JP2023049719A - アンカー定着材料、アンカー定着組成物、及び硬化体 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンカー定着作業において、アンカー定着組成物とした際に流動保持性が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を付与できるアンカー定着材料を提供する。
【解決手段】セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有するアンカー定着材料であって、前記アルミン酸カルシウムが、化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有し、前記アルミン酸カルシウム100質量部に対してSO3とZrO2とP2O5の合計量が0.05質量%以上2.0質量%以下であり、P2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))が10質量%以上45質量%以下である、アンカー定着材料である。
【選択図】なし
【解決手段】セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有するアンカー定着材料であって、前記アルミン酸カルシウムが、化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有し、前記アルミン酸カルシウム100質量部に対してSO3とZrO2とP2O5の合計量が0.05質量%以上2.0質量%以下であり、P2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))が10質量%以上45質量%以下である、アンカー定着材料である。
【選択図】なし
Description
本発明はアンカー定着材料、アンカー定着組成物、及び硬化体に関する。
近年、コンクリート構造物のせん断補強用鉄筋の増設や落橋防止装置の設置やあと施工アンカーの施工に加え、法面部の補強・落石防止施工において、母材コンクリートと挿入する鉄筋のより一層の一体化や耐久性が重視されている。補強鉄筋を固定する方法として、コンクリートを穿孔し、無機性の水硬性物質や有機性樹脂が入った充填材を穿孔内に挿入し、アンカーを打設し、固定する方法がとられている。
無機性の水硬性物質としては、セメントが一般的である。例えば、紙等の吸水材からなる容器にセメントと急結剤を収納したカプセル型定着材を水に浸し、穿孔に挿入し、ボルトを挿入する方法、カプセルを穿孔に挿入してから水を注入してボルトを挿入する方法、防水材からなる内容器と吸水材からなる外容器を具備したアンカー定着用カプセル内に急硬性セメントを封入する方法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
アンカー定着用カプセルは、吸水時間を長く設計しても、ボルト定着が完了する前にカプセルから急硬性セメント材料が逸流しないことが求められるようになった。カプセル外殻に予め充分な水を吸収させることができるカプセルを使用する場合は、内殻部分を防水性材料で形成する必要があるため、急硬性セメント組成物自体に水を浸透しやすくし、硬化を均一にし、所望の定着力を得ることが求められるようになった。
これに対して、作業性を向上させるために、吸水時間を10分まで設定でき、定着材の逸流がなく、かつ所定の定着力が得られるアンカー定着材用急硬性セメント組成物が提案された(特許文献3参照)。
しかしながら、セメント組成物の流動性が低下し作業時間が決められていることから、流動性を保持しつつ、さらにアンカー打設時の挿入抵抗を抑えた良好な施工性を保有しつつ、確実な定着力に課題があった。
本発明は、例えば、アンカー定着作業において、アンカー定着組成物とした際に流動保持性が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を付与できるアンカー定着材料を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明者らは、上記課題を解決すべく、種々の努力を重ねた結果、セメント、特定のアルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有するアンカー定着材料により当該課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1] セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有するアンカー定着材料であって、前記アルミン酸カルシウムが、化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有し、前記アルミン酸カルシウム100質量部に対してSO3とZrO2とP2O5の合計量が0.05質量%以上2.0質量%以下であり、P2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))が10質量%以上45質量%以下である、アンカー定着材料。
