JP2014009788A - ウォータポンプ用軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリース漏洩およびダスト混入を防止しつつ、回転トルクの低いウォータポンプ用軸受を提供する。
【解決手段】ウォータポンプ用軸受1は、ハウジング10に固定された内輪2と、一端に冷却水を循環するプロペラ11が連接された回転軸7とプレート8を介して連結された外輪3と、この内輪2および外輪3との間に介在する複数の転動体5と、内輪2および外輪3の軸方向両端開口部をシールする一対のシール部材4とを有し、転動体5の周囲に、基油と増ちょう剤とを含むグリースを封入してなる外輪回転式の軸受であり、外輪3は、外径部にプーリ9が一体に設けられており、上記基油は40℃における動粘度が13〜73mm/sであり、増ちょう剤はウレア化合物である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォータポンプ用軸受に関し、特に自動車の水冷エンジンに好適なウォータポンプ用軸受に関する。
小型軽量化を目的としたFF車の普及により、また、さらなる居住空間の拡大により、自動車はエンジンルームの縮小を余儀なくされている。また、環境への配慮から燃費向上を図るべく、駆動エネルギーの損失は極力抑えることが望まれている。このため、自動車用ウォータポンプにおいても、小型軽量化や、エネルギー損失の低減が求められている。自動車用ウォータポンプは、エンジン冷却水をプロペラの回転により循環する装置である。ベルトの張力をプーリを介して回転力に変換し、そのプーリと同期回転するシャフトの先端に取り付けられたプロペラが回転することにより、エンジンの冷却水を循環させ、エンジンの温度上昇を防ぐ機能を有している。
ウォータポンプの一般例を図4に基づいて説明する。図4はウォータポンプの一部切欠き斜視図である。ウォータポンプ21は、エンジン出力をプーリ22で受けて、プーリ22に駆動されて回転する回転軸23と、この回転軸23をハウジング24に対して回転自在に支持する転がり軸受27と、回転軸23に連接して冷却水を循環送水するプロペラ25と、転がり軸受27への冷却水の浸入を防止するメカニカルシール26とから構成される。転がり軸受27は、グリース潤滑され、内輪側で回転軸23を支持する内輪回転式の軸受である。また、転がり軸受27のプロペラ側およびプーリ側には、軸受への水の浸入を防止するとともに、軸受外部へのグリース漏洩を防止するため、ゴム成形体からなるシール部材(図示省略)が設けられている。
また、ウォータポンプにおけるプーリを支持する外輪回転式のラジアル転がり軸受として、例えば、特許文献1が提案されている。この軸受も、上記同様、内部に封入したグリースにより潤滑を行なっている。
実用新案登録第2503081号
しかしながら、ウォータポンプにおける回転軸やプーリを支持する従来のウォータポンプ用軸受では、(1)軸受の回転トルクが大きい、(2)軸受転走面および転動体に錆が発生するおそれがある、(3)軸受転走面および転動体について摩耗や剥離が発生するおそれがある、(4)ベルトとプーリとの間にすべりが生じるおそれがある、などの懸念があった。詳細には以下のとおりである。
(1)軸受に封入するグリースの粘度が高い場合、回転時に抵抗となり、エンジン駆動エネルギーの損失に繋がる。また、軸受には、耐水性・耐ダスト性・グリース漏れ防止のために、シール部材が設置されるが、シールと軸受との接触面の摩擦抵抗によっては、エンジン駆動エネルギーの損失に繋がる。さらに、プーリの材質が鋼材である場合やサイズが大きい場合、重量が重くなり、必要とする駆動力が増加するために、エンジン駆動エネルギーの損失に繋がる。
(2)軸受内部にウォータポンプ内から漏れた水分が浸入すると、転走面と転動体に錆びを生じ、軸受の早期破損の原因となる。なお、負荷域に水分が浸入すると、油膜が途切れ潤滑性の面でも不利である。(3)また、この軸受は路面に近い位置に配置されることから、軸受内部に路面からの塵埃(ダスト)が侵入すると、転走面と転動体との間でダストの噛み込みが生じ、軸受の早期破損の原因となる。(4)グリースが軸受内部より漏洩し、ベルトとプーリとの接触面に漏れたグリースが付着した場合、ベルトとプーリとの間にすべりが生じ、エンジン駆動エネルギーの損失に繋がる。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、グリース漏洩およびダスト混入を防止しつつ、回転トルクの低いウォータポンプ用軸受の提供を目的とする。
