JP2014006013A - 冷凍庫 - Google Patents

冷凍庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2014006013A
JP2014006013A JP2012142642A JP2012142642A JP2014006013A JP 2014006013 A JP2014006013 A JP 2014006013A JP 2012142642 A JP2012142642 A JP 2012142642A JP 2012142642 A JP2012142642 A JP 2012142642A JP 2014006013 A JP2014006013 A JP 2014006013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice making
ice
making device
door
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012142642A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Matsuno
智彦 松野
Itsuo Tanaka
逸雄 田中
Hirofumi Tsukamoto
普文 塚本
Michio Fukuda
道雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012142642A priority Critical patent/JP2014006013A/ja
Publication of JP2014006013A publication Critical patent/JP2014006013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】使い勝手の良い製氷装置を備えた冷凍冷蔵庫の提供。
【解決手段】製氷皿、貯氷ボックス、前記製氷皿及び貯氷ボックスを一体に保持する製氷ケースとで製氷装置16を構成するとともに、製氷ケースを前記冷凍室3あるいは扉ポケット15と独立して構成して製氷装置自体を着脱自在なユニット品とし、かつ、前記扉ポケット15は前記製氷装置16の製氷ケースを収容設置可能な幅として、製氷装置16を本体側の冷凍室3あるいは扉側の扉ポケット15のいずれにも設置可能としたものである。これにより、製氷装置は使用者の好みにより本体側の冷凍室に設置したり、あるいは扉側の扉ポケットに設置したりすることができ、使い勝手が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は冷凍庫に関し、特に製氷構成に関するものである。
一般に冷凍庫、例えば家庭用の冷凍冷蔵庫は、製氷装置が設けてあり、氷を作って貯蔵できるようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
図12は特許文献1の冷凍冷蔵庫を示し、この冷凍冷蔵庫は本体101内に冷蔵室102とともに冷凍室103を設け、この冷凍室103に製氷装置104が組み込んであり、扉105を開けて冷凍室103内から氷を取り出すようになっている。
また、図13は特許文献2の冷凍冷蔵庫を示し、この冷凍冷蔵庫は本体101の冷凍室103を開閉する扉105の扉ポケット106に製氷皿107、貯氷ボックス108等からなる製氷装置109が組み込んであり、扉105を開くことによって製氷装置109が冷凍室外に引き出され、氷を容易に取り出すことができるようになっている。
特開2006−38422号公報 特開平06−18140号公報
このように従来の冷凍冷蔵庫は、製氷装置104,109が本体101の冷凍室103あるいは扉ポケット106に組み込んであるため、製氷装置104,109を冷凍室103内から扉ポケット106へ、あるいはその逆に移動させることができず、使い勝手が悪いという課題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、製氷装置を冷凍室あるいは扉ポケットのいずれにも設置可能として使い勝手の良い冷凍庫を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するため、製氷装置は、製氷皿と、貯氷ボックスと、前記製氷皿及び貯氷ボックスを一体的に保持する製氷ケースとで構成するとともに、製氷ケースを前記冷凍室あるいは扉ポケットと独立して構成して製氷装置自体を着脱自在なユニット品とし、かつ、扉に設けてある扉ポケットは前記製氷装置の製氷ケースを収容設置可能な幅として、製氷装置を本体側の冷凍室あるいは扉側の扉ポケットのいずれにも設置可能としたものである。