[2] 前記アルミン酸カルシウムのCaO/Al2O3モル比が0.5以上2.0以下であり、
前記アルミン酸カルシウムの含有割合は、前記セメント100質量部に対して、30質量部以上100質量部以下である、[1]に記載のアンカー定着材料。
[3] 前記骨材の密度が2.6g/cm3以上であり、前記骨材の含有割合は、前記セメント100質量部に対して、40質量部以上250質量部以下である、[1]又は[2]に記載のアンカー定着材料。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載のアンカー定着材料と水とを含有するアンカー定着組成物。
[5] [4]に記載のアンカー定着組成物を用いてなる硬化体。
[2] 前記アルミン酸カルシウムのCaO/Al2O3モル比が0.5以上2.0以下であり、
前記アルミン酸カルシウムの含有割合は、前記セメント100質量部に対して、30質量部以上100質量部以下である、[1]に記載のアンカー定着材料。
[3] 前記骨材の密度が2.6g/cm3以上であり、前記骨材の含有割合は、前記セメント100質量部に対して、40質量部以上250質量部以下である、[1]又は[2]に記載のアンカー定着材料。
[4] [1]~[3]のいずれかに記載のアンカー定着材料と水とを含有するアンカー定着組成物。
[5] [4]に記載のアンカー定着組成物を用いてなる硬化体。
本発明によれば、例えば、アンカー定着作業において、アンカー定着組成物とした際に流動保持性が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を付与できるアンカー定着材料を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書における部や%は特に規定しない限り質量基準である。
[アンカー定着材料]
本発明に係るアンカー定着材料は、セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有する。
本発明に係るアンカー定着材料は、セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有する。
(セメント)
本発明で使用するセメントは、特に限定されるものではなく、普通、早強、超早強、低熱および中庸熱等の各種セメント、これらのセメントに、高炉スラグやフライアッシュやシリカフュームなどを混合した各種混合セメント、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)、市販されている微粒子セメント、白色セメントなどが挙げられ、各種セメントや各種混合セメントを微粉末化して使用することも可能である。また、通常セメントに使用されている成分(例えば石膏等)量を増減して調整されたものも使用可能である。さらに、これらを2種以上組み合わせたものも使用可能である。
本発明では、強度発現性が高く、付着強度を高める観点から、普通ポルトランドセメントや早強ポルトランドセメントを選定することが好ましい。
本発明で使用するセメントは、特に限定されるものではなく、普通、早強、超早強、低熱および中庸熱等の各種セメント、これらのセメントに、高炉スラグやフライアッシュやシリカフュームなどを混合した各種混合セメント、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)、市販されている微粒子セメント、白色セメントなどが挙げられ、各種セメントや各種混合セメントを微粉末化して使用することも可能である。また、通常セメントに使用されている成分(例えば石膏等)量を増減して調整されたものも使用可能である。さらに、これらを2種以上組み合わせたものも使用可能である。
本発明では、強度発現性が高く、付着強度を高める観点から、普通ポルトランドセメントや早強ポルトランドセメントを選定することが好ましい。
