WO2018123338A1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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WO2018123338A1
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孝章 村岡
匡彦 渡邉
憲央 中村
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パナソニックIpマネジメント株式会社
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

冷蔵室(14)の天面の幅方向に設けられた天面光源ユニット(43)と、冷蔵室(14)の側壁に設けられた側壁光源ユニット(44)とを備える。冷蔵室(14)の側壁に設けられた側壁光源ユニット(44)は、光源毎に独立させて、それぞれ単独別個に設けられている。

Description

冷蔵庫
 本開示は、冷蔵庫に関する。
 一般に、冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、および野菜室等を有する。冷凍室および野菜室等は、扉を引き出すことによって食材を取り出すよう構成されている。一方、冷蔵室は、冷蔵室扉を開いて食材を出し入れするように構成されている。このため、冷蔵室内は、冷蔵室扉を開いたとき、内部の視認性を高める必要があり、冷蔵室扉が開かれると点灯する照明装置が、冷蔵室に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
 図42は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の内部を前方から見たときの概略平面図である。図42に示すように、冷蔵庫100は、上部に冷蔵室101、その下方に、製氷室102および切替室103、さらにその下方に、野菜室104および冷凍室105を有している。
 冷蔵室101は、観音開き式の冷蔵室扉(図示せず)によって開閉される。冷蔵室101は、その壁面の一部、図42に示す例では、開口近傍の側壁面に、照明装置106が組み込まれている。照明装置106は、冷蔵室壁に設けられている。図43は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫の照明装置の断面図である。照明装置106は、図43に示すように、細長い光源用基板107に、複数の光源体108が列設されて構成されている。なお、図42に示すように、冷蔵室101内は、棚板109により、上下複数の空間に仕切られている。
 しかしながら、特許文献1記載の従来の冷蔵庫100の照明装置106は、複数の光源体108が、細長い光源用基板107に列設されて構成されているため、照明装置106が上下方向に連続した長いものとなる。このため、照明装置106が配置された部分の冷蔵室101は、照明装置106の厚み分だけその側壁部分の壁厚t(図43参照)が薄くなる。また、壁厚tが薄くなる部分は、照明装置106が設けられた部分全域に渡る。このため、冷蔵室101の壁厚が薄くなる部分も上下方向に長くなり、冷蔵室側壁の断熱性能を低下させてしまうという課題がある。
 また、照明装置106は、冷蔵室側壁の上下方向に連続して位置するため、冷蔵庫100の壁にウレタン等の発泡断熱材が充填される際、発泡断熱材の流れが上下方向に長い照明装置106によって阻害され、その結果、冷蔵室101の側壁前端近傍部分の断熱性が低下するという課題がある。
 このため、冷蔵庫100の側壁部分の壁厚は、照明装置106が設置された状態でも、発泡断熱材の流れを確保すべく、壁厚を厚くする必要がある。よって、冷蔵庫100の側壁の壁厚を薄型化して、内容量を増やすことには限界があり、壁厚を薄くして内容量を増やすためには、冷蔵室101の側壁部分に照明装置106を設けることができないという課題がある。
 また、一般に、冷蔵庫は、冷蔵室を備え、冷蔵室には、複数の棚板が着脱自在に設けられている。冷蔵室内は、複数の棚板により、上下複数の空間に仕切られている(例えば、特許文献2参照)。
 図44は、特許文献2に記載された従来の冷蔵庫の断面図を示している。冷蔵庫200は、上部に冷蔵室201、その下方に製氷室(図示せず)および切替室202、製氷室および切替室202の下方に野菜室203、その下方に冷凍室204を有している。冷蔵室201の背面部には、冷蔵室ダクト205が上下方向に延伸して設けられている。冷蔵室201の内部には、複数の棚板206が着脱自在に設けられている。冷蔵室201内は、複数の棚板206により、上下複数の収納空間に仕切られている。
 特許文献2記載の従来の冷蔵庫200は、棚板206の上に食品を分けて収納することができる。さらに、食品によって棚板206が汚れるようなことがあっても、棚板206を冷蔵室201から取り出して水洗いすることができ、衛生的に保持することができるという利点がある。
 しかしながら、冷蔵室201の背面部に上下方向に延伸して設けられた冷蔵室ダクト205が、冷蔵室201の背面から前方に突出して設けられているため、棚板206は、冷気ダクト205の前面に当接した状態となり、冷蔵室201の背面の、冷蔵室ダクト205の左側の部分および右側の部分それぞれと、棚板206の後端縁(より具体的には、棚板206の後端縁の、冷気ダクト205の前面と当接しない部分)との間に、隙間ができる。この隙間から、棚板206上に載置した小物食品が落下することがあるという課題がある。
 また、棚板206は、冷蔵室201の側面の支持部207よって支持されている。汚れ除去等のために棚板206を取り出す場合は、棚板206を手前にスライドさせて取り出す。その際、冷蔵庫200が壁際等に設置されることによって、冷蔵室扉208を90度以上に開くことができないような場合には、冷蔵室扉208の扉ポケットが邪魔になって棚板206を手前側にそのままスライドさせて取り出すことができず、棚板206の着脱が困難になるという課題もある。
 また、一般に、冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、および野菜室等を有しており、冷凍室および野菜室は、引出し式の扉によって開閉するよう構成されている。冷凍室には、上下二段もしくは三段の収納ケースが設けられている(例えば、特許文献3参照)。
 図45は、特許文献3に記載の従来の冷蔵庫の内部構造を説明するための図である。特許文献3に記載の従来の冷蔵庫の冷凍室300には、三段の収納ケース301,302,303が設けられている。一段目の収納ケース301は、引出し扉304の開閉によって出し入れされる。二段目の収納ケース302は、一段目の収納ケース301上に載置されていて、一段目の収納ケース301とともに出し入れされるように構成されている。さらに、三段目の収納ケース303は、冷凍室300内の側壁に設けられた本体レールに載置されている。三段目の収納ケース303は、引出し扉304の開閉とは関係なく、冷凍室300内に位置し、使用者により必要に応じて出し入れされるように構成されている。
 このように構成された特許文献3に記載の従来の冷蔵庫は、冷凍室300に三段の収納ケース301,302,303を有しているので、多彩な冷凍食品を、積み重ねることなく、分けて収納することができるという利点がある。
 しかしながら、特許文献3に記載されているような従来の冷蔵庫では、引出し扉304を開閉しても、三段目の収納ケース303が冷凍室300内に位置したままであるため、三段目の収納ケース303は、引出し扉304が開かれた後に手動で引き出される必要がある。したがって、使い勝手に改善の余地がある。
 さらに、三段目の収納ケース303は、手動で引き出される際も、三段目の収納ケース303の前端部が、冷凍室300の開口付近にとどまっているため、腕を伸ばして三段目の収納ケース303の前端部に手を掛ける必要がある。
 また、一般に、冷蔵庫は、冷蔵室に卵収納ケースが設けられ、卵収納ケースに卵が収納可能に構成されている(例えば、特許文献4参照)。
 図46は、特許文献4記載の従来の冷蔵庫の冷蔵室に卵収納ケースが設置された状態の斜視図である。特許文献4記載の従来の冷蔵庫の冷蔵室401内には、複数の棚板402の一つによってチルド室403が形成されている。冷蔵室401内のチルド室403の横に、卵収納ケース404が引出し自在に設けられている。
 図47は、特許文献4に記載の従来の冷蔵庫の卵収納ケースを示す斜視図である。図47に示すように、卵収納ケース404は、複数の凹陥部405が設けられたプレート406と、ケース部407とを有する。プレート406は、ケース部407と一体形成されている。また、凹陥部405が設けられたプレート406とケース部407とが別体となっている卵収納ケースでは、プレート406を取り外すことによって、ケース部407を卵以外の収納ケースとしても使用できる。最近では、この別体型の卵収納ケースが主流となってきている。
 しかしながら、卵収納ケース404は、一体型および別体型いずれも、プレート406は水平に設置されており、プレート406の奥の方に収納されている卵を取り出す際には、ケース部407を引き出す、および、卵を取り出す、という二つの動作が必要となって面倒であるという課題がある。
特開2009-198130号公報 特開2015-117922号公報 特開2005-083687号公報 特開2009-270810号公報
 本開示は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、壁厚の薄型化と冷蔵室側壁部分への照明装置設置とを両立させて、大容量、かつ、視認性の高い冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、冷蔵室の壁に設けられた照明装置とを備える。照明装置は、冷蔵室天面に設けられた天面光源ユニットと、冷蔵室側壁に設けられた複数の側壁光源ユニットとを有する。冷蔵室側壁に設けられた複数の側壁光源ユニットは、それぞれ光源を有している。また、複数の側壁光源ユニットは、光源毎に互いに独立させて、それぞれ単独別個に設けられている。
