JP2014003539A - 電子機器 - Google Patents

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雅之 財津
Koichi Hisada
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Abstract

【課題】防水性に優れた電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機は、フロントケース3bの第1接着領域とリアケース3cの第2接着領域との間に配置され、第1接着領域と第2接着領域とを全域にわたってつなぐ環状の接着部材90と、フロントケース3bにおける第1接着領域よりも外縁側であって第1係合部110よりも内側に配置される複数の突起部100であって、第1接着領域における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置される複数の突起部100と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、防水性を有する電子機器に関する。
従来、電子機器としての携帯電話機において、防水性を有するタイプが存在する。
例えば、パッキン部材を利用して防水性を向上させた携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、防水性の向上のためにパッキン部材を利用する場合、高い寸法精度が要求される。これは、製造上の負担やコスト増の原因となる場合がある。
これに対し、ボンド等の接着剤を利用して、防水性を向上させた電子機器が存在する。例えば、第1ケース部材と第2ケース部材との間に接着剤を環状に塗布することで、防水性を向上させた電子機器が存在する。
特開2008−060860号公報
上述の接着剤を利用して防水性を向上させた電子機器において、組み立て時に第1ケース部材と第2ケース部材との距離を一定に維持する必要がある。
しかし、組立工程において、第1ケース部材と第2ケース部材とを係合させる際、互いの係合部付近に押圧力が加わることで、第1ケース部材と第2ケース部材との距離が一時的に狭くなる場合がある。
この場合、第1ケース部材と第2ケース部材との間に配置された硬化前の接着剤は、上記距離が一時的に短くなった部分において配置される量が少なくなる場合がある。
この状態で接着剤が硬化した場合、上記距離が一時的に短くなった部分は、接着剤で十分に塞がれないことがある。
この場合、電子機器において、防水性が低下する場合がある。
本発明は、防水性に優れた電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、筐体を有する電子機器であって、前記筐体を構成する第1ケース部材であって、前記筐体における内部側に位置する第1内面と、前記第1内面に外縁の内側に環状に形成される第1接着領域と、外縁から外側に突出して形成される第1係合部と、を有する第1ケース部材と、前記筐体を構成し、前記第1ケース部材に取り付けられる第2ケース部材であって、前記筐体における内部側に位置する第2内面と、前記第2内面に前記第1接着部に対応して形成され、前記第1接着部に対向して配置される第2接着領域と、外縁側に配置され、前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有する第2ケース部材と、前記第1接着領域と前記第2接着領域との間に配置され、前記第1接着領域と前記第2接着領域とを全域にわたってつなぐ環状の接着部材と、前記第1ケース部材における前記第1接着領域よりも外縁側であって前記第1係合部よりも内側に配置され、又は、前記第2ケース部材における前記第2接着領域よりも外縁側であって前記第2係合部よりも内側に配置される複数の突起部であって、前記第1接着領域又は前記第2接着領域における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置される複数の突起部と、を備える電子機器に関する。
また、電子機器において、前記複数の突起部のうち、少なくとも1の突起部は、前記第1係合部及び前記第2係合部の近傍に配置されることが好ましい。
また、電子機器において、前記複数の突起部のうち、少なくとも1の突起部は、前記環状方向に交差する所定方向において、前記第1係合部及び前記第2係合部と並んで配置されることが好ましい。
また、電子機器において、前記複数の突起部のうち、少なくとも2つの突起部は、前記環状方向において、前記第1係合部又は前記第2係合部を挟むように配置されることが好ましい。
また、電子機器において、前記複数の突起部は、前記第1ケース部材側に配置されることが好ましい。
また、電子機器は、前記第1ケース部材における外縁及び/又は前記第2ケース部材における外縁に形成され、前記接着部材と外空間とを連通させるスリットと、を備えることが好ましい。
また、電子機器において、前記複数の突起それぞれは、前記スリットと前記接着部材との間に配置されないことが好ましい。
本発明によれば、防水性に優れた電子機器を提供することができる。
