JP2014005090A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電動の送風手段を設けることなく、巻上機を十分に冷却可能な冷却手段を備えたエレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降体(かご2及びつり合いおもり3)の昇降路1内に、気流流入口6aの開口面積が大きく、気流流出口6bの開口面積が小さい漏斗状の整風体6を設置する。昇降体の昇降に伴って昇降路1内を流れる気流を気流流入口6aに受け入れ、気流流出口6bから流出する気流を巻上機5の所要部位、例えばブレーキ5cに向けて噴射する。これにより、昇降路1内の温度上昇を抑制する。
【選択図】図4
【解決手段】昇降体(かご2及びつり合いおもり3)の昇降路1内に、気流流入口6aの開口面積が大きく、気流流出口6bの開口面積が小さい漏斗状の整風体6を設置する。昇降体の昇降に伴って昇降路1内を流れる気流を気流流入口6aに受け入れ、気流流出口6bから流出する気流を巻上機5の所要部位、例えばブレーキ5cに向けて噴射する。これにより、昇降路1内の温度上昇を抑制する。
【選択図】図4
Description
本発明は、エレベータ装置に係り、特に、主ロープを介して昇降体の昇降を行う巻上機の冷却手段に関する。
エレベータ装置の昇降路は、巻上機などの駆動装置や制御装置の発熱により温度が上昇する。この昇降路の温度上昇は、昇降路内に配置された各種機器の寿命を短くする要因となる。特に、主ロープを介して昇降体の昇降を行う巻上機は、電動モータ及びブレーキを備えていることから発熱量が多く、発熱によりコイルやソレノイドの温度が上昇すると、電気抵抗値が大きくなってさらに発熱量が増加するので、適当な冷却手段を備えることが望まれる。
駆動装置及び制御装置の冷却手段としては、昇降路内をかごの昇降通路とつり合いおもりの昇降通路とに区画すると共に、昇降路内の上部と下部とで両昇降通路を互いに連通させる仕切り板を昇降路内に備え、かごとつり合いおもりが昇降する際に発生する循環気流で、駆動装置及び制御装置を冷却するものが従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によると、昇降路内に電動の送風手段を設置する必要がないので、駆動装置及び制御装置の冷却を簡易に行うことができる。
しかしながら、特許文献1に開示の技術は、かごとつり合いおもりが昇降する際に発生する循環気流だけで駆動装置及び制御装置を自然冷却する構成であるので、駆動装置及び制御装置の冷却効果が不十分であり、この点に改善の余地がある。
本発明は、このような従来技術の実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動の送風手段を設けることなく、巻上機を十分に冷却可能な冷却手段を備えたエレベータ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、昇降体の昇降路内に、前記昇降体の主ロープが巻き掛けられるシーブと、前記シーブを回転駆動する電動モータと、前記シーブの回転運動を制動するブレーキとを有する巻上機を設置してなるエレベータ装置において、前記昇降路内に、気流流入口の開口面積が大きく、気流流出口の開口面積が小さい漏斗状の整風体を設置し、前記昇降体の昇降に伴って前記昇降路内を流れる気流を前記気流流入口に受け入れ、前記気流流出口から流出する気流を前記巻上機の所要の部位に向けて噴射することを特徴とする。
かかる構成によると、気流流入口の開口面積が大きく、気流流出口の開口面積が小さい漏斗状の整風体を昇降路内に設置するので、気流流入口に受け入れられた気流は、気流流出口側に至るにしたがって流速が上昇し、気流流出口から噴流となって流出する。したがって、気流流出口から流出する気流を巻上機の所要の部位に向けて噴射することにより、巻上機の当該部位を強制的に冷却することができる。
本発明によれば、気流流入口の開口面積が大きく、気流流出口の開口面積が小さい漏斗状の整風体を昇降路内に設置し、昇降体の昇降に伴って昇降路内を流れる気流を気流流入口に受け入れ、気流流出口から流出する気流を巻上機の所要部位に向けて噴射するので、巻上機の所要部位を強制冷却することができる。よって、昇降路内の温度上昇を防止できて昇降路内に配置された各種機器の寿命を延長できると共に、消費電力の低減を図ることができて電源容量の小型化を図ることもできる。また、電動の送風手段を備える必要がないので、エレベータ装置の設置コストの削減を図ることができる。
以下、本発明に係るエレベータ装置の実施形態を図に基づいて説明する。
実施形態に係るエレベータ装置は、図1及び図2に示すように、建屋に形成された昇降路1内を昇降するかご2及びつり合いおもり3(昇降体)と、かご2及びつり合いおもり3を連結する主ロープ4と、昇降路1の下部に設置され、主ロープ4を介してかご2及びつり合いおもり3を昇降駆動する巻上機5と、昇降路1内に設置され、巻上機5に気流を噴射する整風体6を備えている。なお、昇降路1、かご2、つり合いおもり3及び主ロープ4については、公知に属する事項であり、かつ本発明の要旨でもないので、これ以上の詳細な説明を省略する。
巻上機5は、図3に示すように、主ロープ4が巻き掛けられるシーブ5aと、シーブ5aを回転駆動する電動モータ5bと、シーブ5aの回転運動を制動するブレーキ5cとから主に構成されている。なお、ブレーキ5cは、シーブ5aを挟み込むように、その上部及び下部の双方に配置される。
整風体6は、図1及び図4に示すように、巻上機5の上方及び下方に配置される。これら巻上機5の上方及び下方に配置される各整風体6としては、同一物を用いることができる。実施形態に係る整風体6は、図5及び図6に示すように、気流流入口6aの開口面積が大きく、気流流出口6bの開口面積が小さい漏斗状に形成されており、気流流出口6bがブレーキ5cの周囲を覆うように配置されている(図4参照)。ブレーキ5cは、巻上機5の中で最も発熱量が高いので、これを冷却することにより、昇降路1内の温度上昇を効率的に抑制することができる。
