前記電線部分の配索方向に沿って移動可能に支持された第1移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成され、前記第2の押圧部材は、前記第1の移動押圧部材に対向して移動可能に支持された第2移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成されていることを特徴とする。
上述した課題を解決するための請求項4記載の発明は、ワイヤハーネスの電線部分を覆う外装部材を取り付けるための外装部材取付方法であって、一方に接着面を有し他方に外装面を有した長尺シート状に形成されたシート部材からなる外装部材を、前記接着面を内側にして屈曲させるステップと、屈曲させた前記外装部材の内側に前記電線部分を載置するステップと、前記電線部分を載置した前記外装部材を前記接着面を内側にして前記電線部分を挟んでその長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、前記電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させるステップと、からなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、外装部材は、一方に接着面を有し他方に外装面を有して長尺シート状に形成されるシート部材であり、外装部材取付装置は、第1の押圧部材及び第2の押圧部材の間に被押圧物を挟んで押圧する押圧手段と、接着面を内側にして屈曲させたシート部材を、被押圧物として押圧手段の第1の押圧部材と第2の押圧部材の間に供給するシート部材供給手段と、押圧手段に供給されたシート部材の接着面に沿わせて電線部分を保持する電線保持手段と、を備え、押圧手段の押圧により、シート部材を、接着面を内側にして電線部分を挟んで電線部分の長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させるので、簡単かつ確実に、効率よくワイヤハーネスに外装部材を取り付けることができ、また外装部材の貼り合わせ品質の安定化を図ることができる。さらに、ワイヤハーネスの電線を電線保持手段で保持するので、作業者がワイヤハーネスを保持しておく必要がないことから、外装部材の取り付け作業をさらに効率よく行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、電線部分の長さに応じた長さにシート部材を切断する切断手段をさらに備えているので、いろいろな長さの電線部分を有するワイヤハーネスに外装部材を取り付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、押圧手段は、ベースと、固定された第1の押圧部材と、移動可能に配置された第2の押圧部材を有し、第1の押圧部材は、電線部分の配索方向に沿って移動可能に支持された第1移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成され、第2の押圧部材は、第1の移動押圧部材に対向して移動可能に支持された第2移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成されているので、外装部材を押圧する第1の押圧部材と第2の押圧部材の長手方向の長さを変更することができ、ワイヤハーネスの電線に取り付ける外装部材の長さの変更に対応することができる。
請求項4に記載の発明によれば、外装部材取付方法は、一方に接着面を有し他方に外装面を有した長尺シート状に形成されたシート部材からなる外装部材を、接着面を内側にして屈曲させるステップと、屈曲させた外装部材の内側に電線部分を載置するステップと、電線部分を載置した外装部材を接着面を内側にして電線部分を挟んでその長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、電線部分を挟んで対向するシート部材の接着面同士を接着させるステップと、からなるので、簡単かつ確実に、効率よくワイヤハーネスに外装部材を取り付けることができ、また外装部材の貼り合わせ品質の安定化を図ることができる。
本発明に係る外装部材取付方法を実施する外装部材取付装置の第1の実施形態の構成例を示す概略平面図である。(第1の実施形態) 図1の外装部材取付装置におけるA−A線断面図である。(第1の実施形態) 図1の外装部材取付装置における一部の構成を説明する図であり、(A)はB−B線断面図、(B)はC−C線側面図である。 図2の外装部材取付装置における押圧動作を説明する図であり、(A)は押圧前、(B)は押圧後を示す図である。(第1の実施形態) 図2の外装部材取付装置で外装部材が組み付けられたワイヤハーネスの一例を示す斜視図である。(第1の実施形態) 本発明に係る外装部材取付装置の第2の実施形態の構成例を示す概略平面図である。(第2の実施形態) 従来の方法で外装部材が組み付けられたワイヤハーネスの一例を示し、(A)は組付前、(B)は組付後を示す図である。(従来例)