本発明のウォータポンプ用軸受は、ハウジングに固定された内輪と、一端に冷却水を循環するプロペラが連接された回転軸と連結された外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、上記内輪および外輪の軸方向両端開口部をシールする一対のシール部材とを有し、上記転動体の周囲に、基油と増ちょう剤とを含むグリースを封入してなる、外輪回転式のウォータポンプ用軸受であって、上記外輪は、外径部にプーリが一体に設けられており、上記基油は、40℃における動粘度が13〜73mm/sであり、上記増ちょう剤はウレア化合物であることを特徴とする。
上記基油が、エステル油およびポリ−α−オレフィン(以下、PAOと記す)油から選ばれた少なくとも1つの油であることを特徴とする。特に、上記エステル油が、ポリオールエステル油であることを特徴とする。
上記基油が、上記エステル油15〜95重量%と上記PAO油5〜85重量%の混合油であることを特徴とする。
上記ウレア化合物が、脂肪族ジウレア化合物、脂環族ジウレア化合物、または脂肪族−脂環族ジウレア化合物であることを特徴とする。特に、上記ウレア化合物が、脂肪族−脂環族ジウレア化合物であることを特徴とする。
上記グリースの封入量が、軸受内部の静止空間体積の80%以下の体積比率となる量であることを特徴とする。ここで、「静止空間体積」とは、内輪と外輪とシール部材の空間体積における軸受回転時に転動体および保持器が通過しない空間の体積をいう。
上記シール部材が複数のリップ部を有し、少なくとも1つのリップ部が上記内輪とラジアル方向で接触することを特徴とする。また、上記リップ部は、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、またはフッ素ゴムから形成されることを特徴とする。
上記外輪と上記回転軸とが、プレートを介して連結されていることを特徴とする。
上記プーリは、合成樹脂材料を用いてインサート成形されたものであることを特徴とする。また、上記外輪の上記プーリとの係合部分に、軸方向溝および/または周方向溝が形成されていることを特徴とする。
上記成形時のウェルドが、上記プーリの径方向に位置することを特徴とする。また、上記ウェルドが、2箇所以上であり、かつ、上記プーリの軸方向中心から外れていることを特徴とする。
本発明のウォータポンプ用軸受は、ハウジングに固定された内輪と、一端に冷却水を循環するプロペラが連接された回転軸と連結された外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、内輪および外輪の軸方向両端開口部をシールする一対のシール部材とを有し、転動体の周囲に基油と増ちょう剤とを含むグリースを封入してなる、外輪回転式の軸受であり、上記外輪は、外径部にプーリが一体に設けられており、上記基油は40℃における動粘度が13〜73mm/sであり、上記増ちょう剤はウレア化合物であるので、シール部材によりグリース漏洩およびダスト混入を防いで早期破損などを防止しながら、封入するグリースに低粘度基油を用い、かつ、プーリを外輪外径部に一体(例えば、合成樹脂材料を用いてインサート成形)に設けて軽量化を行なうことで、回転トルクの低い軸受が実現できる。この結果、近年における、自動車用ウォータポンプに対する小型軽量化やエネルギー損失の低減の要求に対応し得る。
特に、グリースとして、基油にポリオールエステル油を含むものを用い、増ちょう剤に脂肪族−脂環族ジウレア化合物を用いることで、低温から高温までの広い温度範囲において長期間にわたり潤滑性に優れ、増ちょう剤量の低減も図れることから、さらなる回転トルクの低減が図れる。
本発明のウォータポンプ用軸受を示す軸方向断面図である。 プーリのウェルドを示す軸方向断面図である。 図1のシール部材周辺の一部拡大図である。 ウォータポンプの斜視図である。
本発明のウォータポンプ用軸受の一例を図1に基づいて説明する。図1は、ウォータポンプ用軸受の軸方向断面図である。図1に示すように、ウォータポンプ用軸受1は、ハウジング10に固定された内輪2と、外径部にプーリ9が一体に設けられた外輪3と、内輪2および外輪3との間に介在する複数の転動体5と、内輪2および外輪3の軸方向両端開口部をシールする一対のシール部材4とを有している。この軸受1は、転動体5がボールである複列の玉軸受であり、各転動体5は保持器6により保持され、転動体5の周囲の軸受内部空間に後述の所定のグリースを封入している。