開状態の携帯電話機1における斜視図である。 閉状態の携帯電話機1における斜視図である。 スリット200側からみた第2筐体3における斜視図である。 第2筐体3の分解斜視図である。 第2筐体3における突起部100の配置を説明する図である。 接着部材90と、突起部100と、第1係合部110との位置関係を説明する部分拡大図である。 図5におけるA−A断面図である。 スリット200を説明するための第2筐体3の部分拡大図である。 図8におけるB−B断面図である。 リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する図である。 リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する図である。 リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する図である。 リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する図である。 接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する図である。 接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する図である。 接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する図である。 接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する図である。
図1から図3により、電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、開状態の携帯電話機1における斜視図である。図2は、閉状態の携帯電話機1における斜視図である。図3は、スリット200側からみた第2筐体3における斜視図である。
図1及び図2に示すように、携帯電話機1は、第1筐体2と、第2筐体3(筐体)と、を備える。また、携帯電話機1は、第1筐体2と第2筐体3とを開閉可能に連結する連結部4を備える。
携帯電話機1は、開状態と閉状態とに状態変化(変形)可能に構成される。ここで、閉状態とは、第1筐体2と第2筐体3とが互いに重なるように配置された状態であり、詳細には、両筐体における所定の面同士が対向するように配置された状態である。本実施形態においては、第1筐体2における第1筐体内面2Aと、第2筐体3における第2筐体内面3Aとが互いに対向するように配置された状態である。
また、開状態とは、第1筐体2と第2筐体3とが互いに重ならないように配置された状態であり、詳細には、両筐体における所定の面同士が対向せずに離間して配置された状態である。本実施形態においては、第1筐体2における第1筐体内面2Aと、第2筐体3における第2筐体内面3Aとが互いに対向せずに離間して配置された状態である。
第1筐体2は、第1筐体内面2Aと、第1筐体外面2Bとを有する。第1筐体内面2Aは、携帯電話機1が閉状態において第2筐体3の第2筐体内面3Aと対向して配置される面である。
第1筐体2は、外面(外郭)がフロントケース2aと、リアケース2bと、バッテリーカバー2cとにより構成される。
第1筐体2には、操作キー群11と、使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12とがそれぞれ外部に露出して配置される。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15とを含んで構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、携帯電話機1における開閉状態、各種モードや起動されているアプリケーションの種類等に応じて、それぞれ所定の機能が割り当てられる。そして、使用者により各キーが押圧されることにより、押圧時において各キーに割り当てられている機能に応じた動作が携帯電話機1において実行される。
音声入力部12は、第1筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
第2筐体3は、第2筐体内面3Aと、第2筐体外面3Bとを有する。第2筐体内面3Aは、携帯電話機1が閉状態において第1筐体2の第1筐体内面2Aと対向して配置される面である。
第2筐体3は、外面(外郭)がフロントパネル3aと、第1ケース部材としてのフロントケース3bと、第2ケース部材としてのリアケース3cとにより構成される。
第2筐体3には、メイン表示部21と、サブ表示部22と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部25とが外部に露出して配置される。
メイン表示部21は、第2筐体3における第2筐体内面3Aに配置される。メイン表示部21は、文字情報や画像情報等の各種情報を表示可能に構成される。メイン表示部21は、携帯電話機1が開状態において、使用者により視認される表示部である。
サブ表示部22は、第2筐体3における第2筐体外面3Bに配置される。サブ表示部22は、メイン表示部21より表示領域が小さい表示部である。サブ表示部22は、文字情報や画像情報等の各種情報を表示可能に構成される。サブ表示部22は、携帯電話機1が閉状態において、使用者により視認される表示部である。
音声出力部25は、第2筐体3における第2筐体内面3Aに配置される。音声出力部25は、第2筐体3の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声出力部25は、携帯電話機1が開状態において他方の外端部側に配置される。