これにより、製氷装置は使用者の好みにより本体側の冷凍室に設置したり、あるいは扉側の扉ポケットに設置したりすることができ、使い勝手が向上するとともに、製氷装置を扉側の扉ポケットに設けた場合は、本体内の冷凍室に設けてある冷気吹出口近傍の製氷装置を設けていた部分を食品の収納スペースとして利用でき、製氷装置を扉側の扉ポケットに移した分、多くの食品を冷気の吹出し口近傍に置いて急冷させる使い方ができるとともに、製氷装置を本体側の冷凍室に設置した場合は扉を開くことによって製氷装置を冷凍室から引き出すことができ、製氷装置の氷の取出しを容易にする使い方ができ、冷凍庫の機能を向上させることができる。
本発明は、使用者の好みに応じて製氷装置を本体側あるいは扉側のいずれにも設置できるので、使い勝手が向上するとともに、必要に応じて食品の急冷を行わせたり、氷取出しを容易にする等の使い分けができ、冷凍庫としての機能を向上させることもできる。
本発明の実施の形態1における冷凍庫を適用した冷凍冷蔵庫の正面図 同冷凍冷蔵庫の断面図 同冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍室を正面から見た拡大斜視図 同冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍室扉を示し、製氷装置を扉ポケットに収納設置したときの拡大斜視図 同冷凍冷蔵庫の冷凍室と製氷装置を示す斜視図 同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置のユニットを示す斜視図 同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置を冷凍室内荷設置した場合の断面図 同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置を冷凍室扉に収納設置した場合の断面図 同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置の分解斜視図 同実施の形態2における冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍扉を示し、製氷装置を扉ポケットに収納設置したときの拡大斜視図 同実施の形態3における冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍室扉を示し、製氷装置を扉ポケットに設置したときの拡大斜視図 従来の冷凍冷蔵庫の製氷構成部分を示す断面図 同従来の他の冷凍冷蔵庫における製氷構成部分を示す断面図
第1の発明は、本体に設けた冷凍室と、この冷凍室を開閉する扉ポケット付きの扉と、前記冷凍室内で氷を作る製氷装置とを備え、前記製氷装置は、製氷皿と、貯氷ボックスと、前記製氷皿及び貯氷ボックスを一体的に保持する製氷ケースとで構成するとともに、製氷ケースを前記冷凍室あるいは扉ポケットと独立して構成して製氷装置自体を着脱自在なユニット品とし、かつ、前記扉に設けてある扉ポケットは前記製氷装置の製氷ケースを収容設置可能な幅として、製氷装置を本体側の冷凍室あるいは扉側の扉ポケットのいずれにも設置可能な構成としてある。
これにより、製氷装置は使用者の好みにより本体側の冷凍室に設置したり、あるいは扉側の扉ポケットに設置したりすることができ、使い勝手が向上するとともに、製氷装置を扉側の扉ポケットに設けた場合は、本体内の冷凍室に設けてある冷気吹出口近傍の製氷装置を設けていた部分を食品の収納スペースとして利用でき、製氷装置を扉側の扉ポケットに移した分、多くの食品を冷気の吹出し口近傍に置いて急冷させる使い方ができるとともに、製氷装置を本体側の冷凍室に設置した場合は扉を開くことによって製氷装置を冷凍室から引き出すことができ、製氷装置の氷の取出しを容易にする使い方ができ、冷凍庫の機能を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、製氷装置の製氷ケースは製氷皿の上方に位置する板状の蓋部を備え、この蓋部で製氷皿の上部を覆う構成としたものである。
これにより、製氷装置の製氷皿内に他の食品の出し入れ時に異物等が入り込んで当該異物が混入した氷が製氷されてしまうようなことがなくなり、安心して使用することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、製氷装置は製氷皿を製氷ケース内でひ
ねることによって氷を製氷皿下方の貯氷ボックス内に分離落下させる構成とするとともに、前記製氷皿をひねったときに製氷ケースの当該製氷ケースを移動させようとする力が加わる部分に係止部を設け、この係止部を冷凍室の冷凍室壁に設けた突起に係止可能としたものである。
これにより、製氷装置を本体側の冷凍室に設置した場合、氷を製氷皿から分離させるときに製氷装置が冷凍室内で動いてしまって製氷皿のひねりによる氷の分離が行いにくくなることがなく、使い勝手の良いものとなる。
