JP2014014029A - 半導体装置及び故障診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】AD変換動作中にAD変換動作を実行している回路の故障検出を行うことができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置は、第1のアナログ信号と、第1のアナログ信号と信号帯域が異なるオフセット信号とを加算した第2のアナログ信号を第1のデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部1と、第1のデジタル信号からオフセット信号の信号帯域における第2のデジタル信号を抽出する信号抽出部3と、第2のデジタル信号と、オフセット信号を生成する際に設定された設定値とに基づいて、アナログデジタル変換部1における故障を検出する故障検出部5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、例えばアナログデジタル変換器を内蔵した半導体装置に好適に利用できるものである。
機能安全が要求される用途においてAD(Analog to Digital)コンバータが使用される場合、変換データの妥当性を確認するためにADコンバータの故障検出を行うことが要求されている。また、高精度な計測用途で使用されるデジタルシグマ型ADコンバータにおいても故障検出を行うことが要求されている。
特許文献1には、AD変換の一周期を、初期化期間、サンプリング期間及び比較期間に区分した場合、比較部においてAD変換を実行している比較期間に、比較部の前段に配置されている回路であるサンプリングアンプから出力される信号を用いてAD変換装置の故障検出を行うことが開示されている。初期化期間は、AD変換の開始タイミングから初期化終了タイミングまでの期間を示す。サンプリング期間は、初期化終了タイミングからサンプリング終了タイミングまでの期間を示す。比較期間は、サンプリング終了タイミングから次のAD変換処理の開始タイミングまでの期間を示す。
特許文献2には、ディザ信号が加算された信号をデジタル信号へ変換する信号処理部を有し、信号処理部から出力されるデジタル信号と期待値とを比較することにより電子デバイスの良否を判定する試験装置の構成が開示されている。ディザ信号は、AD変換を行う際の量子化誤差を低減するために用いられる。
特許文献3には、異なる周波数の複数の方形波を発生させるディザ発生回路の構成が開示されている。
特開2007−300469号公報 特開2003−177161号公報 特開2008−252520号公報
特許文献1に開示されているAD変換装置の故障検出は、比較部の前段に配置されている回路であるサンプリングアンプから出力される信号を用いて行われている。つまり、特許文献1においては、AD変換装置におけるサンプリング終了タイミングから次のAD変換処理の開始タイミングまでの間に、サンプリングアンプにおける故障検出が実行されているにすぎない。つまり、特許文献1に開示されているAD変換装置の故障検出においては、AD変換動作中に、AD変換処理を実行している比較部の故障検出を行うことができないという問題がある。AD変換装置の高信頼性を確保するためには、AD変換動作中にAD変換処理を実行している比較部に相当する回路の故障検出を行うことが望まれている。特許文献2及び3にも、このような問題を解決する手段は開示されていない。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、オフセット信号を加算したアナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部と、デジタル信号からオフセット信号の信号成分を抽出する信号抽出部と、抽出したオフセット信号の信号成分に基づいてアナログデジタル変換部における故障を検出する故障検出部と、を備える。
前記一実施の形態によれば、AD変換動作中にAD変換処理を実行している回路の故障検出を行うことができる。
実施の形態1にかかる半導体装置の構成図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の構成図である。 実施の形態1にかかるアナログ入力信号の波形図である。 実施の形態1にかかるDCディザ信号の波形図である。 実施の形態1にかかる加算アナログ信号の波形図である。 実施の形態1にかかるデジタルパルスの疎密波を示す図である。 実施の形態1にかかるデシメーションフィルタから出力される信号を示す図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構成図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の構成図である。 実施の形態3にかかる量子化器の出力が判定するタイミングを示す図である。 実施の形態3にかかる故障診断処理の流れを示す図である。 実施の形態4にかかる半導体装置の構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかる半導体装置の構成例について説明する。半導体装置は、AD変換部1、信号抽出部3、故障検出部5及びオフセット信号生成部7を有している。
