JP2014010705A - 昇圧ユニット、電源システム、昇圧ユニットの制御方法、およびプログラム - Google Patents

昇圧ユニット、電源システム、昇圧ユニットの制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池の出力電力が最大となる出力電圧で太陽電池を動作させられない場合がある。
【解決手段】昇圧ユニットは、入力電圧を昇圧して出力する昇圧ユニットであって、昇圧比を制御することにより、入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御部と、昇圧制御部による昇圧比の制御に並行して、目標入力電圧を変更する目標電圧設定部とを備える。目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定してもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇圧ユニット、電源システム、昇圧ユニットの制御方法、およびプログラムに関する。
従来、パワーコンディショナは、太陽電池の出力電圧を変動させることにより、太陽電池の出力電力の極大値を探索し、極大値に対応する出力電圧で太陽電池を動作させている。
特許文献1 特開2002−238246号公報
しかしながら、複数の太陽電池を備える太陽光発電システムでは、出力電力に複数の極大値が存在する場合がある。そのため、太陽電池の出力電力が最大となる出力電圧で太陽電池を動作させられない場合がある。
本発明の一態様に係る昇圧ユニットは、入力電圧を昇圧して出力する昇圧ユニットであって、昇圧比を制御することにより、入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御部と、昇圧制御部による昇圧比の制御に並行して、目標入力電圧を変更する目標電圧設定部とを備える。
上記昇圧ユニットにおいて、目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を変更することで、昇圧ユニットの単位時間あたりの基準出力電力より昇圧ユニットの出力電力を低下させてもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、昇圧ユニットの出力電圧が、昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、目標電圧設定部は、昇圧ユニットの出力電圧をフィルタリングした値を基準電圧として目標入力電圧を設定してもよい。
上記昇圧ユニットは、昇圧ユニットの出力電力の極大値を探索する第1極大値探索部と、昇圧制御部による昇圧比の制御に並行して、目標電圧設定部に目標入力電圧を変化させながら、第1極大値探索部に極大値を探索させる第1極大値探索制御部とをさらに備えてもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、昇圧制御部は、昇圧ユニットの出力電圧が予め定められた閾電圧より大きい場合、昇圧比を一定に制御してもよい。
本発明の一態様に係る電源システムは、第1の電源と、第1の電源と出力電力の特性が異なる第2の電源と、第2の電源の出力電圧を昇圧する上記の昇圧ユニットと、昇圧ユニットの出力端と第1の電源とを並列に接続する並列接続回路と、並列接続回路の出力電力を交流電力に変換するパワーコンディショナとを備える。
上記パワーコンディショナは、並列接続回路の出力電圧を制御する出力電圧制御部と、第1の電源の出力電力と昇圧ユニットの出力電力を含む合成出力電力の極大値を探索する第2極大値探索部と、出力電圧制御部によって並列接続回路の出力電圧を変化させながら、第2極大値探索部に合成出力電力の極大値を探索させる第2極大値探索制御部とを有してもよい。
本発明の一態様に係る制御方法は、入力電圧を昇圧して出力する昇圧ユニットの制御方法であって、昇圧比を制御することにより、入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御段階と、昇圧制御段階における昇圧比の制御に並行して、目標入力電圧を変更する目標電圧設定段階とを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、入力電圧を昇圧して出力する昇圧回路を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、昇圧回路の昇圧比を制御することにより、入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御部と、昇圧制御部による昇圧比の制御に並行して、目標入力電圧を変更する目標電圧設定部としてコンピュータを機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る太陽光発電システムの機能ブロックを示す図である。 昇圧回路が昇圧する過程でのP−V曲線の変化の様子を示す図である。 ある時点のP−V曲線を示す図である。 ある時点のP−V曲線を示す図である。 ある時点のP−V曲線を示す図である。 昇圧ユニットの昇圧制御について説明するための図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る太陽光発電システムの機能ブロックを示す。太陽光発電システム300は、第1の太陽電池10、第2の太陽電池12、昇圧ユニット100、並列接続回路14、およびパワーコンディショナ200を備える。太陽光発電システム300は、電源システムの一例である。第1の太陽電池10および第2の太陽電池12は、第1の電源および第2の電源の一例である。
