JP2014010894A - Led照明装置 - Google Patents

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潤 贄川
Toshiki Sakamoto
俊貴 坂本
Yoshio Nakamura
芳雄 中村
Akira Kabumoto
昭 株本
Yosuke Kokubo
陽介 小久保
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Abstract

【課題】グレアを抑制することができ、汎用性が高く、産業用分野の照明装置にも利用することもできるLED照明装置を提供する。
【解決手段】開口6を有するリフレクタ4の内側に、リフレクタ4と間隔を介して1つ以上のLED光源5を配設保持し、LED光源5からの熱を放熱手段15によってリフレクタ4の外部の放熱部11に伝えて放熱する。LED光源5からの光量の少なくとも一部を、リフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射して反射面7で反射した後に、リフレクタ4の開口6から照射される構成とし、反射面7を、反射面7で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成する。リフレクタ4の開口6に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に、光を拡散して透過させる光拡散部材8を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)を用いて形成されるLED照明装置に関するものである。
LED光源は、例えば図10に示されるように、例えばサファイヤの基板2上にp型とn型の半導体13および活性層14を形成したLEDチップ21を用いて形成されるものであり、電気配線12から電流を流すことにより光が照射される(この図では上部方向に照射される)。LEDチップ21の大きさは様々であるが、例えば0.3mm〜1mmの小さいものが一般に用いられている。近年、このようなLED光源が注目されるようになってきており、LED光源を用いた様々な発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−59988号公報
ところで、現在、駐車場や、野球やサッカーなどのスポーツスタジアム等の産業用分野の照明としては、水銀ランプやナトリウムランプ等を用いた照度の高い照明装置が用いられているが、このような照明装置をLED光源を用いて形成しようとすると、LED光源は一つ一つの光量が大きくはないために、多数のLED光源を配設する必要が生じることになる。
しかしながら、LEDチップ21を用いたLED光源は、実質的に点光源であるために、LEDチップ21を用いたLED光源により形成される照明装置は、グレアが生じてまぶしいといった問題がある。特に、多数のLED光源を配設して照明装置を形成すると、グレアの影響がより顕著になり、非常にまぶしくなってしまうため、その不快なグレアを低減させてまぶしさを低減させることが、LED光源を用いた照明装置を前記のような産業分野に適用する場合の必須の課題であった。
本発明は、前記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、グレアを抑制することができ、照明器具として汎用性が高く、産業用分野の照明装置にも利用することもできるLED照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、開口を有するリフレクタの内側に、該リフレクタと間隔を介して1つ以上のLED光源が配設保持され、該LED光源からの光量の少なくとも一部が前記リフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射されて該反射面で反射した後に前記リフレクタの前記開口から照射される構成と成し、前記反射面は該反射面で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成されている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記LED光源からの光量の全部がリフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射され、該反射面で反射した後に前記リフレクタの開口から照射されることを特徴とする。
さらに、第3の発明は、前記第1または第2の発明の構成に加え、前記リフレクタの開口に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に、光を拡散して透過させる光拡散部材が設けられていることを特徴とする。
さらに、第4の発明は、前記第3の発明の構成に加え、前記光拡散部材は熱可塑性樹脂発泡シートにより形成されていることを特徴とする。
さらに、第5の発明は、前記第4の発明の構成に加え、前記熱可塑性樹脂発泡シートには気泡が形成されて、該気泡はシート厚み方向の密度が不均一に形成されていることを特徴とする。
