JP2014017052A - 光源装置およびそれを備えた投光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度の高い点光源を実現しながら、本質的にギラツキ感のない快適な照明光を得ることが可能な光源装置を提供する。
【解決手段】この光源装置10は、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子11と、第1発光ダイオード素子11から出射した光が照射されるとともに、光を拡散させた状態で出射する蛍光部材13aと、を備える。蛍光部材13aは、投光部材30の焦点F31aを含む領域に配置される。
【選択図】図1

Description

この発明は、光源装置およびそれを備えた投光装置に関し、特に、発光ダイオード素子と光を拡散させた状態で出射する光拡散部材とを含む光源装置およびそれを備えた投光装置に関する。
従来、励起光源と励起光源からの光を拡散させた状態で出射する蛍光部材(光拡散部材)とを備えた投光装置が知られている(例えば特許文献1および2参照)。
上記特許文献1には、レーザダイオード(励起光源)と、レーザダイオードから出射したレーザ光が照射され、光を拡散させた状態で出射する蛍光体(光拡散部材)と、蛍光体からの光を所定領域に投光する反射鏡(投光部材)とを備えた車両用灯具(投光装置)が開示されている。この車両用灯具では、励起光源としてレーザダイオードを用いることによって、蛍光体の励起光が照射される照射領域を小さくかつ高い光密度で励起することができるので、輝度の高い点光源を得ることができる。これにより、投光領域のうちの明るく照明する必要があるホットゾーンを、投光領域の他の領域に比べてより明るく照明することができる。
上記特許文献2には、半導体レーザ(励起光源)と、半導体レーザから出射したレーザ光が照射され、光を拡散させた状態で出射する発光部(光拡散部材)と、発光部からの光を所定領域に投光する反射鏡(投光部材)とを備えたヘッドランプ(投光装置)が開示されている。このヘッドランプでは、励起光源として半導体レーザを用いることによって、輝度の高い点光源を得て、ヘッドランプの小型化を実現している。
特開2005−150041号公報(段落0041、第3図) 特開2011−129375号公報(段落0183−0184、第1図)
しかしながら、上記特許文献1および2では上述したメリットがある一方で、レーザ光を用いることにより、照明光が人間の感覚に対して特有のギラツキ感を与える場合がある。特に、例えば波長が450nmの青色レーザ素子を用いて青色光の一部を白色光の成分として用いる場合に顕著である。これは、レーザ光は可干渉性が高いので、特有の干渉の効果によりギラついた見え方をするためである、と考えられる。波長が400nm付近の青紫色の波長帯においては視感度が低いが、青紫色光を用いて蛍光部材を励起した場合であっても、ギラツキ感を与える場合がある。このギラツキ感は、人間の感覚に対して不快感を与える場合があり、夜間の快適照明という観点からは改善されることが望ましい。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、輝度の高い点光源を実現しながら、可干渉性の低い光を用いていることから本質的にギラツキ感のない快適な照明光を得ることが可能な光源装置およびそれを備えた投光装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の光源装置は、光を投光する投光装置に用いられる光源装置であって、発光ダイオード素子と、発光ダイオード素子から出射した光が照射されるとともに、光を拡散させた状態で出射する光拡散部材と、を備え、発光ダイオード素子は、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子を含み、光拡散部材は、投光装置に含まれる投光部材の焦点を含む領域に配置される。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、投光するとは、遠方を照らす為に所定の立体角に光を集めて照射することを言う。また、増幅された自然放出光(Spontaneous emission)を発する発光ダイオード素子とは、例えば、基板の主表面に対して垂直方向に光を出射する面発光型発光ダイオード素子のうち、発光層の上下に多層膜反射鏡を有することにより発光層から発せられる光が増幅する構造を有しているものや、基板の主表面に対して平行な光導波路を有し、発光層から発せられる光が増幅する構造を有する端面発光型発光ダイオード素子を含む概念である。これらの素子においては発光点における光密度が、増幅されていない自然放出光を発する通常の発光ダイオードと比較して非常に高く、高密度の光を発することが出来る。また、ミラー損失が大きくなるように設計されることによりレーザ発振が生じないように構成される。
この発明の光源装置では、上記のように、発光ダイオード素子は、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子を含む。これにより、増幅されていない自然放出光を発する通常の発光ダイオード素子を用いて光を光拡散部材に照射する場合に比べて、光拡散部材の光が照射される領域(照射領域)を小さくかつ高い光密度で照射することができるので、より輝度の高い点光源を得ることができる。このため、投光領域のうちの明るく照明する必要がある領域を、投光領域の他の領域に比べてより明るく照明することができる。また、輝度の高い点光源を得ることができるので、投光装置の小型化を実現することができる。
また、上記のように、発光ダイオード素子を用いることによって、レーザ素子を用いる場合と異なり、本質的に可干渉性を有さない為に照明光が人間の感覚に対して特有のギラツキ感を与えるのを防止することができる。これにより、夜間の快適照明を実現することができる。
また、上記のように、光拡散部材は、投光装置に含まれる投光部材の焦点を含む領域に配置されるので、光拡散部材からの光を投光部材により所定の立体角(所定方向)に効率良く投光することができる。また、所定の立体角(所定方向)の例えば中心部を、容易に、他の領域に比べてより明るく照明することができる。
上記光源装置において、好ましくは、第1発光ダイオード素子の発光スペクトルの半値全幅は10nm以上である。このように構成すれば、ギラツキ防止効果が特に得られる。
上記光源装置において、好ましくは、発光ダイオード素子は、増幅されていない自然放出光を発する第2発光ダイオード素子を含み、光拡散部材のうちの投光部材の焦点が配置される第1部分には、第1発光ダイオード素子から出射した光が照射され、光拡散部材のうちの第1部分に隣接する第2部分には、第2発光ダイオード素子から出射した光が照射される。このように構成すれば、光拡散部材のうちの投光部材の焦点が配置される第1部分を他の部分(第2部分)に比べて高輝度で光らせることができる。これにより、明るく照明する必要がある領域を効率良く、他の領域に比べてより明るく照明することができる。また、第2発光ダイオード素子を第1発光ダイオード素子に隣接して配置すれば、光拡散部材のうちの第1部分に隣接する第2部分に、第2発光ダイオード素子から出射した光を容易に照射することができる。
上記発光ダイオード素子が第2発光ダイオード素子を含む光源装置において、好ましくは、第1発光ダイオード素子は、発光層の上下に多層膜反射鏡を有するとともに、基板の主表面に対して垂直方向に光を出射する面発光型発光ダイオード素子である。このように構成すれば、第1発光ダイオード素子の自然放出光を容易に増幅させることができる。また、第1発光ダイオード素子を、面発光型である一般的な発光ダイオード素子(第2発光ダイオード素子)に隣接して配置する場合に、実装構造や電気配線等を簡単にすることができる。
