JP2014001663A - 液体供給装置 - Google Patents

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裕之 村岡
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Abstract

【課題】液体供給装置の液体吐出特性を向上する。
【解決手段】液体供給装置10aは一次側ポンプ11と二次側ポンプ12とを有している。一次側ポンプ11は一次側ポンプ室17を有する一次側ポンプ部材としてのチューブフラム14を有している。二次側ポンプ12は二次側ポンプ室27を有する二次側ポンプ部材としてのチューブフラム24を有している。一次側ポンプ室17から二次側ポンプ室27に液体を吐出する一次側ポンプ11の吐出動作時に二次側ポンプ室27に液体を吸入しながら二次側吐出口29から液体を吐出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬液等の液体を被塗布物に供給する液体供給装置に関する。
半導体集積回路装置や液晶パネル等の技術分野においては、フォトレジスト液等の液体を被塗布物に供給するために液体供給装置が使用されている。この液体供給装置は、容器と塗布具とを連通させる配管やホース等からなる流路に設けられ、容器内に収容された液体を塗布具つまり塗布ノズルから被塗布物に吐出する。液体供給装置はチューブフラム型やプランジャ型のポンプを有しており、ポンプによるポンプ室の膨張収縮動作によって液体が被塗布物に供給される。
容器内の液体を塗布具に連続的に供給するために、特許文献1には、並列に配置された2つのチューブフラム型のポンプを有するポンプシステムが記載されており、両方のポンプを交互に駆動して液体を塗布具に連続的に供給するようにしている。特許文献2には、並列に配置された2つのプランジャ型のポンプを有する多連式プランジャポンプが記載されており、両方のポンプを交互に駆動して液体を塗布具に連続的に供給するようにしている。このように、2つのポンプを並列に配置したポンプシステム等においては、一方のポンプが吐出動作を行っているときには、他方のポンプが吸入動作を行うことにより、容器内の液体を連続的に塗布具に供給することができる。
特開平11−117872号公報 特開2001−234850号公報
2つのポンプを並列に配置したポンプシステム等の液体供給装置においては、容器に接続された上流側の流路に分岐して設けられた流入側の分岐流路が両方のポンプの流入口にそれぞれ取り付けられる。一方、塗布具に接続される下流側の流路には、両方のポンプの吐出口にそれぞれ取り付けられる合流流路が接続される。このように、2つのポンプが並列に配置された液体供給装置においては、分岐流路と合流流路とがポンプの回りに配置されるので、配管等からなる流路の這い回しが複雑となる。このため、液体供給装置のメンテナンス時の操作性が悪くなるだけでなく、液体内に気泡が混入していると、気泡が流路内に滞留してしまい、気泡の抜けが悪くなる。気泡の抜けが悪くなると、塗布具からの吐出精度が悪くなる。
本発明の目的は、液体供給装置の液体吐出精度を向上することにある。
本発明の液体供給装置は、一次側流入口と一次側吐出口とに連通する一次側ポンプ室を有し、前記一次側ポンプ室に流入した液体を前記一次側吐出口から吐出する一次側ポンプ部材が設けられた一次側ポンプと、前記一次側吐出口に接続される二次側流入口と二次側吐出口とに連通する二次側ポンプ室を有し、前記一次側ポンプ室から前記二次側ポンプ室に流入した液体を前記二次側吐出口から吐出する二次側ポンプ部材が設けられた二次側ポンプと、前記一次側ポンプ室へ液体を吸入する前記一次側ポンプの吸入動作時に前記二次側ポンプ室の液体を前記二次側吐出口から吐出し、前記一次側ポンプ室から前記二次側ポンプ室に液体を吐出する前記一次側ポンプの吐出動作時に、前記一次側ポンプ室の吐出流量が前記二次側ポンプ室の吸入流量よりも大きく、前記一次側ポンプ室の吐出流量と二次側ポンプ室の吸入流量の差の分の流量を前記二次側吐出口から吐出するポンプ駆動部材とを有することを特徴とする。
液体供給装置においては、一次側ポンプの一次側吐出口と二次側ポンプの二次側流入口とを連通して一次側ポンプと二次側ポンプとが接続されている。一次側ポンプの吸入動作時に二次側ポンプを吐出動作させ、一次側ポンプの吐出動作時に二次側ポンプに液体を吸入つまり注入しながら二次側ポンプから液体が吐出される。一次側ポンプと二次側ポンプには、分岐流路や合流流路が設けられておらず、一次側流入口から二次側吐出口まで連なった流路となっているので、液体供給過程においては、液体が流路内を滞留することなく、液体内に気泡が混入されていても、流路内に気泡が滞留することを防止できる。
一実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 液体供給装置におけるポンプの吐出動作と吸入動作の基本概念を示す概略図である。 液体供給装置におけるポンプの吐出動作と吸入動作による塗布具への液体の供給動作を示すタイムチャートである。 塗布具への液体の供給動作の変形例を示すタイムチャートである。 他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。 さらに他の実施の形態である液体供給装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図示するそれぞれの実施の形態においては、共通性を有する部材には同一の符号が付されている。
図1に示される液体供給装置10aは、一次側ポンプ11とこれに直列に接続される二次側ポンプ12とを有している。一次側ポンプ11は管状のポンプケース13とこの内部に組み込まれる管状の一次側ポンプ部材としてのチューブフラム14とを有している。チューブフラム14の一端部には流入側の端板15が取り付けられ、他端部には流出側の端板16が取り付けられている。チューブフラム14の内部は一次側ポンプ室17となっており、一次側ポンプ室17は端板15に形成された一次側流入口18と、端板16に形成された一次側吐出口19とに連通している。チューブフラム14の外側とポンプケース13の内側との間には駆動室21が形成されている。