さらに、第6の発明は、前記第1乃至第5のいずれか一つの発明の構成に加え、前記LED光源は、多面体状または球状のLED光源配設部材の表面あるいはリフレクタの内側を横切る態様で伸設された円柱状または多角柱状のLED光源配設部材の表面に配設され、前記LED光源配設部材の外側に向けて光を照射する構成と成していることを特徴とする。
さらに、第7の発明は、前記第1乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加え、前記LED光源からリフレクタの外側に設けられた放熱部に熱を伝えることによって前記LED光源の熱を放熱する放熱手段が前記LED光源と熱的に接続されていることを特徴とする。
さらに、第8の発明は、前記第7の発明の構成に加え、前記リフレクタの外側の放熱部にはヒートシンクが設けられており、該ヒートシンクの少なくともフィン部は炭素と炭素の同素体の少なくとも一つを原料として用いた部材により形成されていることを特徴とする。
さらに、第9の発明は、前記第7または第8の発明の構成に加え、前記放熱手段がヒートパイプを有して形成されてLED光源をリフレクタ内部に保持する保持部材を兼ねていることを特徴とする。
さらに、第10の発明は、前記第1乃至第9のいずれか一つの発明の構成に加え、前記LED光源は、LEDチップと、該LEDチップが面の一部に実装された基板と、前記LEDチップの実装部以外の部分に設けられた光反射壁と、該光反射壁および前記LEDチップと間隔を介し該LEDチップからの光の導出位置に設けられた波長変換部材とを備え、前記LEDチップから照射される光が前記光反射壁内壁の反射面と前記波長変換部材とで繰り返し拡散反射した後に該波長変換部材を透過して照射されることを特徴とする。
さらに、第11の発明は、前記第1乃至第10のいずれか一つの発明の構成に加え、前記リフレクタと前記LED光源の反射面の一方または両方は拡散反射率が90%以上の熱可塑性樹脂発泡シートのシート面により形成されていることを特徴とする。
さらに、第12の発明は、前記第1乃至第10のいずれか一つの発明の構成に加え、前記リフレクタとLED光源の反射面の一方または両方は、硫酸バリウムと酸化マグネシウムと二酸化チタンのいずれかを含む光反射機能を有する膜により形成されていることを特徴とする。
さらに、第13の発明は、前記第11の発明の構成に加え、前記熱可塑性樹脂は熱可塑性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする。
さらに、第14の発明は、前記第13の発明の構成に加え、前記熱可塑性ポリエステル系樹脂はポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする。
さらに、第15の発明は、前記第11の発明の構成に加え、前記熱可塑性樹脂はポリカーボネート樹脂であることを特徴とする。
本発明によれば、開口を有するリフレクタの内側に、該リフレクタと間隔を介して配設保持された1つ以上のLED光源からの光量の少なくとも一部を、前記リフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射し、該反射面で反射した後に前記リフレクタの前記開口から照射する構成としており、前記反射面は該反射面で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成することにより(つまり、この特徴的な構成の反射面で拡散反射してから光を照射することによって)、照明装置の光量の低下を防ぎつつ、まぶしさ、グレアの緩和抑制を効率的に行うことができる。そのため、例えば従来の水銀灯等の産業用照明装置の代替光源用として本発明のLED光源装置を用いることもできるようになり、LEDチップを用いた省エネ化が可能な産業用分野の照明装置の形成も可能とすることができる。
また、LED光源からの光量の全部がリフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射され、該反射面で反射した後に前記リフレクタの開口から照射されるようにすると、グレアの緩和抑制をより一層効率的に行うことができる。
さらに、リフレクタの開口に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に、光を拡散して透過させる光拡散部材を設けることにより、光拡散部材によっても光を拡散させてリフレクタの開口から照射することができるので、より効率的にグレアを抑制できる。
前述の光拡散部材のベースとしては、熱可塑性樹脂を用いるのがよい。熱可塑性樹脂は、入手しやすく成形性も良いため容易に照明装置に組み込むことができる。
また、光拡散部材の光拡散体については求める光拡散性と照明器具の構成にも依るが、特に薄型設計かつ高い光拡散性を求めるのであれば、ベース樹脂との屈折率差が大きくなるような光拡散体を選択するのが好ましい。例えば、酸化アルミニウムや酸化ハフニウム、酸化亜鉛等を用いることが好ましい。さらに強い光拡散性を求めるのであれば、光散乱体として気泡を用いるのがより好ましい。なお、気泡の形成方法としては、樹脂の発泡技術を用いてもよいし、ポーラス粒子やマイクロバルーンのように予め空孔を有した粒子を樹脂に分散させる方法などが考えられる。