 このような構成により、冷蔵室側壁に設けられた側壁光源ユニット同士間に、発泡断熱材が流動する空間を形成することができるので、冷蔵庫本体の側壁を薄くしても、発泡断熱材は、各側壁光源ユニット間を流動して冷蔵室の側壁前端縁部まで確実かつ円滑に流れ、良好な断熱性能を発揮できる。したがって、冷蔵庫本体の側壁に照明装置を設置しつつ、側壁を薄くして内容量を増加させることができる。つまり、冷蔵室側壁部分への照明装置の設置と、側壁部分の壁厚を薄くすることとを両立させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室側壁の複数の側壁光源ユニットは、それぞれ、光源を有する光源基板と、光源基板を保持する基板保持部とを有していてもよい。この場合、各基板保持部は、連結桟によって連結一体化されていてもよい。また、この場合、連結桟は、発泡断熱材流通用の空間を形成するブリッジ形状を有していてもよい。
 このような構成により、複数の側壁光源ユニットの設置が一つの基板保持ケースによって行え、複数の側壁光源ユニットの設置作業を容易化できる。さらに、複数の側壁光源ユニットを一体化させる連結桟が、発泡断熱材流動用の空間が形成される形状、具体的には、ブリッジ形状を有しているから、冷蔵室側壁が薄くても、発泡断熱材は、冷蔵室側壁前端縁まで円滑に流動することができる。よって、このような構成により、冷蔵室の側壁前端部分の断熱性を向上させることができる。したがって、このような構成により、光源ユニット設置の作業性を向上させると同時に、側壁の薄型化を実現し、照明装置の設置と側壁薄型化とを両立させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室の上下方向に設けられた複数の棚板を有していてもよい。この場合、冷蔵室側壁に設けられた各側壁光源ユニットは、複数の棚板のうち、上から二段目の棚板と三段目の棚板との間、並びに、三段目の棚板と四段目の棚板との間に、互いに独立させて設けられていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室天面の天面光源ユニットから光の届きにくい中段から下方部分の冷蔵室内も明るくすることができ、冷蔵室内の視認性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、複数の棚板間に設けられた複数の側壁光源ユニットは、それぞれ、各棚板間の高さ方向で中央より上方に配置されていてもよい。
 このような構成により、各棚板間の空間を上方から照射することができるので、各棚板の奥に載置されている食材にも確実に照射でき、視認性を一段と向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室天面の天面光源ユニットは、天面光源と天面光源カバーとを有していてもよい。この場合、天面光源は、複数の棚板のうち、最上段の棚板の前端縁より前方の位置に配置されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室天面の天面光源ユニットによって棚板前端縁の前方から冷蔵室内部を照射することができ、冷蔵室内の視認性を更に向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室天面の天面光源ユニットの天面光源カバーは、複数の棚板のうち、最上段の棚板の前端縁と、前後方向においてオーバーラップするように配置されていてもよい。
 このような構成により、光源の光が天面光源カバーで拡散されて冷蔵室の上部全域を照射でき、視認性を向上させることができる。
 以上のような構成により、冷蔵庫本体の側壁を薄くしても、断熱材となる発泡断熱材は、各光源の光源同士間を流れて、冷蔵室の前面開口縁部まで、確実かつ円滑に流れ、良好な断熱性能を保持することができる。したがって、冷蔵庫本体の側壁に照明装置を付設しつつ、側壁を薄くして冷蔵庫の内容量を増加させることができる。つまり、冷蔵室側壁部分への照明装置の設置と、側壁部分の壁厚を薄くすることとを両立させることができる。
 また、本開示は、庫内に設けられた棚板の後端縁からの小物食品等の落下を抑制した信頼性の高い冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、冷蔵室の背面に、背面から前方に突出して縦設された冷蔵室ダクトと、冷蔵室ダクト前方の冷蔵室内に着脱自在に設けられた複数の棚板とを備える。棚板の後端縁には、冷蔵室背面の冷蔵室ダクトの左側部分および右側部分それぞれに向けて突出する突出片が設けられている。
 このような構成により、棚板に載せた小物食品等が、冷蔵室ダクトの左右両側の、冷蔵室背面と棚板後端縁との間の隙間に向って、転がるようなことがあっても、小物食品等は、突出片によって受け止められ、下方へ落下することが防止される。したがって、使用者に小物食品等の落下による不信感を与えることのない信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、棚板の突出片は、冷蔵室背面側に向って上方に傾斜する傾斜面を有していてもよい。
 このような構成により、棚板の上に載置された小物食品等が冷蔵室背面側へと移動することを防止でき、より確実に食品落下を防止することができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室の左右両側の側壁には、棚板を支持する支持部が形成されていてもよい。この場合、支持部は、前後に分離して形成された、前支持部と後支持部とによって構成されていてもよい。また、棚板は、左右両側の側部がスライド自在に支持部に支持されるよう構成されていてもよい。また、棚板の後部の左右両側には、後支持部に支持される支持代を残して切欠き部が設けられていてもよい。また、冷蔵室の左右両側の側壁に設けられた前支持部のうち、いずれか一方側の前支持部は、棚板の後部の切欠き部の切欠き幅(左右方向の幅)より小さい幅を有していてもよい。
 このような構成により、棚板が前方に向けて引き出され、棚板の左右両側の側部の切欠き部が、冷蔵室側壁の切欠き幅の小さい一方側の前支持部に合致すると、切欠き幅の小さい前支持部から一方の切欠き部が脱落して、他方の切欠き部が他方側の前支持部を支点に傾斜する状態となる。したがって、このような構成により、冷蔵庫が壁際等に設置されていて冷蔵室扉が90度以上に開くことができなくても、棚板を傾斜状態のまま手前に引き出すことができ、棚板の着脱を容易に行うことができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室の左右両側の側壁に設けられた前支持部の一方と、棚板の後部に設けられた切欠き部とが、少なくとも冷蔵室の開口端縁より後方位置で合致するよう構成されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵庫が壁際等に設置されていて冷蔵室扉が90度以上に開くことができなくても、確実に棚板を着脱することができ、取り扱いが容易になる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室の支持部および棚板には、上下に嵌合し合う凹所および凸部が設けられていてもよい。
 このような構成により、棚板は、前方にスライドさせる前に、上方に持ち上げるなどして凹所と凸部との嵌合を外さなければ、スライドさせることができない。したがって、不用意に棚板を前方にスライドさせて棚板が前支持部から脱落し、傾斜状態となることを防止でき、安全性を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫において、冷蔵室の左右両側の側壁に設けられた後支持部は、棚板の後部の左右両側の切欠き部を支持する支持面部以外の部分が上方に隆起されて、隆起された部分の上面が棚板の上面と実質的に同一面となるよう、構成されていてもよい。
 このような構成により、棚板の後部両側の切欠き部分が窪む形状となって当該部分に小物食品等が嵌り込むことなどを防止でき、信頼性を高めることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室の前支持部が断面U字状に形成され、断面U字状の前支持部で棚板の側部を挟持するよう、構成されていてもよい。
 このような構成により、棚板の上下方向のガタツキを防止でき、確実な支持が可能となる。
 また、本開示は、貯蔵室内に設けられた三段の収納ケースのうち、三段目の収納ケースの使い勝手を向上させた冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体内に設けられた冷凍室と、冷凍室を開閉する引出し扉と、冷凍室内に設けられた三段の収納ケースとを備える。三段の収納ケースのうち、一段目の収納ケースおよび二段目の収納ケースは、引出し扉と連動して引き出し可能に構成されている。三段目の収納ケースは、二段目の収納ケースと連動して冷凍室内の本体レール上を移動するように構成されているとともに、二段目の収納ケースに対しても移動可能に構成されており、冷凍室内の本体レールによる支持から開放され冷凍室外まで引き出されることが可能に構成されている。
 このような構成により、三段の収納ケースを利用して多彩な冷凍食品を好みに応じて積み重ねることなく分けて収納できる。さらに、三段目の収納ケースも、引出し扉の開閉によって冷凍室に対し出し入れでき、しかも二段目の収納ケースに対して移動させることができるよう構成されている。このような構成により、三段目の収納ケースも冷凍室外まで更に大きく引き出すことができる。したがって、一段目及び二段目の収納ケース内の食品と同様に、三段の収納ケース内の食品の出し入れが容易にでき、使い勝手を大きく向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、一段目の収納ケースおよび二段目の収納ケースが、それぞれの後端部まで冷凍室外に引き出せるように構成されていてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫は、三段目の収納ケースは、二段目の収納ケース上を移動させることによって三段目の収納ケースの後端部が冷凍室外まで引き出されるように構成されていてもよい。
