JP2014015357A - 急硬成分を含有してなる素子定着用カプセル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粉体材料と水系材料を含有する2層の易破壊性の容器からなる素子定着用カプセルであって、前記粉体材料が、セメントと、カルシウムアルミネートガラス若しくはアルミノケイ酸カルシウムガラス、並びに、石膏からなる急硬成分とを含有し、前記水系材料が、球状シリカ、コロイダルシリカ、水酸化カルシウム、及び水を含有し、前記粉体材料及び/又は前記水系材料が骨材を含有してなることを特徴とする素子定着用カプセルを構成とする。
【選択図】 なし
Description
また、鉄筋定着時の騒音を減らすために、打撃が無い回転のみで、しかも、穿孔長を2倍にしなければならない場合には、鉄筋が全部穿孔内に打ち込めない、いわゆる、鉄筋の打残しが無いように定着することができないという課題があった。
また、急硬成分を含有した硬化体の圧縮強度の伸びが小さいという課題もあった。
球状シリカと消石灰とを併用して、岩盤等に注入する注入材の施工方法が提案されているが、カルシウムアルミネートなどの急硬成分と併用するものではない(特許文献4)。
(1)粉体材料と水系材料を含有する2層の易破壊性の容器からなる素子定着用カプセルであって、前記粉体材料が、セメントと、カルシウムアルミネートガラス若しくはアルミノケイ酸カルシウムガラス、並びに、石膏からなる急硬成分とを含有し、前記水系材料が、球状シリカ、コロイダルシリカ、水酸化カルシウム、及び水を含有し、前記粉体材料及び/又は前記水系材料が骨材を含有してなることを特徴とする素子定着用カプセルである。
(2)前記球状シリカが、水100部に対して、40〜120部であることを特徴とする前記(1)の素子定着用カプセルである。
(3)前記コロイダルシリカが、水100部に対して、固形分換算で0.3〜14部であることを特徴とする前記(1)又は(2)の素子定着用カプセルである。
(4)前記水酸化カルシウムが、水100部に対して、0.01〜0.3部であることを特徴とする前記(1)〜(3)のうちのいずれかの素子定着用カプセルである。
(5)前記容器が、前記水系材料を含有するカプセルAと、前記粉体材料を含有するカプセルBであることを特徴とする前記(1)〜(4)のうちのいずれかの素子定着用カプセルである。
(6)前記カプセルAの材質がガラスであり、前記カプセルBの材質がフイルムであることを特徴とする前記(1)〜(5)のうちのいずれかの素子定着用カプセルである。
(7)前記素子が、鉄筋であることを特徴とする前記(1)〜(6)のうちのいずれかの素子定着用カプセルである。
なお、本発明で使用する部は特に規定のない限り質量基準である。
CAガラスは、例えば、溶融体を圧縮空気や高圧水等により急冷することによって得られるガラス質である。
CAガラス中のCaO、Al2O3の割合は特に限定されるものではないが、急硬性や作業性の面から、CaO30〜70部、Al2O330〜70部が好ましい。
また、CAガラス中のガラス化率は80%以上が、強度発現性が良好であることから好ましい。
CAガラスの粒度は、急硬性や初期強度発現性の面から、ブレーン比表面積値(以下、「ブレーン値」という)で3,000cm2/g以上が好ましい。
CASガラスは、例えば、溶融体を圧縮空気や高圧水等により急冷することによって得られるガラス質である。
CASガラス中のCaO、Al2O3、及びSiO2の割合は特に限定されるものではないが、急硬性、作業性、及び長期発現性の面から、CaO30〜60部、Al2O320〜60部、及びSiO25〜25部が好ましい。
また、CASガラス中のガラス化率は80%以上が、強度発現性が良好であることから好ましい。
CASガラスの粒度は、急硬性や初期強度発現性の面から、ブレーン値で3,000cm2/g以上が好ましい。
石膏の粒度は、初期強度発現性の面で、ブレーン値で3,000cm2/g以上が好ましい。
石膏の使用量は、初期強度発現性と長期強度発現性の面から、CAガラス又はCASガラスと、石膏からなる急硬成分100部中、30〜80部が好ましい。
オキシカルボン酸類と炭酸アルカリを併用した場合の両者の混合割合は、硬化時間のコントロールや強度発現性の面から、炭酸アルカリ100部に対して、オキシカルボン酸類5〜200部が好ましい。
骨材としては、天然砂、珪砂、及び石灰砂等が挙げられるが、モース硬度5以上の硬質骨材が、ガラスの破砕性の向上、高強度を得る面から好ましい。具体的には、硬質陶器、硬質磁器、金属、天然又は人工のコランダム(鋼玉)、エメリー、正長石、溶融石英、黄玉、溶融アルミナ、及び溶融ジルコニアなどが挙げられる。
骨材の使用量は、素子引張力や定着のしやすさの面から、結合材100部に対して、5〜200部が好ましい。
球状シリカは、半導体封止剤用エポキシ樹脂フィラーや、シリコーン、フェノール、及びポリエステルなどエンジニアリングプラスチックの各種樹脂のフィラーや化粧品に使用されている。