外輪3は、一端部7aに冷却水を循環するプロペラ11が連接された回転軸7の他端部7bに、プレート8を介して連結されている。エンジン出力をプーリ9で受けて、プレート8を介して回転軸7が回転する。このように、ウォータポンプ用軸受1は、内輪2が固定されてプーリ付きの外輪3が回転する、外輪回転式の転がり軸受となっている。この態様のウォータポンプ用軸受では、内輪回転式と比較して、軸受外径を大きくでき、大径ボールが採用可能であり、高負荷容量化および長寿命化が可能となる。また、ウォータポンプ重量の低減が図れる。
ウォータポンプ用軸受1は、外輪3の外径部にプーリ9が一体に設けられていることを特徴としている。また、プーリ9は、回転軸7と一体ではなく、回転軸7に直接には連結されていない。プーリ材質に樹脂を採用することで、軸受を含むプーリ全体の小型化や軽量化が図れる。また、ベルトからの負荷位置を軸受幅の中央部とする設計が可能となり、軸受内部面圧が低減され、軸受の長寿命化が図れる。また、プーリを別部材として形成した後に、外輪と組み合わせる場合と比較して、製造工程が簡略化でき、また、係合部の不良も発生しにくい。
なお、ウォータポンプ用軸受の形式としては、単列の深溝玉軸受やアンギュラ玉軸受などを組み合わせることで複列軸受とした形式や、前出の玉軸受の内外輪の少なくとも一つを複数の軸受間で一体化して複列軸受とした形式がある。
プーリ9の外径形状は、フラット形状、タイミング歯車形状、Vリブド形状など、任意の形状とできる。また、プーリ9のサイズは、特に限定されないが、プーリ幅は外輪軸方向幅以下とすることが、小型化を図れるため好ましい。
プーリ9を外輪3の外径部に一体に設ける方法は特に限定されないが、軽量化を図れることから、合成樹脂材料を用いてインサート成形により所定形状に一体成形することが好ましい。従来、プーリは鋼材で構成されているものが多く、プーリの駆動に際して大きな動力を必要とし、エネルギーの損失を生じていた。これに対して、樹脂製プーリを採用することで大幅な軽量化が図れる。特に、本発明のウォータポンプ用軸受は、外輪回転式で外輪外径部に樹脂プーリを一体に設けた所定構造とし、全体として小型軽量化を図りつつ、後述する封入グリースによる低トルク化や、シール部の低トルク化も併せて図られている。このため、自動車の燃費向上に大きく寄与することができる。
インサート成形では、金型内に外輪を配置し、これに合成樹脂材料(必要に応じて充填剤を含む)を充填して、所望の形状のプーリを外輪外径部に一体成形する。合成樹脂材料としては、インサート成形可能であり、エンジン周辺の高温環境下でも高い剛性を確保できるものであれば、任意の材料を採用できる。ここで、プーリにおいて、成形時のウェルドは径方向に位置することが好ましい。これは、軸方向に位置する場合と比較して、運転時にライン部分に発生する応力を均質化させることが可能となるからである。ウェルドを径方向に調整するには、成形時のゲートをプーリの円環リングの両端面などに配置し、射出成形する方法などが採用できる。
より好ましくは、図2に示すように、成形時のウェルド13を径方向で2箇所以上とし、かつ、軸方向中心から外れた位置にする。これにより、応力が分散される効果を期待できる。同様の理由で、ベルト12の負荷位置から外れた位置にすることも好ましい。これらウェルド13の位置は、上述のとおり成形時のゲート位置やゲート数を適宜設定することで調整可能である。
外輪3の外径部におけるプーリ9との係合部分3bには、軸方向溝、周方向溝、もしくはこれらを組み合わせた溝を形成することが好ましい。プーリ9のインサート成形時において、これらの溝にも樹脂が入り込み、成形後においてプーリ9の外輪3からの脱落や位置ずれなどを防止できる。また、外輪3の端面に周方向溝を設けて、樹脂を該端面まで回り込ませて、プーリ9と外輪3とを係合することもできる。
さらに、外輪3の係合部分3bは、インサート成形後の樹脂製のプーリ9との密着性を高めるために、その表面をショットブラスト、機械加工などにより、凹凸形状に荒らすことが好ましい。また、同部分に、酸性溶液処理、アルカリ性溶液処理などの化学表面処理を施すこともできる。化学表面処理により形成された微細凹凸形状は、機械的に単純に荒らした形状とは異なり、多孔質のような複雑な立体構造となっているため、アンカー効果を発揮しやすく、強固な密着が可能となる。
本発明のウォータポンプ用軸受に封入するグリースについて説明する。
このグリースの基油は、40℃における動粘度が13〜73mm/sであり、より好ましくは20〜55mm/sであり、最も好ましくは22〜40mm/sである。40℃における動粘度が13mm/s 未満の場合は粘度が低すぎて油膜切れを起こしやすくなる。一方、40℃における動粘度が73mm/sより高いと、撹拌抵抗による発熱量が大きくなり、高速回転時の軸受温度が高温(例えば140℃以上)となり、グリースが劣化するおそれがある。上記範囲内の動粘度の基油は、低粘度であり回転トルク低減を図りながら、所要の潤滑性を有し、軸受の温度上昇も抑制できる。なお、基油として混合油を用いる場合は、この混合油の動粘度が上記範囲内であることが好ましい。