この場合、好ましくは、第1発光ダイオード素子および第2発光ダイオード素子は、同時に発光する。このように構成すれば、電気配線や電気制御を簡単にすることができる。
上記発光ダイオード素子が第2発光ダイオード素子を含む光源装置において、好ましくは、第1発光ダイオード素子は、基板の主表面に対して平行な光導波路を有するとともに、基板の主表面に対して平行方向に光を出射する端面発光型発光ダイオード素子である。このように構成すれば、第1発光ダイオード素子の自然放出光を容易に増幅させることができる。
上記光源装置において、好ましくは、第1発光ダイオード素子および光拡散部材は、互いに所定の距離を隔てて配置されており、第1発光ダイオード素子と光拡散部材との間には、集光部材が設けられている。このように構成すれば、第1発光ダイオード素子から出射した光を集光して光拡散部材に照射することができるので、光拡散部材をより高輝度で光らせることができる。
この場合、好ましくは、光拡散部材の、集光部材により集光された光が照射される照射領域の面積は、第1発光ダイオード素子の光出射領域の面積と略等しい。このように構成すれば、光拡散部材を特に高輝度で光らせることができる。なお、素子から出射する光の指向性が高くない場合であっても、集光レンズ(集光部材)を用いれば、光出射領域のサイズまで光を集光することが可能である。
上記光源装置において、好ましくは、光拡散部材は、発光ダイオード素子からの光により励起される蛍光部材を含む。
上記光源装置において、好ましくは、第1発光ダイオード素子は可視光を出射する。
この発明の投光装置は、上記の構成の光源装置と、光源装置から出射した光を投光する投光部材と、を備える。このように構成すれば、輝度の高い点光源を実現しながら、本質的にギラツキ感のない快適な照明光を得ることが可能な投光装置を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、輝度の高い点光源を実現しながら、本質的にギラツキ感のない快適な照明光を得ることが可能な光源装置およびそれを備えた投光装置を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の発光ダイオード素子周辺の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の発光ダイオード素子および蛍光部材の構造を示した平面図である。 本発明の第1実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した平面図である。 本発明の第1実施形態の第1発光ダイオード素子の発光素子部の構造を示した断面図である。 本発明の第1実施形態の蛍光部材上の輝度分布を示した図である。 本発明の第2実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第2実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した平面図である。 本発明の第2実施形態の第1発光ダイオード素子の光出力−電流特性を示した図である。 本発明の第2実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第3実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した平面図である。 本発明の第4実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第4実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した平面図である。 本発明の第5実施形態の投光装置の構造を示した断面図である。 本発明の第5実施形態の第1発光ダイオード素子の構造を示した平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、理解を容易にするために、断面図であってもハッチングを施さない場合がある。また、図面簡略化のため発光ダイオード素子等の数を省略して描いている場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態による投光装置1の構造について説明する。
本発明の第1実施形態による投光装置1は、例えば自動車(車両)の前方を照明する前照灯(灯具)として用いられるものである。投光装置1は図1に示すように、光源装置10と、光源装置10が取り付けられる取付部材20と、光源装置10から出射した光を利用して所定領域(所定方向)に光を投光する投光部材30とを備える。
光源装置10は図1〜図3に示すように、2種類の発光ダイオード素子(1個の第1発光ダイオード素子11および2個の第2発光ダイオード素子12)と、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12の光出射面(図2の上面)にそれぞれ密着して設けられた蛍光部材(光拡散部材)13aおよび13bとを含んでいる。ここで、蛍光部材13aおよび13bは、蛍光体を励起する光および蛍光体から出射される蛍光の一部を拡散させて放射するものであり、光拡散部材とも称することにする。なお、蛍光部材13aは本発明の「第1部分」の一例であり、蛍光部材13bは本発明の「第2部分」の一例である。
第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12は、基板(後述する基板11bおよび12a(図2参照))の主表面に対して垂直方向に光を出射する面発光型発光ダイオード素子である。また、後述するように、第1発光ダイオード素子11は、発光層(後述する多重量子井戸活性層11e)の上下に多層膜反射鏡(後述するDBR層11gおよびDBR層11c)を有し、増幅された自然放出光を発する発光ダイオード素子であり、第2発光ダイオード素子12は、発光層の上下に多層膜反射鏡を有さず、増幅されていない自然放出光を発する発光ダイオード素子である。第1発光ダイオード素子11では、高密度な光を出射することが可能であるので、高輝度で蛍光部材13aを発光させることが可能である。その一方、第2発光ダイオード素子12では、輝度は低いもののエネルギー変換効率が高く、高光束を得ることが可能である。
第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12は互いに隣接して配置されているとともに、裏面(光出射面とは反対側の面)が取付部材20に固定されている。なお、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12を放熱性の高い放熱部材等の上に配置し、その放熱部材等を取付部材20に固定してもよい。
第1発光ダイオード素子11は図4に示すように、約100μmの長さ(L11)と、約100μmの幅(W11)とを有する。第1発光ダイオード素子11には、複数(例えば25(5×5)個)の発光素子部11aが2次元状に形成されている。発光素子部11aは約20μmのピッチで配置されている。第1発光ダイオード素子11は、ウェハプロセスによって、後述する基板11b上に複数の発光素子部11aが一括して形成されたものである。
発光素子部11aは、例えば約450nmの中心波長を有する青色光(励起光)を出射するように構成されている。発光素子部11a(第1発光ダイオード素子11)の発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上であり、第2発光ダイオード素子12の発光スペクトルの半値全幅(約23nm〜約24nm)よりも小さく、通常のレーザ光の半値全幅(約3nm〜約4nm)よりも大きい。なお、各発光素子部11aの最大出力は例えば0.1Wである。
