JP2014015673A - スパッタリングターゲット、半導体薄膜及びそれを用いた薄膜トランジスタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インジウム、亜鉛及び金属Mを含む酸化物を含有し、MIn2O4の組成からなる結晶を含み、X線回折における前記MIn2O4の組成からなる結晶の最大ピーク強度I1と、前記MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物の最大ピーク強度I2が、0.01≦I2/I1≦1.8を満たすスパッタリングターゲット。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2には、In、及びGd、Dy、Ho、Er及びYbから選ばれる元素を少なくとも1種以上を含み、実質的にビックスバイト構造からなるスパッタリングターゲットが開示されている。
また、非特許文献2には、Hf−IZOのスパッタリングターゲットを用いてRFマグネトロンスパッタリングで製造された、信頼性の高いTFTが記載されている。
1.インジウム、亜鉛及び金属Mを含む酸化物を含有し、
MIn2O4の組成からなる結晶を含み、
X線回折における前記MIn2O4の組成からなる結晶の最大ピーク強度I1と、前記MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物の最大ピーク強度I2が、0.01≦I2/I1≦1.8を満たすスパッタリングターゲット。
2.In/(In+Zn+M)で表される原子比が0.45〜0.80であり、M/(In+Zn+M)で表される原子比が0.10〜0.40である1記載のスパッタリングターゲット。
3.前記I2を示す結晶相がビックスバイトに由来する1又は2記載のスパッタリングターゲット。
4.前記金属MがMg、Ca、Sr、Cu、Ni、Co、Be及びFeから選択される1以上である1〜3のいずれか記載のスパッタリングターゲット。
5.前記金属MがMgである4記載のスパッタリングターゲット。
6.ホモロガス構造に由来する結晶相が検出されない1〜5のいずれか記載のスパッタリングターゲット。
7.インジウム、亜鉛及び金属Mを含む酸化物を含有し、
In/(In+Zn+M)で表される原子比が0.45〜0.80であり、
M/(In+Zn+M)で表される原子比が0.10〜0.40である半導体薄膜。
8.非晶質である7に記載の半導体薄膜。
9.ホール移動度が5cm2/V・sec以上である7又は8記載の半導体薄膜。
10.前記金属MがMg、Ca、Sr、Cu、Ni、Co、Be及びFeから選択される1以上である7〜9のいずれか記載の半導体薄膜。
11.前記金属MがMgである10に記載の半導体薄膜。
12.前記半導体薄膜の成膜を、真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設された3枚以上のターゲットに対向する位置に、基板を順次搬送し、前記各ターゲットに対して交流電源から負電位及び正電位を交互に印加する場合に、前記交流電源からの出力の少なくとも1つを、分岐して接続した2枚以上のターゲットの間で、電位を印加するターゲットの切替を行いながら、ターゲット上にプラズマを発生させて基板表面に成膜するスパッタリング方法で行うことを特徴とする7〜11のいずれか記載の半導体薄膜の製造方法。
13.前記交流電源の交流パワー密度を3W/cm2以上、20W/cm2以下とすることを特徴とする12に記載の半導体薄膜の製造方法。
14.7〜11のいずれか記載の半導体薄膜を用いた薄膜トランジスタ。
15.7〜11のいずれか記載の半導体薄膜の上に、少なくともSiNxを含有する保護膜を用いた薄膜トランジスタ。
16.14又は15に記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置。
また、原子比M/(In+Zn+M)は、0.10〜0.40であると好ましく、0.12〜0.35であるとより好ましく、0.13〜0.30であるとより好ましく、0.15〜0.25であるとさらに好ましい。
原子比はICP(誘導結合プラズマ)発光分析法によって測定することができる。
2x/y・M+O2→2/y・MxOy
結晶構造は、例えばターゲットのX線回折パターンが、想定される結晶構造X線回折パターンと一致することから確認できる。具体的にはJCPDS(Joint Committee of Powder Diffraction Standard)カードやICSD(The Inorganic Crystal Structure Database)から得られる結晶構造X線回折パターンと一致することから確認することができる。
MIn2O4の組成からなる結晶を含むことは、X線回折測定で確認できる。
例えば、MgIn2O4の組成からなる結晶構造は、JCPDSカード及び、ICSDによると、In2MgO4(JCPDS:40−1402)やMgIn2O4(ICSD:♯24992)が存在するが、いずれもMgIn2O4の組成からなる結晶である。