AD変換部1は、入力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換する。AD変換部1は、アナログ入力信号及びオフセット信号を受け取る。アナログ入力信号は、他の半導体装置又はアナログ処理回路等から出力された信号である。または、アナログ入力信号は、アンテナ等を介して受信した無線信号であってもよい。オフセット信号は、オフセット信号生成部7において生成された信号である。オフセット信号は、AD変換部1における量子化誤差を減少させるために用いられる。例えば、オフセット信号にはディザ信号が用いられてもよく、一定の振幅を有する固定信号もしくは疑似ランダム信号が用いられてもよい。ディザ信号は、一般的にアイドルトーン対策として用いられる信号である。また、オフセット信号は、AD変換部1へ入力されるアナログ入力信号と信号帯域が異なる。つまり、オフセット信号は、アナログ入力信号と異なる周波数帯域が設定されている。
AD変換部1は、アナログ入力信号とオフセット信号とを加算した加算アナログ信号をデジタル信号へ変換する。
信号抽出部3は、AD変換部1において生成されたデジタル信号から、オフセット信号の信号帯域に対応したオフセットデジタル信号を抽出する。例えば、信号抽出部3は、オフセット信号が動作する周波数帯域のみを通過させるデジタルフィルタを用いて、オフセットデジタル信号を抽出してもよい。例えば、デジタルフィルタとしてローパスフィルタ(LPF)又はハイパスフィルタ(HPF)が用いられてもよい。
故障検出部5は、オフセットデジタル信号とAD変換部1へ入力されたオフセット信号を生成するために用いられた設定値とに基づいてAD変換部1に故障が発生しているか否かを判定する。故障判定に用いられるオフセットデジタル信号は、信号抽出部3において抽出された信号である。オフセット信号を生成するために用いられた設定値は、オフセット信号生成部7において用いられた設定値である。例えば、設定値は、所定のタイミングにおける振幅値である。オフセット信号生成部7は、設定値を用いてアナログ信号であるオフセット信号を生成する。
例えば、故障検出部5は、オフセットデジタル信号と設定値とを比較する。さらに、故障検出部5は、比較結果が一致する場合に故障は発生していないと判定し、比較結果が一致しない場合に故障が発生していると判定してもよい。ここで、比較結果が一致しない場合においても、オフセット信号と設定値との差分が予め定められた範囲内である場合、故障検出部5は、故障が発生していないと判定してもよい。
以上説明したように、図1の半導体装置は、AD変換部1から出力されるデジタル信号から、オフセット信号の信号帯域に対応するオフセットデジタル信号を抽出することができる。オフセットデジタル信号の抽出は、AD変換動作と平行して実行される。そのため、AD変換動作の実行中に故障検出部5は、AD変換部1の故障判定を行うことができる。
続いて図2を用いて半導体装置の詳細な構成例について説明する。図2の半導体装置は、加算器11、デルタシグマAD変換器16、デシメーションフィルタ17、DCディザ設定部18、DCディザ生成部19、LPF20、電圧比較部21及び故障検出部22を有している。デルタシグマAD変換器16は、減算器12、積分器13、量子化器14及びDA変換器15を有している。
加算器11は、アナログ入力信号とDCディザ信号とを加算し、加算アナログ信号を生成する。加算器11に入力されるアナログ入力信号の一例を図3に示す。図3のアナログ信号は、交流信号である。交流信号は、図3のようにSin波形が用いられてもよい。加算器11に入力されるDCディザ信号の一例を図4に示す。図4のDCディザ信号は、直流信号である。DCディザ信号は、一定の電圧値を示す直流信号である。DCディザ信号に設定される電圧値は、DCディザ設定部18において定められる。さらに、DCディザ生成部19は、DCディザ設定部18において定められた設置値を用いてDCディザ信号を生成する。DCディザ生成部19は、生成したDCディザ信号を加算器11へ出力する。
加算器11において生成された加算アナログ信号の一例を図5に示す。図5の加算アナログ信号は、図3のアナログ入力信号に対して一定の値が加算されていることを示している。加算器11は、加算アナログ信号をデルタシグマAD変換器16へ出力する。
デルタシグマAD変換器16は、加算器11から出力された加算アナログ信号をデジタル信号へ変換する。加算器11において加算されたDCディザ信号は、デルタシグマAD変換器16へ振幅の小さい小信号が入力された際に、見かけ上の入力信号を大きくするために用いられる。小信号にDCディザ信号を加算することにより、変換後のデジタル信号の雑音スペクトルが特定の周波数に集中する現象を抑えることができる。以下に、デルタシグマAD変換器16の構成例について説明する。