本発明で使用するセメントは、製造コストや強度発現性の観点から、セメントのブレーン比表面積値(以下、ブレーン値ともいう)は、2,500cm2/g以上7,000cm2/g以下であることが好ましく、2,750cm2/g以上6,000cm2/g以下であることがより好ましく、3,000cm2/g以上4,500cm2/g以下であることがさらに好ましい。
ブレーン比表面積値は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に準拠して求められる。
ブレーン比表面積値は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に準拠して求められる。
(アルミン酸カルシウム)
本発明で使用するアルミン酸カルシウムは、カルシア原料とアルミナ原料などを混合して、キルンで焼成し、あるいは、電気炉で溶融し冷却して得られるCaOとAl2O3とを主成分とする水和活性を有する物質の総称であり、結晶質、又は非晶質のいずれであっても使用可能である。硬化時間が早く、初期強度発現性が高い材料である。
本発明で使用するアルミン酸カルシウムは、カルシア原料とアルミナ原料などを混合して、キルンで焼成し、あるいは、電気炉で溶融し冷却して得られるCaOとAl2O3とを主成分とする水和活性を有する物質の総称であり、結晶質、又は非晶質のいずれであっても使用可能である。硬化時間が早く、初期強度発現性が高い材料である。
アルミン酸カルシウム中に化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有するものである。アルミン酸カルシウム中のSO3は0.01質量%以上0.9質量%以下であることが好ましく、0.03質量%以上0.25質量%以下であることがより好ましい。ZrO2は0.01質量%以上0.7質量%以下であることが好ましく、0.03質量%以上0.25質量%以下であることがより好ましい。P2O5は0.01質量%以上0.6質量%以下であることが好ましく、0.03質量%以上0.5質量%以下であることがより好ましい。
なお、「アルミン酸カルシウムが化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有する」とは、X線回折測定でSO3、ZrO2、及びP2O5のそれぞれを同定できるほどのピークは観察されないが、蛍光X線測定でそれぞれの含有量を測定できる状態をいい、構造的には、アルミン酸カルシウム中にSO3、ZrO2、及びP2O5のそれぞれが固溶しているような状態と推察される。
本発明に係るアルミン酸カルシウムは、流動保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、強度発現性を高める観点からSO3とZrO2とP2O5の合計量の量が0.05質量%以上2.0質量%以下であることが好ましい。さらに、0.07質量%以上1.7質量%以下であることがより好ましく、0.1質量%以上1.5質量%以下であることがさらに好ましい。
さらに、流動保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、強度発現性を高める観点からP2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))は10質量%以上45質量%以下であることが好ましい。さらに、12質量%以上43質量%以下であることがより好ましく、15質量%以上40質量%以下であることがさらに好ましい。また、SO3、ZrO2、P2O5の量は、蛍光X線回折法(XRF)で測定することができる。
さらに、流動保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、強度発現性を高める観点からP2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))は10質量%以上45質量%以下であることが好ましい。さらに、12質量%以上43質量%以下であることがより好ましく、15質量%以上40質量%以下であることがさらに好ましい。また、SO3、ZrO2、P2O5の量は、蛍光X線回折法(XRF)で測定することができる。
