JP2008019073A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で且つ装置全体の小型化が可能であるとともに、昇降路の頂部に設置された駆動装置を効率的に冷却することができるエレベータ装置を得る。
【解決手段】昇降路固定体に設けられた弾性部材8と、昇降路1の頂部に配置され、弾性部材8を介して昇降路固定体に支持された駆動装置9と、駆動装置9に設けられ、一側開口部が駆動装置9に対向する排気側ダクトと、昇降路固定体に設けられ、排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、排気側ダクト及び吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられたファン23装置とを備えることにより、吸気側ダクトの他側開口部から昇降路1内の空気を吸引して、排気側ダクトの一側開口部から上記空気を排出させる。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路固定体に設けられた弾性部材8と、昇降路1の頂部に配置され、弾性部材8を介して昇降路固定体に支持された駆動装置9と、駆動装置9に設けられ、一側開口部が駆動装置9に対向する排気側ダクトと、昇降路固定体に設けられ、排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、排気側ダクト及び吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられたファン23装置とを備えることにより、吸気側ダクトの他側開口部から昇降路1内の空気を吸引して、排気側ダクトの一側開口部から上記空気を排出させる。
【選択図】図1
Description
この発明は、昇降路の頂部にエレベータの駆動装置が備えられたエレベータ装置に関するものである。
一般に、エレベータの昇降路上方に機械室が設置されていない機械室レスエレベータでは、制御盤や巻上機等、従来機械室に設置されていた各種機器類が昇降路内に配置される。また、昇降路の内部の空気は、昇降路内に設置された機器類からの発熱や、昇降路の天井、壁を介して伝わる熱によって暖められ、暖められた空気が上方に移動する。このため、昇降路の頂部は常時高い温度が保たれており、昇降路の頂部に配置された各種機器類の温度マージンが小さくなるとともに、各種機器類の寿命を短くするといった問題が生じていた。特に、エレベータ巻上機等で構成された駆動装置が昇降路の頂部に設置されている場合には、問題となっていた。
そこで、上記問題を解決するための従来技術として、昇降路内をかごの昇降通路と釣合い重りの昇降通路とに区画するとともに、昇降路内の頂部と底部とで上記両昇降通路を連通させる仕切り板を設けることにより、昇降通路を昇降するかごによって昇降路内に気流を発生させ、その気流を利用して昇降路内で空気を循環させて昇降路内の温度の均一化を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載のものでは、特別な冷房ユニット等を要することなく昇降路内の空気を循環させて昇降路内の温度を均一化させることが可能であるが、昇降路の頂部から底部に渡って仕切り板を設ける必要があり、装置が大掛かりで、その設置工事に多大な手間と時間とを要するといった問題があった。また、昇降路内に、仕切り板を設置するための空間や、仕切り板とかごとの隙間、仕切り板と釣合い重りとの隙間を確保する必要があり、昇降路の鉛直投影面積が大きくなるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な構成で且つ装置全体の小型化が可能であるとともに、昇降路の頂部に設置された駆動装置を効率的に冷却することができるエレベータ装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路固定体に設けられた弾性部材と、昇降路の頂部に配置され、弾性部材を介して昇降路固定体に支持された駆動装置と、駆動装置に設けられ、一側開口部が駆動装置に対向する排気側ダクトと、昇降路固定体に設けられ、排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、排気側ダクト及び吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられ、吸気側ダクトの他側開口部から昇降路内の空気を吸引して、排気側ダクトの一側開口部から空気を排出させるファン装置とを備えたものである。