積分器13は、アナログ入力信号に基づいてサンプリングされた電荷を容量に充電する。アナログ入力信号に基づいてサンプリングされた電荷は、減算器12から積分器13に対して出力される。積分器13は、電荷を充電する容量を用いて積分結果を量子化器14へ出力する。
量子化器14は、予め定められた閾値を有している。量子化器14は、積分器13から出力される積分結果の値が閾値を上回るか下回るかによって定まるデジタル信号を出力する。例えば、量子化器14は、1つの閾値を用いる場合1bitのデジタル信号を生成する。量子化器14は、積分結果に基づいて定められたデジタル信号をデシメーションフィルタ17へ出力するとともに、DA変換器15へ帰還させる。量子化器14から出力される信号の一例を図6に示す。図6に示される信号は、横軸を時間として縦軸をデジタル値とするデジタルパルスの疎密波として示されている。
DA変換器15は、量子化器14から出力されたデジタル信号をアナログ信号へ変換し、減算器12へ出力する。減算器12は、加算器11から出力された加算アナログ信号から、DA変換器15から出力されたアナログ信号を減算する。量子化器14から出力される信号を帰還させて減算器12へ出力することにより、量子化器14における量子化誤差を減少させることができる。
続いて、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号を信号処理するデシメーションフィルタ17について説明する。デシメーションフィルタ17は、サンプリング周波数から所望のデータレートへ変換し、所望のデータレートを有するデジタル信号を生成する。サンプリング周波数は、量子化器14においてデジタル信号を生成する際に用いられたサンプリング周波数である。デシメーションフィルタ17は、例えば、サンプリング周波数から間引き変換を行うことにより所望のデータレートへ変換したデジタル信号を生成してもよい。
さらに、デシメーションフィルタ17は、所望のデータレートへ変換したデジタル信号に関してHPFを用いてフィルタ処理を行ってもよい。デシメーションフィルタ17において生成されたデジタル信号には、DCディザ信号の成分も含まれている。DCディザ信号成分の周波数は、アナログ入力信号の周波数よりも低い。そのためデシメーションフィルタ17は、DCディザ成分を除去するためにHPFを用いたフィルタ処理を行う。これにより、デシメーションフィルタ17は、アナログ入力信号の成分のみを抽出することができる。デシメーションフィルタ17から出力される信号の一例を、図7に示す。図7には、アナログ入力信号と同一の周波数を有するデジタル信号が示されている。
LPF20は、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号から、DCディザ信号の信号成分を抽出する。DCディザ信号は、直流信号であるため動作周波数は0もしくは限りなく低周波数に近い信号である。そのためLPF20を用いて低周波信号を抽出することによりDCディザ信号の信号成分を抽出することができる。言い換えると、LPF20は、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号からアナログ入力信号に対応する信号成分を取り除くことができる。
電圧比較部21は、DCディザ信号の信号成分が示す電圧値とDCディザ設定部18において設定された電圧値とを比較する。電圧比較部21は、比較結果を故障検出部22へ出力する。
故障検出部22は、DCディザ信号に対応する信号成分が示す電圧値とDCディザ設定部18において設定された電圧値とが一致する場合、加算器11、デルタシグマAD変換器16及びLPF20は正常に動作していると判定する。故障検出部22は、DCディザ信号に対応する信号成分が示す電圧値とDCディザ設定部18において設定された電圧値とが一致しない場合、加算器11、デルタシグマAD変換器16及びLPF20の少なくとも1つは正常に動作していないと判定する。故障検出部22は、DCディザ信号に対応する信号成分が示す電圧値とDCディザ設定部18において設定された電圧値とが一致しない場合においても、DCディザ信号に対応する信号成分が示す電圧値とDCディザ設定部18において設定された電圧値との差が予め定められた範囲内である場合正常に動作していると判定してもよい。
以上説明したように、デジタル信号からデルタシグマAD変換器16に入力される前に加算されたDCディザ信号に対応する信号成分を抽出することにより半導体装置における故障判定を行うことができる。DCディザ信号は、変換後のデジタル信号の雑音スペクトルが特定の周波数に集中する現象を抑えるために加算される既知の信号である。そのため、DCディザ信号を加算することによりAD変換の特性を損なうことはない。