二次側ポンプ12は、一次側ポンプ11と同様に、管状のポンプケース23とこの内部に組み込まれる管状の二次側ポンプ部材としてのチューブフラム24とを有している。チューブフラム24の一端部には流入側の端板25が取り付けられ、他端部には流出側の端板26が取り付けられている。チューブフラム24の内部は二次側ポンプ室27となっており、二次側ポンプ室27は端板25に形成された二次側流入口28と、端板26に形成された二次側吐出口29とに連通している。チューブフラム24の外側とポンプケース23の内側との間には駆動室22が形成されている。
一次側ポンプ11の一次側吐出口19は、連通側流路30により二次側ポンプ12の二次側流入口28に接続されている。一次側流入口18には吸入流路31が接続され、二次側吐出口29には吐出流路32が接続される。吸入流路31の先端部は、液体Lを収容する容器33に接続され、吐出流路32の先端には液体Lを被塗布物に供給する塗布具34が設けられている。例えば、この液体供給装置10aが半導体集積回路装置を製造するために、フォトレジスト液を半導体ウエハに供給するために使用される場合には、容器33内にはフォトレジスト液が収容され、塗布具34から被塗布物としての半導体ウエハにフォトレジスト液が塗布される。連通側流路30,吸入流路31および吐出流路32は、配管やホース等の中空の部材により形成されている。
チューブフラム14は弾性変形自在の材料により形成されており、チューブフラム14の両端部は、端板15,16とポンプケース13との間に固定され、チューブフラム14のうち両端部の間の部分は径方向に弾性変形自在の弾性変形部14aとなっている。チューブフラム24もチューブフラム14と同様の材料により形成されており、チューブフラム24の両端部は、端板25,26とポンプケース23との間に固定され、チューブフラム24のうち両端部の間の部分は径方向に弾性変形自在の弾性変形部24aとなっている。それぞれのチューブフラム14,24の弾性変形部14a,24aが径方向に弾性変形すると、ポンプ室17,27は膨張収縮することになる。
この液体供給装置10aが半導体ウエハにフォトレジスト液を塗布するために使用されるときには、チューブフラム14,24はフォトレジスト液と反応しないように、例えばフッ素樹脂により形成される。ただし、チューブフラム14,24の材料としては、液体Lの種類によってはフッ素樹脂に限られず、径方向に弾性変形する材料であれば、他の樹脂材料でも良く、ゴム材料でも良い。
一次側ポンプ11を吸入動作させるときには、チューブフラム14を径方向に膨張させて一次側ポンプ室17を膨張させる。これにより、容器33内の液体Lが一次側ポンプ室17内に吸入される。これに対し、一次側ポンプ11を吐出動作させるときには、チューブフラム14を径方向に収縮させて一次側ポンプ室17を収縮させる。これにより、一次側ポンプ室17内の液体は二次側ポンプ室27に吐出して注入される。
一次側ポンプ11の吸入動作時に一次側ポンプ室17に容器33内の液体Lを案内し、一次側ポンプ11の吐出動作時に一次側ポンプ室17内の液体Lが容器33に逆流するのを防止するために、吸入流路31には流入側開閉弁として逆止弁35が設けられている。一次側ポンプ11の吸入動作時に連通側流路30を閉じ、一次側ポンプ11の吐出動作時に連通側流路30を開放して一次側ポンプ室17内の液体を二次側ポンプ室27に案内するために、連通側流路30には連通側開閉弁として逆止弁36が設けられている。
一次側ポンプ11のチューブフラム14を径方向に弾性変性して一次側ポンプ室17を膨張収縮させるために、駆動室21に液体等の非圧縮性の媒体Mを給排するポンプ駆動部材41aが一次側ポンプ11に設けられている。同様に、二次側ポンプ12のチューブフラム24を径方向に弾性変性して二次側ポンプ室27を膨張収縮させるために、駆動室22に液体等の非圧縮性の媒体Mを給排するポンプ駆動部材41bが二次側ポンプ12に設けられている。
ポンプ駆動部材41aは、シリンダ42aとこのシリンダ42a内に軸方向に往復動自在に装着されたピストン43aとを有している。シリンダ42aとピストン43aとにより媒体Mが収容される媒体室44aが形成され、媒体室44aは連通孔45aにより駆動室21に連通している。ピストン43aを駆動するために、空気圧シリンダや油圧シリンダ等の流体圧アクチュエータからなる駆動機構46aにより駆動される往復動ロッド47aにピストン43aが取り付けられている。同様に、ポンプ駆動部材41bは、シリンダ42bとこのシリンダ42b内に軸方向に往復動自在に装着されたピストン43bとを有している。シリンダ42bとピストン43bとにより媒体Mが収容される媒体室44bが形成され、媒体室44bは連通孔45bにより駆動室22に連通している。流体圧アクチュエータからなる駆動機構46bにより駆動される往復動ロッド47bにピストン43bが取り付けられている。このように、ポンプ部材としての両方のチューブフラム14,24はピストン43a,43bにより媒体Mを介して駆動される間接駆動型となっている。
駆動機構46a,46bとしての流体圧アクチュエータに対する流体の供給と排出は、制御部48により制御される。駆動機構46a,46bとしては、流体圧アクチュエータに代えて電動モータとすることもできる。電動モータとした形態においては、制御部48により制御される電動モータにより往復動ロッド47a,47bが駆動される。
一次側ポンプ11を駆動するためのポンプ駆動部材41aのピストン43aの断面積A1は、二次側ポンプ12を駆動するためのポンプ駆動部材41bのピストン43bの断面積A2よりも大きく設定されている。したがって、一次側ポンプ11と二次側ポンプ12のサイズを同一とし、両方のピストン43a,43bを同一の速度で駆動するようにすると、一次側ポンプ室17は二次側ポンプ室27よりも早い速度で膨張収縮することになる。これにより、一次側ポンプ11の吸入動作時における一次側ポンプ室17に吸入される吸入流速つまり単位時間当たりの吸入流量、および一次側ポンプ11の吐出動作時における一次側吐出口19から二次側ポンプ室27に吐出される液体の単位時間当たりの吐出流量は、二次側吐出口29から吐出する液体の吐出流量よりも多くなる。
