JP2014003107A - 3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法 - Google Patents

3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な電気特性を実現することができ、また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができ、更に筐体を形成する樹脂材料として所望の材料を任意に選択することができる3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法の提供を課題とする。
【解決手段】樹脂からなる筐体10の表面のうち、3次元形状をなす3次元形状領域Tに、金属粒子を含む導電層20を備える3次元配線構造1である。また樹脂からなる筺体10筺体10のうち、3次元形状をなす3次元形状領域Tに、金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して前記導電性インク中の金属粒子を導電層20として前記筺体10の表面に固着形成させる導電層形成工程を少なくとも備える3次元配線構造1の製造方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、良好な電気特性と製造コストの省コスト化とを実現することができる3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法に関する。
携帯電話機やコンピュータのハードディスク装置等の電子機器の内部には、配線をパターン化してなる配線構造が種々配設されている。
従来、このような配線構造は、電子機器の外形を構成する筐体の内部にフレキシブルプリント配線板を配設することで形成されるものが一般的であった。
より具体的には、絶縁性樹脂からなる基材層と、基材層上に所定の配線パターンとして形成される導電性金属からなる導電層と、基材層及び導電層を被覆する絶縁層とを備えてなるフレキシブルプリント配線板を筐体の内部に配設することで配線構造を形成するものが一般的であった。
近年、電子機器の小型化、高性能化、軽量化、薄型化等の進展に伴い、筐体の形状が3次元形状をなす部分(例えば段差を形成する部分や凹凸形状をなす部分等、以下、3次元形状領域とする)に配線をパターン化してなる立体的な配線構造(以下、3次元配線構造とする)を形成する必要性が生じてきている。
従来、このような3次元配線路構造を形成する場合、既述したフレキシブルプリント配線板を3次元形状に追従するように屈曲させた状態で筐体に貼り付けるものが一般的であった。
このような3次元配線路構造を示す従来技術として、例えば下記特許文献1がある。
特開2003−37375号公報
上記特許文献1に示すような、従来の3次元配線路構造においては、筐体の3次元形状に接着剤を介してフレキシブルプリント配線板を貼り付ける構成であることから、フレキシブルプリント配線板がスプリングバックによって筐体から剥離し易いという問題があった。またプリント配線板を屈曲させることから、良好な電気特性を実現し難いという問題があった。
このような問題に対して、従来、LDS(Laser Direct Structuring)法を用いて配線構造を形成するものがあった。より具体的には、樹脂からなるベース材の3次元形状領域の表面に導電性金属層を形成した後、所定の配線パターン状にレーザーを照射し、レーザー照射部のみにめっきを析出させることで3次元配線構造を形成するものがあった。
このようなLDS法を用いた3次元配線構造の製造方法においては、筐体の3次元形状領域に立体的な配線構造を直接形成することができるというメリットはあるものの、筐体を形成する樹脂材料の材質がめっきを析出できる材質に限定されるという問題があった。例えば、3次元配線構造を高周波用途に用いる場合、高周波特性には必ずしも適さない樹脂材料を使用せざるを得ないような場合があり、高周波特性の安定化を実現し難いという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、良好な電気特性を実現することができると共に、製造コストの省コスト化を実現することができ、また筐体を形成する樹脂材料として所望の材料を任意に選択できる3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法の提供を課題とする。
本発明の3次元配線構造は、樹脂からなる筐体の表面のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電層を備えることを第1の特徴としている。
上記本発明の第1の特徴によれば、3次元配線構造は、樹脂からなる筐体の表面のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電層を備えることから、良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造とすることができる。