この発明は、昇降路固定体に設けられた弾性部材と、昇降路の頂部に配置され、弾性部材を介して昇降路固定体に支持された駆動装置と、駆動装置に設けられ、一側開口部が駆動装置に対向する排気側ダクトと、昇降路固定体に設けられ、排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、排気側ダクト及び吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられ、吸気側ダクトの他側開口部から昇降路内の空気を吸引して、排気側ダクトの一側開口部から空気を排出させるファン装置とを備える構成としたことで、簡単な構成で且つ装置全体の小型化が可能であるとともに、昇降路の頂部に設置された駆動装置を効率的に冷却することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置をより具体的に示す平面図である。図1乃至図3において、1はエレベータ昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3はかご2を間に挟んで互いに対向するように昇降路1内に立設され、かご2の昇降方向を案内する一対のかご用ガイドレール、4は昇降路1内をかご2とは互いに逆方向に昇降する釣合い重り、5は釣合い重り4を間に挟んで互いに対向するように昇降路1内に立設され、釣合い重り4の昇降方向を案内する一対の釣合い重り用ガイドレールである。ここで、釣合い重り4は、鉛直投影面上、かご2と、かご2に対向する昇降路壁との間に形成された空間を昇降する。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す正面図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す側面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置をより具体的に示す平面図である。図1乃至図3において、1はエレベータ昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3はかご2を間に挟んで互いに対向するように昇降路1内に立設され、かご2の昇降方向を案内する一対のかご用ガイドレール、4は昇降路1内をかご2とは互いに逆方向に昇降する釣合い重り、5は釣合い重り4を間に挟んで互いに対向するように昇降路1内に立設され、釣合い重り4の昇降方向を案内する一対の釣合い重り用ガイドレールである。ここで、釣合い重り4は、鉛直投影面上、かご2と、かご2に対向する昇降路壁との間に形成された空間を昇降する。
6はかご2と釣合い重り4とを互いに釣瓶式に懸架する主索、7はかご2及び釣合い重り4の各昇降可能範囲よりもさらに上方となる昇降路1の頂部に設けられ、昇降路1の天井面よりも所定距離下方に配置された昇降路固定体からなる機械台、8は機械台7の上面に設けられた防振ゴム等からなる弾性部材、9は昇降路1の頂部に配置され、弾性部材8を介して機械台7に支持されたエレベータの駆動装置である。なお、上記駆動装置9はかご2を昇降させるための駆動手段からなり、例えば、主索6が巻き掛けられた駆動綱車10、駆動綱車10を駆動するモータ(図示せず)、駆動綱車10を制動するブレーキ装置(図示せず)等を備えたエレベータ巻上機から構成されたり、上記駆動綱車10、モータ、ブレーキ装置の他に、主索6を釣合い重り4の直上部から垂下させるためのそらせ車11、エレベータ巻上機やそらせ車11を支持する駆動装置枠(図1乃至図3において図示せず)等がユニット化された駆動ユニット等から構成される。
また、12は昇降路1の下部にある比較的温度の低い空気を昇降路1の頂部に設置された駆動装置9に対して吹き付け、駆動装置9を冷却するダクト装置である。このダクト装置12は、駆動装置9に設けられて、一側開口部が駆動装置9の所定位置に対向する第1ダクト13(排気側ダクト)と、昇降路固定体からなる一側の昇降路壁に設けられ、第1ダクト13に対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が第1ダクト13の他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された第2ダクト14(吸気側ダクト)と、後述のファン装置(図1乃至図3において図示せず)とを備えている。