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)本発明の外装部材取付方法を実施する外装部材取付装置の第1の実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。本実施形態の外装部材取付装置1は、ワイヤハーネス80の製造過程において、該ワイヤハーネス80の電線82部分に、これを覆う外装部材であるシート部材90を取り付けるための装置である。この外装部材取付装置1は、ワイヤハーネス80における所定区間ごとの電線82部分にシート部材90を取り付けることができるようになっている。シート部材90は、保護層と接着層とを有して長尺シート状に形成され、一方の接着面を内側にして他方の外装面を外側にして電線82を挟んで二つ折りにされるとともに対向する接着面同士が接着され、これにより、シート部材90の間に挟んだ電線82を保護するものである。
外装部材取付装置1は、図1及び図2に示すように、押圧手段としての押圧部10と、シート部材供給手段としてのシート部材供給部20と、切断手段としてのシート部材切断部30と、コネクタ搬送手段としてのコネクタ搬送部40と、電線保持手段としてのコネクタ保持部50及び電線保持部60と、を備えて構成されている。
押圧部10は、ベース11と、ベース11上に固定された第1の押圧部材12と、ベース11上に移動可能に配置された第2の押圧部材13と、を有する。第1の押圧部材12は、長方形の内側押圧面12aを有し、図3(A)に示すように、内側押圧面12aの上部には、長手方向にわたってリブ状の押圧部12bが設けられ、押圧部12bの下側に、同様に長手方向にわたってリブ状の弾性体からなる補助押圧部12cが設けられている。第2の押圧部材13は、第1の押圧部材12の内側押圧面12aとの間で被押圧物を押圧する長方形の内側押圧面13aを有し、この内側押圧面13aと対向する外側対向面13bに固定された取付部13cには、移動手段としての、直動モータからなるアクチュエータ70で直線作動する一対のアクチュエータ部材70aに結合されている。
シート部材供給部20は、押圧部10の一方の端部の外側に配置されており、外装部材としての長尺シート状に形成されたシート部材90が巻かれたリール21と、搬送ローラ22を有する。搬送ローラ22は、それぞれ、シート部材90の幅よりも狭い間隔を有して回転軸22aに取り付けられた2個のローラ22b及び22cを有する。搬送ローラ22は、リール21からくり出されるシート部材90を、その接着面を覆っている剥離紙を図示しない剥離紙除去部で剥がし、接着面を内側にしてU字状に屈曲させながら、押圧部10における第1の押圧部材12の内側押圧面12aと第2の押圧部材13の内側押圧面13aの間かつベース11の載置面11a上に被押圧物として送り込む。
シート部材切断部30は、押圧部10とシート部材供給部20の間に配置され、シート部材供給部20から供給されるシート部材90を保護すべき電線部分の長さに応じた長さに切断する。シート部材切断部30は、図3(B)に示すように、シリンダ31と、このシリンダ31で作動されるカッター32とを有している。カッター32の2つのカッター刃32aは、シリンダ31のアクチュエータ部材31aにより、鋏の切断動作のように作動して、シート部材90を幅方向に切断する。
コネクタ搬送部40は、押圧部10の他方の端部の外側上方に配置されており、チャック41とシリンダ42を有し、ワイヤハーネス搬送手段として働く。シリンダ42は、そのアクチュエータ部材42aに作動により、ワイヤハーネス80のコネクタ81をチャック爪41aで保持したチャック41を上下(図2の矢印参照)に移動させる。シリンダ42は、図示しない他のシリンダのアクチュエータ部材に接続されており、他のシリンダは、その作動により、シリンダ42を左右(図1及び図2の矢印参照)に移動させる。
コネクタ保持部50は、押圧部10の他方の端部の外側に配置されており、シリンダ51とチャック52を有する。シリンダ51は、アクチュエータ部材51aでチャック52のチャック爪52aを作動させ、コネクタ搬送部40で搬送されたワイヤハーネス80のコネクタ81を保持する。それにより、コネクタ81に接続されている電線82部分の一方の端部を保持する電線保持手段として働く。
電線保持部60は、押圧部10の他方の端部の外側において、シート部材切断部30とシート部材供給部20の間に配置されており、シリンダ61、ベース62、保持部材63、嵌合部材64及びシリンダ65を有する。シリンダ61は、アクチュエータ部材61aに結合されたベース62を前後(図1の矢印参照)に移動させる。ベース62の上には、保持部材63が固定されており、保持部材63には、その上面に凹部63aが形成されている。シリンダ65は、そのアクチュエータ部材65aで嵌合部材64を上下(図2及び図3(B)の矢印参照)を作動させ、嵌合部材64を保持部材63の凹部63aに嵌合させることにより、コネクタ81に一端部が接続された電線82の延長部分を凹部63a及び嵌合部材64で保持する。