第4の発明は、第3の発明において、製氷装置はその壁長手方向に沿って冷気を冷凍ケース内に導入する冷気案内孔を形成し、この冷気案内孔の一部を冷凍室壁の突起に係止させる係止部としたものである。
これにより、製氷ケース内の製氷皿に冷気を導いて氷生成時間を短くすることができるとともに、この冷気導入用の冷気案内孔を利用して製氷装置を冷凍室に固定することができ、構成の合理化によるコストダウンも可能となる。
第5の発明は、第4の発明において、製氷装置の冷気案内孔は製氷皿の上面より上方位置に形成した構成としてある。
これにより、冷気案内孔からの冷気は製氷皿の上面に沿って流れ込むようになり、氷生成時間をより短縮することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明において、製氷装置の製氷ケースはその長手方向の両端部が開口するトンネル形状としたものである。
これにより、製氷ケース内に冷気をより効率よく導くことができて氷生成時間をより短くできるとともに、製氷ケース内の貯氷ボックス内に貯めた氷の取出しが製氷ケースの両端部いずれからでも行うことができ、使い勝手が向上する。
第7の発明は、第4〜第6の発明において、冷凍室に設けてある冷気の吹出口は、少なくともその一部が扉ポケットに収納設置した製氷装置の冷気案内孔と対向するような位置に設けた構成としてある。
これにより、製氷装置の製氷ケース内にはさらに効率よく冷気が流れ込むことになって氷生成時間の短縮が可能となる。
第8の発明は、第1〜第7の発明において、扉ポケットは、扉ポケットに収納設置した製氷装置の製氷ケース開口付近と対応する一部分を開くことが可能な構成としてある。
これにより、製氷装置を扉ポケットに設置した場合、扉ポケットの一部を開くことによって製氷ケースの開口から貯氷ボックス内に手などを挿入しやすくなり、氷の取出しが容易に行えるようになる。
第9の発明は、第1〜第8の発明において、扉ポケットは、扉ポケットに収納した製氷装置の製氷ケース長手方向寸法と略同等の部分を開くことが可能な構成としてある。
これにより、製氷装置の製氷ケースと略同等の幅である扉ポケットの上部にさらに扉ポケットが設けてあるような場合であっても、扉ポケットの製氷ケース長手方向寸法と略同等の部分を開くことによって扉ポケットへの収納設置が容易に行えるようになり、扉ポケ
ットを上下複数設けてその収容容積を確保しつつ製氷装置の着脱性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では冷蔵室を有する冷凍冷蔵庫を例にして説明するが、冷凍室のみの冷凍庫であっても同様であり、これによって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷凍冷蔵庫の正面図、図2は同冷凍冷蔵庫の断面図、図3は同冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍室を正面から見た拡大斜視図、図4は同冷凍冷蔵庫の冷凍室扉を開いた状態の冷凍室扉を示し、製氷装置を扉ポケットに設置したときの拡大斜視図、図5は同冷凍冷蔵庫の冷凍室と製氷装置を示す斜視図、図6は同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置のユニットを示す斜視図、図7、図8は同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置のユニットを示す断面図、図9は同冷凍冷蔵庫に用いる製氷装置のユニットを示す分解斜視図である。
図1〜図9において、この冷凍冷蔵庫は本体1内に冷蔵室2と冷凍室3を有している。前記本体1は金属製の外箱と樹脂製の内箱との間に例えば硬質発泡ウレタン等の断熱材4を充填して構成してあり、外方の大気から本体1内に流入しようとする熱を遮断する機能を有している。
また、上記本体1には前記冷蔵室2を開閉する冷蔵室扉5と、冷凍室3を開閉する冷凍室扉6を備え、これら各扉5,6は例えば右側端部を本体1に回転自在に取り付けてあり、本体同様硬質発泡ウレタン等の断熱材4を発泡充填して構成してある。
前記本体1はその冷凍室3の背部に冷却室7が設けてあり、この冷却室7で生成した冷気を前記冷蔵室2や冷凍室3に循環させて貯蔵食品を冷却、冷凍するようになっている。
上記冷却室7は本体1を構成する内箱の冷凍室3背部を凹状に窪ませ、冷凍室3との間を区画壁で区画して形成してあり、内部に冷凍サイクルの冷却器8、冷却器8に風を供給して冷気とし、当該冷気を冷蔵室2や冷凍室3に循環させるファン(図示せず)が組み込んである。
