JP2014005132A - エレベータのピット機器保守用作業台機構およびこれを使用したエレベータのピット機器保守作業方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータのピット機器保守作業の作業性を向上させたエレベータのピット機器保守用作業台機構等を提供する。
【解決手段】エレベータのピット機器保守用作業台機構であって、昇降路内で、それぞれ一端が最下階フロア側に取り付けられ、所望の角度になるように他端側が固定器具30により昇降路側に固定される2本の台車レール20と、2本の台車レール上を移動するピット機器保守用台車10と、を備えた。2本の台車レール20が、昇降路内に格納可能なように、それぞれ一端が最下階フロアに昇降路壁に沿った水平軸周りに回転可能なように可動式に取り付けられ、使用時に固定器具30により他端側が固定される。
【選択図】図6
【解決手段】エレベータのピット機器保守用作業台機構であって、昇降路内で、それぞれ一端が最下階フロア側に取り付けられ、所望の角度になるように他端側が固定器具30により昇降路側に固定される2本の台車レール20と、2本の台車レール上を移動するピット機器保守用台車10と、を備えた。2本の台車レール20が、昇降路内に格納可能なように、それぞれ一端が最下階フロアに昇降路壁に沿った水平軸周りに回転可能なように可動式に取り付けられ、使用時に固定器具30により他端側が固定される。
【選択図】図6
Description
この発明は、エレベータのピット機器保守用作業台機構およびこれを使用したエレベータのピット機器保守作業方法に関する。
図7はエレベータ昇降路最下部のピット部付近の縦断面図、図8はピット部付近の平面図である。左右両側のかごレール6(図7では図示省略)に沿ってかご1が昇降する昇降路2内の最下階フロアFL1より下の最下部には、かご1や釣合錘(図示省略)の落下時の衝撃を吸収する緩衝器5等が設けられたピット部2aがあり、このピット部2aの上方には制御盤3や巻上機4が設置されている。
従来のエレベータの制御盤3や巻上機4からなるピット機器の保守作業においては、エレベータの昇降路2下端のピット部2aに降りて、梯子や脚立を設置し、梯子や脚立を用いて、昇降路2内下部に設置されている制御盤3や巻上機4を点検している。なお、ピット部2aに降りるための据付けの梯子に関しては、例えば下記特許文献1に開示されている。
従来のエレベータのピット機器保守作業では、ピット部に梯子や脚立を設置していたため、昇降路の構造やピット深さにより手配品が異なる、昇降路壁や昇降路(ピット部)の底面が平坦でなく凸凹の場合、梯子や脚立の取付が難しく安定しない、また、作業時は一度ピット部に降りて、梯子や脚立を用いて高い位置にある巻上機や制御盤を点検していた、等の理由により作業性が悪いという問題もあった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、エレベータのピット機器保守作業の作業性を向上させたエレベータのピット機器保守用作業台機構等を提供することを目的とする。
この発明は、エレベータのピット機器保守用作業台機構であって、昇降路内で、それぞれ一端が最下階フロア側に取り付けられ、所望の角度になるように他端側が固定器具により昇降路側に固定される2本の台車レールと、前記2本の台車レール上を移動するピット機器保守用台車と、を備えたことを特徴とするエレベータのピット機器保守用作業台機構等にある。
この発明では、エレベータのピット機器保守作業の作業性を向上させたエレベータのピット機器保守用作業台機構等を提供できる。
以下、この発明によるエレベータのピット機器保守用作業台機構等を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのピット機器保守用作業台機構を構成するピット機器保守用台車の斜視図、図2、図3は図1のピット機器保守用台車が搭載されるこの発明の実施の形態1に係るエレベータのピット機器保守用作業台機構を構成するピット機器保守用の台車レールの斜視図である。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのピット機器保守用作業台機構を構成するピット機器保守用台車の斜視図、図2、図3は図1のピット機器保守用台車が搭載されるこの発明の実施の形態1に係るエレベータのピット機器保守用作業台機構を構成するピット機器保守用の台車レールの斜視図である。