次に、上記構成からなる外装部材取付装置を使用して外装部材付きワイヤハーネスを製造する手順(外装部材取付方法)について、以下に説明する。
(手順1・・シート部材セット作業)シート部材90を押圧部10へセットする。詳しくは、まず、シート部材供給部20のリール20からシート部材90を手作業で繰り出し、搬送ローラ22のローラ22b及び22cの間に差し込む。このとき、ローラ22bとローラ22cの軸方向の間隔は、シート部材90の幅よりも狭く設定されているので、シート部材90は、U字状に屈曲されて押圧部10における第1の押圧部材12の内側押圧面12aと第2の押圧部材13の内側押圧面13aの間のベース11上に送り込まれる。送り込まれたシート部材90は、切断部30のカッター32の刃先32aの作動により所定長さに切断され、そのU字状の底面がベース11の載置面11aに接触すると共に、長手方向の一方の端部90aが第2の押圧部材13の内側押圧面13aに接触しかつ他方の端部90bの近傍が第1の押圧部材12の押圧部12bに接触するように載置される(図4(A)参照)。なお、電線保持部60は、ベース62、保持部材63及び嵌合部材64が退避位置になっており、上記シート部材セット作業の邪魔にならないようにされている。最後に、電線保持部60のシリンダ61を作動させて、そのアクチュエータ部材61aの移動により、ベース62及び保持部材63を退避位置から電線保持位置まで移動させておく。
(手順2・・ワイヤハーネスセット作業)ワイヤハーネス80を押圧部10へセットする。詳しくは、コネクタ搬送部40のチャック41を作動させてチャック爪41aでワイヤハーネス80のコネクタ81を保持させ、次に、シリンダ42の作動により、コネクタ81を保持したチャック42を下方へ移動させ、コネクタ81をコネクタ保持部50まで搬送する。次に、コネクタ保持部50のチャック52のチャック爪52aでコネクタ81を保持させると共に、チャック41のチャック爪41aによる保持を解除する。次に、コネクタ81がコネクタ保持部50で保持されたワイヤハーネス80の電線82の延長部分を、押圧部10における第1の押圧部材12の内側押圧面12aと第2の押圧部材13の内側押圧面13aの間のベース11上に送り込まれたシート部材90の上に載置させる。次に、押圧部10からシート部材供給部20側にはみ出た電線82を、電線保持部60の電線保持位置にある保持部材63の凹部63aに挿入する。次に、シリンダ65を作動させて、そのアクチュエータ部材65aにより退避位置から電線保持位置へ移動させ、嵌合部材64を凹部63aに嵌合させることにより、電線82を保持させる。このようにして、コネクタ保持部50及び電線保持部60により、押圧部10の第1の押圧部材12の内側押圧面12aと第2の押圧部材13の内側押圧面13aの間のベース11上におけるU字状のシート部材90の接着面に電線82部分を沿わせて、ワイヤハーネス80がセットされる。シート部材90及びワイヤハーネス80がセットされた状態は、図4(A)に示される。
(手順3・・押圧作業)押圧部10へセットされたシート部材90を押圧する。詳しくは、アクチュエータ70を作動させ、一対のアクチュエータ部材70aにより、第2の押圧部材13を第1の押圧部材12に近づける方向(載置面11aの幅方向)に移動させる。この移動により、第1の押圧部材の押圧部12bと第2の押圧部材13の内側押圧面13aの間で、シート部材90の端部90a及び90b付近を押圧する。その結果、シート部材90が電線82を挟んでその長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げられると共に、その端部90a及び90b付近の電線82を挟んで対向する内側接着面同士が加圧接着される(図3(B)参照)。なお、補助押圧部12cは、シート部材90の内側接着面同士を電線82の電線束直上付近まで接着させる補助を行う。また、押圧部12bから離れた側の側部断面輪郭は、接着時にシート部材90の外装面を傷つけることがないようにRがつけられた曲線状となっている。このようにして、電線82部分にシート部材90が取り付けられた外装部材付きワイヤハーネス80が完成する。なお、接着時の第1の押圧部材の内側押圧面12aと第2の押圧部材13の内側押圧面13aとの間隔は、シート部材90で包まれた電線82の外径が変形しない程度の間隔に設定されている。
