JP2014002280A - レーザビーム走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光素子の光量を単一の受光素子によって制御しつつ、高品質な画像を得る。
【解決手段】複数の発光素子LDa,LDbからのレーザビームを受光する受光素子PDからの受光信号に基づいて複数の発光素子毎に同一の電流を生じせしめる振分け手段と、振分け手段で振り分けられた電流をそれぞれ変換して出力される複数の電圧と複数の発光素子毎の光量制御信号LDPCa,LDPCbとを比較する比較手段と、比較手段の出力に基づいて駆動手段からの電流に反映させる発光信号生成手段と、それぞれの光量制御信号と比較手段にて比較された出力との関係を示す第1のデータを、受光素子からの受光信号を振分け手段を通さずに、スキップ回路55を通じて出力された電圧とそれぞれの光量制御信号とを比較手段にて比較された出力との関係を示す第2のデータに基づいて補正する補正手段CPUとから構成されたレーザビーム走査装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、レーザビーム走査装置、特に、電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置に搭載されるレーザビーム走査装置に関する。
一般に、電子写真方式による画像形成装置においては、感光体上に静電潜像を形成するために、レーザダイオードから放射されるレーザビームにて感光体上を走査している。近年では、高密度走査や高速走査の要求から、複数のレーザダイオードからそれぞれ出力されたレーザビームで走査する、いわゆるマルチビーム方式が用いられている。しかし、マルチビーム方式では、それぞれのレーザダイオードの光量に微妙な差を生じており、光量をモニターしつつ光量制御信号に補正をかけている。各レーザダイオードの光量を検出するには単一のフォトダイオードを用いるのがコストの面から好ましい。
特許文献1では、単一の光量センサからの出力信号を制御手段のいずれかに切り換えて入力する信号切換え手段を設けることが提案されている。特許文献2では、光出力検出手段の検出値に対して記憶されている補正係数に応じた補正を行うことが提案されている。特許文献3では、受光信号を増幅する手段で生じるオフセットを除去するための補償電流を流すことを提案している。
しかしながら、単一の受光素子からの受光出力を複数の発光素子の光量制御に用いるため、各発光素子ごとに振り分ける振分け回路を備えている場合、振分け回路でどうしても誤差を生じてしまい、画像に筋状のノイズが発生する問題点を有している。
特開平7−199096号公報 特開平9−048152号公報 特開2005−064001号公報
本発明の目的は、複数の発光素子の光量を単一の受光素子でモニターして各発光素子の光量を制御する場合でも高品質な画像を得ることのできるレーザビーム走査装置を提供することにある。
本発明の一形態であるレーザビーム走査装置は、
複数の発光素子からそれぞれ放射されるレーザビームにて感光体上を走査するレーザビーム走査装置において、
それぞれレーザビームを放射する複数の発光素子と、
前記複数の発光素子をそれぞれ変調駆動する駆動手段と、
前記発光素子から放射されたレーザビームを受光する受光素子と、
前記受光素子からの受光信号を入力され、該受光信号に基づいて前記複数の発光素子ごとに、同一の電流を生じせしめる振分け手段と、
前記振分け手段で振り分けられた電流をそれぞれ複数の電圧に変換して出力する端子と、
前記端子から出力される電圧と前記複数の発光素子ごとの光量制御信号とを比較する比較手段と、
前記比較手段にて比較された出力に基づいて前記駆動手段から前記複数の発光素子ごとに印加する電流に反映させる発光信号生成手段と、
それぞれの前記光量制御信号と、それぞれの前記比較手段にて比較された出力との関係を示す第1のデータと、
前記受光素子からの受光信号を、前記振分け手段を通すことなく、前記端子のいずれかに入力させるスキップ回路と、
それぞれの前記光量制御信号と、前記スキップ回路を通じて前記端子から出力された電圧とそれぞれの前記光量制御信号とを前記比較手段にて比較された出力との関係を示す第2のデータと、
