JP2014016401A - 光通信モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光結合部材と光電変換素子との光結合が容易であり、かつ容易に製造することができる光通信モジュールを提供すること。
【解決手段】光電変換素子200が実装される柱状の光結合部材10と、光結合部材10が取り付けされる結合部材取付部40とを有してなる光通信モジュール1において、光結合部材10は、光電変換素子200の各電極210に接続されるように形成されてなる一対の実装面側導電パターン部21と、各実装面側導電パターン部21に繋がり、かつ光結合部材10の側部外周面12上に形成されてなる一対の側部延在導電パターン部22とを含む一対の電極パターン20を有してなり、結合部材取付部40は、端部10dが嵌入可能に形成された光結合部材端部嵌入凹部41と、光結合部材10が光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入された場合、各側部延在導電パターン部22に電気的に接続される一対の取付側電気接続部50とを有してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子、あるいは受光素子を有してなる光通信モジュールに関する。
従来、光電変換素子として発光素子、あるいは受光素子を有してなる光通信モジュールは、発光素子から出射された光信号が、光ファイバスタブ等の光結合部材を介して光ファイバコネクタに伝送され、あるいは光ファイバコネクタから出射された光信号が、光結合部材を介して受光素子に伝送されるようになっている。
このような光通信モジュールを組み立てる場合、光電変換素子と、光結合部材とを光結合させるための調芯方法が、アクティブアライメント方式と、パッシブアライメント方式とにわけられる。
アクティブアライメント方式は、光電変換素子と、光結合部材との最適な位置関係を得るため、光電変換素子からの光出力をモニタしながら調芯するものである。この方法は、高精度で光結合させるのに適している。
一方、パッシブアライメント方式は、光電変換素子からの光出力をモニタせずに、各部材の寸法精度によって調芯するものである。
このパッシブアライメント方式は、自動化が容易であるため、アクティブアライメント方式に比して光結合部材と光電変換素子とを容易に光結合することができる。例えば特許文献1には、パッシブアライメント方式で組み付けされる光通信モジュールが記載されている。
この特許文献1に記載された光通信モジュールは、光結合部材の端面に光電変換素子が実装されることによって、スタブ(光結合部材)と光デバイス(光電変換素子)とがパッシブアライメント方式で光結合されるようになっている。
特許第4720713号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光通信モジュールは、背面入(出)射用でない一般的な受光素子を用いてフリップチップ実装する場合、光デバイスのサイズがスタブの断面積に対して非常に小さいため、異なる部材であるベースプレートとスタブとにわたって受光素子の電極に接続される導電パターンを形成しなければならず、その導電パターンの形成が複雑になり、しかも、光結合部材をベースプレートに取り付ける場合、位置決め用の冶具を用いなければならないため、製造が複雑になってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光結合部材と光電変換素子との光結合が容易であり、かつ容易に製造することができる光通信モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の請求項1に係る光通信モジュールは、光電変換素子が実装される光素子実装面が端面に形成され、前記光電変換素子と光ファイバコネクタとを光結合させる柱状の光結合部材と、該光結合部材が取り付けされるとともに前記光電変換素子の外部への電気的接続を可能とする結合部材取付部と、を有してなる光通信モジュールにおいて、前記光結合部材は、前記光電変換素子の各電極に接続されるように前記光素子実装面に形成されてなる一対の実装面側導電パターン部と、各実装面側導電パターン部に繋がり、かつ前記光結合部材の側部外周面上に形成されてなる一対の側部延在導電パターン部とを含む一対の電極パターンを有してなり、前記結合部材取付部は、前記光素子実装面側の端部が嵌入可能に形成された凹み部分である光結合部材端部嵌入凹部と、前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入された場合、各側部延在導電パターン部に電気的に接続される一対の取付側電気接続部と、を有してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る光通信モジュールは、上記の発明において、前記一対の取付側電気接続部は、前記光結合部材端部嵌入凹部の凹部