 このような構成により、一段目並びに二段目の収納ケースとともに、三段目の収納ケースも、その後端部が冷凍室の外まで引き出すことができる。このような構成により、三段目の収納ケースの後端部近傍に収納された冷凍食品等の出し入れが容易となる。したがって、このような構成により、各段の収納ケース内の後端壁近傍の奥まった部分に収納している冷凍食品の出し入れが容易になり、さらに使い勝手の良い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、三段目の収納ケースが、二段目の収納ケースに戴置されている状態から冷蔵庫本体内に押し込まれることにより、冷凍室内の本体レールに支持されて摺動し、冷凍室内へ移動可能に構成されていてもよい。
 このような構成により、三段目の収納ケースの冷凍室内への収納が容易になり、使い勝手の良い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、三段目の収納ケースが、後部に突起部を備えていてもよい。この場合、突起部が、冷凍室内の本体レールへの乗り移り時に、本体レールに乗り上げて支持されるように構成されていてもよい。
 このような構成により、三段目の収納ケースの冷凍室への収納を円滑なものとすることができる。
 上記のような構成により、多彩な冷凍食品等を好みに応じて積み重ねることなく分けて収納できるとともに、各収納ケースに収納した冷凍食品等を容易に出し入れすることができ、使い勝手の良い冷蔵庫が得られる。
 また、本開示は、卵収納ケースを引き出さなくても、卵収納ケースの奥に収納された卵を取り出すことができる、使い勝手の良い卵収納ケースとこれを用いた冷蔵庫を提供する。
 具体的には、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵室と、冷蔵室に設けられた卵収納ケースを備える。卵収納ケースは、ケース部と、複数の凹部を有する卵収納プレートとを有する。卵収納プレートは、ケース部の奥向に行くほど卵収納ケースの底面からの高さが高くなるようにケース部内に設置されている。
 このような構成により、卵収納ケースの卵収納プレートの凹部に収納された卵は、卵収納ケースの奥に行くほど上方に位置するので、ケース部を冷蔵室から引き出さなくても、ケース部の手前から手を差し入れて簡単に卵を取り出すことができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、卵収納ケースがのケース部および卵収納プレートが、着脱自在に別体に構成されていてもよい。
 このような構成により、ケース部から卵収納プレートを取り外してケース部を卵以外の収納ケースとして利用することができ、卵収納ケースの収納用途を広げることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、卵収納ケースのケース部が、ケース部の側壁の高さが奥に行くほど高くなる形状を有していてもよい。また、本開示の一例による冷蔵庫は、ケース部の側壁に係止部が設けられるとともに、卵収納プレートには、係止部に係合する係合部が設けられていてもよい。
 このような構成により、係止部と係合部とを係合させるだけで卵収納プレートを傾斜設置できる。また、係止部と係合部との係合を外した状態で卵収納プレートをケース部に設置することによって、卵収納プレートを水平状態に設置することもできる。よって、このような構成により、使用者の好みに応じて、傾斜設置させた卵収納プレートと、水平設置させた卵収納ケースとを使い分けることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、卵収納ケースのケース部の前部に取手が設けられていてもよい。
 このような構成により、ケース部の引出しが容易になり、卵収納ケースを卵以外の収納に使用しているときの使い勝手を向上させることができる。
 また、本開示の一例による冷蔵庫は、冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、冷蔵室内に前後方向に設置された、卵収納ケースとを備えていてもよい。
 このような構成により、卵収納ケースの卵収納プレートの凹部に収納された卵は、冷蔵室の奥に位置するほど上方に位置することになる。よって、このような構成により、ケース部を冷蔵室から引き出さなくても、ケース部の手前から手を差し入れて簡単に卵を取り出すことができる。
 上記のような構成により、卵の取り出しが簡単にできる卵収納ケースと使い勝手の良い冷蔵庫が得られる。
図1は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の正面図である。 図2は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の内部を前方から見たときの概略平面図である。 図3は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の縦断面図である。 図4は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷気流れを説明するための図である。 図5は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の内部構造を説明するための図である。 図6は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の内部を示す正面図である。 図7は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の冷蔵室ダクトを示す分解斜視図である。 図8は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの断面図である。 図9は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の設置状態を示す斜視図である。 図10は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の棚板の設置状態を示す拡大斜視図である。 図11は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の棚板の設置状態を示す要部の拡大斜視図である。 図12は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の棚板の設置状態を示す要部の拡大断面図である。 図13は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板支持状態を示す斜視図である。 図14は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内から棚板を取り出す状態を説明するための図である。 図15は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板支持部を示す拡大斜視図である。 図16Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の支持部を示す斜視図である。 図16Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の支持部を側方から見た図である。 図17Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の後部支持状態を説明するための図である。 図17Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の後部支持状態を示す斜視図である。 図17Cは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板の前部支持状態を説明するための図である。 図18は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内における棚板支持状態を上方から見た平面図である。 図19は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の棚板上方から見た平面図である。 図20は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内から棚板を取り出す時の途中経過を上方から見た平面図である。 図21Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内に棚板を支持している状態を上方から見た平面図である。 図21Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室内の棚板取り出し時の上方から見た平面図である。 図22は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の照明装置を示す斜視図である。 図23は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室の照明状態を説明するための図である。 図24は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室から基板保持ケースを外した状態を示す斜視図である。 図25は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の一つとなる側壁光源ユニットの分解斜視図である。 図26は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の側壁光源ユニットおよびその設置状態を示す断面図である。 図27は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の照明装置の一つとなる天面光源ユニットおよびその設置状態を説明するための図である。 図28は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵室に設けられる卵収納ケースの斜視図である。 