JP6097929B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵室の小物収納構成に関するものである。
一般に冷蔵庫は冷蔵室内に小物収納室が併設してあり、そのような冷蔵庫の中には上記小物収納室の前面に開閉自在な蓋板を設けたものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図13〜図15は上記特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、この冷蔵庫101は冷蔵室102内に仕切板103、104を取り付けて仕切板103と仕切板104の間に空間を形成し、その空間内に容器105(図14参照)を出し入れ自在に設けて小物収納室106が形成してある。そして前記小物収納室106にはその前面に開閉自在な蓋板107が設けてある。
この蓋板107は図14、図15に示すように、その両側に設けた軸108を前記仕切板103、104に形成した案内溝109に挿通して上後方向きに回動させ開閉させる構成としてある。なお、この例では上記蓋板107は容器105の出し入れに伴って回動するように構成してある。
特開平10−103854号公報
上記特許文献1に記載されている冷蔵庫は、蓋板107で覆った小物収納室106を冷気によって効率よく冷却することができ、複数の冷却温度帯を有するチルド室等として利用できる等、使い勝手が向上する利点がある。
しかしながら、上記従来のような構成によると、構成が複雑で、かつ、コスト高になるという課題があった。すなわち、前記蓋板107の軸108を挿入する案内溝109は、蓋板107を回動可能とするため、少なくともその形状は円弧形状が必要(この特許文献では更に円弧形状と直線からなる複雑な屈曲形状が必要)となるため、冷蔵庫本体の冷蔵室壁自体に形成しようとすると、金型が複雑化してコスト高になる。したがって、当該特許文献1にも記載されているように、冷蔵室壁側にも別体物の仕切板104を準備して当該仕切板104に案内溝109を設けるような形となり、部品点数が増えて構成が複雑化すると同時にコスト高になってしまうのであった。
また、上記蓋板107はその軸108を案内溝109に挿入する際に蓋板107を湾曲させて前記軸108を案内溝109に挿入させなければならず、組み立て性が悪いという課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、蓋板の取り付け構成を簡素化して安価に提供できる冷蔵庫とすることを目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、
冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に形成した貯蔵室と、前記貯蔵内に区画形成した収納空間と、前記収納空間に出し入れ自在に設けた収納容器と、前記収納容器の前方側を覆う蓋板と、前記蓋板を上後方向きに可動自在に支持する軸体とを備え、前記軸体は前記収納空間の壁面に設け、かつ、前記蓋板には側面板部を設け、前記側面板部に円弧状の案内溝を設けて前記収納空間壁面からの軸体を嵌合させ可動自在としたもので、前記軸体は先端部に案内溝からの抜け止め防止用のフランジ部を備え、案内溝はその一部に前記フランジ部
が挿通可能な挿入部を有し、案内溝の挿入部は案内溝の端部に形成するとともに、案内溝と挿入部との境目には軸体係止部を設けたものである。
これにより、冷蔵庫本体の貯蔵室壁に円弧状の案内溝を形成する必要が無く、金型構成を簡素化してコストダウンを図ることができるとともに、貯蔵室壁側に案内溝を形成した仕切板のような大きな別部品を必要としないから、構成の簡素化と材料費削減が可能となって更なるコストダウンが実現できる。