(手順4・・外装部材付きワイヤハーネスの取り出し作業)完成した外装部材付きワイヤハーネス80を取り出す。詳しくは、電線保持部60のシリンダ65を作動させて、そのアクチュエータ部材65aにより嵌合部材64を電線保持位置から退避位置へ移動させる。これにより、電線保持部60にある電線82は、電線保持が解除されて解放状態になる。次に、コネクタ保持部50のシリンダ51を作動させて、そのアクチュエータ部材51aによりチャック52のチャック52aを解放してコネクタ81の保持を解除する。続いて、コネクタ搬送部40のシリンダ42を作動させて、チャック41を下方へ移動させ、コネクタ81をチャック爪41aで保持した後、チャック71を上方へ移動させる。次に、図示しない他のシリンダを作動させて、そのアクチュエータ部材によりシリンダ42を取り出し方向(図1の矢印左側方向)に搬送する。それにより、外装部材付きワイヤハーネス80の取り出し作業が完了する。
上記手順1〜4における外装部材取付方法は、要約すると、
一方に接着面を有し他方に外装面を有した長尺シート状に形成されたシート部材からなる外装部材を、前記接着面を内側にして屈曲させるステップと、
屈曲させた前記外装部材の内側に前記電線部分を載置するステップと、
前記電線部分を載置した前記外装部材を前記接着面を内側にして前記電線部分を挟んでその長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、前記電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させるステップと、
からなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、押圧部10でシート部材90を押圧することにより、簡単かつ確実にワイヤハーネス80の電線82部分にシート部材90が組み付けられ、図5に示すように、電線82部分がシート部材90によって保護された外装部材付きワイヤハーネスが製造される。保護すべき電線部分が長くなると、それに応じて取り付けるシート部材も長くなり、手作業で取り付ける場合大きな力が必要となると共に、接着面の貼り合わせ部分にムラができたりして製品が成立しなくなることがあるが、本実施形態によれば、押圧部材の押圧により一括貼り合わせを行うので、外装部材の貼り合わせ品質が安定化する。さらに、電線82部分の一方の端部をコネクタ保持部50で保持し、電線82の延長部分を電線保持部60で保持するので、シート部材組付時に作業者がワイヤハーネス80を保持しておく必要がないことから、シート部材90の組付作業をさらに効率よく行うことができる。
(第2の実施形態)次に、本発明の第2の実施形態に係る外装部材取付装置について、図6を参照しながら説明する。この第2の実施形態では、外装部材取付装置1の押圧部10の構成が第1の実施形態と異なっており、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
すなわち、第2の実施形態における押圧部10は、第1の実施形態における第1の押圧部材が、ベース11上に固定された押圧部材12Aと、ベース11上に、ベース11の載置面11aの長手方向(載置される電線82の長手方向)に移動可能に支持された第1の移動押圧部材12Bと、の2つの押圧部材に分割された構成とされ、また、第1の実施形態における第2の押圧部材が、ベース11上に、載置面11aの幅方向に移動可能に配置された押圧部材13Aと、べース11上に、第1の移動押圧部材12Bと対向して載置面11aの幅方向及び長手方向に移動可能に支持された第2移動押圧部材13Bと、の2つの押圧部材で構成されている。第1移動押圧部材12Bの載置面11aの長手方向(電線82部分の配索方向)への移動は、図示しない別のシリンダによって行われる。押圧部材13Aの載置面11aの幅方向への移動は、シリンダ70Aの作動により行われる。また、押圧部材13Bの載置面11aの幅方向への移動は、シリンダ70Bの作動により行われ、押圧部材13Bの載置面11aの長手方向(電線82部分の配索方向)への移動は、図示しないさらに別のシリンダによって行われる。なお、押圧部材13Bの載置面11aの長手方向への移動時には、押圧部材13bと共にシリンダ70Bも移動するように構成されている。
このような構成により、電線82部分の長さに応じて、取り付けるべきシート部材90が長くなっても、第1移動部材12B及び第2移動部材13Bを押圧部材12A及び13Aに接する位置から移動させながら、シート部材90を二つ折りにして接着面同士を押圧接着させる動作をさせることにより、長いシート部材90の全体を確実に電線82部分に取り付けることができる。なお、図6では、第1及び第2の押圧部材は、それぞれ、移動押圧部材を1個有しているが、2個以上としてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、シート部材90を押圧する第1の押圧部材と第2の押圧部材の長手方向の長さを変更することができ、電線82に取り付けるシート部材90の長さの変更に対応した押圧作業を行うことができる。
以上の通り、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、第2の押圧部材を押圧するための移動手段として直動モータを用いているが、シリンダ等の他のアクチュエータを用いることができる。
