JP2014155332A - 昇圧ユニット、パワーコンディショナ、太陽電池システム、プログラム、および電圧追従方法 - Google Patents

昇圧ユニット、パワーコンディショナ、太陽電池システム、プログラム、および電圧追従方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MPPT制御によって2以上の太陽電池ストリングの合成電力が最大となる昇圧回路の入力電圧を追従できない場合がある。
【解決手段】電圧特定部は、第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定する。電圧追従部は、電圧特定部が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定した場合、特定された第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従する。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇圧ユニット、パワーコンディショナ、太陽電池システム、プログラム、および電圧追従方法に関する。
特許文献1には、昇圧チョッパによって太陽電池パネルのブロック毎の出力がそれぞれ最大電力点となるように最大電力点追従制御(MPPT制御)を行うことが開示されている。
特許文献1 特開2003−134667号公報
例えば東側および西側にそれぞれ設置されていることで異なる電力特性を示す2以上の太陽電池ストリングが昇圧チョッパなどの1つの昇圧回路に並列に接続される場合がある。このような場合、昇圧回路に入力される2以上の太陽電池ストリングの合成電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数現れる場合があるので、MPPT制御によって2以上の太陽電池ストリングの合成電力が最大となる昇圧回路の入力電圧を追従できない場合がある。
本発明の一態様に係る昇圧ユニットは、第1昇圧回路と、第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従する電圧追従部と、第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定する電圧特定部とを備え、電圧追従部は、電圧特定部が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定した場合、特定された第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従する。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、時刻に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または第1昇圧回路の入力電圧に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、第1昇圧回路の入力電圧が第1基準電圧に達する第1開始時刻が、基準開始時刻より早く、かつ第1昇圧回路の入力電圧が第2基準電圧を下回る第1終了時刻が、基準終了時刻より遅い場合、第1開始時刻および第1終了時刻の少なくとも一方の時刻に基づくタイミングで、最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットは、第2昇圧回路をさらに備え、基準開始時刻は、第2昇圧回路の入力電圧が第1基準電圧に達する第2開始時刻に基づき定められ、基準終了時刻は、第2昇圧回路の入力電圧が第2基準電圧を下回る第2終了時刻に基づき定められてもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、第1開始時刻が基準開始時刻より早く、第1終了時刻が基準終了時刻より遅く、さらに基準開始時刻と基準終了時刻との間の基準中間時刻における第1昇圧回路の入力電力が第2昇圧回路の入力電力より第1基準差分以上小さい場合、最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、予め定められた第1時間帯における第1昇圧回路の入力電力の変化量が予め定められた基準範囲に含まれる場合、条件に対応するタイミングで最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、予め定められた第1時刻における第1昇圧回路の入力電力と、第1時刻より早い予め定められた第2時刻における第1昇圧回路の入力電力との差分が第2基準差分以下で、かつ第1時刻における第1昇圧回路の入力電力と、第1時刻より遅い予め定められた第3時刻における第1昇圧回路の入力電力との差分が第3基準差分以下の場合、条件に対応するタイミングで最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、第1昇圧回路の入力電圧を変化させることで第1昇圧回路の入力電力または出力電力の極大となる第1昇圧回路の入力電圧が複数あることが検出された場合、複数あることが検出された時刻に対応するタイミングで、最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
上記昇圧ユニットにおいて、電圧特定部は、第1昇圧回路の上限入力電圧から下限入力電圧まで第1昇圧回路の入力電圧を変化させることで、第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定してもよい。
本発明の一態様に係るパワーコンディショナは、上記昇圧ユニットと、上記第1昇圧回路から出力される直流を交流に変換するインバータとを備える。