上記第1ダクト13は、外形が略L字状の略四角筒状を呈している。そして、第1ダクト13の上端部は、水平方向に配置され、その一部が鉛直投影面上かご2と重なり合うように、かご2の上面と昇降路1の天井面との間に配置される。また、第1ダクト13の上端部から下方に延設された下端部は、他側開口部が機械台7よりも上方で下方を向くように配置されるとともに、鉛直投影面上、かご2の一側面とこのかご2の一側面に対向する一側の昇降路壁との間に配置される。なお、第1ダクト13は、駆動装置9から側方に突設された支持部材15に固定されることにより、駆動装置9に支持されている。
一方、上記第2ダクト14は、外形が略直線状の略四角筒状を呈している。そして、第2ダクト14は、一側開口部が上方を、他側開口部が下方を向くようにその長手が略鉛直方向に配置されるとともに、一側開口部が第1ダクト13の他側開口部に下方から接続されることにより、第1ダクト13とによって、第2ダクト14の他側開口部から第1ダクト13の一側開口部まで一続きの通気管を形成する。即ち、ダクト装置12の吸気口が第2ダクト14の他側開口部により、ダクト装置12の排気口が第1ダクト13の一側開口部により形成される。
また、第2ダクト14は、鉛直投影面上、かご2の一側面とこのかご2の一側面に対向する一側の昇降路壁との間に配置されるとともに、吸気口となる他側開口部が昇降路1内の比較的冷えた空気のある場所に配置されるように、その下端部が昇降路1の所定の高さまで下方に延設されている。この第2ダクト14は、昇降路固定体からなる一側の昇降路壁から昇降路1の内部側に向かって突設された支持部材16に固定されることにより、上記昇降路壁に支持されている。なお、上記昇降路固定体は、例えば、昇降路壁や昇降路天井、昇降路梁、かご用ガイドレール3、釣合い重り用ガイドレール5、機械台7等からなり、ダクト装置12の設置位置等により支持部材16の取付位置が適宜選択される。
次に、上記ダクト装置12の具体的な固定方法の例を説明する。図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す要部斜視図であり、図1乃至図3に示す方法とは異なる方法でダクト装置12を固定した場合について示したものである。図4において、17は昇降路固定体からなるかご用ガイドレール3の上端部に固定された略L字状を呈する支持板であり、図1乃至図3における機械台7に相当する。18は弾性部材8を介して支持板17に設けられた駆動装置9の駆動装置枠、19は所定の向きに配置した第1ダクト13を駆動装置枠18に締結固定する締結部材であり、上記締結部材19は図1における支持部材15に相当する。20は一端部がかご用ガイドレール3に固定され、かご用ガイドレール3の側方に延設された他端部に第2ダクト14が設けられて、この第2ダクト14を支持する腕である。なお、上記腕20は図1における支持部材16に相当する。
上記のように支持されたダクト装置12には、第1ダクト13と第2ダクト14との間に、第1ダクト13及び第2ダクト14間に生じる上下方向及び水平方向を含む所定の方向の相対変位に追従し、且つ、第1ダクト13の他側開口部と第2ダクト14の一側開口部との間に形成される間隙を閉塞する閉塞体21が設けられている。ここで、図5はこの発明の実施の形態1におけるダクト装置を示す斜視図、図6は図5に示すダクト装置のA部及びB部詳細図である。図5及び図6において、上記閉塞体21は、第1ダクト13の下端縁部に設けられたゴム板等の弾性体からなり、図6(a)に示すように、第1ダクト13の他側開口部の開口面積が一回り小さくなるように、第1ダクト13の内側に突出するように配置されている。
なお、上記第2ダクト14は、その上端部が第1ダクト13の下端部よりも一回り小さくなるように形成され、第2ダクト14の上端部が第1ダクト13の他側開口部内に下方から押し込まれて第1ダクト13の中空部内に配置されることにより、第1ダクト13と第2ダクト14とが接続される。そして、上記閉塞体21は、第2ダクト14の上端部が第1ダクト13の他側開口部内に押し込まれる際に、第1ダクト13の内側に突出した突出部が、第2ダクト14の上端部によって上方に付勢され、図6(b)に示すように、上記突出部が第2ダクト14の上端部外周面全周に渡って接触した状態で上方に折り曲げられる。そして、上記状態の閉塞体21により、第1ダクト13の下端部内周面と第2ダクト14の上端部外周面との間に形成される略環状の間隙22が閉塞される。
