JP2014015108A - スライド配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、カバー部材に観察されるスリットの数をなるべく少なくすることを目的とする。
【解決手段】配線用スライダ50は、配線用レール42に支持される配線用スライダ本体部52と、配線用スライダ本体部52からスライド車両部品に向けて延出する配線ガイド部56とを含む。ワイヤーハーネス60の一端側部分が配線用レール42を通って配線用スライダ50に導かれスライド車両部品に向けて案内され、ワイヤーハーネス60の他端側部分は、配線用レール42の一端部から配線材収容部70の収容空間Sに向けて案内される。カバー部材80は、スライド支持用レール20及び配線用レール42を覆う。カバー部材80には、スリット86が形成されている。配線ガイド部56は、カバー部材80とスライド支持用レール20及び配線用レール42間の空間を経由しスリット86を通ってカバー部材80の外方に延出する。
【選択図】図4

Description

この発明は、スライドシート等に対して給電等を行うためのスライド配線装置に関する。
従来、スライドシート等にワイヤーハーネスを接続する技術として、特許文献1に開示の技術がある。
特許文献1は、車体と、この車体にスライド自在に設けられたシートとに亘って電線を配索するための、スライド配索装置を開示している。
スライド配索装置は、レールと、レールに移動自在に支持されたスライダと、レールを収容するケース部とを備えている。ケース部には、レールに支持されたスライダを外部に導くスリットが設けられている。
特開2006−35962号公報
特許文献1に開示の技術では、スライド配索装置は、シートを移動自在に支持する支持機構に並設されることになる。このため、シートを移動自在に支持するためのシート用スライダを外部に延出させるための一対のスリットとは別に、上記ケース部に設けられたスリットが設けられることになり、多数のスリットが外部から観察されてしまう。車両のフロアに多数のスリットが観察されてしまうと、フロア内にゴミ等が入り易くなるという問題、或は、見栄え上好ましくないという問題を生じる。
そこで、本発明は、カバー部材に観察されるスリットの数をなるべく少なくすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、車体に設けられたスライド支持用レールにスライド支持部材を介して移動可能に支持されたスライド車両部品と前記車体との間で配線材を配設するためのスライド配線装置であって、前記スライド支持用レールに沿って配設可能な配線用レールと、前記配線用レールに沿って移動可能に支持される配線用スライダ本体部と、前記配線用スライダ本体部から前記スライド車両部品に向けて延出する配線ガイド部とを含む配線用スライダと、一端側部分が前記配線用レールを通って前記配線用スライダに導かれ、さらに、前記配線ガイド部を経由して前記スライド車両部品に向けて案内されると共に、他端側部分が前記配線用レールの一端部から外方に延出された配線材と、前記配線用レールの一端部から延出する前記配線材の他端側部分を収容可能な収容空間を有する配線材収容部と、前記スライド支持用レール及び前記配線用レールを覆うと共に、前記スライド支持部材を移動可能に配設可能なスリットが形成されたカバー部材と、を備え、前記配線ガイド部が前記カバー部材と前記スライド支持用レール及び前記配線用レール間の空間を経由し前記スリットを通って前記カバー部材の外方に延出している。
第2の態様は、第1の態様に係るスライド配線装置であって、前記配線用レールと前記配線材収容部とが別体に形成されている。
第3の態様は、第2の態様に係るスライド配線装置であって、前記配線用レールと前記配線材収容部とが、前記スライド支持用レールの両側に振分けて配設されている。
第4の態様は、第2又は第3の態様に係るスライド配線装置であって、前記配線材収容部が、前記収容空間の周囲を囲む周壁部を含む。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るスライド配線装置であって、前記配線ガイド部は、前記スライド支持用レール及び前記配線用レールの少なくとも一方の前記カバー部材側の外面にスライド移動可能に配設されている。
第1の態様によると、カバー部材に、スライド支持部材を移動可能に配設可能なスリットが形成され、配線ガイド部も、このスリットを通ってカバー部材の外方に延出している。このため、カバー部材に形成すべきスリットの数をなるべく少なくすることができる。
第2の態様によると、前記配線用レールと前記配線材収容部との形状を簡易化でき、それら各部品を容易に製造できる。
第3の態様によると、配線用レールと収容空間との間隔を大きくして、それらの間での配線材の曲率半径を大きくすることができる。これにより、配線用レールから収容空間に至る部分で配線材を円滑に曲げ変形させることができる。