発光素子部11aは図5に示すように、サファイアからなる基板11bと、基板11b上に順に形成される29ペアのAlN層/GaN層からなるDBR(Distributed Bragg Reflector)層11c、および、n型GaNからなる下クラッド層11dとを含んでいる。また、下クラッド層11dの所定の位置には、凸部が設けられている。この凸部上には、10ペアのInGaN層/GaN層からなる多重量子井戸活性層11eと、p+型GaNからなる上クラッド層11fとが形成されている。また、上クラッド層11f上の中央部には、10ペアのAlN層/GaN層からなるDBR層11gが形成されている。また、上クラッド層11f上には、DBR層11gの周囲に、窒化珪素からなる絶縁膜11hと、p電極11i(電極層)とが形成されている。絶縁膜11hは、凸部の側面を覆うように形成されている。また、下クラッド層11d上には、凸部から所定の距離を隔てて、n電極11jが形成されている。
p電極11iおよびn電極11jには、図示しない配線層やAuワイヤなどが電気的に接続されており、全ての発光素子部11aが電気的に並列に接続されている。この発光素子部11aでは、DBR層11gはDBR層11cに比べて積層数が少なく、DBR層11gの反射率(例えば約90%)はDBR層11cの反射率(例えば約99%)よりも低い。このため、光はDBR層11gから図5の上方に出射する。すなわち、発光素子部11aを上側から見ると、DBR層11gが発光点(光出射領域)となっており、発光点(光出射領域)の周囲がp電極11iに囲われている。DBR層11gからDBR層11cまでの間で共振器構造が形成され、光の増幅が生じるが、共振器長が非常に短い為に上下のDBR層の反射率が両方共十分に高い状態でなければレーザ発振には至らない。このため、第1発光ダイオード素子11は、高光密度の微小発光点を有するLEDとして機能する。
第2発光ダイオード素子12は図3に示すように、約130μmの長さ(L12)と、約80μmの幅(W12)とを有する。第2発光ダイオード素子12は一般的な発光ダイオード素子であり、基板12a(図1参照)上に形成された半導体層12bの上面(光出射面)の略全面が光出射領域となっている。すなわち、第2発光ダイオード素子12の光出射領域は制限されていない。第2発光ダイオード素子12は第1発光ダイオード素子11と同様、例えば約450nmの中心波長を有する青色光を出射するように構成されている。
そして、第1発光ダイオード素子11の両側に第2発光ダイオード素子12が配置されており、これら3個の発光ダイオード素子の長手方向が投光方向(A方向)に対して垂直になるように、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12が配置されている。
蛍光部材13aおよび13bは例えばガラス部材に蛍光体が封止されたものである。蛍光部材13aには、第1発光ダイオード素子11から出射した光(励起光)が照射され、蛍光部材13aは、第1発光ダイオード素子11から出射した光の一部を蛍光に変換して出射する。蛍光部材13bには、第2発光ダイオード素子12から出射した光(励起光)が照射され、蛍光部材13bは、第2発光ダイオード素子12から出射した光の一部を蛍光に変換して出射する。蛍光部材13aおよび13bは、例えば青色光(励起光)を黄色光に変換して出射する蛍光体粒子を用いて形成されている。青色光を黄色光に変換する蛍光体としては、例えばYAG:Ce蛍光体が挙げられる。この光源装置10では、波長変換されなかった青色光と、波長変換された黄色光とが混色されることによって、白色光が得られる。なお、本実施形態のように蛍光部材13aと蛍光部材13bとが同じ材質である場合は、蛍光部材13aと蛍光部材13bとを1つの蛍光部材として形成してもよい。例えば、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12を1つの部材(取付部材20等)に実装し、その後、蛍光体を含有するガラスを塗布することにより蛍光部材13aおよび13bを形成してもよい。
ここで、蛍光部材13aおよび13b上の輝度分布は図6に示すようになる。すなわち、第1発光ダイオード素子11から出射した光が照射される蛍光部材13a上の輝度は、第2発光ダイオード素子12から出射した光が照射される蛍光部材13b上の輝度よりも高くなる。これは、第1発光ダイオード素子11では、増幅された自然放出光を発するために、高密度で光が出射するためである。
また、蛍光部材13aは図1に示すように、投光部材30の後述する反射部材31の反射面31aの第1焦点F31aを含む領域に配置されている。
図1に示すように、取付部材20は例えば金属ブロックにより形成されており、第1発光ダイオード素子11、第2発光ダイオード素子12、蛍光部材13aおよび13bで発生した熱を放熱する機能を有する。取付部材20の表面は、反射面で形成されていてもよい。
投光部材30は図1に示すように、反射部材31と投光レンズ32とを含んでいる。反射部材31の反射面31aは、光源装置10の蛍光部材13aおよび13bの光出射面(上面)に対向するように配置されているとともに、蛍光部材13aおよび13bからの光を投光レンズ32に向かって反射する機能を有する。また、反射面31aは、楕円面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面31aは楕円面を、その第1焦点F31aと第2焦点F31bとを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、前記軸に平行な面で分割したような形状に形成されている。なお、本明細書中において、第1焦点とは、反射面31aの頂点V31に近い方の焦点のことを言い、第2焦点とは、反射面31aの頂点V31から遠い方の焦点のことを言う。
また、反射面31aは、投光方向(A方向)から見て約15mmの半径を有する略半円形状に形成されている。なお、反射部材31は金属により形成されていてもよいし、樹脂の表面に反射膜を設けることにより形成されていてもよい。
投光レンズ32は反射部材31の前方に配置されている。投光レンズ32は約15mmの半径を有する。投光レンズ32の焦点F32と反射部材31の反射面31aの第2焦点F31bとは略一致している。このため、投光レンズ32は反射部材31により反射された光を透過し平行光にして投光装置1の外部に出射する。なお、投光レンズ32は、図に示したように平凸レンズであってもよいし、両凸レンズやその他のレンズであってもよい。
本実施形態では、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12は同時に発光し、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12から出射した光は蛍光部材13aおよび13bに照射される。そして、その光(励起光)の一部は黄色光(蛍光)に変換され、残りの光(励起光)は拡散され、それらの光(黄色光、青色光)は蛍光部材13aおよび13bから出射する。蛍光部材13aおよび13bから出射した光は、反射部材31の反射面31aで反射され、反射面31aの第2焦点F31b(またはその近傍)を通過して投光レンズ32により投光される。このとき、蛍光部材13aは反射部材31の反射面31aの焦点(第1焦点F31a)を含む領域に配置されているので、蛍光部材13aから出射した光は投光領域の中心部(例えば自動車の正面中央)に到達し、投光領域の中心部の照度が高くなる。その一方、蛍光部材13bから出射した光は投光領域のうちの周縁部に到達し、周縁部の照度は低くなる。