また前記冷凍室3にはその冷凍室壁に複数の棚板レール9,10を設けてその一つに棚板11が設けてあるとともに、冷凍室扉6の内面には上下二段の棚部12,13を設けて、扉ポケット14,15が棚部12,13先端を支点として若干回動するように取り付けてある。また、上記扉ポケット14,15のうちの少なくともひとつ、この実施の形態では下側の扉ポケット15はその前後方向の幅を後述する製氷装置の幅より大きく形成し、この扉ポケット15に製氷装置を収納設置可能にしてある。
16は前記した製氷装置で、図2、図3では冷凍室3の底板上部に、図4では冷凍室扉6の下側の扉ポケット15に収納設置(図2では点線で示す)した場合を示している。
この製氷装置16は、図6〜図9に示すように、製氷皿17と、この製氷皿17を回転自在に支持する皿支持体18と、その皿支持体18の下方に位置する貯氷ボックス19と、これら製氷皿17、皿支持体18、貯氷ボックス19を一体的に内蔵する製氷ケース20とから構成されている。この製氷装置16はその製氷ケース20を前記冷凍室3あるいは扉ポケット15の一部として形成するのではなくこれらとは独立して形成されていて、製氷装置16自体を着脱自在な独立ユニット品としている。
上記製氷装置16の製氷皿17は断面略逆台柱形の複数の凹部17aを有するとともに、その一端部側にハンドル部21を備え、このハンドル部21をもって回転させるとその一部が皿支持体18の一部に当たってひねられるような形となり、このひねりによって前記凹部17aに形成された氷が凹部17aから分離されて落下するようになっている。そして皿支持体18には前記製氷皿17を回転自在に支持すべく製氷皿両端の軸を支持する軸支持部22が設けてある。
また、製氷ケース20は、図7、図8に示すようにその両側内壁面に保持部23,24が形成してあり、この保持部23,24によって前記製氷皿17を支持した皿支持体18及び貯氷ボックス19を保持する構成としてある。この製氷ケース20は断面略コ字状のケースを一対突き合わせてその両端部が開口するトンネル状に形成してあり、その上面は製氷皿17の上面を覆う蓋部20aとしてあり、かつ側壁、この実施の形態では一方の側壁には長手方向に沿ってスリット状の冷気案内孔25が形成してある。
この冷気案内孔25は、図8から明らかなように製氷皿17の上面より上方位置に形成してあり、冷気案内孔25から製氷ケース20内に流れ込む冷気(矢印で示す)が直接製氷皿17の凹部17a内の水面に触れるようにしてある。
また、この冷気案内孔25は、製氷装置16を本体側の冷凍室3に設置したときの製氷装置16を冷凍室3に固定するための係止部ともなるものである。すなわち、図5に示すように製氷装置16を設置する冷凍室3の冷凍室壁には突起26が取り付けてあり、冷気案内孔25はこの突起26に嵌め込んでその突起フランジ部26aが冷気案内孔25の孔縁に係止して製氷装置16が冷凍室3に固定されるようになっている。なお、この冷気案内孔25はその長手方向の両端部分を突起フランジ部26aより大きな孔形状としてこの部分から突起フランジ部26aにはめ込みそのままスライドさせて突起フランジ部26aに係止させる構成としてある(図5では理解しやすいように突起26及び突起フランジ部26aを大きめに記載してある)。
この製氷装置16を設置する本体側の冷凍室3にはその奥壁左右に冷気の吹出口27と戻り口28が形成してあり、冷凍室背部の冷却室7とつながっていて、冷気が流出入するようになっている。上記吹出口27及び戻り口28は冷凍室奥壁の左右に分けてそれぞれが上下に対応する形で設けてあり、前記製氷装置16を扉ポケット15に収納設置した場合、少なくとも左右いずれか一方の吹出口27の一部が製氷装置16の冷気案内孔25と対向するように設定してある。
上記構成において、次に作用効果について説明する。
この冷凍冷蔵庫の製氷装置16は、すでに述べた通りその製氷ケース20を前記冷凍室3あるいは扉ポケット15の一部として形成することなくこれらとは独立して形成していて、製氷装置16自体が独立した着脱自在なユニット品となっている。そして、冷凍室扉の扉ポケットは前記製氷ケース20の幅よりも広い幅としてある。したがって、この製氷装置16は、使用者の好みによって、図2の実線及び図3に示すように本体側の冷凍室3に設置したり、あるいは、図2の点線及び図4に示すように冷凍室扉側の扉ポケット15に収納設置することができ、使い勝手が向上する。
上記製氷装置16の冷凍室3への設置は、製氷ケース20の冷気案内孔25の大きな孔部分を冷凍室壁から突出する突起フランジ部26aに嵌合してそのまま後方へスライド移動させれば、前記突起フランジ部26aが冷気案内孔25の幅狭孔部分に位置して製氷装置16を冷凍室壁に係止し、製氷装置16を冷凍室壁に容易に設置固定することができる。
また、この製氷装置16を冷凍室扉6の扉ポケット15に収容設置する場合は、前記と逆の動作で製氷装置16を冷凍室壁から取り外し、そのまま扉ポケット15に挿入設置すればよい。