第4の態様によると、前記カバー部材が、前記収容空間の周囲を囲む周壁部を含む形状であるため、その周壁部の立設方向において頑丈な構成とすることができる。これにより、配線材収容部を樹脂で形成したり、薄手の部材で形成したりして、それらの軽量化を図ることができる。
第5の態様によると、配線ガイド部を簡易な構成で円滑にスライド移動させることができる。
スライドシート支持装置及びスライド配線装置を示す概略斜視図である。 スライドシート支持装置及びスライド配線装置を示す一部分解斜視図である。 スライドシート支持装置及びスライド配線装置を示す一部分解斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図2のV−V線断面図である。 変形例を示す図である。
以下、実施形態に係るスライド配線装置について説明する。本実施形態では、スライド車両部品としてスライドシートを想定した例、即ち、スライド配線装置がスライドシート支持装置に適用された例で説明する。もっとも、本スライド配線装置自体は、車両に搭載された各種スライド車両部品をスライド移動可能に支持する構成において、当該スライド車両部品と車体との間で、電源線、信号線等の配線材を配索する構成として採用することができる。
図1は、スライドシート12を移動可能に支持するスライドシート支持装置10及びスライドシート支持装置10に組込まれたスライド配線装置40を示す概略斜視図である。
スライドシート支持装置10は、車両のスライドシート12を車両の前後方向に移動可能に支持する装置であり、一対のスライド支持用レール20と、一対のスライド支持部材30とを備える。
一対のスライド支持用レール20は、車体のフロアの上面に設けられた長尺部材であり、間隔をあけて平行状態で設けられている。フロアに対するスライド支持用レールの固定は、ボルト締等により行われる。
一対のスライド支持部材30の基端部は、それぞれ上記一対のスライド支持用レール20にその長手方向に沿って移動可能に支持されている。スライド支持部材30の上端部は、スライド支持用レール20の上方に突出している。一対のスライド支持部材30の上端部は、スライド支持用レール20の座部の両側部に固定されている。これにより、スライドシート12が一対のスライド支持部材30を介して一対のスライド支持用レール20にそれらの長手方向に沿って移動可能に支持される。
そして、一対のスライド支持部材30が一対のスライド支持用レール20に沿って移動することによって、車両前後方向におけるスライドシート12の位置調整がなされる。
また、スライドシート12には、着座センサ等の各種センサ、姿勢変更を行うためのモータ等の各種駆動源等の各種電気部品が設けられる。また、車体側には、上記各種電気部品に対して信号を送受する電子制御ユニット或は電力を供給する電源等の各種電気部品が設けられる。本スライド配線装置40は、スライドシート12と車体との間で配線材であるワイヤーハーネス60を配設し、もって、スライドシート12側の電気部品と車体側の電気部品とを電気的に接続するための装置である。本スライド配線装置40は、好ましくは、一方のスライド支持用レール20に組込まれる。
図2及び図3はスライドシート支持装置10及びスライド配線装置40を示す一部分解斜視図であり、図4は図2の部分拡大図であり、図5は図2のV−V線断面図である。図2ではスライド支持部材30及び配線用スライダ50がスライド支持用レール20及び配線用レール○○の一端部よりの位置にあり、図3ではスライド支持部材30及び配線用スライダ50がスライド支持用レール20及び配線用レール42の他端部よりの位置にある。
スライドシート支持装置10は、上記したように、一対のスライド支持用レール20と、一対のスライド支持部材30とを備える。
スライド支持用レール20は、一主面(上面)に線状開口部21が形成された長尺部材に形成されている。このスライド支持用レール20は、上記スライド支持部材30を、前記線状開口部21を通じて部分的に外部に露出させた状態で移動可能に支持する。
より具体的には、内部に長尺空間が形成されると共に一主面に線状開口部21が形成されるように、細長金属板等を略筒状に折曲げることにより、スライド支持用レール20が形成されている。スライド支持用レール20は、金属等を曲げ加工することによる他、樹脂の成型品等によって形成されていてもよい。
線状開口部21は、スライド支持用レール20の上面にその延在方向に沿って形成されている。この線状開口部21の両側部からスライド支持用レール20の内部に向けて側壁部22が延出している。この側壁部22には、スライド支持部材30をスライド支持用レール20の長手方向に沿った一定位置で位置決め保持するための凹部が断続的に形成されている(図2及び図3参照)。
