JP2014004954A - サスペンション装置 - Google Patents

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Masanori Watanabe
正憲 渡邉
Satoru Ogawa
哲 小川
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Abstract

【課題】 スペーサを挟持した板材からなる車軸支持部を備えたサスペンション装置において、スペーサと板材との接触部を塗膜によって容易に被覆可能にする。
【解決手段】 車軸支持部14を有するサスペンション装置1であって、スイングアームは、インナパネル11と、インナパネルとの間に車軸の軸線Aが通過する内部空間38を形成するようにインナパネルに結合されたアウタパネル12と、内部空間に配置され、車幅方向においてインナパネル及びアウタパネルに当接するスペーサ40と、ボルト83とを有し、スペーサは、インナパネルに対向する右端面49及びアウタパネルに対向する左端面48に塑性変形可能な突起67、68を有するようにした。
【選択図】 図9

Description

本発明は、自動車の後輪を支持するサスペンション装置に関する。
自動車のリアサスペンション装置において、車体の前後方向に延在し、前端において車体に揺動(回動)可能に支持され、後端に車軸支持部を備えたスイングアーム(トレーリングアーム)と、車幅方向に延在し、車内側端部において車体に揺動(回動)可能に支持され、車外側端部においてスイングアームに揺動(回動)可能に支持された第1及び第2のロアアーム及びアッパアーム(リンク部材)と、スイングアームと車体との間に介装された圧縮コイルばね及びダンパ(ショックアブソーバ)と有するサスペンション装置が公知となっている。このようなサスペンション装置のスイングアームを、プレス成形鋼板から形成したものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1に係るスイングアームは、複数のプレス成形鋼板を溶接によって互いに結合し、閉断面構造を形成して剛性を高めている。また、スイングアームの閉断面構造による内部空間に円筒状のスペーサ(カラー)を介装し、各パネル及びスペーサにボルトを挿通し、各部材を一体に締結している。
特開2002−187416号公報
上記のようなスイングアームでは、インナパネル及びアウタパネルと、スペーサとを異種金属から形成し、スペーサをインナパネル及びアウタパネルに当接させる構成とした場合には、接触部に電食(ガルバニック腐食)が生じる虞がある。例えば、インナパネル及びアウタパネルは鋼板からなり、スペーサはアルミニウム合金からなることがある。そのため、スペーサ又はインナパネル及びアウタパネルの表面に塗膜を形成し、スペーサがインナパネル及びアウタパネルに直接に接触しないようにする、又はスペーサとインナパネル及びアウタパネルとの接触部を塗膜によって液密に覆うことが必要となる。スペーサ等に塗膜を形成する手法としては、スペーサをインナパネル及びアウタパネルの間に挟持した後に、全ての部材を同時に塗装する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、スペーサとインナパネル等との接触部には塗膜を形成することができないため、接触部の外縁に塗布された塗膜に欠陥が生じた場合には、そこから接触部へと水が浸入し、電食が生じる虞がある。また、接触部の外縁の隅部に塗膜を均質に形成することが困難である。一方、スペーサ、インナパネル及びアウタパネルを予め別個に塗装した後、これらの部品を組み付ける手法がある。しかしながら、この場合は各部材毎に塗装を行わなければならず、作業工数が増大するという虞がある。
本発明は、以上の背景を鑑みてなされたものであって、スペーサを挟持した板材からなるスイングアームを備えたサスペンション装置において、スペーサと板材との接触部を塗膜によって容易に被覆可能にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車軸を支持する車軸支持部(14、25)を有するサスペンション装置(1)であって、インナパネル(11)と、前記インナパネルの車幅方向における外側に配置され、前記インナパネルとの間に前記車軸の軸線(A)が通過する内部空間(38)を形成するように前記インナパネルに結合されたアウタパネル(12)と、前記内部空間に配置され、車幅方向において前記インナパネル及び前記アウタパネルに挟持されたスペーサ(40)と、前記インナパネル、前記スペーサ及び前記アウタパネルを車幅方向に貫通し、一体に挟持する挟持部材(83)とを有し、前記スペーサは、前記インナパネル又は前記アウタパネルに対向するに対向する少なくとも一方の端面(48、49)に突設された塑性変形可能な突起(67、68)を有し、前記挟持部材により前記インナパネル、前記アウタパネルおよび前記スペーサを一体化した状態において、前記突起の周囲において互いに対向する前記スペーサと前記インナパネル又は前記アウタパネルとに塗膜(87)の形成が可能となっていることを特徴とする。