上述した液体供給装置10aにおいては、一次側ポンプ11と二次側ポンプ12が連通側流路30により接続されており、上述のように一次側ポンプ11の吸入流量および吐出流量が二次側ポンプ12の吐出流量よりも大きく設定されている。したがって、一次側ポンプ室17から二次側ポンプ室27に液体を吐出する一次側ポンプ11の吐出動作時には、二次側ポンプ室27に液体を充填して二次側ポンプ室27を膨張させながら、二次側吐出口29から液体を吐出して塗布具34から液体が塗布される。一方、一次側ポンプ室17への液体を吸入する一次側ポンプ11の吸入動作時には、二次側ポンプ12の吐出動作により二次側吐出口29から液体を吐出して塗布具34から液体が被塗布物に塗布される。このように、一次側ポンプ室17の吐出流量を二次側ポンプ室27の吸入流量よりも大きくすると、二次側ポンプ12の吸入動作時に二次側ポンプ12に液体を充填することができるとともに、二次側吐出口29から液体を吐出して塗布具34から液体を塗布できる。つまり、一方のポンプ室を膨張させるときに他方のポンプ室を収縮させることにより、塗布具34に連続的に液体を供給することができる。
図1に示されるように、ピストン43aの断面積A1は、ピストン43bの断面積A2よりも大きい面積に設定されているので、両方のピストン43a,43bを同一の速度で駆動しても、一次側ポンプ室17の吐出流量は二次側ポンプ室27の吐出流量よりも大きくなっている。これに対し、両方のピストン43a,43bの断面積を等しくした形態においては、ピストン43aの駆動速度をピストン43bの駆動速度よりも早くすることにより、一次側ポンプ室17の吐出流量を二次側ポンプ室27の吐出流量よりも大きくすることができる。両方のピストン43a,43bの断面積を相違させるとともに駆動速度を相違させることにより、一次側ポンプ室17の吐出流量を二次側ポンプ室27の吐出流量よりも大きくすることができる。さらに、一次側ポンプ室17に液体を吸入する時間と、一次側ポンプ室17から二次側ポンプ室27に液体を吐出する時間とを同一としても良く、相違させるようにしても良い。一次側ポンプ室17への液体吸入時間よりも一次側ポンプ室17から二次側ポンプ室27への液体吐出時間を長くすると、液体供給装置10aに対する液体の吸入動作を吐出動作よりも速くすることができる。
液体供給装置10aにより塗布具34に液体を供給するには、図1に示されるように一次側ポンプ11の一次側ポンプ室17が収縮し、二次側ポンプ12の二次側ポンプ室27が膨張した状態のもとで、ピストン43bを前進移動させて媒体室44b内の媒体Mを駆動室22に供給して、二次側ポンプ室27の液体を二次側吐出口29から吐出する。これにより、二次側ポンプ12は吐出動作となり、塗布具34に液体が供給される。ピストン43bの前進移動の開始と同時に、ピストン43aを後退移動させて媒体室44a内に駆動室21内の媒体Mを吸入する。これにより、一次側ポンプ11は吸入駆動され、一次側ポンプ室17が膨張してその内部に液体が容器33から吸入される。一次側ポンプ11の吸入動作時には、一次側ポンプ室17の膨張により逆止弁35を通って容器33内の液体Lが一次側ポンプ室17に案内され、逆止弁36により二次側ポンプ室27から一次側ポンプ室17への液体Lの逆流が阻止される。
この動作が完了して、一次側ポンプ11の一次側ポンプ室17が限度まで膨張し、二次側ポンプ12の二次側ポンプ室27が限度まで収縮した状態になったら、ピストン43aとピストン43bの動作が逆転する。ピストン43aを前進移動させて媒体室44a内の媒体Mを駆動室21内へ送る。これにより、一次側ポンプ11は吐出駆動され、一次側ポンプ室17が収縮してその内部の液体が二次側ポンプ12の二次側ポンプ室27へ送られる。ピストン43bを後退移動させて媒体Mを駆動室22内から媒体室44bへ送る。これにより二次側ポンプ12は吸入動作する。二次側ポンプ12の吸入流量よりも一次側ポンプ11の吐出流量の方が大きいので、その差分の流量が二次側吐出口29から吐出される。この動作中は、逆止弁35は閉じ、逆止弁36と逆止弁37は開いている。
図2は液体供給装置におけるポンプの吐出動作と吸入動作の基本概念を示す概略図である。図3は液体供給装置10aにおけるそれぞれのポンプの吐出動作と吸入動作による塗布具34への液体の供給状態を示すタイムチャートである。
図2に示すように、一次側ポンプの吐出流量をVD1(ml/s)、二次側ポンプの吐出流量をVD2(ml/s)、一次側ポンプの吸入流量をVC1(ml/s)、二次側ポンプの吸入流量をVC2(ml/s)とする。また、一次側ポンプ11のポンプ容積をD1(ml)、二次側ポンプ12のポンプ容積をD2(ml)とする。
液体供給装置10aの初期状態を、一次側ポンプ室17が空となって吸引動作を待機している状態とし、二次側ポンプ室27には液体が充満されて吐出動作を待機している状態とする。この状態のもとで、時間T1の工程Aが実行される。この工程Aは、二次側ポンプ12だけが吐出し、一次側ポンプ11は吸入する期間となる。この工程Aにおいては、二次側ポンプ12が吐出を開始してからその容積分の液体を全て吐出完了するまでの時間と、空の一次側ポンプ11に液体を充満させる時間とが同じである。
この時間T1を、ポンプ室17の容積つまり一次側ポンプ11の容積D1と、一次側ポンプ11の吸入流量VC1により示すと、T1=D1/VC1となる。一方、ポンプ室27の容積つまり二次側ポンプ12の容積D2と、二次側ポンプ12の吐出流量VD2により示すと、T1=D2/VD2となる。一次側ポンプ11と二次側ポンプ12の作動時間は同じであるから、以下のような関係式が求められる。
D1/VC1=D2/VD2 …(1)
工程Aにおける塗布具34への液体の供給流量NDAは、VD2となる。
次いで、時間T2の工程Bが実行される。この工程Bは、二次側ポンプ12は吸入と吐出を行い、一次側ポンプ11は吐出する期間である。この工程Bにおいては、二次側ポンプ12が吸入を開始してからその容積分の液体が満たされるまでの時間と、一次側ポンプ11に満たされた液体が全て二次側ポンプ12に吐出されるまでの時間が同じである。
この時間T2を、一次側ポンプ11の容積D1と一次側ポンプ11の吐出流量VD1により示すと、T2=D1/VD1となる。一方、二次側ポンプ12の容積D2と二次側ポンプ12の吸入流量VC2により示すと、T2=D2/VC2となる。一次側ポンプ11と二次側ポンプ12の作動時間は同じであるから、以下の関係式が求められる。