アルミン酸カルシウム100質量部に対してSO3とZrO2とP2O5の合計量を0.05質量%以上2.0質量%以下としたり、P2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))を10質量%以上45質量%以下としたりするには、例えば、原料中のそれぞれの含有量を測定しておき、所望の合計量となるように、SO3、ZrO2、及びP2O5をそれぞれ含む原料の混合量を調整すればよい。
アルミン酸カルシウムのなかでも、CaOとAl2O3とのモル比(CaO/Al2O3モル比)は、0.5以上2.0以下であることが好ましく、0.7以上1.8以下であることがより好ましい。モル比が上記範囲内であることで、硬化時間をより短縮して初期強度発現性を高めることができる。
CaOとAl2O3とのモル比を上記範囲とするには、例えば、アルミン酸カルシウムを作製する際の原料配合を調整すればよい。
CaOとAl2O3とのモル比を上記範囲とするには、例えば、アルミン酸カルシウムを作製する際の原料配合を調整すればよい。
本発明で使用するアルミン酸カルシウムの使用量は、前記セメント100質量部に対して、30質量部以上100質量部以下であることが、流動保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、強度発現性を高める観点から好ましく、50質量部以上90質量部以下であることがさらに好ましい。
アルミン酸カルシウムを工業的に得る場合、不純物が含まれることがある。その具体例としては、例えば、SiO2、Fe2O3、MgO、TiO2、MnO、Na2O、K2O、SrO、Cr2O3、Nb2O5、Ga2O3、Y2O3、ThO2、NiO、SeO2、Li2O、Rb2O、As2O3、ZnO、S、Cl及びF等が挙げられる。これらの不純物の存在は本発明の目的を実質的に阻害しない範囲では特に問題とはならない。具体的には、これらの不純物の合計が10%以下の範囲では特に問題とはならない。
また、不純物化合物としては、4CaO・Al2O3・Fe2O3、6CaO・2Al2O3・Fe2O3、6CaO・Al2O3・2Fe2O3等のカルシウムアルミノフェライト、2CaO・Fe2O3やCaO・Fe2O3等のカルシウムフェライト、ゲーレナイト2CaO・Al2O3・SiO2、アノーサイトCaO・Al2O3・2SiO2等のカルシウムアルミノシリケート、メルビナイト3CaO・MgO・2SiO2、アケルマナイト2CaO・MgO・2SiO2、モンチセライトCaO・MgO・SiO2等のカルシウムマグネシウムシリケート、トライカルシウムシリケート3CaO・SiO2、ダイカルシウムシリケート2CaO・SiO2、ランキナイト3CaO・2SiO2、ワラストナイトCaO・SiO2等のカルシウムシリケート、カルシウムチタネートCaO・TiO2、カルシウムアルネート3CaO・Al2O3、遊離石灰、リューサイト(K2O、Na2O)・Al2O3・SiO2等を含む場合がある。本発明ではこれらの結晶質または非晶質が混在していても良い。
本発明のアルミン酸カルシウムの粒度は、特に限定されるものではないが、通常、ブレーン比表面積で3000~9000cm2/gの範囲にあり、4000~8000cm2/g程度のものがより好ましい。3000cm2/g以上であることで、強度発現性が充分となりやすくなり、9000cm2/g以下であることで良好な取り扱い性を維持できる。
(石膏)
本発明で使用する石膏は、無水、半水、又は二水の各セッコウを総称するものであり特に限定されるものではないが、強度発現性の観点から、無水石膏又は半水石膏の使用が好ましく、無水石膏の使用がより好ましい。
本発明で使用する石膏は、無水、半水、又は二水の各セッコウを総称するものであり特に限定されるものではないが、強度発現性の観点から、無水石膏又は半水石膏の使用が好ましく、無水石膏の使用がより好ましい。
石膏の粒度は特に限定されるものではないが、通常、ブレーン比表面積で3,000~9,000cm2/gが好ましく、4,000~8,000cm2/gがより好ましい。3,000cm2/g以上であることで良好な寸法安定性が得られやすくなり、9,000cm2/g以下であることで流動性の保持効果の確保がより容易になる。
本発明で使用する石膏の使用量は、アルミン酸カルシウム100質量部に対して、20質量部以上120質量部以下であることが、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得る観点から好ましく、30質量部以上110質量部以下であることがさらに好ましい。
(骨材)