さらに、光拡散部材を形成する熱可塑性樹脂発泡シートに、シート厚み方向の光散乱体密度が不均一になるように設計することにより(例えば、厚さ方向の1カ所以上の箇所に層状の光散乱体層を形成することにより)、光拡散性を向上させることができる。そのため、LED光源からの光の透過性および拡散性を調整することができるのでLED光源の隠蔽性が高められ、結果として、グレア抑制効率を向上させることができる。
さらに、LED光源を、多面体状または球状のLED光源配設部材の表面あるいはリフレクタの内側を横切る態様で伸設された円柱状または多角柱状のLED光源配設部材の表面に配設し、前記LED光源配設部材の外側に向けて光を照射する構成と成すことにより、LED光源配設部材から例えば放射状に光を照射する等してリフレクタの反射面に効率的に光を当てることができ、その光をリフレクタで反射することができるので、リフレクタで反射する光の割合が高く、かつ、効率良く光照射が可能なLED照明装置を構築できる。
さらに、LED光源から光を照射すると熱が発生するが、LED光源の熱を放熱する手段(放熱手段)をLED光源と熱的に接続し、LED光源からリフレクタの外側に設けられた放熱部に熱を伝えることによって、LED光源の熱を効率的にリフレクタの外部に放熱することができる。そのため、熱によりLED光源が劣化することを抑制できるし、LED光源に供給される電力の光変換効率も向上でき、寿命の長いLED照明装置とすることができ、交換等の頻度も少なくできる。
さらに、リフレクタの外側の放熱部にヒートシンクを設けることによって、LED光源の熱をより効率的に放熱することができる。また、そのヒートシンクの少なくともフィン部を、炭素と炭素の同素体の少なくとも一つを原料として用いた部材により形成することにより、ヒートシンクの軽量化を図ることができる。つまり、このような部材のヒートシンクは、アルミニウム製の従来のヒートシンクに比べて軽量である(例えば3分の1の重さとすることができる)ため、軽量化を図ることができる上、形状等を自由に形成できるので、ヒートシンクの配設態様の自由度を高めることができるし、LED照明装置の軽量化を図ることもできる。なお、炭素と炭素の同素体とは、例えば黒鉛、グラファイト、カーボン等である。
さらに、放熱手段をヒートパイプを有する構成とすることにより、簡単な構成でLED光源の熱を効率良く放熱部に伝えることができるので、容易に効率よく放熱可能な放熱手段を形成することができ、照明装置をコンパクトなものにすることができる。また、このヒートパイプを有する放熱手段がLED光源をリフレクタ内部に保持する保持部材を兼ねる構成とすることによって、LED照明装置の構成を簡略化でき、コストを低減することができる。
さらに、LED光源は、LEDチップと、該LEDチップが面の一部に実装された基板と、前記LEDチップの実装部以外の部分に設けられた光反射壁と、該光反射壁および前記LEDチップと間隔を介し該LEDチップからの光の導出位置に設けられた波長変換部材とを備えるものとして、LEDチップから照射される光が前記光反射壁内壁の反射面と前記波長変換部材とで繰り返し拡散反射した後に該波長変換部材を透過して照射される構成とすることにより、以下の効果を奏することができる。
つまり、この構成によれば、LEDチップからの光を反射面と波長変換部材との間で拡散反射を多数回繰り返した後に、LED光源の波長変換部材側から出射することにより、光を分散し、照射面を拡大して面光源として出射することができ、さらに、この光をリフレクタの反射面で拡散反射した後、リフレクタの開口から照射するため、拡散反射によるグレアの緩和低減効果を非常に高くすることができる。また、リフレクタの反射面で反射しない光がある場合も、LED光源においてLEDチップからの光を光反射壁の反射面と波長変換部材との間で拡散反射を多数回繰り返した後にLED光源から出射し、リフレクタの開口から照射できるので、グレアを効率的に低減できる。
さらに、リフレクタの内壁やLED光源の光反射壁内壁の反射面を、拡散反射率が90%以上の熱可塑性樹脂発泡シートのシート面により形成することにより、グレアの緩和低減効果をより一層良好にできる上に、照明装置の軽量化も図ることができ、照明装置のデザイン等、設計の自由度も向上させることができる。
さらに、リフレクタの内壁やLED光源の光反射壁内壁の反射面を、硫酸バリウムと酸化マグネシウムと二酸化チタンのいずれかを含む光反射機能を有する膜により形成することにより、光反射機能が良好な反射面を容易に形成でき、グレアの緩和低減効果を良好にできる。
さらに、熱可塑性樹脂を、熱可塑性ポリエステル系樹脂やポリカーボネート樹脂とすることにより、容易に、かつ、的確に、拡散反射率が90%以上の熱可塑性樹脂発泡シートを形成でき、グレアの緩和低減効果を発揮させることができる。
さらに、熱可塑性ポリエステル系樹脂をポリエチレンテレフタレートとすることにより、容易に、かつ、的確に、拡散反射率が90%以上の熱可塑性樹脂発泡シートを形成でき、グレアの緩和低減効果を発揮させることができる。