また、閉塞体21は、上方に折り曲げられた突出部が第2ダクト14の上端部外周面に押し付けられた状態で接触しているため、何らかの原因により第1ダクト13と第2ダクト14との間に上下方向の相対的な変位が生じた場合でも、閉塞体21が第2ダクト14の上端部外周面上を摺動して、間隙22を閉塞した状態のまま、通風効率を下げることなく上記相対変位に追従することができる。また、上記と同じ理由により、第1ダクト13と第2ダクト14との間に水平方向の相対的な変位が生じた場合や相対的な傾斜が生じた場合でも、間隙22の範囲内、即ち、第1ダクト13と第2ダクト14とが接触しない範囲内であれば、間隙22を閉塞した状態のまま、通風効率を下げることなく上記相対変位及び傾斜に追従させることができる。
図4及び図5における23は、第2ダクト14の上端部を第1ダクト13の中空部内に下方から挿入した後、第1ダクト13の一側開口部近傍の中空部内に設けられたファン装置である。このファン装置23は、第2ダクト14の他側開口部(吸気口)から昇降路1内の空気を吸引して、第1ダクト13の一側開口部(排気口)から上記空気を排出させる機能を有し、第1ダクト13及び第2ダクト14の少なくとも何れか一方に設けられる。なお、ファン装置23を実施の形態1のように第1ダクト13の一側開口部付近に設けたり、第2ダクト14の他側開口部付近に設けたりすることにより、その保守性を向上させることもできる。
ここで、図7はこの発明の実施の形態1におけるファン装置を示す正面図であり、図7(a)は1つのファン23aによりファン装置23を構成した場合を、図7(b)は複数(図においては3つ)のファン23aを並設することによりファン装置23を構成した場合を示している。なお、図7(b)のように小型の複数のファン23aを一列に並設してファン装置23を構成した場合には、ダクト装置12を薄型化させて、狭い場所にもダクト装置12を配置することができるといった効果がある。また、仮に1つのファン23aが故障した場合にも、残りのファン23aによってその冷却効果を維持させることが可能となる。
また、図8乃至図10はこの発明の実施の形態1における第1ダクトの構成を示す詳細図である。図8に示す第1ダクト13は図1乃至図5に示すものと同様の構成を有し、外形が略L字状の略四角筒状を呈している。かかる構成を有することにより、ダクト装置12の加工及び据付が容易に実施でき、仮に駆動装置9が昇降路1の中央部に配置された場合であっても、第1ダクト13の一側開口部を駆動装置9の近接に配置できて、効果的に駆動装置9を冷却することが可能となる。
また、図9に示す第1ダクト13aは、外形が略L字状を呈するとともに、その屈折部が所定のR形状を呈している。かかる構成を有することにより、図8に示すものと比較して、ダクト内部を流れる気流の損失を低減させて、効率的に駆動装置9及びその周辺部の温度を低下させることができる。また、図10に示す第1ダクト13bは、第2ダクト14と同様に最も簡単な直管構造を呈し、ダクト装置12全体としてL字状に配置される。かかる構成を有することにより、図8に示すものと同様の効果を奏するとともに、製造コストの低減させ、気流の摩擦損失を抑えることが可能となる。
この発明の実施の形態1によれば、簡単な構成のダクト装置12により、温度の高い昇降路1の頂部に設置された駆動装置9を効率的に冷却することができる。したがって、駆動装置9の温度マージンを大きく取ることができるとともに、温度によって寿命が短くなってしまうことも防止できる。
また、ダクト装置12の一部を駆動装置9に支持させることにより、スペースの限られた昇降路1の頂部にダクト装置12を配置することが可能となる。さらに、ダクト装置12を略L字状に構成して、昇降路1内に上下に配置される部分をかご2の一側面とこの一側面に対向する昇降路壁との間に配置することにより、昇降路1の鉛直投影面積を大きくすることなく、ダクト装置12を昇降路1の限られた空間に配置することができる。
なお、駆動装置9は弾性部材8を介して機械台7等の昇降路固定体に支持されているため、乗客の乗降などによりかご2に負荷が生じた場合には、主索6の張力が変動して、駆動装置9と機械台7との間に相対変位が生じる。したがって、実施の形態1のように、ダクト装置12を第1ダクト13と第2ダクト14とに分割構成し、第1ダクト13と第2ダクト14とを上下方向の相対的な変位が可能となるように接続することにより、上記駆動装置9と機械台7との間に生じる相対変位にも追従させることが可能となる。
また、第1ダクト13と第2ダクト14との接続部を、第1ダクト13と第2ダクト14との相対的な水平方向の変位や相対的な傾斜にも対応させることにより、駆動装置9の生じる振動等にも容易に追従させることができる。
実施の形態2.