本発明の一態様に係る太陽電池システムは、上記パワーコンディショナと、上記第1昇圧回路により電圧が昇圧される少なくとも1つの太陽電池ストリングとを備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと、時刻に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または第1昇圧回路の入力電圧に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定するステップと、最大となる第1昇圧回路の入力電圧が特定された場合、特定された第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の一態様に係る電圧追従方法は、第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと、時刻に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または第1昇圧回路の入力電圧に対する第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで第1昇圧回路の出力電力が最大となる第1昇圧回路の入力電圧を特定するステップと、最大となる第1昇圧回路の入力電圧が特定された場合、特定された第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、第1昇圧回路の出力電力が極大となる第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップとを含む。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る太陽電池システムの全体構成の一例を示すシステム構成図である。 朝方における2つの太陽電池ストリングの出力電力および出力電圧、並びに2つの太陽電池ストリングからの合成電力が入力される昇圧回路の入力電力および入力電圧の特性の一例を示す図である。 太陽電池ストリングの一日おける出力電力の時間的変化の一例を示す図である。 制御装置の機能ブロックの一例を示す図である。 制御装置による昇圧回路の制御手順を示すフローチャートである。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る太陽電池システムの全体構成の一例を示すシステム構成図を示す。太陽電池システムは、複数の太陽電池ストリング200a、200bおよび200cと、パワーコンディショナ10とを備える。複数の太陽電池ストリング200a、200bおよび200cは、直列または並列に接続された複数の太陽電池モジュールを有する。複数の太陽電池ストリング200a、200bおよび200cは、直流電圧を出力する電源の一例である。
太陽電池ストリング200aおよび200bは、それぞれダイオードD2aおよびD2bを介して並列に接続されている。太陽電池ストリング200aは、例えば、建物の東側の屋根に設置されている。太陽電池ストリング200bは、例えば、建物の西側の屋根に設置されている。太陽電池ストリング200cは、例えば、建物の南側の屋根に設置されている。複数の太陽電池ストリング200a、200bおよび200cは、同一仕様の太陽電池モジュールを同数有してもよい。
パワーコンディショナ10は、複数の太陽電池ストリング200a、200bおよび200cから出力される直流電圧を昇圧し、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して、系統電源300側に出力する。
パワーコンディショナ10は、コンデンサC1aおよびC1b、昇圧回路20aおよび20b、接続部30、コンデンサC2、インバータ40、コイルL2、コンデンサC3、連系リレー50、供給電源60、および制御装置100を備える。なお、本実施形態では、パワーコンディショナ10が、昇圧回路20aおよび20bを備える形態について説明する。しかし、パワーコンディショナ10の外部に昇圧回路20aおよび昇圧回路20bの少なくとも一方が設けられてもよい。また、昇圧回路20aまたは20bと昇圧回路20aまたは20bの昇圧動作を制御するマイクロコンピュータなどの他の制御装置とを、昇圧ユニットとして構成してもよい。
コンデンサC1aの一端および他端は、太陽電池ストリング200aおよび200bの正極端子および負極端子に電気的に接続され、太陽電池ストリング200aおよび200bから出力される直流電圧を平滑化する。昇圧回路20aは、コイルL1a、スイッチTraおよびダイオードD1aを有する。昇圧回路20aは、いわゆるチョッパ方式スイッチングレギュレータでよい。
スイッチTraは、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)でよい。コイルL1aの一端は、コンデンサC1aの一端に接続され、コイルL1aの他端は、スイッチTraのコレクタに接続される。スイッチTraのコレクタは、ダイオードD1aのアノードに接続され、スイッチTraのエミッタは、コンデンサC1aの他端に接続される。コイルL1aは、スイッチTraがオン期間中に太陽電池ストリング200aおよび200bからの電力に基づくエネルギーを蓄積し、スイッチTraがオフ期間中に蓄積されたエネルギーを放出する。これにより、昇圧回路20aは、太陽電池ストリング200aおよび200bからの直流電圧を昇圧する。ダイオードD1aは、スイッチTraと接続部30との間に設けられ、コイルL1aからの出力を整流する。また、ダイオードD1aは、昇圧された直流電圧が昇圧回路20aの出力側から入力側に流れることを防止する。
コンデンサC1bの一端および他端は、太陽電池ストリング200cの正極端子および負極端子に電気的に接続され、太陽電池ストリング200cから直流電圧を平滑化する。昇圧回路20bは、コイルL1b、スイッチTrbおよびダイオードD1bを有する。昇圧回路20bは、いわゆるチョッパ方式スイッチングレギュレータでよい。
スイッチTrbは、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)でよい。コイルL1bの一端は、コンデンサC1bの一端に接続され、コイルL1aの他端は、スイッチTrbのコレクタに接続される。スイッチTrbのコレクタは、ダイオードD1bのアノードに接続され、スイッチTrbのエミッタは、コンデンサC1bの他端に接続される。コイルL1bは、スイッチTrbがオン期間中に太陽電池ストリング200cからの電力に基づくエネルギーを蓄積し、スイッチTrbがオフ期間中に蓄積されたエネルギーを放出する。これにより、昇圧回路20bは、太陽電池ストリング200cからの直流電圧を昇圧する。ダイオードD1bは、スイッチTrbと接続部30との間に設けられ、コイルL1bからの出力を整流する。また、ダイオードD1bは、昇圧された直流電圧が昇圧回路20bの出力側から入力側に流れることを防止する。