スライド支持用レール20内部の長尺空間は、スライド支持部材30の可動支持端部32を移動可能に収容可能に形成されている。ここでは、長尺空間として、一対の側壁部22間に中央空間23aが形成されると共に一対の側壁部22の外側方に一対の側方空間23bが形成されている。そして、中央空間23a及び一対の側方空間23bに、スライド支持部材30の可動支持端部32がその長手方向に沿って移動可能に収容される。
また、スライド支持用レール20のうち上記線状開口部21を挟む両側部分の外向き面25(上向き面)は、スライド支持用レール20の延在方向に沿って延びる細長い面に形成されている。この外向き面25上に、後述する配線ガイド部56がスライド移動可能に支持される。
スライド支持部材30は、金属板等により形成された部材であり、上記スライド支持用レール20内に移動可能に支持される可動支持端部32とスライドシート12を支持する支持端部34とを含む。支持端部34は、ねじ固定構造、嵌め込み構造等の固定構造によってスライドシート12に固定される。可動支持端部32は、支持端部34から下方に突出している。可動支持端部32は、2枚の板状部材が重ね合せられた部分32aと、2枚の板状部材の先端部を外方に略U字状に折曲げた折曲げ部分32bとを含む。そして、重ね合せられた部分32aを線状開口部21及び中央空間23a内に配設すると共に、一対の折曲げ部分32bを、一対の側壁部22の先端側空間を通って一対の側方空間23b内に配設した状態で、スライド支持部材30がスライド支持用レール20に沿って移動可能に支持される。なお、一対の折曲げ部分32bの先端部外面にローラ35が回転自在に取付けられており、このローラ35が側方空間23bの内面に対して従動回転することで、一対の折曲げ部分32bが一対の側方空間23b内を円滑に移動できる。このスライド支持部材30は、スライドシート12の可動範囲に合わせた範囲内でスライド支持用レール20に沿って移動可能に支持されている。ここでは、スライド支持部材30は、スライド支持用レール20の一端部から他端部の範囲内で移動可能とされている。
スライド配線装置40は、配線用レール42と、配線用スライダ50と、配線材としてのワイヤーハーネス60と、配線材収容部70と、カバー部材80とを備える。
配線用レール42は、上記スライド支持用レール20に沿って配設可能な長尺部材に形成されている。配線用レール42は、その長手方向に沿って配線用スライダ50を移動可能に支持すると共に、内部にワイヤーハーネス60の一端側部分を移動可能に収容可能に構成されている。
より具体的には、配線用レール42は、樹脂等によって形成された部材であり、レール本体部43と、カバー支持部45と、側方部47とを備える。
レール本体部43は、一主面(上面)に線状開口部44が形成された角筒状に形成されている。ここでは、線状開口部44は、一側方、より具体的には、スライド支持用レール20側に偏った位置に形成されている(図5参照)。レール本体部43内の空間の幅及び高さは、ワイヤーハーネス60の直径と同じ又はこれよりも大きく、その長手方向に沿って移動可能にワイヤーハーネス60を収容できるようになっている。
カバー支持部45は、カバー部材80を支持可能に構成されている。ここでは、カバー支持部45は、レール本体部43一主面(上面)に、線状開口部44に沿うように突出形成されている。カバー支持部45は、間隔をあけて並設された一対の側壁部46を含み、当該一対の側壁部46間のスリット状開口が上方に向けて開口している。一対の側壁部46間の幅は、一対の側壁部46の基端部よりも開口端部側で狭くなっている(図5参照)。
側方部47は、レール本体部43の一側方、より具体的には、スライド支持用レール20側に設けられている。側方部47は、レール本体部43の一側部から外側方(スライド支持用レール20側)に向けて延出し、その端部で下方に向けて曲る、横断面L字状に形成されている。この側方部47のうちカバー部材80側の外向き面48(上向き面)は、スライド支持用レール20の延在方向に沿って延びる細長い面に形成されている。この外向き面48は、レール本体部43の上面の高さ位置よりもカバー部材80側にあり、上記スライド支持用レール20の外向き面25と同高さ位置に位置するように設定されている。
この配線用レール42は、配線用スライダ50を移動可能に支持する部材であるため、それ程強い強度は必要とされていない。このため、上記のように樹脂等で形成することができる。もっとも、配線用レール42は金属等で形成されていてもよい。
配線用スライダ50は、配線用スライダ本体部52と、配線ガイド部56とを含む。ここでは、配線用スライダ本体部52と配線ガイド部56とは、樹脂等によって一体形成された部材である。勿論、配線用スライダ本体部52は、複数の分割部材の組合わせによって構成されていてもよいし、また、一部又は全部が金属等で形成されていてもよい。
配線用スライダ本体部52は、上記配線用レール42にその長手方向に沿って移動可能に支持可能に構成される。より具体的には、配線用スライダ本体部52は、レール本体部43内に配設可能な角筒状の部材に形成されており、内部にワイヤーハーネス60を挿通できるようになっている。配線用スライダ本体部52の両側部及び底部には、レール本体部43内でのがたつきを抑制するための部分的な突起部52pが形成されているが、これは必須ではない。