また本発明の3次元配線構造の製造方法は、樹脂からなる筺体の表面に導電性金属からなる導電層を形成してなる配線構造の製造方法であって、前記筺体のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して前記導電性インク中の金属粒子を導電層として前記筺体の表面に固着形成させる導電層形成工程を少なくとも備えることを第2の特徴としている。
上記本発明の第2の特徴によれば、3次元配線構造の製造方法は、樹脂からなる筺体の表面に導電性金属からなる導電層を形成してなる配線構造の製造方法であって、前記筺体のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して前記導電性インク中の金属粒子を導電層として前記筺体の表面に固着形成させる導電層形成工程を少なくとも備えることから、金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して導電層を形成する構成とすることで、3次元形状領域に導電層を直接形成することができる。よって所望の導電層を精度良く形成することができることで、良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を形成することができる。
またナノオーダーの金属粒子を用いれば、金属粒子密度が上がると共に、バインダーの凝集がなくなるため、導電層の抵抗の低下を効果的に抑制することができる。よって一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を形成することができる。
また本発明の3次元配線構造の製造方法は、上記本発明の第2の特徴に加えて、前記導電層形成工程において、前記3次元形状領域に金属粒子を含む導電性インクを塗布する工程は、インクジェット印刷を用いて行うことを第3の特徴としている。
上記本発明の第3の特徴によれば、上記本発明の第2の特徴による作用効果に加えて、前記導電層形成工程において、前記3次元形状領域に金属粒子を含む導電性インクを塗布する工程は、インクジェット印刷を用いて行うことから、所望の設計(長さ、幅、厚み等)に合わせて効率的に導電層を形成することができる。よって製造効率が良く、一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を形成することができる。また製造コストの省コスト化を実現することができると共に、筐体を形成する樹脂材料として所望の材料を任意に選択することができることで一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を形成することができる。
また本発明の3次元配線構造の製造方法は、上記本発明の第2又は第3の特徴に加えて、前記導電性インクの粘度は、0.1Pa・s〜100Pa・sであることを第4の特徴としている。
上記本発明の第4の特徴によれば、上記本発明の第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、前記導電性インクの粘度は、0.1Pa・s〜100Pa・sであることから、一段と3次元形状領域に導電層を直接形成し易く、形状安定性に優れた導電性インクとすることができる。また特にインクジェット印刷に適した導電性インクとすることができる。よって一段と良好な電気特性を実現することができると共に、一段と製造効率の良い3次元配線構造の製造方法とすることができる。
また本発明の3次元配線構造の製造方法は、上記本発明の第2〜第4の何れか1つの特徴に加えて、前記金属粒子の粒子径は、1nm〜500nmであることを第5の特徴としている。
上記本発明の第5の特徴によれば、上記本発明の第2〜第4の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、前記金属粒子の粒子径は、1nm〜500nmであることから、
緻密な導電層を形成することができる。また特にインクジェット印刷に適した導電性インクとすることができる。よって一段と良好な電気特性を実現することができると共に、一段と製造効率の良い3次元配線構造の製造方法とすることができる。
本発明の3次元配線構造によれば、良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造とすることができる。また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができる3次元配線構造とすることができる。
また本発明の3次元配線構造の製造方法によれば、良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を形成することができる。また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができる3次元配線構造の製造方法とすることができる。