さらに、故障検出部22は、量子化器14からデシメーションフィルタ17へ出力されるデジタル信号と同一の信号を用いて故障判定を行うことができる。そのため、故障検出部22は、デルタシグマAD変換器16及びデシメーションフィルタ17におけるAD変換動作中に、半導体装置全体の故障検出を行うことができる。半導体装置全体とは、例えば、加算器11、デジタルシグマAD変換器16及びLPF20を含む構成である。
(実施の形態2)
続いて、図8を用いて実施の形態2にかかる半導体装置の構成例について説明する。図2と同じ構成要素については同一の記号を付して説明する。図8に示す半導体装置は、加算器11、デルタシグマAD変換器16、デシメーションフィルタ17、HPF30、ACディザ設定部31、ACディザ生成部32、周波数比較部33及び故障検出部34を有している。図8の半導体装置を用いてDCアナログ信号をAD変換する場合について説明する。
加算器11は、DCアナログ信号とACディザ信号とを加算し、加算アナログ信号を生成する。DCアナログ信号は、一定の電圧値を示す直流信号である。ACディザ信号は、交流信号である。ACディザ信号は、ACディザ設定部31において定められる交流周期に従って生成される。また、ACディザ設定部31は、交流周期とともにACディザ信号の振幅も定めてもよい。ACディザ生成部32は、ACディザ設定部31において定められた交流周期等の設定値を用いてACディザ信号を生成する。ACディザ生成部32は、生成したACディザ信号を加算器11へ出力する。加算器11は、加算アナログ信号をデルタシグマAD変換器16へ出力する。
デルタシグマAD変換器16は、図2におけるデルタシグマAD変換器16と同様の構成及び動作であるため詳細な説明を省略する。
デシメーションフィルタ17は、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号についてサンプリング周波数から所望のデータレートへ変換し、所望のデータレートへ変換したデジタル信号を生成する。サンプリング周波数は、量子化器14においてデジタル信号を生成する際に用いられたサンプリング周波数である。デシメーションフィルタ17は、例えば、サンプリング周波数から間引き変換を行うことにより所望のデータレートへ変換したデジタル信号を生成してもよい。
さらに、デシメーションフィルタ17は、所望のデータレートへ変換したデジタル信号に関してLPFを用いてフィルタ処理を行ってもよい。デシメーションフィルタ17において生成されたデジタル信号には、ACディザ信号に対応する信号成分も含まれている。ACディザ信号成分の周波数は、DCアナログ信号の周波数よりも高い。そのためデシメーションフィルタ17は、ACディザ成分を除去するためにLPFを用いたフィルタ処理を行う。これにより、デシメーションフィルタ17は、DCアナログ入力信号の信号成分に対応するデジタル信号のみを抽出することができる。
HPF30は、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号から、ACディザ信号に対応する信号成分を抽出する。ACディザ信号は、設定された周波数に従って動作する信号である。ACディザ信号は、動作周波数が0もしくは限りなく低周波に近い信号であるDCアナログ入力信号よりも高い動作周波数を有する。そのためHPF30を用いて高周波信号を抽出することによりACディザ信号に対応する信号成分を抽出することができる。言い換えると、HPF30は、デルタシグマAD変換器16から出力されるデジタル信号からDCアナログ入力信号に対応する信号成分を取り除くことができる。
周波数比較部33は、分離したACディザ信号成分のデジタルデータの正負の値をそれぞれカウントする。周波数比較部33は、カウント値を用いることによりACディザ信号に対応する信号成分の交流周期を算出する。周波数比較部33は、分離したACディザ信号成分の交流周期とACディザ設定部31において設定された交流周期とを比較する。周波数比較部33は、比較結果を故障検出部34へ出力する。
故障検出部34は、ACディザ信号に対応する信号成分の交流周期とACディザ設定部31において設定された交流周期とが一致する場合、加算器11、デルタシグマAD変換器16及びHPF30は正常に動作していると判定する。故障検出部34は、ACディザ信号成分の交流周期とACディザ設定部31において設定された交流周期とが一致しない場合、加算器11、デルタシグマAD変換器16及びHPF30の少なくとも1つは正常に動作していないと判定する。故障検出部34は、ACディザ信号に対応する信号成分の交流周期とACディザ設定部31において設定された交流周期とが一致しない場合においても、ACディザ信号に対応する信号成分が示す交流周期とACディザ設定部31において設定された交流周期との差が予め定められた範囲内である場合正常に動作していると判定してもよい。
