JP2014002216A - 電力供給制御装置、画像処理装置、電力管理制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】「自動復帰モード」では、第2の人感センサ30で移動体を検出しなくなった時点で(符号A4参照)、センサタイマを起動し、予め定めた時間(時間幅t1参照)が経過した時点で、第2の人感センサ30及び各デバイスへの電力供給を遮断し、節電モードとする(符号A5参照)。一方、自動復帰解除モードでは、第2の人感センサ30で移動体を検出しなくなった時点で(符号B5参照)、直接各デバイスへの電力供給を遮断し、その後、第1の人感センサ28で移動体を検出しなくなった時点で(符号B6参照)、第2の人感センサ30への電力供給を遮断し、節電モードとする。
【選択図】図9
Description
図3は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
図4は、電力を受けることで動作可能であり、かつ、前記メインコントローラ200によって制御される動作対象(以下において、「処理部」、「デバイス」、「モジュール」等と称する場合もある)、並びにメインコントローラ200、並びに各デバイスへ電力を供給するための電源装置202の電源ラインを主体とした概略構成図である。本実施の形態では、画像処理装置10が処理部単位で電力供給又は非供給が可能となっている(部分節電制御)。なお、処理部単位の部分節電は一例であり、処理部をいくつかのグループに分類しグループ単位で節電の制御を行ってもよい。
図4に示される如く、メインコントローラ200は、CPU204、RAM206、ROM208、I/O(入出力部)210、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス212を有している。I/O210には、UIタッチパネル216(バックライト部216BLを含む)が接続されている。また、I/O210には、ハードディスク(HDD)218が接続されている。ROM208やハードディスク218等に記録されているプログラムに基づいて、CPU204が動作することによって、メインコントローラ200の機能を実現する。なお、該プログラムを格納した記録媒体(CD、DVD、BD(ブルーレイディスク)、USBメモリ、SDメモリ等)から該プログラムをインストールし、これに基づいてCPU204が動作することにより画像処理機能を実現してもよい。
図4に示される如く、商用電源242から引き込まれた入力電源線244は、メインスイッチ246に接続されている。メインスイッチ246がオンされることで、第1の電源部248及び、第1のサブ電源スイッチ256を介して第2の電源部250へ電力供給が可能となる。
ここで、本実施の形態のメインコントローラ200は、必要最小限の電力消費となるように、部分的にその機能を停止させる場合がある(部分節電)。或いは、メインコントローラ200の大部分を含め、電力の供給を停止させる場合がある(「スリープモード(節電モード))。
また、図4に示される如く、メインコントローラ200のI/O210には、節電制御ボタン26(単に、「節電ボタン26」という場合がある。)が接続されており、節電中に使用者がこの節電制御ボタン26を操作することで、スリープモードが解除可能となっている。なお、この節電制御ボタン26には、処理部に電力が供給されているときに操作されることで、当該処理部の電力供給を強制的に遮断し、節電状態にする機能を併せ持つ。また、メインコントローラ200のI/O210には、ICカードリーダー217が接続されている。
ところで、スリープモード時に使用者が画像処理装置10の前に立ち、その後に節電制御ボタン26を操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
本実施の形態に係る第1の人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲(例えば、1m〜5mの範囲)において、移動体の動きを検出するものである。この場合、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である(焦電型センサ)。本実施の形態では、第1の人感センサ28として焦電型センサを適用している。
一方、本実施の形態に係る第2の人感センサ30の仕様は、移動体の有無(存在・不存在)を検出するものが適用されている。この第2の人感センサ30に適用されるセンサは、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等が代表的である(反射型センサ)。なお、投光部と受光部とが分離された形態であってもよい。
図7に示される如く、画像処理装置10は、画像読取装置238と、画像形成装置240等が筐体300に覆われており、第1の人感センサ28(第2の人感センサ30を含む)は、当該筐体300における、縦長矩形状のピラー部302に取り付けられている。ピラー部302は、前記画像読取装置238を覆う上筐体300Aと画像形成装置240を覆う下筐体300Bとを連結する部分であり、その内部は記録用紙搬送系等が組み付けられている。