また、上述の実施形態では、シート部材供給部20における搬送ローラ22は、シート部材をU字状に屈曲させる屈曲手段と、U字状に屈曲させたシート部材を搬送する搬送手段として働くが、屈曲手段と搬送手段を別々に設けてもよい。
また、上述の実施形態では、電線92の一端部側を保持する電線保持手段として、電線92の一端部側に接続されたコネクタ81を保持するコネクタ保持部50を備えているが、両端にコネクタが接続されていない電線部分に外装部材を取り付ける際は、電線保持部60と同様の電線保持部を電線92の一端部側に設けてもよい。この場合は、コネクタ搬送部40も電線搬送部に変更する。
また、外装部材としてのシート部材は、上述の実施形態では、保護層と接着層とを有するものが用いられているが、加圧により接着するもの(例えば、自己融着性を有するシート部材や加圧接着剤付きシート部材等)や、加熱により接着するもの(例えば、ホットメルト付きシート部材等)を用いてもよい。なお、加熱接着の場合は、押圧部に加熱手段を設ける。
1 外装部材取付装置
10 押圧部(押圧手段)
11 ベース
12 第1の押圧部材
12A 押圧部材
12B 第1移動押圧部材
13 第2の押圧部材
13A 押圧部材
13B 第2移動押圧部材
20 シート部材供給部(シート部材供給手段)
30 シート部材切断部(切断手段)
40 コネクタ搬送部(ワイヤハーネス搬送手段)
50 コネクタ保持部(電線保持手段)
60 電線保持部(電線保持手段)

Claims (4)

  1. ワイヤハーネスの電線部分を覆う外装部材を取り付けるための外装部材取付装置であって、
    前記外装部材は、一方に接着面を有し他方に外装面を有して長尺シート状に形成されるシート部材であり、
    前記外装部材取付装置は、
    第1の押圧部材及び第2の押圧部材の間に被押圧物を挟んで押圧する押圧手段と、
    前記接着面を内側にして屈曲させた前記シート部材を、前記被押圧物として前記押圧手段の前記第1の押圧部材と前記第2の押圧部材の間に供給するシート部材供給手段と、
    前記押圧手段に供給された前記シート部材の前記接着面に沿わせて前記電線部分を保持する電線保持手段と、を備え、
    前記押圧手段の押圧により、前記シート部材を、前記接着面を内側にして前記電線部分を挟んで前記電線部分の長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、前記電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させる
    ことを特徴とする外装部材取付装置。
  2. 前記電線部分の長さに応じた長さに前記シート部材を切断する切断手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の外装部材取付装置。
  3. 前記押圧手段は、ベースと、固定された前記第1の押圧部材と、移動可能に配置された前記第2の押圧部材を有し、
    前記第1の押圧部材は、前記電線部分の配索方向に沿って移動可能に支持された第1移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成され、
    前記第2の押圧部材は、前記第1の移動押圧部材に対向して移動可能に支持された第2移動押圧部材を少なくとも1つ有して構成されている
    ことを特徴とする
    請求項1または2記載の外装部材取付装置。
  4. ワイヤハーネスの電線部分を覆う外装部材を取り付けるための外装部材取付方法であって、
    一方に接着面を有し他方に外装面を有した長尺シート状に形成されたシート部材からなる外装部材を、前記接着面を内側にして屈曲させるステップと、
    屈曲させた前記外装部材の内側に前記電線部分を載置するステップと、
    前記電線部分を載置した前記外装部材を前記接着面を内側にして前記電線部分を挟んでその長手方向と直交する方向に二つ折りに折り曲げると共に、前記電線部分を挟んで対向する前記シート部材の前記接着面同士を接着させるステップと、
    からなることを特徴とする外装部材取付方法。
JP2013121094A 2012-06-11 2013-06-07 外装部材取付装置及び外装部材取付方法 Active JP6084517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013121094A JP6084517B2 (ja) 2012-06-11 2013-06-07 外装部材取付装置及び外装部材取付方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131589 2012-06-11
JP2012131589 2012-06-11