本実施形態において、第1の太陽電池10または第2の太陽電池12に対する照度が上昇し、並列接続回路14を介して入力される合成出力電力が基準値に達すると、パワーコンディショナ200は、入力される直流電力を交流電力に変換して出力する。動作開始後、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10および第2の太陽電池12のそれぞれから最大電力が出力されるように、第1の太陽電池10および第2の太陽電池12の出力電圧を制御している。
さらに言えば、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10および第2の太陽電池12から最大電力が得られるように、並列接続回路14の出力電圧Vp、つまり、パワーコンディショナ200への入力電圧を制御している。より具体的には、パワーコンディショナ200は、MPPT(最大電力追従)方式の一つである山登り法を用いて、第1の太陽電池10の出力電力および第2の太陽電池12の出力電力を含む合成出力電力の極大値を追従している。そして、パワーコンディショナ200は、極大値に対応する電圧が最大の合成出力電力が得られる最適な出力電圧Vpであると判断して、並列接続回路14を介してその最適な出力電圧Vpが入力されるように、動作している。
また、本実施形態において、第1の太陽電池10は、第1の枚数の太陽電池モジュールを直列に接続した第1の太陽電池ストリングである。そして、第2の太陽電池12は、第1の枚数より少ない第2の枚数の太陽電池モジュールを直列に接続した第2の太陽電池ストリングである。したがって、第1の太陽電池10の出力電力の特性と、第2の太陽電池12の出力電力の特性とは異なる。なお、本実施形態では、第1の太陽電池10を構成する太陽電池モジュールと、第2の太陽電池12を構成する太陽電池モジュールとは、同一種類の太陽電池モジュールである。しかし、第1の太陽電池10を構成する太陽電池モジュールと、第2の太陽電池12を構成する太陽電池モジュールとは、異なる種類の太陽電池モジュールでもよい。
このような太陽光発電システム300において、パワーコンディショナ200が、第1の太陽電池10に対する照度が基準値に達しない状態で、第2の太陽電池12に対する照度が基準値に達したことにより、動作を開始する場合がある。この場合、パワーコンディショナ200は、第2の太陽電池12が出力する電力に起因する極大値を追従し、極大値に対応する出力電圧Vp付近で動作する。その後、第1の太陽電池10に対する照度が比較的低いものの、第1の太陽電池10に対する照度が基準値に達した場合に、パワーコンディショナ200が、第2の太陽電池12が出力する電力に起因する極大値を追従し続けることがある。これは、第1の太陽電池10に対する照度が低く、第1の太陽電池10が最大出力で動作可能な出力電圧Vpが、動作中の出力電圧Vpより小さい場合に起こりうる。しかし、第1の太陽電池10が、例えば第2の太陽電池12より枚数の多い太陽電池モジュールで構成されている場合、照度が低くても最大出力電力が、第2の太陽電池12よりも大きい場合がある。この場合、パワーコンディショナ200が、第2の太陽電池12が出力する電力に起因する極大値を追従し続けていると、第1の太陽電池10の電力を無駄にしてしまう。
そこで、本実施形態では、第1の太陽電池10に対する照度が基準値には達したものの、第1の太陽電池10に対する照度が比較的低い場合に、パワーコンディショナ200が、第1の太陽電池10からの電力が得られない状態において探索された第2の太陽電池12が出力する電力に起因する極大値を追従しつづけることを防止する。これにより、第1の太陽電池10に対する照度が比較的低い場合においても、第1の太陽電池10の電力を無駄にすることを防止できる。
図2に示すように、第2の太陽電池12に対する照度のみが基準値に達した場合、昇圧ユニット100は、第2の太陽電池12から入力された入力電圧を、パワーコンディショナ200が動作可能な電圧の範囲を示す動作可能電圧範囲まで昇圧する。破線Ls1、破線Ls2および実線Ls3は、昇圧ユニット100による昇圧動作に応じて、パワーコンディショナ200に入力される並列接続回路14の出力電圧Vpと合成出力電力との間の電気的な特性であるP−V曲線の変化の様子を示す。
昇圧ユニット100による昇圧動作の開始後、パワーコンディショナ200に入力される入力電圧が動作可能電圧範囲に達すると、パワーコンディショナ200は起動を開始する。起動が完了すると、パワーコンディショナ200は、起動が完了した時点の入力電圧(出力電圧Vp)を動作電圧として、直流電力を交流電力に変換し出力する変換動作を開始する。変換動作中に、パワーコンディショナ200は、合成出力電力の極大値を追従し、合成出力電力が最大となる動作電圧を探索する。
このような状況において、図3に示すように、第1の太陽電池10に対する照度が基準値には達したものの、第1の太陽電池10に対する照度が比較的低い場合、第1の太陽電池10の出力電力が極大となる動作電圧が、現在の動作電圧よりも低い場合がある。ここで、破線Lsは、昇圧ユニット100の出力電力と昇圧ユニット100の出力電圧との間の電気的な特性であるP−V曲線を示す。破線Lmは、第1の太陽電池10の出力電力と第1の太陽電池10の出力電圧との間の電気的な特性であるP−V曲線を示す。実線Lcは、並列接続回路14から出力される合成出力電力と並列接続回路14の出力電圧Vpとの間の電気的な特性であるP−V曲線を示す。
