JP2014013244A - 電動機のオフラインテストの方法および装置 - Google Patents

電動機のオフラインテストの方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転子および固定子の故障を測定しまた分析/検出するのを容易にする方法および機器を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの固定子巻線と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト方法であって、交流テスト信号を前記少なくとも1つの固定子巻線に与える工程と、前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記少なくとも1つの固定子巻線の物理量に関する応答信号を測定する工程であって、応答信号が前記交流テスト信号による回転子の回転の結果によるものである測定する工程と、前記応答信号の最大振幅を決定する工程と、最大振幅の少なくとも一部の間の相互関係を決定する工程と、前記相互関係が所定の関係からずれる場合は、前記回転子内の故障を示す信号を出す工程と、を含む電動機のオフラインテスト方法。更に、固定子内の故障を検出する方法を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は誘導電動機や非同期電動機などの電動機内の回転子および固定子の故障を検出する方法および機器に関するものである。
電動機は広い応用分野を有する。工業生産では、例えば、電動機はポンプ、コンベヤベルト、天井クレーン、送風機などを駆動するのに用いられる。特殊な用途に適合する電動機は、主として寿命が長くまた保全に余り手がかからないため、ユーザに多くの利点を提供する。長寿命の電動機の1つの基本的要件は、電動機内の回転子または固定子の故障または欠陥がないことである。回転子の故障に共通するタイプは、例えば、回転子バー内の破損または亀裂/破断、回転子内の溶接部またははんだ接合部の過度に高い抵抗、過度に大きな空洞(回転子の鋳造の結果)、および固定子に対するエアギャップ内の回転子オフセットなどである。固定子の故障に共通するタイプは、例えば、巻線の回の間の絶縁不良、同じ相の巻線間の絶縁不良、異なる相の巻線間の絶縁不良、巻線とアース/電動機ケースとの間の絶縁不良、汚れた巻線(すなわち、湿度、埃、または過熱により焦げた絶縁などの不純物)、Δ結線電動機内の巻線のオープンターン、および巻線端と外部接続との間の接触不良などである。
三相電動機をテストするとき、運転中に電流の基本成分を測定して、3つの相からの測定データを比較するのが普通である。通常、これらの測定には特殊なセンサを用いて測定データを得る。
周知のように、オンライン測定とオフライン測定の両方を行うことができる。運転中に行う測定方法(オンライン測定)はパワーグリッド内の外乱に、すなわち、同じパワーグリッドに接続する他の機器(切換え電源ユニット、蛍光管継手など)が生成する基本波に敏感である。かかる外乱は誤った測定結果を生じ、電動機に関する測定ができなくなることさえある。
国際公開第2005/106514号
従来技術により固定子をオフラインでテストするとき、高いエネルギー内容を持つ強いサージ電圧を電動機に与えた後、指数関数的に減少する応答を分析して、固定子内に故障があれば識別する。この測定方法は多くの欠点を有する。例えば、初期絶縁不良を発生させまたは加速し/完成させる、時間がかかりまた複雑な計算および解釈/分析が必要である、LおよびCの効果のために巻線内にパルスが伝播するという問題が起こる、大型で重い設備が必要なので運搬/据付の問題がある、費用がかかる、などである。
国際公開第2005/106514号は電動機を安全にチェックする方法を開示している。この方法は、回転子を回転軸の回りに回転させながら、固定子巻線の電流(I)、インダクタンス(L)、またはインピーダンス(Z)などの物理量を測定することを開示する。これにより、物理量に関する周期的測定データを得、周期的測定データの少なくとも2周期に関係する測定データを集める。大多数の三相非同期電動機において回転子の位置と物理量(I、L、またはZ)との間に正弦関係が存在し、これは各相においてX軸に関して対称である。この方法では、2つ以上の半サイクルの集めた測定データの少なくとも基本波の間の対称性を比較する。測定データが非対称であれば、回転子および/または固定子が故障であることを示す。