図29は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の卵収納ケースの分解斜視図である。 図30は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室から扉が引出された時の斜視図である。 図31Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室に設けた収納ケースを支持する三段レール装置の斜視図である。 図31Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の三段支持レール装置を引き延ばした時の斜視図である。 図32は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室の本体レールを示す斜視図である。 図33は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室内に設けた三段構成の収納ケースを示す斜視図である。 図34は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の三段構成収納ケースのうちの一段目の収納ケース支持構成を説明するための図である。 図35は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の三段構成収納ケースの各収納ケース間における支持構成を説明するための図である。 図36は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の三段構成収納ケースのうちの三段目の収納ケースを示す斜視図である。 図37は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室から三段構成の収納ケースが引出された時の斜視図である。 図38は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室から三段構成の収納ケースが引出された状態を側方から見た図である。 図39は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室から三段目の収納ケースが冷蔵庫本体外まで引出された時の斜視図である。 図40は、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷凍室から三段目の収納ケースが冷蔵庫本体外まで引出された状態を側方から見た図である。 図41Aは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体からの各収納ケースが引出される状態を説明するための図である。 図41Bは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体からの各収納ケースが引出される状態を説明するための別の図である。 図41Cは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体からの各収納ケースが引出される状態を説明するためのまた別の図である。 図41Dは、本開示の実施の形態における冷蔵庫の冷蔵庫本体からの各収納ケースが引出される状態を説明するためのさらに別の図である。 図42は、特許文献1に記載の従来の冷蔵庫を示す正面図である。 図43は、特許文献1に記載の従来の冷蔵庫の照明装置を示す断面図である。 図44は、特許文献2に記載の従来の冷蔵庫を示す縦断面図である。 図45は、特許文献3に記載の従来の冷蔵庫の内部構造を説明するための図である。 図46は、特許文献4に記載の従来の冷蔵庫の卵収納ケースが設置された状態を示す斜視図である。 図47は、特許文献4に記載の従来の冷蔵庫の卵収納ケースを示す斜視図である。
 以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態によって本開示が限定されるものではない。
 (実施の形態)
 図1~図4は、冷蔵庫の全体構成を説明するための図である。図5~図8は、冷蔵室とその冷却構成を説明するための図である。図9~図12は、冷蔵室内の棚板構成を説明するための図である。図13~図21Aおよび図21Bは、冷蔵室の棚板支持構成を説明するための図である。図22~図27は、野菜室の照明構成を説明するための図である。図28および図29は、卵収納ケースの構成を説明するための図である。図30~図40および図41A~図41図41Dは、冷凍室の収納ケースの構成を説明するための図である。
 (1-1.冷蔵庫の全体構成)
 まず、図1~図4を用いて、冷蔵庫の全体構成を説明する。
 図1~図4に示すように、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500は、前面が開口した冷蔵庫本体1を備えている。冷蔵庫本体1は、金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、外箱2および内箱3の間に充填された発泡断熱材4とで構成されている。また、外箱2および内箱3の間には、真空断熱材4aが設置されていてもよい。冷蔵庫本体1は、仕切板5,6等によって内部が仕切られて、複数の貯蔵室が形成されている。また、冷蔵庫本体1の各貯蔵室は、冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用し断熱性を有する、回動式の扉7、または、引出し式の扉8,9,10,11を有し、扉7,8,9,10,11により開閉自在に構成されている。
 冷蔵庫本体1内に形成された複数の貯蔵室は、最上部の冷蔵室14と、冷蔵室14の下に設けられた小容量の第二冷凍室15と、第二冷凍室15の横に設けられた製氷室16と、第二冷凍室15および製氷室16の下に設けられた大容量の第一冷凍室18(以下、この第一冷凍室を単に冷凍室18と称す)と、最下部の野菜室17とで構成されている。冷蔵室14には、複数の棚板19が設けられている。冷蔵室14の下部には、チルド室20が設けられている。
 冷蔵室14は、冷蔵保存するための貯蔵室で、凍らない程度の低い温度、具体的には、通常1~5℃に設定され冷却される。また、冷蔵室14内に設けられたチルド室20は、冷蔵室14よりは若干低めの1℃前後の温度に設定され冷却される。
 野菜室17は、冷蔵室14と同等もしくは、それより若干高く温度設定される貯蔵室で、具体的には、2~7℃に設定され冷却される。野菜室17は、野菜等の収納食品から発せられる水分により高湿度となるため、局所的に冷えすぎると結露することがある。このため、野菜室17は、比較的高い温度に設定することで冷却量を少なくし、局所的な冷えすぎによる結露発生が抑制されている。
 冷凍室18及び第二冷凍室15は、冷凍温度帯に設定される貯蔵室で、具体的には、通常-22℃~-18℃に設定され冷却される。なお、冷凍保存状態向上のため、例えば-30℃または-25℃などの低温に設定され冷却されることもある。
 また、第二冷凍室15は、冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで冷却温度を切り替えることができる切替室として構成されていてもよい。
 一方、図3に示すように、冷凍室18の背面には、冷却室23が設けられている。冷却室23には、冷気を生成する冷却器24と、冷気を各貯蔵室に供給する冷却ファン25とが設置されている。更に、冷却器24の下方には、ガラス管ヒータ等で構成された除霜部26が設けられている。
 冷却器24は、圧縮機27と、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)と環状に接続されて冷凍サイクルを構成している。冷却器24は、圧縮機27によって圧縮された冷媒の循環によって各貯蔵室の冷却を行う。
 冷却ファン25は、冷却器24の上方に設けられている。冷却ファン25は、下流側に連なる冷蔵室ダクト28、冷凍室ダクト(図示せず)、および野菜室ダクト29(図4参照)を介して、冷蔵室14、冷凍室18、および野菜室17等にそれぞれ冷気を供給し、これら各貯蔵室を冷却するように構成されている。
 以下、冷蔵室14、冷凍室18、および野菜室17の構成について説明する。
 (1-2.冷蔵室とその冷却構成)
 次に、図3~図8を用いて、冷蔵室とその冷却構成を説明する。
 図3に示すように、冷蔵室14は、冷蔵庫本体1の最上部に配置されている。冷蔵室14は、図5等に示すように、複数の棚板19を有している。また、冷蔵室14の内部の側面及び天面のそれぞれの前方部分には、照明装置30が設けられている。棚板19の構成及び照明装置30の構成については後述する。
 冷蔵室14の背面には、図3および図4に示すように、冷蔵室ダクト28が上下方向に延伸して設けられている。冷蔵室ダクト28は、図7に示すように、発泡スチロールからなるダクト部材28aと、樹脂製のダクトカバー28bとで構成されている。冷蔵室ダクト28は、ダクト部材28aの冷蔵室側表面がダクトカバー28bで覆われて構成されている。冷蔵室ダクト28は、図7に示すように、冷蔵室14と冷凍室18との間を仕切る仕切板5の冷蔵冷気供給口22を覆うように、冷蔵室14の背面に装着されて冷却室23と連通されている。ダクト部材28aの冷蔵冷気供給口22に繋がる通路部21(図8参照)の下部には、冷蔵室ダンパ37(図7参照)が組み込まれている。冷蔵室ダンパ37は、図7に示すように、背面側部分に発泡スチロールからなるダンパカバー28cが嵌め込まれて、ダンパカバー28cにより覆われている。
 更に、冷蔵室ダクト28は、図8に示すように、冷蔵室背面壁14aから前方に突出するように設けられている。ダクト部材28aの前面壁厚は、冷蔵室ダンパ37設置部分の壁厚が最も厚く、冷蔵室ダンパ37設置部分から上方に行くほど薄くなるように形成されている(図7参照)。ダクトカバー28bには、図8に示すように、左右両側に延出した延出リブ28dが、ダクトカバー28bと一体形成されている。延出リブ28dは、ダクト部材28a側面部に設けられた側面吐出口28eが、正面側から見えないよう、その形状、大きさ、および設置位置が設計され、ダクトカバー28bに配設されている。
 (1-3.冷蔵室内の棚板構成)