本実施の形態では、第2の人感センサ30は、常時、電力供給を受けていない。第2の人感センサ30は、第1の人感センサ28が管轄する図6の第1の領域Fに移動体(使用者)が進入した時点で電力が供給されて動作を開始し、その後、この第2の人感センサ30が管轄する図6の第2の領域Nに移動体(使用者)が進入した時点でスリープモードからスタンバイモードへの立ち上げを指示する。
(自動復帰モードの有効及び無効)
前述したように、第1の人感センサ28及び第2の人感センサ30を用いて、移動体の接近を監視し、電力供給を制御することを「自動復帰モード」と定義している。本実施の形態では、「自動復帰モード」の有効/無効を選択可能としている。
まず、図5に基づき、画像処理装置10における、各モード状態と、当該モード状態の移行の契機となる事象を示したタイミングチャートを示す。
ここで、本実施の形態では、「自動復帰モード」を有効又は無効にする選択が可能である。「自動復帰モード」が有効とされている場合、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30に依存して、スリープモードから復帰が実行される。以下、スリープモードからの復帰の詳細な流れを説明する。
図9(A)は「自動復帰モード」(有効)のタイミングチャートである。なお、以下に示すそれぞれの文末の符号は、図9(A)に記載した時間的な位置を示すものである。
(自動復帰モード無効時制御)
次に、図9(B)は「自動復帰解除モード」(無効)のタイミングチャートである。なお、以下に示すそれぞれの文末の符号は、図9(B)に記載した時間的な位置を示すものである。
10 画像処理装置
20 ネットワーク通信回線網
21 PC
22 電話回線網
24 節電中監視制御部
26 節電制御ボタン
28 第1の人感センサ
30 第2の人感センサ
30A 検出部
30B 回路基板部
30IN 受光部
30OUT 投光部
200 メインコントローラ
201 信号ハーネス
202 電源装置
204 CPU
206 RAM
208 ROM
210 I/O(入出力部)
212 バス
216 UIタッチパネル
216TP タッチパネル部
216BL バックライト部
218 ハードディスク
220 タイマ回路
222 通信回線I/F
236 ファクシミリ通信制御回路
238 画像読取部
240 画像形成部
242 商用電源
243 配線プレート
244 入力電源線
245 コンセント
246 メインスイッチ
248 第1の電源部
250 第2の電源部
248A 制御用電源生成部
252 電源供給制御回路
254 電源線
256 第1のサブ電源スイッチ(「SW−1」)
250H 24V電源部(LVPS2)
250L 5V電源部(LVPS1)
258 画像読取部電源供給部
260 画像形成部電源供給部
264 ファクシミリ通信制御回路電源供給部
266 UIタッチパネル電源供給部
268 第2のサブ電源スイッチ(「SW−2」)
270 第3のサブ電源スイッチ(「SW−3」)
274 第4のサブ電源スイッチ(「SW−4」)
276 第5のサブ電源スイッチ(「SW−5」)
280 移動形態判定部
282 バックライト輝度調整部
304 カバー部材
304A 面取り部
304B 貫通孔
306 ベース部材
310 スリット孔
Claims (8)
- 電力の供給を受けて動作する動作対象を備えた処理装置本体の周辺において、移動中の移動体を検出可能であり、少なくとも検出可能距離が相対的に長短の関係を持つ少なくとも2種類の移動体検出手段と、
予め定めた条件が成立した場合に、前記動作対象へ電力を供給する電力供給状態、或いは電力供給を遮断する電力供給遮断状態の何れかの状態に遷移させる状態遷移手段と、
前記状態遷移手段により電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件を成立させるために操作する手動復帰操作手段と、
前記移動体検出手段の内、検出距離が長い一方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、検出距離が短い他方の移動検出手段による検出を開始し、かつ前記他方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、前記状態遷移手段による前記電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件の成立とする自動復帰制御手段と、
前記自動復帰制御手段の機能を有効とする又は無効とするかを選択する選択手段と、
前記状態遷移手段により電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移する時期として、前記他方の移動体検出手段で移動体を検出しなくなってから予め設定した時間が経過した時点とする電力供給遮断制御手段と、