本発明は、蓋板取付け構成の簡素化とコストダウンが実現でき、安価な冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同冷蔵庫の内部を示す正面図 同冷蔵庫の縦断面図 同冷蔵庫の横断面図 同冷蔵庫における冷凍室背面の冷却室を露出させて冷蔵室の冷気流れを説明するための正面図 同冷蔵庫の内箱を背面側から示す斜視図 同冷蔵庫の小物収納室を示す正面図 同冷蔵庫の小物収納室の断面図 同冷蔵庫の小物収納室の一部決裁正面図 同冷蔵庫の小物収納室の蓋板を示す側面図 同冷蔵庫の小物収納室の蓋板取り付け構成を示す側面図 (a)〜(f)同冷蔵庫の小物収納室の蓋板動作を示す説明図 従来の冷蔵庫の正面図 同従来の冷蔵庫の小物収納室を示す分解斜視図 同従来の冷蔵庫の小物収納室を覆う蓋板の動作説明図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に形成した貯蔵室と、前記貯蔵内に区画形成した収納空間と、前記収納空間に出し入れ自在に設けた収納容器と、前記収納容器の前方側を覆う蓋板と、前記蓋板を上後方向きに可動自在に支持する軸体とを備え、前記軸体は前記収納空間の壁面に設け、かつ、前記蓋板には側面板部を設け、前記側面板部に円弧状の案内溝を設けて前記収納空間壁面からの軸体を嵌合させ可動自在としたもので、前記軸体は先端部に案内溝からの抜け止め防止用のフランジ部を備え、案内溝はその一部に前記フランジ部が挿通可能な挿入部を有し、案内溝の挿入部は案内溝の端部に形成するとともに、案内溝と挿入部との境目には軸体係止部を設けたものである。
これにより、冷蔵庫本体の貯蔵室壁に円弧状の案内溝を形成する必要が無く、金型構成を簡素化してコストダウンを図ることができるとともに、貯蔵室壁側に案内溝を形成した仕切板のような大きな別部品を必要としないから、構成の簡素化と材料費削減が可能となって更なるコストダウンが実現できる。
の発明は、第の発明において、収納空間は冷蔵庫本体の最上部に形成するとともに、収納空間上面壁は前方の開口部分から後方に向かって下り傾斜する傾斜面とし、かつ、前記傾斜面より後部の収納空間上の冷蔵庫本体壁中に制御部を組み込んだ構成としてある。
これにより、収納空間の前方開口部が大きなものとなって収納容器や収納容器に収納した食品の出し入れが容易になるとともに、収納空間上部の傾斜面後方の冷蔵庫本体壁厚が厚くなってその部分に制御部を設けても断熱性を確保して制御部の発汗を防止でき、使用性と信頼性の向上に加え構成の合理化も同時に図ることができる。
の発明は、第1または第2の発明において、冷蔵庫本体を開閉する扉を備えるとともに、前記扉の蓋板と対向する部分に扉ポケットを設け、かつ、前記蓋板には収納空間に
供給される冷気の一部を前記扉ポケット部分に供給する冷気小孔を設けた構成としてある。
これにより、蓋板を設けた収納空間を効率よく冷却しつつその前面に位置する扉ポケットに収納した食品も必要十分に冷却することができ、冷却性能の良好な冷蔵庫とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同冷蔵庫の内部を示す正面図、図3は同冷蔵庫の縦断面図、図4は同冷蔵庫の横断面図、図5は同冷蔵庫における冷凍室背面の冷却室を露出させて冷蔵室の冷気流れを説明するための正面図、図6は同冷蔵庫の内箱を背面側から示す斜視図、図7は同冷蔵庫の小物収納室を示す正面図、図8は同冷蔵庫の小物収納室の断面図、図9は同冷蔵庫の小物収納室の一部決裁正面図、図10は同冷蔵庫の小物収納室の蓋板を示す側面図、図11は同冷蔵庫の小物収納室の蓋板取り付け構成を示す側面図、図12(a)〜(f)は同冷蔵庫の小物収納室の蓋板動作を示す説明図、である。
図1〜図6において、1は冷蔵庫本体で、二つの貯蔵室2、3を有し、上部の貯蔵室2を冷凍室、その下部の貯蔵室3を冷蔵室としたトップフリーザ方式の冷蔵庫を形成している。
上記冷蔵庫本体1は、図3に示すように、前方に開口する金属製(例えば鉄板)の外箱
4と、硬質樹脂製(例えばABS製)の内箱5と、これら外箱4と内箱5との間に発泡充填した硬質ウレタン等の発泡断熱材6からなる。また、冷蔵庫本体1の冷凍室となる貯蔵室2(以下、冷凍室2と称す)及び冷蔵室となる貯蔵室3(以下、冷蔵室3と称す)の前面は冷蔵庫本体1と同様の構成によって断熱性を持たせた回転自在な扉7、8によって開閉自在となっている。