通常、パワーコンディショナ200は、一旦、合成出力電力の極大値が発見されると、その極大値の出力電圧を基準として比較的狭い電圧移動範囲T1で出力電圧Vpを変化させながら、極大値の探索を行っている。したがって、第1の太陽電池10の出力電力が極大値を示す動作電圧が、現時点における電圧移動範囲T1外に存在する場合、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できない場合がある。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、昇圧ユニット100から出力される出力電力が、パワーコンディショナ200が起動した時点において出力されている出力電力を維持できるように、昇圧ユニット100が昇圧比を制御する。ここで、昇圧ユニット100の入力電力と出力電力とはほぼ同一である。また、昇圧ユニット100の出力電圧は、パワーコンディショナ200の動作に依存する。
そこで、昇圧ユニット100は、昇圧ユニット100に入力される入力電圧が一定になるように昇圧比を制御する。これにより、第2の太陽電池12の出力電力のみに起因する電力がパワーコンディショナ200に入力されている動作電圧範囲では、合成出力電力は一定になる。そのため、パワーコンディショナ200は、第2の太陽電池12の出力電力のみに起因する動作電圧範囲において、少なくともある一定期間において、合成出力電力の極大値の探索を継続する。したがって、パワーコンディショナ200は、動作電圧(出力電圧Vp)を降圧させていく。その結果、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できる可能性が高まる。
一方、図5に示すように、第1の太陽電池10に対する照度がさらに低く、第1の太陽電池10の出力電力が極大となる動作電圧が、パワーコンディショナ200の動作可能電圧の下限側により近い場合、昇圧ユニット100の入力電圧を一定に制御するだけでは、パワーコンディショナ200が、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できない場合がある。パワーコンディショナ200は、極大値の探索を開始後、初期期間は、比較的広い範囲で動作電圧(出力電圧Vp)を変化させて極大値の探索を行っている。
しかし、動作電圧を変化させても合成出力電力の変化が少ない場合、パワーコンディショナ200は、その時点で発見されている最大の合成出力電力における出力電圧Vpを基準として比較的狭い電圧移動範囲T1で極大値の探索を行ってしまう。したがって、初期期間において、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できない場合、パワーコンディショナ200は、例えば、出力電圧Vp1を基準とした比較的狭い電圧移動範囲T1で出力電圧Vpを変化させながら、極大値の探索を継続してしまう。この場合、昇圧ユニット100の入力電圧を一定に制御するだけでは、パワーコンディショナ200が、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できないことがある。
また、太陽光発電システム300は、朝方に第1の太陽電池10より先に、昇圧ユニット100の発電が開始する場合がある。この場合、昇圧ユニット100の発電する電力を元に、パワーコンディショナ200が山登り法により、最大の電力を取り出そうとする。この場合、昇圧ユニット100が入力電圧を一定に制御すると、パワーコンディショナ200は、出力電圧がどの電圧で最大になるのか特定できない。この時、第1の太陽電池10の発電が後から出力されて、P−V曲線が図5の実線Lcで示すような曲線の形状になる場合がある。この時、動作点Vp1で山登り法により電力のピーク位置を確認しても、低い電圧にピークがあることが判別できない。
そこで、図6に示すように、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前の出力電力P1よりも低い出力電力P3になるように、昇圧ユニット100が、昇圧ユニット100の出力電力を制御する。一方、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ減少させた場合に、増加させる前の出力電力P1と同じ出力電力P2になるように、昇圧ユニット100が、昇圧ユニット100の出力電力を制御する。
このように、出力電圧Vpを増加させる前の出力電力P1よりも出力電圧Vpを増加させた後の出力電力P3が低く、かつ出力電圧Vpを減少させる前の出力電力P1が、出力電圧Vpを減少させた後の出力電力P2より低くなければ、パワーコンディショナ200は、極大値を発見すべく、出力電圧Vpの降圧を継続しながら、極大値の探索を継続する。したがって、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10からの出力に起因する電力を含まない合成出力電力が入力されている動作電圧の範囲においては、出力電圧Vpを徐々に減少させながら、極大値の探索を継続する。よって、第1の太陽電池10の出力電力が極大となる動作電圧が、パワーコンディショナ200の動作可能電圧の下限側により近い場合でも、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できる。