球状シリカの比表面積は、骨材の分離防止効果、長期強度増進効果、カプセルへの充填性、及び結合材と水の混合性の面から、BET法で5〜20m2/gが好ましい。
球状シリカの使用量は、水100部に対して、40〜120部が好ましい。この範囲より少ないと骨材の分離防止効果が得られない場合があり、この範囲より多いと粘性が大きくなり、カプセルへの充填不良や、結合材と水の混合が不充分となる場合がある。
本発明で使用するコロイダルシリカとは、粒径が10〜20mμ程度の微粒子である。ケイ酸化合物から不純物を除去して無水ケイ酸化合物のゾルとし、安定性を保持するために、pH9〜11、水溶液濃度20〜40%に調整されたものである。
コロイダルシリカは、通常、水に分散して使用する。
コロイダルシリカの使用量は、水100部に対して、固形分換算で0.3〜14部が好ましい。固形分換算値がこの範囲より少ないと硬化反応を早める効果が得られない場合があり、この範囲より多いと硬化反応が早すぎ、結合材と水の混合が不充分となる場合がある。
水酸化カルシウムは、火力発電所の排ガス中の硫黄酸化物の除去、酸性化した河川や土壌の中和剤や凝集剤としても用いられる。また、水酸化カルシウムは、砂、海草抽出物と練ったものは漆喰と呼ばれ、壁や天井に塗られる。固まるまでに時間がかかるが長持ちする内外装材として有効である。これが固まるには空気中の二酸化炭素を吸収することによって炭酸カルシウムが生成するからである。
水酸化カルシウム(以下、「消石灰」という)の比表面積は、BET法で10〜50m/gが好ましい。この範囲より小さいと、骨材の分離防止効果が得られない場合が有り、この範囲より大きいと、粘性が大きすぎ、カプセルへの充填不良や、結合材と水の混合が不充分となる場合がある。
消石灰の使用量は、水100部に対して、0.01〜0.3部が好ましい。この範囲より少ないと骨材の分離防止効果が得られない場合があり、この範囲より多いと粘性が大きすぎ、カプセルへの充填不良や急硬セメントと水の混合が不充分となる場合がある。
本発明において、水結合材比(W/P)は、30〜55%が好ましい。この範囲より少ないとセメントの粘性が大きくなり、作業性や施工性が低下する場合があり、この範囲より多いと所定の引張強度が得られない場合がある。
減水剤とは、流動性を得るものであり、液体や粉体いずれも使用でき、具体的には、リグニンスルホン酸塩やその誘導体、また、高性能AE減水剤や高性能減水剤等が挙げられ、これらの一種又は二種以上が使用可能である。これらの中では、流動性が大きい面で、高性能AE減水剤が好ましい。
また、骨材は、球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の水系材料に配合してカプセルAに封入することも可能であり、セメント、CAガラス若しくはCASガラス、並びに、石膏の粉体材料に配合してカプセルBに封入することも可能である。
凝結遅延剤は、粉体材料に配合することが好ましい。
また、セメント、CAガラス又はCASガラス、並びに、石膏、及び骨材等の粉体材料を含有し、カプセルAを封入するカプセルBの容器としては、ガラス、陶器、磁器、プラスチック、フイルム、及び紙が使用可能である。
また、フイルムとしては、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、及びナイロンフイルムなどがあり、単一の材料や二種以上を積層したものも使用可能である。
フイルムの厚さは50〜150μm程度である。
また、セメント、CAガラス又はCASガラス、石膏、及び凝結遅延剤もあらかじめ混合してから容器に封入することが好ましい。
素子の形状は、付着が良好となる形状を有し、先端部はカプセルを破砕混合できる形状で、45°カット品やVカット品等が好ましい。
球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の三成分を併用することによって、骨材の分離が低減されることを示すために、参考試験を行った。
内管径26mm×長さ324mm、下端が平底で、上端が開放の円筒形で直口のガラス管を垂直に立て、水100部、骨材400部、消泡剤0.5部、及び減水剤1.3部と、表1に示す三成分を、ホモジェスターを用いて均一に混合して水系材料を調製し、その水系材料を、空気を追い出しながら、垂直に立てたガラス管に充填し、その充填作業性の評価を行い、骨材分離度を評価した。結果を表1に併記する。
球状シリカa:溶融シリカ、密度2.21g/cm3、比表面積13.45m2/g
コロイダルシリカ:40%濃度、pH10.0、密度1.21g/cm3、市販品、
消石灰A :試薬、比表面積30m2/g
骨材 :珪石4号、5号等量混合品、モース硬度7、最大粒径5mm以下
水 :水道水
減水剤 :ポリカルボン酸系高性能AE減水剤、粉体
シリカフューム:フェロシリコン副生品、密度2.27g/cm3、比表面積18.45m2/g