内側面の底面近傍から上端縁面まで延在されるように形成された一対の導体パターンであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る光通信モジュールは、上記の発明において、前記一対の側部延在導電パターン部は、前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入された状態で、前記光結合部材端部嵌入凹部の上端縁面まで延在されてなり、前記一対の取付側電気接続部は、各側部延在導電パターン部に接続されるように前記上端縁面に塗布された一対の導電ペーストからなることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る光通信モジュールは、上記の発明において、前記光結合部材は、円柱形状をなし、当該光通信モジュールは、前記光結合部材と前記光ファイバコネクタとを光結合するように筒内に保持する筒状部を含むスリーブと、前記筒状部内に収容可能な筒状に形成され、かつ軸方向にスリットが形成されることよって径方向に弾性収縮可能な割スリーブと、を有してなり、前記光結合部材と前記光ファイバコネクタとは、前記筒状部内に収容された前記割スリーブの各端部から挿入されつつ前記筒状部によって保持されることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る光通信モジュールは、前記光電変換素子が前記光結合部材の前記光素子実装面に実装されることによって、前記光結合部材と前記光電変換素子とがパッシブアライメント方式で光結合されるようになっており、しかも、前記光電変換素子の電極に接続される導電パターンを、異なる部材である前記光結合部材と、前記結合部材取付部とのそれぞれに設けることができ、さらには、前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入されることによって、位置決め用の冶具を用いずに前記光結合部材を前記結合部材取付部に取り付けることができるので、光結合部材と光電変換素子との光結合が容易であり、かつ容易に製造することができる。
本発明の請求項2に係る光通信モジュールは、前記光結合部材を前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入することによって、前記一対の取付側電気接続部と、前記一対の側部延在導電パターン部とが接続されるので、前記光電変換素子と前記結合部材取付部とを容易に電気的に接続させることができる。
本発明の請求項3に係る光通信モジュールは、前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入された状態で、前記上端縁面に導電ペーストを塗布することによって、前記結合部材取付部に各側部延在導電パターン部に電気的に接続される一対の取付側電気接続部を設けることができるので、光結合部材端部嵌入凹部の内部に導体パターンを形成することを省略することができる。
本発明の請求項4に係る光通信モジュールは、前記光ファイバコネクタと前記光結合部材とが前記割スリーブによって軸が合致するように前記筒状部内で当接されるため、前記光ファイバコネクタと前記光結合部材とを前記筒状部内で確実に光結合させることができる。
図1は、本発明の実施例1に係る光通信モジュールの一部断面を示した分解図である。 図2は、図1に示した光通信モジュールを示した一部断面図である。 図3は、図1に示した結合部材取付部に光結合部材が取り付けられた状態を示した図である。 図4は、図1に示した光結合部材が取り付けられた結合部材取付部の拡大図である。 図5は、図1に示した光結合部材の拡大斜視図である。 図6は、光通信モジュールの組み付け手順を示した図である。 図7は、本発明の実施例1の変形例の光通信モジュールの結合部材取付部に光結合部材が取り付けられた状態を示した図である。 図8は、本発明の実施例2の光通信モジュールを示した一部断面図である。 図9は、図8に示した光結合部材が取り付けられた結合部材取付部の拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る光通信モジュールの好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光通信モジュール1の一部断面を示した分解図である。なお、図1において、光ファイバコネクタを追加して示している。
図2は、図1に示した光通信モジュール1を示した一部断面図である。なお、図2において、光ファイバコネクタ300を追加して示している。
図3は、図1に示した結合部材取付部40に光結合部材10が取り付けられた状態を示した図である。図4は、図1に示した光結合部材10が取り付けられた結合部材取付部40の拡大図である。
図5は、図1に示した光結合部材10の拡大斜視図である。なお、図5(a)は、発光素子もしくは受光素子200が実装されていない光結合部材10を示し、図5(b)は、発光素子もしくは受光素子200が実装されている光結合部材10を示している。