昇圧ユニット100は、第2の太陽電池12からの入力電圧を昇圧して出力する。昇圧ユニット100は、昇圧回路110、入力電流センサ112、入力電圧センサ114、出力電圧センサ116、昇圧制御部120、目標電圧設定部122、第1極大値探索部130、および第1極大値探索制御部132を備える。昇圧回路110は、第2の太陽電池12からの入力電圧を昇圧する。昇圧制御部120は、昇圧回路110の昇圧比を制御することにより、入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する。これにより、パワーコンディショナ200は、第2の太陽電池12の出力電力のみに起因する動作電圧範囲において、合成出力電力の極大値の探索を少なくともある一定期間継続する。したがって、パワーコンディショナ200は、動作電圧(出力電圧Vp)を降圧させていく。その結果、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できる可能性を高めることができる。
ここで、パワーコンディショナ200は、場合によっては、出力を下げて動作しようとする場合がある。しかし、パワーコンディショナ200が、出力を下げるために動作電圧を上げていった場合でも、昇圧制御部120は、入力電圧を予め定められた目標入力電圧を維持することで、出力電力を一定に維持しようとしてしまう。この場合、パワーコンディショナ200は、出力を下げるために動作電圧を上げていった場合、例えば、動作電圧が動作可能電圧の範囲を超えた時点で、異常と判断して、動作を停止してしまうおそれがある。
そこで、昇圧制御部120は、昇圧ユニット100の出力電圧が予め定められた閾電圧より大きい場合、昇圧比を一定に制御する。これにより、パワーコンディショナ200が、出力を下げるために動作電圧を上げていった場合に、動作電圧が閾電圧を超えた時点で、昇圧制御部は、昇圧比を固定する。これにより、パワーコンディショナ200は、動作電圧を上げていった場合に、出力を徐々に下げていくことができる。
目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の入力電圧を一定にするための昇圧制御部120による昇圧比の制御に並行して、目標入力電圧を変更する。目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を変更することで、昇圧ユニット100の単位時間あたりの基準出力電力より昇圧ユニット100の出力電力を低下させる。
目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定する。また、目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定する。これにより、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前よりも合成出力電力を低くできる。よって、パワーコンディショナ200が、極大値の探索の初期期間において、第1の太陽電池10の出力に起因する極大値を発見できない場合でも、出力電圧Vpの降圧を継続しながら、極大値の探索を継続できる。したがって、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10からの出力に起因する電力を含まない合成出力電力が入力されている動作電圧の範囲においては、出力電圧Vpを徐々に減少させながら、極大値の探索を継続する。よって、第1の太陽電池10の出力電力が極大となる動作電圧が、パワーコンディショナ200の動作可能電圧の下限側により近い場合でも、パワーコンディショナ200は、第1の太陽電池10に起因する極大値を発見できる。
目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧の移動平均を基準電圧として目標入力電圧を設定してもよい。目標電圧設定部122は、出力電圧センサ116から出力される電圧信号をフィルタリングし、フィルタリングした後の電圧信号が示す電圧値を基準電圧として用いてもよい。目標電圧設定部122は、出力電圧センサ116から出力される電圧信号をローパスフィルタを通過させ、通過後の電圧信号が示す電圧値を基準電圧として用いてもよい。目標電圧設定部122は、ローパスフィルタを通過後の電圧信号が示す電圧値V1と、出力電圧センサ116から出力される電圧信号が示す電圧値V2とを比較する。比較の結果、目標電圧設定部122は、電圧値V2が電圧値V1以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定する。一方、目標電圧設定部122は、電圧値V2が電圧値V1より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定する。これにより、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前よりも合成出力電力を低くできる。
第1極大値探索部130は、MPPT(最大電力追従)方式の一つである山登り法を用いて、昇圧ユニット100の出力電力の極大値を探索する。第1極大値探索制御部132は、昇圧制御部120による昇圧比の制御に並行して、目標電圧設定部122に目標入力電圧を変化させながら、第1極大値探索部130に極大値を探索させる。