ここで、本実施形態において、第1筐体2及び第2筐体3は、防水性を有するように構成される。例えば、第2筐体3において、フロントケース3bとリアケース3cとは、後述する外縁の内側に環状に配置される接着部材90により互いに接着される。これにより、第2筐体3は、防水性を有するよう構成される。
また、第2筐体3は、フロントケース3bとリアケース3cとの間に所定間隔で配置される後述する複数の突起部100を有する。複数の突起部100については、後に詳述する。
また、第2筐体3は、リアケース3cの外縁に形成されるスリット200を有する。本実施形態において、スリット200は、接着部材90により接着されたフロントケース3b及びリアケース3cを解体させるための板状部材Pが挿入される開口である。スリット200は、接着部材90により接着されたフロントケース3bとリアケース3cとを互いに離間させるための板状部材Pが挿入される開口である。スリット200についても、後に詳述する。
連結部4は、開閉ヒンジ機構を有して構成される。連結部4は、第1筐体2の一端部と第2筐体3の一端部との間に配置される。連結部4は、第1筐体2の上端部と第2筐体3の下端との間に配置される。連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とを互いに回動可能に連結する。詳細には、連結部4は、第1筐体2と第2筐体3とをヒンジ機構における回動軸を中心に回動可能に連結する。
続けて、携帯電話機1を構成する基本的な部材について説明する。
第1筐体2は、キー構造部と、フロントケース2aと、キー基板と、シールドケース体と、回路基板と、アンテナ部と、リアケース2bと、バッテリーと、バッテリーカバー2cとを備える。
第1筐体2における外郭は、フロントケース2aとリアケース2bとが互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合されると共に、リアケース2bにバッテリーカバー2cが装着されることで形成される。
また、キー構造部の一部と、シールドケース体と、回路基板と、アンテナ部と、バッテリー80とは、フロントケース2aとリアケース2bとの間に配置される。キー構造部の一部と、シールドケース体と、回路基板と、アンテナ部と、バッテリー80とは、第1筐体2の内部に内蔵される。
フロントケース2aには、キー開口部と、キー開口部の外縁に形成される載置部とが形成される。載置部には、キー構造部が載置される。
キー開口部は、キー構造部における後述する操作部材を外部に露出させる。
キー構造部は、フロントケース2aの外面側に配置される。
キー構造部は、操作部材と、キーシートと、キー基板とを有して構成される。
操作部材は、複数のキー操作部材により構成される。複数の操作キー部材それぞれは、キーシートにおける所定箇所に接着される。キーシートに接着された複数の操作キー部材それぞれにおける押圧面は、キー開口部を介して外部に露出して配置される。
キーシートは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシートには、上述の通り、操作部材が取り付けられる。
キー基板は、複数のキースイッチを有する。複数のキースイッチそれぞれは、各操作部材に対応する位置に配置される。キースイッチは、例えば、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームと、スイッチ端子とを有して構成される。
シールドケース体は、薄型の略直方体形状であって一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。シールドケース体は、シールドケースとして機能する。シールドケース体は、外部からの高周波等のノイズが回路基板に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナに接続される受信回路等に作用することを抑制する。
回路基板は、平板状の基板部と、基板部に実装される電子部品、各種回路ブロック及び基準電位パターン層と、を有する。電子部品は、例えば、アンテナ部により送受信される信号を処理する信号処理部を含む電子部品等である。また、回路ブロックは、例えば、RF回路や電源回路等である。基準電位パターン層は、基板部の外縁や、各回路ブロックを区画する箇所に形成される。基準電位パターン層、例えば、回路基板の表面に導電性の部材を印刷することで形成される。
アンテナ部は、例えば、アンテナエレメントを有して構成さる。アンテナ部は、例えば、携帯電話機1における連結部4側と反対の端部側に配置される。
バッテリーは、リアケース2bに形成された開口部を介して第1筐体2に収容配置される。バッテリーカバー2cは、リアケース2bにおける外面側から開口部を覆うように配置される。
第1筐体2には、上述した部材のほか、音声入力部12を構成するマイク等の部材が内部に収容配置される。
第2筐体3は、フロントパネル3aと、メイン表示部21と、フロントケース3bと、サブ回路基板と、サブ表示部22と、リアケース3cとを備える。
第2筐体3における外郭は、フロントケース3bとリアケース3cとが互いの外周縁が重なり合うようにして結合されると共に、フロントケース3bにフロントパネル3aが取り付けられることで形成される。