そして、製氷装置16を扉側の扉ポケット15に設けた場合は、本体内の冷凍室3に設けてある冷気の吹出口27近傍の製氷装置16を設けていた部分を、食品の収納スペースとして利用でき、製氷装置16を扉ポケット15に移した分、多くの食品を冷気の吹出口27近傍に置いて急冷させることができるとともに、製氷装置16を本体側の冷凍室3に設置した場合は冷凍室扉6を開くことによって製氷装置16を冷凍室3から引き出すことができ、製氷装置16の氷の取出しが容易になる。
また、上記製氷装置16の製氷ケース20は製氷皿17の上方に位置する板状の蓋部20aを備え、この蓋部20aで製氷皿17の上部を覆う構成としてあるから、製氷装置16の製氷皿17内に他の食品の出し入れ等により異物等が入り込んで当該異物が混入した氷が製氷されてしまうようなことが無くなり、安心して使用することができる。
一方、上記製氷装置16は、製氷皿17を製氷ケース20内でひねることによって氷を製氷皿下方の貯氷ボックス19内に分離落下収納させるが、この製氷装置16は冷凍室壁の突起フランジ部26aに係止させた冷気案内孔25が上部に位置していて、前記製氷皿17をひねったときに製氷ケース20にこれを移動させようとする力がかかる部分で冷凍室壁の突起フランジ部26aに係止していることになる。これにより、本体側の冷凍室3に設置した製氷装置16の製氷皿17から氷を分離させるときに、製氷装置16が冷凍室内で動いてしまって製氷皿17のひねりによる氷の分離が行いにくくなることがなく、使い勝手の良いものとなる。この氷の製氷皿17からの分離は当該製氷装置16を冷凍室扉側の扉ポケット15に収納設置したときには、製氷皿17のひねりによって生じる力が扉ポケット15の壁面によって受け止められ、製氷装置16が動くことが無いので、この場合も前記と同様容易に氷の分離ができる。
また、上記製氷装置16はその製氷ケース20の側壁長手方向に沿って形成した冷気案内孔25から製氷ケース20内に冷気が流れ込んで製氷皿17内の水を直接冷却するようになるので、短い時間で氷を生成することができる。しかもこの冷気案内孔25を利用して製氷装置16を冷凍室に固定しているので、構成の合理化によるコストダウンが可能となる。
特にこの実施の形態では、上記製氷装置16の冷気案内孔25は製氷皿17の上面より上方位置に形成してあるから、冷気案内孔25からの冷気は製氷皿17の上面に沿って流れ込むようになり、凹部17a内の水表面を直接冷却するようになるので、氷生成時間をより短縮することができる。加えて、前記製氷装置16の製氷ケース20はその長手方向の両端部が開口するトンネル形状としてあるから、冷気はこの開口を介して製氷ケース20の両端部からも製氷ケース20内に流れ込むようになり、冷気をより効率よく導いて氷生成時間を一段と短くすることができるとともに、製氷ケース20内の貯氷ボックス19内に貯めた氷の取出しを製氷ケース20の両端部いずれからでも行うことができ、使い勝手が向上する。
なお、この実施の形態では製氷ケース20の一方の開口には図9に示すようにストッパー部20bを設けて、製氷装置16の着脱時に一方の開口から不用意に貯氷ボックス19や皿支持体18が離脱落下しないように配慮してあるが、前記した如くストッパー部を廃止して氷の取出しを製氷ケース20の両端部いずれからでも行うことができようにすることを優先することもできる。
また、前記製氷装置16を設ける冷凍室3の冷気の吹出口27は、冷凍室扉6の扉ポケット15に収容設置した製氷装置16の冷気案内孔25が当該冷気の吹出口27の少なくとも一部と対向するような位置に設けてあるから、製氷装置16の製氷ケース20内にはさらに効率よく冷気が流れ込むことになって氷生成時間の短縮が可能となる。
なお、製氷装置16を冷凍室扉6の扉ポケット15に収納設置した場合、冷凍室扉6の開閉時に製氷皿17内の水が飛び散ることが懸念されるが、これは製氷皿17の凹部17a外周を囲む周壁の高さ寸法を従来よりも高く設定することによって対応している。
(実施の形態2)
図10は実施の形態2を示し、この実施の形態2は製氷装置16を冷凍室扉6の扉ポケット15に設けた場合、当該製氷装置16から氷を容易に取り出しできるようにしたものである。
すなわち、この実施の形態では冷凍室扉6の扉ポケット15は、当該扉ポケット15に収納設置した製氷装置16の製氷ケース開口が対応する一部分(図10の点線で示すA部分)を、例えば横方向にスライドさせて開くことができる構成としてある。
これにより、製氷装置16を扉ポケット15に設置した場合、扉ポケット15の一部Aを横方向にスライドさせて開いて製氷ケース20の開口から貯氷ボックス19内に手などを入れやすくなり、氷の取出しが容易に行えるようになる。
(実施の形態3)
図11は実施の形態3を示し、この実施の形態3は製氷装置16を冷凍室扉6の扉ポケット15に容易に設置あるいは取り外しできるようにしたものである。