上記グリースの基油の種類としては、上記動粘度範囲を満たすものであれば、特に限定されず、通常グリースの分野で使用される一般的なものを使用できる。例えば、鉱油、合成油、またはこれらの混合油が挙げられる。
上記鉱油としては、例えば、石油精製業の潤滑油製造プロセスで通常行われている方法により得られるもの、より具体的には、原油を常圧蒸留及び減圧蒸留して得られた潤滑油留分を溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理などの処理を1つ以上行って精製したものが挙げられる。
上記合成油としては、エステル油;ポリブテン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマーなどのPAO油またはこれらの水素化物;アルキルナフタレン;アルキルベンゼン;ポリオキシアルキレングリコール;ポリフェニルエーテル;ジアルキルジフェニルエーテル;シリコーン油;フッ素油;フィッシャー・トロプシュ法により合成されるGTL油;などが挙げられる。
これらの中でも、耐熱性や耐酸化性に優れることから、エステル油およびPAO油から選ばれた少なくとも1つの油を用いることが好ましい。特に、エステル油を必須とすることが好ましく、必要に応じてエステル油とPAO油との混合油とすることが好ましい。エステル油とPAO油の混合油とする場合、基油全量に対して、エステル油15〜95重量%−PAO油5〜85重量%の混合割合とすることが好ましい。
エステル油は、分子内にエステル基を有し室温で液状を示す化合物であり、例えば、ポリオールエステル油、リン酸エステル油、ポリマーエステル油、芳香族エステル油、炭酸エステル油、ジエステル油などが挙げられる。これらの中でも、芳香族エステル油またはポリオールエステル油が好ましい。
芳香族エステル油は、芳香族多塩基酸またはその誘導体と、高級アルコールとの反応で得られる化合物が好ましい。芳香族多塩基酸としては、トリメリット酸、ビフェニルトリカルボン酸、ナフタレントリカルボン酸などの芳香族トリカルボン酸、ピロメリット酸、ビフェニルテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸などの芳香族テトラカルボン酸、またはこれらの酸無水物などの誘導体が挙げられる。高級アルコールとしては、オクチルアルコール、デシルアルコールなどの炭素数4以上の脂肪族1価アルコールが好ましい。芳香族エステル油の例としては、トリオクチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、テトラオクチルピロメリテートなどが挙げられる。
ポリオールエステル油は、ポリオールと一塩基酸との反応で得られる分子内にエステル基を複数個有する化合物が好ましい。ポリオールに反応させる一塩基酸は単独で用いてもよく、また混合物として用いてもよい。なお、オリゴエステルの場合には二塩基酸を用いてもよい。ポリオールエステル油は、高粘度指数で使用温度範囲も広いため、ウォータポンプ用軸受に封入するグリースの基油として特に好ましい。
ポリオールとしては、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ネオペンチルグリコール、2-メチル-2-プロピル-1,3-プロパンジオールなどが挙げられる。一塩基酸としては、炭素数4〜18の1価の脂肪酸が挙げられる。例えば、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、エナント酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、牛脂酸、ステアリン酸、カプロレイン酸、ウンデシレン酸、リンデル酸、ツズ酸、フィゼテリン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アスクレピン酸、バクセン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、サビニン酸、リシノール酸などが挙げられる。
これらを用いたポリオールエステル油の具体的な例としては、トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネートなどが挙げられる。
