JP2014010414A - 画像形成装置 - Google Patents

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Mitsuo Suzuki
光夫 鈴木
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Abstract

【課題】画像品質を向上させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 各感光体ドラムの表面近傍には、X軸方向に関する変位量を検出するための非接触変位計と、Z軸方向に関する変位量を検出するための非接触変位計が設けられている。各シリンドリカルレンズには、該シリンドリカルレンズをZ軸方向に変位させるための圧電素子が取り付けられている。各光検知センサは、対応する感光体ドラムについての、同期検知信号、光量モニタ信号、及び副走査位置ずれ信号を出力する。走査制御装置3022は、各感光体ドラムについて、非接触変位計の出力と光検知センサからの副走査位置ずれ信号とを合成した結果に基づいて、圧電素子を制御する。
【選択図】図22

Description

本発明は、画像形成装置に係り、更に詳しくは、光走査装置を備える画像形成装置に関する。
レーザプリンタ、レーザプロッタ、デジタル複写機、普通紙ファクシミリ、あるいはこれらを含む複合機等で用いられる電子写真方式の画像形成装置では、近年、カラー化、高速化が進み、像担持体である感光体ドラムを複数(通常は4つ)有するタンデム方式の画像形成装置が普及している。
このタンデム方式の画像形成装置では、中間転写ベルトあるいは搬送ベルトに沿って例えば4つの感光体ドラムが設けられている。そして、各感光体ドラムは、対応する帯電手段で帯電された後、光走査装置によって潜像が形成される。各感光体ドラム上の潜像は、対応する現像手段によって互いに色の異なる現像剤(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー)で現像され、顕像化される。顕像化された各像は、中間転写ベルトあるいは搬送ベルト上の記録紙に転写され重ね合わされて多色のカラー画像となる。
例えば、特許文献1には、光学ミラーの振動を直接的に抑制するための振動制御手段を備える画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、像担持体に付与した速度変動による画像露光位置の変動を相殺するように露光位置を補正する手段を備える画像形成装置が開示されている。
画像形成装置の出力画像に対する要求は、年々高まっている。しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている画像形成装置では、要求レベルの画像品質を得るのは困難であった。
本発明は、光源から射出され光偏向器で偏向された光によって被走査面を主走査方向に沿って走査する光走査装置を備える画像形成装置において、前記主走査方向に直交する副走査方向に関して、前記被走査面の変動を検出するための第1の検出センサと、前記被走査面を走査する光の前記副走査方向に関する位置ずれ量を検出するための第2の検出センサとを、更に備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の画像形成装置によれば、画像品質を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を説明するための図である。 非接触変位計の配置位置を説明するための図である。 非接触変位計を支持する支持部材を説明するための図である。 図1における光走査装置を説明するための図(その1)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その2)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その3)である。 図1における光走査装置を説明するための図(その4)である。 各光源における複数の発光部を説明するための図である。 光束分割部材を説明するための図である。 圧電素子を説明するための図(その1)である。 圧電素子を説明するための図(その2)である。 圧電素子を支持する支持部材を説明するための図(その1)である。 圧電素子を支持する支持部材を説明するための図(その2)である。 図14(A)及び図14(B)は、それぞれ上段の回転多面鏡で反射された光束の進行方向、及び下段の回転多面鏡で反射された光束の進行方向を説明するための図である。 図15(A)は、光源2200Aの駆動信号を説明するための図であり、図15(B)は、光源2200Bの駆動信号を説明するための図である。 光検知センサの構成を説明するための図である。 受光部PD3aと受光部PD3bを説明するための図である。 同期検知信号を説明するための図である。 光量モニタ信号を説明するための図である。 副走査位置ずれ信号を説明するための図である。 図21(A)及び図21(B)は、それぞれ副走査位置ずれ量の検出原理を説明するための図である。 走査制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 副走査方向変位変換回路から出力された波形の例を説明するための図である。 図23の波形を周波数分析した結果を説明するための図である。 ノイズ除去回路3222から出力された波形の例を説明するための図である。 