なお、昇圧回路20aおよび20bは、上記の構成には限定されず、例えば、ハーフブリッジ型昇圧回路、フルブリッジ型昇圧回路などのトランス巻線を有する絶縁型昇圧回路により構成してもよい。
接続部30は、昇圧回路20aの出力側と昇圧回路20bの出力側とを並列に接続する。コンデンサC2は、接続部30から出力される直流電圧を平滑化する。インバータ40は、スイッチを含み、スイッチがオンオフすることで昇圧回路20aおよび20bから出力された直流電圧を交流電圧に変換する。インバータ40は、例えば、ブリッジ接続された4つの半導体スイッチを含む単相フルブリッジPWMインバータにより構成してもよい。4つの半導体スイッチのうち、一方の一対の半導体スイッチは直列に接続される。4つの半導体スイッチのうち、他方の一対の半導体スイッチは、直列に接続され、かつ一方の一対の半導体スイッチと並列に接続される。
インバータ40と系統電源300との間には、コイルL2およびコンデンサC3が設けられる。コイルL2およびコンデンサC3は、インバータ40から出力された交流電圧からノイズを除去する。また、コンデンサC3と系統電源300との間には、連系リレー50が設けられる。連系リレー50がオンすることで、パワーコンディショナ10と系統電源300とが電気的に接続され、オフすることでパワーコンディショナ10と系統電源300とが電気的に遮断される。
供給電源60は、例えば、電源ICチップにより構成される。供給電源60は、接続部30の両端に接続され、接続部30から取り出される直流電圧から、制御装置100に供給する予め定められた電圧を示す電力を生成し、生成された電力を制御装置100に供給する。供給電源60は、昇圧回路20aのスイッチTraおよび昇圧回路20bのスイッチTrbがオフ状態において、太陽電池ストリング200a、200bおよび200cのいずれか1つの太陽電池ストリングから出力され、昇圧回路20aまたは昇圧回路20bを介して接続部30に入力される入力電圧が、基準電圧に達すると起動する。起動後、供給電源60は、接続部30を介して入力される入力電圧を利用して制御装置100が駆動するための駆動電力を生成し、制御装置100に供給する。
制御装置100は、太陽電池ストリング200a、200bおよび200cから最大電力が得られるように、昇圧回路20aおよび20b、インバータ40のスイッチング動作を制御して、太陽電池ストリング200a、200bおよび200cから出力される直流電圧を昇圧し、昇圧された直流電圧を交流電圧に変換して、系統電源300側に出力する。
制御装置100は、供給電源60からの駆動電力により起動すると、昇圧回路20aおよび20bに昇圧動作の開始を指示する。昇圧回路20aおよび20bは、太陽電池ストリングを介して入力される入力電圧が昇圧可能電圧以上の場合、昇圧動作を継続する。一方、太陽電池ストリングを介して入力される入力電圧が昇圧可能電圧より小さい場合、太陽電池ストリングからの出力が不十分で昇圧回路20aおよび20bは昇圧動作を適切にできないので、昇圧動作を一旦停止する。制御装置100は、昇圧回路20aおよび20bが昇圧動作を継続できるまで、定期的に昇圧回路20aおよび20bに昇圧動作の開始を指示する。
制御装置100は、昇圧回路20aおよび20bの昇圧比をそれぞれ個別に変化させることで、昇圧回路20aおよび20bのそれぞれの入力電圧を個別に変化させ、MPPT制御により、接続部30における電力が極大となる昇圧回路20aおよび20bのそれぞれの入力電圧を個別に追従する。
パワーコンディショナ10は、電圧センサ12a、12bおよび16、電流センサ14a、14bおよび18をさらに備える。電圧センサ12aは、太陽電池ストリング200aおよび200bが並列に接続された並列接続部の両端の電位差に対応する電圧Vabinを検知する。電圧センサ12bは、太陽電池ストリング200cの両端の電位差に対応する電圧Vcinを検知する。電圧センサ16は、接続部30の両端の電位差に対応する電圧Voutを検知する。電流センサ14aは、太陽電池ストリング200aおよび200bが並列に接続された並列接続部を介して昇圧回路20aの入力側に流れる電流Iabinを検知する。電流センサ14bは、太陽電池ストリング200cから出力され、昇圧回路20bの入力側に流れる電流Icinを検知する。電流センサ18は、昇圧回路20aおよび20bから出力され、接続部30に流れる電流Ioutを検知する。
以上のように構成された太陽電池システムにおいて、制御装置100は、太陽電池ストリング200a、200bおよび200cから可能な限り多くの電力が得られるように、昇圧回路20aおよび20bの昇圧比を制御する。
図2は、朝方における太陽電池ストリング200aと太陽電池ストリング200bとの出力電力および出力電圧、並びに昇圧回路20aの入力電力および入力電圧の特性の一例を示す。点線P(200a)は、朝方における太陽電池ストリング200aの出力電力および出力電圧の特性の一例を示す。一点鎖線P(200b)は、朝方における太陽電池ストリング200bの出力電力および出力電圧の特性の一例を示す。実線P(200ab)は、昇圧回路20aの入力電力および入力電圧の特性の一例を示す。
ここで、太陽電池ストリング200aは、例えば、建物の東側の屋根に設置されている。太陽電池ストリング200bは、例えば、建物の西側の屋根に設置されている。このような場合、朝方または夕方において、一方の太陽電池ストリングの出力電力が、他方の出力電力よりも低く、昇圧回路20aに入力される入力電力が極大となる昇圧回路20aの入力電圧が2つ(図2中、極大点m1およびm2)現れる場合がある。
このような場合、制御装置100が、昇圧回路20aの昇圧比を制御することで、例えば、太陽電池ストリング200aの開放電圧Voに対応する電圧から徐々に昇圧回路20aの入力電圧を低下させて、MPPT制御により、昇圧回路20aの入力電力(出力電力)が極大となる昇圧回路20aの入力電圧を探索する。この場合、制御装置100は、図2の極大点m1に対応する入力電圧Vm1を探索することになる。その結果、制御装置100は、昇圧回路20aの入力電圧を入力電圧Vm1付近で変化させながら、MPPT制御により、昇圧回路20aの出力電力が極大となる入力電圧を追従してしまう。しかし、制御装置100は、昇圧回路20aの入力電圧を入力電圧Vm2付近で動作させることで、昇圧回路20aの出力電力を最大にすることができる。つまり、昇圧回路20aに入力される入力電力が極大となる昇圧回路20aの入力電圧が2つ以上現れる場合、制御装置100は、MPPT制御により、昇圧回路20aの出力電力が最大となるように昇圧回路20aの昇圧比を制御できない場合がある。