以上説明したように、デルタシグマAD変換器16に入力される前に加算されたACディザ信号に対応する信号成分を抽出することにより半導体装置における故障判定を行うことができる。ACディザ信号は、変換後のデジタル信号の雑音スペクトルが特定の周波数に集中する現象を抑えるために加算される既知の信号である。そのため、ACディザ信号を加算することによりAD変換の特性を損なうことはない。
さらに、故障検出部34は、量子化器14からデシメーションフィルタ17へ出力されるデジタル信号と同一の信号を用いて故障判定を行うことができる。そのため、故障検出部34は、デルタシグマAD変換器16及びデシメーションフィルタ17におけるAD変換動作中に、半導体装置全体の故障検出を行うことができる。半導体装置全体とは、例えば、加算器11、デルタシグマAD変換器16及びHPFを含む構成である。
(実施の形態3)
続いて図9を用いて実施の形態3にかかる半導体装置の構成例について説明する。図9の半導体装置は、図2の半導体装置に、故障診断制御部41、SW51、SW52及び加算器53を加えた構成である。故障診断制御部41は、試験電圧生成部42、アナログ回路故障判定部43、デジタル回路故障判定部44、制御部45、アナログ回路故障判定結果保持部46及びデジタル回路故障判定結果保持部47を有している。本図においては、主に図2と異なる構成について説明を行う。図2と同様の構成は、同一の符号を付して説明する。
加算器53は、SW51を介してアナログ入力信号を受け取る。SW51は、制御部45から出力される制御信号に応じてON及びOFFを切り換える。加算器53は、アナログ入力信号もしくは試験電圧生成部42から出力される試験アナログ入力信号を加算器11へ出力する。
量子化器14は、デジタル信号をSW52を介してDA変換器15へ帰還させる。SW52は、制御部45から出力される制御信号に応じてON及びOFFを切り換える。
次に、故障診断制御部41の構成例について説明する。制御部45は、故障検出部22から故障検出を示す情報が通知された場合SW51及び52をONからOFFに切り替えるように制御する。
デジタル回路故障判定部44は、故障検出部22から故障検出を示す情報が通知された場合デジタル信号処理を行うデジタル部の試験を実施する。デジタル部は、デシメーションフィルタ17、DCディザ設定部18、LPF20、電圧比較部21及び故障検出部22を含む。例えば、デジタル回路故障判定部44は、デジタル部にテストパタンを入力し、スキャンテストを行う。デジタル回路故障判定部44は、デジタル部のそれぞれの構成要素から出力される出力値に基づいてデジタル部に故障が発生しているか否かを判定する。デジタル回路故障判定部44は、デジタル回路故障判定結果保持部47へ試験結果を格納する。デジタル回路故障判定結果保持部47は、レジスタを用いて構成されてもよい。
試験電圧生成部42は、試験電圧信号を加算器53へ出力する。制御部45の制御によりSW51は、OFFに切り替えられている。そのため加算器53は、試験電圧生成部42から出力された試験電圧信号を加算器11へ出力する。DCディザ信号が加算された試験電圧信号は、積分器13へ入力される。ここで、制御部45によりSW52はOFFに切り替えられている。そのためDA変換器15及び減算器12へ帰還信号は出力されない。積分器13は、DCディザ信号が加算された試験電圧信号を積分する。積分器13は、積分結果を量子化器14へ出力する。
量子化器14は、積分結果を受け取る。図10に示すように、量子化器14は、一定時間積分結果を受け取った後に積分結果が所定の閾値を超えた場合、量子化器14の出力信号は反転する。アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間tを測定する。アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間tが期待値として設定された時間とは異なる場合、積分器13及び量子化器14の少なくとも一方に故障が発生していると判定する。アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間tが期待値として設定された時間と同じである場合、積分器13及び量子化器14に故障が発生していないと判定する。
ここで、アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間tが期待値として設定された時間とは異なる場合であっても次のように判定してもよい。つまり、アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間と期待値として設定された時間との差異が予め定められた範囲である場合、積分器13及び量子化器14に故障が発生していないと判定してもよい。
アナログ回路故障判定部43は、アナログ回路故障判定結果保持部46へ試験結果を格納する。アナログ回路故障判定部43は、レジスタを用いて構成されてもよい。