MIn2O4の組成からなる結晶がX線回折測定で複数個確認され、それぞれのピークが重なる場合、それらのピークを分離することなく、最大ピーク強度I1とする。上記In2MgO4(JCPDS:40−1402)とMgIn2O4(ICSD:♯24992)の場合、X線回折パターンが近似しており、それぞれのピークが重なって観測されるが、いずれもMgIn2O4の組成からなる結晶であることから、重なったピークを分離せずに、MgIn2O4の単一の組成の結晶として最大ピーク強度I1を求める。
X線回折測定は、具体的には実施例に記載の方法により行うことができる。
スピネル構造は、Aを2価のカチオン、Bを3価のカチオンとした場合に、AB2O4の組成をとるイオン結晶であり、O2−が形成する立体面心格子の四面体隙間の8分の1にAが充填され、八面体隙間の2分の1にBが充填された構造を有する。逆スピネル構造は、スピネル構造と同様にAB2O4の組成をとるイオン結晶であり、四面体隙間の8分の1にBが充填され八面体隙間の2分の1にA及びBが充填された構造を有する。
MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物としては、In2O3等が挙げられる。MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物で最大ピークを示すもの、即ち、I2を示す酸化物としてはIn2O3が好ましい。
ホモロガス構造に由来する結晶相としては、In2O3(ZnO)m(mは1〜20の整数)で表される結晶構造等が挙げられる。
I2を示す結晶相は、In2O3で表されるビックスバイト構造化合物であるとより好ましい。
ビックスバイト構造であることは、焼結体をX線回折測定した結果、ビックスバイト構造化合物のピークが観察されることにより確認できる。
I2を示す結晶相のビックスバイト構造化合物がIn2O3である場合、X線回折で、JCPDSデータベースのNo.06−0416のピークパターンか、又は類似の(シフトした)パターンを示す。
また、結晶構造中の原子やイオンが一部他の原子で置換された置換型固溶体、他の原子が格子間位置に加えられた侵入型固溶体もビックスバイト構造化合物に含まれる。
また、本発明のスパッタリングターゲットに含有される金属元素は、In,Zn及び金属Mのみからなり、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。
成形工程では、混合粉を加圧成形して成形体とする。この工程により、製品の形状(例えば、ターゲットとして好適な形状)に成形する。
尚、成形処理に際しては、ポリビニルアルコールやメチルセルロース、ポリワックス、オレイン酸等の成形助剤を用いてもよい。
焼結条件としては、酸素ガス雰囲気又は酸素ガス加圧下に、通常、1200〜1550℃において、通常30分〜360時間、好ましくは8〜180時間、より好ましくは12〜96時間焼結する。
尚、昇温や降温は段階的に温度を変化させてもよい。
加工は、上記の酸化物焼結体をスパッタリング装置への装着に適した形状に切削加工し、また、バッキングプレート等の装着用治具を取り付けるために行う。酸化物焼結体をスパッタリングターゲットとするには、焼結体を、例えば、平面研削盤で研削して表面粗さ(Ra)を5μm以下とする。さらに、スパッタリングターゲットのスパッタ面に鏡面加工を施して、平均表面粗さRaが1000オングストローム以下としてもよい。平均表面粗さが小さいほどスパッタ成膜初期に発生するパーティクルを低減することができ好ましい。
半導体薄膜をこのような組成とすることにより、成膜時の酸素分圧に大きく依存しない、キャリア濃度が安定した膜とすることができる。
原子比はICP(誘導結合プラズマ)発光分析法によって測定することができる。
金属Mは、より好ましくはMgである。半導体薄膜がMgを含むことにより、半導体薄膜の経時変化(薄膜の特性劣化)を低減できる。
ホール移動度は、実施例に記載の方法により測定することができる。
また、本発明の半導体薄膜に含有される金属元素は、In,Zn及び金属Mのみからなり、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。
例えば、スパッタ時における酸素濃度は、通常1〜50%程度であるが、本発明の場合、2〜30%程度にすることができる。
上記の酸化物薄膜は、好ましくはバンドギャップが3.6eV以上である。
バンドギャップを評価する代表的な手法として、分光エリプソメトリー法が挙げられる。分光エリプソメトリー法とは、直線偏光の光を試料に入射させ、試料を反射した光の偏光状態(一般には楕円偏光)を調べ、膜の物性を記述するのに最適なモデルでフィッティングすることによって、薄膜の屈折率nと消衰係数k(光学定数)や、膜厚、表面粗さ・界面の粗さ等を測定する方法である。また、結晶度や異方性、電気抵抗率やバンドギャップ等の他の物性値を予測することができる。