本発明に係るLED照明装置の第1実施例を示す模式的な斜視図(a)と模式的な断面図(b)である。 第1実施例のLED照明装置を図1(a)と別の角度から見た模式的な斜視図である。 本発明に係るLED照明装置に適用されているリフレクタの反射面の反射特性を説明するための模式図である。 本発明に係るLED照明装置に適用されている光拡散部材の例を示す模式的な断面図である 図4に示した光拡散部材の光散乱特性を示す模式図である。 図4に示した光拡散部材の拡散光分布を従来の拡散板と比べて示す模式図である。 第1実施例の変形例に適用されるLED光源の例を示す模式的な断念図(a)と、このLED光源を適用した場合の効果を説明するための模式図(b)である。 本発明に係るLED照明装置の第2実施例を示す模式的な斜視図である。 本発明に係るLED照明装置の第3実施例を示す模式的な断面図である。 LEDチップを説明するための模式的な断面説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1(a)には、本発明に係るLED照明装置の第1実施例を斜め下側から見た斜視図が模式的に示されており、図1(b)にはそのA−A断面図(LED照明装置の中央部をXZ平面で切断した図)が模式的に示されている。また、図2には、第1実施例のLED照明装置3を斜め上側から見た斜視図が示されている。これらの図に示されるように、第1実施例のLED照明装置3は、開口6を有する略半円筒状のリフレクタ4の内側に、該リフレクタ4と間隔を介して複数のLED光源5が配設保持されて形成されている。リフレクタ4の大きさは特に限定されるものではないが、例えば略半円筒状の半径が100〜500mm程度に形成される。また、本実施例では、リフレクタ4の開口6に半透明の光拡散部材8が設けられており、図1(a)においては、この光拡散部材8を透かした状態でリフレクタ4の内側の構成を示している。
各LED光源5は、図10に示したような、基板2に実装されたLEDチップ21を有して形成されており、リフレクタ4の内側を、その略半円筒状の軸方向に横切る態様で図のY軸方向に伸設された多角柱状(ここでは三角柱状)のLED光源配設部材10の表面に配設され、LED光源配設部材10の外側に向けて光を照射する構成と成している。なお、LED光源配設部材10は、例えば銅製やアルミニウム製のブロックの表面にアルミニウム製の板を設けて形成されている。
LED光源配設部材10には、ヒートパイプにより形成された放熱手段15が設けられている。この放熱手段15は、LED光源5からリフレクタ4の外側(背面)に設けられた放熱部11に熱を伝えることによってLED光源5の熱を放熱する手段であり、このヒートパイプの放熱手段15は、LED光源配設部材10の内部に埋設され、三角柱状の3つの各側面の表面近傍に設けられており、LED光源配設部材10の3つの側面毎に2本ずつLED光源配設部材10の長手方向(Y軸方向)に伸設されている。
この放熱手段15は、LED光源配設部材10の側面毎に、その面に配設されている3つのLED光源5と熱的に接続されており、LED光源配設部材10の一端側からカバー板部25およびリフレクタ4の外側に引き出されて、リフレクタ4の外側に設けられた放熱部11に熱的に接続されている。また、放熱手段15は、LED光源配設部材10とLED光源5をリフレクタ4の内部に保持する保持部材を兼ねている。なお、放熱手段15には、LED光源5への電流供給のための電気配線(図示せず)が設けられており、リフレクタ4の外側に設けられた電源17(AC電源からの電流をDCに変換する電源)に電気的に接続されている。
放熱部11にはヒートシンク16が設けられており、LED光源配設部材10の面毎に配設されたヒートパイプの放熱手段15が、それぞれ対応するヒートシンク16に熱的に接続されている。なお、図1(b)では中央側のヒートシンク16の配設位置のみを模式的に示し、左右両側のヒートシンク16は図示を省略している。ヒートシンク16はフィン部が黒鉛を含浸させた紙部材により形成されている。
本実施例の特徴的なことは、LED光源5からの光量の少なくとも一部(ここでは、LED光源5のうち、開口6側に向けて光を照射するLED光源5aを除くLED光源5から照射される光量であり、全体の2/3程度)がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射されて、反射面7で反射した後にリフレクタ4の開口6から照射される構成と成しており、反射面7は、反射面7で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成されていることである。
具体的には、本実施例において、リフレクタ4の反射面7は熱可塑性樹脂発泡シートのシート面により形成されており、その拡散反射成分が93%、鏡面反射成分が7%である(全体では反射率100%)。この熱可塑性樹脂発泡シートは熱可塑性ポリエステル系樹脂のポリエチレンテレフタレートによって形成されたMCPET(MCPETは商標)により形成されており、図3に示されるように、MCPETには微細気泡1が形成されている。本実施例において反射面7に適用されているMCPETは、例えば微細気泡1の平均気泡径が10μm、比重が0.2〜0.7、厚みが0.25mm〜1.2mmに形成されている。なお、これらの数値は特に限定されるものでなく適宜設定されるものであり、反射面7は、反射面7で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成されればよい。