国際公開第2005/106514号に開示されている方法を実行するとき、回転子は同じ大きさの固定のステップで、または一定速度の連続回転で回転しなければならない。回転子が固定のステップでまたは一定速度で回転しない場合は、測定データに非対称が生じる。通常、この非対称は回転子/固定子の故障を示すが、非連続的な回転が原因のこともあり得る。したがって、信頼できる結果を得るためには、回転子を固定のステップでまたは連続回転で回転することが重要である。場合によっては連続回転または固定のステップにより回転子を完全に回転させるのは(特に回転子を手で回すときは)困難なので、かかる場合に上記の方法においてこの要件を満たすことは困難である。
本発明の目的は上記の方法および従来技術を改善することである。
特定の目的は、回転子および固定子の故障を測定しまた分析/検出するのを容易にする方法および機器を提供することと、誤差の原因を除くことにより本発明の方法を実行しまた本発明の機器を用いて一層正確な結果を得ることである。
別の目的は、回転子を一定速度でまたは固定の等しいステップで回転させる必要性をなくしまたは減らすような、回転子および固定子の故障を測定しまた分析/検出する方法および機器を提供することである。
本発明の第1の態様では、少なくとも1つの固定子巻線と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト方法を提供する。この方法は、
周期的なテスト信号を少なくとも1つの固定子巻線に与え、
回転子を回転軸の回りに回転させながら、この少なくとも1つの固定子巻線の物理量に関する第1の測定データを、テスト信号の1つ以上の波形周期から集め、
第1の測定データの第1のピーク値を検出し、
前記第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成し、
この少なくとも1つの固定子巻線について前記第2の測定データの第2のピーク値を検出し、
前記第2のピーク値の少なくとも一部の広がり(spread)を決定し、
前記広がりが所定のしきい値を超える場合は、前記回転子内の故障を示す信号を出す、
ことを含む。
上に述べた方法の利点は、従来技術とは異なり、回転子を一定速度でまたは固定の等しいステップで回転させる必要がないことである。従来技術とは異なり、第2の測定データの対称性を比較する必要がなくまた連続回転の必要がないので、本発明の方法は簡単である。本発明の方法では、テスト中に回転子内の故障を示すには第2の測定データのピーク値を決定するだけでよい。
また、従来技術において生じる誤差の源(回転子の非連続回転により起こる非対称性のため)がなくなりまたは減るので、一層信頼できるテスト結果が得られる。
また、本発明の方法を用いると、前記第2のピーク値の少なくとも一部に広がりが起こる場合は、回転子内に故障があると識別することができる。これにより、固定子または回転子内に故障があるかどうかを調べるために追加のテストを行う必要がない。したがって、本発明の方法は従来技術の方法に比べて時間がかからず、また一層正確である。
物理量は固定子巻線のインダクタンス(L)でよい。固定子巻線のインダクタンスを測定する利点は、固定子および回転子の普通の故障が起こるとその特定の巻線のインダクタンスが変化することである。これにより、固定子巻線のインダクタンスを用いて固定子/回転子の故障を示すことができる。固定子巻線のインダクタンスを測定することにより、固定子巻線の内部抵抗を考慮する必要がなくなる。
物理量は固定子巻線のインピーダンス(Z)でよい。固定子巻線のインピーダンスを測定する利点は、固定子および回転子の普通の故障が起こるとその特定の巻線のインピーダンスが変化することである。これにより、固定子巻線のインピーダンスを用いて固定子/回転子の故障を示すことができる。固定子巻線のインピーダンスを測定するのは一般に非常に簡単である。これは巻線の内部抵抗が分かっているときに好都合である。
電動機は三相非同期電動機でよい。
本発明の第2の態様では、少なくとも2つの固定子巻線を持つ固定子と回転軸に沿って配置された回転子とを含む電動機のオフラインテスト方法を提供する。この方法は、
周期的なテスト信号を少なくとも2つの固定子巻線に与え、
回転子を回転軸の回りに回転させながら、少なくとも2つの固定子巻線の物理量に関する第1の測定データを、テスト信号の1つ以上の波形周期から集め、
前記固定子巻線毎に第1の測定データの第1のピーク値を検出し、
前記固定子巻線毎に前記第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成し、
前記固定子巻線毎に第2の測定データの平均値を形成し、
前記平均値が所定のパターンと異なる場合は、前記固定子内の故障を示す信号を出す、
ことを含む。
上に述べた方法の利点は、従来技術とは異なり、回転子を一定速度でまたは固定の等しいステップで回転させる必要がないことである。従来技術とは異なり、第2の測定データの対称性を比較する必要がなくまた連続回転の必要がないので、本発明の方法は簡単である。本発明の方法では、テスト中に固定子内の故障を示すには第2の測定データの平均値を決定するだけでよい。