本実施形態では、上記のように、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子11を用いて光を蛍光部材13aに照射することによって、第2発光ダイオード素子12を用いて光を蛍光部材13bに照射する場合に比べて、蛍光部材13aの光が照射される領域(照射領域)における発光ダイオードからの自然放出光の密度を高めることができる。これにより、より輝度の高い点光源を得ることができるので、投光領域のうちの明るく照明する必要がある領域(例えば中心部)を、投光領域の他の領域(例えば周縁部)に比べてより明るく照明することができる。また、輝度の高い点光源を得ることができるので、投光装置1の小型化を実現することができる。
また、上記のように、発光ダイオード素子(第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12)を用いることによって、レーザ素子を用いる場合と異なり、本質的に可干渉性を有さない為に照明光が人間の感覚に対して特有のギラツキ感を与えるのを防止することができる。これにより、夜間の快適照明を実現することができる。なお、本発明者の実験によれば、第1発光ダイオード素子11の発光スペクトルの半値全幅が約10nm以上の場合に、ギラツキ防止効果が特に得られた。
また、上記のように、蛍光部材13aは、投光部材30の焦点F31aを含む領域に配置されるので、蛍光部材13aからの光を投光部材30により所定領域(所定方向)に効率良く投光することができる。また、所定領域(所定方向)の例えば中心部を、容易に、他の領域に比べてより明るく照明することができる。
また、発光ダイオード素子を用いることによって、レーザ素子を用いる場合と異なり、投光装置が破損や故障したとしてもレーザ光が意図せず外部に漏れることがなく、特別の安全管理を行う必要がない。
また、上記のように、蛍光部材13aには、第1発光ダイオード素子11から出射した光が照射され、蛍光部材13bには、第2発光ダイオード素子12から出射した光が照射される。これにより、投光部材30の焦点F31aが配置される蛍光部材13aを、他の部分(蛍光部材13b)に比べて高輝度で光らせることができる。このため、明るく照明する必要がある領域(例えば自動車の正面中央)を効率良く、他の領域に比べてより明るく照明することができる。また、光出射領域が制限されていない第2発光ダイオード素子12では、エネルギー変換効率が高く、高光束が得られるので、他の領域(投光領域の例えば周縁部)を効率良く照明することができる。また、第2発光ダイオード素子12を第1発光ダイオード素子11に隣接して配置することによって、蛍光部材13aに隣接する部分(蛍光部材13b)に、第2発光ダイオード素子12から出射した光を容易に照射することができる。
また、上記のように、第1発光ダイオード素子11の発光層(多重量子井戸活性層11e)の上下に多層膜反射鏡(DBR層11gおよび11c)を有することから、自然放出光は増幅される。また、第1発光ダイオード素子11は、基板11bの主表面に対して垂直方向に光を出射する面発光型発光ダイオード素子である。これにより、第1発光ダイオード素子11を、面発光型である一般的な発光ダイオード素子(第2発光ダイオード素子12)に隣接して配置する場合に、実装構造や電気配線等を簡単にすることができる。
また、上記のように、第1発光ダイオード素子11および第2発光ダイオード素子12を同時に発光させるので、電気配線や電気制御を簡単にすることができる。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図7〜図10を参照して、上記第1実施形態と異なり、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子として、基板の主表面に対して平行方向に光を出射する端面発光型発光ダイオード素子を用いる場合について説明する。
本発明の第2実施形態による投光装置101は図7に示すように、光源装置110と、光源装置110の蛍光部材13aが取り付けられる取付部材20と、光源装置110から出射した光を利用して所定領域(所定方向)に光を投光する投光部材30とを備える。なお、本実施形態では、投光部材30は反射部材31を含んでいる一方、投光レンズ32を含んでいない。
光源装置110は、複数の第1発光ダイオード素子111と、複数の第1発光ダイオード素子111から出射した光が照射される蛍光部材13aと、後述する複数の集光レンズ(集光部材)112とを含んでいる。第1発光ダイオード素子111の詳細構造については後述する。
蛍光部材13aは放熱性の高い放熱部材102上に設けられており、放熱部材102は取付部材20に固定されている。蛍光部材13aは、例えば、YAG:Ce蛍光体を含有するガラスを塗布することにより形成されている。なお、放熱部材102が取付部材20の一部であってもよい。
蛍光部材13aは反射部材31の反射面31aの焦点F31を含む領域に配置されている。蛍光部材13aは、励起光が照射される照射面を有する。この照射面は、光が出射する光出射面としても機能する。なお、照射面は、例えば約1mmの直径を有する円形状に形成されている。
また、照射面は、反射面31aの頂点V31側(投光方向とは反対側、B方向側)を向くように、投光方向および取付部材20の上面に対して約20度傾斜している。これにより、蛍光部材13aから出射した光の大部分を、反射部材31により制御することが可能となるので、所定領域(所定方向)に光を効率良く投光することが可能となる。なお、このような構成は、上記第1実施形態にも適用可能である。
反射部材31の反射面31aは、放物面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面31aは放物面を、その頂点V31と焦点F31とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割し、かつ、前記軸に平行な面で分割したような形状に形成されている。そして、反射面31aは、蛍光部材13aからの光を反射して略平行光にするとともに所定の立体角内へ照射する機能を有する。
また、反射面31aは、約30mmの深さ(B方向の長さ)を有するとともに、投光方向(A方向)から見て約15mmの半径を有する略半円形状に形成されている。また、反射部材31の所定の位置には、第1発光ダイオード素子111から出射した光を通過させる複数の貫通穴31bが形成されている。
第1発光ダイオード素子111は、蛍光部材13aから所定の距離を隔てて、反射部材31の外側に配置されている。複数の第1発光ダイオード素子111と蛍光部材13aとの間には、凸レンズからなる複数の集光レンズ112が配置されている。この集光レンズ112は、第1発光ダイオード素子111からの光を集光し、貫通穴31bを通過させて蛍光部材13aに照射する機能を有する。そして、蛍光部材13aの、集光レンズ112により集光された光が照射される照射領域の面積は、第1発光ダイオード素子111の後述する光出射領域の面積と略等しくなっている。
第1発光ダイオード素子111は、後述する基板111eの主表面に対して平行方向に光を出射する端面発光型発光ダイオード素子である。第1発光ダイオード素子111は図8に示すように、光出射端面111aおよび後端面111bを有する。また、第1発光ダイオード素子111には、光出射端面111aから後端面111bまで延びる光導波路111cが設けられている。光導波路111cの幅は、後述するリッジ幅により制限されている。また、光導波路111cの光出射側の端部が発光点(光出射領域)となっている。すなわち、光出射端面111aの一部(光導波路111cの端部)のみが発光点(光出射領域)となっており、第1発光ダイオード素子111の発光点(光出射領域)は制限されている。ここで発光層(後述する活性層111h)から発せられる自然放出光は後述する光導波路111c内に閉じ込められると共に前端面(光出射端面111a)と後端面111bとによって弱く閉じ込められることによって自然放出光は増幅される。このため、第1発光ダイオード素子111は、高い光密度で自然放出光を発する微小発光点を有するLEDとして機能する。なお、第1発光ダイオード素子111の発光点(光出射領域)のサイズは、例えば縦5μm×横200μmである。