この構成によれば、挟持部材によりインナパネル及びアウタパネルとスペーサとを一体化した状態において塗装を行うことにより、突起の周囲におけるインナパネルとスペーサの間、アウタパネルとスペーサの間に塗膜を形成することができる。これにより、挟持部材による挟持を強めて突起を変形させた後もインナパネルとスペーサとの間、アウタパネルとスペーサとの間への水の浸入を防止することができる。そのため、インナパネル及びアウタパネルとスペーサとを異種金属としても電食を防止することができる。
上記の発明において、前記車軸支持部の上部に設けられた上支持部(29)と前記車体とを接続する上リンク部材(4)と、前記車軸支持部の下部に設けられた下支持部(35)と前記車体とを接続する下リンク部材(5)とを有し、前記スペーサは、前記上支持部と前記下支持部との間に配置され、前記上支持部と前記下支持部とを結ぶ仮想線と略平行に延びる延伸部(41)を有するようにしてもよい。
この構成によれば、スペーサの延伸部によって、スイングアームのキャンバー剛性が高められる。
上記の発明において、前記スペーサ(40)は、前記内部空間に複数設けられ、互いに前後方向に離間して配置されているようにしてもよい。
この構成によれば、補強部材としてのスペーサを複数設けることによって、スイングアームの剛性を高めることができる。
上記の発明において、前記複数のスペーサは、前記車軸の軸線の上方又は下方を通過して前後方向に延在するブリッジ部(43)によって互いに接続され、前記車軸の軸線を囲むように配置されていてもよい。
この構成によれば、スペーサによって補強されるスイングアームがトー方向にねじれ難くなる。すなわち、スイングアームのトー剛性を高めることができる。
上記の発明において、前記インナパネル及び前記アウタパネルに対する前記スペーサの位置を定めるべく、前記インナパネル及び前記アウタパネルの少なくとも一方は前記スペーサに係合する係止凸部(73、74)を有し、前記係止凸部は、前記突起よりも突出長さが長いようにしてもよい。
この構成によれば、挟持部材による挟持を行う前の状態において、スペーサをインナパネル及びアウタパネルに対して位置決めすることができる。係止凸部は突起よりも突出長さが長いため、突起が存在していてもスペーサを確実に係止することができる。
上記の発明において、前記インナパネル及び前記アウタパネルと、前記スペーサとはイオン化傾向が異なる異種金属から形成されていてもよい。
以上の構成によれば、スペーサを挟持した板材からなるスイングアームを備えたサスペンション装置において、スペーサと板材との接触部を塗膜によって容易に被覆可能にすることができる。
実施形態に係るリアサスペンションの斜視図 実施形態に係るリアサスペンションを車内側から見た側面図 実施形態に係るスイングアームを車外側から見た分解斜視図 実施形態に係るスイングアームを車内側から見た分解斜視図 実施形態に係るスイングアームを拡大して車外側から見た側面図 図5のVI−VI断面図 図5のVII−VII断面図 (a)第1実施形態に係る係止突起を示す斜視図、(b)他の実施形態に係る係止突起を示す斜視図 塗膜の形成及びボルトによるインナパネル、スペーサ及びアウタパネルの締結工程を示す模式図 一部変形実施形態に係るスイングアームを拡大して車外側から見た側面図
以下、図面を参照して、本発明を自動車のリアサスペンションに適用した実施形態について詳細に説明する。本実施形態に係るサスペンション1は、独立懸架式であるダブルウィッシュボーン式のリアサスペンションであり、左後車輪2を支持するものである。以下の説明では、図1に示すように、車両を基準として、前後、左右及び上下の各方向を定める。
図1に示すように、サスペンション1は、スイングアーム(トレーリングアーム)3と、アッパアーム(上リンク部材)4と、第1ロアアーム(第1下リンク部材)5と、第2ロアアーム(第2下リンク部材)6と、ばね7と、ダンパ8とを有している。スイングアーム3には、車輪2に結合されたハブ9を回転可能に支持するハブ支持部材(車軸支持部材)10(図6参照)が設けられている。