また、従来技術において生じる誤差の源(回転子の非連続回転により起こる非対称性のため)がなくなりまたは減るので、一層信頼できるテスト結果が得られる。
また、本発明の方法を用いると、平均値が所定のパターンと異なる場合は、固定子内に故障があると識別することができる。これにより、固定子または回転子内に故障があるかどうかを調べるために追加のテストを行う必要がない。したがって、本発明の方法は従来技術の方法に比べて時間がかからず、また一層正確である。
本発明の第3の態様では、少なくとも1つの固定子巻線と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト機器を提供する。この機器は、
周期的なテスト信号を少なくとも1つの固定子巻線に与える手段と、
回転子を回転軸の回りに回転させながら、この少なくとも1つの固定子巻線の物理量に関する第1の測定データを、テスト信号の1つ以上の波形周期から集める手段と、
第1の測定データの第1のピーク値を検出する手段と、
前記第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成する手段と、
この少なくとも1つの固定子巻線について前記第2の測定データの第2のピーク値を検出する手段と、
前記第2のピーク値の少なくとも一部の広がりを決定する手段と、
前記広がりが所定のしきい値を超える場合は、前記回転子内の故障を示す信号を出す手段と、
を含む。
本発明の第4の態様では、少なくとも2つの固定子巻線を持つ固定子と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト機器を提供する。この機器は、
周期的なテスト信号を少なくとも2つの固定子巻線に与える手段と、
回転子を回転軸の回りに回転させながら、少なくとも2つの固定子巻線の物理量に関する第1の測定データを、テスト信号の1つ以上の波形周期から集める手段と、
前記固定子巻線毎に第1の測定データの第1のピーク値を検出する手段と、
前記固定子巻線毎に前記第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成する手段と、
前記固定子巻線毎に第2の測定データの平均値を形成する手段と、
前記平均値が所定のパターンと異なる場合は、前記固定子内の故障を示す信号を出す手段と、
を含む。
この2つの機器は、前に説明した方法の全ての利点を含む。したがって、前の説明は本発明の機器にもそれぞれ適用できる。
本発明について添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。各図は非制限的例として本発明の実施の形態を示す。
本発明に係る測定装置の好ましい実施の形態のブロック図である。 本発明に係る電動機のオフラインテストの方法の流れ図である。 本発明に係る電動機のオフラインテストの方法の流れ図である。 3つの固定子巻線についての、検出された第2のピーク値の略図である。 3つの固定子巻線についての、検出された第2のピーク値から形成された平均値の略図である。
本発明を適用できるシステムについて、まず図1を参照して説明する。
図1を参照して、本発明に係る測定装置13の好ましい実施の形態を説明する。測定装置13は制御ユニット1を含む。これは好ましくは、CPU1a、プログラムメモリ1b、データメモリ1c、A/D変換器1d、電圧基準1e、第1のタイマ(A)1f、第2のタイマ(B)1g、およびハードウエア掛け算器1hを含む。
測定装置13は、制御ユニット1に接続するスクリーン2を含んでよい。
測定装置13は、制御ユニットに接続する波形発生器3を含む。これは好ましくは、D/A変換器3a、再構成フィルタ3b、および電力増幅器3cを含む。
測定装置13は2チャネルの測定増幅器4を含む。これは好ましくは、調整可能な増幅器4a、整流器4b、ゼロ検出器4c、およびレベルシフタ4dを含む。
測定装置13は、テスト対象10に入力および出力を与えるための切換えユニット5を含む。切換えユニット5は測定増幅器4の入力に接続し、好ましくはリレー5aおよびアナログマルチプレクサ5bを含む。
更に、測定装置13は基準測定抵抗器6を含む。これは切換えユニット5と測定増幅器4の入力との間に接続する。
測定装置13は電源装置8を含む。これは好ましくは、1個以上の電池8a、電池充電装置8b、1個以上の電圧調整器8c、およびLCDバイアス発生器を含む。