フロントパネル3aは、平板状の光透過性部材である。フロントパネル3aは、メイン表示部21を保護すると共に、メイン表示部21により表示された画像等を外部に透過させる部材である。
メイン表示部21は、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とを含んで構成される。
メイン表示部21は、フロントケース3bにおけるフロントパネル3a側に配置される。
サブ基板は、平板状の部材であって、メイン表示部21及びサブ表示部22等と電気的に接続される部材である。サブ基板には、カメラモジュール等が実装されていてもよい。
サブ表示部22は、フロントケース3bにおけるリアケース3c側に積層配置される。
サブ表示部22は、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とを含んで構成される。サブ表示部22は、表示領域がメイン表示部21の表示領域より小さい表示部である。サブ表示部22は、第2筐体3の厚さ方向である第3方向Zにおいて、表示領域がメイン表示部21の表示領域と反対側を向いて配置される。
フロントケース3b及びリアケース3cについては、後に詳述する。
続けて、図4から図9により、フロントケース3b及びリアケース3cを含む第2筐体3について説明する。図4は、第2筐体3の分解斜視図である。図5は、第2筐体3における突起部100の配置を説明する図である。図6は、接着部材90と、突起部100と、第1係合部110との位置関係を説明する部分拡大図である。図7は、図5におけるA−A断面図である。図8は、スリット200を説明するための第2筐体3の部分拡大図である。図9は、図8におけるB−B断面図である。
図4から図7により、第2筐体3における防水構造について説明する。
フロントケース3bとリアケース3cとは、後述する接着部材90により接合される。本実施形態において、接着部材90がフロントケース3b及びリアケース3cにおける外縁の内側に環状に形成されることで、第2筐体3は、防水性を有するように構成される。
図4に示すように、フロントケース3bは、第2筐体3における内部側に位置する第1内面30Aと、第1内面30Aに外縁の内側に環状に形成される第1接着領域91と、外縁から外側に突出して形成される第1係合部110と、第1接着領域91よりも外縁側であって第1係合部110よりも内側に配置される複数の突起部100と、を有する。
第1内面30Aは、第2筐体3における内部側に位置する面である。第1内面30Aは、フロントケース3bにおいて、第2筐体内面3Aと反対側の面である。
第1内面30Aには、第1接着領域91と、第1係合部110と、複数の突起部100とが配置される。
また、第1内面30Aは、接着部材90により、リアケース3cにおける第2内面30Bに接着される。
第1接着領域91は、第1内面30Aに形成される。第1接着領域91は、第1内面30Aにおける外縁の内側に環状に形成される。第1接着領域91は、メイン表示部21、サブ表示部22及びサブ基板等の部材を囲むように環状に形成される。
第1接着領域91は、接着部材90が接着する領域である。第1接着領域91は、接着部材90における一端側が接着する領域である。
第1係合部110は、フロントケース3bにおける外縁から外側に突出して形成される。本実施形態において、第1係合部110は、フロントケース3bにおける第1内面30Aと連続すると共に交差して配置される側面に形成される。
第1係合部110は、後述するリアケース3cの第2係合部120と係合する係合部である。第1係合部110近傍の領域は、リアケース3cをフロントケース3bに係合させる作業において、第2筐体3の厚さ方向である第3方向Zへの力が加わる領域である。
複数の突起部100は、第1接着領域91よりも外縁側であって第1係合部110よりも内側に配置される。複数の突起部100は、所定方向において、第1接着領域91と第1係合部110との間に配置される。
複数の突起部100それぞれは、第1接着領域91における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置される。複数の突起部100同士の間隔は、一定である必要はなく、それぞれ異なるように構成されてもよい。また、複数の突起部100は、第1接着領域91の外縁側における一部の領域に配置されていればよく、第1接着領域91における全域に対応するように配置されなくてもよい。
図4及び図6に示すように、複数の突起部100のうち、少なくとも1の突起部は、第1係合部110の近傍に配置される。複数の突起部100のうち、少なくとも1の突起部は、第1係合部110及び第2係合部120の近傍に配置される。
本実施形態において、複数の突起部100のうち、例えば、突起部100a、100b、100cは、第1係合部110及び第2係合部120の近傍に配置される。
具体的には、複数の突起部100のうち、突起部100aは、接着部材90の環状方向に交差する所定方向としての第1方向Xにおいて、第1係合部110及び第2係合部120と並んで配置される。
また、複数の突起部100のうち、2つの突起部100b、100cは、上述の環状方向において、第1係合部110を挟むように配置される。2つの突起部100b、100c同士の間隔は、特に限定されないが、例えば、1cmから3cm、好ましくは1.5cmから2cmである。