その他、ジエステル油の例としては、ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ3−エチルヘキシルセバケートなどが挙げられる。
本発明のウォータポンプ用軸受に封入するグリースの増ちょう剤は、ウレア化合物を使用する。ウレア化合物としては、ジウレア化合物、トリウレア化合物、テトラウレア化合物、他のポリウレア化合物などが挙げられる。ジウレア化合物は、例えば下記式(1)で表わされる。
Figure 2014009788
式中においてR2 は、炭素原子数6〜15の芳香族炭化水素基を、R1 およびR3 は、互いに同一であっても異なっていてもよく、それぞれ、炭素原子数6〜12の芳香族炭化水素基、炭素原子数6〜20の脂環族炭化水素基、および炭素原子数6〜20の脂肪族炭化水素基から選ばれた少なくとも一つの基を示す。
ウレア化合物は、イソシアネート化合物とアミン化合物とを反応させることにより得られる。反応性のある遊離基を残さないため、イソシアネート化合物のイソシアネート基とアミン化合物のアミノ基とは略当量となるように配合することが好ましい。基油中で上記反応を行なうことで、ウレア化合物を増ちょう剤とするベースグリースが得られる。
式(1)で表されるジウレア化合物は、例えば、ジイソシアネートとモノアミンとの反応で得られる。ジイソシアネートとしては、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルジイソシアネート、ジフェニルメタンジイシアネート、オクタデカンジイソシアネート、デカンジイソシアネート、ヘキサンジイソシアネー卜などが挙げられる。モノアミンとしては、オクチルアミン、ドデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、アニリン、p−トルイジン、シクロヘキシルアミンなどが挙げられる。
ポリウレア化合物は、例えば、ジイソシアネートと、モノアミン、ジアミンとの反応で得られる。ジイソシアネート、モノアミンとしては、ジウレア化合物の生成に用いられるものと同様のものが挙げられる。ジアミンとしては、エチレンジアミン、プロパンジアミン、ブタンジアミン、ヘキサンジアミン、オクタンジアミン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシレンジアミン、ジアミノジフェニルメタンなどが挙げられる。
本発明においては、耐熱性、回転トルク、付着性などに優れることから、ジイソシアネートと、脂肪族モノアミンおよび脂環族モノアミンから選ばれた少なくとも1つのモノアミンとを反応させて得られる、脂肪族ジウレア化合物、脂環族ジウレア化合物、または脂肪族−脂環族ジウレア化合物が好ましい。
特に、脂肪族−脂環族ジウレア化合物が好ましい。増ちょう剤のジウレア化合物が、脂肪族基を有することで低トルク化などを図れ、脂環族基を有することで、耐熱性に優れ、かつ、適度な流動性によりシール部からの漏洩を防止できる。さらに、脂環族基は極性を有することから、基油としてポリオールエステル油などのエステル油を採用する場合において、該基油との親和性に優れる。このため、基油の保持力に優れ、増ちょう剤量の低減が図れ、グリースの撹拌抵抗および回転トルクの低減が図れる。
基油と増ちょう剤とからなるベースグリース100重量部中に占める増ちょう剤の含有量は、3〜40重量部が好ましい。増ちょう剤の含有量が3重量部未満では、増ちょう効果が少なくなり、グリース化が困難となる。また、40重量部をこえると得られたベースグリースが硬くなりすぎ、撹拌抵抗が大きくなる。
本発明のウォータポンプ用軸受では、回転トルクの低減を図るため、増ちょう剤量を極力減らすことが好ましい。よって、上記含有量としては、5〜30重量部がより好ましく、5〜15重量部がさらに好ましく、5〜10重量部が特に好ましい。例えば、基油の主成分としてエステル油を採用し、増ちょう剤として上述の脂肪族−脂環族ウレア化合物を採用することで、十分なちょう度(No.2グレード)を維持したまま、増ちょう剤量を5〜10重量部程度にまで削減することが可能になる。
上記グリースの混和ちょう度(JIS K 2220)は、200〜350の範囲にあることが好ましい。ちょう度が200未満である場合は、撹拌抵抗が大きくなる。一方、ちょう度が350をこえる場合は、グリースが軟質でシール部から漏洩しやすくなる。
上記グリースには、機能を損なわない範囲で、必要に応じて公知の添加剤を添加できる。添加剤としては、例えば、有機亜鉛化合物、有機モリブデン化合物などの極圧剤、アミン系、フェノール系、イオウ系化合物などの酸化防止剤、イオウ系、リン系化合物などの摩耗抑制剤、エステル系、カルボン酸系化合物などのなどの防錆剤、ポリメタクリレート、ポリスチレンなどの粘度指数向上剤、二硫化モリブデン、グラファイトなどの固体潤滑剤、エステル、アルコールなどの油性剤、などが挙げられる。これらを単独または2種類以上組み合せて添加できる。