更に、測定装置は好ましくは1つ以上のアナログ入力9aおよびディジタル入力9bを含む。制御ユニット1は、メモリ1b内に記憶されているプログラム命令に従って、スクリーン2、波形発生器3、測定増幅器4、切換えユニット5、基準測定抵抗器6、高電圧発生器7、および電源装置8を監視して制御し、所定のプログラム命令に従って出力データを記録しまた計算し、その結果をスクリーン2上に示す。より特定すると、制御ユニット1は波形発生器3を制御して正弦信号を発生させる。その周波数は好ましくは25−800Hz内にあり、その電圧は好ましくは1Vrmsである。発生した電圧は電力増幅器3cおよび切換えユニット5を介してテスト対象10に与える。これにより発生した電流は測定抵抗器6の両端に電圧を生じるので、測定増幅器4を制御して、測定抵抗器6とテスト対象6のそれぞれの両端の電圧を測定する。
第1のゼロクロス検出器4cの第1の入力を波形発生器3の出力に接続する。その出力はテスト対象10の両端の電圧の位相変位を表す。第2のゼロクロス検出器4cを増幅器4aの出力に接続する。これは測定抵抗器6に整合するよう調整可能であり、その出力信号はテスト対象10を通る電流の位相変位を表し、これにより位相角Fiを測定する。
上記の接続により、テスト対象10を通る電流(I)を計算することができる。またこれにより、インピーダンス(Z)、インダクタンス(L)、および抵抗(R)を計算することができる。位相角Fiも測定する。上の測定/計算を実行するのに制御ユニット1が必要とするプログラム命令はメモリ1b内に記憶する。
本発明に係る回転子テストでは、回転子の位置は、固定子巻線内の電流(I)、インピーダンス(Z)、インダクタンス(L)、および位相角(Fi)の測定値に影響する。測定値は固定子に対する回転子の位置に従って最小値と最大値の間で変化する。回転子の回転中に少なくとも1つの固定子巻線内のI、Z、L、およびFiのどれかを測定し、測定量の第1のピーク値を決定し、第2の測定データを形成し、次に第2の測定データからピーク値を決定し、最後に第2のピーク値の少なくとも一部の広がりを決定することにより、回転子のアンバランスがあれば検出することができる。すなわち、第2のピーク値の少なくとも一部の広がりが所定のしきい値を超える場合は、回転子内に故障があることを示す。代替的に、第2のピーク値の少なくとも一部のパターンを決定してもよい。上に示したように、第2のピーク値の決定値は回転子の同心性に依存し、心出し誤りがあれば第2のピーク値の値に包絡線を形成する。したがって、かかる同心パターンを検出して回転子内の故障を示してよい。
回転子テストでは、角度センサ11をシャフトに接続してよい。測定値は回転子の位置に関係があるので、例えば測定結果をスクリーン2上に表示するとき、この位置は制御要素である。
本発明に係る固定子テストでは、回転子の位置は、固定子巻線内の電流(I)、インピーダンス(Z)、インダクタンス(L)、および位相角(Fi)の測定値に影響する。測定値は固定子に対する回転子の位置に従って最小値と最大値の間で変化する。回転子の回転中に少なくとも2つの固定子巻線内のI、Z、L、およびFiのどれかを測定し、固定子巻線毎に測定量の第1のピーク値を決定し、第2の測定データを形成し、次に固定子巻線毎に第2の測定データからピーク値を決定し、次に測定した固定子巻線毎に前記第2の検出されたピーク値に基づいて平均値を形成することにより、固定子巻線内の測定量の間にずれがあれば検出することができる。正しく機能している固定子に関して測定すれば実質的に等しい大きさの平均値を生成する。したがって、平均値が所定のパターンと異なる場合は、固定子内に故障がある。または、平均値の広がりを検出してもよい。広がりが所定のしきい値を超える場合は、例えば測定を行ったときの環境条件に従って、固定子内の故障を示す。後で開示するが、そのパターンはテスト対象の電動機のタイプに従って異なってよい。
図2の流れ図を参照して、回転子の故障を示すための本発明に係る測定方法を説明する。
ステップ200で、波形発生器3を起動して、好ましくは25−800Hzの範囲内の1Vrmsの周期的なテスト信号を発生させ、電力増幅器3cおよび切換えユニット5を介してテスト対象10に接続する。
ステップ201で、回転子を回転軸の回りに回転させながら、電流I、インピーダンスZ、またはインダクタンスLなどの物理量に関係する第1の測定データを集める。第1の測定データは与えたテスト信号の1つ以上の波形周期から集める。本発明の方法では、回転子を均一に連続的に回転させる必要はない。
ステップ202で、ステップ201で集めた第1の測定データの第1のピーク値を検出する。
ステップ203で、第1の測定データの第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成する。より特定すると、このステップでは、第1のピーク値を取り出して第2の測定データを形成する。
ステップ204で、ステップ203で形成した第2の測定データの第2のピーク値を検出する。
