JP2014006369A - 映像表示装置および冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】保守点検の工数および冷却に要する部品点数を低減して、安定した冷却を行う。
【解決手段】映像表示装置は、光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、光源および光学部品を冷却する冷却機構部とを備える。冷却機構部は、空冷ファン、熱交換器、冷却器および循環温調器を有する。空冷ファンは、光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる。熱交換器は、循環する冷却風の通路に配置して、光学部品の冷却後の冷却風を高温から低温へ熱交換する。冷却器は、光源で発生する熱と、熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する。循環温調器は、冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、冷却器との間で冷却用液体を循環させる。
【選択図】図1
【解決手段】映像表示装置は、光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、光源および光学部品を冷却する冷却機構部とを備える。冷却機構部は、空冷ファン、熱交換器、冷却器および循環温調器を有する。空冷ファンは、光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる。熱交換器は、循環する冷却風の通路に配置して、光学部品の冷却後の冷却風を高温から低温へ熱交換する。冷却器は、光源で発生する熱と、熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する。循環温調器は、冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、冷却器との間で冷却用液体を循環させる。
【選択図】図1
Description
本技術は、映像表示を行う映像表示装置および冷却を行う冷却システムに関する。
プロジェクタ装置は、光源からの光を液晶パネルに照射し、液晶パネルを透過した光を、投射レンズによりスクリーンに投射して映像を表示する装置である。
このようなプロジェクタ装置では、光源の熱により、各種光学部品が高温になる。このため、例えば、空冷ファンを使用して、装置筐体内に外気を取り込んで冷却することなどが行われている。
空冷ファンによって、外気を筐体内に取り込んで冷却する方法では、外気の取り込みと同時に塵埃も取り込んでしまい、各種の光学部品に塵埃が付着してしまう場合がある。
塵埃が取り込まれると、塵埃が液晶パネルの透過光を遮ったり、あるいは乱反射させたりすることになり、画像に染みや滲みを生じさせる。そこで、空冷ファンの吸気側に防塵用のフィルタを備えて塵埃を除去することが行われている。
従来技術として、受熱プレートと熱電素子を含むラジエータ部によって、管路を通って流入する冷媒から受熱する冷却装置が提案されている。
上記のように、プロジェクタ装置の光学部品を冷却する空気は、一般的に、フィルタで塵挨を除去した後の空気を使用している。
しかし、フィルタを用いても、気化した油や煙草等の非常に小さいゴミを完全に除去することはできないので、フィルタで除去できないゴミは、光学部品に付着してしまうことになる。
このため、光学部品の定期的な清掃が必要であり、また、フィルタも徐々に目詰まりしていくので、フィルタの定期的な交換・清掃も必要となる。
さらに、フィルタが目詰まりしていくにつれて、空冷ファンによる外気の取り込みが弱まり、空冷ファンの冷却力が落ちてしまう。すると、光学部品の温度が上昇することになるので、安定した冷却を維持することが困難となる。また、外気を取り込んでの空冷ファンの冷却では、外気温度に影響されるので、この理由からも安定した冷却を維持することが困難である。
このように、従来の外気を取り込む空冷ファンと防塵フィルタとを用いた冷却方法では、保守点検の工数が増大してしまい、さらに安定した冷却を維持することが困難であるといった問題があった。
一方、外気を取り込む空冷ファンと防塵フィルタとを用いた冷却方法とは別の冷却方法として、冷却対象部品の近傍に水冷ジャケットを配置して、サーモチラーを使って一定温度の水を循環させて冷却する方法がある。