また、前記冷蔵庫本体1の冷凍室2背面には冷却室9があり、冷気を生成する冷却器10と、冷気を各室に供給する送風ファン11とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体下面奥部には圧縮機12が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)と、前記した冷却器10とからなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
冷蔵室3は内部に複数の収納棚14を着脱自在に有し、冷蔵室内空間が上下複数の空間に仕切られている。
また、冷凍室2及び冷蔵室3の最上部空間には図2に示すように小物収納室15、16がそれぞれ併設してあり、冷凍室2側の小物収納室15の上面壁は図3に示すように前方の開口部分から後方に向かって下り傾斜する傾斜面17とし、かつ、前記傾斜面17より後部の収納空間上の冷蔵庫本体壁中に冷凍サイクルの運転を制御する制御部18が組み込んである。そして、冷凍室2は図2に示すようにその背面に冷凍用冷気吹出し口13aと冷凍用冷気戻り口13bを有しており、冷凍用冷気吹出し口13aは小物収納室15とその下方の空間とにまたがるように設けてある。
また、冷蔵室3の背面部には図4、図5に示すように前記冷却器10で生成した冷気を冷蔵室3に供給する冷気ダクト19が設けてある。この冷気ダクト19は冷蔵室3の背面略中央部分に上下方向に設けてあり、その左右両側面に冷蔵用冷気吹出し口20が設けてある。更に、前記冷気ダクト19は図5から明らかなように冷却器10の横幅よりも短い横幅としてあり、当該冷気ダクト19に連なる連結ダクト21(図6参照)が冷却室9の中央部分、すなわち、冷却器10の中央部分に接続してある。これによって、冷気ダクト19は冷却器10中央部分の冷気が供給される構成となる。
また、前記冷蔵室3の最上段空間部の背面部分には図5に示すように冷蔵用冷気戻り口22が設けてある。この冷蔵用冷気戻り口22は前記冷気ダクト19の横幅よりも外側部に位置するように設けてあり、その冷蔵用冷気戻り口22に連なる冷気戻りダクト23(図6参照)が前記冷却室9の左右両側部分、すなわち、冷却器10の両側部分に接続してある。これによって、冷蔵用冷気戻り口22からの冷気は冷却器10両側外周部分に戻る構成となる。
更に、前記冷気ダクト19はその冷蔵用冷気吹出し口20が前記収納棚14によって仕切られた各空間に対応する如く形成してあり、そのうち最上段の空間部分の冷気ダクト両側面の冷気吹出し口は設けず閉塞面とし、代わりに前記した小物収納室16に対向するダクト前面の最上部に小さな冷蔵用補助冷気吹出し口20aが形成してある。
次に前記した本発明の要部となる小物収納室15、16部分の構成について詳述する。なお、上記小物収納室15、16は略同様に構成してあるので、冷凍室側の小物収納室15を例にして図7〜図12を用い説明する。
上記小物収納室15は、図7に示すように冷凍室2の上面壁と背面壁に取り付け固定した仕切壁24によって区分け形成されている。すなわち、上記仕切壁24の取付けによって当該仕切壁24の両側に収納空間を形成し、図8に示すように前記一方の収納空間両側
部のレール部25に収納容器28を着脱自在に装着して、前記した小物収納室15が形成してある。なお、仕切壁24横の他方の収納空間は製氷室26としてある。
上記小物収納室15の前面部には収納容器28の前方側を覆う蓋板30が上後方向きに回動自在に設けてあり、その蓋板30には複数の冷気小孔30aを設けて、図3に示すように蓋板30前面に位置する扉7の扉ポケット7aに冷気を供給するように構成してある。
以下、上記蓋板30の取り付け構成を図10、図11を用いて説明する。
蓋板30はその両側部に側面板部31を一体形成してあり、側面板部31には円弧状の案内溝32、この実施の形態では孔形状の案内溝が形成してある。上記案内溝32は下方側端部に大径の挿入部33を有し、この挿入部33と案内溝32の境目には軸体係止部34が形成してある。