ステップ205で、少なくとも1つの固定子巻線について、第2の測定データのピーク値の少なくとも一部の広がりまたはパターンを決定する。広がりまたはパターンを決定するのに用いる第2のピーク値の部分は、それぞれ全て正の値または全て負の値でよい。または、第2のピーク値の絶対値を用いる場合は、この部分は一層自由に選んでよい。例えば、最初の10個の決定されたピーク値、測定間隔の中央で検出された10個の決定されたピーク値、2つおきの決定されたピーク値、または決定された第2のピーク値の任意の他の部分でよい。
ステップ206で、広がりが所定のしきい値を超える場合、またはパターンが所定のパターンと異なる場合は、回転子内の故障を示す信号を出す。上に述べたように、所定のしきい値を用いて、望ましくない外乱や測定の誤差や任意の他の変動があれば除く。この信号をスクリーンに送って視覚表示に変換してよく、または信号を任意の他の方法で変換して人やコンピュータに送り、テストを実行および/または監視してよい。
図3の流れ図を参照して、固定子の故障を示すための本発明に係る測定方法を説明する。
ステップ300で、波形発生器3を起動して、好ましくは25−800Hzの範囲内の1Vrmsの周期的なテスト信号を発生させ、電力増幅器3cおよび切換えユニット5を介してテスト対象10に接続する。回転子をテストするときに周期的なテスト信号を少なくとも2つの固定子巻線に与える。なぜなら、異なる固定子巻線に関係するデータを後で比較するからである。
ステップ301で、回転子を回転軸の回りに回転させながら、電流I、インピーダンスZ、またはインダクタンスLなどの物理量に関係する、少なくとも2つの固定子巻線の第1の測定データを集める。第1の測定データは与えたテスト信号の1つ以上の波形周期から集める。本発明の方法では、回転子を連続的に回転させる必要はない。
ステップ302で、ステップ301で集めた固定子巻線毎に第1の測定データの第1のピーク値を検出する。
ステップ303で、固定子巻線毎に第1の検出されたピーク値に基づいて第2の測定データを形成する。より特定すると、このステップでは、第1のピーク値を取り出して第2の測定データを形成する。
ステップ304で、ステップ303で形成した第2の測定データの第2のピーク値を検出する。
ステップ305で、固定子巻線毎に第2の測定データの第2のピーク値の平均値を形成する。
ステップ306で、前記平均値の間の相互関係を決定する。
ステップ307で、相互関係が所定の関係または所定のパターンからずれている場合は、固定子内の故障を示す信号を出す。普通の固定子巻線を持つ固定子では、所定のパターンは所定のしきい値を超える平均値の広がりでよい。同心巻線を持つ固定子では、所定のパターンはステップ状でよく、平均値の差は一定である。
この信号をスクリーンに送って視覚表示に変換してよく、または信号を任意の他の方法で変換して人やコンピュータに送り、テストを実行および/または監視してよい。
ステップ200および300でテスト信号を固定子巻線に与えるとき、ステップ201および301での第1の測定データは、回転子を回転軸の回りに回転させながら固定子巻線接続の両端を測定することにより集めてよい。
電動機は三相非同期電動機、またはここに開示した方法に従ってテストするのに適した任意の型の電動機でよい。
図4Aおよび図4Bを参照すると、検出された第2のピーク値401a−401nの略図を示す。固定子巻線ABの検出された第2のピーク値401a−401nが図にプロットされている。同様に、固定子BCおよびCAのそれぞれの検出された第2のピーク値も図にプロットされている。図4Aに示すように、ピーク値401a−401nは大きさが等しいという相互関係を有する。これは回転子が正しく機能していることを示す。すなわち、回転子が正しく機能していることを示す所定の関係は、ピーク値の大きさが等しいこと、または回転子の設計による所定のパターンに従ってピーク値が配列されていることでよい。図4Aに示すピーク値とは対照的に、図4Bに示すピーク値404a−404nは大きさが等しくなく、期待値からいくらか広がっている。この広がりは回転子が正しく機能せず、電動機の中心から外れていることを示す。または、広がりは、上に述べた亀裂などの他の回転子故障によることがある。
図4Aを参照すると、平均値402は固定子巻線AB、BC、およびCAのそれぞれの検出された第2のピーク値について形成される。本発明ではこの3つの固定子巻線の平均値を用いて相互関係またはパターンを決定する。図4Aは相互関係を示し、固定子巻線AB、BC、およびCAのそれぞれの平均値の間にずれがない(または、所定のしきい値またはパターンを超えるずれがない)。したがって、固定子は正しく機能している。
これに反して、図4Bに示すように、固定子巻線AB、BC、およびCAのそれぞれの平均値の間にずれが検出される場合は、固定子内に故障がある。ずれは所定のパターンからのずれでもよい。または、ずれは固定子巻線の間の平均値の広がりでもよい。