しかし、光源は特に発熱量が大きいため、従来では、プリズム冷却用の水冷ジャケットとは別に、光源用の水冷ジャケットを備える構成になっていた。このため、水冷ジャケットの数および配管数が増加してしまい、冷却に要する部品点数が増大するといった問題があった。
本技術はこのような点に鑑みてなされたものであり、保守点検の工数および冷却に要する部品点数を低減して、安定した冷却を行う映像表示装置および冷却システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、映像表示装置が提供される。映像表示装置は、光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、光源および光学部品を冷却する冷却機構部とを備える。冷却機構部は、空冷ファン、熱交換器、冷却器および循環温調器を有する。空冷ファンは、光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる。熱交換器は、循環する冷却風の流路に配置して、光学部品の冷却後の冷却風を高温から低温へ熱交換する。冷却器は、光源で発生する熱と、熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する。循環温調器は、冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、冷却器との間で冷却用液体を循環させる。
保守点検の工数および冷却に要する部品点数を低減して、安定した冷却を行うことが可能になる。
以下、実施の形態を図面を参照して説明する。図1は映像表示装置の構成例を示す図である。映像表示装置1は、光源(レーザ光源)20−1および光学部品20−2を含み、映像信号を生成して表示する映像処理部20と、光源20−1および光学部品20−2を冷却する冷却機構部10とを備える。映像表示装置1は、例えば、プロジェクタ装置に該当する。
冷却機構部10は、空冷ファン10a、熱交換器10b、冷却器10cおよび循環温調器10dを含む。空冷ファン10aは、装置内で熱交換された後の低温の空気を吸気して、光学部品20−2を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる。
熱交換器10bは、循環する冷却風の流路に配置して、光学部品20−2の冷却後の冷却風を高温から低温へ熱交換する。冷却器10cは、光源20−1で発生する熱と、熱交換器10bで発生する熱とを冷却用液体で冷却する。
循環温調器10dは、冷却用液体の液温が一定温度になるように管理し、冷却器10cとの間で冷却用液体を循環させる。なお、冷却用液体は、管路p1を通じて冷却器10cへ送られ、管路p2を通じて循環温調器10dへ戻される。
このように、映像表示装置1では、光学部品20−2を冷却する冷却風を空冷ファン10aで循環させ、循環する冷却風の流路に熱交換器10bを配置する。そして、循環温調器10dと接続した冷却器10cで、光源20−1と熱交換器10bの両方を冷却する構成とした。
すなわち、映像表示装置1では、冷却器10cで、光学部品20−2(第1の冷却対象部品)よりも高温な光源20−1(第2の冷却対象部品)を直接冷却する。また、空冷ファン10aで発生させた冷却風で光学部品20−2を冷却させ、冷却後の高温の風を、熱交換器10bに当てて、低温の風に変換し、低温風を空冷ファン10aに吸気させる。このときに、高温風が当たって熱交換器10bで発生する熱も、光源20−1を冷却する同じ1台の冷却器10cで冷却する。
これにより、従来のように、プリズム冷却用と光源冷却用との冷却器を備えることが不要となり、冷却器の数および配管数を削減することができ、冷却に要する部品点数を大幅に低減することが可能になる。
また、冷却に外気を用いないので、従来のような、外気を取り込む空冷ファンおよび防塵フィルタを使用していた場合のメンテナンスが不要となり、保守点検の工数を大幅に削減することが可能になる。また、外気温変動に影響されない安定した冷却を維持することが可能になる。
次に光学部品20−2内の光学ブロックの構成について説明する。図2は光学ブロックの構成例を示す図である。LCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式の光学ブロック2を示しており、光学ブロック2は、T字型プリズム構造を形成している。
光学ブロック2は、反射型液晶パネルとして、赤色(R)反射型LCD(Liquid Crystal Display)20r、緑色(G)反射型LCD20gおよび青色(B)反射型LCD20bを備えている。