図3には、反射面7の鏡面反射と拡散反射の反射態様が示されており、同図に示されているように、本実施例において、光は反射面7を形成するMCPETのシート内に入り込み、シートに形成されている微細気泡1により拡散された後に反射する。つまり、同図の実線矢印に示されるように、鏡面反射成分は、一方側から反射面7に入射した光が別の一方向に反射されて出射し、その光の入射角と反射角が反射面7に対して同じ角度となるため、光沢を有する光となるが、拡散反射は、同図の破線矢印に示されるように、反射面7に入射した光がシート内に入り込んで拡散し、いろいろな複数の方向に(いろいろな角度で)反射するため、白色化が起こり、この割合が多い(例えば、本実施例のように拡散反射成分が90%より大きい)ことにより、グレアが低減される。
また、本実施例では、前記の如く、リフレクタ4の開口6に光拡散部材8を設けることにより、開口6に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に光拡散部材8が設けられている構成と成している。この光拡散部材8は、単層の熱可塑性樹脂発泡シートにより形成されており、シート厚み方向の気泡の密度が不均一になるように形成され、それにより、光拡散部材8が開口6に向けて進む光を拡散して透過させる。
図4には、光拡散部材8を形成する熱可塑性樹脂発泡シートの例が、模式的な断面図により形成されており、これらの図に示されるようなシートが光拡散部材8として適用できる。つまり、例えば、図4(a)、(b)に示されるように、気泡9の層がシートの表層付近(表裏のいずれか一方や両方)にのみ層状に形成されていたり、図4(c)に示されるように、気泡9がシートの厚み方向中央部にのみ層状に形成されていたり、図4(d)に示されるように、気泡9がシートの表層付近と厚み方向中央部とに層状に形成されていたりするものであり、これらの図に示される態様を始めとし、様々な実施の態様がとれる。
なお、気泡9の割合が15%未満であると、光拡散部材8による光拡散効率が不十分になる可能性があるので、気泡9の割合をシートの厚みの15〜80%とすることが好ましく、気泡9を層状に形成する場合には、複数層の方が透過性を維持しながら光拡散効率を向上できる。
また、図5(a)、(b)には、それぞれ、図4(a)、(b)に示した光拡散部材8の光散乱特性が模式的に示されており、気泡9の形成領域で光が拡散(散乱)し、光拡散部材8に入射する光の角度よりも光拡散部材8を透過して出射する光の角度の方が大きくなっている。光拡散部材8は、このような特性を有することから、従来の拡散板38と比較してみても、その拡散光分布が図6(a)に示すような態様であったのに対し、本実施例に適用している光拡散部材8は図6(b)に示すような拡散光分布を示し、光拡散部材8を透過した拡散光の広がりを大きくすることができ、光拡散効率を大きくすることができる。また、複数の発泡層間で生じる多重散乱を利用することで、LED光源の隠蔽性を高めることができ、グレア抑制効率も向上する。
本実施例は以上のように構成されており、内側にLED光源5が配設されたリフレクタ4の反射面7を、反射面7で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面(具体的には、鏡面反射成分7%に対して拡散反射成分を93%とする)に形成することにより、照明装置のグレアの緩和抑制を効率的に行うことができ、さらには、リフレクタ4の開口6に、光を拡散して透過させる光拡散部材8を設けることにより、光拡散部材8によっても光を拡散させてリフレクタ4の開口6から照射することができるので、非常に効率的にグレアを抑制できる。そのため、本実施例のLED照明装置3は、例えば従来の水銀灯等の産業用照明装置の代替光源用としても用いることができ、LED光源を用いた省エネタイプの照明装置を形成することができる。
なお、本実施例の変形例として、LED光源5の構成を図7(a)に示す構成とすることもできる。このLED光源5は、LEDチップ21と、該LEDチップ21が面の一部に実装された基板2を有し、LEDチップ21の実装部以外の部分に、LEDチップ21を囲む態様で光反射壁19が立設されている。また、光反射壁19およびLEDチップ21と間隔を介し、LEDチップ21からの光の導出位置に設けられた波長変換部材20を備えており、このLED光源5は、LEDチップ21から照射される光が光反射壁19の内壁の反射面と波長変換部材20とで、図の破線矢印に示されるように、繰り返し拡散反射した後に該波長変換部材20を透過して照射されることを特徴とするものである。なお、光反射壁19の形成材料は特に限定されるものではないが、例えばリフレクタ4の反射面7と同様の熱可塑性樹脂発泡シートにより形成することができる。