本発明の薄膜トランジスタは、上記の酸化物薄膜を有していれば、その素子構成は特に限定されず、公知の各種の素子構成を採用することができる。本発明の薄膜トランジスタは、上記の酸化物薄膜を好ましくはチャネル層として有する。
また、TFT駆動中に酸化物半導体膜中の水素が拡散すると、閾値電圧のシフトが起こりTFTの信頼性が低下するおそれがある。チャネル層に対し、オゾン処理、酸素プラズマ処理もしくは亜酸化窒素プラズマ処理を施すことにより、結晶構造中においてIn−OHの結合が安定化され酸化物半導体膜中の水素の拡散を抑制することができる。
本発明のTFTに用いるチャネル材料のバンドギャップは3.6eV以上が好ましい。3.6eV以上とすることで、LEDのバックライトに対してTFTの劣化現象を抑制することができる。
プラズマCVD法によりゲート絶縁膜を形成し、その上にチャネル層を成膜した場合、ゲート絶縁膜中の水素がチャネル層に拡散し、チャネル層の膜質低下やTFTの信頼性低下を招くおそれがある。チャネル層の膜質低下やTFTの信頼性低下を防ぐために、チャネル層を成膜する前にゲート絶縁膜に対してオゾン処理、酸素プラズマ処理、二酸化窒素プラズマ処理もしくは亜酸化窒素プラズマ処理を施すことが好ましい。このような前処理を行うことによって、チャネル層の膜質の低下やTFTの信頼性低下を防ぐことができる。
尚、上記の酸化物の酸素数は、必ずしも化学量論比と一致していなくともよく、例えば、SiO2でもSiOxでもよい。
本発明の薄膜トランジスタは、信頼性評価として、Vg(ゲート電圧)=15V、Vd(ドレイン電圧)=15VのDCストレス(ストレス温度80℃下)を10000秒印加した前後における、TFTの閾値電圧シフトの絶対値が0.3V未満であることが好ましい。
TFTの閾値電圧シフトの絶対値が0.3V以上となると、その閾値電圧シフトを補正するための補償回路が必要になる等、パネルのコストアップのおそれがある。
平均粒経が1μm以下のIn2O3粉末、平均粒経が1μm以下のZnO粉末及び平均粒経が1μm以下のMgO粉末を、In:Zn:Mg(原子比)=67:13:20となるように秤量し、混合した後、樹脂製ポットに入れ、さらに水を加えて、硬質ZrO2ボールを用いた湿式ボールミル混合を行った。混合時間は20時間とした。
得られた混合スラリーを取り出し、濾過、乾燥及び造粒を行った。得られた造粒物を成形型に入れ、冷間静水圧プレスで3ton/cm2の圧力をかけて成形し、成形体を得た。
この時、焼結炉内の温度は、800℃までは0.5℃/分で昇温し、1000℃〜1400℃間は1℃/分で昇温した。24時間、1400℃で焼結した後は、自然降温させた。
装置:(株)リガク製Ultima−III
X線:Cu−Kα線(波長1.5406Å、グラファイトモノクロメータにて単色化)
2θ−θ反射法、連続スキャン(1.0°/分)
サンプリング間隔:0.02°
スリット DS、SS:2/3°、RS:0.6mm
また、MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物で最大のピーク強度を有するものとして、In2O3のビックスバイト構造が確認された。
MIn2O4の組成からなる結晶の最大ピーク強度I1と、In2O3の最大ピーク強度I2の比は、I2/I1=0.03であった。
また、X線回折測定によりIn2Zn3O6等のホモロガス構造は確認されなかった。
条件は特に断りがない限り、以下の通りである。
基板温度:25℃
到達圧力:8.5×10−5Pa
雰囲気ガス:Arガス、O2ガス
スパッタ圧力(全圧):0.4Pa
投入電力:DC50W
S(基板)−T(ターゲット)距離:100mm
成膜した半導体薄膜についてX線回折測定を行った結果、ピークは観測されず非晶質であることが分かった。
その後、半導体薄膜を成膜した基板上に金電極を、メタルマスクを用いてDCスパッタリング装置で成膜し、幅が1000μm、長さが200μmとなるTFTを作製した。300℃で1時間アニールした後、ドレイン電圧5Vにおける伝達曲線を測定した。結果を図2に示す。
図2より、ドレイン電流が1nAとなるときのゲート電圧(閾値電圧)Vthについて、酸素濃度2%及び酸素濃度25%それぞれのVthの差ΔVは2.5Vであり、酸素導入量に対してVthの変化が小さいことがわかる。
図3より、得られたTFT特性の電界効果移動度を比較すると、アニール温度が250℃及び350℃における電界効果移動度の差Δμは4.4cm2/Vsでありアニール温度に対して大きく変化しないことがわかる。
表1にターゲット及びターゲットを用いて作製したTFTの評価結果、単膜の評価結果を示す。
表1に記載の原子比となるように粉末を混合し、実施例1と同様の条件でターゲットを作製し、それらを用いて単膜及びTFTを作製した。実施例1と同様の評価を行った結果を表1に示す。