図11はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ装置を示す正面図である。図11において、ダクト装置12は、昇降路固定体からなる昇降路1の天井部に設けられ、一側開口部が駆動装置9の所定位置に対向する第1ダクト24(排気側ダクト)と、駆動装置9に設けられ、第1ダクト24に対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が第1ダクト24の他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された第2ダクト25(吸気側ダクト)と、ファン装置22(図11において図示せず)とを備えている。なお、上記第1ダクト24は、例えば、昇降路1の天井面から下方に突設された支持部材26に固定されることにより、昇降路1の天井部に支持されている。また、第2ダクト25は、駆動装置9から側方に突設された支持部材27に固定されることにより、駆動装置9に支持されている。その他は、実施の形態1と同様の構成を有する。
図11はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ装置を示す正面図である。図11において、ダクト装置12は、昇降路固定体からなる昇降路1の天井部に設けられ、一側開口部が駆動装置9の所定位置に対向する第1ダクト24(排気側ダクト)と、駆動装置9に設けられ、第1ダクト24に対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が第1ダクト24の他側開口部に接続され、他側開口部が一側開口部よりも下方に配置された第2ダクト25(吸気側ダクト)と、ファン装置22(図11において図示せず)とを備えている。なお、上記第1ダクト24は、例えば、昇降路1の天井面から下方に突設された支持部材26に固定されることにより、昇降路1の天井部に支持されている。また、第2ダクト25は、駆動装置9から側方に突設された支持部材27に固定されることにより、駆動装置9に支持されている。その他は、実施の形態1と同様の構成を有する。
この発明の実施の形態2によれば、第1ダクト24を昇降路固定体に、第2ダクト25を駆動装置9に支持させることにより、スペースの限られた昇降路1の頂部の機器類の配置に合わせて、柔軟な対応をすることができる。特に、実施の形態1のようなダクト12の支持方法を採用することができない場合には有効な手段となる。その他は、実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図12はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ装置を示す平面図である。図12において、駆動装置28は、鉛直投影面上、昇降路1の隅角部に配置されて、昇降路壁等に支持されている。また、ダクト装置29は、その全体が、鉛直投影面上、かご2の一側面とこのかご2の一側面に対向する一側の昇降路壁との間に配置されている。かかる構成を有することにより、昇降路1内の空間を有効に活用でき、昇降路1の省スペース化を図ることが可能となる。その他の構成及び効果は、実施の形態1又は2と同様である。
図12はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ装置を示す平面図である。図12において、駆動装置28は、鉛直投影面上、昇降路1の隅角部に配置されて、昇降路壁等に支持されている。また、ダクト装置29は、その全体が、鉛直投影面上、かご2の一側面とこのかご2の一側面に対向する一側の昇降路壁との間に配置されている。かかる構成を有することにより、昇降路1内の空間を有効に活用でき、昇降路1の省スペース化を図ることが可能となる。その他の構成及び効果は、実施の形態1又は2と同様である。
1 昇降路、 2 かご、 3 かご用ガイドレール、 4 釣合い重り、
5 釣合い重り用ガイドレール、 6 主索、 7 機械台、 8 弾性部材、
9 駆動装置、 10 駆動綱車、 11 そらせ車、 12 ダクト装置、
13 第1ダクト、 13a 第1ダクト、 13b 第1ダクト、
14 第2ダクト、 15 支持部材、 16 支持部材、 17 支持板、
18 駆動装置枠、 19 締結部材、 20 腕、 21 閉塞体、 22 間隙、
23 ファン装置、 24 第1ダクト、 25 第2ダクト、 26 支持部材、
27 支持部材、 28 駆動装置、 29 ダクト装置
5 釣合い重り用ガイドレール、 6 主索、 7 機械台、 8 弾性部材、
9 駆動装置、 10 駆動綱車、 11 そらせ車、 12 ダクト装置、
13 第1ダクト、 13a 第1ダクト、 13b 第1ダクト、
14 第2ダクト、 15 支持部材、 16 支持部材、 17 支持板、
18 駆動装置枠、 19 締結部材、 20 腕、 21 閉塞体、 22 間隙、
23 ファン装置、 24 第1ダクト、 25 第2ダクト、 26 支持部材、
27 支持部材、 28 駆動装置、 29 ダクト装置