図1〜図4に示すように、スイングアーム3は、前後方向に延在する部材であり、プレス成形鋼板であるインナパネル11とアウタパネル12とを互いに結合して形成されている。インナパネル11は、主面が左右方向を向き、上下方向に幅を有しつつ、略前後方向に延在している。インナパネル11は、上下方向に一定の幅を有し、前後方向に延在するアーム部13と、アーム部13の後端に連続した車軸支持部14とを有している。図7に示すように、アーム部13は、後方に向かうほど車外側(左方)に向かうように前後方向に対して傾斜し、車軸支持部14は前後方向に延在している。インナパネル11は、車軸支持部14が、アーム部13に対して上下方向に幅広となっている。インナパネル11は、アーム部13及び車軸支持部14において上下方向における中間部が車外側に膨出するように、凸形に形成され、剛性が高められている。また、アーム部13においては、上下方向における中間部に、更に車内側へと突出すると共に前後に延在した突条が形成され、剛性が高められている。
インナパネル11の後縁は、車内側(右方)へと略直角に折り曲げられ、面が前後方向を向くインナ側後縁壁15を形成している。インナ側後縁壁15の下端部には、厚み方向(前後)に貫通する支持孔16が設けられたインナ側第2ロアアーム支持部17が形成されている。インナ側後縁壁15のインナ側第2ロアアーム支持部17よりも上方に位置する部分には、厚み方向(前後)に貫通する支持孔18が設けられた、ダンパ8を支持するインナ側ダンパ支持部19が形成されている。
インナパネル11の後端部の上縁には、下方に切り込まれた上部切欠部20が形成されている。また、インナパネル11の後端部の下縁には、上方に切り込まれた下部切欠部21が形成されている。上部切欠部20及び下部切欠部21の縁部は、車内側へと曲げ起こされて剛性が高められている。
インナパネル11の前端部には、厚み方向(左右方向)に貫通する円孔であるブッシュ嵌合孔22が形成されている。ブッシュ嵌合孔22の周縁には、車内側へと突出するボスが形成され、ブッシュ嵌合孔22は所定の軸線方向長さを有している。ブッシュ嵌合孔22には、ブッシュ23が嵌合している。ブッシュ23は、同心状に配置された外筒及び内筒と、外筒及び内筒の間に介装された筒状のゴムである弾性体とを有し、外筒がブッシュ嵌合孔22に嵌合されている。内筒には、シャフト24が挿通されている。シャフト24は、車体(リアフレーム)に結合されたブラケットに支持されている。これにより、インナパネル11は、車体に対してブッシュ23を介して揺動可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、アウタパネル12は、インナパネル11の車外側に接合される部材であり、略左右方向を向く面を有する中央壁25と、中央壁25の上縁及び下縁から車内側(右方)へと延びる上縁壁26及び下縁壁27と、中央壁25の前縁から前方かつ車内側へと傾斜して傾斜壁28とを有している。上縁壁26には、アッパアーム4の一端を支持するためのアッパアーム支持部29が形成されている。アッパアーム支持部29は、それぞれの面が前後方向を向き、互いに対向する一対の壁部を有し、上下方向から見た断面が車内側に開口した略コ字状を呈している。アッパアーム支持部29の一対の壁部のそれぞれには、厚み方向(前後)に貫通し、互いに同軸となる支持孔31が形成されている。上縁壁26は、アッパアーム支持部29を含む車内側の縁部に、略直角に曲げ起こされた上接合フランジ33を有している。
下縁壁27には、第1ロアアーム5の一端を支持するための第1ロアアーム支持部35が形成されている。第1ロアアーム支持部35は、それぞれの面が前後方向を向き、互いに対向する一対の壁部を有し、上下方向から見た断面が車内側に開口した略コ字状を呈している。第1ロアアーム支持部35の一対の壁部のそれぞれには、厚み方向(前後)に貫通し、互いに同軸となる支持孔36が形成されている。第1ロアアーム支持部35は、アッパアーム支持部29の下方に設けられている。下縁壁27は、第1ロアアーム支持部35を含む車内側の縁部に、略直角に曲げ起こされた下接合フランジ37を有している。
アウタパネル12は、上接合フランジ33、下接合フランジ37及び傾斜壁28の前縁部においてインナパネル11の車軸支持部14の車外側面に溶接されることによって、インナパネル11に結合されている。インナパネル11とアウタパネル12とが、互いに結合された状態で、インナパネル11の車軸支持部14とアウタパネル12の中央壁25とは、それぞれ前後方向に平行に延在し、両者の間に内部空間38を画成している。詳細については後述するが、車軸支持部14と中央壁25との間には、一対のスペーサ40、41が介装されている。
アウタパネル12の中央壁25の後端部は、車軸支持部14の後縁よりも後方に延出している。アウタパネル12の中央壁25の後縁は、車内側(右方)へと略直角に折り曲げられ、面が前後方向を向くアウタ側後縁壁42を形成している。アウタ側後縁壁42はインナ側後縁壁15の後方に所定の距離をおいて配置され、アウタ側後縁壁42及びインナ側後縁壁15は、互いに略平行に配置されている。