前記電力供給遮断制御手段において、前記選択手段で前記自動復帰制御手段の無効が選択されているときは、当該自動復帰制御手段の有効が選択されているときよりも、前記予め設定した時間を短く設定する時間設定手段と、
を有する電力供給制御装置。 - 電力の供給を受けて動作する動作対象を備えた処理装置本体の周辺において、移動中の移動体を検出可能であり、少なくとも検出可能距離が相対的に長短の関係を持つ少なくとも2種類の移動体検出手段と、
予め定めた条件が成立した場合に、前記動作対象へ電力を供給する電力供給状態、或いは電力供給を遮断する電力供給遮断状態の何れかの状態に遷移させる状態遷移手段と、
前記状態遷移手段により電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件を成立させるために操作する手動復帰操作手段と、
前記移動体検出手段の内、検出距離が長い一方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、検出距離が短い他方の移動検出手段による検出を開始し、かつ前記他方の移動体検出手段で移動体を検出した時点で、前記状態遷移手段による前記電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移するときの前記条件の成立とする自動復帰制御手段と、
前記状態遷移手段により電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移する時期として、前記他方の移動体検出手段で移動体を検出しなくなってから予め設定した時間が経過した時点とする電力供給遮断制御手段と、
前記電力供給遮断制御手段において、前記手動復帰操作手段で復帰したときは、当該自動復帰制御手段で復帰したときよりも、前記予め設定した時間を短く設定する時間設定手段と、
を有する電力供給制御装置。 - 前記自動復帰制御手段の機能を有効とする又は無効とするかを選択する選択手段をさらに有する請求項2記載の電力供給制御装置。
- 前記一方の移動体検出手段が、相対的に広範囲の検出領域で移動体の進入を検出する焦電型センサであり、前記他方の移動体検出手段が、相対的に狭範囲の検出領域で前記処理装置に接近する使用者の接近を検出する反射型センサである請求項1〜請求項3の何れか1項記載の電力供給制御装置。
- 前記焦電型センサには常に電力が供給され、前記反射型センサは前記焦電型センサにより移動体の進入を検出した時点で電力が供給される請求項4記載の電力供給制御装置。
- 前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記画像処理装置本体が動作対象として、原稿画像から画像を読み取る画像読取処理部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成処理部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送受信するファクシミリ通信処理部、の少なくとも1つの処理部を含む画像処理装置。
- コンピュータに、
自動復帰制御が有効とされている場合に、移動体検出手段で移動体を検出した時点で、動作対象を電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移させ、
移動体検出手段で移動体を検出しなくなってから予め設定した時間が経過した時点で、電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移させ、
前記自動復帰制御が無効とされているときは、当該自動復帰制御が有効とされているときよりも、電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移させるときの前記予め設定した時間を短く設定する、
ことを実行させる電力供給制御プログラム。 - コンピュータに、
自動復帰制御が有効とされている場合に、移動体検出手段で移動体を検出した時点で、動作対象を電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移させ、
移動体検出手段で移動体を検出しなくなってから予め設定した時間が経過した時点で、電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移させ、
前記自動復帰制御によらず手動操作で前記動作対象を電力供給遮断状態から電力供給状態へ遷移させた場合は、当該自動復帰制御が有効とされているときよりも、電力供給状態から電力供給遮断状態へ遷移させるときの前記予め設定した時間を短く設定する、
ことを実行させる電力供給制御プログラム。
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