そこで、制御装置100は、各昇圧回路の入力電圧を、各昇圧回路に接続されたいずれかの太陽電池ストリングの開放電圧Voに対応する上限入力電圧から、各昇圧回路が昇圧動作を継続可能な下限入力電圧まで変化させることで、各昇圧回路の出力電力が最大となる各昇圧回路の入力電圧を特定する電圧スイープを定期的に実行することが考えられる。しかし、定期的に電圧スイープを実行すると、太陽電池ストリングからの電力を有効に利用できない時間帯が多く発生してしまう可能性がある。
また、昇圧回路に、複数の太陽電池ストリングが並列に接続されるとは限らない。昇圧回路には、建物の南側、東側、または西側の屋根のみに設けられた太陽電池ストリングが接続されることもある。建物の南側、東側、または西側の屋根のみに設けられた1つの太陽電池ストリングに接続された昇圧回路の場合、昇圧回路に入力される入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数現れない可能性が高い。したがって、昇圧回路に接続される太陽電池ストリングの条件によっては、電圧スイープを実行することで効果的に太陽電池ストリングから得られる電力を増加させられるとは限らない。
そこで、制御装置100は、各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化に基づいて、各昇圧回路に接続されている太陽電池ストリングがどのような方位に接続されているかを推測してもよい。制御装置100は、時刻に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化、もしくは各昇圧回路の入力電圧に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化に基づいて、各昇圧回路に接続されている太陽電池ストリングがどのような方位に接続されているかを推測してもよい。また、制御装置100は、各昇圧回路の入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数現れるかを推測あるいは検出してもよい。そして、制御装置100は、入力電力が極大となる入力電圧が複数現れる可能性が高い昇圧回路に対して、極大となる入力電圧が複数現れる可能性が高い時間帯に電圧スイープを実行する。制御装置100は、各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化に基づいて、電圧スイープを実行すべき昇圧回路を特定し、さらに特定された昇圧回路に対して電圧スイープを実行すべき時間帯を特定してもよい。制御装置100は、時刻に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化、もしくは各昇圧回路の入力電圧に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化に基づいて、電圧スイープを実行すべき昇圧回路を特定し、さらに特定された昇圧回路に対して電圧スイープを実行すべき時間帯を特定してもよい。制御装置100は、初期動作時に各昇圧回路に対して電圧スイープを実行することで、入力電力が極大となる入力電圧が複数現れる昇圧回路があるか否かを判定してもよい。そして、制御装置100は、入力電力が極大となる入力電圧が複数現れる昇圧回路を、電圧スイープを実行すべき昇圧回路として特定し、初期動作時以降にも、特定された昇圧回路に対しては電圧スイープを実行してもよい。あるいは、東側および西側の屋根に設置されたそれぞれの太陽電池ストリングが接続された昇圧回路に対して予め定められた時間帯に電圧スイープを実行するように、パワーコンディショナを設置する段階で制御装置100の動作を設定してもよい。これにより、本実施形態によれば、制御装置100は、効果的に電圧スイープを実行できる。よって、太陽電池ストリングから最大電力を得られる確率を向上させ、かつ電圧スイープによって太陽電池ストリングからの電力を有効に利用できない時間帯が発生することを抑制できる。
図3は、太陽電池ストリング200a、200bおよび200cの一日おける出力電力の時間的変化の一例を示す図である。点線P(200a)は、建物の東側に設置された太陽電池ストリング200aの出力電力の時間的変化の一例を示す。一点鎖線P(200b)は、建物の西側に設置された太陽電池ストリング200bの出力電力の時間的変化の一例を示す。実線P(200ab)は、太陽電池ストリング200aおよび200bの合計出力電力の時間的変化の一例を示す。実線P(200c)は、建物の南側に設置された太陽電池ストリング200cの出力電力の時間的変化の一例を示す。
太陽電池ストリング200aは、建物の東側に設置されているので、太陽電池ストリング200aの出力電力は、建物の南側に設置されている太陽電池ストリング200cの出力電力が発生し始める時刻Tscより早い時刻Tsaから発生し始める。また、太陽電池ストリング200bは、建物の西側に設置されているので、太陽電池ストリング200bの出力電力は、太陽電池ストリング200cの出力電力が発生しなくなる時刻Tfcより遅い時刻Tfbに発生しなくなる。つまり、太陽電池ストリング200aおよび200bの合成電力は、時刻Tscより早い時刻Tsaから発生し、時刻Tfcより遅い時刻Tfbまで発生している。
また、例えば、正午頃の時刻Tn1における太陽電池ストリング200aおよび200bの合成電力は、同時刻における太陽電池ストリング200cの出力電力より低い。さらに、太陽電池ストリング200aおよび200bの合成電力は、時刻Tn1より早い例えば午前10時頃の時刻Tn2から、時刻Tn1より遅い例えば午後2時頃の時刻Tn3まで変化が少ない。
以上のような太陽電池ストリングの出力電力の時間的変化の特性を考慮して、制御装置100は、各昇圧回路に対して電圧スイープを実行するか否かを判断してよい。
図4は、制御装置100の機能ブロックの一例を示す図である。制御装置100は、マイクロコンピュータにより構成してもよい。