アウタ側後縁壁42の下端部であって、インナ側第2ロアアーム支持部17に対向する部分には、厚み方向に貫通し、インナ側第2ロアアーム支持部17の支持孔16と同軸となる支持孔45が設けられ、アウタ側第2ロアアーム支持部44が形成されている。アウタ側後縁壁42のアウタ側第2ロアアーム支持部44よりも上方に位置する部分であって、インナ側ダンパ支持部19に対向する部分には、厚み方向に貫通し、インナ側ダンパ支持部19の支持孔18と同軸となる支持孔47が設けられ、ダンパ8を支持するアウタ側ダンパ支持部46が形成されている。
図2に示すように、アウタパネル12のアッパアーム支持部29は、インナパネル11の上部切欠部20に対応する位置に配置され、アッパアーム支持部29を構成する一対の壁部が側端部において上部切欠部20の縁部に溶接されている。これにより、アッパアーム4の端部が上部切欠部20を通過してアッパアーム支持部29内に突入可能となっている。また、アウタパネル12の第1ロアアーム支持部35は、インナパネル11の下部切欠部21に対応する位置に配置され、第1ロアアーム支持部35を構成する一対の壁部が側端部において下部切欠部21の縁部に溶接されている。アッパアーム4の端部が下部切欠部21を通過して第1ロアアーム支持部35内に突入可能となっている。
図3〜図6に示すように、アウタパネル12の中央壁25の中央部には、車輪2の車軸(ハブ9)の軸線Aを中心とした円孔であり、厚み方向に貫通するハブ挿通孔51が形成されている。また、インナパネル11の、ハブ挿通孔51に対向し、かつ軸線Aが通過する部分には、厚み方向に貫通するリアアクスル挿通孔52が形成されている。リアアクスル挿通孔52は、ハブ挿通孔51よりも小さく、略三角形状に形成されている。
アウタパネル12の中央壁25には、厚み方向に貫通する円孔である第1孔54、第2孔55、第3孔56及び第4孔57がハブ挿通孔51の周囲、すなわち軸線Aの周囲に形成されている。第1孔54はハブ挿通孔51の前方であって軸線Aよりも上方に位置する部分に形成され、第2孔55はハブ挿通孔51の前方であって軸線Aよりも下方に位置する部分に形成され、第3孔56はハブ挿通孔51の後方であって軸線Aよりも上方に位置する部分に形成され、第4孔57はハブ挿通孔51の後方であって軸線Aよりも下方に位置する部分に形成されている。第1孔〜第4孔54〜57は、それぞれ径が等しく形成されている。
図4に示すように、第1孔54及び第2孔55は、アッパアーム支持部29と第1ロアアーム支持部35との間に配置されている。また、第1孔54及び第2孔55の中心同士を結ぶ仮想線Bは、アッパアーム支持部29及び第1ロアアーム支持部35の中心同士を結ぶ仮想線Cと略平行となり、略上下方向に延在している。第3孔56は、第4孔57よりも後方に偏倚して配置されており、第3孔56及び第4孔57の中心同士を結ぶ仮想線Dは、仮想線Cに対して後傾している。本実施形態では、第1孔54及び第2孔55の中心間距離と、第3孔56及び第4孔57の中心間距離とが等しくなるように設定されている。そのため、仮想線Dが仮想線Cに対して後傾していることによって、第1孔54及び第3孔56の中心間距離L1が、第2孔55及び第4孔57の中心間距離L2よりも長くなっている。アウタパネル12の傾斜壁28には、厚み方向に貫通する第1切欠部58及び第2切欠部59が形成されている。第1切欠部58及び第2切欠部59は、前後に長い長孔に形成されている。
インナパネル11は、図3に示すように、第1孔54に車幅方向において対応する位置に第5孔61、第2孔55に車幅方向において対応する位置に第6孔62、第3孔56に車幅方向において対応する位置に第7孔63、第4孔57に車幅方向において対応する位置に第8孔64を有している。第5孔〜第8孔61〜64は、いずれも厚み方向に貫通する円孔であって、第1孔54と径が等しく形成されている。インナパネル11の車軸支持部14の第6孔62の前方には、厚み方向に貫通する第3切欠部65が形成されている。第3切欠部65は、前後に長い長孔に形成されている。
図3〜図5に示すように、スペーサ40は、軸線Aの前方及び後方において上下方向に延在する一対の上下延伸部41と、軸線Aの上方を前後方向に延び、その前後端において一対の上下延伸部41の上端のそれぞれに結合したブリッジ部(梁部)43とを有し、左右方向から見て下方に開口したコ字状を呈している。スペーサ40は、例えばアルミ合金を押出成形したものであってよい。スペーサ40は、その車外側を向く部分に左端面48を有し、その車内側を向く部分に右端面49を有している。左端面48及び右端面49は、一対の上下延伸部41及びブリッジ部43にわたって平面状に形成され、互いに平行となっている。各上下延伸部41は、上端および下端が中間部に比べて前後方向に幅広に形成されている。図5に示すように、スペーサ40は、左右方向から見てハブ挿通孔51及びリアアクスル挿通孔52に重ならないように配置されている。