例として、上のステップ201−204および301−304で述べた第1および第2の測定データを集めるための測定方法について、以下に詳細に説明する。
波形発生器3を起動して、好ましくは25−800Hzの範囲内の1Vrmsの周期的なテスト信号を発生させ、電力増幅器3cおよび切換えユニット5を介して、オプションでコネクタ端子(図1にXで示す)を介してテスト対象10および測定抵抗器6に接続する。より特定すると、波形発生器3の起動は、タイマ(B)1gを起動してサンプリングタイマt1に対応する値をアップロードすることにより行う。タイマがカウントダウンしてゼロになると割込みが発生する。これによりCPU1aはプログラムメモリ1b内に記憶されているテーブル内のサンプル1号の値を検索/ルックアップして、D/A変換器3aに与える。同時に、タイマ(B)1gを再起動してt1の値を再ロードする。
タイマ(B)1gの各割込みと共に、および/またはその後にプログラムメモリ1b内の次のサンプルを検索してD/A変換器3aに与える、というようにしてこのプロセスを繰り返す。これにより、望ましい波形とサンプリング周波数1/t1とを表す一連の離散的電圧レベルを生成する。次にこの信号を低域/再構成フィルタ3bに送る。フィルタ3bの機能は、サンプリング周波数および全ての望ましくない周波数成分を濾波して除き、望ましい波形だけを残すことである。この波形をテスト対象10に与える前に、インピーダンス整合を行わなければならない。これは電力増幅器3c内で行い、その出力波形を、切換えユニット5内のリレーを介してテスト対象10に中継する。
テスト対象10と測定抵抗器6のそれぞれの両端の電圧を測定増幅器4内に登録する。これを行うため、CPU1aは切換えユニット5内のリレー5aおよびマルチプレクサ5bを設定して、テスト対象10と測定抵抗器6(これらは直列に接続する)のそれぞれの両端の電圧をそれぞれの調整可能な増幅器4a、4bに切り換える。CPUは増幅器4a、4bを最低の増幅レベルに設定する。次に信号を整流器4cに送り、全波整流した後、それぞれをレベルシフタ4eに与える。レベルシフタ4eはそのレベルをA/D変換器1dに適合させる。この増幅および切換え状態で、CPU1aはA/D変換器1dを起動し、電圧基準1eと共に、ソフトウエア・ベースのピーク値検出器を介して両信号のピーク電圧を返す。
これらのピーク値を用いて、CPU1aは各チャネルの調整可能な増幅器の最適な増幅レベルを選択/計算して与える。これらの新しい増幅状態で、CPU1aはA/D変換器1dを再起動し、電圧基準1eと共に、ソフトウエア・ベースのピーク値検出器を介して両信号のピーク電圧を返す。これらのピーク値を用いて、CPU1aは各チャネルの調整可能な増幅器の最適な増幅状態を得たことを確認する。そうでない場合、すなわちどれか1つのチャネルがオーバードライブされた場合は、CPU1aは増幅レベルを1ステップだけ下げてこれを与える。または、測定抵抗器の両端の信号が非常に低い場合は、CPUはテスト対象が接続されていないと解釈することがある。波形発生器3の最大振幅も分かることが好ましい。
第1のゼロクロス検出器の入力を波形発生器3の出力に接続する。その出力信号はテスト対象10の両端の電圧の位相変位を表すと言ってよい。測定抵抗器6に適合させた調整可能な増幅器の出力に第2のゼロクロス検出器を接続し、その出力信号はテスト対象10を通る電流の位相変位を表す。
次にI、Z、またはLの測定を行う。測定は第1のソフトウエア・ベースのピーク値検出器を用いて、第1の測定データの第1のピーク値を集めることを含む。第1の測定データの収集中および回転子の回転中に、第1の測定データからピーク値を同時に形成してよい。または、第1の測定データからピーク値を形成するのは第1の測定データの収集が終わった後で行ってよい。
次にI、Z、またはLの最小値および最大値の登録/記憶の初期設定を行う。
次に第2のソフトウエア・ベースのピーク値の検出を行い、回転子シグネチャ包絡線(rotor signature envelope)から生じる波形内の最小/最大サイクルの数を検出する。第2のピーク値の検出は第1のピーク値の検出用と実質的に同じソフトウエア・アルゴリズムに基づいてよいが、処理する入力データおよび波形は異なる。第2のピーク値検出器の入力データは1つ以上の測定サイクルからの測定結果、すなわち、第1のピーク値検出器の出力データである。測定波形(最小値/最大値はこれに基づいて得られる)は回転子シグネチャ包絡線である。これは正弦波形または他の形であって、十分大きな数の収集された測定結果の後の包絡線から現われる。
次に第2のピーク検出からの結果を用いて、ステップ205ffおよび305ffにおいて測定データの広がり値または平均値を決定する。