一方、小物収納室15の壁面には図8、図9に示すように前記案内溝32に嵌合して蓋板30を小物収納室16の上後方向きに可動自在なるように支持する軸体35が設けてある。この軸体35は図9に示すように止めネジ36によって小物収納室壁に後付してあり、その端部には前記軸体35が案内溝32から抜け落ちるのを防止する抜け防止用のフランジ部37が設けてある。このフランジ部37は前記案内溝32の挿入部33より小径として、挿入部33より案内溝32へと嵌合できるようにしてある。
また、この実施の形態ではすでに説明したように小物収納室15の収納空間上面壁は前方の開口部分から後方に向かって下り傾斜する傾斜面17とするとともに、前記傾斜面17より後部の収納空間上の冷蔵庫本体1の壁中には冷凍サイクルの運転を制御する制御部18が組み込んである。
上記構成において、この冷蔵庫は、上記した構成から明らかなように、小物収納室16の壁面側に軸体35を設け、蓋板30に側面板部31を設けて、当該側面板部31に円弧状の案内溝32を形成してあるから、冷蔵庫本体1の冷蔵室壁に円弧状の案内溝を形成する必要がなく、金型構成を簡素化してコストダウンを図ることができる。しかも、従来のように小物収納室15を形成する貯蔵室壁側に案内溝を形成した仕切板のような大きな別部品を必要としないから、構成も簡素化でき、かつ材料費も削減でき、大幅なコストダウンが実現できる。
また、上記蓋板30の軸体35はそのフランジ部37を案内溝32の挿入部33から挿入すれば案内溝32へ嵌合することができ、蓋板30を湾曲させなくても容易に取り付けることができるので、生産性が向上する。しかも軸体35にフランジ部37を設けたことによって、蓋板30の可動時に不用意に軸体35が案内溝32から抜け落ちて蓋板30が脱落するようなこともなくなり、信頼性も向上する。
更に、この実施の形態では、前記蓋板30を設けた小物収納室15はその収納空間上面壁が前方の開口部分から後方に向かって下り傾斜する傾斜面17となっているから、小物収納室15の前方開口部が大きなものとなって、収納容器28や収納容器28に収納した食品の出し入れが容易に行えるようになる。加えて、上記傾斜面17を設けたことにより当該傾斜面17より後部の小物収納室15上の冷蔵庫本体1の壁厚を厚くでき、この部分を制御部18の設置スペースとすることができるとともに、制御部18を組み込んでも十分に断熱して制御部18に発汗が生じ動作不良を引き起こすような問題も防止して信頼性の高いものとすることができる。
一方、上記蓋板30はその前下端部を持って上後方向きに持ち上げると、図12のa→b→c→d→e→fに示すように収納室壁の軸体35を中心に案内溝32の円弧に沿って上後方へと回動していき、小物収納室15の前面を開口する。このとき、蓋板30を支持する軸体35が図11、図12(f)に示すように案内溝32の軸体係止部34に係止して蓋板30は小物収納室15の上面部に保持されるようになる。したがって、小物収納室15からの収納容器28や食品の出し入れ時に蓋板30が自重で回動降下してきて邪魔になるようなことがなく、収納容器28や食品の出し入れが容易に行える。また、蓋板30が小物収納室15の上面部に保持されるので、当該小物収納室16を常時開口型の収納空間としても使用することができ、使い勝手が向上するとともに、この上面部に保持される蓋板30は小物収納室15の上面部に沿って保持されるので、小物収納室15背面の冷凍用冷気吹出し口13aを塞ぐことがなく、常時開口型の収納空間としたときの当該小物収納室15と同小物収納室15下方空間の冷却を十分に行うことができ性能低下を起こすこともない。
次に上記状態から、蓋板30の前方端部を手前方向に引き下ろすと、先ほどと逆の動作をして収納容器28前方の小物収納室15開口部を閉塞する。これによって、この小物収納室15に対応して設けた冷凍用冷気吹出し口13aからの冷気が小物収納室16に充満した後、冷凍用冷気戻り口13bから冷却室9へと還流していくことになるので、小物収納室15内の食品を効率よく冷却することができる。