本発明の実施形態に係る3次元配線構造の製造方法を簡略化して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る3次元配線構造を示す図で、(a)は3次元配線構造を示す斜視図、(b)は(a)の短手方向における断面図である。 本発明の実施形態に係る3次元配線構造の製造方法及び該3次元配線構造の製造方法を用いて製造される3次元配線構造の変形例を示す図で、(a)は3次元配線構造の要部の断面図、(b)は導電層を摸式的に示す要部の断面図である。 従来の3次元配線構造の製造方法を簡略化して示す斜視図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法を説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は本発明の実施形態であって、特許請求の範囲に記載の内容を限定するものではない。
まず図1、図2を参照して、本発明の実施形態に係る3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法を説明する。
本発明の実施形態に係る3次元配線構造1は、携帯電話機等の電子機器の内部に配設されるアンテナ装置2を構成する3次元配線構造である。
この3次元配線構造1は、筺体準備工程と、導電層形成工程と、絶縁層形成工程とを備える3次元配線構造の製造方法により製造される。
まず図1(a)を参照して、筺体準備工程により、樹脂からなる筺体10を準備する。
なお筺体10を構成する樹脂としては、ポリカーボネート、ABS樹脂等、電子機器の外形を構成する樹脂として通常用いられるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
またこの筺体10は金型を用いて樹脂を射出成形することで形成することができる。
また筺体10には、その一部に3次元形状をなす3次元形状領域Tを備えていることが必要である。
なお、ここで「3次元形状領域T」とは、筐体10の形状が3次元形状をなす領域、例えば段差形状をなす領域や凹凸形状をなす領域のことを意味するものとする。本実施形態においては、図1、図2に示すように、筺体10は階段状の段差を形成する3次元形状領域Tを備える構成としてある。
次に図1(b)を参照して、導電層形成工程により、筺体10の3次元形状領域Tに導電性金属からなる配線をパターン化してなる導電層20を形成する。
より具体的には、図1(b)に簡略化して示すように、塗布手段30を用いて、3次元形状領域Tに、金属粒子を含む導電性インクを所望のパターンを形成するように塗布する。
なお本実施形態においては、塗布手段30としてインクジェット印刷機を用い、CAD(Computer Aided Design)データを基にインクジェット印刷により3次元形状領域Tに導電性インクを塗布(噴霧)して一筆書きで導電層20を形成する構成としてある。
更に本実施形態においては、図1(b)に簡略化して示すように、塗布手段30を筺体10の形状に沿って移動させることで導電性インクを筺体10に塗布する構成としてある。
その後、図示しない熱処理工程により、塗布させた導電性インクを焼成して、導電性インク中の金属粒子を導電層20として筺体10の表面に固着形成させる。
これにより図1(c)に示すように、筺体10の3次元形状領域Tの表面にアンテナ配線たる導電層20を形成してなる3次元配線構造1が形成される。
なお導電層20の形状、長さ、幅、厚みは、アンテナ装置2の設計特性値に合わせて適宜変更可能である。
なお本実施形態においては、導電性インクとして、導電性をもたらす導電性物質としての金属粒子と、その金属粒子を分散させる分散剤と、分散媒とを含むものを用いる構成としてある。
また本実施形態においては、金属粒子として、銅(Cu)を用いる構成としてある。勿論、銅(Cu)に限るものではなく、銅(Cu)の他、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、バナジウム(V)の何れか1又は2以上の元素及びその酸化物を用いる構成とすることができる。
また導電性インクに含まれる金属粒子の大きさは、粒子径が1nm〜500nm程度のものを用いることが望ましい。この粒子径は通常の塗装用のものに比べて著しく小さく、緻密でばらつきの少ない導電薄膜を得るのに適したものとされている。粒子径が1nm未満の場合は、インク中での分散性、安定性が必ずしもよくないのと、粒子が小さすぎて積層に係る塗装に手間がかかる。また500nmを超える場合は、沈殿し易く、また塗布した際にムラが出易くなる。分散性、安定性、ムラ防止等を考慮して、好ましくは30nm〜100nmのものを用いることが望ましい。
また導電性インクに含まれる金属粒子は、チタンレドックス法で得ることができる。ここで「チタンレドックス法」とは、金属元素のイオンを、3価のTiイオンが4価に酸化する際の酸化還元作用によって還元し、金属粒子を析出させる方法のことを意味するものとする。チタンレドックス法で得られる金属粒子は、粒径が小さく、揃っており、また形状を球形又は粒状にすることができるので、導電層20を薄くて緻密な層に形成することができる。