図4及び図7に示すように、リアケース3cは、フロントケース3bに取り付けられる。本実施形態において、リアケース3cは、第1部材31aと、第2部材31bとを有して構成される。第1部材31aと第2部材31bとは、両面テープ等の接着部材300により、一体化されている。
リアケース3cは、第2筐体3における内部側に位置する第2内面30Bと、第2内面30Bに第1接着領域91に対応して形成され、第1接着領域91に対向して配置される第2接着領域92と、外縁側に配置され、第1係合部110と係合する第2係合部120と、を有する。
第2内面30Bは、第2筐体3における内部側に位置する面である。第2内面30Bは、リアケース3cにおいて、第2筐体外面3Bと反対側の面である。
第2内面30Bには、第2接着領域92が形成される。
第2接着領域92は、第2内面30Bに形成される。第2接着領域92は、第1接着領域91に対応して形成される。第2接着領域92は、第1接着領域91と同様に、環状に形成される。第2接着領域92は、第2内面30Bにおける外縁の内側に環状に形成される。
また、第2接着領域92は、第1接着領域91に対向して配置される。
第2接着領域92は、接着部材90が接着する領域である。第2接着領域92は、接着部材90における他端側が接着する領域である。
第2係合部120は、リアケース3cにおける外縁側に配置される。第2係合部120は、第1係合部110と係合する係合部である。第2係合部120は、リアケース3cの第2筐体外面3Bにおける第2係合部120近傍の所定領域がフロントケース3b側に押圧されることで、撓み変形すると共に第1係合部110に係合される。
接着部材90は、第1接着領域91と第2接着領域92との間に配置される。接着部材90は、第1接着領域91と第2接着領域92とを全域にわたってつなぐよう配置される。接着部材90は、第1接着領域91及び第2接着領域92と同様に、環状に形成される。
接着部材90は、上述の通り、フロントケース3bとリアケース3cとを接着させる。また、接着部材90は、フロントケース3bとリアケース3cとの間において隙間がないようフロントケース3bとリアケース3cとを接着させる。接着部材90は、フロントケース3bとリアケース34cとを防水性を有した状態で接着させる。
接着部材90は、例えば、液体又はゲル状の接着剤を硬化させたものである。接着部材90は、例えば、硬化前の接着剤が第2接着領域92に沿って塗布されたリアケース3cをフロントケース3bに取り付けると共に、所定時間保持して接着剤を硬化させることで形成される。
続けて、図8及び図9により、フロントケース3bに形成されたスリット200について説明する。
図8及び図9に示すように、第2筐体3は、スリット200を有する。第2筐体3は、連結部4側の側面に形成されるスリット200を有する。
図9に示すように、スリット200は、接着部材90と外部空間とを連通させる。スリット200は、接着部材90により接着されたフロントケース3b及びリアケース3cを解体するための板状部材が挿入される開口部である。
スリット200は、上述の通り、第2筐体3における連結部4側の側面に形成される。本実施形態において、スリット200は、リアケース3cに形成される。スリット200は、リアケース3cの外縁に形成される。スリット200は、リアケース3cの外縁における所定領域をフロントケース3b側に窪む凹状にすることで形成される。
ここで、複数の突起部100それぞれは、スリット200と接着部材90との間に配置されない(図5参照)。本実施形態において、複数の突起部100それぞれは、スリット200から挿入された板状部材の移動を妨げる位置に配置されない。
続けて、図10から図12により、リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する。図10から図12は、リアケース3cをフロントケース3bに取り付ける手順を説明する図である。
図10に示すように、まず、作業者は、液体状又はゲル状の接着剤(接着部材90)をリアケース3cにおける第2接着領域92に塗布する。
そして、作業者は、接着剤(接着部材90)が塗布されたリアケース3cを、第2係合部120が第1係合部110の近傍に位置する所定位置に配置する。
続けて、図11A及び図11Bに示すように、作業者は、リアケース3cの第2筐体外面3Bにおける第2係合部120の近傍領域に、力F1を矢印方向に加える。これにより、第2係合部120は、撓み変形しながらフロントケース3b側に移動して、第1係合部110に係合する。
ここで、本実施形態において、突起部100aは、第2筐体3の幅方向である第1方向Xにおいて、接着部材90と第1係合部110との間に配置される。また、突起部100aは、第1係合部110の近傍に配置される。
これにより、上述の取り付け作業工程において、突起部100aは、リアケース3cにおける第2内面30Bがフロントケース3bにおける第1内面30Aに過剰に近づくことを規制する。そのため、本実施形態における携帯電話機1は、リアケース3cの一部が過剰にフロントケース3bに近づくよう変形した場合に生じる硬化前の接着剤の移動を抑制する。携帯電話機1は、所定領域に配置される接着剤が少なくなる不具合の発生を抑制可能に構成される。
続けて、図12に示すように、作業者は、第2係合部120が第1係合部110に係合した第2筐体3を所定時間、その状態で保持する。
これにより、第1接着領域91と第2接着領域92との間に配置される接着剤が硬化して、接着部材90が形成される。上述の通り、接着部材90は、フロントケース3bとリアケース3cとを防水性を有した状態で接着させる。