D/A変換回路3223から出力された波形の例を説明するための図である。 図26の波形を周波数分析した結果を説明するための図である。 ノイズ除去回路3224から出力された波形の例を説明するための図である。 合成回路から出力された波形の例を説明するための図である。 補正信号の例を説明するための図である。 圧電素子の駆動信号の例を説明するための図である。 2つのノイズ除去回路(3222、3224)が設けられていないと仮定した場合に、合成回路から出力された波形の例を説明するための図である。 副走査位置ずれ信号を得る際に、複数の発光部を同時に点灯させる場合を説明するための図である。 複数の発光部を同時に点灯させて副走査位置ずれ信号を得る場合の、光束の重心の軌跡を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図32に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、8つの非接触変位計(10a1、10a2、10b1、10b2、10c1、10c2、10d1、10d2)(図1では図示省略、図2参照)及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
ここでは、XYZ3次元直交座標系において、各感光体ドラムの長手方向(回転軸方向)に沿った方向をY軸方向、4つの感光体ドラムが並んでいる方向をX軸方向として説明する。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、増幅回路、アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換器などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、上位装置からの画像情報を光走査装置2010に送る。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。すなわち、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、プリンタ制御装置2090からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)に基づいて色毎に変調された光束により対応する帯電された感光体ドラムの表面をそれぞれ走査する。これにより、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像ローラの方向に移動する。なお、この光走査装置2010の構成については後述する。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジ(図示省略)からのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出す。該記録紙は、所定のタイミングで転写ベルト2040と転写ローラ2042との間隙に向けて送り出される。これにより、転写ベルト2040上のカラー画像が記録紙に転写される。カラー画像が転写された記録紙は、定着ローラ2050に送られる。
定着ローラ2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。トナーが定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次積み重ねられる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
8つの非接触変位計(10a1、10a2、10b1、10b2、10c1、10c2、10d1、10d2)と4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)との位置関係が図2に示されている。
非接触変位計10a1は、感光体ドラム2030aの−X側に配置され、感光体ドラム2030aのX軸方向に関する変位量を検出する。非接触変位計10a2は、感光体ドラム2030aの+Z側に配置され、感光体ドラム2030aのZ軸方向に関する変位量を検出する。
非接触変位計10b1は、感光体ドラム2030bの−X側に配置され、感光体ドラム2030bのX軸方向に関する変位量を検出する。非接触変位計10b2は、感光体ドラム2030bの+Z側に配置され、感光体ドラム2030bのZ軸方向に関する変位量を検出する。
非接触変位計10c1は、感光体ドラム2030cの−X側に配置され、感光体ドラム2030cのX軸方向に関する変位量を検出する。非接触変位計10c2は、感光体ドラム2030cの+Z側に配置され、感光体ドラム2030cのZ軸方向に関する変位量を検出する。
非接触変位計10d1は、感光体ドラム2030dの−X側に配置され、感光体ドラム2030dのX軸方向に関する変位量を検出する。非接触変位計10d2は、感光体ドラム2030dの+Z側に配置され、感光体ドラム2030dのZ軸方向に関する変位量を検出する。
各非接触変位計の検出結果は、プリンタ制御装置2090を介して光走査装置2010に送られる。
ここでは、各非接触変位計として、感光体ドラム表面へのダメージが少ない静電容量式の非接触変位計が用いられている。
各非接触変位計は、一例として図3に示されるように、感光体ドラムの軸受を保持する軸受保持部材に取り付けられている。この場合は、非接触変位計自身が振動するのを抑制することができる。
次に、前記光走査装置2010の構成について説明する。