また、上の測定を行う前に、好ましくはこの機器は測定入力を自動的に切り換えて起動する。その目的は、外部の干渉電界がある場合に電動機内に誘導される可能性のある干渉電圧レベル(Uemi)を測定するためである。このレベルが高すぎる場合は機器のスクリーン上に表示する。これによりユーザは、例えばテスト対象を接地するなどして、干渉レベルを下げるための種々の対策をとることができる。このように、この機器が過度の干渉電圧レベル(Uemi)を決定できることは非常に優れた特徴である。なぜなら、過度の干渉電圧レベルは測定結果の誤差の原因になるからである。
干渉レベルが十分低い場合は、この機器は次に進んで、好ましくは自動的に以下の量を測定および/または計算する。
抵抗(R):これは、コネクタまたは巻線の破損、接続の緩み、接触抵抗、および短絡回路を検出するのに用いる。
インピーダンス(Z)およびインダクタンス(L):これらは、組み合わせて、巻線内の種々の不純物の存在を検出するのに用いる。これらは、例えば、埃、湿度、または焦げた絶縁(過熱による)の形であり、全て測定対象の巻線の静電容量の小さな変化の原因になる。多くの場合、静電容量は増加してインピーダンスZを減少させる。また、容量リアクタンスはインピーダンスに大きな影響を与える(オームの法則)。なぜなら、与えるテスト信号は振幅が小さいので、静電容量値が一層支配的だからである。
過熱により絶縁が焦げた場合は静電容量が逆に減少するので、1つ以上の相でインピーダンスが増加する原因になる。
上に述べたように、全ての測定量の中で、固定子の故障による変化が最も少ないのはインダクタンスLである。この「慣性」のため、Lの測定結果をZの変化との比較のための基準または基線の形として用いることができる。
しかし残念ながら、LおよびZの値が相の間で変動する程度は電動機の型に従って異なる。この変動の理由は、回転子の位置が回転子と固定子との間の相対的インダクタンスに与える影響は各相で異なるからである。
ここに述べた実施の形態には種々の変形があると考えられるが、これらは特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲内にある。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つの固定子巻線と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト方法であって、
    交流テスト信号を前記少なくとも1つの固定子巻線に与える工程と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記少なくとも1つの固定子巻線の物理量に関する応答信号を測定する工程であって、該応答信号が前記交流テスト信号による回転子の回転の結果によるものである該測定する工程と、
    前記応答信号の最大振幅を決定する工程と、
    該最大振幅の少なくとも一部の間の相互関係を決定する工程と、
    前記相互関係が所定の関係からずれる場合は、前記回転子内の故障を示す信号を出す工程と、
    を含む電動機のオフラインテスト方法。
  2. 前記相互関係は前記最大振幅の前記少なくとも一部の広がりに対応し、また前記関係のずれは前記広がりが所定のしきい値を超えることに対応する、請求項1記載の電動機のオフラインテスト方法。
  3. 前記相互関係は前記最大振幅の前記少なくとも一部のパターンに対応し、また前記関係のずれは前記パターンが前記最大振幅の前記少なくとも一部の前記値の所定のパターンからからずれることに対応する、請求項1記載の電動機のオフラインテスト方法。
  4. 前記物理量は前記固定子巻線のインダクタンス(L)である、請求項1記載の電動機のオフラインテスト方法。
  5. 前記物理量は前記固定子巻線のインピーダンス(Z)である、請求項1記載の電動機のオフラインテスト方法。
  6. 前記電動機は三相非同期電動機である、請求項1記載の電動機のオフラインテスト方法。
  7. 第1と第2の固定子巻線を持つ固定子と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト方法であって、
    交流テスト信号を前記第1と第2の固定子巻線に与える工程と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記第1の固定子巻線の物理量に関する第1の応答信号を測定する工程であって、該第1の応答信号が前記第1の固定子巻線への第1の交流テストによる回転子の回転の結果によるものである該測定する工程と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記第2の固定子巻線の物理量に関する第2の応答信号を測定する工程であって、該第2の応答信号が前記第2の固定子巻線への第2の交流テスト信号による回転子の回転の結果によるものである該測定する工程と