前記第2のデータに基づいて前記第1のデータを補正し、前記光量制御信号を補正する補正手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記レーザビーム走査装置においては、スキップ回路を備えることによって、受光素子からの受光信号を、振分け手段を通すことなく、モニター電流をそれぞれ複数の電圧に変換して出力する端子に入力させる。この入力に基づいて生成された第2のデータによって第1のデータを補正し、光量制御信号を補正することにより、振分け手段を通すことによる誤差の影響が排除される。これにて、画像に筋状のノイズが発生するなどの不具合が除去される。
本発明によれば、複数の発光素子の光量を単一の受光素子でモニターして各発光素子の光量を制御する場合でも高品質な画像を得ることができる。
画像形成装置を示す概略構成図である。 前記画像形成装置に搭載されているレーザビーム走査ユニットの概略構成を示す斜視図である。 前記レーザビーム走査ユニットの制御部を示すブロック図である。 前記制御部を構成する光量制御部の詳細を示すブロック図である。 光量制御に用いるデータ(25℃の場合)を示すグラフである。 光量制御に用いるデータ(35℃の場合)を示すグラフである。 制御手順(メインルーチン)を示すフローチャート図である。 制御手順(プリント前調整のサブルーチン)を示すフローチャート図である。 制御手順(プリント処理のサブルーチン)を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係るレーザビーム走査装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置10(複写機やプリンタ)であって、感光体ドラム11を中心として構成されている。即ち、感光体ドラム11の周囲に、その回転方向Aに沿って、帯電チャージャ12、レーザビーム走査ユニット13、現像ユニット14、転写チャージャ15、分離チャージャ16、残留トナーのクリーニングユニット17、残留電化のイレーサランプ18が配置されている。さらに、現像ユニット14の直後には、感光体ドラム11上に形成されたトナー濃度を検出するための濃度センサ21が配置されている。
画像データは図示しない画像読取り装置(スキャナ)あるいはコンピュータなどから画像データとして画像メモリ35(図3参照)に送信され、これらの画像データに基づいてレーザビーム走査ユニット13が駆動され、感光体ドラム11上に静電潜像を形成し、さらに現像ユニット14で現像することによりトナー画像を形成する。このような電子写真方式による画像形成プロセスは周知であり、その説明は省略する。
用紙Pは図示しない給紙部から1枚ずつ矢印B方向に搬送され、用紙検出センサ19で検出されたことをトリガとして前記画像形成プロセスが開始される。用紙Pは感光体ドラム11からトナー画像を転写された後、定着ユニット20に送り込まれ、トナーに対して加熱定着が施される。
(レーザビーム走査ユニット、図2参照)
レーザビーム走査ユニット13は、図2に示すように、光源部300(半導体レーザアレイ301、コリメータレンズ304、第1シリンドリカルレンズ311とからなる)と、所定の回転数で回転駆動されるポリゴンミラー312と、走査レンズ313と、第2シリンドリカルレンズ314とで構成されている。さらに、主走査方向の同期信号(水平同期信号とも記す)を得るためにビームを水平同期センサ(フォトダイオード)316に導くための平面ミラー315及び図示しない集光用レンズが設置されている。この水平同期センサ316は感光体ドラム11と光学的に等価な位置に設置されている。
半導体レーザアレイ301は独立して発光駆動可能な二つの発光素子LDa,LDbを有し(説明の簡略化のために二つの発光素子として説明するが、それ以上の発光素子を有していてもよい)、各発光素子LDa,LDbは副走査方向Zに所定の間隔で配置されている。各発光素子LDa,LDbから放射されたレーザビームは、コリメータレンズ304で平行光に変換され、第1シリンドリカルレンズ311でポリゴンミラー312に主走査方向Yに平行な線状に結像される。これらのビームは、ポリゴンミラー312の回転に基づいて主走査方向Yに等角速度で偏向され、走査レンズ313を透過することでfθ特性を与えられ、かつ、必要な収差を補正され、第2シリンドリカルレンズ314を透過することでポリゴンミラー312に面倒れ誤差を補正され、感光体ドラム11上で結像する。レーザビームによる主走査方向Yの走査と感光体ドラム11の回転(副走査)にて、感光体ドラム11上に2次元の静電潜像が形成される。