光走査装置2010は、一例として図4〜図7に示されるように、2つの光源(2200A、2200B)、2つのカップリングレンズ(2201A、2201B)、2つの開口板(2202A、2202B)、2つの光束分割部材(2203A、2203B)、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)、光偏向器2104、4つの第1走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、4つの第2走査レンズ(2106a、2106b、2106c、2106d)、12枚の折返しミラー(2107a、2107b、2107c、2107d、2108a、2108b、2108c、2108d、2109a、2109b、2109c、2109d)、4つの圧電素子(2205a、2205b、2205c、2205d)、4つの光検知センサ(20a、20b、20c、20d)、及び走査制御装置3022(図4〜図7では、図示省略。図22参照)などを備えている。これらは、不図示の光学ハウジングに取り付けられている。
なお、以下では、便宜上、各光学部材における主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
光源2200Aと光源2200Bは、X軸方向に関して離れて配置されている。以下では、便宜上、光源2200Aから射出される光束を「光束L1」、光源2200Bから射出される光束を「光束L2」と表記する。
各光源は、いずれも、同一基板上に複数の発光部が2次元的に配列されている面発光レーザアレイを有している。ここでは、一例として図8に示されるように、32個の発光部(ch1〜ch32)が2次元的に配列されている。32個の発光部(ch1〜ch32)は、副走査対応方向に延びる直線上に正射影したとき、副走査対応方向に関して等間隔となる。
カップリングレンズ2201Aは、光源2200Aから射出された光束を略平行光束とする。カップリングレンズ2201Bは、光源2200Bから射出された光束を略平行光束とする。
開口板2202Aは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Aを介した光束を整形する。開口板2202Bは、開口部を有し、カップリングレンズ2201Bを介した光束を整形する。
光束分割部材2203Aは、開口板2202Aの開口部を通過した光束の光路上に配置され、光束分割部材2203Bは、開口板2202Bの開口部を通過した光束の光路上に配置されている。
各光束分割部材は、図9に示されるように、入射光束を2分割するハーフミラー面と、該ハーフミラー面で反射された光束の光路上にハーフミラー面に対して平行に配置された反射ミラー面とを有している。
そこで、各光束分割部材に入射した光束は、Z軸方向に関して離間し、互いに平行な2つの光束として射出される。
以下では、便宜上、光束分割部材2203Aのハーフミラー面を透過した光束を「光束La」、ハーフミラー面で反射された光束を「光束Lb」と表記する。また、光束分割部材2203Bのハーフミラー面を透過した光束を「光束Ld」、ハーフミラー面で反射された光束を「光束Lc」と表記する。
シリンドリカルレンズ2204aは、図10に示されるように、光束分割部材2203Aから射出された光束Laの光路上に配置され、該光束をZ軸方向に関して集光する。
シリンドリカルレンズ2204bは、図10に示されるように、光束分割部材2203Aから射出された光束Lbの光路上に配置され、該光束をZ軸方向に関して集光する。
シリンドリカルレンズ2204cは、図11に示されるように、光束分割部材2203Bから射出された光束Lcの光路上に配置され、該光束をZ軸方向に関して集光する。
シリンドリカルレンズ2204dは、図11に示されるように、光束分割部材2203Bから射出された光束Ldの光路上に配置され、該光束をZ軸方向に関して集光する。
圧電素子2205aは、シリンドリカルレンズ2204aの+Z側に取り付けられ、走査制御装置3022の指示に基づいて、シリンドリカルレンズ2204aをZ軸方向に関して微小変位させる。
圧電素子2205bは、シリンドリカルレンズ2204bの−Z側に取り付けられ、走査制御装置3022の指示に基づいて、シリンドリカルレンズ2204bをZ軸方向に関して微小変位させる。
圧電素子2205cは、シリンドリカルレンズ2204cの−Z側に取り付けられ、走査制御装置3022の指示に基づいて、シリンドリカルレンズ2204cをZ軸方向に関して微小変位させる。
圧電素子2205dは、シリンドリカルレンズ2204dの+Z側に取り付けられ、走査制御装置3022の指示に基づいて、シリンドリカルレンズ2204dをZ軸方向に関して微小変位させる。
圧電素子2205a及び圧電素子2205bは、一例として図12に示されるように、支持部材601に固定されている。そして、支持部材601は、防振部材602を介して光学ハウジングにおける基準面600上に取り付けられている。
圧電素子2205c及び圧電素子2205dは、一例として図13に示されるように、支持部材601に固定されている。そして、支持部材601は、防振部材602を介して光学ハウジングにおける基準面600上に取り付けられている。
光源と光偏向器2104との間の光路上に配置されている光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。