 次に、図9~図12を用いて、冷蔵室14内に設けられた棚板の構成について説明する。
 図9に示すように、棚板19は、冷蔵室14の冷蔵室ダクト28の前方に設けられており、冷蔵室側壁の支持部32(図13、図16Aおよび図16B参照)によって着脱自在に支持されている。支持部32による棚板19の支持構成については後述する。
 棚板19は、冷蔵室ダクト28の前面にその後端縁が当接するように設置されている。しかし、冷蔵室ダクト28が冷蔵室背面壁14aから前方に突出している。このため、図10に示すように、棚板19の後端縁両側部には、冷蔵室ダクト28両側部に生じる冷蔵室背面壁14aまでの隙間を塞ぐべく、後方に突出する突出片33が設けられている。
 棚板19に設けられた突出片33のうち、最上段の棚板19aに設けられた突出片33aは、図10に示すように、突出片33aが位置する部分の冷蔵室ダクト28が、圧縮機27が冷蔵庫本体1の背面上方に設置されている関係から前方へと屈曲した形状であるため、冷蔵室背面壁14aまで突出する長くて大きな形状を有する。本実施の形態の冷蔵庫500では、最上段の棚板19aに設けられる突出片33aは、図11および図12に示すように、後端縁に行くほど上方に位置するように傾斜させた傾斜面33aaを有する。また、最上段の棚板19aに設けられる突出片33aは、傾斜面33aaの後端縁が、冷蔵室ダクト28の前方へせり出して屈曲する屈曲部付近に対向するように構成されている。
 棚板19,19aに設けられた突出片33,33aそれぞれの後端縁の後方には、図11に示すように、冷気が流れる程度の幅、例えば10~20mm程度の幅の冷気戻し用の隙間tが形成されている。
 なお、本実施の形態では、最上段の棚板19aの突出片33a以外の棚板19の突出片33は、後方に向かって水平に突出して設けられているが、上述した突出片33aの構成と同様に、後端縁が上方に位置するように傾斜させた傾斜面33aaが設けられてもよい。
 (1-4.冷蔵室内の棚板支持構成)
 次に、図13~図21を用いて、棚板19の支持構成について説明する。
 棚板19は、上述したように、冷蔵室14の側面壁に設けられたレール状の支持部32によって支持されている(図13等参照)。支持部32は、図16Aおよび図16Bに示すように、前支持部34と後支持部35とから構成されている。前支持部34と後支持部35とは、非連続状態であり、前支持部34と後支持部35との間には、図16Bに示すように、凹所36が設けられている。また、後支持部35の後端部は、図15等に示すように、二段に構成されており、一段低い支持面部35aと、支持面部35aより一段高い35bとで構成されている。
 一方、支持部32(前支持部34,後支持部35)に載置されている棚板19は、図19に示すように、強化ガラス等からなる透光性の棚板部材38の外周に、樹脂製の枠部材39が装着されて構成されている。棚板19の前方両側部には、支持部32の前支持部34によって支持される受け部40が設けられるとともに、後方部には、受け部のない切欠き部39aが形成されている。受け部40には、支持部32の凹所36に嵌り込む凸部39bが形成されている。
 また、棚板19の切欠き部39aが形成されている後方側部は、支持部32の後支持部35に設けられた支持面部35a(図16B参照)に載置可能ではあるが、前支持部34には載置できない寸法幅を有する。すなわち、棚板19の後方両側部の幅寸法は、後支持部35の左右の支持面部35a同士間の幅寸法よりは大きく、左右の前支持部34同士間の寸法よりは小さくなるように設定されている。本実施の形態では、冷蔵室14内に設けられた左右いずれか一方側の前支持部34の壁面からの突出寸法を、他方側の前支持部34の突出寸法よりも大きくすることにより、左右の前支持部34同士間の幅寸法が、棚板19の後方両側部の幅寸法より大きくなるように構成されている。なお、棚板19後部の切欠き部39a幅を左右で変えて、冷蔵室14内に設けられた左右の前支持部34の壁面からの突出寸法を同一とすることも可能である。
 棚板19の後方両側部は、図17Aおよび図17Bに示すように、後支持部35の支持面部35aに載置されたとき、その上面が後支持部35の支持面部35aより一段高い上面部35bと略同一面状態となるように構成されている。
 また、棚板19の枠部材39の前方両側部に設けられた受け部40には、図17Cに示すように、前支持部34を把持する断面略U字状の凹溝41が設けられている。棚板19の前方両側部は、凹溝41に前支持部34を嵌合させて支持されるように構成されている。
 (1-5.冷蔵室内の照明構成)
 次に、図22~図27を用いて、冷蔵室14に設けられた照明装置30の構成を説明する。
 図22に示すように、照明装置30は、冷蔵室14の天面の幅方向に設けられた天面光源ユニット43と、冷蔵室14の側壁に設けた側壁光源ユニット44とで構成されている。
 冷蔵室14の側壁に設けられた側壁光源ユニット44は、本実施の形態では、上下二つそれぞれ独立した形で、互いに分けられて単独別個に設けられている。各側壁光源ユニット44は、図25に示すように、LEDからなる光源45と、光源45が装着される光源基板46とを備えている。また、各側壁光源ユニット44は、光源基板46が組込まれる基板保持ケース47と、光透過性材料からなる光源カバー48とを有し、基板保持ケース47の前面側、すなわち冷蔵室内側に、光源カバー48が装着されて構成されている。
 基板保持ケース47は、図25に示されるように、各側壁光源ユニット44の各基板保持部分47aが連結桟47bによって連結一体化された形状を有している。連結桟47bは、発泡断熱材流動用の空間49を形成する形状を有する。本実施の形態では、連結桟47bは、図25に示すように、ブリッジ形状を有する。
 また、光源基板46に装着された光源45は、図26に示すように、冷蔵室14の奥方向に光を照射するように傾斜させて設けられている。光源カバー48の光源45と対向する部分も同様に傾斜して形成されている。
 また、冷蔵室14の側壁に設けられた各側壁光源ユニット44は、図5に示すように、冷蔵室14内に設けられた上から二段目と三段目の棚板19の間、及び、三段目と四段目の棚板19の間に配置されている。また、各側壁光源ユニット44は、各棚板19間の高さ方向で中央より上方に位置するように設けられている。
 一方、冷蔵室14の天面に設けられた天面光源ユニット43は、図27に示すように、LEDからなる天面光源43aが、天面光源基板43bに複数個、列設されて構成されている。さらに、天面光源ユニット43は、天面光源43aが、天面基板保持ケース43cに収納されて、光透過性の天面光源カバー43dで覆われて、長尺状に構成されている。天面光源43aは、図27に示すように、最上段の棚板19aの前端縁より前方に位置するように配置されている。更に、天面光源カバー43dは、最上段の棚板19aの前端縁とオーバーラップするように配置されている。
 (1-6.冷蔵室内の卵収納ケース構成)
 次に、冷蔵室14内に設けられた卵収納ケースの構成について、図28および図29を用いて説明する。
 本実施の形態の冷蔵庫500は、図5に示すように、冷蔵室14の下部に設けられているチルド室20の上面に、卵収納ケース50が着脱自在に載置されて、卵が収納可能に構成されている。
 卵収納ケース50は、図28に示すように、ケース部51と、複数の凹部52を有する卵収納プレート53とから構成されている。卵収納プレート53は、その後方、すなわち奥方向側ほど高くなるようにケース部51内に着脱自在に設置されている。
 ケース部51は、図29に示すように、底面部51aを有するとともに、その前方部に把手部54が設けられている。更に、ケース部51の側壁51bは、後方、すなわち奥に行くほど高くなる形状を有し、その側壁内面部分に凹状に窪む一対の係止部55が設けられている。
 一方、卵収納プレート53は、図29に示すように、その後部側壁部分に外側に向って突出する、ピン等からなる一対の係合部56が設けられている。卵収納プレート53は、係合部56を係止部55に係止させてケース部51に嵌合設置される。また、卵収納プレート53は、係合部56を係止部55に係止させることなく、ケース部51の底面部51aに載せる状態で、ケース部51に嵌合設置することもできる。
 (1-7.冷凍室と収納ケース構成)
 次に、図2、図3、図30、図41A~図41Cおよび図41Dを用いて、冷凍室18とその内部に設けられた三段構成の収納ケースについて説明する。
 図3に示すように、冷凍室18は、冷蔵室14の下方、かつ冷却室23の前方に配置されている。冷凍室18は、内部に三段構成の収納ケース58,59,60が出し入れ自在に設けられている。冷凍室18は、冷凍室18の背面に設けられた冷凍冷気吹出し口23a(図4参照)を介して、冷却室23からの冷気が、冷凍室18に供給されることにより、冷凍室18が、冷却されるように構成されている。
 冷凍室18への冷凍冷気吹出し口23aは、上下複数段設けられている(図4では簡略化のため一段のみ記載している)。具体的には、本実施の形態では、最上部の冷凍冷気吹出し口23aは、製氷室16および第二冷凍室15に冷気を供給し、中段及び下段の冷凍冷気吹出し口23aは、冷凍室18内に冷気を供給するように構成されている。
 また、冷凍室18には、その下部に設けられた冷凍冷気戻り口57(図3および図4参照)に冷凍ダンパ(図示せず)が設けられており、冷凍室18へ供給される冷気量(冷気の度合い)を制御して効率よく冷凍室18を冷却できるように構成されている。
 冷凍室18内に設けられた三段構成の収納ケース58,59,60は、図30に示すように、冷蔵庫本体1の冷凍室18を開閉する扉11によって出し入れ自在に構成されている。
 すなわち、冷凍室18内には、三段構成のレール装置61(以下、三段レール装置61と称す)が取り付けられている。図30に示すように、三段レール装置61に、冷凍室18の扉11内面に固定された扉レール62が係合している。