このような光反射壁19と波長変換部材20とを有するLED光源5において、光反射壁19は、同図に示されるように基板2から立設配置される壁部により形成してもよいし、LEDチップ21の配設部を除く基板2の表面(図7(a)のB部、参照)により形成してもよいし、その両方により形成してもよい。また、光反射壁19として、LEDチップ21を囲む態様で基板2から立設配置される壁部を形成する場合に、その形成角度は特に限定されず、波長変換部材20との拡散反射を効率的に行えるように、適宜設定されるものであり、光反射壁19の表面に凹凸が形成されていてもよい。また、基板2も、表面に凹部を形成してもよいし、平坦面としてもよく、これらの詳細な構成は適宜設定されるものである。
以上のような態様のLED光源5を設けて第1実施例のLED照明装置を形成すると、図7(a)に示すように、LEDチップ21からの光を光反射壁19の反射面と波長変換部材20との間で拡散反射を多数回繰り返した後に、LED光源5の波長変換部材20側から出射することにより、光を分散し、照射面を拡大して面光源とすることができ、さらに、この光を、図7(b)に示すようにリフレクタ6の反射面7で拡散反射した後、リフレクタ4の開口6から照射するため、グレアの緩和低減効果を非常に高くすることができる。また、リフレクタ4の反射面7で反射しない光も、LED光源5において光反射壁19の反射面と波長変換部材20との間で拡散反射を多数回繰り返した後に、リフレクタ4の開口6から照射できるので、グレアを低減できる。なお、LED光源5の大きさは例えば30mm程度でリフレクタ4に比べてかなり小さいものであるが、図7(b)は、分かりやすくするためにLED光源5の大きさを拡大して示している。
以下、第2実施例について、図8に基づいて説明する。なお、第2実施例の説明において、前記第1実施例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
第2実施例は前記第1実施例とほぼ同様に形成されており、第2実施例が前記第1実施例と異なる特徴的なことは、リフレクタ4の外側にカバー部材22を設け、このカバー部材22の内側に、放熱部材15を軸とする円形のフィンを有するヒートシンク16を備えた放熱部11を設けたことである。このような構成にすると、LED照明装置3の高さを低く(Z軸方向の長さを短く)できる。なお、図8には、リフレクタ4の内側の構成が光拡散部材8を透かした状態で示されており、放熱部11の下部側には、スリット24が形成された底板部23が設けられている。
以下、第3実施例について、図9に基づいて説明する。なお、第3実施例の説明において、前記第1、第2実施例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。第3実施例は、前記第1実施例とほぼ同様に形成されており、第3実施例が前記第1実施例と異なる特徴的なことは、リフレクタ4をドーム形状とし、第1実施例で設けた三角柱状のLED光源配設部材を設けずに球状(ここでは、Z軸方向の径がX軸方向およびY軸方向の径よりも大きい卵形)のLED光源配設部材10の表面にLED光源5を配設して、LED照明装置3を形成したことである。
第3実施例において、LED光源5は、LED配設部材10の表面に複数配設され、外側に向けて光を照射する構成と成しており、LED光源5からの光のうち、4分の3程度の光をリフレクタ4の反射面7で反射し、4分の1程度の光はリフレクタ4で反射させずに、リフレクタ4の開口6から照射する構成としている。また、ヒートパイプの放熱手段15は、図のZ軸方向に伸設されてLED配設部材10のリフレクタ4への保持部材を兼ねている。また、放熱部11に設けられているヒートシンク16は、図のZ軸方向に伸設された放熱手段15を中心とした円形のフィンを有している(ヒートシンク16の形状は、第2実施例を参照)。
なお、本発明は前記実施例に限定されることなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、前記実施例では、LED照明装置3に適用されるリフレクタ4の反射面7を形成する熱可塑性樹脂発泡シートの熱可塑性樹脂はポリエステル系樹脂としたが、ポリエステル系樹脂の代わりにポリカーボネート樹脂により形成することもできるし、熱可塑性発泡シートは、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリエーテルサルホン、シクロオレフィン等の共重合体の発泡シートとしてもよい。なお、これらの発泡シートは図7に示した変形例のようなLED光源5に設ける反射壁の反射面としても適用できる。また、リフレクタ4の反射面7やLED光源5の反射壁の反射面は、硫酸バリウムと酸化マグネシウムと二酸化チタンのいずれかを含む光反射機能を有する膜(例えば塗膜)により形成してもよい。
さらに、リフレクタ4の形状や大きさは特に限定されるものでなく、適宜設定されるものであり、前記のように、リフレクタ4の反射面7を反射面7で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成すればよい。