各上下延伸部41の上端及び下端には、左右方向へと貫通し、左端面48及び右端面49に開口する円形のボルト挿通孔71が形成されている。また、各上下延伸部41の上下方向における中間部には、左右方向に貫通し、左端面48及び右端面49に開口する断面四角形状の係止孔72が形成されている。なお、他の実施形態では、係止孔72は、貫通孔でなくてもよく、左端面48及び右端面49に開口した有底孔であってもよい。
図3に示すように、スペーサ40の左端面48の適所には左方へと突出する突起67が複数形成されている。図4に示すように、スペーサ40の右端面49の適所には左方へと突出する突起68が複数形成されている。本実施形態では、突起67、68は、各上下延伸部41に互いに間隔をおいて2つずつ設けられている。また、突起67、68は、左端面48及び右端面49の側縁から離間した平面内に設けられている。
図3〜図5に示すように、インナパネル11の車軸支持部14の軸線Aの周囲(リアアクスル挿通孔52の周囲)には、車外側、すなわちスペーサ40及びアウタパネル12側へと突出した2つの第1係止凸部73と、第2係止凸部74とが形成されている。図8(a)に示すように、第1係止凸部73及び第2係止凸部74は、プレス成形によって形成された突起(押出し片)であり、両端が車軸支持部14に連続し、中間部が車軸支持部14から押し出されて、断面が円弧形状となっている。第1係止凸部73及び第2係止凸部74の中間部は、車軸支持部14の平面から分離しており(詳細には、切り込みを介して平面と段違いに突出しており)、その側部に平面に対して垂直となる端面を形成している。なお、他の実施形態では、第1係止凸部73及び第2係止凸部74は、図8(b)に示すように、プレス成形によって切り起こした突片であってもよい。第1係止凸部73及び第2係止凸部74は、インナパネル11全体の形状をプレス成形によって立体的に形成する際に同時に形成するとよい。
第1係止凸部73のインナパネル11の表面からの突出長さ、及び第2係止凸部74のインナパネル11の表面からの突出長さのそれぞれは、突起68のスペーサ40の右端面49からの突出長さよりも長く形成されている。これにより、スペーサ40が突起68においてインナパネル11と当接する場合にも、第1係止凸部73及び第2係止凸部74がスペーサ40を係止することができる。
図5に示すように、各第1係止凸部73がスペーサ40の各係止孔72に引っ掛かる(係合する)ことによってスペーサ40のインナパネル11に対する前後方向位置が定められ、第2係止凸部74がブリッジ部43の下縁に引っ掛かることによってブリッジ部43が第2係止凸部74に支持され、スペーサ40のインナパネル11に対する上下方向位置が定められる。スペーサ40がインナパネル11に対して位置決めされた状態で、スペーサ40の各ボルト挿通孔71が、インナパネル11の第5孔〜第8孔61〜64及びアウタパネル12の第1孔〜第4孔54〜57に一致するように配置される。そして、スペーサ40は突起67がアウタパネル12の中央壁25の車内側面に当接し、突起68がインナパネル11の車軸支持部14の車外側面に当接する。このとき、スペーサ40の左端面48はアウタパネル12の中央壁25の車内側面と所定の隙間を介して対向し、右端面49はインナパネル11の車軸支持部14の車外側面と所定の隙間を介して対向する。この状態で、インナパネル11とアウタパネル12とが溶接され、スペーサ40はインナパネル11とアウタパネル12とに挟持された状態となる。
図9(a)の模式図に示すように、スペーサ40がインナパネル11とアウタパネル12とに挟持された状態では、突起67、68がアウタパネル12及びインナパネル11に当接することによって、スペーサ40の左端面48とアウタパネル12、右端面49とインナパネル11との間に隙間が形成される。そのため、この状態で、インナパネル11、アウタパネル12及びスペーサ40を一体に電着塗料中に浸漬し、カチオン電着塗装を行うと、図9(b)に示すように、スペーサ40の左端面48とアウタパネル12、右端面49とインナパネル11との間に塗膜87が形成される。塗膜87の左端面48及び右端面49上への回り込み易さは、左端面48とアウタパネル12との隙間の距離、右端面49とインナパネル11との隙間の距離に関係し、隙間が大きいほど塗膜87が回り込み易くなる。なお、塗膜87は、左端面48及び右端面49を広範囲に覆うことが好ましいが、少なくとも左端面48及び右端面49の縁部を閉環状に覆っていればよい。
図6に示すように、アウタパネル12の中央壁25の車外側面には、ドラムブレーキ75及びハブ支持部材10が取り付けられている。ドラムブレーキ75は、円板状をなし、その周縁に沿って環状の周壁が立設されたバックプレート76を有している。バックプレート76は、軸線Aと同軸に、かつ周壁が車外側に突出するように配置され、ハブ挿通孔51及び第1孔〜第4孔54〜57に対応する部分に厚み方向に貫通する孔を有している。また、バックプレート76の内部(車外側を向く部分)には、公知のブレーキシュー77やブレーキシュー77を駆動するホイールシリンダ(図示しない)が支持されている。