本発明で使用する骨材としては、通常のセメントモルタルやコンクリートに使用するものと同様の細骨材や粗骨材が使用可能である。即ち、川砂、川砂利、山砂、山砂利、砕石、砕砂、石灰石骨材、石灰砂、けい砂、色砂、人口骨材、高炉スラグ骨材、海砂、海砂利、人工軽量骨材、及び重量骨材等が使用可能であり、これらを組み合わせることも可能である。特に、流動性の保持効果が高く、確実な強度発現性を得られる重量骨材の使用が好ましい。骨材(例えば、重量骨材)の密度は2.6g/cm3以上が好ましく、2.7g/cm3以上がより好ましい。
本発明で使用する骨材としては、通常のセメントモルタルやコンクリートに使用するものと同様の細骨材や粗骨材が使用可能である。即ち、川砂、川砂利、山砂、山砂利、砕石、砕砂、石灰石骨材、石灰砂、けい砂、色砂、人口骨材、高炉スラグ骨材、海砂、海砂利、人工軽量骨材、及び重量骨材等が使用可能であり、これらを組み合わせることも可能である。特に、流動性の保持効果が高く、確実な強度発現性を得られる重量骨材の使用が好ましい。骨材(例えば、重量骨材)の密度は2.6g/cm3以上が好ましく、2.7g/cm3以上がより好ましい。
骨材の含有割合は、セメント100質量部に対して、40質量部以上250質量部以下であることが好ましく、50質量部以上230質量部以下であることがより好ましく、60質量部以上200質量部以下であることがさらに好ましい。骨材の含有割合が上記範囲内であることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性が得られる。
(その他の成分)
本発明では、アルカリ金属炭酸塩を使用することで、流動性の保持効果が高く、強度発現性をさらに向上させることができる。アルカリ金属炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムが挙げられこれらを組み合わせることも可能である。特に、強度発現性の観点から炭酸リチウムの使用が好ましい。
本発明では、アルカリ金属炭酸塩を使用することで、流動性の保持効果が高く、強度発現性をさらに向上させることができる。アルカリ金属炭酸塩としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウムが挙げられこれらを組み合わせることも可能である。特に、強度発現性の観点から炭酸リチウムの使用が好ましい。
アルカリ金属炭酸塩の含有割合は、セメント100質量部に対して、固形分量で1質量部以上6質量部以下であることが好ましく、2質量部以上5質量部以下であることがより好ましい。アルカリ金属炭酸塩の含有割合が上記範囲内であることで、流動性の保持効果、強度発現性を向上させることができる。
本発明のアンカー定着材料は、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得る観点から、シリカ質微粉末を含有させることが可能である。
シリカ質微粉末としては、高炉水砕スラグ微粉末等の潜在水硬性物質、フライアッシュや、シリカフュームなどのポゾラン物質を挙げることができ、中でも、シリカフュームが好ましい。
シリカフュームの種類は限定されるものではないが、流動性の観点から、不純物としてZrO2を10%以下含有するシリカフュームや、酸性シリカフュームの使用がより好ましい。酸性シリカフュームとは、シリカフューム1gを純水100ccに入れて攪拌した時の上澄み液のpHが5.0以下の酸性を示すものをいう。
シリカフュームの種類は限定されるものではないが、流動性の観点から、不純物としてZrO2を10%以下含有するシリカフュームや、酸性シリカフュームの使用がより好ましい。酸性シリカフュームとは、シリカフューム1gを純水100ccに入れて攪拌した時の上澄み液のpHが5.0以下の酸性を示すものをいう。
シリカ質微粉末の粉末度は特に限定されるものではないが、通常、高炉水砕スラグ微粉末とフライアッシュは、ブレーン値で3,000cm2/g以上9,000cm2/g以下の範囲にあり、シリカフュームは、BET比表面積で2万cm2/g以上30万cm2/g以下の範囲にある。
シリカ質微粉末の含有割合は、セメント100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下が好ましく、2質量部以上15質量部以下がより好ましく、3質量部以上10質量部以下がさらに好ましい。シリカ質微粉末の含有割合が上記下限値以上であることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得ることができる。また、シリカ質微粉末の含有割合が上記上限値以下であることで、流動性を向上させることができる。