制御装置100は、入力電力取得部102、昇圧回路決定部104、電圧特定部106、電圧追従部108、および記憶部110を備える。入力電力取得部102は、各昇圧回路に入力される入力電力、および各昇圧回路からの電力が入力される接続部30の入力電力を定期的に取得する。入力電力取得部102は、例えば、1時間毎、または30分毎に入力電力を取得し、記憶部110に登録する。入力電力取得部102は、電圧センサ12aにより検知される電圧Vabinおよび電流センサ14aにより検知される電流Iabinを乗算することで、昇圧回路20aに入力される電力Wabを取得してもよい。入力電力取得部102は、電圧センサ12bにより検知される電圧Vcinおよび電流センサ14bにより検知される電流Icinを乗算することで、昇圧回路20bに入力される電力Wcを取得してもよい。また、入力電力取得部102は、電圧センサ16により検知される電圧Voutおよび電流センサ18により検知される電流Ioutを乗算することで、昇圧回路20aおよび昇圧回路20bから出力される電力が合成された合成電力Woutを取得してもよい。
昇圧回路決定部104は、時刻に対する各昇圧回路に入力される入力電力の変化に基づいて、電圧スイープを実行する昇圧回路を決定する。昇圧回路決定部104は、時刻に対する各昇圧回路に入力される入力電力の変化が予め定められた条件を満たす場合、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定する。
昇圧回路決定部104は、昇圧回路の入力電圧が基準電圧Vth1に達する開始時刻Tsが、基準開始時刻Tsthより早く、かつ昇圧回路の入力電圧が基準電圧Vth2を下回る終了時刻Tfが、基準終了時刻Tfthより遅いという条件Aを満たす場合、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する対象の昇圧回路であると決定してもよい。
基準電圧Vth1は、昇圧回路が太陽電池ストリングからの電力を利用して昇圧動作を実行するのに最低限必要な電圧でよい。また、基準電圧Vth2は、昇圧回路が太陽電池ストリングからの電力を利用して昇圧動作を実行できなくなる電圧でよい。基準電圧Vth1と基準電圧Vth2とは同じ値でもよい。
基準開始時刻Tsthは、建物の南側に設置された太陽電池ストリングの電圧が基準電圧Vth1に達する時刻でよい。基準終了時刻Tfthは、建物の南側に設置された太陽電池ストリングの電圧が基準電圧Vth2を下回った時刻でよい。
条件Aを満たす場合、昇圧回路に入力されている電力が図3に示すような電力特性を示す可能性があり、昇圧回路には、建物の東側および西側に設置された複数の太陽電池ストリングからの合成電力が入力されている可能性がある。したがって、当該昇圧回路には、朝方または夕方に、図2に示すように、昇圧回路の入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数現れる可能性がある。そこで、昇圧回路決定部104は、条件Aを満たす昇圧回路を、電圧スイープを実行する対象として決定してもよい。
昇圧回路決定部104は、条件Aを満たし、さらに基準開始時刻Tsthと基準終了時刻Tfthとの間の基準中間時刻Tmthにおける昇圧回路の入力電力が、他の昇圧回路の入力電力より基準差分ΔW1以上小さいという条件Bを満たす場合、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する対象の昇圧回路であると決定してもよい。基準中間時刻Tmthは、正午でよい。昇圧回路が条件Bを満たす場合、当該昇圧回路には、建物の東側および西側の少なくとも一方に設置された太陽電池ストリングが接続され、他の昇圧回路には、建物の南側に設置された太陽電池ストリングが接続されている可能性がある。そこで、昇圧回路決定部104は、昇圧回路が条件Aおよび条件Bを満たす場合、当該昇圧回路には、建物の東側および西側の設置されたそれぞれの太陽電池ストリングからの合成電力が入力されている可能性があると判断して、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する対象として決定してもよい。
昇圧回路決定部104は、予め定められた第1時間帯における昇圧回路の入力電力の変化量が予め定められた基準範囲に含まれるという条件Cを満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。第1時間帯は、例えば午前10時から午後2時の時間帯でよい。図3に示すように、当該時間帯における昇圧回路の入力電力の変化量が少ない場合、昇圧回路には、建物の東側および西側に設置されたそれぞれの太陽電池ストリングからの合成電力が入力されている可能性がある。そこで、昇圧回路決定部104は、昇圧回路が条件Cを満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。
昇圧回路決定部104は、予め定められた第1時刻における昇圧回路の入力電力と、第1時刻より早い予め定められた第2時刻における昇圧回路の入力電力との差分が基準差分ΔW2以下で、かつ第1時刻における昇圧回路の入力電力と、第1時刻より遅い予め定められた第3時刻における昇圧回路の入力電力との差分が基準差分ΔW3以下という条件Dを満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。上記の通り、建物の東側および西側に設置されたそれぞれの太陽電池ストリングからの合成電力が昇圧回路に入力されている場合、例えば午前10時から午後2時の時間帯における昇圧回路の入力電力は、変化が少ない。よって、例えば、正午における昇圧回路の入力電力と、午前10時における昇圧回路の入力電力との差分が基準差分ΔW2以下で、かつ正午における昇圧回路の入力電力と、午後2時における昇圧回路の入力電力との差分が基準差分ΔW3以下であるという条件を満たす場合、昇圧回路には、建物の東側および西側に設置されたそれぞれの太陽電池ストリングが接続されている可能性がある。そこで、昇圧回路決定部104は、昇圧回路が条件Dを満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。なお、基準差分ΔW2と基準差分ΔW3とは同一の値でもよい。