配線ガイド部56は、配線用スライダ本体部52からスライドシート12に向けて延出するように設けられている。より具体的には、配線ガイド部56は、配線用スライダ本体部52のうち配線用レール42の線状開口部44内に面する部分から延出するように形成されている。配線ガイド部56は、線状開口部44を通るように上方に延び、配線用レール42の外向き面48上からスライド支持用レール20の外向き面25上を通って延びるように水平姿勢で延在し、スライド支持用レール20の線状開口部21に達する位置で当該線状開口部21の上方に向けて延びる、筒状部材に形成されている。配線ガイド部56の先端部は、スライドシート12に向けて延びている。ここでは、配線ガイド部56の先端部は、スライド支持部材30の上端部近傍位置に達するように延びている。
配線ガイド部56のうち配線用レール42の外向き面48上に位置する部分は、当該外向き面48上をスライド移動可能に構成されている。ここでは、配線ガイド部56のうち配線用レール42の外向き面48上に位置する部分に突起部56pが形成され、当該突起部56pを外向き面48に摺接させた状態で、配線ガイド部56が配線用レール42の外向き面48上をスライド移動するようになっている。勿論、突起部56pは省略されていてもよい。なお、配線ガイド部56とカバー部材80の下面との間には隙間が空いていることが好ましい。
また、配線ガイド部56のうちスライド支持用レール20の線状開口部21の上方に向けて延びる部分は、ここでは、斜め上方に向けて延びているが、直上に向けて延びていてもよい。配線ガイド部56のうちスライド支持用レール20の線状開口部21の上方に向けて延びる部分は、スライド支持用レール20の長手方向に沿って視た場合に、スライド支持部材30と重なっており、カバー部材80のスリット86間を通ってカバー部材80の外部に延出できればよい。
配線ガイド部56の内部は、ワイヤーハーネス60を挿通可能な空間が形成されており、この空間は配線用スライダ本体部52内の空間と繋がっている。
そして、配線用スライダ本体部52内に導入されたワイヤーハーネス60の一端側部分が、配線ガイド部56内の空間を通ってその先端側に導かれるようになっている。これにより、ワイヤーハーネス60の一端部が、配線ガイド部56の先端部より延出してスライドシート12に近い位置、即ち、スライドシート12の電気部品に他のワイヤーハーネス、コネクタ等を介して接続可能な位置に案内される。
また、配線ガイド部56は、スライド支持部材30に連結されており、当該スライド支持部材30と一体的に移動できるようになっている。より具体的には、配線ガイド部56の中間部に、配線用レール42の線状開口部21に沿って延びる取付片57が延設されている。この取付片57は、スライド支持部材30に対してネジ止、係止構造等によって取付固定される。これにより、配線用スライダ50が、スライド支持部材30と共に、スライド支持用レール20及び配線用レール42の長手方向に沿って一体的に移動する。
ワイヤーハーネス60は、複数の電線を線状に束ねることにより形成されている。このワイヤーハーネス60の一部、より具体的には、配線材収容部70及び配線用レール42内に配設される部分には、コルゲートチューブが装着されていてもよい。コルゲートチューブは、樹脂等により形成された部材であり、大径部と小径部とが交互に形成された筒形状に形成されている。かかるコルゲートチューブは、主として大径部と小径部との間で弾性変形することで、容易に曲げ変形できる。従って、ワイヤーハーネス60をコルゲートチューブ内に挿通することで、ワイヤーハーネス60を周辺部材と接触から保護しつつ、当該ワイヤーハーネス60を自由に曲げ変形させることができる。
ワイヤーハーネス60の両端部には、それぞれコネクタ62が接続されている(図4及び図5において一端部のコネクタ62のみ図示)。ワイヤーハーネス60の一端部のコネクタ62はスライドシート12側のコネクタに接続され、ワイヤーハーネス50の他端部のコネクタは車体側のコネクタに接続される。
ワイヤーハーネス60は、配線用スライダ50の移動範囲に応じた長さ寸法に、スライドシート12及び車体への接続取り回しに要する長さ寸法を足した程度の長さ寸法に設定されている。そして、ワイヤーハーネス60の一端側部分が配線用レール42内の空間を通って上記配線用スライダ50に導かれると共に、配線用スライダ本体部52及び配線ガイド部56を経由して、スライドシート12側のコネクタに接続可能なようにスライドシート12に向けて案内される。また、ワイヤーハーネス60の他端側部分は、配線用レール42の他端部から外方に延出され、配線材収容部70内を経由して車体側のコネクタに接続可能なように案内される。