赤色反射型LCD20rの周辺には、プレPBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)21r、メインPBS22r、ポストPBS23rおよびバッファプリズム24rの各種プリズムが配置されている。
また、プレPBS21rの入射面には、トリミングフィルタ21r−1が設けられ、プレPBS21rの出射面には、1/2波長板21r−2が設けられている。さらに、メインPBS22rと赤色反射型LCD20rとの間には、1/4波長板22r−1が設けられている。
緑色反射型LCD20gの周辺には、プレPBS21g、メインPBS22g、ポストPBS23gおよびバッファプリズム24gの各種プリズムが配置されている。
また、プレPBS21gの入射面には、トリミングフィルタ21g−1が設けられ、プレPBS21gの出射面には、1/2波長板21g−2が設けられている。さらに、メインPBS22gと緑色反射型LCD20gとの間には、1/4波長板22g−1が設けられている。
青色反射型LCD20bの周辺には、プレPBS21b、メインPBS22b、ポストPBS23bおよびバッファプリズム24bの各種プリズムが配置されている。
また、プレPBS21bの入射面には、トリミングフィルタ21b−1が設けられ、プレPBS21bの出射面には、1/2波長板21b−2が設けられている。さらに、メインPBS22bと青色反射型LCD20bとの間には、1/4波長板22b−1が設けられている。
一方、緑色光と青色光とを分離するダイクロイックミラー25と、偏光変換後の赤色光、緑色光および青色光を結合して出射する4pプリズム26が備えられている。また、4pプリズム26とバッファプリズム24rとの間に、1/2波長板24r−1が設けられている。
さらに、4pプリズム26とバッファプリズム24bとの間に、1/2波長板24b−1が設けられている。また、4pプリズム26の出射面には、1/4波長板26aが設けられている。
さらにまた、赤色反射型LCD20r、緑色反射型LCD20gおよび青色反射型LCD20bには、それぞれヒートシンク20r−1、20g−1、20b−1が設置されている。
ヒートシンク20r−1の一方の平坦面は、赤色反射型LCD20rに接着し、他方の面には、放熱のための櫛状のフィンが設けられている。同様にして、ヒートシンク20g−1の一方の平坦面は、緑色反射型LCD20gに接着し、他方の面には、櫛状のフィンが設けられ、ヒートシンク20b−1の一方の平坦面は、青色反射型LCD20bに接着し、他方の面には、櫛状のフィンが設けられている。ヒートシンク20r−1、20g−1、20b−1の材質は、例えば、銅やアルミニウムである。
次に光学ブロック2の動作について説明する。図3は光学ブロックの動作を示す図である。光学ブロック2では、コントラストを上げるために、P波からS波へ、またはS波からP波への変換を行って偏光を揃えている。
赤色光(R)の光路としては、まず、プレPBS21rに、赤色光が入射する。このとき、プレPBS21rの入射面に設けられているトリミングフィルタ21r−1は、入射赤色光から不要波長成分の光をカットする。
プレPBS21rは、トリミングフィルタ21r−1通過後の赤色光から、P波以外の光を反射し(図中、点線矢印)、P波の赤色光のみを透過する。プレPBS21rの出射面に設けられている1/2波長板21r−2は、プレPBS21rから出射されたP波の赤色光をS波の赤色光に変換して、メインPBS22rへ入射する。
メインPBS22rは、S波の赤色光を赤色反射型LCD20rに向けて反射する。赤色反射型LCD20rは、S波の赤色光をP波の赤色光に変換して反射する。
このとき、メインPBS22rと赤色反射型LCD20rとの間に設けられている1/4波長板22r−1は、メインPBS22rで反射したS波の赤色光を透過して、赤色反射型LCD20rに入射させる。また、赤色反射型LCD20rで空間変調されてP波に変換された赤色光を透過して、再びメインPBS22rへ入射させる。
赤色反射型LCD20rで生成されたP波の赤色光は、メインPBS22r、ポストPBS23r、バッファプリズム24rを透過する。そして、4pプリズム26とバッファプリズム24rとの間に設けられている1/2波長板24r−1は、バッファプリズム24rから出射されたP波の赤色光をS波に変換して、4pプリズム26へ入射する。
4pプリズム26へ入射したS波の赤色光は、4pプリズム26で反射し、1/4波長板26aを透過して、図示しない投射レンズへ向けて出射される(図中のR(S))。
また、緑色光(G)の光路としては、まず、ダイクロイックミラー25に緑色光と青色光の混合光が入射することで、緑色光は反射し、青色光は透過することで、緑色光と青色光とが分離される。