ポリゴンミラー312で偏向されて走査レンズ313及び第2シリンドリカルレンズ314を透過したビームのうち主走査方向Yの先頭部分のビームは、ミラー315で反射され、水平同期センサ316で受光されることで、水平同期信号が生成される。また、この水平同期信号に同期して画像メモリ35(図3参照)が制御され、画像データが変調信号として半導体レーザアレイ301の駆動回路33に送られる。
(制御部、図3参照)
次に、前記レーザビーム走査ユニット13の制御部の構成を図3を参照して説明する。この制御部は、概略、CPU30と駆動用クロック発生回路31とドットクロック回路32とLD駆動回路33を含む光量制御部34と画像メモリ35とで構成されている。CPU30は、ポリゴンミラー312の駆動モータ3の制御を行い、水平同期センサ316に入射したビームが光電変換されて信号SOSとしてCPU30に入力される。CPU30はこの信号SOSをデジタル化して同期信号HSYNCを生成する。さらに、CPU30には用紙検出センサ19からの画像要求信号TOD、濃度センサ21からの濃度信号IDが入力される。
さらに、CPU30は、半導体レーザアレイ301の各発光素子LDa,LDbの発光光量を制御する信号LDPCa,LDPCbをLD駆動回路33へ出力し、それぞれの発光素子LDa,LDbに択一的に水平同期信号を得るための発光を制御する。選択された水平同期信号を得るための発光信号S/Ha,S/Hbのいずれかと水平同期センサ316に入射したビームが光電変換された信号SOSとで論理和回路が形成され、発光信号S/Ha,S/Hbのいずれかがインアクティブのときの同期信号は、ノイズとしてキャンセルされる。また、それぞれのビームで感光体ドラム11上に露光、現像された所定のパターンを濃度センサ21によって測定することができる。
CPU30は、画像メモリ35に対して、水平同期信号HSYNCと画像要求信号TODを出力する。画像メモリ35は、副走査カウンタを搭載しており、画像要求信号TODをトリガに水平同期信号HSYNCをカウントし、主走査方向のレジストも合わせて、画像データDATAa,DATAbをLD駆動回路33に出力する。この画像データDATAa,DATAbは、CPU30によって、各発光素子LDa,LDbの主走査方向Yの相対位置に応じて感光体ドラム11上の主走査方向Yの位置を調整される。
また、光量制御部34には、前記LD駆動回路33に加えて、光量メモリ36及び温度センサ37が設置されている。光量メモリ36は、光量制御信号LDPCと光量との関係を示す第1のデータ及び第2のデータ(後述する)を記憶する。光量メモリ36はCPU30と通信することで、読出し、書込みが行われる。温度センサ37は光量制御部34内の温度を検出し、その出力信号はCPU30に入力される。
さらに、CPU30には、プリント処理のための種々の機器、センサ類が接続されており、画像形成に関する種々の制御をも行う。
(光量制御部、図4参照)
次に、光量制御部34の詳細を図4を参照して説明する。半導体レーザアレイ301は、二つの発光素子LDa,LDbのそれぞれの光量を検出するための受光素子(フォトダイオードPD)が内蔵されている。感光体ドラム11への描画は、発光素子LDa,LDbによって1走査で2ライン同時に行われる。
フォトダイオードPDから出力される受光信号は振分け回路(カレントミラー回路)51に入力される。振分け回路51の出力側は、電源に接続された抵抗VRa,VRbと比較回路OPa,OPbの入力端子A1,A2に接続されている。この振分け回路51は、入力された受光信号に基づいて発光素子LDa,LDbごとに、同一の電流を生じせしめ、振り分けた電流をそれぞれ複数の電圧に変換して端子A1,A2に出力する。端子A1,A2は比較回路OPa,OPbの一方入力端子であり、比較回路OPa,OPbの他方入力端子B1,B2には光量制御信号LDPCa,LDPCbが入力される。
比較回路OPa,OPbの出力側と発光素子LDa,LDbのドライバー53a,53bとの間には、サンプルホールド回路52a,52bと容量CSHa,CSHbからなる負帰還回路が接続されている。ドライバー53a,53bには画像データDATAa,DATAbが入力される。
また、光量制御部34には、振分け回路51の出力側及び前記端子A1,A2に接続されている端子VPDINa,VPDINbを切換え可能、かつ、中立位置にも設定可能な機械的な接点56からなるスキップ回路55を備えている。このスキップ回路55にはフォトダイオードPDから出力される受光信号が入力される。