続いて図11を用いて故障診断制御部41における故障診断処理の流れについて説明する。はじめに、制御部45は、故障検出部22から故障検出を示す情報が通知されたか否かを判定する(S11)。制御部45は、故障検出部22から故障検出を示す情報が通知されていないと判定した場合ステップS11の処理を繰り返す。制御部45は、故障検出部22から故障検出を示す情報が通知されたと判定した場合デルタシグマAD変換器16におけるAD変換動作を停止させる(S12)。例えば、制御部45は、SW51及びSW52をOFFに切り替えるように制御する。SW51がOFFに切り替えられるとアナログ入力信号は、デルタシグマAD変換器16へ入力されない。
次に、デジタル回路故障判定部44は、デジタル部の試験を実施する(S13)。例えば、デジタル回路故障判定部44は、スキャンテストを行うことによりデジタル部の試験を実施してもよい。次に、デジタル回路故障判定部44は、デジタル部に故障が発生しているか否かを判定する(S14)。デジタル回路故障判定部44は、試験を実施した結果故障を検出した場合、デジタル部を構成する機能ブロックの少なくとも1つに故障が発生していると判定する(S15)。デジタル回路故障判定部44においてデジタル部の故障が検出されなかった場合、試験電圧生成部42は、試験電圧信号を加算器53へ出力する(S16)。
次に、アナログ回路故障判定部43は、試験電圧が入力された後量子化器14の出力が反転するまでの時間tが期待値通りであるか否かを判定する(S17)。アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間tが期待値とは異なる場合積分器13及び量子化器14の少なくとも一方に故障が発生したと判定する(S18)。アナログ回路故障判定部43は、量子化器14の出力が反転するまでの時間が期待値と同じである場合デルタシグマAD変換器16に故障が発生していないと判定する(S19)。つまり、アナログ回路故障判定部43は、デルタシグマAD変換器16以外の箇所に故障が発生していると判定する。
以上説明したように、故障診断制御部41を用いることによりデジタル部とデルタシグマAD変換器16とのどちらに故障が発生しているかを特定することができる。
さらに、上述した構成とは異なる構成を用いて故障個所を特定してもよい。例えば、試験電圧生成部42は、DA変換器15へ試験電圧を出力してもよい。この場合、試験電圧生成部42は、DA変換器15へデジタル信号を出力する。量子化器14は、DA変換器15から出力された試験電圧信号に基づいて量子化結果をアナログ回路故障判定部43へ出力する。このように構成することにより、アナログ回路故障判定部43は、積分器13及び量子化器14に加えてDA変換器15の故障も検出することができる。
さらに、上述した構成とは異なる構成を用いて故障個所を特定してもよい。例えば、制御部45は、SW51のみをOFFに切り替えるように制御しSW52をON状態のままにするように制御してもよい。これにより、デシメーションフィルタ17は、試験電圧生成部42から出力される試験電圧信号を用いたAD変換結果を出力する。アナログ回路故障判定部43もしくは制御部45は、デシメーションフィルタ17から出力されるAD変換結果と試験電圧生成部42から出力される試験電圧信号とを比較して正常にAD変換がおこなわれているか否かを判定してもよい。
デシメーションフィルタ17から出力されるAD変換結果と試験電圧生成部42から出力される試験電圧信号との比較は、デジタル部に故障が発生していないとの判断後に行われてもよい(図11のステップS14:NO以降)。この場合、デシメーションフィルタ17には故障が発生していないと判定されているためデシメーションフィルタ17を故障個所から除外することができる。つまり、故障個所をデルタシグマAD変換器16もしくはその他の箇所と判定することができる。
(実施の形態4)
続いて図12を用いて実施の形態4にかかる半導体装置の構成例について説明する。図12の半導体装置は、異なる半導体装置等の外部装置もしくは外部回路等から図9の半導体装置における故障診断制御部41の制御部45へ出力された外部制御信号を受け取る。
例えば実施の形態4にかかる半導体装置が車に用いられている場合、外部制御信号は、エンジン動作の停止を制御部45へ通知するため用いられる信号であってもよい。このようにエンジン動作が停止されている場合、デルタシグマAD変換器16及びデシメーションフィルタ17におけるAD変換動作も停止されている。もしくは、制御部45は外部制御信号を受信するとAD変換動作を停止するように制御してもよい。AD変換動作が停止中は、故障検出部22や故障検出部34等における故障検出及び故障診断制御部41における故障個所の特定は実行されない。