 三段レール装置61は、図31Aおよび図31Bに示すように、三段に重ねられた三つのレール、すなわち、固定レール63、中間レール64、および容器支持レール65から構成される。三段レール装置61は、固定レール63に対して中間レール64が移動可能となるよう構成されている。また、三段レール装置61は、中間レール64に対して容器支持レール65が移動可能となるよう構成されている。固定レール63(の側板部63a)は、図34に示すように、冷凍室18の内壁面(内箱3内壁面)にビス止め等により固定されている。容器支持レール65は、扉レール62が載置係合されている。この係合は、容器支持レール65に設けられた突起65a(図31Aおよび図31B参照)が、扉レール62に設けられた切欠き部(図示せず)等に嵌合されるなどして行われる。
 上記のような構成の三段レール装置61を採用したことにより、一段目の収納ケース58は、収納ケース58後端部まで冷蔵庫本体1外に引き出されることが可能となっている。
 また、図35に示すように、一段目の収納ケース58の開口縁部に設けられた第一ガイドレール部66に、二段目の収納ケース59の下部側面に設けられた凸部67が載置されている。このような構成により、一段目の収納ケース58とともに二段目の収納ケース59のケース後端部も冷蔵庫本体1外まで引き出し可能となっている。
 さらに、三段目の収納ケース60は、その底部側面に設けられた第一突起68aおよび第二突起68b(図36参照)が、二段目の収納ケース59の開口縁部に設けられた第二ガイドレール部69に載置される。さらに、三段目の収納ケース60は、最後尾側面に側方へ向けて突設された本体摺動用突起70(図36参照)が、冷凍室18の側壁に固定されている本体レール71(図32および図33参照)に嵌合するよう、構成されている。このような構成により、三段目の収納ケース60は、本体レール71と二段目の収納ケース59とで支持されている。
 三段目の収納ケース60には、底部側面の第二突起68bより少し内側前寄り部分に、二段目の収納ケース59の後端壁上端よりも下方まで突出する連係用突起72(図36参照)が設けられている。このような構成により、二段目の収納ケース59の引出しによって、二段目の収納ケース59の後壁上端が連係用突起72に係当して、三段目の収納ケース60が引き出される。
 二段目の収納ケース59、および、三段目の収納ケース60は、一段目の収納ケース58よりその前後長が若干短い寸法に形成されている。このような構成により、扉11が引き出されると、図37および図38に示すように、一段目の収納ケース58および二段目の収納ケース59は、それぞれの後端部まで冷蔵庫本体1の外まで引き出され、三段目の収納ケース60は、その後端壁部分が冷蔵庫本体1内に残る位置まで引き出される。このような構成により、図37および図38に示すように、扉11が引き出されると、収納ケース58,59,60は、ひな壇のような状態となるよう、構成されている。
 また、冷凍室18側壁部の本体レール71の前方端近傍には、図32に示すように、山形状突起71aが形成されている。このような構成により、三段目の収納ケース60がひな壇状に引出された時には、山形状突起71aに三段目の収納ケース60最後尾側面に設けられた本体摺動用突起70(図36参照)が当接した状態となる。その状態で、そのまま三段目の収納ケース60が手動で引き出されると、本体摺動用突起70が山形状突起71aを乗り越えて、第二突起68bが二段目の収納ケース59の第二ガイドレール部69(図35参照)に乗り移る。これにより、三段目の収納ケース60が二段目の収納ケース59上を前方へと摺動可能となる。三段目の収納ケース60が更に引き出されると、図39および図40に示すように、三段目の収納ケース60も、その後端壁が冷蔵庫本体1外まで引き出される。
 以上のように構成された冷蔵庫500について、以下、その作用効果について説明する。
 まず、冷蔵庫500全体の冷却について簡単に説明する。
 冷蔵庫500において、冷蔵室14の温度が設定温度より高くなると、圧縮機27および冷却ファン25が駆動し、冷却ファン25により、冷却器24で生成された冷気が各貯蔵室に供給される。
 冷却ファン25からの冷気は、冷蔵冷気供給口22(図4参照)より冷蔵室ダンパ37を介して冷蔵室ダクト28に供給される。冷気は、冷蔵室ダクト28の左右両側面部に開口された側面吐出口28e(図8参照)から冷蔵室14に吹き出され、冷蔵室14内を冷却する。
 また、冷却ファン25からの冷気は、野菜室ダクト29を介して野菜室17に供給され野菜室17内を冷却する。
 さらに、冷却ファン25からの冷気は、冷凍冷気吹出し口23aから、冷却室23の前方に位置する冷凍室18並びに製氷室16および第二冷凍室15に供給され、これら各貯蔵室を冷却する。
 次に、冷蔵室14内の棚板19に関する作用効果について説明する。
 冷蔵室14には、多種多彩な食品が収納されるが、この多種多彩な食品の中で小物食品を棚板19の奥の方に収納すると、前方に突出している冷蔵室ダクト28と冷蔵室背面壁14aとの間に生じている隙間から落下する恐れがある。
 しかしながら、本実施の形態の冷蔵庫500では、上記隙間部分が棚板19の後端縁に設けられた突出片33によって塞がれているので、落下を防止することができる。
 特に、最上段の棚板19aの後端縁の後方にできる隙間は、冷蔵室ダクト28が冷蔵室背面壁14aより前方へと屈曲して突き出した形状であるので大きいため、小物食品が落下しやすい。しかし、このような大きな隙間が形成される部分であっても、小物食品の落下を確実に防止することができる。
 より具体的には、最上段の棚板19aに設けられた突出片33aは、その後端縁に行くほど上方に位置するよう傾斜する傾斜面33aaを有している。このような構成により、小物食品が突出片33aの後端縁側へと移動することを防止できる。しかも、傾斜面33aaは、上向きに傾斜しているため、その後端縁と冷蔵室ダクト28の前方に突き出ている部分の表面との間の間隔を狭くすることができる。このような構成により、小物食品の落下を確実に防止できる。よって、このような構成により、使用者に小物食品の落下による不信感を抱くことのない信頼性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、最上段の棚板19aに設けられた突出片33aは、その後端縁を上向きに傾斜させたことにより、その後端縁を冷蔵室背面壁14aまで突出させなくても小物食品の落下を防止できる。このような構成により、突出片33aの奥行き寸法を小さくすることができる。特に、最上段の棚板19aの後端縁が位置する部分は、冷蔵室ダクト28が前方に突き出ている部分であるから、冷蔵室背面壁14aまでの寸法は、冷蔵室ダクト28が突き出ている寸法分だけ長くなり、水平状態で冷蔵室背面壁14aまで突出片33aを突出させると、突出片33aの寸法が大きくなる。このため、棚板19がその分だけ重くなって着脱しにくくなる。しかしながら、本実施の形態の構成によれば、このような棚板19の重量増を最小限に抑えることができるとともに、小物落下を防止しつつ、棚板19の着脱がしやすくなる。
 次に、棚板19の支持に関して、その作用効果を説明する。
 棚板19が汚れた場合等には、棚板19を冷蔵室14内から取り外して水洗い等する。その際、冷蔵庫500が部屋の壁際に設置されていて扉11が90度以上に開くことができないようなことがあっても、本実施の形態の冷蔵庫500では、棚板19を冷蔵室14内から簡単に取り出すことができる。
 すなわち、本実施の形態の冷蔵庫500の棚板19を、支持部32に支持させた状態で手前側に引き出し、棚板19前部に設けられた受け部40を前支持部34より前方に位置させる。そして、図20および図21Bに示すように、棚板19後部の切欠き部39aが前支持部34に合致するところまで棚板19をスライドさせる。これにより、切欠き部39aが前支持部34から脱落して、棚板19は、他方側の前支持部34を支点に傾斜状態となる(図14参照)。したがって、扉11が90度以上に開くことができず扉ポケット11aが前方に位置していても、扉ポケット11aが邪魔になるようなことがなく、棚板19を傾斜させた状態でそのまま手前側へと引き出し、簡単に棚板19の着脱ができる。
 棚板19後部の切欠き部39aと、冷蔵室側壁の前支持部34とは、棚板19の前端縁が少なくとも冷蔵室14の開口端縁より後方位置の状態で合致するように構成されている。これにより、棚板19を冷蔵室14の開口端縁より前方まで引き出さなくても傾斜状態とすることができる。したがって、冷蔵室扉が90度以上に開くことができなくても確実に棚板を着脱することができる。
 また、棚板19には、棚板19セット時に支持部32の凹所36に嵌り込む凸部39bが設けられている。このような構成により、棚板19の取り出し時には、棚板19を少し持ち上げて凸部39bを凹所36から外し、手前に引き出す必要がある。すなわち、棚板19の取り出し時には、棚板19を手前にスライドさせる前に棚板19を上方に持ち上げるなどして、凸部39bと凹所36との嵌合を外す必要がある。つまり、棚板19を取り外すという意思を持たないと棚板19をスライドさせることができず、不用意に棚板19を前方にスライドさせて棚板19が前支持部34から脱落し、傾斜状態となることを防止でき、安全性を向上させることができる。
 また、棚板19の前方左右両側部に設けられた受け部40には、前支持部34を把持する断面略U字状の凹溝41が設けられ、凹溝41は前支持部34に嵌合している。このような構成により、棚板19の不用意な上下動を防止でき、棚板19を確実に固定支持することができる。
 加えて、棚板19は、冷蔵室14内に設けられた支持部32に載置されて設置されている。このとき、棚板19の後部は、後支持部35に設けられた一段低い支持面部35aに載置されており、棚板19の上面は、後支持部35の上面部35bと実質的に同一面となっている。このような構成により、棚板19後部の切欠き部39aが設けられている部分が凹状となって当該部分に小物食品等が嵌り込むこと等を防止でき、信頼性を高めることができる。
 次に、冷蔵室14に設けられた照明装置30の作用効果について説明する。
 照明装置30は、冷蔵室14の天面に設けられた天面光源ユニット43と、冷蔵室14の側壁に設けられた側壁光源ユニット44とからなる。本実施の形態では、図25に示すように、複数の側壁光源ユニット44が、冷蔵室14の側壁に設けられている。冷蔵室14の側壁に設けられた側壁光源ユニット44は、冷蔵庫本体1の外箱2と内箱3との間に発泡断熱材4を充填するときの障害となりやすい。