さらに、LED光源5の配設態様は、前記各実施例の態様に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えばLED光源5からの光量の全部がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射され、該反射面7で反射した後にリフレクタ4の開口6から照射されるように、LED光源5を配設してもよい。例えば前記第1実施例において、リフレクタ4の開口6側に向けて光を照射するLED光源5aを除くことにより、LED光源5からの光量の全部がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射され、該反射面7で反射した後にリフレクタ4の開口6から照射されるようにすることができる。
このように、LED光源5からの光量の全部がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射されるようにすると、グレアの緩和抑制をより一層効率的に行うことできるとともに、照明装置のデザインもよりスマートにできる。特に、例えば図7に示した変形例のようなLED光源5は、その光の照射面を波長変換部材20の外側から(つまり、図7(a)の右方向から)LED光源5を見ると、波長変換のための蛍光体の色で黄色っぽく見えるため、LED光源5の光の照射面側がリフレクタ4の開口6側に向けられていると(例えば図1(a)、(b)のLED光源5aのように配設されると)、利用者が開口6側からLED照明装置3を見たときに、LED光源5aの色が(半透明の光拡散部材8を透かして)黄色っぽく見えてデザイン的に制約が生じる可能性があるが、LED光源5からの光量の全部がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射されるようにすると、そのようなことも防げてより快適な利用ができるようになる。
さらに、前記第1および第2実施例では、リフレクタ4の内側を横切る態様で三角柱状のLED光源配設部材10を伸設し、このLED光源配設部材10の表面にLED光源5を配設したが、LED光源5を配設するLED光源配設部材10を三角柱以外の多角柱状としてもよいし、円柱状としてもよい。また、前記第3実施例では、球状のLED配設部材10の表面にLED光源5を設けたが、多面体状のLED配設部材10の表面にLED光源5を設けてもよい。
さらに、前記各実施例では、LED光源配設部材10は、例えば銅製やアルミニウム製のブロックの表面にアルミニウム製の板を設けて形成したが、LED光源配設部材10は、例えばアルミニウム製の板のみで形成して内部が空洞としてもよい。このように、LED光源配設部材10の内部を空洞とした場合には、アルミニウム製等の板部内にヒートパイプ等の放熱手段15を設けてもよいし、板部の裏面側に放熱部材15を密着させて設けてもよい。
さらに、前記各実施例では、放熱部材15が、LED配設部材10を保持する保持手段を兼ねた構成とし、放熱手段5にLED光源5への電流供給のための電気配線を設けたが、放熱手段15以外の接続支持部を設けてもよいし、電気配線の配設を放熱手段15以外の接続支持部に設けてもよい。
さらに、前記各実施例では、放熱部材15をヒートパイプにより形成したが、放熱部材15は、ヒートパイプとは限らず、アルミニウムや銅等の金属部材や、アルミニウムや銅等の金属とカーボンナノチューブやグラファイト等の炭素材料とで構成された高熱伝導性の複合部材により形成してもよい。
さらに、前記各実施例では、ヒートシンク16は黒鉛を含んだ紙部材のフィンを有する構成としたが、ヒートシンク16は黒鉛を含んだ紙部材によりフィン部を形成したものとするとは限らず、少なくともフィン部を炭素と炭素の同素体の少なくとも一つを原料として用いた部材とすることにより、前記各実施例と同様の効果を奏することができる。また、フィン部以外の部分も前記のような炭素と炭素の同素体の少なくとも一つの材料を含有させた部材により形成してもよい。
さらに、ヒートシンク16は、従来用いられているようなアルミニウム製のヒートシンクとしてもよいし、これから開発される様々な態様のヒートシンクでもよく、様々なヒートシンクを適用して本発明のLED照明装置を形成することができる。
さらに、前記各実施例では、リフレクタ4の開口6に光拡散部材8を設けたが、光拡散部材8は、開口6の中央部にのみ設けてもよいし、開口6以外の箇所に設けてもよく、開口6に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に光拡散部材8を設けることにより、グレアの抑制効果を向上させることができる。なお、光拡散部材8をリフレクタ4の開口6に設けると、簡単な構成で、開口6に向けて進む光の光路上に光拡散部材8を設けることができる。
また、光拡散部材8を設けることが好ましいが、光拡散部材8を設けずに本発明のLED照明装置を形成することもできる。このように、光拡散部材8を設けない構成においては、特に、LED光源5からの光量の全部がリフレクタ4の内壁面に形成されている反射面7に向けて照射され、該反射面7で反射した後にリフレクタ4の開口6から照射されるようにすると、グレア抑制効果を良好に発揮することができるし、デザイン上も好ましい。