すなわち、この実施の形態では冷凍室扉6の扉ポケット15は、当該扉ポケット15に収納設置した製氷装置16の製氷ケース長手方向寸法と略同等の部分(図11の点線で示すB部分)を、例えば下端を支点に手前側に開くことが可能な構成としてある。
これにより、冷凍室扉6の扉ポケット15の幅が製氷装置16の製氷ケース20と略同等の幅であって、当該扉ポケット15の上部にさらに扉ポケット14が設けてあるような場合であっても、扉ポケット15の製氷ケース長手方向寸法と略同等のB部分を手前側に開くことによって扉ポケット15への収納設置が容易に行えるようになり、冷凍室の扉ポケットを上下に複数設けてその収容容積を確保しつつ製氷装置16の着脱性を向上させることができる。
以上説明したように本発明は、製氷装置を本体側の冷凍室あるいは冷凍室扉側の扉ポケットのいずれにも設置可能として使い勝手を向上させたものであるが、上記各実施の形態は本発明を実施するうえでの一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲内であれば種々変更可能であることは言うまでもない。例えば上記各実施の形態では冷蔵室も有する冷凍冷蔵庫で説明したが、冷凍室のみの冷凍庫であっても良く、また、製氷装置は製氷ケースの冷気案内孔がひとつの場合を例示したが、これは両側壁に上下複数設けたり、製氷ケース自体を線材で構成する等して、冷気が製氷皿に触れやすくする等しても良いものである。また、製氷ケースの冷気案内孔が製氷装置を冷凍室に固定するための係止部を兼ねているが、係止部は冷気案内孔とは別個に設けても良く、また、係止部は貫通孔ではなく凹状のものであっても良いものであり、本発明においてはこれら種々の変形が考えられるものである。
以上のように本発明は、使用者の好みに応じて製氷装置を本体側あるいは扉側のいずれにも設置できるので、使い勝手が向上するとともに、必要に応じて食品の急冷を優先させたり、氷取出しを容易にする等の使い分けもできて、冷凍庫としての機能を向上させることもでき、家庭用はもちろん業務用の冷凍庫にも幅広く適用することができる。
1 本体
2 冷蔵室
3 冷凍室
4 断熱材
5 冷蔵室扉
6 冷凍室扉
7 冷却室
8 冷却器
9,10 棚板レール
11 棚板
12,13 棚部
14,15 扉ポケット
16 製氷装置
17 製氷皿
17a 凹部
18 皿支持体
19 貯氷ボックス
20 製氷ケース
20a 蓋部
21 ハンドル部
22 軸支持部
23,24 保持部
25 冷気案内孔(係止部)
26 突起
27 吹出口
28 戻り口

Claims (9)

  1. 本体に設けた冷凍室と、この冷凍室を開閉する扉ポケット付きの扉と、前記冷凍室内で氷を作る製氷装置とを備え、前記製氷装置は、製氷皿と、貯氷ボックスと、前記製氷皿及び貯氷ボックスを一体的に保持する製氷ケースとで構成するとともに、製氷ケースを前記冷凍室あるいは扉ポケットと独立して構成して製氷装置自体を着脱自在なユニット品とし、かつ、前記扉に設けてある扉ポケットは前記製氷装置の製氷ケースを収容設置可能な幅として、製氷装置を本体側の冷凍室あるいは扉側の扉ポケットのいずれにも設置可能とした冷凍冷蔵庫。
  2. 製氷装置の製氷ケースは製氷皿の上方に位置する板状の蓋部を備え、この蓋部で製氷皿の上部を覆う構成とした請求項1記載の冷凍冷蔵庫。
  3. 製氷装置は製氷皿を製氷ケース内でひねることによって氷を製氷皿下方の貯氷ボックス内に分離落下させる構成とするとともに、前記製氷皿をひねったときに製氷ケースの当該製氷ケースを移動させようとする力が加わる部分に係止部を設け、この係止部を冷凍室の冷凍室壁に設けた突起に係止可能とした請求項1又は2記載の冷凍冷蔵庫。
  4. 製氷装置はその壁長手方向に沿って冷気を冷凍ケース内に導入する冷気案内孔を形成し、この冷気案内孔の一部を冷凍室壁の突起に係止させる係止部とした請求項3記載の冷凍冷蔵庫。
  5. 製氷装置の冷気案内孔は製氷皿の上面より上方位置に形成した請求項4記載の冷凍冷蔵庫。
  6. 製氷装置の製氷ケースはその長手方向の両端部が開口するトンネル形状とした請求項1〜5のいずれか1項記載の冷凍冷蔵庫。
  7. 冷凍室に設けてある冷気の吹出口は、少なくともその一部が扉ポケットに収納設置した製氷装置の冷気案内孔と対向するような位置に設けてあることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載の冷凍冷蔵庫。
  8. 扉ポケットは、扉ポケットに収納設置した製氷装置の製氷ケース開口付近と対応する一部分を開くことが可能な構成とした請求項1〜7のいずれか1項記載の冷凍冷蔵庫。
  9. 扉の扉ポケットは、扉ポケットに収納した製氷装置の製氷ケース長手方向寸法と略同等の部分を手前側に開くことが可能な構成とした請求項1〜8のいずれか1項記載の冷凍冷蔵庫。