LD駆動回路33の通常動作での発光素子LDa,LDbの光量調整は、スキップ回路55の接点56を中立位置に設定した状態で行われる。即ち、光量調整を行う発光素子LDa,LDbの発光信号S/Ha,S/Hbのいずれかをアクティブにし、アクティブになった方は負帰還回路が形成され、従来から周知の自動パワー制御が働く。詳しくは、光量調整電圧LDPCa,LDPCbと、フォトダイオードPDからの出力電流を抵抗VRa,VRbに流して生じる電圧とを、比較回路OPa,OPbで比較する。そのときの差分は、サンプルホールド回路52a,52bに外付けの容量CSHa,CSHbにチャージ又はディスチャージされ、出力端子LOUTa,LOUTbから発光素子LDa,LDbに出力される駆動電流が調整される。
ところで、前記の調整が行われる場合に、フォトダイオードPDからの電流をLD駆動回路33内で発光素子LDa,LDbごとにスイッチさせる、あるいは、同一の電流を両方に供給するのは振分け回路51にて行われる。しかし、フォトダイオードPDの電流が微小(通常、1μm以下)であるため、振分け回路51での誤差が重畳されてしまい、自動パワー制御にこの誤差が重畳した状態で駆動電流が発光素子LDa,LDbへ出力されてしまう。
そこで、本実施例では、光量補正時には、フォトダイオードPDからの出力を、振分け回路51には流すことなく、スキップ回路55を通じて、比較回路OPa,OPbの+端子であるA1,A2のいずれかに供給することにした。これにより、振分け回路51内の誤差に影響されることなく、発光素子LDa,LDbの光量を適切に補正することができる。即ち、複数の発光素子の光量を単一の受光素子でモニターして各発光素子の光量を制御する場合でも高品質な画像を得ることができる。
(光量補正、図5及び図6参照)
図5(A)は、光量制御部34内の温度が25℃の場合における、光量調整電圧LDPCaと発光素子LDaの光出力(mW)との関係を示している。光出力は光量センサ38(図4参照)にて測定している。同様に、図5(B)は、光量制御部34内の温度が25℃の場合における、光量調整電圧LDPCbと発光素子LDbの光出力(mW)との関係を示している。なお、縦軸は、光出力でなくても、それを表わすサンプルホールド回路52a,52bの外付け容量CSHa,CSHbの電圧であってもよい。
図5(A),(B)において、線分Xは振分け回路51を通じた場合の通常制御時のデータ(第1のデータ)であり、線分Yはスキップ回路55を通じた場合の補正用のデータ(第2のデータ)である。第2のデータ(線分Y)ではその延長線が原点を指しており、所望の光出力が得られている。しかし、第1のデータ(線分X)では振分け回路51の誤差により、所望の光出力が得られていない。そこで、第1及び第2のデータを光量メモリ36に記憶させておき、所望の光量Lを出力するには、LDPCaをM1ではなく、M2とするように補正する。この補正は、発光素子LDa,LDbごとに行う。また、光量メモリ36には、第2のデータによって補正された第1のデータを記憶させるようにしてもよい。
また、図6(A),(B)も、光量制御部34内の温度が35℃の場合における光量調整電圧と発光素子の光出力との関係を同様に示している。従って、温度が35℃の場合は図6(A),(B)における第1及び第2のデータを用いて光量制御を行うことになる。それ以外の温度に対しても第1及び第2のデータを作成しておき、同様の補正を行う。
(制御手順、図7〜図9参照)
図7に電源投入時にCPU30が実行するメインルーチンを示す。電源が投入されると、まず、CPU30のRAMやタイマ及び制御用の各種パラメータなどの初期化を実行する(ステップS1)。次に、1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセットし(ステップS2)、プリント前調整(ステップS3)及び画像メモリ処理(ステップS4)を実行する。続いて、プリント処理(ステップS5)を実行し、紙詰まりの検出などのその他の処理(ステップS6)を実行した後、内部タイマの終了を待って(ステップS7でYES)、前記ステップS2に戻る。
図8に前記ステップS3で実行するプリント前調整のサブルーチンを示す。ここでは、スキップ回路55を発光素子LDa,LDbを択一でアクティブにし(ステップS31)、光出力に関する前記第2のデータを取得する(ステップS32)。次に、スキップ回路55をインアクティブにして通常状態に戻し(ステップS33)、光出力に関する前記第1のデータを取得する(ステップS34)。そして、光量メモリ36にそれらのデータを格納し(ステップS35)、メインルーチンに戻る。