なお、ワイヤーハーネス60の一端側部分は、上記したように、配線用スライダ50内に挿通されることで、当該配線用スライダ50に連結されている。ワイヤーハーネス60の一端側部分は、他の固定部材、例えば、粘着テープ、結束タイ等による巻回固定等によって配線用スライダ50に対して固定されていてもよい。
なお、ワイヤーハーネス60の両端部は分岐していてもよい。また、ワイヤーハーネス60としては、上記の他、フラットケーブル等を用いてもよい。
配線材収容部70は、配線用レール42の一端部から延出するワイヤーハーネス60の他端側部分を収容可能な収容空間Sを有するケースとして構成されている。
より具体的には、配線材収容部70は、樹脂等で形成された部材であり、平面視において、細長形状部分70aの一側部の一端部に張出部70bが突出する形状に形成されている。細長形状部分70aは、上記スライド支持用レール20の側部であって上記配線用レール42の反対側に設けられる。
張出部70bは、スライド支持用レール20の幅に配線用レール42の幅を加算した寸法程度の突出寸法に形成されている。細長形状部分70aの一端部と張出部70bとは全体として、外側に凸となる半円弧を画いている。そのうち、張出部70bは、4分の1の円弧を描いている。そして、細長形状部分70aをスライド支持用レール20の長手方向に沿って配設した状態で、張出部70bのうち半径に相当する部分が、がスライド支持用レール20の及び配線用レール42の一端部に対向して配設されるようになっている。
また、配線材収容部70は、収容空間Sの周囲を囲む周壁部72を含む。より具体的には、周壁部72は、上記細長形状部分70a及び張出部70bの外周に沿って形成されている。周壁部72は、細長形状部分70aの両側部では直線状に延びる細長板形状部分72aに形成され、細長形状部分70aの他端部では半円弧板状部分72bに形成され、細長形状部分70aの一端部及び張出部70bでも半円弧板状部分72cに形成され、張出部70bの半径相当部分では直線状に延びる板形状部分72dに形成されている。周壁部72の高さは、ワイヤーハーネス60の直径よりも大きい。
周壁部72のうち配線用レール42の一端部に対向する部分である板形状部分72dには、開口72hが形成されている。張出部70bは、配線用レール42の一端部に対して直接又は間接的に、嵌め込み構造、ねじ止構造等により連結可能に構成されている。この連結状態で、配線用レール42の内部空間と、張出部70bの内部空間とが開口72hを介して連通するようになっている。そして、この連結状態において、配線材収容部70がスライド支持用レール20に対して一定の位置関係となるように配設される。
また、細長形状部分70aの一端部及び張出部70b内には、内側ガイド壁部73が形成されている。内側ガイド壁部73は、周壁部72の半円弧板状部分72cよりも内側の半円弧板状部分73aと、半円弧板状部分73aの細長形状部分70a側端部から湾曲しつつ張出部70bの先端部に向けて延びる導出ガイド板状部分73bとを含む。周壁部72の半円弧板状部分72cと内側ガイド壁部73の半円弧板状部分73aとの間には、ワイヤーハーネス60を配設可能な隙間が形成され、周壁部72の板形状部分72dと内側ガイド壁部73の導出ガイド板状部分73bとの間にも、ワイヤーハーネス60を配設可能な隙間が形成されている。
また、張出部70bのうち周壁部72の板形状部分72dと内側ガイド壁部73の導出ガイド板状部分73bとの間及びその延長上の底部には、ワイヤーハーネス60を外部に導出する導出口70cが形成されている。ここでは、張出部70bのうち周壁部72の板形状部分72dと内側ガイド壁部73の導出ガイド板状部分73bとの間の底部が、内側ガイド壁部73の半円弧板状部分73aよりも下方に位置するように、外方に向けて下向き傾斜する形状部分に形成され、その部分の先端部が外方に向けて開口することで、導出口70cが形成されている。
また、上記内側ガイド壁部73によって囲まれる部分には、天井部74が形成されている。天井部74は、六角形の凹形状部分がなるべく隙間が小さくなるように並べられた構造、すなわち、一種のハニカム構造とされている。なお、天井部74は、張出部70bでは、その底部の傾斜形状に合わせてその先端部に向けて徐々に高さ寸法が低くなるように形成されている。
上記配線材収容部70で、周壁部72によって囲まれる空間、特に、周壁部72のうち一対の細長板形状部分72a及び半円弧板状部分72bと、内側ガイド壁部73のうち導出ガイド板状部分73bとで囲まれる空間によって、ワイヤーハーネス60の余長部分を収容する収容空間Sが形成されている。
収容空間Sは、配線用スライダ50が配線用レール42の一端部に最も近づいた状態で、配線用レール42から延出するワイヤーハーネス60の他端側部分を曲げた状態で収容可能な大きさに形成されている。ここでは、配線用スライダ50は、配線用レール42の一端部位置にまで移動可能であるため、ワイヤーハーネス60のほとんどの部分が配線用レール42の一端部から延出する。このため、上記収容空間Sは、ワイヤーハーネス60のほとんどの部分を曲げた状態で収容可能に形成されている。ここでは、収容空間Sは、ワイヤーハーネス60をU字状に曲げた状態で収容可能な形状及び大きさに形成されている。