ハブ支持部材10は、両端が開口した円筒状をなし、軸線Aと同軸に配置される。ハブ支持部材10は、外周面に径方向に突出した結合片79を4つ有している。各結合片79は、車幅方向から見て第1孔〜第4孔54〜57のいずれかと対応する位置に延出し、第1孔54〜第4孔57と同軸となる雌ねじ孔81を有している。
バックプレート76及びハブ支持部材10のインナパネル11及びアウタパネル12への取り付けは、インナパネル11の車内側から、インナパネル11の第5〜第8孔61〜64、スペーサ40のボルト挿通孔71、アウタパネル12の第1〜第4孔54〜57及びバックプレート76の孔にボルト83を挿通し、ハブ支持部材10の雌ねじ孔81にボルト83を螺合させることによって行う。これにより、ボルト83の頭部とハブ支持部材10の結合片79との間に、インナパネル11、スペーサ40、アウタパネル12及びバックプレート76が挟持され、締結される。
図9(c)の模式図に示すように、スペーサ40がインナパネル11及びアウタパネル12に挟持された状態からボルト83による締め付けを行うと、インナパネル11及びアウタパネル12の間で突起67,68は圧縮されて塑性変形する。これにより、左端面48とアウタパネル12との間の隙間はなくなり、塗膜87を介して左端面48とアウタパネル12とが間接的に当接する。同様に、右端面49とインナパネル11との間の隙間はなくなり、塗膜87を介して右端面49とインナパネル11とが間接的に当接する。すなわち、突起67、68が配置された部分を除き、スペーサ40とインナパネル11、スペーサ40とアウタパネル12の間には、塗膜87が介装される。塗膜87は、少なくとも左端面48及び右端面49の縁部に存在するため、突起67、68が配置された部分等の塗膜87に覆われていない部分まで侵入することはできなくなっている。
ハブ支持部材10の内部には、図示しないベアリングを介して、ハブ9が軸線A回りに回転可能に支持されている。ハブ9には、ドラムブレーキ75のドラム(図示しない)及び車輪2が一体回転するようにボルト締結されている。ドラムは、軸線Aを中心とする円板と、円板の周縁に立設された環状の周壁とを有し、ブレーキシューが周壁の内周面に当接可能な位置に配置される。
ハブ9の車内側端部は、アウタパネル12のハブ挿通孔51を通過してインナパネル11とアウタパネル12との間に画成された内部空間38内に突出している。ハブ9の車内側端部は、インナパネル11のリアアクスル挿通孔52を通過して内部空間38内へと延びるリアアクスル(図示しない)の車外側端部と、例えばバーフィールド型ジョイント等の自在継手を介して連結されている。これにより、ハブ9及び車輪2は、リアアクスルから駆動力を受けて回転する。
図1及び図2に示すように、アッパアーム支持部29には、略車幅方向に延在し、上部切欠部20を通過するアッパアーム4の車外側の端部が支持されている。詳細には、アッパアーム支持部29の一対の壁部に形成された支持孔31に支持軸(図示しない)が挿入され、この支持軸にブッシュを介してアッパアーム4の車外側端部が枢支されている。アッパアーム4の車内側端部は、車体に枢支されている。
図1及び図2に示すように、第1ロアアーム支持部35には、略車幅方向に延在し、下部切欠部21を通過する第1ロアアーム5の車外側の端部が支持されている。詳細には、第1ロアアーム支持部35の一対の壁部に形成された支持孔36に支持軸(図示しない)が挿入され、この支持軸にブッシュを介して第1ロアアーム5の車外側端部が枢支されている。第1ロアアーム5の車内側端部は、車体に枢支されている。
図1及び図2に示すように、第2ロアアーム6は、略車幅方向に延在する部材であり、車幅方向における中間部が前後方向に拡幅され、ばね7の下端側の座部を構成している。インナ側第2ロアアーム支持部17及びアウタ側第2ロアアーム支持部44は、協働して第2ロアアーム6の車外側端部を支持している。詳細には、インナ側第2ロアアーム支持部17の支持孔16とアウタ側第2ロアアーム支持部44の支持孔45とに支持軸(図示しない)が挿入され、この支持軸にブッシュを介して第2ロアアーム6の車外側端部が枢支されている。第2ロアアーム6の車内側端部は、車体に枢支されている。第2ロアアーム6の上方には車体の一部が配置され、車体と第2ロアアーム6との圧縮コイルばねであるばね7が介装され、第2ロアアーム6は車体に対して下方へと付勢されている。