本発明では、性能に悪影響を与えない範囲で消泡剤を使用することも可能である。消泡剤は、練り混ぜで巻き込む空気量を抑制する目的で使用するものである。
消泡剤の種類としては、硬化モルタルの強度特性に著しく悪影響を与えるものでない限り特に限定されるものではなく、液体状及び粉末状いずれも使用できる。例えば、ポリエーテル系消泡剤、多価アルコールのエステル化物やアルキルエーテル等の多価アルコール系消泡剤、アルキルホスフェート系消泡剤、シリコーン系消泡剤等が挙げられる。
消泡剤の種類としては、硬化モルタルの強度特性に著しく悪影響を与えるものでない限り特に限定されるものではなく、液体状及び粉末状いずれも使用できる。例えば、ポリエーテル系消泡剤、多価アルコールのエステル化物やアルキルエーテル等の多価アルコール系消泡剤、アルキルホスフェート系消泡剤、シリコーン系消泡剤等が挙げられる。
消泡剤の含有割合は、セメント100質量部に対して、0.002質量部以上0.5質量部以下であることが好ましく、0.005質量部以上0.45質量部以下であることがより好ましく、0.01質量部以上0.4質量部以下であることがさらに好ましい。消泡剤の含有割合が上記下限値以上であることで、消泡効果を十分に発現することができる。また、消泡剤の含有割合が上記上限値以下であることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑制することができる。
本発明では、性能に悪影響を与えない範囲で、凝結遅延剤、ガス発泡物質、減水剤、凝結調整剤、AE剤、防錆剤、撥水剤、抗菌剤、着色剤、防凍剤、石灰石微粉末、高炉徐冷スラグ微粉末、下水汚泥焼却灰やその溶融スラグ、都市ゴミ焼却灰やその溶融スラグ、及びパルプスラッジ焼却灰等の混和材料、増粘剤、及び収縮低減剤、ポリマー、ベントナイト、セピオライトなどの粘土鉱物、並びに、ハイドロタルサイトなどのアニオン交換体等のうちの一種又は二種以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
本発明のアンカー定着材料において、各材料の混合方法は特に限定されるものではなく、それぞれの材料を施工時に混合しても良いし、あらかじめ一部を、あるいは全部を混合しておいても差し支えない。
混合装置としては、既存のいかなる装置、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、プロシェアミキサ及びナウタミキサなどの使用が可能である。
混合装置としては、既存のいかなる装置、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、プロシェアミキサ及びナウタミキサなどの使用が可能である。
[アンカー定着組成物及び硬化体]
本発明のアンカー定着組成物は、既述の本発明のアンカー定着材料と水とを含有するものであり、具体的にはアンカー定着材料と水とを混錬してなる。
本発明の練り混ぜ水量は、使用する目的・用途や各材料の含有割合によって変化するため特に限定されるものではないが、アンカー定着材料100質量部に対して、10質量部以上70質量部以下であることが好ましく、14質量部以上65質量部以下であることがより好ましく、16質量部以上60質量部以下であることがさらに好ましい。練り混ぜ水量が上記下限値以上であることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得ることができる。
本発明のアンカー定着組成物は、既述の本発明のアンカー定着材料と水とを含有するものであり、具体的にはアンカー定着材料と水とを混錬してなる。
本発明の練り混ぜ水量は、使用する目的・用途や各材料の含有割合によって変化するため特に限定されるものではないが、アンカー定着材料100質量部に対して、10質量部以上70質量部以下であることが好ましく、14質量部以上65質量部以下であることがより好ましく、16質量部以上60質量部以下であることがさらに好ましい。練り混ぜ水量が上記下限値以上であることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得ることができる。
本発明のアンカー定着材料を用いた施工方法は、所定の水を加え練り混ぜて削孔した孔に流し込む方法や、ポンプを用いて練り混ぜたモルタルを孔に充填する方法や、練り混ぜたモルタルをカートリッジなどの容器や袋に入れ孔に充填させる方法や、アンカー定着材料を和紙やガラス管に入れたカプセルを作製し、孔に入れ充填させる方法などが挙げられる。練混ぜ方法は、ペール缶等の容器に材料を投入しハンドミキサで練り混ぜる方法や、ミキサ等を用いて練り混ぜる方法や、手混合する方法など挙げられ特に限定されるものではない。