反射した緑色光は、プレPBS21gに入射する。このとき、プレPBS21gの入射面に設けられているトリミングフィルタ21g−1は、入射緑色光から不要波長成分の光をカットする。
プレPBS21gは、トリミングフィルタ21g−1通過後の緑色光から、P波以外の光を反射し(図中、点線矢印)、P波の緑色光のみを透過する。プレPBS21gの出射面に設けられている1/2波長板21g−2は、プレPBS21gから出射されたP波の緑色光をS波の緑色光に変換して、メインPBS22gへ入射する。
メインPBS22gは、S波の緑色光を緑色反射型LCD20gに向けて反射する。緑色反射型LCD20gは、S波の緑色光をP波の緑色光に変換して反射する。
このとき、メインPBS22gと緑色反射型LCD20gとの間に設けられている1/4波長板22g−1は、メインPBS22gで反射したS波の緑色光を透過して、緑色反射型LCD20gに入射させる。また、緑色反射型LCD20gで空間変調されてP波に変換された緑色光を透過して、再びメインPBS22gへ入射させる。
緑色反射型LCD20gで生成されたP波の緑色光は、メインPBS22g、ポストPBS23g、バッファプリズム24gを透過する。そして、バッファプリズム24gから出射されたP波の緑色光は、4pプリズム26へ入射する。
4pプリズム26へ入射したP波の緑色光は、4pプリズム26および1/4波長板26aを透過して、図示しない投射レンズへ向けて出射される(図中のG(P))。
一方、青色光(B)の光路としては、まず、ダイクロイックミラー25に緑色光と青色光の混合光が入射することで、緑色光は反射し、青色光は透過することで、緑色光と青色光とが分離される。
透過した青色光は、プレPBS21bに入射する。このとき、プレPBS21bの入射面に設けられているトリミングフィルタ21b−1は、入射青色光から不要波長成分の光をカットする。
プレPBS21bは、トリミングフィルタ21b−1通過後の青色光から、P波以外の光を反射し(図中、点線矢印)、P波の青色光のみを透過する。プレPBS21bの出射面に設けられている1/2波長板21b−2は、プレPBS21bから出射されたP波の青色光をS波の青色光に変換して、メインPBS22bへ入射する。
メインPBS22bは、S波の青色光を青色反射型LCD20bに向けて反射する。青色反射型LCD20bは、S波の青色光をP波の青色光に変換して反射する。
このとき、メインPBS22bと青色反射型LCD20bとの間に設けられている1/4波長板22b−1は、メインPBS22bで反射したS波の青色光を透過して、青色反射型LCD20bに入射させる。また、青色反射型LCD20bで空間変調されてP波に変換された青色光を透過して、再びメインPBS22bへ入射させる。
青色反射型LCD20bで生成されたP波の青色光は、メインPBS22b、ポストPBS23b、バッファプリズム24bを透過する。そして、4pプリズム26とバッファプリズム24bとの間に設けられている1/2波長板24b−1は、バッファプリズム24bから出射されたP波の青色光をS波に変換して、4pプリズム26へ入射する。
4pプリズム26へ入射したS波の青色光は、4pプリズム26で反射し、1/4波長板26aを透過して、図示しない投射レンズへ向けて出射される(図中のB(S))。
次に上記の光学ブロック2に対する従来の冷却機構について説明する。図4は光学ブロックの冷却機構を示す図である。プロジェクタ装置における、空冷ファン51r、51g、51bと防塵フィルタ50を用いた従来の冷却機構を示している。
なお、図4は、光学ブロック2の近傍に空冷ファン51r、51g、51bと防塵フィルタ50とを配置して、図2をA方向から見た図である(したがって、4pプリズム26からの出射光は、紙面上方向へ出射されることになる)。
赤色反射型LCD20rの近傍には、空冷ファン51rが配置し、緑色反射型LCD20gの近傍には、空冷ファン51gが配置し、青色反射型LCD20bの近傍には、空冷ファン51bが配置している。また、空冷ファン51r、51g、51bのそれぞれの吸気側には、防塵フィルタ50が配置している。
従来の冷却機構では、防塵フィルタ50で塵挨を除去した後の外気の空気を使用して、空冷ファン51r、51g、51bから発生させた冷却風を、所定部品(ヒートシンクなど)に当てて冷却する構成である。
しかし、このような冷却機構では、以下のような課題があった。
・防塵フィルタ50の定期的な交換・清掃が必要となる。