光偏向器2104は、2段構造の回転多面鏡を有している。各回転多面鏡には4面の鏡面がそれぞれ形成されており、各鏡面が偏向反射面である。上段の回転多面鏡及び下段の回転多面鏡は、同一形状である。そして、上段の回転多面鏡と下段の回転多面鏡は、回転軸方向からみると、互いに45°ずれた状態で回転するようになっている(図4参照)。
光束La及び光束Ldは、上段の回転多面鏡の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像され、光束Lb及び光束Lcは、下段の回転多面鏡の偏向反射面近傍にZ軸方向に関して結像される。
光偏向器2104で偏向された光束Laは、第1走査レンズ2105a、第2走査レンズ2106a、折返しミラー2107a、折返しミラー2108a、及び折返しミラー2109aを介して、感光体ドラム2030aに照射される。
光偏向器2104で偏向された光束Lbは、第1走査レンズ2105b、折返しミラー2107b、折返しミラー2108b、第2走査レンズ2106b、及び折返しミラー2109bを介して、感光体ドラム2030bに照射される。
光偏向器2104で偏向された光束Lcは、第1走査レンズ2105c、折返しミラー2107c、折返しミラー2108c、第2走査レンズ2106c、及び折返しミラー2109cを介して、感光体ドラム2030cに照射される。
光偏向器2104で偏向された光束Ldは、第1走査レンズ2105d、第2走査レンズ2106d、折返しミラー2107d、折返しミラー2108d、及び折返しミラー2109dを介して、感光体ドラム2030dに照射される。
各感光体ドラム上の光スポットは、回転多面鏡の回転に伴って感光体ドラムの長手方向に移動する。この光スポットの移動方向が「主走査方向」であり、感光体ドラムの回転方向に沿った方向が「副走査方向」である。また、各感光体ドラムにおける画像情報が書き込まれる領域は「有効走査領域」、「画像形成領域」、あるいは「有効画像領域」などと呼ばれている。
光偏向器2104と感光体ドラムとの間の光路上に配置されている光学系は、走査光学系とも呼ばれている。
感光体ドラム2030a表面の光走査と感光体ドラム2030b表面の光走査は、時間的にずれて交互に行われる。同様に、感光体ドラム2030c表面の光走査と感光体ドラム2030d表面の光走査も、時間的にずれて交互に行われる。
そこで、上段の回転多面鏡の偏向反射面で反射された光束が有効走査領域に向かうタイミングでは、下段の回転多面鏡の偏向反射面で反射された光束は有効走査領域に向かわない(図14(A)参照)。同様に、下段の回転多面鏡の偏向反射面で反射された光束が有効走査領域に向かうタイミングでは、上段の回転多面鏡の偏向反射面で反射された光束は有効走査領域に向かわない(図14(B)参照)。
ここでは、有効走査領域に向かわない光束が、いわゆるゴースト光として作用しないように、遮光部材が設けられている。
走査制御装置3022は、一例として図15(A)に示されるように、光束Laが感光体ドラム2030aにおける有効走査領域を走査するタイミングでは、ブラックの画像情報に応じて光束L1を変調する駆動信号を光源2200Aに出力し、光束Lbが感光体ドラム2030bにおける有効走査領域を走査するタイミングでは、シアンの画像情報に応じて光束L1を変調する駆動信号を光源2200Aに出力する。
同様に、走査制御装置3022は、一例として図15(B)に示されるように、光束Ldが感光体ドラム2030dにおける有効走査領域を走査するタイミングでは、イエローの画像情報に応じて光束L2を変調する駆動信号を光源2200Bに出力し、光束Lcが感光体ドラム2030cにおける有効走査領域を走査するタイミングでは、マゼンタの画像情報に応じて光束L2を変調する駆動信号を光源2200Bに出力する。
なお、ここでは、各感光体ドラムに到達する光束の光量が互いに等しくなるように、色に応じて光源の発光光量を異ならせている。
図7に戻り、光検知センサ20aは、折返しミラー2109aを介した、書き込み開始前の光束の光路上であって、感光体ドラム2030aにおける像面と光学的に等価な位置に配置されている。
光検知センサ20bは、折返しミラー2109bを介した、書き込み開始前の光束の光路上であって、感光体ドラム2030bにおける像面と光学的に等価な位置に配置されている。
光検知センサ20cは、折返しミラー2109cを介した、書き込み開始前の光束の光路上であって、感光体ドラム2030cにおける像面と光学的に等価な位置に配置されている。
光検知センサ20dは、折返しミラー2109dを介した、書き込み開始前の光束の光路上であって、感光体ドラム2030dにおける像面と光学的に等価な位置に配置されている。
4つの光検知センサは、同じ構造の光検知センサであるため、個々の光検知センサを特定する必要がない場合は、総称して光検知センサ20と表記する。
光検知センサ20は、一例として図16に示されるように、4つの受光部(PD1、PD2、PD3a、PD3b)がレーザ透過部材で保護されているICパッケージ(以下では、「フォトIC」ともいう)と、4つのアンプ(AMP)(21、22、23、24)、3つの比較回路(CMP)(25、26、27)、遅延回路28、及びサンプルホールド回路29を含む回路基板とを有している。フォトICは、該回路基板に実装されている。
光検知センサ20は、4つの受光部(PD1、PD2、PD3a、PD3b)の上を、上記書き込み開始前の光束が通過するように配置されている。
ここでは、便宜上、主走査対応方向に平行な軸方向をm軸方向とし、副走査対応方向に平行な軸方向をs軸方向とする。また、光検知センサ20に入射する光束の入射位置は、+m方向に変化するものとする。