配線材収容部70がスライド支持用レール20及び配線用レール42に対して一定位置に配設された状態で、配線用レール42の一端部より延出するワイヤーハーネス60の他端側部分は、周壁部72の半円弧板状部分72cと内側ガイド壁部73の半円弧板状部分73aとの間の円弧溝状空間を通って、収容空間S内に導かれる。そして、ワイヤーハーネス60は、収容空間S内で余長に応じた曲げられた形態を経た後、周壁部72の板形状部分72dと内側ガイド壁部73の導出ガイド板状部分73bとの間の隙間を通って、導出口70cから外部に導出される。
配線用スライダ50がその移動範囲内で配線用レール42の一端部に最も近い位置に配設された状態(図2及び図4参照)では、収容空間S内に導かれたワイヤーハーネス60の他端側部分は、収容空間S内で、配線用レール42から遠い側の細長板形状部分72aに沿って配設され、細長形状部分70aの他端部の半円弧板状部分72bに沿って半円弧状に曲げられ、さらに、配線用レール42に近い側の細長板形状部分72aに沿って配設された状態となる。このため、配線用レール42から延出する比較的長いワイヤーハーネス60の他端側部分が、一対の細長板形状部分72aに沿った部分で十分に吸収された状態となる。
また、配線用スライダ50がその移動範囲内で配線用レール42の一端部から最も遠い位置に配設された状態(図3参照)では、収容空間S内に導かれたワイヤーハーネス60の他端側部分は、収容空間S内で、内側ガイド壁部73の導出ガイド板状部分73bに沿って配設された状態となる。この状態では、ワイヤーハーネス60の他端側部分のうち一対の細長板形状部分72aに相当する長さ部分が、上記配線用レール42内に送込まれている。
そして、配線用スライダ50の移動に伴って、図2に示す状態から図3に示す状態へ、或は、その逆に変化する。つまり、配線用スライダ50の移動に伴い、配線用レール42から延出するワイヤーハーネス60の他端側部分の長さ寸法が変動するので、当該変動に応じて配線材収容部70内におけるワイヤーハーネス60の屈曲態様を追従変化させて当該長さ寸法の変動に対応する。
より具体的には、配線用スライダ50が配線用レール42の一端部よりにある状態(図2)から配線用レール42の他端部(中間部)に向けて移動する場合、配線用スライダ50の移動によってワイヤーハーネス60の一端側部分が配線用レール42内空間を通って他端部(中間部)に向けて引張られる。これにより、配線材収容部70内に収容されていたワイヤーハーネス60の他端側部分が当該配線材収容部70から引出され、配線用レール42の一端側開口より配線用レール42内に導入される。これにより、ワイヤーハーネス60を配線用レール42に沿ってガイドすることで、当該ワイヤーハーネス60が周辺部材に干渉することを抑制しつつ、配線用スライダ50を円滑に配線用レール42の他端側に移動させることができる。逆に、配線用スライダ50が配線用レール42の他端部(中間部)よりにある状態(図3)から配線用レール42の一端部に向けて移動する場合、配線用スライダ50の移動によってワイヤーハーネス60の他端側部分が配線用レール42内空間を通ってその一端側開口に向けて押出される。これにより、ワイヤーハーネス60のうち配線用レール42内に収容されていた部分が配線材収容部70に向けて押込まれる。これにより、ワイヤーハーネス60の他端側部分が収容空間S内に押込まれる。収容空間S内に押込まれたワイヤーハーネス60の部分は、周壁部72の半円弧板状部分72b等の内壁面に規制されつつより大きな略U字形状を描くように変形しつつ、収容空間S内に収容される。これにより、配線用スライダ50を配線用レール42の一端部側に移動させることで、不要となったワイヤーハーネス60の他端側部分を収容空間S内に円滑に収容することができ、当該ワイヤーハーネス60が周辺部材に干渉することを抑制しつつ、配線用スライダ50を円滑に配線用レール42の一端側に移動させることができる。
なお、ここでは、配線材収容部70の上方開口は、蓋部78によって閉塞されている。蓋部78の少なくとも一部、ここでは、蓋部78のうち、天井部74を除く領域を閉塞する部分は、六角形の凹形状部分が、なるべく隙間が小さくなるように並べられた構造、すなわち、一種のハニカム構造とされている。
カバー部材80は、上記スライド支持用レール20及び配線用レール42を覆うと共に、スライド支持部材30を移動可能に配設可能なスリット86が形成された構成とされている(図5参照)。
より具体的には、カバー部材80は、一対の分割カバー部材82を備えている。
分割カバー部材82は、樹脂等で形成された部材であり、主板部83と、弾性片部84と、固定脚部85とを備える。