なお、昇圧回路決定部104は、条件A、条件B、条件C、および条件Dのうち少なくとも2つの条件を昇圧回路が満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。
昇圧回路決定部104は、昇圧回路の入力電圧に対する昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合に、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。例えば、昇圧回路決定部104は、予め定められたタイミング、パワーコンディショナ10が設置された時点、1年に4回などのタイミングで、朝方および夕方にそれぞれの昇圧回路に対して電圧スイープを実行させ、それぞれの昇圧回路に入力される入力電力に複数の極大点が現れるか否かを判定する。複数の極大点が現れる場合、昇圧回路決定部104は、当該昇圧回路には、建物の東側および西側に設置されているそれぞれの太陽電池ストリングからの合成電力が入力されている可能性があると判断して、当該昇圧回路を、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。
また、昇圧回路決定部104は、電圧スイープを実行するタイミングを、電圧スイープを実行する昇圧回路に開始時刻Tsおよび終了時刻Tfに基づいて決定してもよい。昇圧回路決定部104は、例えば、開始時刻Tsから1時間後までおよび終了時刻Tfの1時間前から終了時刻Tfまでの間に少なくとも1回のタイミングを、電圧スイープを実行するタイミングとして決定してもよい。昇圧回路決定部104は、パワーコンディショナ10が設置された時点、1年に4回などの予め定められたタイミングで実行された電圧スイープの結果から、極大点が現れる可能性が高い時間帯を特定し、特定された時間帯を、今後の電圧スイープを実行するタイミングとして決定してもよい。
上記のように、入力電力取得部102は、定期的に各昇圧回路の入力電力を取得して、記憶部110に登録している。したがって、昇圧回路決定部104は、予め定められた期間、例えば1週間、2週間に入力電力取得部102が取得した各時間帯の各入力電力を、各時間帯毎に平均して各平均入力電力を演算し、各平均入力電力に基づいて、電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定してもよい。
昇圧回路決定部104は、上記のような条件に基づいて電圧スイープを実行することを決定した昇圧回路と、当該昇圧回路に対して電圧スイープを実行する時刻とを関連付けて、記憶部110に記憶する。
電圧特定部106は、時刻に対する昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または昇圧回路の入力電圧に対する昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、当該条件に対応するタイミングで昇圧回路の出力電力が最大となる昇圧回路の入力電圧を特定する。電圧特定部106は、昇圧回路決定部104により電圧スイープを実行する昇圧回路であると決定された昇圧回路に対して、電圧スイープを実行することで、当該昇圧回路の入力電力が最大となる昇圧回路の入力電圧を特定する。
電圧特定部106は、昇圧回路の昇圧比を変化させることで、昇圧回路の入力電圧を、昇圧回路に接続されている太陽電池ストリングの開放電圧に対応する上限入力電圧から、昇圧回路が昇圧動作を実行可能な下限入力電圧まで徐々に下げていき、その間に検出される接続部30における合成電力Woutのうち、最大となる合成電力に対応する昇圧回路の入力電圧を検索することで、電圧スイープを実行する。
電圧追従部108は、各昇圧回路の入力電圧を変化させながら、各昇圧回路の出力電力が極大となる各昇圧回路の入力電圧を追従する。電圧追従部108は、MPPT制御により、各昇圧回路の出力電力が極大となる各昇圧回路の入力電圧を追従してもよい。
電圧追従部108は、昇圧回路20aのスイッチTraおよび昇圧回路20bのスイッチTrbをそれぞれ制御することで、昇圧回路20aおよび20bの昇圧比を個別に制御して、昇圧回路20aおよび20bの出力電力が極大となる昇圧回路20aおよび20bの各入力電圧を追従する。電圧追従部108は、昇圧回路20aおよび20bの昇圧比を変化させながら、電圧センサ16からの電圧Voutおよび電流センサ18からの電流Ioutを乗算することで接続部30における合成電力Woutを随時演算し、演算された合成電力Woutが極大となるように、昇圧回路20aおよび20bの各入力電圧を制御する。
また、電圧追従部108は、時刻に対する各昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または各昇圧回路の入力電圧に対する各昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、条件に対応するタイミングで各昇圧回路の出力電力が最大となる各昇圧回路の入力電圧を特定する。
電圧追従部108は、電圧特定部106が、電圧スイープの対象である昇圧回路の入力電力が最大となる昇圧回路の入力電圧を特定した場合、特定された昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として昇圧回路の入力電圧を変化させながら、昇圧回路の出力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧を追従する。電圧追従部108は、電圧特定部106が、電圧スイープによって接続部30における合成電力Woutが最大となる昇圧回路の入力電圧を特定した場合、特定された昇圧回路の入力電圧を起点して、MPPT制御により昇圧回路の出力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧を追従してもよい。