また導電性インクの粘度は、0.1Pa・s〜100Pa・s程度、より好ましくは1Pa・s〜20Pa・sとすることが望ましい。0.1Pa・s未満では、印刷後にインクが垂れてしまうからであり、100Pa・sを超えると飛形(ノズルから飛ぶ形)が悪く、上手く印刷できないからである。
その後、図示しない絶縁層形成工程により、図2(b)に示すように、筺体10及び導電層20の表面に絶縁層40を形成する。
より具体的には、筺体10及び導電層20の表面に、絶縁性接着剤層と絶縁性樹脂層とを備える絶縁性フィルムを貼り付けることで絶縁層40を形成する。
なお絶縁性接着剤層を形成する絶縁性接着剤としては、エポキシ系接着剤等、アンテナ装置を形成する絶縁性接着剤として通常用いられるものであれば、如何なるものを用いてもよい。
また絶縁性樹脂層を形成する絶縁性樹脂としては、ポリイミドフィルム等、アンテナ装置における絶縁層を形成する絶縁性樹脂として通常用いられるものであれば、その材質、性状等は如何なるものを用いてもよい。
なお絶縁層40の厚みは、アンテナ装置2の設計特性値に合わせて適宜変更可能である。
以上の工程を経ることで、図2に示すように、筺体10の一部分(3次元形状領域T)に、3次元配線構造1を備えてなるアンテナ装置2が形成される。
なお図2(a)は、説明の便宜上、絶縁層40を省略して図示するものである。
以下に本発明の実施形態に係る3次元配線構造1及び3次元配線構造1の製造方法について、更に詳細に説明する。
(金属粒子の製造方法)
金属粒子の製造方法は、既述したチタンレドックス法を含み、次のような製造方法が可能である。
金属粒子は、含浸法と呼ばれる高温処理法や、液相還元法、気相法等の従来公知の方法で製造することができる。
液相還元法によって金属粒子を製造するためには、例えば水に、金属粒子を形成する金属のイオンのもとになる水溶性の金属化合物と分散剤とを溶解すると共に、還元剤を加えて、好ましくは、攪拌下、一定時間、金属イオンを還元反応させればよい。勿論、合金からなる金属粒子を液相還元法で製造する場合は、2種以上の水溶性の金属化合物を用いることになる。
液相還元法の場合、製造される金属粒子は、形状が球状ないし粒状で揃っており、粒度分布がシャープで、しかも微細な粒子とすることができる。
前記金属イオンのもとになる水溶性の金属化合物として、例えばNiの場合は塩化ニッケル(II)六水和物[NiCl・6HO]、硝酸ニッケル(II)六水和物[Ni(NO・6HO]を挙げることができる。またCuの場合は、硝酸銅(II)[Cu(NO]、硫酸銅(II)五水和物[CuSO・5HO]を挙げることができる。他の金属粒子についても、塩化物、硝酸化合物、硫酸化合物等の水溶性の化合物を用いることができる。
(還元剤)
酸化還元法によって金属粒子を製造する場合の還元剤としては、液相(水溶液)の反応系において、金属イオンを還元、析出させることができる種々の還元剤を用いることができる。例えば水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、ヒドラジン、3価のチタンイオンや2価のコバルトイオン等の遷移金属のイオン、アスコルビン酸、グルコースやフルクトース等の還元性糖類、エチレングリコールやグリセリン等の多価アルコールを挙げることができる。このうち、3価のチタンイオンが4価に酸化する際の酸化還元作用によって金属イオンを還元し、析出させる方法が既述したチタンレドックス法である。
(導電性インクの分散剤)
導電性インクに含まれる分散剤としては、分子量が2000〜30000で、分散媒中で析出した金属粒子を良好に分散させることができる種々の分散剤を用いることができる。分子量が2000〜30000の分散剤を用いることで、金属粒子を分散媒中に良好に分散させることができ、得られる導電層20の膜質を緻密で且つ欠陥のないものにすることができる。分散剤の分子量が2000未満では、金属粒子の凝集を防止して分散を維持する効果が十分に得られないおそれがあり、結果として導電層20を緻密で欠陥の少ないものにできないおそれがある。また分子量が30000を超える場合は、嵩が大きすぎ、導電性インクの塗布後に行う熱処理において、金属粒子同士の焼結を阻害してボイドを生じさせたり、導電層20の膜質の緻密さを低下させたり、また分散剤の分解残渣が導電性を低下させるおそれがある。
なお分散剤は、硫黄、リン、ホウ素、ハロゲン、アルカリを含まないものが、部品劣化の防止から好ましい。
好ましい分散剤としては、分子量が2000〜30000の範囲にあるもので、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン等のアミン系の高分子分散剤、またポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース等の分子中にカルボン酸基を有する炭化水素系の高分子分散剤、ポバール(ポリビニルアルコール)、スチレン−マレイン酸共重合体、オレフィン−マレイン酸共重合体、或いは1分子中にポリエチレンイミン部分とポリエチレンオキサイド部分とを有する共重合体等の極性基を有する高分子分散剤を挙げることができる。