受光部PD1は、書き込み開始タイミングを求めるための受光部である。この受光部PD1は、長方形状を有し、長手方向がs軸方向に平行となるように配置されている。
受光部PD2は、光源から射出される光の光量をモニタするための受光部である。受光部PD2は、受光部PD1の+m側に配置されている。受光部PD2は、長方形状を有し、長手方向がs軸方向に平行となるように配置されている。
受光部PD3aと受光部PD3bは、感光体ドラム表面に照射される光の副走査方向に関する位置ずれ量(以下、便宜上「副走査ずれ量」ともいう)を検出するための受光部である。受光部PD3aは、受光部PD2の+m側に配置されている。受光部PD3aは、長方形状を有し、長手方向がs軸方向に平行となるように配置されている。受光部PD3bは、受光部PD3aの+m側に配置されている。受光部PD3bは、平行四辺形状を有し、長手方向がs軸方向に対して角度θだけ傾斜するように配置されている。
受光部PD3aと受光部PD3bは、回路パターン又はボンディングワイヤで電気的に接続されており、あたかも1つの受光部であるかのように取り扱うことができる。そこで、受光部PD3aと受光部PD3bを区別する必要がないときは、総称して「受光部PD3」ともいう。
角度θは、30°〜60°が好適である。仮に、角度θが30°よりも小さいと、検出感度が低下する。また、仮に、角度θが60°よりも大きいと、m軸方向に関する受光面の全幅D(図17参照)に対する、s軸方向に関する有効検出高さH(図17参照)の寸法が小さくなる。そこで、必要な有効検出高さHを確保するためには受光面の全幅Dが大きくなり、受光面が有効走査領域に向かう光束の光路内に入り込んだり、走査光学系の有効領域を広くする必要があり走査レンズが長大化する。
有効検出高さHは1mm〜3mm、受光面の全幅Dは5mm以下に設定することが好ましい。
ところで、製造直後の何ら調整されていない状態では、光学部品の製造誤差(公差内)やそれらの取付位置の誤差(公差内)によって、感光体ドラム表面を走査する光の副走査方向に関する位置は、設計位置に対して1mm以上ずれていることがある。
そこで、仮に、有効検出高さHが1mm未満であれば、4つの受光部(PD1、PD2、PD3a、PD3b)の上を光束が通過しないおそれがある。また、仮に、有効検出高さHが3mmよりも大きいと、受光部の全面において感度の均一性を確保するのが困難となり、歩留りが低下し、コストアップを招くおそれがある。
本実施形態では、角度θを45°としている。角度θが45°の場合は、有効検出高さH及び受光面の全幅Dをバランス良く設定することができる。
受光部PD3のm軸方向に関する長さDa(図17参照)は、0.1mm〜3mmが好ましい。感光体ドラム表面を走査する光束のビーム径は約0.1mmであるため、仮に、Daが0.1mmよりも小さいと、光量を正確に検知できないおそれがある。また、仮に、Daが3mmよりも大きいと、受光部の全面において感度の均一性を確保するのが困難となり、歩留りが低下し、コストアップを招くおそれがある。なお、ここでは、光束のビーム径は、ビーム中心の光強度を1としたときに、光強度が1/e以上である部分の直径をいう。
アンプ21は、受光部PD1の出力を反転し、増幅する。そこで、受光部PD1の受光量が多いほど、アンプ21の出力信号レベルは低くなる。比較回路25は、アンプ21の出力信号レベルと予め設定されている基準レベルVs1とを比較し、その比較結果を出力する(図18参照)。比較回路25の出力信号は、いわゆる同期検知信号であり、走査制御装置3022に送られる。
アンプ22は、受光部PD2の出力を増幅する。比較回路26は、アンプ22の出力信号レベルと予め設定されている基準レベルVs2とを比較し、その比較結果を出力する。遅延回路28は、比較回路26の出力信号を所定の時間だけ遅延させて出力する。サンプルホールド回路29は、遅延回路28の出力信号に基づいて受光部PD2の出力をホールドする。アンプ23は、サンプルホールド回路29の出力を増幅する。アンプ23の出力は、いわゆる光量モニタ信号であり、走査制御装置3022に送られる。
ここでは、遅延回路28は、受光部PD2の出力の中央ピーク値がサンプルホールド回路29でホールドされるように、比較回路26の出力信号を遅延させる(図19参照)。
ところで、面発光レーザから射出される光の光量は小さく、1つの発光部から射出された光では、同期検出信号の信号レベルを同期検知に必要な信号レベルとするのは困難である。そこで、同期検出信号を出力するタイミングでは、予め設定されている複数の発光部が同時に点灯される。
また、光量制御の対象となる発光部の点灯タイミングは、同期検知結果に基づいて決定される。すなわち、同期検知と光量モニタとの間には、所定の処理時間が必要である。そこで、受光部PD2は、受光部PD1の+m側(下流側)に配置されている。
アンプ24は、受光部PD3の出力を反転し、増幅する。そこで、受光部PD3の受光量が多いほど、アンプ24の出力信号レベルは低くなる。比較回路27は、アンプ24の出力信号レベルと予め設定されている基準レベルVs3とを比較し、その比較結果を出力する(図20参照)。比較回路27の出力は、いわゆる副走査位置ずれ信号であり、走査制御装置3022に送られる。
副走査位置ずれ信号における最初の立下りタイミングから次の立下りタイミングまでの時間Ts(図20参照)は、受光部PD3に入射する光束のs軸方向に関する位置に依存する。