本実施形態では、光出射端面111aの垂線は、光導波路111cに対して所定角度(例えば約10度)傾斜している。すなわち、光出射端面111aは後端面111bに対して所定角度(例えば約10度)傾斜している。後端面111bは劈開により形成された面であり、後端面111bには高い反射率(例えば約99%)を有する例えば誘電体多層膜からなる高反射膜111dが設けられている。
第1発光ダイオード素子111では、光出射端面111aが後端面111bに対して傾斜しているので、強くフィードバックがかかる共振器構造が形成されず、レーザ発振は生じない。そして、第1発光ダイオード素子111では図9に示すように、増幅された自然放出光による緩やかに立ち上がる光出力−電流特性が得られる。
第1発光ダイオード素子111は、例えば約450nmの中心波長を有する青色光(励起光)を出射するように構成されている。第1発光ダイオード素子111の発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上である。また、1つの第1発光ダイオード素子111の最大出力は例えば0.3Wであり、本実施形態では第1発光ダイオード素子111は5個設けられている。
第1発光ダイオード素子111は図10に示すように、約600μmの幅(W111)と、約100μmの厚み(T111)と、約600μmの長さ(L111)とを有する。
また、第1発光ダイオード素子111は、一例としては、n型GaNから成る厚さ約100μmの基板111eと、基板111e上に順に形成されるn型GaNから成るバッファ層111f、n型Al0.05Ga0.95Nから成る下クラッド層111g、InGaNの多重量子井戸から成る活性層111h、および、p型Al0.05Ga0.95Nから成る上クラッド層111iとを含んでいる。
なお、第1発光ダイオード素子111ではレーザ発振させる必要がないので、基板111eとして、結晶欠陥が比較的少ないGaNではなく、サファイアやSiCを用いることが可能である。同様に、下クラッド層111gおよび上クラッド層111iとして、屈折率が比較的低く光閉じ込め効果が比較的大きいAlGaNではなく、GaNを用いることが可能である。このように、第1発光ダイオード素子111は、構造上の自由度が高い。
また、上クラッド層111iの所定の位置には、Z方向(第1発光ダイオード素子111の長さ方向)に延びるリッジが設けられている。このリッジ上には、p型GaNから成るコンタクト層111jと、Pdから成る電極111kとが形成されている。また、上クラッド層111iの上面と、コンタクト層111jおよび電極111kの側面とを覆うようにSiO2から成る絶縁膜111mが形成されている。また、絶縁膜111m上の所定領域には、リッジを覆うとともに、電極111kにオーミック接触するパッド電極111nが形成されている。また、基板111eの下面には、Hf/Alから成る裏面電極111oが形成されている。また、パッド電極111nおよび裏面電極111oはそれぞれAuワイヤ104および配線基板(図示せず)に電気的に接続されている。
そして、第1発光ダイオード素子111では、リッジの下方に、Z方向(第1発光ダイオード素子111の長さ方向)に延びる光導波路111cが形成されている。なお、第1発光ダイオード素子111の光導波路111cおよび光出射領域の幅を規定するのは上クラッド層111iのリッジ幅(図10のW111a)であり、このリッジ幅は例えば15μmに設定される。このため、光導波路111cおよび光出射領域の幅は例えば約200μmとなっている。
また、第1発光ダイオード素子111の全てが電気的に並列に接続されている。全ての第1発光ダイオード素子111が駆動(発光)すると、投光装置101から約400ルーメンの白色光が得られる。
本実施形態では図7に示すように、第1発光ダイオード素子111から出射した光は、集光レンズ112および貫通穴31bを通過して蛍光部材13aに照射される。そして、その光(励起光)の一部は黄色光(蛍光)に変換され、残りの光(励起光)は拡散され、それらの光(黄色光、青色光)は蛍光部材13aから出射する。蛍光部材13aから出射した光は、反射部材31の反射面31aで反射され、略平行光となってA方向の所定の立体角内に投光される。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、増幅された自然放出光を発し、光出射領域が制限された第1発光ダイオード素子111を用いることによって、一般的な発光ダイオード素子(第2発光ダイオード素子)を用いる場合に比べて、蛍光部材13aの光が照射される領域(照射領域)における光密度を高くすることができる。これにより、より輝度の高い点光源を得ることができるので、投光領域のうちの明るく照明する必要がある領域を、投光領域の他の領域に比べてより明るく照明することができる。また、輝度の高い点光源を得ることができるので、投光装置101の小型化を実現することができる。
また、上記のように、光出射端面111aを傾斜させることによって、容易に、レーザ発振が生じないようにすることができる。
また、上記のように、第1発光ダイオード素子111は、基板111eの主表面に対して平行な光導波路111cを有するとともに、基板111eの主表面に対して平行方向に光を出射する端面発光型発光ダイオード素子である。これにより、第1発光ダイオード素子111の光出射領域を制限することができるとともに、発せられる自然放出光を増幅することが出来る。
また、上記のように、第1発光ダイオード素子111および蛍光部材13aは、互いに所定の距離を隔てて配置されており、第1発光ダイオード素子111と蛍光部材13aとの間には、集光レンズ112が設けられている。これにより、第1発光ダイオード素子111から出射した光を集光して蛍光部材13aに照射することができるので、蛍光部材13aを容易に高輝度で光らせることができる。
また、上記のように、蛍光部材13aの光が照射される照射領域の面積は、第1発光ダイオード素子111の光出射領域の面積と略等しい。これにより、蛍光部材13aを特に高輝度で光らせることができる。なお、素子から出射する光の指向性が高くない場合であっても、集光レンズ112を用いれば、光出射領域のサイズまで光を集光することが可能である。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
この第3実施形態では、図11および図12を参照して、上記第2実施形態と異なり、第1発光ダイオード素子111の光出射端面111aに微小な凹凸が形成されている場合(光出射端面111aが荒らされている場合)について説明する。
本発明の第3実施形態による投光装置201は図11に示すように、光源装置110と、光源装置110の蛍光部材13aが取り付けられる取付部材20と、光源装置110から出射した光を利用して所定の立体角(所定方向)に光を投光する投光部材30とを備える。
光源装置110は、複数の第1発光ダイオード素子111と、複数の第1発光ダイオード素子111から出射した光が照射される蛍光部材13aと、集光レンズ112と、後述する光ファイバ(集光部材)211とを含んでいる。
複数の第1発光ダイオード素子111と蛍光部材13aとの間には、光を導光する複数の光ファイバ211と、凸レンズからなる集光レンズ112と、透光部材202とが配置されている。第1発光ダイオード素子111と光ファイバ211とはバットジョイント方式により接続されている。複数の光ファイバ211の光出射側の端部はバンドル化されており、複数の第1発光ダイオード素子111から出射した光は、集光された状態で光ファイバ211から出射する。透光部材202は反射部材31の貫通穴31bを塞ぐように設けられており、貫通穴31bからゴミや埃が反射部材31の内側に侵入するのを防止する。