主板部83は、スライド支持用レール20及び配線用レール42の長手方向に沿って延びる細長板状部材に形成されている。この主板部83によって、スライド支持用レール20の一側部及び配線用レール42又はスライド支持用レール20の他側部を覆い隠すことができるようになっている。
弾性片部84は、主板部83の一側部から相手側の主板部に向けて延びる細長い板状部分であり、その基端部から先端部の間の少なくとも一部が薄手の弾性変形容易な部分に形成されている。ここでは、弾性片部84の基端部が薄手で弾性変形容易な部分に形成されている。一対の分割カバー部材82が後述するように並列配置された状態で、一対の弾性片部84は互いに相手側の弾性片部84側に向けて延びた姿勢となり、一対の弾性片部84の隙間をなるべく小さくなるようにしている。一対の弾性片部84間のうちスライド支持部材30が配設された箇所では、一対の弾性片部84の一部分が斜め上方に持上がるように弾性変形し、一対の弾性片部84間にスライド支持部材30を配設可能な隙間が形成される。一対の弾性片部84が部分的に変形して隙間を形成する箇所は、スライド支持部材30の移動に追随して移動する。
固定脚部85は、分割カバー部材82をスライド支持用レール20の上方位置に固定するための部分である。ここでは、固定脚部85は、主板部83のうちスライド支持用レール20側の面に主板部83の長手方向に沿って垂下状に設けられた長尺板状部分に形成されている。固定脚部85の下端部は、その基端部よりも肉厚に形成されている。そして、一方側のカバー部材80については、その固定脚部85を、カバー支持部45に嵌め込み固定することで、その主板部83がスライド支持用レール20の一側部及び配線用レール42の上方を覆うように配設される。また、他方側のカバー部材80については、その固定脚部85を上記カバー支持部45と同様構成のカバー支持部45Bに嵌め込み固定することで、その主板部83がスライド支持用レール20の他側部の上方を覆うように配設される。なお、カバー支持部45Bは、配線材収容部70に設けられたものであってもよいし、スライド支持用レール20に設けられたものであってもよい。
上記のように分割カバー部材82がスライド支持用レール20及び配線用レール42の上方に配設された状態で、一対の主板部83の間にスライド支持部材30を移動可能に配設可能なスリット86が形成される。ここでは、スリット86は、線状開口部21の上方位置に設けられている。
そして、上記配線ガイド部56が、一方側の分割カバー部材82とスライド支持用レール20の一側部及び配線用レール42間の空間を経由し、さらに、前記スリット86を通ってカバー部材80の外方に延出している。
なお、カバー部材80を上記位置に配設するための構成は、上記例に限られない。スライド支持用レール20、配線用レール42等に対してネジ止等で固定されていてもよし、車体のフロアにネジ止、嵌め込み構造等で固定されていてもよい。
なお、カバー部材80と配線材収容部70との間等の空間には、ウレタン発泡樹脂等が充填されていることが好ましい。
このように構成されたスライド配線装置40では、スライドシート12の移動に伴って、当該スライドシート12を支持するスライド支持部材30と、配線用スライダ50とが一体となって、スライド支持用レール20及び配線用レール42に沿って移動する。そして、配線用スライダ50の移動に伴って、配線用レール42から延出するワイヤーハーネス60の他端側部分(余長部分)の長さ寸法が変動するところ、当該ワイヤーハーネス60の余長部分は配線材収容部70の収容空間S内に収容される。このため、配線用スライダ50の移動に伴うワイヤーハーネス60の余長は、円滑に配線材収容部70に吸収されることになる。
以上のように構成されたスライド配線装置40によると、カバー部材80に、スライド支持部材30を移動可能に配設可能なスリット86が1つだけ形成されている。そして、配線ガイド部56も、当該スリット86を通ってカバー部材80の外方に延出し、当該配線ガイド部56から延出するワイヤーハーネス60の一端部がスライドシート12側のコネクタに接続される。このため、カバー部材80に形成すべきスリット86の数をなるべく少なくすることができる。これにより、車体のフロアが見栄え上よくなる。また、カバー部材80内にゴミ等が入り難くなる。
また、配線用レール42と、配線材収容部70とが別体に形成されているため、各部品の形状を簡易化でき、それら各部品を容易に製造できる。また、スライドシート12の移動範囲に応じて大型化し易いこれらの部品を、小型化でき、その運搬等の取扱も容易となる。
さらに、配線用レール42と配線材収容部70とがスライド支持用レール20の両側に振分けて配設されているため、配線用レール42の一端部と配線材収容部70の収容空間Sとの距離をなるべく大きく離すことができる。これにより、配線用レール42の一端部から延出するワイヤーハーネス60の他端側部分が配線材収容部70の収容空間Sに至る部分で、ワイヤーハーネス60の曲率半径を大きくすることができる(半円弧板状部分72c参照)。これにより、配線用レール42から収容空間Sに至る部分で、ワイヤーハーネス60を円滑に曲げ変形させて、収容空間Sに対してワイヤーハーネス60を円滑に出し入れすることができる。