図1において、ピット機器保守用台車10上には作業者が乗り込む。ピット機器保守用台車10には図2に示す2本の台車レール20上を移動するための例えば両側の前後に台車車輪12がそれぞれ取り付けられている。またピット機器保守用台車10には可動式の台車取手13が取付けられている。台車取手13はピット機器保守用台車10上に可動式に設けられ、ピット機器保守用台車10の移動時に図1に示すようにピット機器保守用台車10の表面から立てた状態で使用され、未使用時にはピット機器保守用台車10に台車取手13の形状に合わせて形成された収納溝16内に寝かせた状態で格納される。この時、ピット機器保守用台車10の上面が平坦になる。さらに、台車取手13が寝かせた状態にある時にピット機器保守用台車10が台車レール20上を移動しないように固定するロック機構を備える。
ロック機構はどのような構成でもよいが一例を図4にロック機構17として示す。ピット機器保守用台車10に形成された収納溝16内に台車取手13が図4に示すように嵌め込まれると、収納溝16内に形成されたピット機器保守用台車10の上から下まで貫通する貫通穴10aa内を上下する、通常は引張りバネ17bにより上方に引き上げられているグリップ棒17aが下方に押し下げられて下端が台車レール20に押し当てられてピット機器保守用台車10の動きをロックする。台車取手13は収納溝16内のゴム等からなる弾性部材17cとの摩擦により収納溝16内に保持固定される。
なおその他、グリップ棒17aの動作で、台車車輪12と同軸に設けたギアをロックする、台車車輪12にブレーキ機構(共に図示省略)によりブレーキを掛ける等、種々のロック機構が適用可能である。
なおその他、グリップ棒17aの動作で、台車車輪12と同軸に設けたギアをロックする、台車車輪12にブレーキ機構(共に図示省略)によりブレーキを掛ける等、種々のロック機構が適用可能である。
またピット機器保守用台車10は、側面から外側に可動式に延びる例えば可動延長作業台14a,14b,14cを備える。可動延長作業台14aはピット機器保守用台車10より小さく(幅、厚み)、ピット機器保守用台車10から昇降路2の奥行方向にスライドして出入りし、可動延長作業台14b,14cは可動延長作業台14aよりさらに小さく(幅、厚み)、それぞれ可動延長作業台14aから昇降路2の左右両側の方向にスライドして出入りするように構成されている。
また図2に示すように、2本の台車レール20は、昇降路2内に格納可能なように昇降路2内で、それぞれ一端が例えばヒンジ21等により最下階フロアFL1の縁の乗場敷居FLEに昇降路2の壁に沿った水平軸(AX1)周りに回転可能なように可動式に取り付けられている。従って2本の台車レール20は未使用時には、最下階フロアFL1の縁の乗場敷居FLEに一端が水平軸(AX1)周りに回転可能に固定され、他端が例えばピット部2aの底面に当接し全体として斜めになっているか、またはピット部2aが深い場合には垂れ下がっている状態にある。そして使用時には図2に示すように2本の台車レール20を引き起こすことで昇降路2の奥行方向に台車レール20を伸ばし、図3に示すように2本の台車レール20がそれぞれのかごレール6と所望の角度になるように固定器具30により他端側がかごレール6にそれぞれ固定される。
図5は固定器具30の一例であるターンバックルネジ30aを示す。図3において、台車レール20にそれぞれに形成された固定穴20aとかごレール6にそれぞれに形成された固定穴6aにターンバックルネジ30aの両側のフック部32をそれぞれ挿入し、ネジ部31を回転させて両側のフック部32の間の長さを調整することにより、台車レール20とかごレール6を所望の角度(通常、かごレール6の鉛直方向に対して台車レール20が水平方向で互いに直交する角度)に固定することができる。
図6はこの発明によるエレベータのピット機器保守用作業台機構を使用したピット機器保守時の状態を示す斜視図である。最下階フロアFL1からピット機器保守用台車10の台車車輪12が台車レール20に案内され、昇降路2内に移動をし、台車取手13を倒してピット機器保守用台車10を固定している。また、巻上機4、制御盤3を点検するために、左右及び奥行き方向にピット機器保守用台車10の可動延長作業台14a,14b,14cを延ばしている。作業員がピット機器保守用台車10または可動延長作業台14a,14b,14cに乗り、巻上機4、制御盤3の保守作業をすることができる。
なお、上記実施の形態では台車レール20の他端側を固定器具30によりかごレール6に固定しているが、かごレール6の代わりに、昇降路2内の内壁等に台車レール20の他端側を固定するためのアンカ部(図示省略)を予め設けて、同様に固定器具30で固定するようにしてもよい。