D1/VD1=D2/VC2 …(2)
この工程Bにおける塗布具34への液体の供給流量NDBはVD1−VC2となる。
工程Aと工程Bにおける塗布具34からの吐出流量つまり供給流量が同じであるから、以下のようになる。
NDA=VD2=NDB=VD1−VC2
つまり、VD2=VD1−VC2 …(3)
式(1)(2)からD1、D2を消去して、
VD2/VC1=VC2/VD1 …(4)
この(4)式の左辺は、工程AにおけるVD2/VC1の比率を示し、右辺は、工程BにおけるVC2/VD1の比率を示しており、一次側ポンプ11と二次側ポンプ12の吸入吐出量が(4)式を満たせば、液体供給装置から連続的に液体を塗布具34に供給することができる。工程Aと工程Bとを繰り返すことにより、塗布具34には連続的に液体が供給される。
上述した液体供給装置10aによる塗布具34への液体の吐出動作を、以下のような条件として行った。一次側ポンプ11の吐出流量VD1を5ml/s、吸入流量VC1を7.5ml/s、容積D1を10mlに設定した。二次側ポンプ12の吐出流量VD2を3ml/s、吸入流量VC2を2ml/s、容積D2を4mlに設定した。工程Aの動作時間T1を4/3秒、工程Bの動作時間T2を2秒に設定した。
工程Aにおいては、二次側ポンプ12からその吐出流量VD2である3ml/sの液体が塗布具34に供給される。この吐出動作と同時に一次側ポンプ11は吸入動作を行う。工程Aの動作時間T1は、4/3秒に設定されているので、二次側ポンプ12は3ml/sの吐出流量VD2で4/3秒間吐出動作し、二次側ポンプ12の容量D2である4mlが全て吐出される。一次側ポンプ11は7.5ml/sの吸入流量VC1で4/3秒間吸引動作し、一次側ポンプ11の容積D1である10mlの液体が完全にチャージされる。
工程Bにおいては、二次側ポンプ12が吸引動作と吐出動作とを同時に行い、一次側ポンプ11が吐出動作する。このときには、一次側ポンプ11から二次側ポンプ12に5ml/sの吐出流量VD1で液体が注入され、二次側ポンプ12は2ml/sの吸入流量VC2で吸入動作を行うので、吐出流量VD1と吸入流量VC2の差である3ml/sの流量で液体が塗布具34に供給される。工程Bにおいては、二次側ポンプ12は2ml/sの流量で2秒間の吸引動作により、二次側ポンプ12の容積D2である4mlの液体が二次側ポンプ12に完全にチャージされる。一次側ポンプ11は5ml/sの流量で2秒間の吐出動作を行うので、一次側ポンプ11の容積D1である10mlの液体を全て吐出する。
このように、VC1を7.5ml/sとし、VD1を5ml/sとし、VD2を3ml/sとし、VC2を2ml/sとすると、上記(4)式の左辺は3/7.5であり、右辺は2/5であり、(4)式を満たすことになる。
上述した場合には、工程Aと工程Bにおける塗布具34に対する液体の供給流量は、同一の3ml/sに設定されているが、工程Aと工程Bとで塗布具34に対する液体の供給流量を相違させることもできる。その場合には、工程Aにおける塗布具34への供給流量NDAと工程Bにおける塗布具34への供給流量NDBは、相違することになる。
図4は塗布具への液体の供給動作の変形例を示すタイムチャートである。この供給動作が行われる液体供給装置10aは、ピストン43aの面積がピストン43bの面積の2倍となっており、工程Aと工程Bの作動時間が同一(T1=T2 )に設定されている。したがって、図4に示されるように、一次側ポンプ11の単位時間当たりの吸入流量VC1と吐出流量VD1は同一の流量であり、二次側ポンプ12の単位時間当たりの吐出流量VD2と吸入流量VC2は同一の流量であって、二次側ポンプ12の流量VC2とVD2は、一次側ポンプ11のそれぞれの流量VC1、VD1の2分の1となる。
図4に示されるように、一次側ポンプ11が吸入動作を行い、二次側ポンプ12が吐出動作を行う工程Aにおいては、二次側ポンプ12の吐出流量VD2の2倍の吸入流量VC1で一次側ポンプ11が吸入動作を行う。このときの塗布具34への液体の供給流量NDAは、二次側ポンプ12の吐出流量VD2となる。一方、二次側ポンプ12が吸引動作と吐出動作を行う工程Bにおいては、一次側ポンプ11は、二次側ポンプ12の吸入流量VC2の2倍の吐出流量VD1で二次側ポンプ12に吐出される。したがって、一次側ポンプ11の吐出動作時には、二次側吐出口29から塗布具34に吐出される液体の吐出流量と、二次側ポンプ室27の膨張速度に応じた液体の吸入流量との合計の流量が二次側ポンプ室27に供給される。このように、一次側ポンプ11の吐出動作時にも、一次側ポンプ11の吸入動作時と同一の流量となって二次側吐出口29から液体が塗布具34に供給される。したがって、一次側ポンプ11の吸入動作時と吐出動作時とのいずれにおいても、二次側吐出口29からは、常に一定の流量の液体が吐出流路32により塗布具34に向けて吐出される。
吐出流路32には塗布具34に向かって連続的に液体が流れるので、液体供給装置10aが使用されるときには、吐出流路32には流路を開閉する開閉弁を設けることは不要である。ただし、二次側ポンプ室27が確実に膨張収縮動作するか否かの動作テストをするために、図1に示されるように、逆止弁37が吐出流路32に設けられている。なお、それぞれの逆止弁35〜37としては、流路を開閉する電磁弁やエアオペレート弁を使用するようにしても良い。電磁弁等が使用されるときには、それぞれの開閉動作は制御部からの信号により制御される。
上述のように、一次側と二次側の2つのポンプ室を介して直列となった流路により容器33と塗布具34とが接続されることになるので、液体内に気泡が混入していても、流路内に気泡が滞留することがない。しかも、流路を形成する配管やホース等をポンプ周囲に這い回すことがなくなり、液体供給装置10aのメンテナンス時の操作性を向上させることができる。