そこで、AD変換動作が停止されている場合のデルタシグマAD変換器16及びデジタル部の故障検出を行う制御について下記に説明する。例えば、制御部45は、エンジン動作の停止を示す外部制御信号が通知された場合AD変換停止中における故障検出を行うテストモードに遷移してもよい。テストモードにおいては、試験電圧生成部42は、定期的に試験電圧を生成し、試験電圧を加算器53へ出力する。このようにして、定期的にデルタシグマAD変換器16及びデジタル部を動作させ、AD変換動作を実行させる。これにより、故障診断制御部41は、デルタシグマAD変換器16及びデジタル部に故障が発生しているか否かを検出してもよい。
以上説明したように、AD変換動作が停止されている場合においても、故障診断制御部41は、テストモードに遷移することにより定期的にデルタシグマAD変換器16及びデジタル部の故障検出を行うことができる。そのため、エンジン動作の開始前にAD変換動作に関連する箇所の故障を予め検出することもできる。
上記の説明においては、外部制御信号をエンジン動作の停止を通知するために用いられる信号として説明したが、外部制御信号は、これに制限されない。例えば、電子機器もしくは電子装置等において、一定時間ユーザからの操作を受け付けていない状況が継続された場合に、外部制御信号は、電子機器等が動作していないことを通知するために用いられる信号であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
また、上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得る。
(付記1)
第1のアナログ信号と、前記第1のアナログ信号と信号帯域が異なるオフセット信号とを加算した第2のアナログ信号を第1のデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部に対して試験用アナログ信号を出力して前記アナログデジタル変換部の故障を検出するアナログ回路故障判定部と、
前記第1のデジタル信号から前記オフセット信号の信号帯域における第2のデジタル信号を抽出する信号抽出部と、前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とに基づいて、前記アナログデジタル変換部における故障を検出する故障検出部と、に対して試験用デジタル信号を出力して前記信号抽出部と前記故障検出部との故障を検出するデジタル回路故障判定部と、を備える半導体装置。
1 AD変換部
3 信号抽出部
5 故障検出部
7 オフセット信号生成部
11 加算器
12 減算器
13 積分器
14 量子化器
15 DA変換器
16 デルタシグマAD変換器
17 デシメーションフィルタ
18 DCディザ設定部
19 DCディザ生成部
20 LPF
21 電圧比較部
22 故障検出部
30 HPF
31 ACディザ設定部
32 ACディザ生成部
33 周波数比較部
34 故障検出部
41 故障診断制御部
42 試験電圧生成部
43 アナログ回路故障判定部
44 デジタル回路故障判定部
45 制御部
46 アナログ回路故障判定結果保持部
47 デジタル回路故障判定結果保持部
51 SW
52 SW
53 加算器

Claims (19)

  1. 第1のアナログ信号と、前記第1のアナログ信号と信号帯域が異なるオフセット信号とを加算した第2のアナログ信号を第1のデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部と、
    前記第1のデジタル信号から前記オフセット信号の信号帯域に対応する第2のデジタル信号を抽出する信号抽出部と、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とに基づいて前記アナログデジタル変換部における故障を検出する故障検出部と、を備える半導体装置。
  2. 前記アナログデジタル変換部は、
    前記第1のデジタル信号をアナログ信号へ変換した信号を帰還信号として前記第2のアナログ信号へ加算する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とを比較した比較結果に応じて、前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記アナログデジタル変換部は、
    前記第1のアナログ信号と前記オフセット信号とを加算して第2のアナログ信号を生成する加算器と、
    前記第2のアナログ信号を量子化し、前記第1のデジタル信号を生成するデルタシグマアナログデジタル変換部と、
    前記第1のデジタル信号から、前記第1のアナログ信号の信号帯域に対応する第3のデジタル信号を抽出するデシメーションフィルタと、を備える、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第1のアナログ信号は、交流信号であり、前記オフセット信号は、直流信号である場合、