本発明の実施例に係る光通信モジュール1は、光ファイバコネクタ300と、光電変換素子としての発光素子もしくは受光素子200との間で光信号を光学的に接続するものである。
この光通信モジュール1は、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード(LD)、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)等の発光素子、もしくはフォトダイオード(PD)等の受光素子200が実装される光素子実装面11が端部に形成されてなる光結合部材10と、光ファイバコネクタ300とが光結合されるように光結合部材10を保持するスリーブ30と、光結合部材10と筒状部32との軸が合致されるように筒状部32内での光結合部材10の位置を調整する割スリーブ33と、光結合部材10が取り付けされるとともに受光素子の外部への電気的接続を可能とする結合部材取付部40と、を有してなる。
まず、光結合部材10について説明する。
光結合部材10は、発光素子もしくは受光素子200と光ファイバコネクタ300とを光結合させるものであり、この実施例では、いわゆる光ファイバスタブが用いられる。この光結合部材10は、液晶ポリマー(LCP:Liquid Crystal Polymer)等からなる円柱状の光ファイバ保持部10aの軸心に貫通孔10bが形成され、この貫通孔10b内に光ファイバ10cが挿通され、かつ固定されてなる。なお、光結合部材10は、円柱状に限定されず、柱状であれば、例えば角柱であっても構わない。
また、光結合部材10は、3次元的な射出成型品の外表面に電気回路を形成した、いわゆる3次元射出成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)であり、図5に示すように、一対の電極パターン20と、一対の補助パターン部23とを有してなる。
一対の電極パターン20は、発光素子もしくは受光素子200の各電極210,210に接続されるように光素子実装面11に形成されてなる一対の実装面側導電パターン部21,21と、一対の側部延在導電パターン部22,22とを含む。
一対の実装面側導電パターン部21,21は、発光素子もしくは受光素子200の各電極210,210に接続されるように光素子実装面11に形成されてなる一対の導体パターンである。
一対の側部延在導電パターン部22,22は、各実装面側導電パターン部21に繋がり、かつ光結合部材10の側部外周面12上に形成されてなる部分である。各側部延在導電パターン部22は、光素子実装面11で各実装面側導電パターン部21に繋がり、他端側に向けて直線状に延びた導体パターンである。
一対の補助パターン部23,23は、発光素子もしくは受光素子200が光素子実装面上に水平に実装されるように、光素子実装面上にダミーとして設けられた一対の導体パターンである。各補助パターン部23は、各実装面側導電パターン部21に並ぶように配置され、その厚みは、実装面側導電パターン部23の厚みに等しく設定されている。
このように一対の実装面側導電パターン部21,21と、一対の補助パターン部23,23とが設けられた光素子実装面11に発光素子もしくは受光素子200がフリップチップ実装される。
なお、発光素子もしくは受光素子200は一対の実装面側導電パターン部21に接続されることによって光素子実装面11上に水平に実装されるようになっている場合、光素子実装面11上に補助パターン部23を設けなくてもよい。
スリーブ30は、直方体形状をなし、かつ結合部材取付部40に取り付けされる側の面となる取付面31aを有してなる基部31と、基部31に突設され、光結合部材10と光ファイバコネクタ300とを光結合するように筒内に保持する筒状部32と、を有してなる。
筒状部32は、突出端面32aに光ファイバコネクタ300の挿入口32bが形成され、挿入口32b側の内径が光ファイバコネクタ300の径に対応し、割スリーブ33が取り付けされる部分の内径に比して小さく設定されることによって段差部32cが形成されるようになっている。この段差部32cに割スリーブ33の端縁面33bが当接されることによって、割スリーブ33が筒状部32内の取り付け完了位置に位置決めされるようになっている。光結合部材10と光ファイバコネクタ300とは、筒状部32内に収容された割スリーブ33の各端部から挿入されつつ筒状部によって保持されるようになっている。
割スリーブ33は、金属性の薄板が筒状に形成され、軸方向に形成されたスリット33aによって径方向に弾性収縮可能とされた筒状金属部材である。このような割スリーブ33が径方向に弾性収縮され、光結合部材10が筒状部32内で径方向に移動されることによって、光結合部材10の軸が筒状部32の軸に合致されるようになっている。