第1極大値探索制御部132は、例えば、目標電圧設定部122に第1電圧値だけ目標入力電圧を減少させる。第1極大値探索部130は、変化前の出力電力と変化後の出力電力とを比較する。比較の結果、変化前の出力電力が変化後の出力電力より大きい場合には、第1極大値探索制御部132は、目標電圧設定部122に第1電圧値だけ目標入力電圧を増加させる。変化後の出力電力が変化前の出力電力より大きい場合には、第1極大値探索制御部132は、目標電圧設定部122に第1電圧値だけ目標入力電圧をさらに減少させる。次いで、第1極大値探索部130は、変化前の出力電力と変化後の出力電力とを比較する。第1極大値探索部130、第1極大値探索制御部132および目標電圧設定部122が、この一連の処理を繰り返すことにより、昇圧ユニット100の出力電力の極大値を特定する。第1極大値探索部130は、目標入力電圧を第1電圧値だけ減少させた後の比較の結果、変化前の出力電力が変化後の出力電力より大きい場合には、変化前の出力電力を極大値として特定する。
なお、上記では、パワーコンディショナ200が、昇圧ユニット100の出力電力のP−V曲線における極大値に対応する出力電圧より高い動作電圧(出力電圧Vp)で動作している場合を例に説明している。しかし、パワーコンディショナ200が、昇圧ユニット100の出力電力のP−V曲線における極大値に対応する出力電圧より低い動作電圧で動作する場合もある。この場合には、目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定する。例えば、目標電圧設定部122は、ローパスフィルタを通過後の電圧信号が示す電圧値V1と、出力電圧センサ116から出力される電圧信号が示す電圧値V2とを比較する。比較の結果、目標電圧設定部122は、電圧値V2が電圧値V1以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定する。一方、目標電圧設定部122は、電圧値V2が電圧値V1より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定する。これにより、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前よりも合成出力電力を低くできる。
目標電圧設定部122は、パワーコンディショナ200の動作電圧、つまり、昇圧ユニット100の出力電圧Vpと昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧との比較に基づいて、目標入力電圧を設定してもよい。目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ昇圧ユニット100の単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定してもよい。また、目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定してもよい。
一方、目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ昇圧ユニット100の単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定してもよい。また、目標電圧設定部122は、昇圧ユニット100の出力電圧が、昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ基準電圧より大きい場合、目標入力電圧を第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定してもよい。これにより、出力電圧Vpの大きさに関わらず、パワーコンディショナ200が出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前よりも合成出力電力を低くできる。
目標電圧設定部122は、第1極大値探索部130による比較結果に基づいて、出力電圧Vpが、昇圧ユニット100の出力電力の極大値に対応する出力電圧以上か否かを決定してもよい。目標電圧設定部122は、第1極大値探索制御部132により変化させられる昇圧ユニット100の出力電力が変化させられた後の出力電力より小さい場合には、出力電圧Vpが極大値に対応する出力電圧以上であると決定してもよい。一方、目標電圧設定部122は、変化させられる前の出力電力が変化させられた後の出力電力より大きい場合には、出力電圧Vpが極大値に対応する出力電圧より小さいと決定してもよい。
パワーコンディショナ200は、並列接続回路14の出力電力を交流電力に変換する。パワーコンディショナ200は、インバータ回路210、入力電流センサ212、入力電圧センサ214、出力電圧センサ216、インバータ制御部220、第2極大値探索部230、および第2極大値探索制御部232を備える。