本実施形態では図12に示すように、光出射端面111aは光導波路111cに対して略垂直に形成されており、光出射端面111aと後端面111bとは略平行である。また、光出射端面111aには、微小な凹凸が形成されている。光出射端面111aは、劈開または劈開以外の方法(例えばドライエッチング法)で形成された面を、薬液を用いた化学的方法または物理的方法で荒らすことにより形成されている。後端面111bには、高い反射率(例えば約99%)を有する高反射膜111dが設けられている。
この第1発光ダイオード素子111では、光出射端面111aに微小な凹凸が形成されているので、強いフィードバックが生じる共振器構造が形成されず、レーザ発振は生じない。なお、第1発光ダイオード素子111の発光点(光出射領域)のサイズは、例えば縦5μm×横200μmである。
第1発光ダイオード素子111は、例えば約405nmの中心波長を有する青紫色光(励起光)を出射するように構成されている。第1発光ダイオード素子111の発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上である。また、1つの第1発光ダイオード素子111の最大出力は例えば0.3Wであり、本実施形態では第1発光ダイオード素子111は6個設けられている。全ての第1発光ダイオード素子111が駆動(発光)すると、投光装置201から約360ルーメンの白色光が得られる。
蛍光部材13aは図11に示すように、例えば金属製の支柱からなる放熱性の高い取付部材20に取り付けられており、取付部材20は反射部材31に固定されている。蛍光部材13aは、例えば、蛍光体を含有するガラスを貼り付けることにより形成されている。
蛍光部材13aは、例えば青紫色光(励起光)を赤色光、緑色光および青色光にそれぞれ変換して出射する3種類の蛍光体粒子を用いて形成されている。この光源装置110では、波長変換された赤色光、緑色光および青色光が混色されることによって、白色光が得られる。なお、青紫色光を赤色光に変換する蛍光体としては、例えばCaAlSiN3:Euが挙げられる。青紫色光を緑色光に変換する蛍光体としては、例えばβ−SiAlON:Euが挙げられる。青紫色光を青色光に変換する蛍光体としては、例えば(Ba,Sr)MgAl1017:Euが挙げられる。
蛍光部材13aは反射部材31の反射面31aの焦点F31を含む領域に配置されている。蛍光部材13aの照射面は、例えば約1mmの直径を有する円形状に形成されている。
また、照射面は、反射面31aの頂点V31側(投光方向とは反対側、B方向側)を向くように、投光方向に対して垂直に配置されている。これにより、蛍光部材13aから出射した光の略全てを、反射部材31により制御することが可能となるので、所定領域(所定方向)に光をより効率良く投光することが可能となる。
反射部材31の反射面31aは、放物面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面31aは放物面を、その頂点V31と焦点F31とを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割したような形状に形成されている。そして、反射面31aは、蛍光部材13aからの光を反射して略平行光にするとともに所定の立体角内へ照射する機能を有する。
また、反射面31aは、約8mmの深さ(B方向の長さ)を有するとともに、投光方向(A方向)から見て約15mmの半径を有する円形状に形成されている。なお、蛍光部材13aの照射面は、反射面31aの頂点V31からA方向に約7mmの位置に配置されている。また、反射部材31の所定の位置(頂点V31の位置)には、第1発光ダイオード素子111からの光を通過させる貫通穴31bが形成されており、貫通穴31bには、透光部材202が嵌め込まれている。
本実施形態では、第1発光ダイオード素子111から出射した光は、光ファイバ211、集光レンズ112および透光部材202(貫通穴31b)を通過して蛍光部材13aに照射される。そして、その光(励起光)は赤色光、緑色光および青色光(蛍光)に変換され蛍光部材13aから出射する。蛍光部材13aから出射した光は、反射部材31の反射面31aで反射され、平行光となって投光される。
なお、第3実施形態のその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、光出射端面111aに微小な凹凸を形成することによって、レーザ発振は生じず、自然放出光の増幅のみ生じさせることができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
(第4実施形態)
この第4実施形態では、図13および図14を参照して、上記第2および第3実施形態と異なり、第1発光ダイオード素子111の光出射端面111aに反射防止膜111pが形成されている場合について説明する。
本発明の第4実施形態による投光装置301は図13に示すように、光源装置110と、光源装置110の蛍光部材13aが取り付けられる取付部材20と、光源装置110から出射した光を利用して所定の立体角(所定方向)に光を投光する投光部材30とを備える。
光源装置110は、複数の第1発光ダイオード素子111と、複数の第1発光ダイオード素子111から出射した光が照射される蛍光部材13aと、後述する放熱部材311、収納部材312および集光部材313とを含んでいる。
第1発光ダイオード素子111は、例えば窒化アルミニウム製の平板からなる放熱性の高い放熱部材311上に実装されている。第1発光ダイオード素子111および放熱部材311は収納部材312内に配置されており、放熱部材311は収納部材312に固定されている。
複数の第1発光ダイオード素子111と蛍光部材13aとの間には、第1発光ダイオード素子111からの光を集光しながら導光する集光部材313が設けられている。この集光部材313は、複数の第1発光ダイオード素子111から出射した光が入射される光入射面313aと、光が出射する光出射面313bとを含んでいる。光出射面313bは光入射面313aよりも小さい面積を有する。すなわち、集光部材313は先細り形状に形成されている。なお、光入射面313aおよび光出射面313b上には、図示しない反射防止膜が形成されていてもよい。
本実施形態では図14に示すように、光出射端面111aは光導波路111cに対して略垂直に形成されており、光出射端面111aと後端面111bとは略平行である。光出射端面111aは劈開により形成されており、光出射端面111aには、反射防止膜111p(反射率:例えば約0.1%以下)が設けられている。後端面111bには、高い反射率(例えば約90%)を有する金属反射膜111qが設けられている。
この第1発光ダイオード素子111では、光出射端面111aに反射防止膜111pを設けているので、強いフィードバックを生じる共振器構造が形成されず、レーザ発振は生じない。なお、第1発光ダイオード素子111の発光点(光出射領域)のサイズは、例えば縦2μm×横150μmである。
第1発光ダイオード素子111は、例えば約390nmの中心波長を有する紫外光(励起光)を出射するように構成されている。第1発光ダイオード素子111の発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上である。また、1つの第1発光ダイオード素子111の最大出力は例えば0.3Wであり、本実施形態では第1発光ダイオード素子111は6個設けられている。全ての第1発光ダイオード素子111が駆動(発光)すると、投光装置301から約400ルーメンの白色光が得られる。
蛍光部材13aは、例えば紫外光(励起光)を黄色光および青色光にそれぞれ変換して出射する2種類の蛍光体粒子を用いて形成されている。この光源装置110では、波長変換された黄色光および青色光が混色されることによって、白色光が得られる。蛍光部材13aのその他の構造は、上記第2実施形態と同様である。