光ファイバコネクタ300は、挿入口32bから筒状部32内に挿入され、割りスリーブ33内に挿入されることによって、光結合部材10に軸を合致させて当接される。このように光ファイバコネクタ300と光結合部材10とが軸を合致させて当接されることによって光ファイバコネクタ300と光結合部材10とが光結合されるようになっている。
このようなスリーブ30と結合部材取付部40とは、例えば、取付面31aに塗布された接着剤、あるいは不図示の係合部によって固定されるようになっている。
次に、結合部材取付部40について説明する。
結合部材取付部40は、3次元的な射出成型品の外表面に電気回路を形成した、いわゆる3次元射出成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)であり、光通信モジュール1の機能に関わる集積回路(IC:Integrated Circuit)等の電子部品400が実装されるとともに、この電子部品400に対応した回路パターンが形成されている。
この結合部材取付部40は、光結合部材10の光素子実装面11側の端部10d(以下、「実装面側端部」という。)が嵌入可能に形成された凹み部分である光結合部材端部嵌入凹部41と、光結合部材10が光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入された場合、各側部延在導電パターン部22,22に電気的に接続される一対の取付側電気接続部50,50と、を有してなる。
光結合部材端部嵌入凹部41は、光結合部10の横断面形状に対応して外形円形状に形成されてなる凹部であり、光結合部材10が嵌入された場合、凹部内側面41aが光結合部材10の側部外周面12に接触されるようになっている。このため、光結合部材10は、光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入されることによって結合部材取付部40に保持されるようになっている。
この結合部材端部嵌入凹部41の上端縁面41cは嵌入口が拡大されるようにテーパー状に形成され、光結合部材10が嵌入され易いようになっている。
また、結合部材端部嵌入凹部41の底面41bには、発光素子もしくは受光素子200が接触されないように逃がし部42が設けられている。この逃がし部42は、発光素子もしくは受光素子200が収容されるように光結合部材端部嵌入凹部41の底面41bに対して凹む凹部であり、光結合部材10の光素子実装面11が底面41bに当接された状態で発光素子もしくは受光素子200が配置される部分である。
なお、このように結合部材端部嵌入凹部41の底面41bに対して凹部となる逃がし部42を設けるのでなく、光結合部材10が光素子実装面11と底面41bとの間に発光素子もしくは受光素子200が収まるような隙間を空けるようにしてもよい。
一対の取付側電気接続部50,50は、光結合部材端部嵌入凹部41の凹部内側面41aの底面41b近傍から上端縁面41cまで延在されるように形成された一対の導体パターンである。
このような一対の取付側電気接続部50,50は、各取付側電気接続部50が光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入された光結合部材10の各側部延在導電パターン部22に接触されるようになっている。
また、一対の取付側電気接続部50,50は、図4に示すように、上端縁面41cでボンディングワイヤ500によって電子部品400に接続されるようになっている。
また、結合部材取付部40は、図3に示すように、不図示の相手接続基板に対して面実装可能に形成されてなる相手基板接続用実装面43を有してなる。結合部材取付部40は、この相手基板接続用実装面43に形成された電気接続パッド部44を介して不図示の相手接続基板に接続されることによって外部への電気的接続が可能になっている。
このような光通信モジュール1では、光結合部材10の実装面側端部10dが光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入され、光結合部材10が結合部材取付部40に取り付けられることによって、光結合部材10が結合部材取付部40によって保持されつつ、発光素子もしくは受光素子200と結合部材取付部40とが電気的に接続されるようになっている。
ここで、図6を用いて光通信モジュール1の組み付け手順について説明する。
図6は、光通信モジュール1の組み付け手順を示した図である。なお、この組み付け作業は、自動組み立て装置等を用いても構わない。
まず、作業者は、光結合部材10の実装面側端部10dを光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入する(図6(a)参照)。これにより、光結合部材10が結合部材取付部40によって保持されつつ、光結合部材10の一対の側部延在導電パターン部22,22と、結合部材取付部40の一対の取付側電気接続部50,50とが接続されることによって発光素子もしくは受光素子200と、結合部材取付部40とが電気的に接続される。