ここで、一例として図21(A)に示されるように、設計上の時間Tsを時間Ts1とし、検出時の時間Tsを時間Ts2とする。そして、Ts2−Ts1をΔTsとする。この場合、入射する光束のs軸方向に関する位置ずれ量Δh(図21(B)参照)は、次の(1)式から求められる。ここで、vは光検知センサ20に入射する光束の光検知センサ20上での移動速度である。
Δh=(v×ΔTs)/tanθ ……(1)
走査制御装置3022は、一例として図22に示されるように、CPU3210、フラッシュメモリ3211、RAM3212、画素クロック生成回路3213、IF(インターフェース)3214、画像処理回路3215、書込制御回路3216、光源駆動回路3217、圧電素子駆動回路3220、副走査方向変位変換回路3221、2つのノイズ除去回路(3222、3224)、D/A変換回路3223、合成回路3225、及び補正回路3226などを有している。なお、図22における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
IF(インターフェース)3214は、プリンタ制御装置2090との双方向の通信を制御する通信インターフェースである。プリンタ制御装置2090からの画像データは、IF(インターフェース)3214を介して入力される。
フラッシュメモリ3211には、CPU3210にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、及びプログラムの実行に必要な各種データが格納されている。
RAM3212は、作業用のメモリである。
CPU3210は、フラッシュメモリ3211に格納されているプログラムに従って動作し、光走査装置2010の全体を制御する。
CPU3210は、各感光体ドラムについて、1回の書き込みが終了すると、該感光体ドラムについて、書き込みモードから光検知モードに移行し、同期検知用に予め設定されている複数の発光部を点灯させる。そして、各光検知センサから出力された同期検知信号における立下りを監視する。そして、該立下りを検出すると、書込制御回路3216に通知する。
CPU3210は、該感光体ドラムについて、同期検知信号における立下りを検出した後、所定の時間が経過すると、光量モニタの対象となる発光部を点灯させる。そして、CPU3210は、対応する光検知センサから出力された光量モニタ信号に基づいて、光源駆動回路3217における該発光部の駆動電流を補正する。
CPU3210は、該感光体ドラムについて、光量モニタ信号の信号レベルが所定のレベルまで低下すると、発光部ch1を点灯させる。そして、副走査位置ずれ信号を取得し、光検知センサの受光部PD3bでの受光終了を検知すると、該感光体ドラムについて、光検知モードから書き込みモードに移行する。
画素クロック生成回路3213は、画素クロック信号を生成する。なお、画素クロック信号は、1/8クロックの分解能で位相変調が可能である。
画像処理回路3215は、CPU3210によって色毎にラスター展開された画像データに所定の中間調処理などを行った後、各光源の発光部毎のドットデータを作成する。
書込制御回路3216は、CPU3210から同期検知信号の立下りを検出した旨の通知があると、書込開始のタイミングを求める。そして、書込開始のタイミングに合わせて、各発光部のドットデータを画素クロック生成回路3213からの画素クロック信号に重畳させるとともに、発光部毎にそれぞれ独立した変調データを生成する。
光源駆動回路3217は、書込制御回路3216からの各変調データに応じて、各光源に各発光部の駆動信号を出力する。
副走査方向変位変換回路3221は、所定のタイミング毎に、各感光体ドラムについて、感光体ドラムのX軸方向に関する変位量を検出する非接触変位計の検出結果と、該感光体ドラムのZ軸方向に関する変位量を検出する非接触変位計の検出結果とに基づいて、該感光体ドラム表面における光束の入射位置の接線方向に関する該感光体ドラムの変位量を求める。
図23には、副走査方向変位変換回路3221から出力された波形の例が示されている。
図23の波形を周波数分析した結果が図24に示されている。図24によると、130Hzのところに大きな変位量がみられる。この周波数は、感光体ドラムに接触する現像ユニットの振動の周波数と一致している。なお、その他に、非接触変位計の検出結果に感光体ドラムの回転むら成分(例えば、1Hz程度)が重畳されることもある。すなわち、感光体ドラムの回転むらに起因する低周波成分や、現像ユニットの振動に起因する高周波成分などのバンディングに影響を与える複数の周波数が広い帯域で存在する。
ノイズ除去回路3222は、副走査方向変位変換回路3221から出力された波形に含まれるノイズを除去する。ここでは、装置内で発生する電気的なランダムノイズが除去される。
図25には、ノイズ除去回路3222から出力された波形の例が示されている。
D/A変換回路3223は、各感光体ドラムについて、光検知センサ20からの副走査位置ずれ信号に基づいて、1走査毎に副走査位置ずれ量を求め、連続する複数回の走査で得られた複数の副走査位置ずれ量(ここでは、離散値)をD/A変換し、アナログ信号化する。図26には、D/A変換回路3223から出力された波形の例が示されている。
図26の波形を周波数分析した結果が図27に示されている。図27によると、400Hzのところに大きな変位量がみられる。この周波数は、光偏向器2104における回転多面鏡の回転数と一致している。そこで、図26に示されている波形には、回転多面鏡のアンバランスな回転に起因するノイズが重畳されていると考えられる。なお、その他に、偏向反射面の面倒れが大きいときはその成分も、副走査位置ずれ信号に重畳されていることがある。