図5は他の実施の形態である液体供給装置10bを示す断面図である。この液体供給装置10bにおける一次側ポンプ11と二次側ポンプ12は、上述した液体供給装置10aと同様の構造である。これに対し、上述した液体供給装置10aにおいては両方のポンプ11,12が別々のポンプ駆動部材41a,41bにより駆動される二軸構造であるのに対し、液体供給装置10bの両方のポンプ11,12は1つのポンプ駆動部材41により駆動される。ポンプ駆動部材41はシリンダ42を有し、このシリンダ42には一次側ポンプ室17と二次側ポンプ室27とが設けられている。媒体室44aを膨張収縮するピストン43aと、媒体室44bを膨張収縮するピストン43bとが一体となってシリンダ42に軸方向に往復動自在に装着されており、ポンプ駆動部材41は一軸構造となっている。ピストン43aの断面積A1は、ピストン43bの断面積A2よりも大きい。
一軸構造となったピストン43a,43bは、駆動機構46の往復動ロッド47により同期して駆動される。ピストン43aにより媒体室44aを膨張させて駆動室21を介して一次側ポンプ室17を膨張させるときには、ピストン43bにより媒体室44bを収縮させて駆動室22を介して二次側ポンプ室27が収縮する。一方、ピストン43aにより媒体室44aを収縮させて一次側ポンプ室17を収縮させるときには、ピストン43bにより媒体室44bが膨張して二次側ポンプ室27が膨張する。この液体供給装置10bにおいては、両方のポンプの吐出動作と吸入動作による塗布具34への液体の供給動作は、上述した液体供給装置10aと同様となる。なお、図5において符号49は息付き孔を示す。
図5に示されるように、1つのポンプ駆動部材41により2つのポンプ11,12を駆動する形態においては、液体供給装置10bの構造を液体供給装置10aよりもシンプルとすることができる。
図6はさらに他の実施の形態である液体供給装置10cを示す断面図である。この液体供給装置10cは、一次側ポンプ11と二次側ポンプ12がシリンダ50に設けられている。シリンダ50には一次側ポンプ室17と二次側ポンプ室27とが設けられている。一次側ポンプ室17は一次側流入口18と一次側吐出口19とに連通し、二次側ポンプ室27は二次側流入口28と二次側吐出口29とに連通する。一次側ポンプ室17はシリンダ50とピストン51により区画され、二次側ポンプ室27はシリンダ50とピストン52とにより区画されている。一次側ポンプ室17を膨張収縮する一次側ポンプ部材としてのピストン51と、二次側ポンプ室27を膨張収縮する二次側ポンプ部材としてのピストン52とが同軸状に一体となってシリンダ50に往復動自在に装着されている。両方のピストン51,52は、流体圧アクチュエータ等からなる駆動機構46の往復動ロッド47に連結部材53により連結されており、1つの駆動機構46により同期して駆動される。
このように、液体供給装置10cは、ポンプ部材がピストン51,52により形成されたピストン構造ないしプランジャ構造となっている。ピストン51の断面積A1はピストン52の断面積A2よりも大きく、両方のポンプの吐出動作と吸入動作による塗布具34への液体の供給状態は、上述した場合と同様となる。
図7はさらに他の実施の形態である液体供給装置10dを示す断面図である。この液体供給装置10dは、一次側ポンプ11がポンプケース54aに設けられ、二次側ポンプ12がポンプケース54bに設けられており、両方のポンプケース54a,54bは直列となって組み付けられている。ポンプケース54aには一次側ポンプ室17が設けられ、ポンプケース54bには二次側ポンプ室27が設けられている。一次側ポンプ室17は一次側流入口18と一次側吐出口19とに連通し、二次側ポンプ室27は二次側流入口28と二次側吐出口29とに連通する。一次側ポンプ室17を膨張収縮する一次側ポンプ部材としてのベローズ55と、二次側ポンプ室27を膨張収縮する二次側ポンプ部材としてのベローズ56とが同軸状に一体となってポンプケース54a,54bに軸方向に弾性変形自在に装着されている。
ベローズ55は、先端側のディスク部55aと、ポンプケース54aに固定される基端部側の環状部55bとを有し、ディスク部55aと環状部55bの間には軸方向に弾性変形する弾性変形部55cが一体に設けられている。環状部55bは固定ディスク57によりポンプケース54aに固定されている。弾性変形部55cが軸方向に延びると一次側ポンプ室17は収縮し、軸方向に収縮すると一次側ポンプ室17は膨張する。
ベローズ56は、ベローズ55と同様に、先端側のディスク部56aと、ポンプケース54bに固定される基端部側の環状部56bとを有し、ディスク部56aと環状部56bの間には軸方向に弾性変形する弾性変形部56cが一体に設けられている。環状部56bは固定ディスク58によりポンプケース54bに固定されている。弾性変形部56cが軸方向に延びると二次側ポンプ室27は収縮し、軸方向に収縮すると二次側ポンプ室27は膨張する。両方のディスク部55a,56aは、それぞれの固定ディスク57,58を貫通する往復動ロッド59により連結されている。往復動ロッド59は連結部材53により駆動機構46の往復動ロッド47に連結されており、両方のベローズ55,56は同期して逆方向に駆動される。
このように、液体供給装置10dはポンプ部材がベローズ55,56により形成されたベローズ構造となっている。ベローズ55の平均有効面積A1はベローズ56の平均有効面積A2よりも大きく設定されている。なお、それぞれのベローズ55,56の内側は、固定ディスク57,58に設けられた図示しない息付き孔により大気に開放されている。
図8はさらに他の実施の形態である液体供給装置10eを示す断面図である。この液体供給装置10eは、一次側ポンプ11がポンプケース54aに設けられ、二次側ポンプ12がポンプケース54bに設けられており、両方のポンプケース54a,54bは直列となって組み付けられている。ポンプケース54aには一次側ポンプ室17が設けられ、ポンプケース54bには二次側ポンプ室27が設けられている。一次側ポンプ室17は一次側流入口18と一次側吐出口19とに連通し、二次側ポンプ室27は二次側流入口28と二次側吐出口29とに連通する。一次側ポンプ室17を膨張収縮する一次側ポンプ部材としてのダイヤフラム61と、二次側ポンプ室27を膨張収縮する二次側ポンプ部材としてのダイヤフラム62とが同軸状に一体となってポンプケース54a,54bに軸方向に弾性変形自在に装着されている。