整風体6(気流流入口6a)は、その鉛直投影面の形状及びサイズが、図5に示すように、主ロープ4、シーブ5a及び電動モータ5bの駆動を阻害しない範囲内で、シーブ5a、電動モータ5b及びブレーキ5cを含む巻上機5の鉛直投影面とほぼ同等となるように形成される。これにより、整風体6が巻上機5の側方に突出しないので、整風機6が巻上機5の周辺部分への他の機器の設置を阻害する要因となることを防止できる。また、巻上機5の鉛直投影面の範囲内で、最大限気流流入口6aの開口面積を大きくできるので、巻上機5に対する高い冷却効果を発揮することができる。勿論、スペースや冷却効果に余裕がある場合には、整風体6の鉛直投影面を巻上機5の鉛直投影面よりも大型にしたり、小型にすることも可能である。これに対して、気流流出口12の開口面積は、ブレーキ5cとの間に所要の気流の流通路が形成されるように、ブレーキ5cよりも大きく形成される。
実施形態に係るエレベータ装置は、かご2及びつり合いおもり3を昇降したときに昇降路1内に発生する気流A,B(図4参照)を利用して、巻上機5のブレーキ6cを冷却する。即ち、整風体6は、気流流入口6aの開口面積が大きく、気流流出口6bの開口面積が小さい漏斗状に形成されているので、気流流入口6a内に流入した気流A,Bは、気流流出口6b側に至るにしたがって流速が上昇し、気流流出口6bから噴流となって流出する。したがって、気流流出口6bから流出する気流A,Bをブレーキ5cに向けて噴射することにより、ブレーキ5cを強制的に冷却できる。ブレーキ5cは、発熱量が高いので、これを冷却することによって、昇降路1内の温度上昇を効率的に防止することができる。よって、昇降路1内に配置された各種機器の寿命を延長できると共に、消費電力の低減を図ることができて電源容量の小型化を図ることもできる。また、電動の送風手段を備える必要がないので、エレベータ装置の設置コストを削減することもできる。
なお、前記実施形態においては、気流流出口6bから流出する気流A,Bを利用して、巻上機5のブレーキ5cを冷却したが、必要に応じて、ブレーキ5cに代えて、或いはブレーキ5cと共に、巻上機5の他の部位を冷却することもできる。
また、前記実施形態においては、整風体6を漏斗状の中空体としたが、かかる構成に代えて、図7に示すように、整風体6の内部に空気清浄用のフィルタ7を備えることもできる。かかる構成によると、シーブ5aへの昇降路1内の塵埃の付着を抑制できるので、シーブ5a及び主ロープ4の耐久性を高めることができる。
1 昇降路
2 かご
3 つり合いおもり
4 主ロープ
5 巻上機
5a シーブ
5b モータ
5c ブレーキ
6 整風体
6a 気流流入口
6b 気流流出口
7 フィルタ
2 かご
3 つり合いおもり
4 主ロープ
5 巻上機
5a シーブ
5b モータ
5c ブレーキ
6 整風体
6a 気流流入口
6b 気流流出口
7 フィルタ
Claims (3)
- 昇降体の昇降路内に、前記昇降体の主ロープが巻き掛けられるシーブと、前記シーブを回転駆動する電動モータと、前記シーブの回転運動を制動するブレーキとを有する巻上機を設置してなるエレベータ装置において、
前記昇降路内に、気流流入口の開口面積が大きく、気流流出口の開口面積が小さい漏斗状の整風体を設置し、前記昇降体の昇降に伴って前記昇降路内を流れる気流を前記気流流入口に受け入れ、前記気流流出口から流出する気流を前記巻上機の所要の部位に向けて噴射することを特徴とするエレベータ装置。 - 前記整風体は、その鉛直投影面の形状及びサイズを、前記シーブ、前記電動モータ及び前記ブレーキを含む前記巻上機の鉛直投影面の形状及びサイズと同等に形成することを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
- 前記整風体の前記気流流出口から流出する気流を、前記巻上機に備えられたブレーキに向けて噴射することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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JP2012140112A JP2014005090A (ja) | 2012-06-21 | 2012-06-21 | エレベータ装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012140112A JP2014005090A (ja) | 2012-06-21 | 2012-06-21 | エレベータ装置 |
Publications (1)
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WO2008085172A1 (en) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Otis Elevator Company | Thermoelectric temperature control with convective air flow for cooling elevator components |
JP2008297093A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ装置 |
-
2012
- 2012-06-21 JP JP2012140112A patent/JP2014005090A/ja active Pending
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2013
- 2013-06-18 CN CN201310240829.4A patent/CN103508292A/zh active Pending
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KR101944158B1 (ko) * | 2015-10-30 | 2019-01-30 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터 |
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