ここで、本実施形態において、携帯電話機1は、リアケース3cの一部が過剰にフロントケース3bに近づくよう変形した場合に生じる硬化前の接着剤の移動を抑制するので、硬化後において接着剤(接着部材)が少ない箇所ができるという不具合の発生を抑制できる。これにより、携帯電話機1は、防水性が向上される。
続けて、図13Aから図15により、接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する。図13Aから図15は、接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを解体する手順を説明する図である。
図13A及び図13Bに示すように、作業者は、解体用の板状部材Pをスリット200に挿入するため、所定位置に配置する。
続けて、図14に示すように、作業者は、板状部材Pの先端をスリット200に挿入すると共に、矢印方向に押し入れる。これにより、板状部材Pは、接着部材90に突き刺さる。ここで、接着部材90の外縁側に配置される複数の突起部100は、いずれもスリット200と接着部材90との間に配置されない。そのため、板状部材Pは、複数の突起部100のいずれにも挿入方向への移動が規制されない。
続けて、図15に示すように、作業者は、板状部材Pにおける先端側と反対側の端部を矢印方向に移動させる。作業者は、接着部材90に突き刺さった状態の板状部材Pにおける先端側と反対側の端部を、挿入方向と交差する方向、例えば、本実施形態における第2筐体3の厚さ方向である第3方向Zに移動させる。
これにより、接着部材90は、板状部材Pにより環状方向において裂かれ、又は、第1接着領域91若しくは第2接着領域92から剥離される。
ここで、本実施形態において、作業者は、フロントケース3b及びリアケース3cを互いに引き剥がすような力に対しては強い接着部材90に対して切れ目を入れることで、接着部材90で接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを容易に解体している。
本実施形態における携帯電話機1は、接着部材90でしっかりと接着された状態のフロントケース3b及びリアケース3cを容易に解体可能に構成される。
本実施形態によれば、防水性に優れた携帯電話機1を提供することができる。
また、本実施形態によれば、携帯電話機1は、フロントケース3bにおける第1接着領域91よりも外縁側であって第1係合部110よりも内側に配置される複数の突起部100であって、第1接着領域91における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置される複数の突起部100を備える。これにより、携帯電話機1は、リアケース3cの一部が過剰にフロントケース3bに近づくよう変形した場合に生じる硬化前の接着剤の移動を抑制するので、硬化後において接着剤(接着部材)が少ない箇所ができるという不具合の発生を抑制できる。これにより、携帯電話機1は、防水性が向上される。
また、本実施形態によれば、複数の突起部100が所定間隔で配置されるので、携帯電話機1は、組み立て時において接着剤の供給量がばらついた場合に生じる不具合の発生を抑制できる。
また、本実施形態において、複数の突起部100のうち、少なくとも1の突起部は、第1係合部110及び第2係合部120の近傍に配置される。
これにより、携帯電話機1は、上述の通り、硬化後において接着剤(接着部材)が少ない箇所ができるという不具合の発生をより好適に抑制できる。これにより、携帯電話機1は、防水性が更に向上される。
また、本実施形態において、複数の突起部100のうち、少なくとも1の突起部は、環状方向に交差する所定方向において、第1係合部及び前記第2係合部と並んで配置される。この場合、突起部は、リアケース3cの変形を好適に規制する位置に配置されているといえる。
これにより、携帯電話機1は、上述の通り、硬化後において接着剤(接着部材)が少ない箇所ができるという不具合の発生をより好適に抑制できる。これにより、携帯電話機1は、防水性が更に向上される。
また、本実施形態において、複数の突起部100のうち、少なくとも2つの突起部は、環状方向において、第1係合部又は前記第2係合部を挟むように配置される。この場合も、突起部は、リアケース3cの変形を好適に規制する位置に配置されているといえる。
これにより、携帯電話機1は、上述の通り、硬化後において接着剤(接着部材)が少ない箇所ができるという不具合の発生をより好適に抑制できる。これにより、携帯電話機1は、防水性が更に向上される。
また、本実施形態において、複数の突起部100は、フロントケース3b側に配置される。ここで、本実施形態において、複数の突起部100は、組み立て時において垂直方向下側に配置されるフロントケース3bに形成される。これにより、携帯電話機1は、組み立て時において、硬化前の接着剤の移動を複数の突起部100が規制するよう構成される。
また、本実施形態において、第2筐体3は、リアケース3cにおける外縁に形成され、接着部材90と外空間とを連通させるスリット200を有する。これにより、携帯電話機1は、拐帯用の板状部材Pを挿入して接着部材90に突きさすことが可能に構成される。これにより、携帯電話機1は、簡易に解体可能に構成される。