JP2012142642A 2012-06-26 2012-06-26 冷凍庫 Pending JP2014006013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142642A JP2014006013A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 冷凍庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012142642A JP2014006013A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 冷凍庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014006013A true JP2014006013A (ja) 2014-01-16

Family

ID=50103894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012142642A Pending JP2014006013A (ja) 2012-06-26 2012-06-26 冷凍庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014006013A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145691A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
JP2018096629A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP2019152404A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 シャープ株式会社 冷蔵庫

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145691A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
WO2016129236A1 (ja) * 2015-02-09 2016-08-18 株式会社 東芝 冷蔵庫
JP2018096629A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP2019152404A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 シャープ株式会社 冷蔵庫
WO2019171637A1 (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 シャープ株式会社 冷蔵庫
CN111819408A (zh) * 2018-03-06 2020-10-23 夏普株式会社 冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10677509B2 (en) Refrigerator
US9534833B2 (en) Basket for refrigerator
KR101761739B1 (ko) 냉장고용 수납서랍을 구비한 냉장고
KR20130045441A (ko) 냉장고
WO2013042338A2 (en) Refrigerator
US8162422B2 (en) Refrigerator
JP2014006013A (ja) 冷凍庫
KR100951287B1 (ko) 구획부재를 구비한 냉장고
KR101467271B1 (ko) 냉장고
KR101132455B1 (ko) 냉장고
KR20090133018A (ko) 구획부재를 구비한 냉장고
CN103765138B (zh) 冰箱
JP6097929B2 (ja) 冷蔵庫
JP7127816B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013190136A (ja) 冷蔵庫
KR101132452B1 (ko) 냉장고
JP2016200319A (ja) 冷蔵庫
JP6186115B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013190135A (ja) 冷蔵庫
WO2018123338A1 (ja) 冷蔵庫
JP2006170545A (ja) 製氷機組込み冷蔵庫
KR101902247B1 (ko) 분리바 어셈블리가 구비된 냉장고 도어구조 및 이를 구비한 냉장고
KR20110078656A (ko) 냉장고
KR102484020B1 (ko) 냉장고용 지지 부재 및 상기 지지 부재가 구비된 냉장고
KR20110085603A (ko) 냉장고