ダイヤフラム61は、先端側のディスク部61aと、ポンプケース54aに固定される基端部側の環状部61bとを有し、ディスク部61aと環状部61bの間には軸方向に弾性変形する弾性変形部61cが一体に設けられている。環状部61bは固定ディスク57によりポンプケース54aに固定されている。弾性変形部61cが軸方向に突き出す方向に弾性変形すると一次側ポンプ室17は収縮し、軸方向に後退する方向に弾性変形すると一次側ポンプ室17は膨張する。
ダイヤフラム62は、ダイヤフラム61と同様に、先端側のディスク部62aと、ポンプケース54bに固定される基端部側の環状部62bとを有し、ディスク部62aと環状部62bの間には軸方向に弾性変形する弾性変形部62cが一体に設けられている。環状部62bは固定ディスク58によりポンプケース54bに固定されている。弾性変形部62cが軸方向に突き出す方向に弾性変形すると二次側ポンプ室27は収縮し、軸方向に後退する方向に弾性変形すると二次側ポンプ室27は膨張する。
両方のディスク部61a,62aは、それぞれの固定ディスク57,58を貫通する往復動ロッド59により連結されている。往復動ロッド59は連結部材53により駆動機構46の往復動ロッド47に連結されており、両方のダイヤフラム61,62は同期して逆方向に駆動される。
このように、液体供給装置10eはポンプ部材がダイヤフラム61,62により形成されたダイヤフラム構造となっている。ダイヤフラム61の弾性変形部61cの平均有効面積はダイヤフラム62の弾性変形部62cの平均有効面積よりも大きくなっている。なお、それぞれのダイヤフラム61,62の内側は、固定ディスク57,58に設けられた図示しない息付き孔により大気に開放されている。
図9〜図17はそれぞれ他の実施の形態である液体供給装置10f〜10nを示す断面図である。図9に示される液体供給装置10fは、図6に示した液体供給装置10cと同様にピストン構造となっている。液体供給装置10fにおけるポンプ部材としての2つのピストン51,52は、並列に配置されたシリンダ50a,50bに設けられている。図6に示した液体供給装置10cにおいては2つのピストン51,52が同軸となっているのに対し、液体供給装置10fにおいては平行となっている。ピストン51は往復動ロッド47aに取り付けられ、ピストン52は往復動ロッド47bに取り付けられており、それぞれの往復動ロッド47a,47bは駆動機構46により駆動される。
図10に示される液体供給装置10gは、図7に示した液体供給装置10dと同様にベローズ構造となっている。液体供給装置10gにおけるポンプ部材としての2つのベローズ55,56は、並列に配置されたポンプケース54a,54bに設けられている。図7に示した液体供給装置10dにおいては2つのベローズ55,56が同軸となっているのに対し、液体供給装置10gにおいては平行となっている。ベローズ55のディスク部55aは往復動ロッド59aが取り付けられ、ベローズ56のディスク部56aは往復動ロッド59bに取り付けられており、それぞれの往復動ロッド59a,59bは駆動機構46により駆動される。
図11に示される液体供給装置10hは、図8に示した液体供給装置10eと同様にダイヤフラム構造となっている。液体供給装置10hにおけるポンプ部材としての2つのダイヤフラム61,62は、並列に配置されたポンプケース54a,54bに設けられている。図8に示した液体供給装置10eにおいては2つのダイヤフラム61,62が同軸となっているのに対し、液体供給装置10hにおいては平行となっている。ダイヤフラム61のディスク部61aは往復動ロッド59aが取り付けられ、ダイヤフラム62のディスク部62aは往復動ロッド59bに取り付けられており、それぞれの往復動ロッド59a,59bは駆動機構46により駆動される。
図9〜図11に示されるように、ポンプ部材としてのピストン等を並列に配置した形態においては、一次側ポンプ部材と二次側ポンプ部材の駆動速度を相違させることができるので、ポンプ部材としてのシリンダ等の径を同一としても、一次側ポンプ11の吐出流量を二次側ポンプ12の吐出流量よりも大きく設定することができる。また、図9〜図11に示されるように、ポンプ部材を並列に配置した形態においては、シリンダやポンプケースを並列に隣り合わせることができるので、ホースや配管により連通側流路30を設けることが不要となり、シリンダやポンプケース内に逆止弁36を組み込むことができる。
図12〜図17に示される液体供給装置10i〜10nは、図1に示された形態と同様に、チューブフラム14が設けられた一次側ポンプ11と、チューブフラム24が設けられた二次側ポンプ12とを有しており、それぞれのポンプ11,12はチューブフラム型となっている。
図12に示される液体供給装置10iのポンプ駆動部材41a,41bは、図11に示された一次側ポンプ11および二次側ポンプ12と同様のダイヤフラム構造となっている。ポンプ駆動部材41aは往復動ロッド59aに取り付けられるダイヤフラム61を有しており、ダイヤフラム61は媒体ケース63aに組み込まれている。ダイヤフラム61により媒体ケース63aの内部には媒体室44aが形成され、媒体室44aは連通孔45aを介して駆動室21に連通しており、媒体室44aと駆動室21には非圧縮性の媒体Mが充填されている。同様に、ポンプ駆動部材41bは往復動ロッド59bに取り付けられるダイヤフラム62を有しており、ダイヤフラム62は媒体ケース63bに組み込まれている。ダイヤフラム62により媒体ケース63bの内部には媒体室44bが形成され、媒体室44bは連通孔45bを介して駆動室22に連通しており、媒体室44bと駆動室21には非圧縮性の媒体Mが充填されている。それぞれの往復動ロッド59a,59bは平行となって駆動機構46に取り付けられている。ダイヤフラム61の弾性変形部の平均有効面積は、ダイヤフラム62の弾性変形部の平均有効面積よりも大きくなっている。
図13に示される液体供給装置10jは、図12に示された液体供給装置10iの2つのダイヤフラム61,62が平行となっているのに対し、ダイヤフラム61,62が往復動ロッド59の両端に配置されて同軸となっている。これにより、両方のダイヤフラム61,62は同期して駆動される。