以上の通り、昇圧回路決定部104は、時刻に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力、もしくは各昇圧回路の入力電圧に対する各昇圧回路の入力電力または出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、当該条件を満たす昇圧回路を、電圧スイープを実行する対象であると決定する。電圧特定部106は、予め定められた条件に対応するタイミング、例えば、予め定められた条件を満たす昇圧回路の入力電圧が基準電圧Vth1に達する開始時刻から予め定められた期間、当該昇圧回路に対して定期的に電圧スイープを実行する。または、電圧特定部106は、昇圧回路の入力電圧が基準電圧Vth2を下回る終了時刻より予め定められた期間前から終了時刻まで、当該昇圧回路に対して定期的に電圧スイープを実行する。このように、昇圧回路の入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数存在する可能性がある昇圧回路に対して、昇圧回路の入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧が複数存在する可能性がある期間に対して、電圧スイープを実行する。
電圧特定部106は、単にMPPT制御を実行する場合よりも、太陽電池ストリングから得られる電力が増加する可能性がある昇圧回路に対して、電力が増加する可能性がある時間帯のみ、電圧スイープを実行する。よって、太陽電池ストリングから最大電力を得られる確率を向上させ、かつ電圧スイープによって太陽電池ストリングからの電力を有効に利用できない時間帯が発生することを抑制できる。
図5は、いずれかの太陽電池ストリングから出力される電圧が、基準電圧Vth1に達した場合における制御装置100による昇圧回路の制御手順を示すフローチャートを示す。
制御装置100は、供給電源60からの駆動電力により起動すると、昇圧回路20aおよび20bに昇圧動作の開始を指示する。昇圧回路20aおよび20bは、指示を受けてスイッチTraおよびTrbをオンオフすることで昇圧動作を開始する(S100)。なお、制御装置100は、昇圧回路に接続されている太陽電池ストリングの電圧が基準電圧Vth1に達していない場合に、昇圧動作を一旦停止し、予め定められた期間が経過した後に、改めて昇圧回路に昇圧動作の開始を指示する。
電圧追従部108は、昇圧動作が可能な昇圧回路に対してMPPT制御を実行して、昇圧回路の入力電力が極大となる昇圧回路の入力電圧を追従する(S102)。さらに、電圧追従部108は、記憶部110を参照して、昇圧動作を継続中の昇圧回路の中に、電圧スイープを実行する対象の昇圧回路が含まれるか否かを判定する(S104)。電圧追従部108は、例えば、昇圧回路20aが昇圧動作を継続中の場合に、電圧スイープを実行する対象の昇圧回路が含まれると判定する。
電圧スイープを実行する対象の昇圧回路が含まれる場合、電圧特定部106は、記憶部110を参照して、対象の昇圧回路に対して関連付けられている電圧スイープの実行タイミングを特定する。電圧スイープの実行タイミングであれば、例えば、現在が朝方または夕方の特定の時間帯に含まれる場合、電圧特定部106は、対象の昇圧回路に対して電圧スイープを実行する(S108)。電圧特定部106は、昇圧回路の昇圧比を変化させることで、昇圧回路の入力電圧を、昇圧回路に接続されている太陽電池ストリングの開放電圧に対応する上限入力電圧から、昇圧回路が昇圧動作を実行可能な下限入力電圧まで徐々に下げていき、その間に検出される接続部30における合成電力Woutのうち、最大となる合成電力に対応する昇圧回路の入力電圧を検索し、最大となる出力電力に対応する昇圧回路の入力電圧を特定する。
電圧追従部108は、電圧特定部106による電圧スイープの結果に基づいて、MPPT制御を実行する(S110)。電圧追従部108は、電圧特定部106により特定された最大となる合成電力に対応する昇圧回路の入力電圧を起点として、昇圧回路に対するMPPT制御を継続してもよい。
昇圧回路が停止していなければ、制御装置100は、ステップS104からステップ112までの処理を繰返し実行する。
以上の通り、本実施形態によれば、電圧特定部106は、単にMPPT制御を実行する場合よりも、太陽電池ストリングから得られる電力が増加する可能性がある昇圧回路に対して、電力が増加する可能性がある時間帯のみ、電圧スイープを実行する。よって、太陽電池ストリングから最大電力を得られる確率を向上させ、かつ電圧スイープによって太陽電池ストリングからの電力を有効に利用できない時間帯が発生することを抑制できる。
なお、本実施形態に係る制御装置100が備える各部は、昇圧回路の最適動作点を追従するための各種処理を行う、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムをインストールし、このプログラムをコンピュータに実行させることで、構成してもよい。つまり、コンピュータに昇圧回路の最適動作点の追従に関する各種処理を行うプログラムを実行させることにより、制御装置100が備える各部としてコンピュータを機能させることで、制御装置100を構成してもよい。
コンピュータはCPU、ROM、RAM、EEPROM(登録商標)等の各種メモリ、通信バス及びインタフェースを有し、予めファームウェアとしてROMに格納された処理プログラムをCPUが読み出して順次実行することで、制御装置100として機能する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 パワーコンディショナ
12a,12b,16 電圧センサ
14a,14b,18 電流センサ
20a,20b 昇圧回路
30 接続部
40 インバータ
50 連系リレー
60 供給電源
100 制御装置
102 入力電力取得部
104 昇圧回路決定部
106 電圧特定部
108 電圧追従部
110 記憶部
200a,200b,200c 太陽電池ストリング
300 系統電源

Claims (13)

  1. 第1昇圧回路と、
    前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従する電圧追従部と、
    時刻に対する前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または前記第1昇圧回路の入力電圧に対する前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、前記条件に対応するタイミングで前記第1昇圧回路の出力電力が最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する電圧特定部と