本発明のアンカー定着組成物は、例えば、練り混ぜられ、充填され硬化することで、アンカー定着組成物を用いてなる本発明の硬化体となる。
本発明のアンカー定着組成物は、例えば、練り混ぜられ、充填され硬化することで、アンカー定着組成物を用いてなる本発明の硬化体となる。
以下、本発明の実験例に基づいて、本発明をさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実験例]
セメント100質量部に対して、アルカリ金属炭酸塩を2質量部、グルコン酸を0.9質量部、シリカ質微粉末を10質量部含有し、表1に示すアルミン酸カルシウム、骨材をセメント100質量部に対して表1に示す質量部を含有するように調製し、さらに石膏をアルミン酸カルシウム100質量部に対して60質量部含有させアンカー定着材料を得た。
得られたアンカー定着材料100質量部に対して、水25質量部で混練しアンカー定着材料組成物を調製した。
調製したアンカー定着材料組成物の流動性保持効果、アンカーの挿入抵抗性、アンカーの付着強度を測定した。結果を表1に併記する。
セメント100質量部に対して、アルカリ金属炭酸塩を2質量部、グルコン酸を0.9質量部、シリカ質微粉末を10質量部含有し、表1に示すアルミン酸カルシウム、骨材をセメント100質量部に対して表1に示す質量部を含有するように調製し、さらに石膏をアルミン酸カルシウム100質量部に対して60質量部含有させアンカー定着材料を得た。
得られたアンカー定着材料100質量部に対して、水25質量部で混練しアンカー定着材料組成物を調製した。
調製したアンカー定着材料組成物の流動性保持効果、アンカーの挿入抵抗性、アンカーの付着強度を測定した。結果を表1に併記する。
<使用材料>
・セメント:ポルトランドセメントを想定した試製セメント(セメント工場の調合原料及び化学成分の調整に各種市販の純薬を用いた。)、ブレーン比表面積3,450cm2/g
・アルミン酸カルシウム:CaO原料(炭酸カルシウム)、Al2O3原料(酸化アルミニウム)、SO3原料(石膏)、ZrO2原料(酸化ジルコニウム)、P2O5原料(リン酸カルシウム)を配合し、1,500℃で焼成してクリンカを合成し、ボールミルを用いてブレーン比表面積で3,000cm2/gに粉砕して、作製した。さらに蛍光X線回折によりSO3、ZrO2、P2O5含有量を測定し、表1に示すアルミン酸カルシウムを作製した。
・アルカリ金属炭酸塩:炭酸リチウム、試薬
・シリカ質微粉末:シリカフューム、BET比表面積で10m2/g、市販品
・水:水道水
・骨材A:重量骨材、フェロニッケルスラグ、最大寸法1.2mm、密度3.11g/cm3
・骨材B:細骨材、石灰砂0.6mm下を50%、0.6~1.2mmを50%混合したものを使用した。密度2.52g/cm3
・骨材C:骨材Aと骨材Bを混合し、密度2.6g/cm3に調整したもの
・骨材D:骨材Aと骨材Bを混合し、密度2.7g/cm3に調整したもの
・セメント:ポルトランドセメントを想定した試製セメント(セメント工場の調合原料及び化学成分の調整に各種市販の純薬を用いた。)、ブレーン比表面積3,450cm2/g
・アルミン酸カルシウム:CaO原料(炭酸カルシウム)、Al2O3原料(酸化アルミニウム)、SO3原料(石膏)、ZrO2原料(酸化ジルコニウム)、P2O5原料(リン酸カルシウム)を配合し、1,500℃で焼成してクリンカを合成し、ボールミルを用いてブレーン比表面積で3,000cm2/gに粉砕して、作製した。さらに蛍光X線回折によりSO3、ZrO2、P2O5含有量を測定し、表1に示すアルミン酸カルシウムを作製した。
・アルカリ金属炭酸塩:炭酸リチウム、試薬
・シリカ質微粉末:シリカフューム、BET比表面積で10m2/g、市販品
・水:水道水
・骨材A:重量骨材、フェロニッケルスラグ、最大寸法1.2mm、密度3.11g/cm3
・骨材B:細骨材、石灰砂0.6mm下を50%、0.6~1.2mmを50%混合したものを使用した。密度2.52g/cm3
・骨材C:骨材Aと骨材Bを混合し、密度2.6g/cm3に調整したもの
・骨材D:骨材Aと骨材Bを混合し、密度2.7g/cm3に調整したもの
<測定項目>
・流動性保持:JIS R 5201に準じて測定し、練り混ぜ直後のフロー値から20分後のフロー値を引き、流動性保持効果を確認した。