分散剤は水、又は水溶性有機溶媒に溶解した溶液の状態で、反応系に添加することもできる。
分散剤の含有割合は、金属粒子100重量部あたり1〜60重量部であるのが好ましい。分散剤の含有割合が前記範囲未満では、水を含む導電性インク中において、分散剤が金属粒子を取り囲むことで凝集を防止して良好に分散させる効果が不十分となるおそれがある。また前記範囲を超える場合には、導電性インクの塗装後の焼成熱処理時に、過剰の分散剤が金属粒子の焼結を含む焼成を阻害してボイドを生じさせたり、膜質の緻密さを低下させたりするおそれがあると共に、高分子分散剤の分解残渣が不純物として導電層20中に残存して、導電層20の導電性を低下させるおそれがある。
(金属粒子の粒径調整)
金属粒子の粒径を調整するには、金属化合物、分散剤、還元剤の種類と配合割合を調整すると共に、金属化合物を還元反応させる際に、攪拌速度、温度、時間、pH等を調整すればよい。
例えば反応系のpHは、本発明の如き微小な粒径の粒子を得るには、pHを7〜13とするのが好ましい。
反応系のpHを7〜13に調整するためには、pH調整剤を用いることができる。このpH調整剤としては、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなど、一般的な酸、アルカリが使用されるが、特に周辺部材の劣化を防止するために、アルカリ金属やアルカリ土類金属、塩素等のハロゲン元素、硫黄、リン、ホウ素等の不純物元素を含まない、硝酸やアンモニアが好ましい。
本発明の実施形態においては、金属粒子の粒子径は30nm〜100nmの範囲にあるものを用いるが、許容範囲として粒子径が1nm〜500nmの範囲にあるものを用いることが可能である。
ここで粒子径は分散液中の粒度分布の中心径D50で表され、日機装社製マイクロトラック粒度分布計(UPA−150EX)を用いて測定した。
(導電性インクの調整)
液相の反応系において析出させた金属粒子は、ロ別、洗浄、乾燥、解砕等の工程を経て、一旦、粉末状としたものを用いて導電性インクを調整することができる。この場合は、粉末状の金属粒子と、分散媒である水と、分散剤と、必要に応じて水溶性の有機溶媒とを、所定の割合で配合して、金属粒子を含む導電性インクとすることができる。
好ましくは、金属粒子を析出させた液相(水溶液)の反応系を出発原料として、導電性インクを調整する。
即ち、析出した金属粒子を含む反応系の液相(水溶液)を、限外ろ過、遠心分離、水洗、電気透析等の処理に供して不純物を除去し、必要に応じて濃縮して水を除去するか、逆に水を加えて金属粒子の濃度を調整した後、更に必要に応じて、水溶性の有機溶媒を所定の割合で配合することによって、金属粒子を含む導電性インクを調整する。この方法では、金属粒子の乾燥時の凝集による粗大で不定形な粒子の発生を防止することができ、緻密で均一な導電層20を得ることが可能となる。
(分散媒)
導電性インクにおける分散媒となる水の割合は、金属粒子100重量部あたり20〜1900重量部であるのが好ましい。水の含有割合が前記範囲未満では、水による分散剤を十分に膨潤させて、分散剤で囲まれた金属粒子を良好に分散させる効果が不十分となるおそれがある。また水の含有割合が前記範囲を超える場合は、導電性インク中の金属粒子の割合が少なくなり、磁性シート10の表面に必要な厚みと密度とを有する良好な塗布層を形成できないおそれがある。
導電性インクに必要に応じて配合する有機溶媒(バインダー)は、水溶性である種々の有機溶媒が可能である。その具体例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、エチレングリコール、グリセリン等の多価アルコールやその他のエステル類、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類を挙げることができる。
水溶性の有機溶媒の含有割合は、金属粒子100重量部あたり30〜900重量部であるのが好ましい。水溶性の有機溶媒の含有割合が、前記範囲未満では、前記有機溶媒を含有させたことによる分散液の粘度や蒸気圧を調整する効果が十分に得られないおそれがある。また前記範囲を超える場合には、水により分散剤を十分に膨潤させて、分散剤により導電性インク中に金属粒子を、凝集を生じることなく良好に分散させる効果が阻害されるおそれがある。
(導電性インクの熱処理)
磁性シート10の表面に塗布された導電性インクを熱処理することで、焼成された塗布層として磁性シート10上に固着された導電層20を得る。
熱処理により、塗布された導電性インクに含まれる分散剤やその他の有機物を、熱により揮発、分解させて塗布層から除去すると共に、残る金属粒子を焼結状態或いは焼結に至る前段階にあって相互に密着して固体接合したような状態として筺体10上に強固に固着させる。