図14に示される液体供給装置10kのポンプ駆動部材41a,41bは、図10に示された一次側ポンプ11および二次側ポンプ12と同様のベローズ構造となっている。ポンプ駆動部材41aは往復動ロッド59aに取り付けられるベローズ55を有しており、ベローズ55は媒体ケース63aに組み込まれている。ベローズ55により媒体ケース63aの内部には媒体室44aが形成され、媒体室44aは連通孔45aを介して駆動室21に連通しており、媒体室44aと駆動室21には媒体Mが充填されている。同様に、ポンプ駆動部材41bは往復動ロッド59bに取り付けられるベローズ56を有しており、ベローズ56は媒体ケース63bに組み込まれている。ベローズ56により媒体ケース63bの内部には媒体室44bが形成され、媒体室44bは連通孔45bを介して駆動室22に連通しており、媒体室44bと駆動室22には媒体Mが充填されている。それぞれの往復動ロッド59a,59bは平行となって駆動機構46に取り付けられている。ベローズ55の平均有効面積はベローズ56の平均有効面積よりも大きく設定されている。
図15に示される液体供給装置10lは、図14に示された液体供給装置10kの2つのベローズ55,56が平行となっているのに対し、ベローズ55,56が往復動ロッド59の両端に配置されて同軸となっている。これにより、両方のベローズ55,56は同期して駆動される。
図12〜図15の液体供給装置10i〜10lにおける媒体室44aの容積は、媒体室44bの容積よりも大きくなっており、媒体室44aの膨張縮量は媒体室44bの膨張収縮量よりも大きくなっている。これにより、上述した液体供給装置と同様に、一次側ポンプ11の吐出動作時には、二次側ポンプ12に液体を注入しながら、二次側ポンプ12から液体が塗布具34に吐出される。
図16および図17に示される液体供給装置10m,10nは、それぞれチューブフラム型の一次側ポンプ11および二次側ポンプ12を有しているが、上述したチューブフラム型とは相違した形態のポンプ構造となっている。図16および図17に示されるように、一次側ポンプ11は、チューブフラム14とこれが収容されるベローズ71とを有しており、二次側ポンプ12も同様に、チューブフラム24とこれが収容されるベローズ72とを有している。それぞれのベローズ71,72は、弾性材料により形成されており、軸方向に弾性変形自在となっている。それぞれのポンプ11,12は、チューブフラム14,24とベローズ71,72の二重構造となっており、チューブフラム14とベローズ71とにより駆動室21が区画され、チューブフラム24とベローズ72とにより駆動室22が区画されている。それぞれの駆動室21,22には、非圧縮性の媒体Mが封入されている。このように、一次側ポンプ11と二次側ポンプ12は、媒体室を有しておらず、ベローズ71,72により媒体Mを介して駆動室21,22を膨張収縮させるようにしている。
図16に示される液体供給装置10mのベローズ71は、大径の端板部73aと小径の端板部74aとを有し、両方の端板部73a,74aは図示しないホルダーに固定されている。大径の端板部73aには大型ベローズ部75aが一体に設けられ、小径の端板部74aには小型ベローズ部76aが一体に設けられ、大型ベローズ部75aと小型ベローズ部76aは境界部77aで一体となっている。この境界部77aには、往復動ロッド47aに設けられた連結部材53aが取り付けられている。
大型ベローズ部75aの軸方向の単位変形量当たりの内部容積の変化量は、小型ベローズ部76aの単位変形量当たりの内部容積の変化量よりも大きく設定されている。したがって、図16に示されるように、往復動ロッド47aにより、大型ベローズ部75aを軸方向に収縮させると、小型ベローズ部76aは軸方向に膨張し、駆動室21は径方向に収縮することになる。これにより、チューブフラム14の内部の一次側ポンプ室17は収縮し、液体が二次側ポンプ12に向けて吐出される。
液体供給装置10mのベローズ72は、ベローズ71と同様の構造となっており、大径の端板部73bと小径の端板部74bとを有し、両方の端板部73b,74bは図示しないホルダーに固定されている。大径の端板部73bには大型ベローズ部75bが一体に設けられ、小径の端板部74bには小型ベローズ部76bが一体に設けられ、両方のベローズ部75b,76bは境界部77bで一体となっている。この境界部77bには、往復動ロッド47bに設けられた連結部材53bが取り付けられている。
大型ベローズ部75bの軸方向の単位変形量当たりの内部容積の変化量は、小型ベローズ部76bの単位変形量当たりの内部容積の変化量よりも大きく設定されている。したがって、図16に示されるように、往復動ロッド47bにより、大径のベローズ部75bを軸方向に膨張させると、小径のベローズ部76bは軸方向に収縮し、駆動室22は径方向に膨張することになる。これにより、チューブフラム24の内部の二次側ポンプ室27は膨張し、一次側ポンプ室17内の液体が二次側ポンプ室27に流入する。
ベローズ71の大型ベローズ部75aは、ベローズ72の大型ベローズ部75bよりも軸方向の単位変形量当たりの内部容積の変化量が大きく設定されており、同様に、ベローズ71における小型ベローズ部76aは、ベローズ72の小型ベローズ部76bよりも軸方向の単位変形量当たりの内部容積の変化量が大きく設定されており、駆動室21の容積は駆動室22よりも大きくなっている。したがって、一次側ポンプ11の吐出動作時には二次側ポンプ12に液体を注入しながら二次側ポンプ12から液体が塗布具34に吐出される。
図17に示される液体供給装置10nは、図16に示したものと同一構造の一次側ポンプ11と二次側ポンプ12を有している。この液体供給装置10nにおいては、1つの往復動ロッド47により両方の一次側ポンプ11と二次側ポンプ12とを同期して駆動するようにしている。図17に示されるように、一次側ポンプ室17を収縮させるときに、二次側ポンプ室27を膨張させるために、一次側ポンプ11のベローズ71と二次側ポンプ12のベローズ72は、両端の位置が反転されている。したがって、図17に示されるように、往復動ロッド47により、ベローズ71の小型ベローズ部76aを軸方向に膨張させて大型ベローズ部75aを軸方向に収縮させると、ベローズ72の小型ベローズ部76bが軸方向に収縮し、大型ベローズ部75bが軸方向に膨張する。これにより、チューブフラム14の内部の一次側ポンプ室17は収縮し、チューブフラム24の内部の二次側ポンプ室27は膨張する。駆動室21の容積は駆動室22よりも大きくなっているので、一次側ポンプ室17の収縮量は、二次側ポンプ室27の膨張量よりも大きくなり、一次側ポンプ11の吐出動作時には二次側ポンプ12に液体を注入しながら二次側ポンプ12から液体が塗布具34に吐出される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上述した液体供給装置においては媒体を介してポンプ部材を間接的に駆動するようにした形態と、ポンプ部材を直接駆動するようにした形態とがあるが、ポンプ部材としてベローズやダイヤフラムを用いた形態においては、ベローズやダイヤフラムを媒体を介して間接的に駆動することも可能である。