Claims (10)
- 昇降路固定体に設けられた弾性部材と、
昇降路の頂部に配置され、前記弾性部材を介して前記昇降路固定体に支持された駆動装置と、
前記駆動装置に設けられ、一側開口部が前記駆動装置に対向する排気側ダクトと、
昇降路固定体に設けられ、前記排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が前記排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が前記一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、
前記排気側ダクト及び前記吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられ、前記吸気側ダクトの他側開口部から前記昇降路内の空気を吸引して、前記排気側ダクトの一側開口部から前記空気を排出させるファン装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 昇降路固定体に設けられた弾性部材と、
昇降路の頂部に配置され、前記弾性部材を介して前記昇降路固定体に支持された駆動装置と、
昇降路固定体に設けられ、一側開口部が前記駆動装置に対向する排気側ダクトと、
前記駆動装置に設けられ、前記排気側ダクトに対して上下方向の相対的な変位が可能となるように一側開口部が前記排気側ダクトの他側開口部に接続され、他側開口部が前記一側開口部よりも下方に配置された吸気側ダクトと、
前記排気側ダクト及び前記吸気側ダクトの少なくとも何れか一方に設けられ、前記吸気側ダクトの他側開口部から前記昇降路内の空気を吸引して、前記排気側ダクトの一側開口部から前記空気を排出させるファン装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 排気側ダクト及び吸気側ダクトは、鉛直投影面上、かごの一側面と前記一側面に対向する昇降路壁との間に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
- 排気側ダクトの上端部が、かごの上面と昇降路の天井面との間に配置されるとともに、吸気側ダクトが、鉛直投影面上、前記かごの一側面と前記一側面に対向する昇降路壁との間に配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
- 排気側ダクト及び吸気側ダクト間に設けられ、前記排気側ダクト及び前記吸気側ダクト間に生じる相対変位に追従し、前記排気側ダクトの他側開口部と前記吸気側ダクトの一側開口部との間に形成される間隙を閉塞する閉塞体を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のエレベータ装置。
- ファン装置は、排気側ダクトの一側開口部及び吸気側ダクトの他側開口部の少なくとも何れか一方に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載のエレベータ装置。
- ファン装置は、複数のファンが並設されたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のエレベータ装置。
- 排気側ダクトは、外形がL字状を呈し、他側開口部が下方を向いて配置されたことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のエレベータ装置。
- 排気側ダクトは、屈折部が所定のR形状を呈することを特徴とする請求項8に記載のエレベータ装置。
- 排気側ダクト及び吸気側ダクトは共に直管構造を呈し、全体としてL字状に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のエレベータ装置。
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JP2006193641A JP2008019073A (ja) | 2006-07-14 | 2006-07-14 | エレベータ装置 |
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JP2006193641A JP2008019073A (ja) | 2006-07-14 | 2006-07-14 | エレベータ装置 |
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ID=39075340
Family Applications (1)
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2006
- 2006-07-14 JP JP2006193641A patent/JP2008019073A/ja active Pending
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