図9に前記ステップS5で実行するプリント処理のサブルーチンを示す。ここでは、要求される光量調整電圧LDPCa,LDPCbを受ける(ステップS51)。そして、光量メモリ36から前記第1及び第2のデータを読み出し(ステップS52)、図5及び図6で説明したようにLDPCa,LDPCbを補正する(ステップS53)。その後、プリント処理に必要なその他の設定を行い(ステップS54)、メインルーチンに戻る。
(他の実施例)
なお、本発明に係るレーザビーム走査装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、図2に示した走査光学系の構成や図3に示した制御部の構成などは任意である。また、本発明は、モノクロ画像形成装置に限らず、カラー画像形成装置に適用することも可能である。
以上のように、本発明は、レーザビーム走査装置に有用であり、特に、複数の発光素子の光量を単一の受光素子でモニターして各発光素子の光量を制御する場合でも高品質な画像を得ることができる点で優れている。
11…感光体ドラム
13…レーザビーム走査ユニット
30…CPU
33…LD駆動回路
34…光量調整部
36…光量メモリ
37…温度センサ
35…画像メモリ
51…振分け回路
55…スキップ回路
301…半導体レーザアレイ
LDa,LDb…発光素子
PD…フォトダイオード(受光素子)
A1,A2…端子
OPa,OPb…比較回路

Claims (5)

  1. 複数の発光素子からそれぞれ放射されるレーザビームにて感光体上を走査するレーザビーム走査装置において、
    それぞれレーザビームを放射する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子をそれぞれ変調駆動する駆動手段と、
    前記発光素子から放射されたレーザビームを受光する受光素子と、
    前記受光素子からの受光信号を入力され、該受光信号に基づいて前記複数の発光素子ごとに、同一の電流を生じせしめる振分け手段と、
    前記振分け手段で振り分けられた電流をそれぞれ複数の電圧に変換して出力する端子と、
    前記端子から出力される電圧と前記複数の発光素子ごとの光量制御信号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段にて比較された出力に基づいて前記駆動手段から前記複数の発光素子ごとに印加する電流に反映させる発光信号生成手段と、
    それぞれの前記光量制御信号と、それぞれの前記比較手段にて比較された出力との関係を示す第1のデータと、
    前記受光素子からの受光信号を、前記振分け手段を通すことなく、前記端子のいずれかに入力させるスキップ回路と、
    それぞれの前記光量制御信号と、前記スキップ回路を通じて前記端子から出力された電圧とそれぞれの前記光量制御信号とを前記比較手段にて比較された出力との関係を示す第2のデータと、
    前記第2のデータに基づいて前記第1のデータを補正し、前記光量制御信号を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とするレーザビーム走査装置。
  2. 前記スキップ回路は、切換え可能な機械的な接点で構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のレーザビーム走査装置。
  3. 前記第1のデータ及び前記第2のデータ、又は、前記第2のデータによって補正された前記第1のデータを記憶する記憶手段を備えたこと、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザビーム走査装置。
  4. 前記補正手段は前記複数の発光素子ごとに前記光量制御信号を補正すること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザビーム走査装置。
  5. 前記第1のデータ及び前記第2のデータは、装置内の温度に応じて作成されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のレーザビーム走査装置。
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