 しかしながら、本実施の形態の冷蔵庫500では、複数の側壁光源ユニット44は、光源毎に独立させてそれぞれ単独別個に、本実施の形態では、上下に分けてそれぞれ単独別個に設けられている。このような構成により、発泡断熱材充填時の発泡断熱材4の流れを阻害することを抑制できる。
 すなわち、複数の側壁光源ユニット44は、それぞれ単独別個に設けられているから、側壁光源ユニット44同士の間には、発泡断熱材4が流動する空間を確保することができる。よって、このような構成により、発泡断熱材4は、各側壁光源ユニット44同士間を流動して冷蔵室14の側壁前端縁部まで確実かつ円滑に流れる。これにより、冷蔵室14の側壁に流れる発泡断熱材4は、良好な断熱性能を発揮することができる。このように、本実施の形態によれば、冷蔵庫本体1の側壁に照明装置30を設置しつつ、側壁を薄くして内容量を増加させることができる。つまり、本体寸法は現状のまま大容量、かつ、視認性の高い冷蔵庫が得られる。
 また、冷蔵室14の側壁の各側壁光源ユニット44は、光源45を有する光源基板46と、光源基板46を保持する基板保持部47aとから構成されている。さらに、各基板保持ケース47は、基板保持部47aが、連結桟47bによって連結一体化されて、構成されている。また、連結桟47bは、発泡断熱材流動用の空間49を形成する形状を有する。本実施の形態では、連結桟47bは、図25に示すようなブリッジ形状を有する。このような構成により、光源ユニット設置の作業性を向上させることができる。これと同時に、発泡断熱材4の充填発泡時に、発泡断熱材4が空間49に流入できるので、側壁の断熱性能を向上させることができる。これにより、側壁の薄型化を実現することが可能となる。よって、このような構成により、照明装置設置と側壁薄型化とを両立させることができる。
 すなわち、本実施の形態によれば、複数の側壁光源ユニット44は、基板保持ケース47に保持されて一体物として構成される。よって、基板保持ケース47を取り付けるだけで、複数の側壁光源ユニット44の取付けができるので、作業性を向上させることができる。しかも、複数の側壁光源ユニット44を一体化する基板保持ケース47の連結桟47bが、ブリッジ形状を有しており、複数の側壁光源ユニット44の間に、発泡断熱材流動用の空間49を形成している。このような構成により、発泡断熱材4は、空間49を通って冷蔵室14の側壁前端縁まで円滑に流動することができる。よって、このような構成により、側壁が薄くても、側壁前端部分の断熱性は良好となる。したがって、このような構成により、光源ユニット設置の作業性を向上させると同時に、側壁の薄型化を実現し、照明装置設置と側壁薄型化とを両立させることができる。
 また、本実施の形態では、冷蔵室14の側壁に設けられた各側壁光源ユニット44は、上から二段目の棚板19と三段目の棚板19との間、及び、三段目の棚板19と四段目の棚板19との間に、それぞれ独立して設けられている。このような構成により、冷蔵室14の天面の天面光源ユニット43から光の届きにくい中段から下方部分の冷蔵室14内を、明るくすることができ、冷蔵室14内の視認性を上げることができる。
 加えて、棚板19間に設けられた冷蔵室14の側壁の各側壁光源ユニット44は、各棚板19間の高さ方向で中央より上方に設けられている。このような構成により、各棚板19間において、上方から各棚板19間の空間を照射することができ、各棚板19の前方部分に比較的背丈の高い食品が置かれていても、奥に載置されている食品等を確実に照射でき、視認性を大きく向上させることができる。
 一方、冷蔵室14の天面に設けられた天面光源ユニット43は、天面光源43aが最上段の棚板19aの前端縁より前方に位置するように設けられている。このような構成により、棚板19の前端縁の前方から冷蔵室14内部を効率よく照射することができ、冷蔵室14内の視認性を更に向上させることができる。
 しかも、本実施の形態では、図27に示すように、天面光源ユニット43の天面光源カバー43dが、最上段の棚板19の前端縁と、前後方向においてオーバーラップするような位置に設けられている。このような構成により、天面光源43aの光を天面光源カバー43dで拡散して冷蔵室14の上部全域を照射でき、視認性を向上させることができる。
 次に、冷蔵室14内に設けられた卵収納ケース50の作用効果について説明する。
 卵収納ケース50は、図28に示すように、ケース部51と、複数の凹部52を有する卵収納プレート53とからなる。卵収納プレート53は、ケース部51の奥(冷蔵室14の背面側)に行くほどその側壁の高さが高くなる形状を有している。このような構成により、また、後述する卵収納プレート53のケース部51への設置態様により、凹部52に収納される卵は、卵収納プレート53のより後方側に位置する凹部52に戴置された卵が、より上方に位置することになる。したがって、ケース部51を冷蔵室14から引き出さなくても、ケース部51の手前側から手を差し入れて簡単に卵を取り出すことが可能となる。
 また、卵収納ケース50は、ケース部51と卵収納プレート53とが着脱自在に互いに別体に構成されている。したがって、ケース部51から卵収納プレート53を取り外してケース部51を卵以外の収納ケースとして利用することができ、収納用途を広げることができるので、卵収納ケース50の使い勝手を向上させることができる。
 更に、ケース部51は、上述したように、その側壁の高さが奥に行くほど高くなる形状を有するとともに、側壁に係止部55が設けられている。また、卵収納プレート53には、係止部55に係合する係合部56が設けられている。このような構成により、係止部55と係合部56とを係合させるだけで、卵収納プレート53を傾斜させてケース部51に設置できる。さらに、係止部55と係合部56との係合を外した状態で卵収納プレート53をケース部51に設置することによって、卵収納プレート53を水平状態でケース部51に設置することもできる。したがって、使用者の好みに応じてケース部51を使い分けることができる。
 また、卵収納ケース50には、ケース部51その前部に把手部54が設けられている。このような構成により、ケース部51の引出しが容易になり、ケース部51が卵以外の収納に使用されているときの使い勝手を向上させることができる。
 次に、冷凍室18に設けられた三段構成の収納ケースの作用効果について説明する。
 冷凍室18には、図30に示すように、扉11の開閉によって出し入れ自在な収納ケース58,59,60が設けられている。本実施の形態の冷蔵庫500では、収納ケース58,59,60が一段、二段および三段に重ねた形で設けられており、多彩な冷凍食品を好みに応じて積み重ねることなく分けて収納することができる。
 また、三段の収納ケース58,59,60のうち、一段目の収納ケース58および二段目の収納ケース59は、上述したように、扉11が開かれることによって、図37~図40に示すように、それぞれの後端部まで冷蔵庫本体1(冷凍室18)の外まで引き出されることができる。したがって、このような構成により、一段目の収納ケース58および二段目の収納ケース59の後壁近傍の奥まった部分に収納されている冷凍食品の出し入れが容易になり、使い勝手を向上させることができる。
 また、上述したように引き出される三段目の収納ケース60は、収納ケース60に設けられた連係用突起72(図36参照)が、二段目の収納ケース59の後壁上端に係当するよう構成されている。このような構成により、扉11が開かれることによって、三段目の収納ケース60が引き出される。そして、三段目の収納ケース60は、図37および図38に示すように、その後端部が冷蔵庫本体1(冷凍室18)内に残った形で冷蔵庫本体1(冷凍室18)手前に引き出される。したがって、使用者は、扉11を開いたのちにわざわざ三段目の収納ケース60を手動で引き出す必要がなく、三段目の収納ケース60内への食品の出し入れも扉11を開くだけのワンタッチ操作で行うことができ、使い勝手を向上させることができる。
 更に、三段目の収納ケース60は、上記状態(収納ケース60の後端部が冷蔵庫本体1(冷凍室18)内に残った状態)からさらに手前に引き出されると、収納ケース60の後部側面に設けられた本体摺動用突起70(図36参照)が、本体レール71に設けられている山形状突起71a(図32参照)を乗り越えて、第二突起68b(図36参照)が二段目の収納ケース59の第二ガイドレール部69(図35参照)に乗り移る。これにより、三段目の収納ケース60は、二段目の収納ケース59上を移動して冷蔵庫本体1(冷凍室18)外まで更に大きく引き出されることができる。したがって、三段目の収納ケース60も、その後端壁まで冷蔵庫本体1(冷凍室18)外に引き出されることができ、三段目の収納ケース60の後壁近傍の奥まった部分に収納されている冷凍食品の出し入れが容易になり、使い勝手を更に向上させることができる。
 なお、扉11の引出しに伴う各収納ケース58,59,60の動きを、図41A~図41Dに示す。各収納ケース58,59,60が、冷蔵庫本体1から引き出されていく状態を、図41A~図41Dの順で示している。なお、図41A~図41Dにおいては、扉11は省略されている。
 図41Aは、収納ケース58,59,60全てが冷蔵庫本体1に収納された状態を示している。図41Bは、収納ケース58,59,60が冷蔵庫本体1外へ引き出される途中の状態を示している。この状態では、いずれの収納ケース58,59,60も完全に冷蔵庫本体1外へ引き出されておらず、それぞれの後端部は冷蔵庫本体1内に位置している。図41Cは、扉11が一番手前まで引き出されたときの収納ケース58,59,60の状態を示している。この状態では、三段目の収納ケース60は、図37および図38に示す状態と同様に、その後端部が冷蔵庫本体1内に残された状態で、一段目の収納ケース58の後端縁および二段目の収納ケース59の後端縁は、冷蔵庫本体1の外に引き出されている。図41Dは、図41Cの状態から、三段目の収納ケース60が手前に引き出された状態を示している。この状態では、図40に示す状態と同様に、三段目の収納ケース60も、その後端縁が冷蔵庫本体1の外に引き出されている。
 また、三段の収納ケース58,59,60のうち、二段目の収納ケース59と三段目の収納ケース60は、扉11を開いた状態で冷蔵庫本体1(冷凍室18)内に手動でそれぞれ押し込むことができるので、一段目の収納ケース58、及び二段目の収納ケース59に対する食品の出し入れは支障なく行うことができる。