消泡剤 :エマルジョン型シリコーン消泡剤、市販品
比表面積 :BET法、JIS Z 8830に準じて測定
充填作業性:カプセルへの充填性を評価、きれいに充填できる場合は「良」、充填できるが時間がかかる場合は「可」、充填ができない場合は「不可」
骨材分離度:混合した水系材料を、50g採取し、44μmのフルイ上で水洗いを行い、110℃で乾燥させた骨材の質量を静置前の骨材量とした。一方、混合した水系材料を、内管径26mm×長さ324mm、下端が平底で、上端が開放の円筒形で直口のガラス管を垂直に立てた中に充填し、1ケ月静置後、ガラス管の上端部から50g採取し、同様に測定した骨材量を、1ケ月静置後の骨材量とした。静置前の骨材量と1ケ月静置後の骨材量とを比較して骨材分離度とした。
骨材分離度=1ケ月静置後の骨材量/静置前の骨材量
総合評価 :骨材分離度が0.90以上で、充填作業性が良を「良」、骨材分離度が0.90以上で、充填作業性が可を「可」、骨材分離度が0.90以下を「不可」とした。
コロイダルシリカや消石灰は、単独で使用しても、また、その二成分を併用しても、骨材が分離している(実験No.1- 2、実験No.1- 3、及び実験No.1- 5)が、球状シリカは、単独で使用しても、他の成分と併用しても分離が半減する(実験No.1- 4、実験No.1- 6、及び実験No.1- 7)。球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の三成分を併用すると、骨材の分離が無くなる(実験No.1- 8〜実験No.1-24)。
そして、三成分中の球状シリカが適量だと、充填作業性も良く、骨材の分離が無く、より好ましい(実験No.1-21〜実験No.1-23)。
内管径φ11.5mm×長さ135mmのガラス管Aに、表1に示す水系材料を26.8g、均一に分散させたものを封入した。
ガラス管Aを、外径φ16.7mm×長さ138mmのガラス管B内に装填し、ガラス管Aと、ガラス管B間の隙間に、セメント80部、CAガラス10部、及び石膏10部からなる結合材100部と凝結遅延剤0.5部を混合した粉体材料を18.4g充填し、封入したガラス管のカプセルBを作製し、ガラス管を垂直に立てた状態で2週間置いた。
コンクリート壁に、孔径20mm、深さ200mmの水平孔を開けた。その穿孔に、カプセルBを挿入後、先端を45℃にカットしたD16mm鉄筋(材質SD345)を、ドリルを用いて回転のみで、打ち込んだ。24時間後、鉄筋の引張試験を実施した。結果を表2に併記する。
セメント :早強ポルトランドセメント、3種混合品、ブレーン値4,550cm2/g、密度3.14g/cm3
CAガラス :CaO/Al2O3=49/51、ガラス化率100%、ブレーン値4,410cm2/g、密度2.90g/cm3
石膏 :II型無水セッコウの粉砕品、ブレーン値4,520cm2/g
凝結遅延剤 :グルコン酸/炭酸カリウム質量比3/7の混合物
ブレーン値:JIS R 5201の7.1(比表面積)に準じて測定
鉄筋の打込み時間:鉄筋の回転初めから、鉄筋にマーキングされた位置まで挿入された時間、又は、それ以上鉄筋が挿入されなくなるまでの時間(秒)
鉄筋の打残し:鉄筋にマーキングされた位置とコンクリート壁との距離(mm)
引張荷重(KN):JCAA(社団法人日本建築あと施工アンカー協会)、「あと施工アンカーの標準試験法(接着系アンカーセット試験法の付着試験)」、ロードセル、変位計、及びデータロガーを用い測定、材齢1日
変位 :鉄筋が破断したものは降伏荷重までの、また、鉄筋が破断しないものは最大荷重までの変位量を、変位計を使用して測定、単位は(mm)。
球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰が無混和のもの(実験No.2- 1)や、コロイダルシリカや消石灰を単独で使用したもの(実験No.2- 2や実験No.2- 3)は施工ができない。球状シリカを単独で使用したもの(実験No.2- 4)や、球状シリカと、コロイダルシリカ又は消石灰を併用したもの(実験No.2- 6又は実験No.2- 7)は、施工ができ、コロイダルシリカと消石灰を併用したもの(実験No.2- 5)より、鉄筋の打込み時間が短く、鉄筋の打残しも少なく、引張荷重も大きい。
球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の三成分を併用したもの(実験No.2- 8〜実験No.2-24)は、鉄筋の打込み時間が短く、鉄筋の打残しも無く、引張荷重も大きく、好ましいものである。
三成分中の球状シリカが適量だと、鉄筋の打込み時間も短く、鉄筋の打残しも無く、引張荷重も大きく、鉄筋の変位量が少なく、より好ましい(実験No.2-21〜実験No.2-23)。
CAガラスの代わりにCASガラスを用い、表3に示す球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰を配合したこと以外は、実験例1と同様に行った。結果を表3に示す。