インバータ回路210は、インバータ制御部220によって制御され、並列接続回路14の出力電圧を直流から交流に変換する。インバータ回路210は、インバータ制御部220によって制御され、並列接続回路14からの直流電力を商用電力と同一の位相および同一の周波数を有する交流電力に変換し、商用電力系統30に供給する。インバータ制御部220は、並列接続回路14の出力電圧Vpをインバータ回路210を介して制御し、インバータ回路210からの出力電流が最大となるようにインバータ回路210を制御する。ここで、インバータ制御部220は、出力電圧制御部の一例である。第2極大値探索部230は、第1の太陽電池10の出力電力と昇圧ユニット100の出力電力を含む合成出力電力の極大値を探索する。第2極大値探索制御部232は、インバータ制御部220によって並列接続回路14の出力電圧を変化させながら、第2極大値探索部230に合成出力電力の極大値を探索させる。
第2極大値探索部230は、合成出力電力が基準値に達した場合に、第1の太陽電池10の出力電力および昇圧ユニット100の出力電力を含む合成出力電力の極大値を探索する。第2極大値探索部230は、並列接続回路14の出力電圧をインバータ制御部220を介して第2電圧値ずつ変化させることにより、第1の太陽電池10の出力電力および昇圧回路110の出力電力を含む合成出力電力の極大値を探索する。ここで、第2電圧値は、予め定められた固定値でもよい。あるいは、第2電圧値は、予め定められたタイミングで変化させてもよい。また、第2電圧値は、パワーコンディショナ200に入力される電力または電圧の大きさに基づいて変化させてもよい。インバータ制御部220は、並列接続回路14の出力電圧が、第2極大値探索部230により探索された極大値に対応する出力電圧になるように、第1の太陽電池10、第2の太陽電池12、および昇圧ユニット100を動作させる。
第2極大値探索部230は、山登り法を用いて合成出力電力の極大値を特定する。例えば、第2極大値探索部230は、並列接続回路14の出力電圧を第2電圧値だけ減少させ、変化前の合成出力電力と変化後の合成出力電力とを比較する。比較の結果、第2極大値探索部230は、変化前の合成出力電力が変化後の合成出力電力より大きい場合には、並列接続回路14の出力電圧を第2電圧値だけ増加させる。一方、第2極大値探索部230は、変化前の合成出力電力が変化後の合成出力電力より小さい場合には、並列接続回路14の出力電圧をさらに第2電圧値だけ減少させる。次いで、第2極大値探索部230は、変化前の合成出力電力と変化後の合成出力電力とを比較する。第2極大値探索部230は、この一連の処理を繰り返すことにより、合成出力電力の極大値を特定する。第2極大値探索部230は、並列接続回路14の出力電圧を第2電圧値だけ減少させた後の比較の結果、変化前の合成出力電力が変化後の合成出力電力より大きい場合には、変化前の合成出力電力を極大値として特定する。
以上のとおり、本実施形態によれば、昇圧ユニット100が、出力電圧Vpが減少する場合には、入力電圧を一定に制御することで、昇圧ユニット100の出力電力が一定になるように制御する。また、パワーコンディショナ200が、出力電圧Vpを予め定められた電圧値だけ増加させた場合に、増加させる前の合成出力電力よりも低くなるように、昇圧ユニット100が、昇圧ユニット100の出力電力を制御する。これにより、パワーコンディショナ200が、第1の太陽電池10からの電力が得られない状態において探索された第2の太陽電池12が出力する電力に起因する極大値を追従しつづけることを防止できる。よって、パワーコンディショナ200を設計変更することなく、第1の太陽電池10に対する照度が比較的低い場合において、第1の太陽電池10の電力を無駄にすることを防止できる。
なお、本実施形態に係る昇圧制御部120、目標電圧設定部122、第1極大値探索部130、および第1極大値探索制御部132による各種処理を行うプログラムをインストールし、このプログラムをコンピュータに実行させることで、構成してもよい。つまり、コンピュータに昇圧ユニット100の入力電圧または昇圧比を制御させる各種処理を行うプログラムを実行させることにより、昇圧制御部120、目標電圧設定部122、第1極大値探索部130、および第1極大値探索制御部132としてコンピュータを機能させることで、制御装置を構成してもよい。
コンピュータはCPU、ROM、RAM、EEPROM(登録商標)等の各種メモリ、通信バス及びインタフェースを有し、予めファームウェアとしてROMに格納された処理プログラムをCPUが読み出して順次実行することで、制御装置として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 第1の太陽電池
12 第2の太陽電池
14 並列接続回路
30 商用電力系統
100 昇圧ユニット
110 昇圧回路
112 入力電流センサ
114 入力電圧センサ
116 出力電圧センサ
120 昇圧制御部
122 目標電圧設定部
130 第1極大値探索部
132 第1極大値探索制御部
200 パワーコンディショナ
210 インバータ回路
212 入力電流センサ
214 入力電圧センサ
216 出力電圧センサ
220 インバータ制御部
230 第2極大値探索部
232 第2極大値探索制御部
300 太陽光発電システム

Claims (12)

  1. 入力電圧を昇圧して出力する昇圧ユニットであって、
    昇圧比を制御することにより、前記入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御部と、
    前記昇圧制御部による前記昇圧比の制御に並行して、前記目標入力電圧を変更する目標電圧設定部と
    を備える昇圧ユニット。