また、台車レール20は一端がヒンジ21等により最下階フロアFL1の縁の乗場敷居FLEに可動式に予め取り付けられているが、台車レール20を例えばピット部2a内に収納しておき、ピット機器保守作業の際に取り付けるようにしてもよい。
また、台車レール20は一端がヒンジ21等により最下階フロアFL1の縁の乗場敷居FLEに可動式に予め取り付けられているが、台車レール20を例えばピット部2a内に収納しておき、ピット機器保守作業の際に取り付けるようにしてもよい。
以上のようなピット機器保守用作業台機構により、昇降路の構造やピット部の深さが異なる場合であっても、設置される2本の台車レールの間隔を共通にしておけば、作業台車を共有化することができる。また、台車レールの固定作業以外は、ピット部に降りることなく最下階フロアから巻上機、制御盤の点検ができ、保守作業が容易になる。
1 かご、2 昇降路、2a ピット部、3 制御盤、4 巻上機、5 緩衝器、6 かごレール、6a 固定穴、10 ピット機器保守用台車、10aa 貫通穴、12 台車車輪、13 台車取手、14a,14b,14c 可動延長作業台、16 収納溝、17 ロック機構、17a グリップ棒、17b 引張りバネ、17c 弾性部材、20 台車レール、20a 固定穴、21 ヒンジ、30 固定器具、30a ターンバックルネジ、31 ネジ部、32 フック部、FL1 最下階フロア、FLE 乗場敷居。
Claims (6)
- エレベータのピット機器保守用作業台機構であって、昇降路内で、それぞれ一端が最下階フロア側に取り付けられ、所望の角度になるように他端側が固定器具により昇降路側に固定される2本の台車レールと、前記2本の台車レール上を移動するピット機器保守用台車と、を備えたことを特徴とするエレベータのピット機器保守用作業台機構。
- 前記2本の台車レールが、昇降路内に格納可能なように前記昇降路内で、それぞれ一端が最下階フロアに昇降路壁に沿った水平軸周りに回転可能なように可動式に取り付けられ、使用時に前記固定器具により他端側が固定されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのピット機器保守用作業台機構。
- 前記ピット機器保守用台車が、前記ピット機器保守用台車の移動時に前記ピット機器保守用台車の表面から立てた状態で使用され未使用時に前記ピット機器保守用台車内に寝かせた状態で格納される台車取手と、前記台車取手が寝かせた状態にある時に前記ピット機器保守用台車を前記2本の台車レールに対して移動しないように固定するロック機構と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのピット機器保守用作業台機構。
- 前記ピット機器保守用台車が、側面から外側に可動式に延びる可動延長作業台を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のエレベータのピット機器保守用作業台機構。
- 前記固定器具が、前記各台車レールの他端側をかごレールに固定するターンバックルネジからなることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のエレベータのピット機器保守用作業台機構。
- それぞれ一端が最下階フロアに可動式に取り付けられた昇降路内に延びる2本の台車レールを所望の角度になるように他端側を固定器具により昇降路側に固定し、前記2本の台車レール上にピット機器保守用台車を案内して載せ、前記ピット機器保守用台車上でピット機器の保守作業を行うことを特徴とするエレベータのピット機器保守作業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012143060A JP2014005132A (ja) | 2012-06-26 | 2012-06-26 | エレベータのピット機器保守用作業台機構およびこれを使用したエレベータのピット機器保守作業方法 |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2021091496A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの点検ボックス |
-
2012
- 2012-06-26 JP JP2012143060A patent/JP2014005132A/ja active Pending
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