流動性保持効果=〔練り混ぜ直後のフロー値〕-〔20分後のフロー値〕
・アンカーの挿入抵抗性:外径20cm、高さ23cm、厚みの4.5mmの鋼管内に材齢28日後の圧縮強度21N/mm2のコンクリートを打設し、材齢28日後に外径32mmのコアを空け、コアの内部に練り混ぜたアンカー定着組成物を高さ16cmまで充填してから20分後にD25の異形鉄筋を手で挿入して、鉄筋が挿入できた長さを測定し、アンカー挿入抵抗性を測定した。
アンカーの挿入抵抗性(%)=鉄筋が挿入できた長さ/23cm×100
・アンカーの付着強度:アンカーの挿入抵抗性試験後に材齢28日後にジャッキで引き抜き、鉄筋表面積当たりの付着強度を測定した。
・流動性保持:JIS R 5201に準じて測定し、練り混ぜ直後のフロー値から20分後のフロー値を引き、流動性保持効果を確認した。
流動性保持効果=〔練り混ぜ直後のフロー値〕-〔20分後のフロー値〕
・アンカーの挿入抵抗性:外径20cm、高さ23cm、厚みの4.5mmの鋼管内に材齢28日後の圧縮強度21N/mm2のコンクリートを打設し、材齢28日後に外径32mmのコアを空け、コアの内部に練り混ぜたアンカー定着組成物を高さ16cmまで充填してから20分後にD25の異形鉄筋を手で挿入して、鉄筋が挿入できた長さを測定し、アンカー挿入抵抗性を測定した。
アンカーの挿入抵抗性(%)=鉄筋が挿入できた長さ/23cm×100
・アンカーの付着強度:アンカーの挿入抵抗性試験後に材齢28日後にジャッキで引き抜き、鉄筋表面積当たりの付着強度を測定した。
表1の結果より、特定のアルミン酸カルシウムを含有し、特定の材料と組み合わせることで、流動性の保持効果が高く、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得る効果を確認した。
本発明のアンカー定着材料は、特定のアルミン酸カルシウムを含有し、特定の材料と組み合わせることで、高く流動性の保持効果が、アンカー打設時の挿入抵抗を抑え、確実な強度発現性を得ることができるアンカー定着組成物及び硬化体を提供することをすることが可能となる。そのため、上下水、農水、鉄道、電力、道路、建築などで使用されるコンクリート構造物への補強鉄筋との定着等、土木、建築分野に幅広く適用できる。
Claims (5)
- セメント、アルミン酸カルシウム、石膏、及び骨材を含有するアンカー定着材料であって、
前記アルミン酸カルシウムが、化学成分としてSO3とZrO2とP2O5を含有し、
前記アルミン酸カルシウム100質量部に対してSO3とZrO2とP2O5の合計量が0.05質量%以上2.0質量%以下であり、P2O5の含有量(P2O5/(SO3+ZrO2+P2O5))が10質量%以上45質量%以下である、アンカー定着材料。 - 前記アルミン酸カルシウムのCaO/Al2O3モル比が0.5以上2.0以下であり、
前記アルミン酸カルシウムの含有割合は、前記セメント100質量部に対して、30質量部以上100質量部以下である、請求項1に記載のアンカー定着材料。 - 前記骨材の密度が2.6g/cm3以上であり、前記骨材の含有割合は、前記セメント100質量部に対して、40質量部以上250質量部以下である、請求項1又は2に記載のアンカー定着材料。
- 請求項1~3のいずれか1項に記載のアンカー定着材料と水とを含有するアンカー定着組成物。
- 請求項4に記載のアンカー定着組成物を用いてなる硬化体。
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JP2021159636A JP2023049719A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | アンカー定着材料、アンカー定着組成物、及び硬化体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023234041A1 (ja) * | 2022-06-03 | 2023-12-07 | デンカ株式会社 | セメント材料、セメント組成物、及び硬化体 |
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2021
- 2021-09-29 JP JP2021159636A patent/JP2023049719A/ja active Pending
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