このとき、上記小物収納室15の蓋板30に設けた冷気小孔30aから吹き出して還流する冷気の一部はその前面に位置する扉ポケット7aへと流れるので、扉ポケット7aに収納した食品も十分に冷却することができる。
以上、冷凍室2側の小物収納室15における蓋板30の取り付け構成とその効用について説明してきたが、冷蔵室3側の小物収納室16も同様である。ただ、必ずしも同様に構成する必要はなく、例えば冷気小孔30aが無くても良いし、蓋板30は小物収納室内に設けた収納容器(図示せず)の引き出しによって回動するように構成しても良いものである。
なお、上記構成からなるこの冷蔵庫は以下のようにして冷却が行われるものである。すなわち、冷蔵庫本体1の冷却室9で生成された冷気は冷凍室2へ流れると同時に連結ダクト21を介して冷気ダクト19へと流れ、冷気ダクト19両側部の各冷蔵用冷気吹出し口20から冷蔵室3内に供給される。冷蔵室3内に供給された冷気は、冷蔵室3内の食品を冷却し、冷蔵室上部の冷蔵用冷気戻り口22から冷気戻りダクト23を介して冷却室9に戻り、冷却器10によって冷却され再び冷蔵室3へと流れる循環を繰り返す。
ここで、上記冷気ダクト19は、冷却器10の横幅よりも短い横幅として、冷却器10の中央部分に接続した形としてあるから、上記冷気ダクト19へと流れる冷気は、冷却器10によって冷却された冷気のうち最も温度の低い状態の冷気が流れるようになる。すなわち、冷却器10は冷蔵用冷気戻り口22から冷却室9に還流してくる冷蔵室3内からの比較的温度の高い冷気を再冷却するのであるが、前記還流冷気は冷気戻りダクト23から冷却器10の両側外周部分に還流してくる。この冷却器10の外周部に還流した温度の高い冷気は冷却器10の中央部へと流れ、その間に再冷却され、中央部分では最も温度の低い状態となる。そしてこの温度が最も低くなった低温の冷気が冷却器10の中央部分に繋がっている連結ダクト21を介して冷気ダクト19へと流れるのである。一方、冷却器10の外周部に還流してきた温度の高い冷気がそのまま連結ダクト21の開口部から冷気ダクト19へと流れることはなくなる。したがって、これら両者の作用によって冷蔵室3には最も温度が低くなった冷気が供給され、冷蔵室3内の食品はこの最も温度が低くなった冷気によって冷却されることになり、効率の良い冷却が可能となる。これは、前記した冷
蔵室3側の小物収納室16に冷蔵用補助冷気吹出し口20aから供給される冷気についてもいえることである。
また、前記冷気ダクト19は冷蔵室背面の略中央部に位置していて、その両側部に冷蔵用冷気吹出し口20が設けてあるから、冷気は冷蔵室3の背面中央部分から左右方向へと供給され、冷蔵室3内に分散していくことになる。そして、冷蔵用冷気戻り口22が冷蔵室3の上部に設けてあるから、冷蔵室3に供給され低温であるがゆえに沈降しがちな冷気は冷蔵室3の上方に設けた冷蔵用冷気戻り口22へと反転上昇して冷却器10へと還流する。従って冷蔵室3内は均一に冷却されることになり、冷蔵室3内に収納された食品がどのような位置にあってもこれらを効率よく均一に冷却することができる。
特にこの実施の形態の冷蔵庫は、図4に示すように上記冷蔵用冷気吹出し口20の背面側の冷蔵室背面壁に冷気案内傾斜面3aが設けてあるから、冷気はこの冷気案内傾斜面3aに案内されて強制的に前方へと流れることになり、冷蔵室3内により均等に分散して冷蔵室3をより均一に冷却することができる。
また、上記冷気ダクト19両側部の冷蔵用冷気吹出し口20は、収納棚14によって仕切られた各空間に対応して設けているので、この各空間に冷気を確実に供給することができる。そして前記各収納棚14の背面側端部14aは冷気ダクト19の冷蔵用冷気吹出し口20よりも背面側に位置しているので、冷蔵用冷気吹出し口20より吹出した冷気の一部が冷蔵室背面壁と収納棚14の背面側端部14aとの間から下方へと直接流出してしまうのを低減することができる。したがって、冷蔵室3内の各空間の冷却をより確実かつ均一に行うことができ、冷蔵室3全体をさらに均一に冷却することができる。