投光部材30は反射部材31と投光レンズ32とを含んでいる。反射部材31の反射面31aは、蛍光部材13aからの光を投光レンズ32に向かって反射する機能を有する。また、反射面31aは、楕円面の一部を含むように形成されている。具体的には、反射面31aは楕円面を、その第1焦点F31aと第2焦点F31bとを結ぶ軸に直交(交差)する面で分割したような形状に形成されている。また、反射面31aは、投光方向(A方向)から見て約20mmの半径を有する円形状に形成されている。
また、反射部材31の所定の位置(頂点V31の位置)には、第1発光ダイオード素子111からの光を通過させる貫通穴31bが形成されており、貫通穴31bには、集光部材313が挿入されている。
投光レンズ32は反射部材31の前方に配置されている。投光レンズ32は約20mmの半径を有する。また、投光レンズ32の焦点F32と反射部材31の反射面31aの第2焦点F31bとは略一致している。
本実施形態では、第1発光ダイオード素子111から出射した光は、集光部材313を通過して蛍光部材13aに照射される。そして、その光(励起光)は黄色光および青色光(蛍光)に変換され蛍光部材13aから出射する。蛍光部材13aから出射した光は、反射部材31の反射面31aで反射され、反射面31aの第2焦点F31bを通過して、投光レンズ32により略平行光にされて投光(所定の立体角内へ照射)される。
なお、第4実施形態のその他の構造は、上記第2および第3実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、光出射端面111aに反射防止膜111pを設けることによって、レーザ発振が生じないようにしつつ、発せられる自然放出光を増幅することができる。
第4実施形態のその他の効果は、上記第2および第3実施形態と同様である。
(第5実施形態)
この第5実施形態では、図15および図16を参照して、上記第2〜第4実施形態と異なり、光出射端面111aがドライエッチング法により形成された2種類の第1発光ダイオード素子411aおよび411bを用いる場合について説明する。
本発明の第5実施形態による投光装置401は図15に示すように、光源装置110と、光源装置110の蛍光部材13aが取り付けられる取付部材20と、光源装置110から出射した光を利用して所定立体角(所定方向)に光を投光する投光部材30とを備える。なお、本実施形態では、投光部材30は投光レンズ32を含んでいる一方、反射部材31を含んでいない。
光源装置110は、2種類の第1発光ダイオード素子411aおよび411bと、第1発光ダイオード素子411aおよび411bから出射した光が照射される蛍光部材13aと、集光レンズ112と、後述する反射鏡412とを含んでいる。
複数の第1発光ダイオード素子411aと蛍光部材13aとの間には、凸レンズからなる複数の集光レンズ112と、集光レンズ112からの光を蛍光部材13aに向かって反射する複数の反射鏡412とが設けられている。同様に、複数の第1発光ダイオード素子411bと蛍光部材13aとの間にも、複数の集光レンズ112と、複数の反射鏡412とが設けられている。
本実施形態では図16に示すように、第1発光ダイオード素子411aおよび411bの光出射端面111aは光導波路111cに対して略垂直に形成されており、光出射端面111aと後端面111bとは略平行である。また、光出射端面111aは、ドライエッチング法により形成された非鏡面である。後端面111bには、高い反射率(例えば約99%)を有する高反射膜111dが設けられている。
この第1発光ダイオード素子411aおよび411bでは、光出射端面111aをドライエッチング法により非鏡面に形成しているので、強いフィードバックを生じる共振器構造が形成されず、レーザ発振は生じない。なお、第1発光ダイオード素子411aおよび411bの発光点(光出射領域)のサイズは、例えば縦10μm×横200μmである。
第1発光ダイオード素子411aは、例えば約450nmの中心波長を有する青色光(励起光)を出射するように構成されている。第1発光ダイオード素子411aの発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上である。また、1つの第1発光ダイオード素子411aの最大出力は例えば0.3Wであり、本実施形態では第1発光ダイオード素子411aは3個設けられている。
第1発光ダイオード素子411bは、例えば約530nmの中心波長を有する緑色光(励起光)を出射するように構成されている。第1発光ダイオード素子411bの発光スペクトルの半値全幅は約10nm以上である。また、1つの第1発光ダイオード素子411bの最大出力は例えば0.3Wであり、本実施形態では第1発光ダイオード素子411bは3個設けられている。
なお、第1発光ダイオード素子411aおよび411bのその他の構造は、上記第1発光ダイオード素子111と同様である。
蛍光部材13aは図15に示すように、放熱性の高い取付部材20上に設けられている。蛍光部材13aは、例えば青色光(励起光)の一部を赤色光に変換して出射する蛍光体粒子を用いて形成されている。この光源装置110では、波長変換されなかった青色光および緑色光と、波長変換された赤色光とが混色されることによって、白色光が得られる。
蛍光部材13aは投光レンズ32の焦点F32を含む領域に配置されている。蛍光部材13aの照射面は、例えば約1mmの直径を有する円形状に形成されている。また、照射面は、投光方向を向くように、投光方向に対して垂直に配置されている。
投光レンズ32は蛍光部材13aの前方に配置されている。投光レンズ32は約15mmの半径を有する。また、投光レンズ32は、蛍光部材13aからの光を略平行光にして投光する(所定の立体角内へ照射する)機能を有する。
本実施形態では、第1発光ダイオード素子411aおよび411bから出射した光は、集光レンズ112および反射鏡412を介して蛍光部材13aに照射される。そして、その光(励起光)の一部は赤色光(蛍光)に変換され、残りの光(励起光)は拡散され、それらの光(赤色光、緑色光、青色光)は蛍光部材13aから出射する。蛍光部材13aから出射した光は、投光レンズ32により略平行光にされて投光される。
なお、第5実施形態のその他の構造は、上記第2〜第4実施形態と同様である。
本実施形態では、上記のように、光出射端面111aをドライエッチング法により非鏡面に形成することによって、レーザ発振が生じないようにすることが出来るともに、発せられる自然放出光を増幅することができる。
第5実施形態のその他の効果は、上記第2〜第4実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、本発明の投光装置を自動車の前照灯に用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明の投光装置を、飛行機、船舶、ロボット、バイクまたは自転車や、その他の移動体の前照灯に用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の投光装置を前照灯に適用した例について示したが、本発明はこれに限らない。本発明の投光装置をダウンライトまたはスポットライトや、その他の投光装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、励起光を可視光に変換した例について示したが、本発明はこれに限らず、励起光を可視光以外の光に変換してもよい。例えば、励起光を赤外光に変換する場合には、セキュリティ用CCDカメラの夜間照明装置などにも適用可能である。
また、上記実施形態では、白色光を出射するように、励起光源(発光ダイオード素子)および蛍光部材を構成した例について示したが、本発明はこれに限らない。白色光以外の光を出射するように、励起光源および蛍光部材を構成してもよい。