図1及び図2に示すように、インナ側ダンパ支持部19とアウタ側ダンパ支持部46とは協働してダンパ8の下端部を支持している。詳細には、インナ側ダンパ支持部19の支持孔18とアウタ側ダンパ支持部46の支持孔47とに支持軸(図示しない)が挿入され、この支持軸にブッシュを介してダンパ8の下端部が枢支されている。ダンパ8は、公知のド・カルボン式のショックアブソーバ等であってよく、上端部が車体に支持されている。
以上のように構成したサスペンション1は、スイングアーム3をインナパネル11及びアウタパネル12のプレス成形鋼板から形成したため、鋳造により形成する場合に比べて、軽量化を図ることができる。インナパネル11とアウタパネル12との間には、スペーサ40が介装されてインナパネル11とアウタパネル12との間に閉断面を構成する内部空間38が形成されるため、スイングアーム3は立体的に形成され、剛性が高められている。スペーサ40は、インナパネル11とアウタパネル12とに当接する一対の上下延伸部41及びブリッジ部43が車輪2の軸線Aを囲むように配置されているため、スイングアーム3のハブ9及び車輪2に対する支持剛性が高められている。
スペーサ40は、一対の上下延伸部41及びブリッジ部43が一体に形成され、1つの部品として構成されているため、組み付け作業性がよい。また、スペーサ40は、上下方向に延在する一対の上下延伸部41を有するため、スイングアーム3のキャンバー角方向へのねじれに対する剛性(キャンバー剛性)を高めることができる。また、スペーサ40は、前後方向に延在するブリッジ部43を有するため、スイングアーム3のトー角方向へのねじれに対する剛性(トー剛性)を高めることができる。
スペーサ40は、ボルト83がインナパネル11、スペーサ40及びアウタパネル12に挿通される前の状態においても、各係止孔72が各第1係止凸部73に係止され、ブリッジ部43の下縁が第2係止凸部74に係止されることによって、インナパネル11に対して位置決めされる。そのため、ボルト83の挿通が容易である。また、ボルト83による締結を行わない場合でも、スペーサ40をインナパネル11及びアウタパネル12に対して所定の位置に維持することができる。
また、図7に示すように、インナパネル11と、アウタパネル12の傾斜壁28の前縁とが溶接されることによって、内部空間38の前部に、スペーサ40と、インナパネル11と、傾斜壁28とによって、上方から見て三角形状の閉断面構造85が形成されている。この閉断面構造85によって、スイングアーム3のトー角方向へのねじれに対する剛性(トー剛性)が高められている。
また、アウタパネル12の傾斜壁28に第1切欠部58及び第2切欠部59を設け、インナパネル11の車軸支持部14に第3切欠部65を設け、アウタパネル12及びインナパネル11に意図的に剛性が低い部分を導入した。そのため、アウタパネル12、インナパネル11及びスペーサ40、41の各部材間に剛性差がある場合にも、応力は第1切欠部58、第2切欠部59及び第3切欠部65の周囲へと分散し、各部材の接合部への応力の集中を緩和することができる。
スペーサ40の左端面48及び右端面49に可塑性の突起67、68を設けたため、ボルト83を締結する前の状態において、左端面48及びアウタパネル12の間、右端面49及びインナパネル11の間に隙間を形成することができる。これにより、インナパネル11及びアウタパネル12の間にスペーサ40を挟持した状態において塗装を行い、左端面48及びアウタパネル12の間、右端面49及びインナパネル11の間に塗膜87を形成し、ボルト83を締結した後の状態においてインナパネル11及びアウタパネル12とスペーサ40との電食を防止することができる。このように、インナパネル11及びアウタパネル12の間にスペーサ40を挟持した状態で塗装を行うことで、工数の削減及び作業負荷の低減が図れる。
図10に、以上に説明した実施形態の一部を変形した一部変形実施形態を示す。図10に示すように、一部変形実施形態では、スペーサ40の一対の上下延伸部41の下端同士が、軸線Aの下方を前後に延在する第2ブリッジ部91によって結合されている。第2ブリッジ部91を設けることによって、スペーサ40は軸線Aを囲む環形となり、剛性が高くなる。これにより、スイングアーム3は、より一層剛性が高められる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、本実施形態では、インナパネル11を、アーム部13を備えた前後に延在する部材とし、アウタパネル12をインナパネル11の後部に結合する構成としたが、アウタパネル12がアーム部13を備えた前後に延在する部材とし、インナパネル11の車軸支持部14をアウタパネル12の車内側面の後部に結合する構成としてもよい。また、車両を前輪駆動車とし、リアアクスルが存在しない場合には、ハブ挿通孔51及びリアアクスル挿通孔52を省略してもよい。また、アッパアーム支持部29及び第1ロアアーム支持部35をアウタパネル12に代えてインナパネル11に形成するようにしてもよい。