上記グリースの封入量は、軸受内部の静止空間体積の80%以下の体積比率となる量であることが好ましい。静止空間体積の80%をこえてグリースを充填すると、軸受からグリースが漏れ出るおそれがある。また、そのような過剰量を封入すると、軸受温度が上昇する傾向が高まる。なお、下限としては、所望の潤滑性を確保できる範囲であれば特に限定されないが、静止空間体積の65%以上であることが好ましい。静止空間体積の65%未満では、グリースの油分のシール溝(図3の2a)への到達性が低下するなどのおそれがある。
グリースの封入量を静止空間体積の65%〜80%(体積比率)にすることで、潤滑性を十分に発揮しながら、シール部材のリップ部の摺動抵抗を緩和することができ、グリースの攪拌抵抗の低減と相まって、回転トルクの大幅な低減が図れる。
本発明のウォータポンプ用軸受におけるプレートとシール部分についての構造を以下に説明する。
図1に示すように、プレート8は金属製であり、外輪3の外輪端部3aに加締にて係合され、かつ、回転軸7の端部7bに圧入にて係合されている。回転軸7は、ハウジング10における内輪2が圧入された小径段部10aの軸孔に配置されている。プレート8は、外輪3から回転軸7にトルクを伝達するとともに、軸振れを抑制する機能を有する。
また、プレート8は、軸方向側面に穴部8aが形成されている。プロペラ11と小径段部10aとの間にはメカニカルシール14が配置されている。メカニカルシール14と回転軸7との摺接面は冷却水で潤滑されているため、一部冷却水が図中右側に流れ出している。冷却水が、小径段部10aの端部に設けられた鍔部10bと回転軸7との隙間を通り、プレート8とハウジング10とに囲まれた空間に侵入した場合でも、上記穴部8aから侵入した冷却水を外部に排出できる。
このように、プレート8とハウジング10(小径段部10a)とに囲まれた空間は、冷却水通路ではなく、冷却水が侵入した場合でも外部に排出されるため、該空間側をシールするシール部材4は、冷却水とほとんど接しない。また、反対側のシール部材4は、外気側をシールするものであり、同様に冷却水と接しない。このため、シール部材4としては、軸受側に冷却水が接触しやすい構造の場合(図4など)に採用する緊密なシール部材・構造を採用する必要がなく、例えば、ラジアル方向に軽接触するタイプのシールを採用できる。この結果、軸受の回転トルクを低減させることができる。
シール部材4としては、内輪側にリップ部を有し、そのリップ部の少なくとも1つを軸受内部に嵌めこむ方式のシール部材を採用することが好ましい。また、複数のリップ部を有し、それらのうち1つ以上(特に、外気に近い側)がラジアル方向で接触する方式のシール部材が好ましい。このようなシール部材を採用することで、外部からのダストの侵入を防止でき、かつ、グリースの外部への漏洩を防止できる。また、上述のとおり、冷却水とほぼ接しない構造であるが、微量な冷却水(蒸気)の侵入もこのシール部材によって防止できる。よって、軸受内部への水分混入に起因する、転走面と転動体における錆びや、油膜切れなどを防止できる。
シール部材4の構造の一例を図3に基づいて説明する。図3は図1のシール部材周辺の一部拡大図である。図3に示すように、シール部材4は、外輪3の内周面に形成されているシール部材係止溝3cに係止される外周縁部4aと、シール部材を補強する金属板(芯金)4bと、内外2枚のリップ部4c、4dとを有している。軸受内側のリップ部4cは、内輪2の外周面に設けられたシール溝2aの内側壁に設けられたシール摺接面2bと接触し、外側(外気に近い側)のリップ部4dは、シール溝2aの外側に設けられたシール摺接面2cとラジアル方向で接触している。グリースの油分は、シール溝2aまでは流入するが、リップ部4dにより軸受外部には漏洩しない。よって、ベルトとプーリの間に漏れたグリースが付着することや、グリース漏れによる潤滑性能の低下などを防止できる。また、リップ部4dにより外部からのダストの侵入を防止でき、ダストの噛み込みによる早期破損を防止できる。