また、カバー部材80は、収容空間Sの周囲を囲む周壁部72を含む形状であるため、その周壁部72の立設方向において頑丈な構成とすることができる。これにより、配線材収容部70を樹脂等で形成したり、或は、薄手の部材(金属板)等で形成したりして、それらの軽量化を図ることができる。
また、配線用レール42についても、樹脂等で形成したり、或は、薄手の部材(金属板)等で形成したりして、それらの軽量化を図るようにしてもよい。
なお、配線用レール42と配線材収容部70との間に金属製の頑丈なスライド支持用レール20が存在するため、配線用レール42と配線材収容部70とがスライド支持用レール20によって強度補強される。この点も、配線用レール42と配線材収容部70とを樹脂等で形成して、軽量化を図ることに貢献している。
また、配線ガイド部56は、スライド支持用レール20の外向き面25をスライド移動するため、配線ガイド部56を簡易な構成で円滑にスライド移動させることができる。
なお、配線ガイド部56は、配線用レール42の外向き面48上をスライド移動する構成、又は、スライド支持用レール20の外向き面25及び配線用レール42の外向き面48の双方上をスライド移動する構成であってもよい。
なお、上記実施形態では、配線用レール42と配線材収容部70とが別体とされた例で説明したが、必ずしもその必要はない。
図6に示すように、配線用レール42に対応する配線用レール142と配線材収容部70に対応する配線材収容部170とが一体とされていてもよい。この場合、配線用レール142内の空間と配線材収容部170内の収容空間Sとは繋がっていてもよいし、隔壁等で隔てられていてもよい。この場合、配線用レール142と配線材収容部170との一体化物は、スライド支持用レール20の一側部に配設されることとなる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 スライドシート支持装置
12 スライドシート
20 スライド支持用レール
21 線状開口部
25 外向き面
30 スライド支持部材
40 スライド配線装置
42、142 配線用レール
43 レール本体部
48 外向き面
50 配線用スライダ
52 配線用スライダ本体部
52 配線用スライダ本体部
56 配線ガイド部
60 ワイヤーハーネス
70、170 配線材収容部
72 周壁部
80 カバー部材
82 分割カバー部材
86 スリット
S 収容空間

Claims (5)

  1. 車体に設けられたスライド支持用レールにスライド支持部材を介して移動可能に支持されたスライド車両部品と前記車体との間で配線材を配設するためのスライド配線装置であって、
    前記スライド支持用レールに沿って配設可能な配線用レールと、
    前記配線用レールに沿って移動可能に支持される配線用スライダ本体部と、前記配線用スライダ本体部から前記スライド車両部品に向けて延出する配線ガイド部とを含む配線用スライダと、
    一端側部分が前記配線用レールを通って前記配線用スライダに導かれ、さらに、前記配線ガイド部を経由して前記スライド車両部品に向けて案内されると共に、他端側部分が前記配線用レールの一端部から外方に延出された配線材と、
    前記配線用レールの一端部から延出する前記配線材の他端側部分を収容可能な収容空間を有する配線材収容部と、
    前記スライド支持用レール及び前記配線用レールを覆うと共に、前記スライド支持部材を移動可能に配設可能なスリットが形成されたカバー部材と、
    を備え、
    前記配線ガイド部が前記カバー部材と前記スライド支持用レール及び前記配線用レール間の空間を経由し前記スリットを通って前記カバー部材の外方に延出している、スライド配線装置。
  2. 請求項1記載のスライド配線装置であって、
    前記配線用レールと前記配線材収容部とが別体に形成されている、スライド配線装置。
  3. 請求項2記載のスライド配線装置であって、
    前記配線用レールと前記配線材収容部とが、前記スライド支持用レールの両側に振分けて配設されている、スライド配線装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載のスライド配線装置であって、
    前記配線材収容部が、前記収容空間の周囲を囲む周壁部を含む、スライド配線装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のスライド配線装置であって、
    前記配線ガイド部は、前記スライド支持用レール及び前記配線用レールの少なくとも一方の前記カバー部材側の外面にスライド移動可能に配設されている、スライド配線装置。
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