また、この作業工程では、光結合部材10は光結合部材端部嵌入凹部41によって位置決めされながら結合部材取付部40に取り付けられるため位置決めを補助する冶具を用いる必要がない。
その後、作業者は、割スリーブ33が取り付けられたスリーブ30を結合部材取付部40に固定させる(図6(b)、図6(c)参照)。この作業工程によって、光通信モジュール1の組み付けが完了される。この作業工程では、スリーブ30の取付面31aが、結合部材取付部40に当接されるようにしてスリーブ30と結合部材取付部40とが固定される。また、光結合部材10が割りスリーブ33内に挿入されることによって、光結合部材10が挿入口32bから挿入される光ファイバコネクタ300に対して軸を合致させるように筒状部32内に配置される。
本発明の実施例1に係る光通信モジュール1は、発光素子もしくは受光素子200が光結合部材10の光素子実装面11に実装されることによって、光結合部材10と発光素子もしくは受光素子200とがパッシブアライメント方式で光結合されるようになっており、しかも、発光素子もしくは受光素子200の電極210,210に接続される導電パターンを、異なる部材である光結合部材10と、結合部材取付部40とのそれぞれに設けることができ、さらには、光結合部材10が光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入されることによって、位置決め用の冶具を用いずに光結合部材10を結合部材取付部40に取り付けることができるので、光結合部材10と発光素子もしくは受光素子200との光結合が容易であり、かつ容易に製造することができる。
また、本発明の実施例1に係る光通信モジュール1は、光結合部材10を光結合部材端部嵌入凹部41に嵌入することによって、一対の取付側電気接続部50,50と、一対の側部延在導電パターン部22,22とが接続されるので、発光素子もしくは受光素子200と結合部材取付部40とを容易に電気的に接続させることができる。
また、本発明の実施例1に係る光通信モジュール1は、光ファイバコネクタ300と光結合部材10とが割スリーブ33によって軸が合致するように筒状部32内で当接されるため、光ファイバコネクタ300と光結合部材20とを筒状部32内で確実に光結合させることができる。
(変形例)
次に、図7を用いて本発明の実施例1の変形例の光通信モジュール2について説明する。図7は、本発明の実施例1の変形例の光通信モジュール2の結合部材取付部60に光結合部材10が取り付けられた状態を示した図である。なお、図7の光通信モジュール2は、スリーブ30および割りスリーブ33について省略して図示している。
この変形例の光通信モジュール2は、2チャンネル、もしくは送受一体型のモジュールになっている点で実施例1の光通信モジュール1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
この変形例の光通信モジュール2は、実施例1の光通信モジュール1と同様な効果を奏するとともに、各チャンネルの光結合部材端部嵌入凹部41に各光結合部材10が嵌入されることによって、通信方向以外への光漏れを防ぐことができるので、互いのチャンネルの間での光のクロストークの発生を防止することができる。
なお、この変形例の光通信モジュール2は、光電変換素子として二つの発光素子もしくは受光素子200が設けられるものを示したが、光電変換素子として受光素子と、発光素子とを設けるようにしても構わない。この場合、光通信の送受信の一体化が可能となる。
また、この変形例では、光通信モジュール2が2チャンネルであるものを例示したが、2以上の多チャンネル構成にしても構わない。
次に、図8および図9を用いて本発明の実施例2の光通信モジュール3について説明する。図8は、本発明の実施例2の光通信モジュール3を示した一部断面図である。図9は、図8に示した光結合部材70が取り付けられた結合部材取付部90の拡大図である。
なお、図8には、光通信モジュール3に接続される二つの光ファイバコネクタを追加して示している。
この実施例2の光通信モジュール3は、一対の取付側電気接続部100,100が導電ペーストによって形成されてなる点で実施例1の光通信モジュール1と異なる。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本発明の実施例2に係る光通信モジュール3は、発光素子もしくは受光素子200が実装される光素子実装面71が端部に形成されてなる光結合部材70と、光結合部材70と光ファイバコネクタ300とが光結合されるように光結合部材70を保持するスリーブ30と、光結合部材10と筒状部32との軸が合致されるように筒状部32内での光結合部材10の位置を調整する割スリーブ33と、光結合部材70が取り付けされるとともに発光素子もしくは受光素子200の外部への電気的接続を可能とする結合部材取付部90と、を有してなる。
まず、光結合部材70について説明する。