10a〜10h 液体供給装置
11 一次側ポンプ
12 二次側ポンプ
13 ポンプケース
14 チューブフラム(一次側ポンプ部材)
17 一次側ポンプ室
18 一次側流入口
19 一次側吐出口
21,22 駆動室
23 ポンプケース
24 チューブフラム(二次側ポンプ部材)
27 二次側ポンプ室
28 二次側流入口
29 二次側吐出口
30 連通側流路
31 吸入流路
32 吐出流路
34 塗布具
35〜37 逆止弁
41,41a,41b ポンプ駆動部材
51 ピストン(一次側ポンプ部材)
52 ピストン(二次側ポンプ部材)
55 ベローズ(一次側ポンプ部材)
56 ベローズ(二次側ポンプ部材)
61 ダイヤフラム(一次側ポンプ部材)
62 ダイヤフラム(二次側ポンプ部材)
63a,63b 媒体ケース
71,72 ベローズ
75a,75b 大型ベローズ部
76a,76b 小型ベローズ部

Claims (11)

  1. 一次側流入口と一次側吐出口とに連通する一次側ポンプ室を有し、前記一次側ポンプ室に流入した液体を前記一次側吐出口から吐出する一次側ポンプ部材が設けられた一次側ポンプと、
    前記一次側吐出口に接続される二次側流入口と二次側吐出口とに連通する二次側ポンプ室を有し、前記一次側ポンプ室から前記二次側ポンプ室に流入した液体を前記二次側吐出口から吐出する二次側ポンプ部材が設けられた二次側ポンプと、
    前記一次側ポンプ室へ液体を吸入する前記一次側ポンプの吸入動作時に前記二次側ポンプ室の液体を前記二次側吐出口から吐出し、前記一次側ポンプ室から前記二次側ポンプ室に液体を吐出する前記一次側ポンプの吐出動作時に、前記一次側ポンプ室の吐出流量が前記二次側ポンプ室の吸入流量よりも大きく、前記一次側ポンプ室の吐出流量と二次側ポンプ室の吸入流量の差の分の流量を前記二次側吐出口から吐出するポンプ駆動部材とを有することを特徴とする液体供給装置。
  2. 請求項1記載の液体供給装置において、前記一次側ポンプの吸入動作時に前記一次側流入口への流路を開き、前記一次側ポンプの吐出動作時に前記一次側流入口への流路を閉じる流入側逆止弁と、
    前記一次側吐出口と前記二次側流入口とを接続する連通側流路に設けられ、前記一次側ポンプの吸入動作時に前記連通側流路を閉じ、前記一次側ポンプの吐出動作時に前記連通側流路を開く連通側逆止弁とを有することを特徴とする液体供給装置。
  3. 請求項1または2記載の液体供給装置において、前記一次側ポンプの単位時間当たりの吐出流量VD1(ml/s)と、前記二次側ポンプの単位時間当たりの吐出流量VD2(ml/s)と、前記一次側ポンプの単位時間当たりの吸入流量VC1(ml/s)と、前記二次側ポンプの単位時間当たりの吸入流量VC2(ml/s)とが、
    VD2/VC1=VC2/VD1
    であることを特徴とする液体供給装置。
  4. 請求項3記載の液体供給装置において、VD2-=VD1−VC2であることを特徴とする液体供給装置。
  5. 請求項4記載の液体供給装置において、VD1=2×VD2であることを特徴とする液体供給装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ部材は、径方向に弾性変形自在の弾性変形部を有する管状のチューブフラムであり、当該チューブフラムを収容するポンプケースと前記チューブフラムとにより区画される駆動室に非圧縮性媒体を給排し、前記チューブフラム内の前記ポンプ室を膨張収縮することを特徴とする液体供給装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ部材は、径方向に弾性変形自在の弾性変形部を有する管状のチューブフラムであり、当該チューブフラムを収容する軸方向に弾性変形自在のベローズと前記チューブフラムとにより区画される駆動室に非圧縮性媒体を封入し、前記ベローズは小型ベローズ部と、当該小型ベローズ部よりも軸方向の単位変形量当たりの容積変化が大きい大型ベローズ部とを有し、前記ベローズを軸方向に駆動して前記チューブフラム内の前記ポンプ室を膨張収縮することを特徴とする液体供給装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ部材は、シリンダに往復動自在に組み込まれるピストンであり、当該ピストンを往復動し前記ピストンと前記シリンダとにより区画される前記ポンプ室を膨張収縮することを特徴とする液体供給装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ部材は、ポンプケース内に組み込まれて軸方向に弾性変形する弾性変形部を有するベローズであり、当該ベローズの往復動端部に取り付けられた駆動ロッドを往復動し前記ベローズと前記ポンプケースとにより区画される前記ポンプ室を膨張収縮することを特徴とする液体供給装置。
  10. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ部材は、ポンプケース内に組み込まれて軸方向に弾性変形する弾性変形部を有するダイヤフラムであり、当該ダイヤフラムに取り付けられた駆動ロッドを往復動し前記ダイヤフラムと前記ポンプケースとにより区画される前記ポンプ室を膨張収縮することを特徴とする液体供給装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の液体供給装置において、前記ポンプ駆動部材は前記一次側ポンプ部材と前記二次側ポンプ部材とを同期駆動することを特徴とする液体供給装置。
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