 この時、三段目の収納ケース60は、これを手動で冷蔵庫本体1内に押し込むと、その後部側面に設けられた本体摺動用突起70(図36参照)が、本体レール71(図32参照)に乗り移る。本実施の形態では、三段目の収納ケース60は、本体レール71に設けられている山形状突起71a(図32参照)を乗り越えて、自動的に本体レール71に乗り移り、本体レール71と二段目の収納ケース59とによって支持される。このような構成により、三段目の収納ケース60の冷蔵庫本体1(冷凍室18)への収納を、山形状突起71aの山形傾斜によって円滑なものとすることができ、使い勝手を向上させることができる。
 以上述べたように、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500は、冷蔵庫本体1と、冷蔵庫本体1に設けられた冷蔵室14と、冷蔵室14の壁面に設けられた照明装置30とを備える。照明装置30は、冷蔵室14の天面の左右幅方向に設けられた天面光源ユニット43と、冷蔵室14の側壁に設けられた側壁光源ユニット44とを有する。冷蔵室14の側壁に設けられた複数の側壁光源ユニット44は、それぞれ光源を有し、光源毎に独立してそれぞれ単独別個に設けられている。
 このような構成により、冷蔵室14側壁に設けられた側壁光源ユニット44同士間に、発泡断熱材4が流動する空間49が形成され得る。よって、このような構成により、冷蔵庫本体1の側壁を薄くしても、発泡断熱材4は、充填発泡時に各側壁光源ユニット44間を流動して冷蔵室14の側壁前端縁部まで確実かつ円滑に流れ、良好な断熱性能を発揮できる。したがって、このような構成により、冷蔵庫本体1の側壁に照明装置30を設置しつつ、側壁を薄くして冷蔵庫500の内容量を増加させることができる。つまり、冷蔵室14側壁部分への照明装置30の設置と側壁部分の壁厚を薄くすることとを両立させることができる。
 また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、冷蔵室14の側壁の側壁光源ユニット44は、光源45を有する光源基板46と、光源基板46を保持する基板保持部47aとを有していてもよい。この場合、基板保持ケース47は、連結桟47bによって連結一体化されていてもよい。また、この場合、連結桟47bは、発泡断熱材流通用の空間49を形成するブリッジ形状を有していてもよい。
 このような構成により、複数の側壁光源ユニット44の設置が一つの基板保持ケース47によって行え、側壁光源ユニット44の設置作業を容易化できる。さらに、各側壁光源ユニット44を一体化する連結桟47bが、発泡断熱材4流動用の空間49を形成するブリッジ形状を有している。このような構成により、冷蔵室14の側壁が薄くても、発泡断熱材4は冷蔵室14側壁前端縁まで円滑に流動することができ、側壁前端部分の断熱性が良好となる。すなわち、側壁光源ユニット44設置の作業性を向上させると同時に、側壁の薄型化を実現し、照明装置設置と側壁薄型化とを両立させることができる。
 また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、冷蔵室14には、上下方向に棚板19が複数段設けられていてもよい。また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、冷蔵室14の側壁に設けられた複数の側壁光源ユニットは、上から二段目の棚板19と三段目の棚板19の間、及び、三段目の棚板19と四段目の棚板19との間に、互いに独立して設けられていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14天面の天面光源ユニット43から光の届きにくい中段から下方部分の冷蔵室14内も明るくすることができ、冷蔵室14内の視認性を上げることができる。
 また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、棚板19間に設けられた冷蔵室14の側壁の各側壁光源ユニット44は、棚板19間の高さ方向で中央より上方に配置されていてもよい。
 このような構成により、各棚板19,19a間を上方から照射することができるので、各棚板19,19aの奥に載置してある食材も確実に照射でき、視認性を一段と向上させることができる。
 また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、冷蔵室14の天面の天面光源ユニット43は、天面光源43aと天面光源カバー43dとを有していてもよい。この場合、天面光源43aは、最上段の棚板19aの前端縁より、前方位置に配置されていてもよい。
 このような構成により、冷蔵室14天面の天面光源ユニット43によって棚板19a前端縁の前方から冷蔵室14内部を照射することができ、冷蔵室14内の視認性を更に向上させることができる。
 また、本開示の実施の形態の一例による冷蔵庫500において、冷蔵室14の天面の天面光源ユニット43の天面光源カバー43dは、最上段の棚板19aの前端縁と、前後方向においてオーバーラップするように配置されていてもよい。
 このような構成により、光源45の光が天面光源カバー43dで拡散されて冷蔵室14の上部全域を照射でき、視認性を向上させることができる。
 以上、本開示の例を、実施の形態を用いて説明したが、本開示は、上記の実施の形態に限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本開示の範囲は、上記の説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 以上述べたように、本開示は、冷蔵庫本体の寸法は現状のままで、大容量、かつ、視認性の高い冷蔵庫を提供するよって、本開示は、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に適用できる。
 1 冷蔵庫本体
 2 外箱
 3 内箱
 4 発泡断熱材
 4a 真空断熱材
 5,6 仕切板
 7,8,9,10,11 扉
 14 冷蔵室
 14a 冷蔵室背面壁
 15 第二冷凍室
 16 製氷室
 17 野菜室
 18 冷凍室(第一冷凍室)
 19,19a 棚板
 20 チルド室
 21 通路部
 22 冷蔵冷気供給口
 23 冷却室
 23a 冷凍冷気吹出し口
 24 冷却器
 25 冷却ファン
 26 除霜部
 27 圧縮機
 28 冷蔵室ダクト
 28a ダクト部材
 28b ダクトカバー
 28d 延出リブ
 28c ダンパカバー
 28e 側面吐出口
 30 照明装置
 32 支持部
 33,33a 突出片
 33aa 傾斜面
 34 前支持部
 35 後支持部
 35a 支持面部
 35b 上面部
 36 凹所
 37 冷蔵室ダンパ
 38 棚板部材
 39 枠部材
 39a 切欠き部
 39b 凸部
 40 受け部
 41 凹溝
 43 天面光源ユニット
 43a 天面光源
 43b 天面光源基板
 43c 天面基板保持ケース
 43d 天面光源カバー
 44 側壁光源ユニット
 45 光源
 46 光源基板
 47 基板保持ケース
 47a 基板保持部分
 47b 連結桟
 48 光源カバー
 49 空間
 50 卵収納ケース
 51 ケース部
 51a 底面部
 51b 側壁
 52 凹部
 53 卵収納プレート
 54 把手部
 55 係止部
 56 係合部
 58,59,60 収納ケース
 61 三段レール装置(レール装置)
 62 扉レール
 63 固定レール
 63a 側板部
 64 中間レール
 65 容器支持レール
 65a 突起
 66 第一ガイドレール部
 67 凸部
 68a 第一突起
 68b 第二突起
 69 第二ガイドレール部
 70 本体摺動用突起
 71 本体レール
 71a 山形状突起
 72 連係用突起
 500 冷蔵庫

Claims (6)

  1. 冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵庫本体に設けられた冷蔵室と、
    前記冷蔵室の壁面に設けられた照明装置とを備え、
    前記照明装置は、前記冷蔵室の天面に設けられた天面光源ユニットと、前記冷蔵室の側壁に設けられた複数の側壁光源ユニットと有し、
    前記複数の側壁光源ユニットは、それぞれ光源を有し、
    前記複数の側壁光源ユニットは、前記光源毎に互いに独立させてそれぞれ単独別個に設けられた冷蔵庫。
  2. 前記複数の側壁光源ユニットは、それぞれ前記光源を有する光源基板と、前記光源基板を保持する基板保持部とを有し、
    前記基板保持部は、連結桟によって連結一体化されており、
    前記連結桟は、発泡断熱材流通用の空間を形成するブリッジ形状を有する
    請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵室は、前記冷蔵室内の上下方向に配設された複数の棚板を有し、
    前記複数の側壁光源ユニットは、前記複数の棚板のうちの、上から二段目の前記棚板と三段目の前記棚板との間、及び、上から三段目の前記棚板と四段目の前記棚板との間に、互いに独立させて設けられた
    請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数の棚板間に設けられた前記複数の側壁光源ユニットは、前記複数の棚板間の高さ方向で中央より上方に、それぞれ配置された
    請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 前記天面光源ユニットは、天面光源と天面光源カバーとを有し、
    前記天面光源は、前記複数の棚板のうち、最上段の棚板の前端縁より前方位置に配置された
    請求項3~4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 前記天面光源カバーは、前記最上段の棚板の前記前端縁と、前後方向においてオーバーラップするように配置された
    請求項5記載の冷蔵庫。
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