光結合部材70は、発光素子もしくは受光素子200と光ファイバコネクタ300とを光結合させるものであり、この実施例では、実施例1の光結合部材10と同様に、いわゆる光ファイバスタブが用いられる。この光結合部材70は、3次元的な射出成型品の外表面に電気回路を形成した、いわゆる3次元射出成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)であり、一対の電極パターン80と、一対の補助パターン部23とを有してなる。
一対の電極パターン80は、発光素子もしくは受光素子200の各電極210,210に接続されるように光素子実装面71に形成されてなる一対の実装面側導電パターン部21,21と、一対の側部延在導電パターン部81,81とを含む。
一対の側部延在導電パターン部81,81は、各実装面側導電パターン部21に繋がり、かつ光結合部材70の側部外周面72上に形成されてなる部分である。各側部延在導電パターン部81は、光素子実装面71で各実装面側導電パターン部21に繋がり、他端側に向けて直線状に延びた導体パターンである。
なお、この実施例2では、一対の側部延在導電パターン部81,81は、光結合部材70が光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入された状態で、光結合部材端部嵌入凹部91の上端縁面91cまで延在されてなる。
結合部材取付部90は、3次元的な射出成型品の外表面に電気回路を形成した、いわゆる3次元射出成形回路部品(MID:Molded Interconnect Device)であり、光通信モジュールの機能に関わる集積回路(IC:Integrated Circuit)等の電子部品400が実装されるとともに、この電子部品400に対応した回路パターン92が形成されている。
この結合部材取付部90は、光結合部材70の光素子実装面71側の端部70a(以下、「実装面側端部」という。)が嵌入可能に形成された凹み部分である光結合部材端部嵌入凹部91と、光結合部材70が光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入された場合、各側部延在導電パターン部81,81に電気的に接続される一対の取付側電気接続部100,100と、を有してなる。
光結合部材端部嵌入凹部91は、光結合部材70の横断面形状に対応して外形円形状の凹部であり、光結合部材70が嵌入された場合、凹部内面91aが光結合部材70の側部外周面72に接触されるようになっている。このため、光結合部材70は、光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入されることによって結合部材取付部90に保持されるようになっている。
この結合部材端部嵌入凹部91の上端縁面91cは嵌入口が拡大されるようにテーパー状に形成され、光結合部材70が嵌入され易いようになっている。
また、結合部材端部嵌入凹部41の底面41bには、発光素子もしくは受光素子200が接触されないように逃がし部42が設けられている
一対の取付側電気接続部100,100は、回路パターン92と各側部延在導電パターン部81とが接続されるように結合部材端部嵌入凹部91の上端縁面91cに塗布された一対の導電ペーストからなる。この導電ペーストは、例えば、半田、あるいは銀ペーストが用いられる。
この実施例2では、上端縁面91cが嵌入口が拡大されるようにテーパー状に形成されているため、上端縁面91c近傍で露出されている各側部延在導電パターン部81,81に対して導電ペーストが塗布され易いようになっている。
このような光通信モジュール3では、光結合部材70の実装面側端部70aが光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入され、光結合部材70が結合部材取付部90に取り付けられることによって、光結合部材70が結合部材取付部90によって保持されつつ、発光素子もしくは受光素子200と結合部材取付部90とが電気的に接続されるようになっている。
また、このような光通信モジュール3を組み付ける場合、作業者は、光結合部材70を割スリーブ33に取り付けた状態で、結合部材端部嵌入凹部91に嵌入し、その後、結合部材端部嵌入凹部91の上端縁面91c近傍で露出されている各側部延在導電パターン部81,81と、回路パターン92とが接続されるように取付側電気接続部100,100としての導電ペーストを塗布し、その後、スリーブ33を結合部材取付部90に固定して光通信モジュール3を完成させる。