また、上記実施形態で示した数値は一例であり、各数値は限定されない。
また、上記実施形態の発光ダイオード素子から出射する光の中心波長や、蛍光部材を構成する蛍光体の種類は、適宜変更可能である。また、発光ダイオード素子から出射する光の中心波長は、紫外光〜可視光の範囲で任意に選択されてもよい。なお、発光ダイオード素子から出射する光の中心波長は、550nm以下の波長であることが好ましい。
また、発光ダイオード素子の層構造などのデバイス構造は、上述したものに限定されない。リッジ幅などの構造パラメータも変更可能である。
また、発光ダイオード素子の光出射端面の反射率を抑制する手法は、上述のものに限定されない。
また、上記第1実施形態では、第1発光ダイオード素子および第2発光ダイオード素子から出射する光の中心波長が同じである場合について示したが、本発明はこれに限らない。第1発光ダイオード素子および第2発光ダイオード素子から出射する光の中心波長が互いに異なっていてもよい。この場合、蛍光部材13aに含有される蛍光体の材質と蛍光部材13bに含有される蛍光体の材質とが互いに異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、反射部材の反射面を放物面の一部または楕円面の一部により形成した例について示したが、本発明はこれに限らない。反射面を多数の曲面(例えば放物面)からなるマルチファセットリフレクタや、多数の微細な平面が連続して設けられた自由曲面リフレクタなどにより形成してもよい。
また、上記実施形態では、光拡散部材として、光の波長を変換する機能を有する蛍光部材を用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。光拡散部材として、単に光を拡散させるだけの機能を有する部材を用いてもよい。例えば、光を拡散させる光拡散粒子が含有されたガラス部材等を用いてもよい。この場合、赤色光、緑色光、青色光をそれぞれ出射する可視光発光ダイオード素子を用いてもよい。
また、上述した実施形態の構成を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記第1実施形態では、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子と増幅されていない自然放出光を発する通常の第2発光ダイオード素子とを用いた例について示し、上記第2〜第5実施形態では、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子のみを用いた例について示したが、本発明はこれに限らない。上記第1実施形態の構造において、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子のみを用いてもよいし、上記第2〜第5実施形態の構造において、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子と増幅されていない自然放出光を発する通常の第2発光ダイオード素子とを用いてもよい。
1、101、201、301、401 投光装置
10、110 光源装置
11、111、411a、411b 第1発光ダイオード素子(発光ダイオード素子)
11b、111e 基板
11c、11g DBR層(多層膜反射鏡)
11e 多重量子井戸活性層(発光層)
11i p電極(電極層)
12 第2発光ダイオード素子(発光ダイオード素子)
13a 蛍光部材(光拡散部材、第1部分)
13b 蛍光部材(光拡散部材、第2部分)
30 投光部材
111c 光導波路
112 集光レンズ(集光部材)
211 光ファイバ(集光部材)
313 集光部材
F31、F32 焦点
F31a 第1焦点(焦点)

Claims (11)

  1. 光を投光する投光装置に用いられる光源装置であって、
    発光ダイオード素子と、
    前記発光ダイオード素子から出射した光が照射されるとともに、光を拡散させた状態で出射する光拡散部材と、
    を備え、
    前記発光ダイオード素子は、増幅された自然放出光を発する第1発光ダイオード素子を含み、
    前記光拡散部材は、前記投光装置に含まれる投光部材の焦点を含む領域に配置されることを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1発光ダイオード素子の発光スペクトルの半値全幅は10nm以上であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記発光ダイオード素子は、増幅されていない自然放出光を発する第2発光ダイオード素子を含み、
    前記光拡散部材のうちの前記投光部材の焦点が配置される第1部分には、前記第1発光ダイオード素子から出射した光が照射され、
    前記光拡散部材のうちの前記第1部分に隣接する第2部分には、前記第2発光ダイオード素子から出射した光が照射されることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第1発光ダイオード素子は、発光層の上下に多層膜反射鏡を有するとともに、基板の主表面に対して垂直方向に光を出射する面発光型発光ダイオード素子であることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記第1発光ダイオード素子および前記第2発光ダイオード素子は、同時に発光することを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記第1発光ダイオード素子は、基板の主表面に対して平行な光導波路を有するとともに、前記基板の主表面に対して平行方向に光を出射する端面発光型発光ダイオード素子であることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  7. 前記第1発光ダイオード素子および前記光拡散部材は、互いに所定の距離を隔てて配置されており、
    前記第1発光ダイオード素子と前記光拡散部材との間には、集光部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記光拡散部材の、前記集光部材により集光された光が照射される照射領域の面積は、前記第1発光ダイオード素子の光出射領域の面積と略等しいことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記光拡散部材は、前記発光ダイオード素子からの光により励起される蛍光部材を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の光源装置。
  10. 前記第1発光ダイオード素子は可視光を出射することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射した光を投光する投光部材と、
    を備えることを特徴とする投光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213212A (ja) * 2015-04-28 2016-12-15 日亜化学工業株式会社 透光性部材、光学部材及び発光装置
WO2018087918A1 (ja) * 2016-11-14 2018-05-17 三菱電機株式会社 光整形装置
US10012938B2 (en) 2015-11-11 2018-07-03 Canon Kabushiki Kaisha Illumination optical system, and spectrophotometric apparatus and image forming apparatus including the same

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