ノイズ除去回路3224は、D/A変換回路3223から出力された波形に含まれるノイズを除去する。
ここでは、回転多面鏡の回転数と一致する周波数成分を除去するバンドパスフィルタを、ノイズ除去回路3224に用いている。
図28には、ノイズ除去回路3224から出力された波形の例が示されている。
合成回路3225は、各感光体ドラムについて、ノイズ除去回路3222の出力とノイズ除去回路3224の出力とを合成する。
図29には、合成回路3225から出力された波形の例が示されている。
補正回路3226は、各感光体ドラムについて、合成回路3225から出力される波形に対して逆位相の関係にある補正信号を生成する(図30参照)。そして、補正回路3226は、該補正信号における変位量を圧電素子の駆動電圧に変換し、圧電素子の駆動信号を生成する(図31参照)。なお、予め、走査光学系の副走査倍率、及び圧電素子における駆動電圧と変位量の関係から、補正信号における変位量を圧電素子の駆動電圧に変換するための変換係数が求められ、フラッシュメモリ3211に格納されている。
ところで、図32には、仮に、2つのノイズ除去回路(3222、3224)が設けられていない場合に、合成回路3225から出力された波形の例が示されている。この場合には、所望のバンディング抑制効果を得ることは困難である。
各感光体ドラムについて、補正回路3226で生成された圧電素子の駆動信号は、圧電素子駆動回路3220に出力される。
圧電素子駆動回路3220は、補正回路3226からの駆動信号に基づいて、各圧電素子を駆動する。
以上説明したように、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、転写ベルト2040、転写ローラ2042、定着ローラ2050、給紙コロ2054、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、8つの非接触変位計(10a1、10a2、10b1、10b2、10c1、10c2、10d1、10d2)及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
各感光体ドラムの表面近傍には、X軸方向に関する感光体ドラムの変位量を検出するための非接触変位計と、Z軸方向に関する感光体ドラムの変位量を検出するための非接触変位計とが設けられている。
光走査装置2010は、2つの光源(2200A、2200B)、2つのカップリングレンズ(2201A、2201B)、2つの開口板(2202A、2202B)、2つの光束分割部材(2203A、2203B)、4つのシリンドリカルレンズ(2204a、2204b、2204c、2204d)、光偏向器2104、4つの第1走査レンズ(2105a、2105b、2105c、2105d)、4つの第2走査レンズ(2106a、2106b、2106c、2106d)、12枚の折返しミラー(2107a、2107b、2107c、2107d、2108a、2108b、2108c、2108d、2109a、2109b、2109c、2109d)、4つの圧電素子(2205a、2205b、2205c、2205d)、4つの光検知センサ(20a、20b、20c、20d)、及び走査制御装置3022などを備えている。
各シリンドリカルレンズには、該シリンドリカルレンズをZ軸方向に微小変位させるための圧電素子が取り付けられている。
各光検知センサは、対応する感光体ドラムについての、同期検知信号、光量モニタ信号、及び副走査位置ずれ信号を出力する。
走査制御装置3022は、各感光体ドラムについて、非接触変位計の出力と光検知センサからの副走査位置ずれ信号とを合成した結果に基づいて、圧電素子を制御する。
この場合は、副走査位置ずれ量を従来よりも小さくすることができ、その結果として画像品質を向上させることが可能となる。
なお、上記実施形態では、感光体ドラム毎に光検知センサが設けられる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、感光体ドラム2030aと感光体ドラム2030dで1つの光検知センサを共用しても良い。また、感光体ドラム2030bと感光体ドラム2030cで1つの光検知センサを共用しても良い。これにより、低価格化を図ることができる。但し、この場合、光検知センサが共用される2つの感光体ドラムでは、書き込み走査のタイミングが異なっているため、予め設定されている位相の遅れ(又は進み)を考慮して、前記合成回路3225での合成を行うことが好ましい。
また、上記実施形態では、副走査位置ずれ信号を得る際に、発光部ch1を点灯させる場合について説明したがこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、副走査位置ずれ信号を得る際に、1つの発光部のみを点灯させる場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、光量が不足する場合に、一例として図33に示されるように、主走査対応方向に関して同じ位置にある4つの発光部(ch1、ch2、ch3、ch4)を、副走査位置ずれ信号を得る際に、同時に点灯させても良い。
この場合、光検知センサ20の副走査位置ずれ信号から得られる副走査対応方向に関する光束の走査位置は、4つの光の重心(図34参照)である。なお、複数の発光部を同時に点灯させたときに得られる副走査対応方向に関する光束の走査位置は、発光部ch1のみを点灯させたときに得られる副走査対応方向に関する光束の走査位置と異なるが、複数の発光部を同時に点灯させたときの設計上の走査位置を予め求めていれば、得られる副走査位置ずれ量に差はない。