熱処理は、大気中で行ってもよい。また金属粒子の酸化を防止するために、大気中で焼成後に、還元雰囲気中で更に焼成してもよい。焼成の温度は、前記焼成によって形成される導電層20の金属の結晶粒径が大きくなりすぎたり、ボイドが発生したりするのを抑制する観点から700度以下とすることができる。また熱処理温度の下限は、導電性インクに含有される金属粒子以外の有機物を塗布層から除去する目的を考慮して、150℃以上が好ましい。
また熱処理雰囲気としては、特に積層される金属粒子が極微細であることを考慮して、その酸化を良好に防止するため、例えばO濃度を1000ppm以下とするなど、O濃度を減少させた非酸化性の雰囲気とすることができる。更に、例えば水素を爆発下限濃度(3%)未満で含有させる等により還元性雰囲気とすることができる。
以上で、導電性インクによる筺体10上への塗布と、塗布層の熱処理によって3次元配線構造の製造工程が完了する。
以上のような構成からなる本発明の実施形態に係る3次元配線構造1及び3次元配線構造1の製造方法は以下の効果を奏する。
筺体10の表面に金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して導電層20を形成する構成とすることで、3次元形状領域Tに導電層20を直接形成することができる。よって所望の設計に合わせて導電層20を精度良く形成することができる共に、形状安定性のある導電層20とすることができる。従って良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造1(アンテナ装置2)を形成することができる。また筺体10の体積の利用効率を向上させることができる3次元配線構造の製造方法とすることができる。
またナノオーダーの金属粒子を用いることで、金属粒子密度が上がると共に、バインダーの凝集がなくなるため、導電層20の抵抗の低下を効果的に抑制することができる。よって一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造1(アンテナ装置2)を形成することができる。また3次元配線構造1(アンテナ装置2)の小型化、薄型化を容易に実現可能な3次元配線構造の製造方法とすることができる。
また筺体10への導電性インクの塗布工程を、CADデータを基にインクジェット印刷を用いて行う構成とすることで、3次元形状領域Tに所望の設計(長さ、幅、厚み等)に合わせて効率的に且つ精度良く導電層20を形成することができる。また導電層20の形成工程にマスクパターンを形成する工程やエッチング工程等が必要なく、製造工程の大幅な簡略化を実現することができる。従って製造工程の効率化と製造コストの省コスト化とを実現することができる3次元配線構造の製造方法とすることができる。また3次元形状領域Tにピンポイントで導電層20を形成することができることで、微細な導電層20を容易に形成することができ、高密度化が可能な導電層20とすることができる。よって一段と多機能化が可能であると共に、高周波用途に適した3次元配線構造1(アンテナ装置2)を形成することができる。また筐体10を形成する樹脂材料として所望の材料を任意に選択することができ、一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造1を形成することができる。特に3次元配線構造1を高周波用途に用いる場合、高周波特性に適した樹脂材料で筐体10を形成することができ、高周波特性の安定化を実現することができる3次元配線構造1を形成することができる。
更にインクジェット印刷を用いて導電性インクを筺体10へ塗布する構成とすることで、導電層20を構成する配線の長さや幅を段階的に(後付けで)増加させることができ、微調節を行いながら導電層20を形成することができる。より具体的には、詳しくは図示していないが、まず筺体10の表面に導電性インクを塗布、焼成して金属粒子を筺体10の表面に固着形成させることで、導電性インクからなる塗布層を形成する。その後、電気特性を測定し、所望の測定値を得られなかった場合、筺体10の表面及び導電性インク塗布層の表面に後付けで導電性インクを塗布、焼成して金属粒子を固着形成させ、所望の測定値を実現することができる導電層20を形成することができる。つまり電気特性を測定しながら導電層20を形成することができる。よって導電層20の微調節を容易に行うことができ、一段と良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造1(アンテナ装置2)を一段と効率的に且つ精度良く製造することができる。
また粘度が0.1Pa・s〜100Pa・sである導電性インクを用いる構成とすることで、一段と3次元形状領域Tに導電層20を直接形成し易いと共に、形状安定性に優れた導電性インクとすることができる。また特にインクジェット印刷に適した導電性インクとすることができる。よって一段と所望の設計(長さ、幅、厚み等)に合わせて効率的且つ高精度に導電層20を形成することができる。従って一段と製造効率の良い3次元配線構造の製造方法とすることができる。