本発明の実施例2に係る光通信モジュール3は、実施例1の光通信モジュール1と同様に、発光素子もしくは受光素子200が光結合部材70の光素子実装面71に実装されることによって、光結合部材70と発光素子もしくは受光素子200とがパッシブアライメント方式で光結合されるようになっており、しかも、発光素子もしくは受光素子200の電極210,210に接続される導電パターンを、異なる部材である光結合部材70と、結合部材取付部90とのそれぞれに設けることができ、さらには、光結合部材70が光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入されることによって、位置決め用の冶具を用いずに光結合部材70を結合部材取付部90に取り付けることができるので、光結合部材70と発光素子もしくは受光素子200との光結合が容易であり、かつ容易に製造することができる。
また、本発明の実施例2に係る光通信モジュール3は、光結合部材70が光結合部材端部嵌入凹部91に嵌入された状態で、上端縁面91cに導電ペーストを塗布することによって、結合部材取付部90に各側部延在導電パターン部81に電気的に接続される一対の取付側電気接続部50を設けることができるので、光結合部材端部嵌入凹部91の内部に導体パターンを形成することを省略することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、上述した発明の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上述した発明の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1、2、3 光通信モジュール
10、70 光結合部材
10a 光ファイバ保持部
10b 貫通孔
10c 光ファイバ
10d、70a 実装面側端部
11、71 光素子実装面
12、72 側部外周面
20、80 電極パターン
21 実装面側導電パターン部
22、81 側部延在導電パターン部
23 補助パターン部
30 スリーブ
31 基部
31a 取付面
32 筒状部
32a 突出端面
32b 挿入口
32c 段差部
33 割スリーブ
33a スリット
33b 端縁面
33c 端部
40、60、90 結合部材取付部
41、91 光結合部材端部嵌入凹部
41a、91a 凹部内側面
41b、91b 底面
41c、91c 上端縁面
42 逃がし部
43 相手基板接続用実装面
44 電気接続パッド部
50、100 取付側電気接続部
92 回路パターン
200 発光素子もしくは受光素子(光電変換素子)
210 電極
300 光ファイバコネクタ
400 電子部品
500 ボンディングワイヤ

Claims (4)

  1. 光電変換素子が実装される光素子実装面が端面に形成され、前記光電変換素子と光ファイバコネクタとを光結合させる柱状の光結合部材と、該光結合部材が取り付けされるとともに前記光電変換素子の外部への電気的接続を可能とする結合部材取付部と、を有してなる光通信モジュールにおいて、
    前記光結合部材は、
    前記光電変換素子の各電極に接続されるように前記光素子実装面に形成されてなる一対の実装面側導電パターン部と、各実装面側導電パターン部に繋がり、かつ前記光結合部材の側部外周面上に形成されてなる一対の側部延在導電パターン部とを含む一対の電極パターンを有してなり、
    前記結合部材取付部は、
    前記光素子実装面側の端部が嵌入可能に形成された凹み部分である光結合部材端部嵌入凹部と、
    前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入された場合、各側部延在導電パターン部に電気的に接続される一対の取付側電気接続部と、
    を有してなることを特徴とする光通信モジュール。
  2. 前記一対の取付側電気接続部は、
    前記光結合部材端部嵌入凹部の凹部内側面の底面近傍から上端縁面まで延在されるように形成された一対の導体パターンであることを特徴とする請求項1に記載の光通信モジュール。
  3. 前記一対の側部延在導電パターン部は、
    前記光結合部材が前記光結合部材端部嵌入凹部に嵌入された状態で、前記光結合部材端部嵌入凹部の上端縁面まで延在されてなり、
    前記一対の取付側電気接続部は、
    各側部延在導電パターン部に接続されるように前記上端縁面に塗布された一対の導電ペーストからなることを特徴とする請求項1に記載の光通信モジュール。
  4. 前記光結合部材は、
    円柱形状をなし、
    当該光通信モジュールは、
    前記光結合部材と前記光ファイバコネクタとを光結合するように筒内に保持する筒状部を含むスリーブと、
    前記筒状部内に収容可能な筒状に形成され、かつ軸方向にスリットが形成されることよって径方向に弾性収縮可能な割スリーブと、
    を有してなり、
    前記光結合部材と前記光ファイバコネクタとは、前記筒状部内に収容された前記割スリーブの各端部から挿入されつつ前記筒状部によって保持される
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の光通信モジュール。
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