シール部材のリップ部は、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、またはフッ素ゴムなどで形成される。これらのゴムは、耐熱性の限界をこえて使用すると、熱劣化し、硬化して弾性が損なわれ、極端な場合はリップ部にクラックが生じ、シール性能が低下するおそれがある。このため、使用環境(温度)に応じて適宜選択し、例えば140℃まではニトリルゴムを、160℃まではアクリルゴムを、180℃をこえるような場合は、シリコーンゴムやフッ素ゴムを用いることが好ましい。また、必要に応じて、水素添加ニトリルゴム、耐エステルアクリルゴム、または、冷却水に含まれるクーラントやグリースに含まれるエステル油、ウレア化合物などに対する耐性を向上させたフッ素ゴムなどを採用できる。
以上、図1〜図3に基づき説明したが、本発明の軸受構造などはこれらに限定されるものではない。
本発明のウォータポンプ用軸受は、グリース漏洩およびダスト混入を防止しつつ、回転トルクを低減できるので、小型軽量化やエネルギー損失の低減が求められる自動車のエンジン冷却用のウォータポンプに用いられる軸受として好適に利用できる。
1 ウォータポンプ用軸受
2 内輪
3 外輪
4 シール部材
5 転動体
6 保持器
7 回転軸
8 プレート
9 プーリ
10 ハウジング
11 プロペラ
12 ベルト
13 ウェルド
14 メカニカルシール
21 ウォータポンプ
22 プーリ
23 回転軸
24 ハウジング
25 プロペラ
26 メカニカルシール
27 転がり軸受

Claims (14)

  1. ハウジングに固定された内輪と、一端に冷却水を循環するプロペラが連接された回転軸と連結された外輪と、この内輪および外輪間に介在する複数の転動体と、前記内輪および外輪の軸方向両端開口部をシールする一対のシール部材とを有し、前記転動体の周囲に、基油と増ちょう剤とを含むグリースを封入してなる、外輪回転式のウォータポンプ用軸受であって、
    前記外輪は、外径部にプーリが一体に設けられており、
    前記基油は、40℃における動粘度が13〜73mm/sであり、前記増ちょう剤は、ウレア化合物であることを特徴とするウォータポンプ用軸受。
  2. 前記基油が、エステル油およびポリ−α−オレフィン油から選ばれた少なくとも1つの油であることを特徴とする請求項1記載のウォータポンプ用軸受。
  3. 前記エステル油が、ポリオールエステル油であることを特徴とする請求項2記載のウォータポンプ用軸受。
  4. 前記基油が、前記エステル油15〜95重量%と前記ポリ−α−オレフィン油5〜85重量%の混合油であることを特徴とする請求項2または請求項3記載のウォータポンプ用軸受。
  5. 前記ウレア化合物が、脂肪族ジウレア化合物、脂環族ジウレア化合物、または脂肪族−脂環族ジウレア化合物であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載のウォータポンプ用軸受。
  6. 前記ウレア化合物が、前記脂肪族−脂環族ジウレア化合物であることを特徴とする請求項5記載のウォータポンプ用軸受。
  7. 前記グリースの封入量が、軸受内部の静止空間体積の80%以下の体積比率となる量であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載のウォータポンプ用軸受。
  8. 前記シール部材が複数のリップ部を有し、少なくとも1つのリップ部が前記内輪とラジアル方向で接触することを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載のウォータポンプ用軸受。
  9. 前記リップ部は、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、またはフッ素ゴムから形成されることを特徴とする請求項8記載のウォータポンプ用軸受。
  10. 前記外輪と前記回転軸とが、プレートを介して連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項記載のウォータポンプ用軸受。
  11. 前記プーリは、合成樹脂材料を用いてインサート成形されたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載のウォータポンプ用軸受。
  12. 前記外輪の前記プーリとの係合部分に、軸方向溝および/または周方向溝が形成されていることを特徴とする請求項11記載のウォータポンプ用軸受。
  13. 前記成形時のウェルドが、前記プーリの径方向に位置することを特徴とする請求項11または請求項12記載のウォータポンプ用軸受。
  14. 前記ウェルドが、2箇所以上であり、かつ、前記プーリの軸方向中心から外れていることを特徴とする請求項13記載のウォータポンプ用軸受。
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