また、本実施形態において、複数の突起部100それぞれは、スリット200と接着部材90との間に配置されないよう構成される。複数の突起部100は、スリット200から挿入された板状部材Pの移動を規制しない位置に配置される。
これにより、携帯電話機1は、好適な防水性を有すると共に、簡易に解体可能に構成される。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、電子機器は、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
また、本実施形態において、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、第1筐体2と第2筐体3との重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、第1筐体2と第2筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、第1筐体2と第2筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。また、携帯電話機1は、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
また、本実施形態において、複数の突起部100は、第1ケース部材であるフロントケース3bに形成されるが、これに限定されず、第2ケース部材であるリアケース3cに形成されてもよい。例えば、複数の突起部100は、リアケース3cにおける第2接着領域92よりも外側であって第2係合部120よりも内側に配置され、第2接着領域92における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置されるよう構成されてもよい。
また、本実施形態において、スリット200は、リアケース3cの外縁に形成されるが、これに限定されず、フロントケース3bの外縁に形成されてもよい。また、スリット200は、フロントケース3bとリアケース3cとの双方の外縁に形成された凹部により形成されてもよい。
1 携帯電話機(電子機器)
2 第1筐体
3 第2筐体(筐体)
3b フロントケース(第1ケース部材)
3c リアケース(第2ケース部材)
30A 第1内面
30B 第2内面
90 接着部材
91 第1接着領域
92 第2接着領域
100 複数の突起部
110 第1係合部
120 第2係合部

Claims (7)

  1. 筐体を有する電子機器であって、
    前記筐体を構成する第1ケース部材(下側ケース部材)であって、
    前記筐体における内部側に位置する第1内面と、
    前記第1内面に外縁の内側に環状に形成される第1接着領域と、
    外縁から外側に突出して形成される第1係合部と、を有する第1ケース部材と、
    前記筐体を構成し、前記第1ケース部材に取り付けられる第2ケース部材(上側ケース部材)であって、
    前記筐体における内部側に位置する第2内面と、
    前記第2内面に前記第1接着領域に対応して形成され、前記第1接着領域に対向して配置される第2接着領域と、
    外縁側に配置され、前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有する第2ケース部材と、
    前記第1接着領域と前記第2接着領域との間に配置され、前記第1接着領域と前記第2接着領域とを全域にわたってつなぐ環状の接着部材と、
    前記第1ケース部材における前記第1接着領域よりも外縁側であって前記第1係合部よりも内側に配置され、又は、前記第2ケース部材における前記第2接着領域よりも外縁側であって前記第2係合部よりも内側に配置される複数の突起部であって、前記第1接着領域又は前記第2接着領域における環状方向に平行な方向において所定間隔をあけて配置される複数の突起部と、を備える
    電子機器。
  2. 前記複数の突起部のうち、少なくとも1の突起部は、前記第1係合部及び前記第2係合部の近傍に配置される
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記複数の突起部のうち、少なくとも1の突起部は、前記環状方向に交差する所定方向において、前記第1係合部及び前記第2係合部と並んで配置される
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記複数の突起部のうち、少なくとも2つの突起部は、前記環状方向において、前記第1係合部又は前記第2係合部を挟むように配置される
    請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記複数の突起部は、前記第1ケース部材側に配置される
    請求項1から4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記第1ケース部材における外縁及び/又は前記第2ケース部材における外縁に形成され、前記接着部材と外空間とを連通させるスリットと、を備える
    請求項1から5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記複数の突起それぞれは、前記スリットと前記接着部材との間に配置されない
    請求項6に記載の電子機器。
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