    を備え、
    前記電圧追従部は、前記電圧特定部が前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定した場合、特定された前記第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従する、昇圧ユニット。
  2. 前記電圧特定部は、時刻に対する前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化、または前記第1昇圧回路の入力電圧に対する前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、前記予め定められた条件を満たす場合、前記条件に対応するタイミングで前記第1昇圧回路の出力電力が最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1に記載の昇圧ユニット。
  3. 前記電圧特定部は、前記第1昇圧回路の入力電圧が第1基準電圧に達する第1開始時刻が、基準開始時刻より早く、かつ前記第1昇圧回路の入力電圧が第2基準電圧を下回る第1終了時刻が、基準終了時刻より遅い場合、前記第1開始時刻および前記第1終了時刻の少なくとも一方の時刻に基づくタイミングで、前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1または請求項2に記載の昇圧ユニット。
  4. 第2昇圧回路をさらに備え、
    前記基準開始時刻は、前記第2昇圧回路の入力電圧が前記第1基準電圧に達する第2開始時刻に基づき定められ、
    前記基準終了時刻は、前記第2昇圧回路の入力電圧が前記第2基準電圧を下回る第2終了時刻に基づき定められる、請求項3に記載の昇圧ユニット。
  5. 前記電圧特定部は、前記第1開始時刻が前記基準開始時刻より早く、前記第1終了時刻が前記基準終了時刻より遅く、さらに前記基準開始時刻と前記基準終了時刻との間の基準中間時刻における前記第1昇圧回路の入力電力が前記第2昇圧回路の入力電力より第1基準差分以上小さい場合、前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項4に記載の昇圧ユニット。
  6. 前記電圧特定部は、予め定められた第1時間帯における前記第1昇圧回路の入力電力の変化量が予め定められた基準範囲に含まれる場合、前記条件に対応する前記タイミングで前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  7. 前記電圧特定部は、予め定められた第1時刻における前記第1昇圧回路の入力電力と、前記第1時刻より早い予め定められた第2時刻における前記第1昇圧回路の入力電力との差分が第2基準差分以下で、かつ前記第1時刻における前記第1昇圧回路の入力電力と、前記第1時刻より遅い予め定められた第3時刻における前記第1昇圧回路の入力電力との差分が第3基準差分以下の場合、前記条件に対応する前記タイミングで前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  8. 前記電圧特定部は、前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させることで前記第1昇圧回路の入力電力または出力電力の極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧が複数あることが検出された場合、複数あることが検出された時刻に対応するタイミングで、前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  9. 前記電圧特定部は、前記第1昇圧回路の上限入力電圧から下限入力電圧まで前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させることで、前記第1昇圧回路の出力電力が最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定する、請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の昇圧ユニット。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1つに記載の昇圧ユニットと、
    前記第1昇圧回路から出力される直流を交流に変換するインバータと
    を備えるパワーコンディショナ。
  11. 請求項10に記載のパワーコンディショナと、
    前記第1昇圧回路により電圧が昇圧される少なくとも1つの太陽電池ストリングと
    を備える太陽電池システム。
  12. 第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと、
    前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、前記条件に対応するタイミングで前記第1昇圧回路の出力電力が最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定するステップと、
    前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧が特定された場合、特定された前記第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと、
    前記第1昇圧回路の入力電力もしくは出力電力の変化が、予め定められた条件を満たす場合、前記条件に対応するタイミングで前記第1昇圧回路の出力電力が最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を特定するステップと、
    前記最大となる前記第1昇圧回路の入力電圧が特定された場合、特定された前記第1昇圧回路の入力電圧に基づく入力電圧を起点として前記第1昇圧回路の入力電圧を変化させながら、前記第1昇圧回路の出力電力が極大となる前記第1昇圧回路の入力電圧を追従するステップと
    を含む電圧追従方法。
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