また粒子径が1nm〜500nmである金属粒子を用いる構成とすることで、緻密な金属構造を備えた導電層20を形成することができる。よって一段と電気特性に優れた3次元配線構造1を形成することができる。また一段と3次元形状領域Tに導電層20を直接形成し易い導電性インクとすることができる。また特にインクジェット印刷に適した導電性インクとすることができる。よって一段と所望の設計(長さ、幅、厚み等)に合わせて効率的に導電層20を形成することができ、一段と製造効率の良い3次元配線構造の製造方法とすることができる。
またこのような効果を奏する3次元配線構造の製造方法を用いて3次元配線構造を製造することで、電気特性に優れた3次元配線構造1(アンテナ装置2)とすることができる。また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができる3次元配線構造1(アンテナ装置2)とすることができる。また小型化、薄型化を容易に実現可能な3次元配線構造1(アンテナ装置2)とすることができる。また多機能化が可能であると共に、高周波用途に適した3次元配線構造1(アンテナ装置2)とすることができる。
これに対して従来の3次元配線構造3(アンテナ装置4)は、図4に示すように、筺体50の3次元形状領域Tに接着剤(図示しない)を介して導電層62を備えたフレキシブルプリント配線板60を貼り付けることで形成されるものが一般的であった。
より具体的には、絶縁性樹脂からなる基材層61と、基材層61上に公知の形成方法(サブトラクティブ法等)を用いて配線パターンとして形成される導電性金属からなる導電層62と、基材層61及び導電層62を被覆する絶縁層(図示しない)とを備えてなるフレキシブルプリント配線板60を準備し、このフレキシブルプリント配線板60を筐体50の3次元形状に沿うように屈曲させた状態で接着剤(図示しない)を介して筐体50に貼り付けることで3次元配線構造3を形成するものが一般的であった。
このような構成においては、フレキシブルプリント配線板60を屈曲させてあることから、フレキシブルプリント配線板60がスプリングバックによって筐体50から剥離し易いと共に、良好な電気特性を実現し難いという問題があった。更に導電層62を形成するためにマスクパターンを形成する工程やエッチング工程が必要となることで、製造工程の効率化と製造コストの省コスト化とを実現することができないという問題があった。
このような問題に対して、従来、LDS(Laser Direct Structuring)法を用いて配線構造を形成するものがあった(図示していない)。
より具体的には、樹脂からなるベース材の3次元形状領域の表面に導電性金属層を形成した後、所定の配線パターン状にレーザーを照射し、レーザー照射部のみにめっきを析出させることで3次元配線構造を形成するものがあった。
このようなLDS法を用いた3次元配線構造の製造方法においては、筐体の3次元形状領域に立体的な配線構造を形成することができるというメリットはあるものの、筐体を形成する樹脂材料の材質がめっきを析出できる材質に限定されるという問題があった。例えば3次元配線構造を高周波用途に用いる場合、高周波特性には必ずしも適さない樹脂材料を使用せざるを得ないような場合があり、高周波特性の安定化を実現し難いという問題があった。
よって本発明の実施形態に係る3次元配線構造1及び3次元配線構造1の製造方法の構成とすることで、良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造とすることができる。また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができる3次元配線構造とすることができる。
また良好な電気特性を実現することができる3次元配線構造を製造することができる。また製造効率が良いと共に、製造コストの省コスト化を実現することができる3次元配線構造の製造方法とすることができる。
次に図3を参照して、本発明の実施形態に係る3次元配線構造及び該3次元配線構造の製造方法の変形例を説明する。
本変形例は、既述した本発明の実施形態に係る3次元配線構造1に対して、導電層の構成を変形させたものである。その他の構成は既述した本発明の実施形態に係る3次元配線構造1と同一である。
よって同一部材、同一機能を果たすものには同一番号、同一アルファベットを付し、以下の詳細な説明は省略するものとする。
より具体的には、本変形例に係る3次元配線構造5(アンテナ装置6)は、筺体10の表面に塗布される導電性インクからなる導電性インク層21と、導電性インク層21の表面に形成される導電性金属からなるめっき層22とで導電層20を形成する構成としてある。