JP2013121094A JP6084517B2 (ja) 2012-06-11 2013-06-07 外装部材取付装置及び外装部材取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014017243A true JP2014017243A (ja) 2014-01-30
JP6084517B2 JP6084517B2 (ja) 2017-02-22

Family

ID=50111735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013121094A Active JP6084517B2 (ja) 2012-06-11 2013-06-07 外装部材取付装置及び外装部材取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6084517B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11283450A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤ被覆装置
JP2000067669A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスのテープ取付構造およびテープ取付具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11283450A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤ被覆装置
JP2000067669A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスのテープ取付構造およびテープ取付具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6084517B2 (ja) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9613734B2 (en) Sheathing member mounting apparatus and sheathing member mounting method
US20150090388A1 (en) Exterior Member Attaching Device and Exterior Member Attaching Method
JPWO2015182739A1 (ja) エンドレス手摺の製造方法、エンドレス手摺およびエスカレーター
WO2016047141A1 (ja) 強化繊維シート製造装置
CN111588127A (zh) 平面口罩自动组装线
JP6084517B2 (ja) 外装部材取付装置及び外装部材取付方法
JP5940381B2 (ja) 外装部材取付装置
CN212590477U (zh) 平面口罩自动组装线
US10166807B2 (en) Method and device for applying portions of a backlining material to the back of a book block
KR200487104Y1 (ko) 열 접합 합지 및 초음파 재단 방식의 장식밴드 제조장치
JP4474396B2 (ja) ゴムシート接合方法および接合装置
JP5731910B2 (ja) ワイヤハーネス製造システム
KR100640121B1 (ko) 플렉시블 플렛 케이블 제작기의 히트롤 보호장치
CN209814437U (zh) 包装膜弯折成型结构
JP4761797B2 (ja) ワイヤハーネスの製造方法
JP5982061B2 (ja) 外装部材取付装置及び外装部材取付方法
JP5240484B1 (ja) 胴巻き包装装置
KR101595904B1 (ko) 원통형 직물에 알루미늄 테이프를 부착하는 장치 및 방법과 이를 이용하여 제조된 복사 단열재
CN109625446B (zh) 包装膜弯折成型结构
CN216996998U (zh) 贴胶设备
KR101412361B1 (ko) 쉴드캔용 금속판재에 절연층을 부분적으로 합지시키는 방법 및 장치
KR101683553B1 (ko) 접착테이프 결합 접힘형 부재 제조 장치
JP4471380B2 (ja) プリントヘッドの製造方法
JP5436055B2 (ja) リード線の接続装置及び接続方法
WO2012108152A1 (ja) 端子ボックスの端子穴に電極線を挿入する方法、組立装置、および太陽電池パネルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6084517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250