また、上記実施形態では、1つの光検知センサから同期検知信号と光量モニタ信号と副走査位置ずれ信号とが出力される場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、前記光検知センサに代えて、同期検知信号のみが出力されるセンサと、光量モニタ信号のみが出力されるセンサと、副走査位置ずれ信号のみが出力されるセンサとが用いられても良い。
また、上記実施形態では、各光源が32個の発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、上記走査制御装置3022での処理の一部を、プリンタ制御装置2090で行っても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置として、4つの感光体ドラムを有するカラープリンタ2000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、2つの感光体ドラムを有するプリンタや、5つの感光体ドラムを有するプリンタであっても良い。
また、上記実施形態では、トナー像が感光体ドラムから転写ベルトを介して記録紙に転写される画像形成装置について説明したが、これに限定されるものではなく、トナー像が感光体ドラムから記録紙に直接転写される画像形成装置であっても良い。
また、画像形成装置が、像担持体として光スポットの熱エネルギにより発色する発色媒体(ポジの印画紙)を用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により可視画像を直接、像担持体に形成することができる。
10a1,10a2…非接触変位計(第1の検出センサ)、10b1,10b2…非接触変位計(第1の検出センサ)、10c1,10c2…非接触変位計(第1の検出センサ)、10d1,10d2…非接触変位計(第1の検出センサ)、20a,20b,20c,20d…光検知センサ(第2の検出センサ)、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム(像担持体)、2104…光偏向器、2200A,2200B…光源、2201A,2201B…カップリングレンズ、2202A,2202B…開口板、2203A,2203B…光束分割部材、2204a,2204b,2204c,2204d…シリンドリカルレンズ、2205a,2205b,2205c,2205d…圧電素子(光路調整手段)、3022…走査制御装置(制御装置)。
特許第4677145号公報 特許第4213969号公報

Claims (7)

  1. 光源から射出され光偏向器で偏向された光によって被走査面を主走査方向に沿って走査する光走査装置を備える画像形成装置において、
    前記主走査方向に直交する副走査方向に関して、前記被走査面の変動を検出するための第1の検出センサと、
    前記被走査面を走査する光の前記副走査方向に関する位置ずれ量を検出するための第2の検出センサとを、更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光源から射出された光の光路を前記副走査方向に関して調整する光路調整手段と、
    前記第1の検出センサの出力と前記第2の検出センサの出力とに基づいて、前記光路調整手段を制御する制御装置とを、更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光走査装置は、前記光源と前記光偏向器との間の光路上に配置され、前記光源から射出された光を前記副走査方向に関して集光するシリンドリカルレンズを含み、
    前記光路調整手段は、前記シリンドリカルレンズを前記副走査方向に関して変位させる圧電素子を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御装置は、前記第1の検出センサの出力に含まれるノイズ、及び前記第1の検出センサの出力に含まれるノイズを除去することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記第1の検出センサの出力と前記第2の検出センサの出力とを合成した信号の位相と逆位相の信号を補正信号として生成し、該補正信号に応じて前記光路調整手段を制御することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の検出センサは、前記主走査方向に直交する平面内で互いに直交する2つの軸方向に設けられた2つの非接触変位計からなり、
    前記制御装置は、前記2つの非接触変位計の出力に基づいて、前記副走査方向に関する前記被走査面の変動を検出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記光走査装置は、複数の光を前記光偏向器の同一の回転多面鏡で偏向させ、該回転多面鏡で偏向された光によって複数の被走査面を個別に前記主走査方向に沿って走査し、
    前記第2の検出センサは、前記複数の被走査面について共用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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