・防塵フィルタ50を使用しても、気化した油や煙草等の非常に小さいゴミの除去は困難である。また、自動清掃システムやフィルタ巻き取りシステム等の自動化をしても、小さいゴミの除去の根本対策にはならない。
・防塵フィルタ50で除去できないゴミが、各光学部品の光路に付着した場合、輝度が低下するので、光学部品の定期的な清掃が必要になる。
・防塵フィルタ50は、徐々に目詰まりしていくので、これと同時に光学部品も温度上昇していき、安定した冷却が維持できず、光学性能が低下する。また、空冷ファンの冷却では、外気温度に影響されるので、安定した冷却を維持できない。
・防塵フィルタ50の近傍に設置される空冷ファン51r、51g、51bは、外気を取り込んで冷却風を生成する構成なので、防音対策が取り難く、ファンノイズが顕著である。
・防塵フィルタ50の定期的な交換・清掃が必要となる。
・防塵フィルタ50を使用しても、気化した油や煙草等の非常に小さいゴミの除去は困難である。また、自動清掃システムやフィルタ巻き取りシステム等の自動化をしても、小さいゴミの除去の根本対策にはならない。
・防塵フィルタ50で除去できないゴミが、各光学部品の光路に付着した場合、輝度が低下するので、光学部品の定期的な清掃が必要になる。
・防塵フィルタ50は、徐々に目詰まりしていくので、これと同時に光学部品も温度上昇していき、安定した冷却が維持できず、光学性能が低下する。また、空冷ファンの冷却では、外気温度に影響されるので、安定した冷却を維持できない。
・防塵フィルタ50の近傍に設置される空冷ファン51r、51g、51bは、外気を取り込んで冷却風を生成する構成なので、防音対策が取り難く、ファンノイズが顕著である。
一方、上記のような冷却方法とは別に、冷却対象部品の近傍に水冷ジャケットを配置して、サーモチラーを使って一定温度の水を循環させて冷却する方法がある。
しかし、従来では、プリズム冷却用の水冷ジャケットと、光源用の水冷ジャケットとを備える構成になっていたため、水冷ジャケット数および配管数が増加してしまうといった問題があった。
本技術はこのような点に鑑みてなされたものであり、保守点検の工数および冷却に要する部品点数を低減して、安定した冷却を行う映像表示装置および冷却システムを提供するものである。
次に映像表示装置1における本技術の冷却機構について説明する。図5は冷却機構を示す図である。装置内循環冷却機構(冷却システム)を示している。なお、図5の状態は、図2の光学ブロック2を赤色反射型LCD20r側から見た図である。
映像表示装置1−1は、投射レンズ3、映像生成部1aおよびサーモチラー(循環温調器)56を備える。また、映像生成部1aは、光学ブロック2、照明ユニット30、光源4、空冷ファン51〜53、水冷ジャケット(冷却器)54、熱交換器55および支持部61、62を含む。
照明ユニット30内の各光学部品と、光源4は、映像生成部1a内において、支持部61、62で覆われている。支持部61は、アームa1、a2を有している。
支持部61のアームa1、a2が設けられていない底面内部には、光源4と、光源4に接触している水冷ジャケット54とが配置している。また、支持部61のアームa1、a2の間には、コリメータレンズ31aおよびフライアイレンズ32a、32bが配置し、アームa1、a2によって、コリメータレンズ31aおよびフライアイレンズ32a、32bが支持されている。
また、支持部62は、アームa3、a4を有し、アームa3、a4が支持部61のアームa1、a2に対向するように配置している。支持部62のアームa3、a4の間には、コリメータレンズ31bおよびダイクロイックミラー34が配置し、アームa3、a4によって、コリメータレンズ31bおよびダイクロイックミラー34が支持されている。
水冷ジャケット54の一方の面は、光源4に直接接触し、他方の反対側の面は、熱交換器55(例えば、ヒートシンクやラジエータ構造)に直接接触している。また、水冷ジャケット54は、循環液(例えば、水)の入力部INと出力部OUTを備え、管路p1、p2を通じてサーモチラー56と接続する。
光学系の動作について説明する。まず、光源4から出射された、赤色光(R)、緑色光(G)および青色光(B)は、コリメータレンズ31aに入射する。コリメータレンズ31a、31bは、2枚の組み合わせによって、赤色光、緑色光および青色光を平行光にする。
フライアイレンズ32a、32bは、2枚の組み合わせによって、赤色光、緑色光および青色光を均一化する。PSコンバータ33は、入射光のS波をP波に変換する。
ダイクロイックミラー34は、赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ、後段の光学ブロック2の所定位置に入射するために、赤色光、緑色光および青色光の色分離を行う。