CASガラス:CaO/Al2O3/SiO2=50/40/10、ガラス化率100%、ブレーン値4,630cm2/g
密度2.89g/cm3
球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の三成分を併用したもの(実験No.3- 4〜実験No.3- 7)は、鉄筋の打込み時間が少なく、鉄筋の打残しも無く、引張荷重も大きい。
表4に示す球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰を使用し、鉄筋の材質をSD345からSD490に変え、引張試験の材齢を1年としたこと以外は、実験例1と同様に行った。結果を表4に併記する。
球状シリカb:溶融シリカ、密度2.21g/cm3、比表面積5.12m2/g
球状シリカc:溶融シリカ、密度2.21g/cm3、比表面積19.5m2/g
消石灰B :微粉消石灰、比表面積50m2/g
消石灰C :微粉消石灰、比表面積25m2/g
消石灰D :微粉消石灰、比表面積10m2/g
消石灰E :工業用特号消石灰、比表面積0.3m2/g
球状シリカ、コロイダルシリカ、及び消石灰の三成分を併用した系において、球状シリカの量が増えると、鉄筋の打込み時間が短く、鉄筋の変位量が小さくなり、長期の引張荷重も大きくなる(実験No.4- 1〜実験No.4- 6)。
また、球状シリカの粒径が細かくなると、鉄筋の打込み時間が短く、鉄筋の変位量が小さくなり、長期の引張荷重は大きくなる(実験No.4- 8)。
消石灰の粒径が細かくなると、鉄筋の打込み時間が短く、鉄筋の変位量が小さくなり、長期の引張荷重は大きくなる(実験No.4- 9)。
内管径φ14.0mm×長さ180mmのガラス管Aに、セメント80部、CAガラス10部、及び石膏10部からなる結合材100部と、凝結遅延剤0.5部を混合した粉体材料を28.2g封入した。
ガラス管Aを、外径φ17.5mm×長さ200mmのナイロンポリエチレンフイルム複層品B内に装填し、ガラス管Aと、ナイロンポリエチレンフイルム複層品B間の隙間に、表5に示す三成分をホモジェスターを用いて均一に混合して調製した水系材料23.0gを封入した。カプセルを実験例1と同様に保管し、試験を行い、その結果を表5に併記する。
三成分中の球状シリカ、コロイダルシリカ、又は消石灰が少ない(実験No.5- 1、実験No.5- 6又は実験No.5-13)と、また、三成分中の球状シリカ、コロイダルシリカ、又は消石灰が多い(実験No.5-5、実験No.5-12又は実験No.5-17)は、鉄筋の打残しは生じないが、鉄筋の打込み時間が長くなり、鉄筋の変位量が多くなる。
また、三成分中の球状シリカや消石灰が適量であると、鉄筋の打込み時間も短く、鉄筋の打残しも無く、鉄筋の変位量も小さい(実験No.5- 2〜実験No.5- 4、実験No.5-7〜実験No.5-11、及び実験No.5-14〜実験No.5-16)。
Claims (7)
- 粉体材料と水系材料を含有する2層の易破壊性の容器からなる素子定着用カプセルであって、前記粉体材料が、セメントと、カルシウムアルミネートガラス若しくはアルミノケイ酸カルシウムガラス、並びに、石膏からなる急硬成分とを含有し、前記水系材料が、球状シリカ、コロイダルシリカ、水酸化カルシウム、及び水を含有し、前記粉体材料及び/又は前記水系材料が骨材を含有してなることを特徴とする素子定着用カプセル。
- 前記球状シリカが、水100質量部に対して、40〜120質量部であることを特徴とする請求項1に記載の素子定着用カプセル。
- 前記コロイダルシリカが、水100質量部に対して、固形分換算で0.3〜14質量部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の素子定着用カプセル。
- 前記水酸化カルシウムが、水100質量部に対して、0.01〜0.3質量部であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の素子定着用カプセル。
- 前記容器が、前記水系材料を含有するカプセルAと、前記粉体材料を含有するカプセルBであることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の素子定着用カプセル。
- 前記カプセルAの材質がガラスであり、前記カプセルBの材質がフイルムであることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれかに記載の素子定着用カプセル。
- 前記素子が、鉄筋であることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の素子定着用カプセル。
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