    前記信号抽出部としてローパスフィルタを用いて前記第2のデジタル信号を抽出する、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号と前記オフセット信号を生成する際に設定した電圧値とを比較し、比較結果に応じて前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1のアナログ信号は、直流信号であり、前記オフセット信号は、交流信号である場合、
    前記信号抽出部としてハイパスフィルタを用いて前記第2のデジタル信号を抽出する、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号の周期と前記オフセット信号を生成する際に設定した周期とを比較し、比較結果に応じて前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記オフセット信号は、ディザ信号であり、前記ディザ信号を生成するディザ信号生成部をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記デシメーションフィルタ、前記信号抽出部及び前記故障検出部を含むデジタル信号処理部にテストパタンを入力しテストを実行するデジタル信号テスト部と、
    前記デジタル信号処理部のテスト結果を保持するデジタル信号テスト結果保持部と、をさらに備える、請求項4に記載の半導体装置。
  11. 前記加算器及び前記デルタシグマアナログデジタル変換部を含むアナログ信号処理部にテスト用信号を入力しテストを実行するアナログ信号テスト部と、
    前記アナログ信号処理部のテスト結果を保持するアナログ信号テスト結果保持部と、をさらに備える、請求項4に記載の半導体装置。
  12. 前記アナログ信号テスト部は、
    前記アナログデジタル変換部の動作停止を示す外部制御信号を受信した場合、前記テスト用信号を定期的に前記アナログ信号処理部へ入力しテストを実行する、請求項11に記載の半導体装置。
  13. 第1のアナログ信号と、前記第1のアナログ信号と信号帯域が異なるオフセット信号とを加算した第2のアナログ信号を変換した第1のデジタル信号から前記オフセット信号の信号帯域に対応する第2のデジタル信号を抽出する信号抽出部と、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とに基づいて、前記第2のアナログ信号を前記第1のデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部における故障を検出する故障検出部と、を備える半導体装置。
  14. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とを比較した比較結果に応じて、前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第1のアナログ信号は、交流信号であり、前記オフセット信号は、直流信号である場合、
    前記信号抽出部としてローパスフィルタを用いて、前記第2のデジタル信号を抽出する、請求項13に記載の半導体装置。
  16. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定した電圧値とを比較し、比較結果に応じて前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1のアナログ信号は、直流信号であり、前記オフセット信号は、交流信号である場合、
    前記信号抽出部としてハイパスフィルタを用いて、前記第2のデジタル信号を抽出する、請求項13に記載の半導体装置。
  18. 前記故障検出部は、
    前記第2のデジタル信号の周期と前記オフセット信号を生成する際に設定した周期とを比較し、比較結果に応じて前記アナログデジタル変換部における故障を検出する、請求項17に記載の半導体装置。
  19. 第1のアナログ信号と、前記第1のアナログ信号と信号帯域が異なるオフセット信号とを加算した第2のアナログ信号を第1のデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換部と、
    前記第1のデジタル信号から前記オフセット信号の信号帯域における第2のデジタル信号を抽出する信号抽出部と、
    前記第2のデジタル信号と、前記オフセット信号を生成する際に設定された設定値とに基づいて、前記アナログデジタル変換部における故障を検出する故障検出部と、を有する半導体装置と、
    前記アナログデジタル変換部に対して試験用アナログ信号を出力して前記アナログデジタル変換部の故障を検出するアナログ回路故障判定部と、
    前記信号抽出部と、前記故障検出部とに対して試験用デジタル信号を出力して前記信号抽出部と前記故障検出部との故障を検出するデジタル回路故障判定部と、を有する故障診断制御部と、を備える故障診断システム。
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