表1に記載の原子比となるように粉末を混合し、実施例1と同様の条件でターゲットを作製した。これらのターゲットは、DCスパッタリングを実施する際に、異常放電を起こした。
実施例1と同様の条件で作製した表2に示す組成のターゲットについて特開2005−290550号公報に開示された成膜装置を用い、表2に示す条件でACスパッタリングを行い、さらに下記条件で非晶質膜を成膜し、加熱処理を行い、ソース・ドレインパターニングをドライエッチングで行った他は実施例1と同様にして薄膜トランジスタ及び薄膜評価用素子を作製し、評価した。結果を表2に示す。
到達圧力:8.5×10−5Pa
雰囲気ガス:Arガス、O2ガス、
スパッタ圧力(全圧):0.5Pa
尚、成膜時の基板温度、アニール温度は表2に記載の条件であり、その他の条件は実施例1と同様である。
膜厚100nmの熱酸化膜付きの導電性シリコン基板上に、レジストとしてOFPR♯800(東京応化工業株式会社製)を使用し、塗布、プレベーク(80℃、5分)、露光した。現像後、ポストベーク(120℃、5分)し、シュウ酸にてエッチングし、所望の形状にパターニングした。その後熱風加熱炉内にて300℃で60分加熱処理(アニール処理)を行った。
その後、リフトオフ法によりMoをスパッタ成膜により成膜し(100nm)、ソース/ドレイン電極を所望の形状にパターニングした。その後、プラズマCVD法(PECVD)にてSiOxを成膜して保護膜とした。フッ酸を用いてコンタクトホールを開口し、薄膜トランジスタを作製した。
上記で作製した薄膜トランジスタに対して、バイアスストレス試験(信頼性試験)を行った。
具体的には、Vg=15V、Vd=15VのDCストレス(ストレス温度80℃下)を10000秒印加した前後、及びVg=−20VのDCストレス(光照射下(λ=400nm)かつストレス温度80℃下)を10000秒印加した前後において、TFT特性(閾値電圧)を測定した。
光照射として、モノクロメーター式分光光源(CMS100:朝日分光株式会社製)を利用して、λ=400nm、強度200μW/cm2の光を照射した。
31a−f ターゲット
40a−f 磁界形成手段
Claims (16)
- インジウム、亜鉛及び金属Mを含む酸化物を含有し、
MIn2O4の組成からなる結晶を含み、
X線回折における前記MIn2O4の組成からなる結晶の最大ピーク強度I1と、前記MIn2O4の組成からなる結晶以外の酸化物の最大ピーク強度I2が、0.01≦I2/I1≦1.8を満たすスパッタリングターゲット。 - In/(In+Zn+M)で表される原子比が0.45〜0.80であり、M/(In+Zn+M)で表される原子比が0.10〜0.40である請求項1記載のスパッタリングターゲット。
- 前記I2を示す結晶相がビックスバイトに由来する請求項1又は2記載のスパッタリングターゲット。
- 前記金属MがMg、Ca、Sr、Cu、Ni、Co、Be及びFeから選択される1以上である請求項1〜3のいずれか記載のスパッタリングターゲット。
- 前記金属MがMgである請求項4記載のスパッタリングターゲット。
- ホモロガス構造に由来する結晶相が検出されない請求項1〜5のいずれか記載のスパッタリングターゲット。
- インジウム、亜鉛及び金属Mを含む酸化物を含有し、
In/(In+Zn+M)で表される原子比が0.45〜0.80であり、
M/(In+Zn+M)で表される原子比が0.10〜0.40である半導体薄膜。 - 非晶質である請求項7に記載の半導体薄膜。
- ホール移動度が5cm2/V・sec以上である請求項7又は8記載の半導体薄膜。
- 前記金属MがMg、Ca、Sr、Cu、Ni、Co、Be及びFeから選択される1以上である請求項7〜9のいずれか記載の半導体薄膜。
- 前記金属MがMgである請求項10に記載の半導体薄膜。
- 前記半導体薄膜の成膜を、真空チャンバー内に所定の間隔を置いて並設された3枚以上のターゲットに対向する位置に、基板を順次搬送し、前記各ターゲットに対して交流電源から負電位及び正電位を交互に印加する場合に、前記交流電源からの出力の少なくとも1つを、分岐して接続した2枚以上のターゲットの間で、電位を印加するターゲットの切替を行いながら、ターゲット上にプラズマを発生させて基板表面に成膜するスパッタリング方法で行うことを特徴とする請求項7〜11のいずれか記載の半導体薄膜の製造方法。
- 前記交流電源の交流パワー密度を3W/cm2以上、20W/cm2以下とすることを特徴とする請求項12に記載の半導体薄膜の製造方法。
- 請求項7〜11のいずれか記載の半導体薄膜を用いた薄膜トランジスタ。
- 請求項7〜11のいずれか記載の半導体薄膜の上に、少なくともSiNxを含有する保護膜を用いた薄膜トランジスタ。
- 請求項14又は15に記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置。
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