本実施形態では、インナパネル11に第1係止凸部73及び第2係止凸部74を設けたが、これらの係止凸部73、74はアウタパネル12に設けてもよい。また、スペーサ40に係止凸部を形成し、インナパネル11又はアウタパネル12に係止凸部が突入し、係合する係止孔を形成するようにしてもよい。また、上下延伸部41は、2つに限らず、3以上の複数としてもよい。この場合にも複数の上下延伸部41をブリッジ部43によって結合するとよい。
1…サスペンション、2…車輪、3…スイングアーム、4…アッパアーム(上リンク部材)、5…第1ロアアーム(下リンク部材)、6…第2ロアアーム(下リンク部材)、7…ばね、8…ダンパ、9…ハブ、10…ハブ支持部材、11…インナパネル、12…アウタパネル、13…アーム部、14…車軸支持部、15…インナ側後縁壁、17…インナ側第2ロアアーム支持部、19…インナ側ダンパ支持部、20…上部切欠部、21…下部切欠部、25…中央壁、26…上縁壁、27…下縁壁、28…傾斜壁、29…アッパアーム支持部、35…第1ロアアーム支持部、38…内部空間、40…スペーサ、41…上下延伸部、42…アウタ側後縁壁、43…ブリッジ部、44…アウタ側第2ロアアーム支持部、46…アウタ側ダンパ支持部、48…左端面、49…右端面、58…第1切欠部、59…第2切欠部、65…第3切欠部、67、68…突起、71…ボルト挿通孔、72…係止孔、73…第1係止凸部、74…第2係止凸部、83…ボルト(挟持部材)、87…塗膜、91…第2ブリッジ部、A…車輪の軸線、B〜D…仮想線

Claims (7)

  1. 車軸を支持する車軸支持部を有するサスペンション装置であって、
    インナパネルと、前記インナパネルの車幅方向における外側に配置され、前記インナパネルとの間に前記車軸の軸線が通過する内部空間を形成するように前記インナパネルに結合されたアウタパネルと、前記内部空間に配置され、車幅方向において前記インナパネル及び前記アウタパネルに挟持されたスペーサと、前記インナパネル、前記スペーサ及び前記アウタパネルを車幅方向に貫通し、一体に挟持する挟持部材とを有し、
    前記スペーサは、前記インナパネル又は前記アウタパネルに対向する少なくとも一方の端面に突設された塑性変形可能な突起を有し、
    前記挟持部材により前記インナパネル、前記アウタパネルおよび前記スペーサを一体化した状態において、前記突起の周囲において互いに対向する前記スペーサと前記インナパネル又は前記アウタパネルとに塗膜の形成が可能となっていることを特徴とするサスペンション装置。
  2. 前記車軸支持部の上部に設けられた上支持部と前記車体とを接続する上リンク部材と、前記車軸支持部の下部に設けられた下支持部と前記車体とを接続する下リンク部材とを有し、
    前記スペーサは、前記上支持部と前記下支持部との間に配置され、前記上支持部と前記下支持部とを結ぶ仮想線と略平行に延びる延伸部を有することを特徴とする請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. 上方から見た断面において、前記スペーサよりも前方において前記インナパネルと前記アウタパネルとが互いに結合され、前記スペーサ、前記インナパネル及び前記アウタパネルによって、三角形状の閉断面構造が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサスペンション装置。
  4. 前記スペーサは、前記内部空間に複数設けられ、互いに前後方向に離間して配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のサスペンション装置。
  5. 前記複数のスペーサは、前記車軸の軸線の上方又は下方を通過して前後方向に延在するブリッジ部によって互いに接続され、前記車軸の軸線を囲むように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のサスペンション装置。
  6. 前記インナパネル及び前記アウタパネルに対する前記スペーサの位置を定めるべく、前記インナパネル及び前記アウタパネルの少なくとも一方は前記スペーサに係合する係止凸部を有し、
    前記係止凸部は、前記突起よりも突出長さが長いことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のサスペンション装置。
  7. 前記インナパネル及び前記アウタパネルと、前記スペーサとはイオン化傾向が異なる異種金属から形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のサスペンション装置。
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