その後、照明ユニット30からの出射光は、光学ブロック2へ入射し、光学ブロック2から出射された、赤色光、緑色光および青色光は、投射レンズ3に入射する。投射レンズ3は、図示しないスクリーンに映像を投射する。なお、光学ブロック2の動作については上述したので説明は省略する。
次に冷却機構の構成および動作について説明する。冷却対象部品(光学ブロック2や光源4)を含む映像生成部1aは、筐体壁w1で覆われて、外気に対して密閉構造になっている。また、筐体壁w1と支持部61、62の外側壁w2との間にできる路が、ダクト構造となっており、このダクトdが冷却風の流路になっている。
また、空冷ファン51、52は、光学ブロック2の近傍に設けられ、空冷ファン53は、照明ユニット30の近傍に設けられている。空冷ファン53は、具体的には、支持部61のアームa2と、支持部62のアームa4との間の空間部に配置している。
ここで、光源4に対する冷却動作としては、サーモチラー56から送られた循環液は、入力部INを通じて水冷ジャケット54内部に入り、水冷ジャケット54に直接接触している光源4の熱が冷却される。また、冷却に使用された循環液は、出力部OUTを通じてサーモチラー56へ送られる。
なお、サーモチラー56は、冷却用液体である水の液温を管理しながら循環させることで、冷却対象の温度を一定に保つ。冷却用の水は、管路p1を通じて水冷ジャケット54へ送られ、管路p2を通じてサーモチラー56へ戻される。また、サーモチラー56の内部には、冷媒と水を循環させる回路が含まれ、該回路を通して冷媒と水とが熱交換を行っている。
また、光学部品(光学ブロック2および照明ユニット30)の冷却動作としては、空冷ファン51、52は、冷却風を生成して光学ブロック2を冷却する。また、空冷ファン53は、冷却風を生成して照明ユニット30を冷却する。
光学ブロック2を冷却した後の高温の風は、ダクトdを時計回りに流れて、熱交換器55に当たって通過する(水冷ジャケット54にも風が当たる)。また、照明ユニット30を冷却して、支持部61のアームa1と支持部62のアームa3との間の空間部から出力される高温の風も、ダクトdを時計回りに流れて、熱交換器55に当たって通過する。
水冷ジャケット54に直接接触している熱交換器55は、ダクトdを時計回りに流れてきた高温の風を低温にする熱交換を行い、熱交換後の低温の風は、さらにダクトd内を時計回りに流れる。
熱交換器55によって低温となった風は、空冷ファン51〜53の吸気口によって取り込まれて、再び、光学ブロック2および照明ユニット30の冷却に使用され、以降、映像生成部1a内を循環して冷却を行う。
このような構成により、映像表示装置1−1は、例えば、以下のような効果を有している。
・防塵フィルタレス構造によるメンテナンスフリーが可能になる。
・光源冷却用の水冷ジャケットに空気冷却用の熱交換器を兼用させることで、水冷ジャケットの部品点数削減と配管数の削減が可能になる。
・密閉構造なので、外気からのゴミ混入はないため、光学部品にゴミが付着しない。
・水冷ジャケットにも直接風が当たるので、露点温度付近でも結露し難い。
・密閉構造により、空冷ファンのファンノイズが低減する。
・密閉構造により、外気温変動があっても光学部品の温度は一定なので、光学性能を維持できる。
・防塵フィルタレス構造によるメンテナンスフリーが可能になる。
・光源冷却用の水冷ジャケットに空気冷却用の熱交換器を兼用させることで、水冷ジャケットの部品点数削減と配管数の削減が可能になる。
・密閉構造なので、外気からのゴミ混入はないため、光学部品にゴミが付着しない。
・水冷ジャケットにも直接風が当たるので、露点温度付近でも結露し難い。
・密閉構造により、空冷ファンのファンノイズが低減する。
・密閉構造により、外気温変動があっても光学部品の温度は一定なので、光学性能を維持できる。
次に映像表示装置1−1の装置内循環冷却機構(冷却システム)の変形例について説明する。図6、図7は変形例を示す図である。図6は変形例の映像表示装置の概念図であり、図7は変形例の映像表示装置を光出射側から見た熱交換の冷却フロー構成を示している。図5に示した映像表示装置1−1では、水冷ジャケット54に熱交換器55が直接接触する構成であった。
これに対し、図6、図7に示す変形例の映像表示装置1−2では、水冷ジャケット54には、受熱プレート57を直接接触させ、熱交換器55を光学ブロック2および照明ユニット30の近傍に移動する。そして、受熱プレート57と熱交換器55を、ヒートパイプ58で接続する構成としている。