  2. 前記目標電圧設定部は、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧より大きい場合、前記目標入力電圧を変更することで、前記昇圧ユニットの単位時間あたりの基準出力電力より前記昇圧ユニットの出力電力を低下させる請求項1に記載の昇圧ユニット。
  3. 前記目標電圧設定部は、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、前記目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、前記昇圧ユニットの前記出力電圧が前記基準電圧より大きい場合、前記目標入力電圧を前記第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定する請求項1または2に記載の昇圧ユニット。
  4. 前記目標電圧設定部は、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、前記目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、前記昇圧ユニットの出力電圧が前記基準電圧より大きい場合、前記目標入力電圧を前記第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定する請求項1または2に記載の昇圧ユニット。
  5. 前記目標電圧設定部は、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ前記昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、前記目標入力電圧を第1目標入力電圧に設定し、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧以上で、かつ前記基準電圧より大きい場合、前記目標入力電圧を前記第1目標入力電圧より大きい第2目標入力電圧に設定し、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ前記昇圧ユニットの単位時間あたりの出力電圧に基づく基準電圧以下の場合、前記目標入力電圧を前記第1目標入力電圧に設定し、前記昇圧ユニットの出力電圧が、前記昇圧ユニットの出力電力の極大値に対応する出力電圧より小さく、かつ前記基準電圧より大きい場合、前記目標入力電圧を前記第1目標入力電圧より小さい第3目標入力電圧に設定する請求項1または請求項2に記載の昇圧ユニット。
  6. 前記目標電圧設定部は、
    前記昇圧ユニットの出力電圧をフィルタリングした値を前記基準電圧として前記目標入力電圧を設定する請求項2から請求項4のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  7. 前記昇圧ユニットの出力電力の極大値を探索する第1極大値探索部と、
    前記昇圧制御部による前記昇圧比の制御に並行して、前記目標電圧設定部に前記目標入力電圧を変化させながら、前記第1極大値探索部に前記極大値を探索させる第1極大値探索制御部と
    をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  8. 前記昇圧制御部は、前記昇圧ユニットの出力電圧が予め定められた閾電圧より大きい場合、前記昇圧比を一定に制御する請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の昇圧ユニット。
  9. 第1の電源と、
    前記第1の電源と出力電力の特性が異なる第2の電源と、
    前記第2の電源の出力電圧を昇圧する請求項1から請求項7のいずれか一つに記載の昇圧ユニットと、
    前記昇圧ユニットの出力端と前記第1の電源とを並列に接続する並列接続回路と、
    前記並列接続回路の出力電力を交流電力に変換するパワーコンディショナと
    を備える電源システム。
  10. 前記パワーコンディショナは、
    前記並列接続回路の出力電圧を制御する出力電圧制御部と、
    前記第1の電源の出力電力と前記昇圧ユニットの出力電力を含む合成出力電力の極大値を探索する第2極大値探索部と、
    前記出力電圧制御部によって前記並列接続回路の出力電圧を変化させながら、前記第2極大値探索部に前記合成出力電力の前記極大値を探索させる第2極大値探索制御部と
    を有する請求項9に記載の電源システム。
  11. 入力電圧を昇圧して出力する昇圧ユニットの制御方法であって、
    昇圧比を制御することにより、前記入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御段階と、
    前記昇圧制御段階における前記昇圧比の制御に並行して、前記目標入力電圧を変更する目標電圧設定段階と
    を含む制御方法。
  12. 入力電圧を昇圧して出力する昇圧回路を制御する制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記昇圧回路の昇圧比を制御することにより、前記入力電圧を予め定められた目標入力電圧に調整する昇圧制御部と、
    前記昇圧制御部による前記昇圧比の制御に並行して、前記目標入力電圧を変更する目標電圧設定部と
    して前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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