さらに、前記各実施例のように、LED光源5は複数設けてLED照明装置3を形成するとは限らず、1つのLED光源5をリフレクタ4の内側に設けてLED照明装置3を形成してもよい。
さらに、本発明のLED照明装置は、必ずしも産業用分野に適用されるとは限らず、家庭用のLED照明装置としても適用されるものである。
本発明のLED照明装置は、簡単な構成で、LED光源のグレアを抑制可能な省エネタイプの照明装置を形成することができるので、家庭用としても産業用分野の照明装置としても利用できる。
1 微細気泡
2 基板
3 LED照明装置
4 リフレクタ
5 LED光源
6 開口
7 反射面
8 光拡散部材
9 気泡
10 LED配設部材
11 放熱部
15 放熱手段
16 ヒートシンク
19 光反射壁
20 波長変換部材
21 LEDチップ

Claims (15)

  1. 開口を有するリフレクタの内側に、該リフレクタと間隔を介して1つ以上のLED光源が配設保持され、該LED光源からの光量の少なくとも一部が前記リフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射されて該反射面で反射した後に前記リフレクタの前記開口から照射される構成と成し、前記反射面は該反射面で反射する拡散反射成分の光量が鏡面反射成分の光量以上となる面に形成されていることを特徴とするLED照明装置。
  2. LED光源からの光量の全部がリフレクタの内壁面に形成されている反射面に向けて照射され、該反射面で反射した後に前記リフレクタの開口から照射されることを特徴とする請求項1記載のLED照明装置。
  3. リフレクタの開口に向けて進む光の少なくとも一部の光路上に、光を拡散して透過させる光拡散部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のLED照明装置。
  4. 光拡散部材は熱可塑性樹脂発泡シートにより形成されていることを特徴とする請求項3記載のLED照明装置。
  5. 熱可塑性樹脂発泡シートには気泡が形成されて、該気泡はシート厚み方向の密度が不均一に形成されていることを特徴とする請求項4記載のLED照明装置。
  6. LED光源は、多面体状または球状のLED光源配設部材の表面あるいはリフレクタの内側を横切る態様で伸設された円柱状または多角柱状のLED光源配設部材の表面に配設され、前記LED光源配設部材の外側に向けて光を照射する構成と成していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のLED照明装置。
  7. LED光源からリフレクタの外側に設けられた放熱部に熱を伝えることによって前記LED光源の熱を放熱する放熱手段が前記LED光源と熱的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載のLED照明装置。
  8. リフレクタの外側の放熱部にはヒートシンクが設けられており、該ヒートシンクの少なくともフィン部は炭素と炭素の同素体の少なくとも一つを原料として用いた部材により形成されていることを特徴とする請求項7記載のLED照明装置。
  9. 放熱手段がヒートパイプを有して形成されてLED光源をリフレクタ内部に保持する保持部材を兼ねていることを特徴とする請求項7または請求項8記載のLED照明装置。
  10. LED光源は、LEDチップと、該LEDチップが面の一部に実装された基板と、前記LEDチップの実装部以外の部分に設けられた光反射壁と、該光反射壁および前記LEDチップと間隔を介し該LEDチップからの光の導出位置に設けられた波長変換部材とを備え、前記LEDチップから照射される光が前記光反射壁内壁の反射面と前記波長変換部材とで繰り返し拡散反射した後に該波長変換部材を透過して照射されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載のLED照明装置。
  11. リフレクタとLED光源の反射面の一方または両方は、拡散反射率が90%以上の熱可塑性樹脂発泡シートのシート面により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載のLED照明装置。
  12. リフレクタとLED光源の反射面の一方または両方は、硫酸バリウムと酸化マグネシウムと二酸化チタンのいずれかを含む光反射機能を有する膜により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一つに記載のLED照明装置。
  13. 熱可塑性樹脂は熱可塑性ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項11記載のLED照明装置。
  14. 熱可塑性ポリエステル系樹脂はポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする請求項13記載のLED照明装置。
  15. 熱可塑性樹脂はポリカーボネート樹脂であることを特徴とする請求項11記載のLED照明装置。
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