また、上記冷気ダクト19は冷蔵室背面部の略中央に設け、かつ、冷蔵用冷気吹出し口20はその冷気ダクト19の両側面に開口するように設けているので、冷蔵室3内を均一に冷却するために冷気ダクト19を左右に分岐しなくても良く、構成の簡素化が図れる。
以上のようにこの冷蔵庫は収納空間蓋板の取り付け構成を簡素化して安価に提供できるものであるが、上記実施の形態は本発明を実施するうえでの一例として示したものであり、本発明の目的を達成する範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では蓋板30の可動方向を上後方向きとしたが、下後方向きに可動させる構成としても良いものである。
また、蓋板30の側面板部31に設けた案内溝32は孔形状のもので説明したが、これは孔形状のものではなく凹形状のものであっても良いものである。
更に、蓋板30を設けた収納空間は冷凍室2や冷蔵室3に設けたものを例示したが、これはいずれか一方のみであっても良く、また冷蔵室3側に設けた収納空間は冷蔵室3の最上部空間に設けたものを例示したが、それ以外の部分、例えば冷蔵室3の最下部空間に設けたものであっても良いものである。
以上のように本発明は、蓋板取付け構成の簡素化とコストダウンが実現でき、安価な冷蔵庫とすることができるから、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫にも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 冷凍室(貯蔵室)
3 冷蔵室(貯蔵室)
4 外箱
5 内箱
6 発泡断熱材
7、8 扉
9 冷却室
10 冷却器
11 送風ファン
12 圧縮機
13a 冷凍用冷気吹出し口
13b 冷凍用冷気戻り口
14 収納棚
15、16 小物収納室(収納空間)
17 傾斜面
18 制御部
19 冷気ダクト
20 冷蔵用冷気吹出し口
20a 補助冷気吹出し口
21 連結ダクト
22 冷蔵用冷気戻り口
23 冷気戻りダクト
24 仕切壁
25 レール部
26 製氷室
28 収納容器
30 蓋板
31 側面板部
32 案内溝
33 挿入部
34 軸体係止部
35 軸体
36 止めネジ
37 フランジ部

Claims (3)

  1. 冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体内に形成した貯蔵室と、前記貯蔵内に区画形成した収納空間と、前記収納空間に出し入れ自在に設けた収納容器と、前記収納容器の前方側を覆う蓋板と、前記蓋板を上後方向きに可動自在に支持する軸体とを備え、前記軸体は前記収納空間の壁面に設け、かつ、前記蓋板には側面板部を設け、前記側面板部に円弧状の案内溝を設けて前記収納空間壁面からの軸体を嵌合させ可動自在としたもので、前記軸体は先端部に案内溝からの抜け止め防止用のフランジ部を備え、案内溝はその一部に前記フランジ部が挿通可能な挿入部を有し、案内溝の挿入部は案内溝の端部に形成するとともに、案内溝と挿入部との境目には軸体係止部を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 収納空間は冷蔵庫本体の最上部に形成するとともに、収納空間上面壁は前方の開口部分から後方に向かって下り傾斜する傾斜面とし、かつ、前記傾斜面より後部の収納空間上の冷蔵庫本体壁中に制御部を組み込んだことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 冷蔵庫本体を開閉する扉を備えるとともに、前記扉の蓋板と対向する部分に扉ポケットを設け、かつ、前記蓋板には収納空間に供給される冷気の一部を前記扉ポケット部分に供給する冷気小孔を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
JP2013006027A 2013-01-17 2013-01-17 冷蔵庫 Active JP6097929B2 (ja)

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