つまり、まず既述した本発明の実施形態に係る3次元配線構造の製造方法と同様の工程により、筺体10の表面に金属粒子Pを含む導電性インクを塗布、焼成することで、導電性インクからなる導電性インク層21を形成する。
その後、導電性インク層21の表面に導電性金属を用いて無電解めっきを行う。
その後、図3(a)に示すように、筺体10、導電性インク層21、めっき層22の表面に既述した本発明の実施形態に係る3次元配線構造の製造方法と同様に絶縁層40を形成する。
以上の工程を経ることで、本変形例に係る3次元配線構造5(アンテナ装置6)が形成される。
なお無電解めっきを行う導電性金属としては、銅(Cu)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)等を用いることができるが、本実施形態における導電性インク層21との密着性及びコストを考慮すれば銅(Cu)を用いることが望ましい。
このように導電性インク層21の表面にめっき層22を形成する構成とすることで、図3(b)に摸式化して示すように、導電性インク層21に形成される空隙部Vがめっき層22によって充填される。
なお、ここで「充填」とは、少なくとも表面と連通する空隙部Vの底に筺体10が露出することなく、筺体10がめっき層22で覆われているという意味である。よってめっき層22は、導電性インク層21の空隙部Vを導電性インク層21の丁度表面まで面一状態に充填する他、表面には面一に満たない状態で充填される場合や、本変形例のように面一を超えて充填される場合も含むものである。
このように導電性インク層21に形成される空隙部Vがめっき層22によって充填されることで、導電層20の表面全面が導電性金属、即ち導電性物質からなる表面となり、緻密な導電層20を形成することができる。
従って一段と電気特性に優れた3次元配線構造5とすることができる。
但し、本変形例においては、筺体10を形成する樹脂材料の材質がめっきを析出できる材質であることが必要である。
なお本実施形態においては、3次元配線構造1を、電子機器に内蔵されるアンテナ装置2を形成する3次元配線構造としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、3次元配線構造1を備える装置はアンテナ装置2に限らず他の装置であってもよい。
また本実施形態においては、筺体10の形状に沿って塗布手段30を移動させることで3次元形状領域Tに導電性インクを塗布する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、塗布手段30を固定して筺体10自体を移動させることで3次元形状領域Tに導電性インクを塗布する構成としてもよい。
また本実施形態においては、筺体10に導電性インクを塗布する方法として、インクジェット印刷を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、スタンプ印刷やレーザー印刷等、他の印刷方法を用いる構成としてもよい。が、インクジェット印刷を用いることが望ましい。
また筺体10の形状も本実施形態のものに限るものではなく、適宜変更可能である。
本発明によれば、良好な電気特性と製造コストの省コスト化とを実現することができる3次元配線構造を形成することができることから、3次元配線構造を内蔵する電子機器の分野における産業上の利用性が高い。
1 3次元配線構造
2 アンテナ装置
3 3次元配線構造
4 アンテナ装置
5 3次元配線構造
6 アンテナ装置
10 筺体
20 導電層
21 導電性インク層
22 めっき層
30 塗布手段
40 絶縁層
50 筺体
60 フレキシブルプリント配線板
61 基材層
62 導電層
P 金属粒子
T 3次元形状領域
V 空隙部

Claims (5)

  1. 樹脂からなる筐体の表面のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電層を備えることを特徴とする3次元配線構造。
  2. 樹脂からなる筺体の表面に導電性金属からなる導電層を形成してなる配線構造の製造方法であって、前記筺体のうち、3次元形状をなす3次元形状領域に、金属粒子を含む導電性インクを塗布、焼成して前記導電性インク中の金属粒子を導電層として前記筺体の表面に固着形成させる導電層形成工程を少なくとも備えることを特徴とする3次元配線構造の製造方法。
  3. 前記導電層形成工程において、前記3次元形状領域に金属粒子を含む導電性インクを塗布する工程は、インクジェット印刷を用いて行うことを特徴とする請求項2に記載の3次元配線構造の製造方法。
  4. 前記導電性インクの粘度は、0.1Pa・s〜100Pa・sであることを特徴とする請求項2又は3に記載の3次元配線構造の製造方法。
  5. 前記金属粒子の粒子径は、1nm〜500nmであることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の3次元配線構造の製造方法。
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