受熱プレート57としては、熱伝導性の高い材料として、例えば銅またはアルミのプレートを使用する。また、受熱プレート57と熱交換器55は、ヒートパイプ58を介して互いに接続する。ヒートパイプ58は、高熱伝導材であって、熱交換器55で受けた熱を受熱プレート57へ輸送する。受熱プレート57へ送られた熱は、水冷ジャケット54により冷却される。
ここで、光学ブロック2および照明ユニット30と、光源4との間の距離が長い場合には、空冷ファン51〜53で生成された循環風が経路途中で弱まって、温度が上昇する場合が考えられる。
したがって、このような構成に対しては、上記のように、水冷ジャケット54の光源冷却面の反対側に受熱プレート57を接触させ、ヒートパイプ58を使って、熱交換器55を光学ブロック2および照明ユニット30の近傍まで移動させる。
これにより、光学ブロック2および照明ユニット30と、光源4との間の距離が長い装置の場合であっても、機内循環による冷却性能低下を防止することが可能になる。
以上説明したように、本技術の構成により、防塵フィルタが不要となるので、空冷時に行っていたメンテナンスは不要となる。また、密閉構造内で空冷ファンを使用するのでファンノイズも低減することができる。さらに、外気温が変化しても、循環液は常に一定温度に保たれるので、光学部品の温度は常に一定に維持され、光学性能を確保することが可能になる。
なお、プロジェクタセットには、光学部品を冷却するファン以外にも電源や基板等を冷却するファンがある。しかし、セット全体のファンノイズについては、光学用のファンが支配的な場合が多いので、光学用の空冷ファンが密閉化されることにより、ファンノイズは大幅に低減し、静音化に大きく貢献する。
さらに、外気を取り込む機構ではないので、防塵フィルタを不要としただけでなく、光学部品を密閉構造化することができる。このため、微小な塵挨などのゴミの混入がなく、光学部品へのゴミの付着を格段に抑制することが可能になる。
さらにまた、1台の水冷ジャケットで、光源の冷却と、循環風が当たる熱交換器の冷却とを兼用するので、水冷ジャケット数および配管数を削減させて、冷却に要する部品点数を大幅に低減することが可能になり、装置規模の縮小およびコストの低減にも寄与する。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1) 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記光源で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。
(2) 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する前記(1)記載の映像表示装置。
(3) 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器および前記冷却器は、密閉構造化される前記(1)または(2)記載の映像表示装置。
(4) 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記熱交換器で発生した熱を伝導する熱伝導部材と、
伝導された熱を受熱する受熱プレートと、
前記光源で発生する熱と、前記受熱プレートで発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。
(5) 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する前記(4)記載の映像表示装置。
(6) 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器、前記熱伝導部材、前記受熱プレートおよび前記冷却器は、密閉構造化される前記(4)または(5)記載の映像表示装置。
(7) 第1の冷却対象部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記第1の冷却対象部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記第1の冷却対象部品よりも高温となる第2の冷却対象部品で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する冷却システム。
(1) 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記光源で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。