    前記第1の応答信号の第1の平均値を形成する工程と、
    前記第2の応答信号の第2の平均値を形成する工程と、
    該第1と第2の平均値の間の相互関係を決定する工程と、
    前記相互関係が所定の関係からずれる場合は、前記固定子内の故障を示す信号を出す工程と、
    を含む電動機のオフラインテスト方法。
  8. 前記相互関係は平均値の広がりに対応し、また前記関係のずれは前記広がりが所定のしきい値を超えることに対応する、請求項7記載の電動機のオフラインテスト方法。
  9. 前記相互関係は前記平均値のパターンに対応し、また前記関係のずれは前記パターンが前記平均値の所定のパターンからからずれることに対応する、請求項7記載の電動機のオフラインテスト方法。
  10. 前記物理量は前記固定子巻線のインダクタンス(L)である、請求項7記載の電動機のオフラインテスト方法。
  11. 前記物理量は前記固定子巻線のインピーダンス(Z)である、請求項7記載の電動機のオフラインテスト方法。
  12. 前記電動機は三相非同期電動機である、請求項7記載の電動機のオフラインテスト方法。
  13. 少なくとも1つの固定子巻線と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト機器であって、
    交流テスト信号を前記少なくとも1つの固定子巻線に与える手段と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記少なくとも1つの固定子巻線の物理量に関する応答信号を測定する手段であって、該応答信号が前記交流テスト信号による回転子の回転の結果によるものである該測定する手段と、
    前記応答信号の最大振幅を決定する手段と、
    該最大振幅の少なくとも一部の間の相互関係を決定する手段と、
    前記相互関係が所定の関係からずれる場合は、前記回転子内の故障を示す信号を出す手段と、
    を含む電動機のオフラインテスト機器。
  14. 前記相互関係は前記最大振幅の前記少なくとも一部のパターンに対応し、また前記関係のずれは前記パターンが前記最大振幅の前記少なくとも一部の前記値の所定のパターンからからずれることに対応する、請求項13記載の電動機のオフラインテスト機器。
  15. 前記相互関係は前記最大振幅の前記少なくとも一部のパターンに対応し、また前記関係のずれは前記パターンが前記最大振幅の前記少なくとも一部の前記値の所定のパターンからからずれることに対応する、請求項13記載の電動機のオフラインテスト機器。
  16. 少なくとも2つの固定子巻線を持つ固定子と回転軸に沿って配置される回転子とを含む電動機のオフラインテスト機器であって、
    交流テスト信号を前記第1と第2の固定子巻線に与える手段と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記第1の固定子巻線の物理量に関する第1の応答信号を測定する手段であって、該第1の応答信号が前記第1の固定子巻線への第1の交流テストによる回転子の回転の結果によるものである該測定する手段と、
    前記回転子を前記回転軸の回りに回転させながら、前記第2の固定子巻線の物理量に関する第2の応答信号を測定する手段であって、該第2の応答信号が前記第2の固定子巻線への第2の交流テスト信号による回転子の回転の結果によるものである該測定する手段と
    前記第1の応答信号の第1の平均値を形成する手段と、
    前記第2の応答信号の第2の平均値を形成する手段と、
    該第1と第2の平均値の間の相互関係を決定する手段と、
    前記相互関係が所定の関係からずれる場合は、前記固定子内の故障を示す信号を出す手段と、
    を含む電動機のオフラインテスト機器。
  17. 前記相互関係は平均値の広がりに対応し、また前記関係のずれは前記広がりが所定のしきい値を超えることに対応する、請求項16記載の電動機のオフラインテスト機器。
  18. 前記相互関係は前記平均値のパターンに対応し、また前記関係のずれは前記パターンが前記平均値の所定のパターンからからずれることに対応する、請求項16記載の電動機のオフラインテスト機器。
  19. 前記物理量は前記固定子巻線のインダクタンス(L)である、請求項13記載の電動機のオフラインテスト機器。
  20. 前記物理量は前記固定子巻線のインピーダンス(Z)である、請求項13記載の電動機のオフラインテスト機器。
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