(2) 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する前記(1)記載の映像表示装置。
(3) 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器および前記冷却器は、密閉構造化される前記(1)または(2)記載の映像表示装置。
(4) 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記熱交換器で発生した熱を伝導する熱伝導部材と、
伝導された熱を受熱する受熱プレートと、
前記光源で発生する熱と、前記受熱プレートで発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。
(5) 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する前記(4)記載の映像表示装置。
(6) 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器、前記熱伝導部材、前記受熱プレートおよび前記冷却器は、密閉構造化される前記(4)または(5)記載の映像表示装置。
(7) 第1の冷却対象部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記第1の冷却対象部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記第1の冷却対象部品よりも高温となる第2の冷却対象部品で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する冷却システム。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1……映像表示装置、10……冷却機構部、10a……空冷ファン、10b……熱交換器、10c……冷却器、10d……循環温調器、20……映像処理部、20−1……光源、20−2……光学部品
Claims (7)
- 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記光源で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。 - 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する請求項1記載の映像表示装置。
- 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器および前記冷却器は、密閉構造化される請求項1記載の映像表示装置。
- 光源と、光学部品とを含み、映像信号を生成して表示する映像処理部と、
前記光源および前記光学部品を冷却する冷却機構部とを備え、
前記冷却機構部は、
前記光学部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記光学部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記熱交換器で発生した熱を伝導する熱伝導部材と、
伝導された熱を受熱する受熱プレートと、
前記光源で発生する熱と、前記受熱プレートで発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する映像表示装置。 - 前記光源または前記光学部品の少なくとも一方を装置内で支持する支持部を有し、前記支持部の外壁と、装置の筐体壁とで形成されるダクトの内部を、前記冷却風が循環する請求項4記載の映像表示装置。
- 前記光源、前記光学部品、前記空冷ファン、前記熱交換器、前記熱伝導部材、前記受熱プレートおよび前記冷却器は、密閉構造化される請求項4記載の映像表示装置。
- 第1の冷却対象部品を冷却する冷却風を発生させて装置内を循環させる空冷ファンと、
循環する前記冷却風の流路に配置して、前記第1の冷却対象部品の冷却後の前記冷却風を高温から低温へ熱交換する熱交換器と、
前記第1の冷却対象部品よりも高温となる第2の冷却対象部品で発生する熱と、前記熱交換器で発生する熱とを冷却用液体で冷却する冷却器と、
前記冷却用液体の液温が一定温度になるように管理しながら、前記冷却器との間で前記冷却用液体を循環させる循環温調器と、
を有する冷却システム。
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