JP3568866B2 - 往復動型ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポンプシリンダ内を往復動するポンプピストンで流体を圧送するポンプに関し、特に、高粘性液体の圧送に好適な往復動型のポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗料等の高い粘性を有する流体を圧送するためのポンプとしては、例えば特開平11−037045号公報に記載されているようなプランジャを往復動させる構造のものや、特開平6−221270号公報に記載されているような、ダイアフラムを往復動させる構造のものが用いられている。
【0003】
図7は、従来から塗料の圧送に用いられている往復動型ポンプの一例としてのプランジャポンプの側面図であって、同図に示すプランジャポンプA1は、エアシリンダ機構からなる駆動部A2と、前記駆動部A2の駆動ロッドA3によって駆動されるポンプ部A4から構成されている。
【0004】
前記ポンプ部A4は、駆動ロッドA3が下降する過程では、図8に示すように、前述した駆動ロッドA3に接続ロッド(図示省略)を介して連結されているプランジャA5がシリンダA6内に押し込まれていくことにより、ピストン弁A7が開放されるとともに、吸入口A8の上方にあるフート弁A9は閉鎖された状態となり、シリンダA6内に満たされている塗料は、プランジャA5がシリンダA6内に侵入した容積分だけ吐出口A10から押し出される。
【0005】
一方、駆動ロッドA3が上昇する過程においては、図9に示すように、ピストン弁A7は閉鎖されるため、シリンダA6内のピストン弁A7の下方部分は負圧になってフート弁A9は開放され、下方の吸入口A8から新たな塗料がシリンダA6内に吸入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来の往復動型ポンプは、駆動部を構成するエアシリンダ機構の駆動ロッドと、ポンプ部のプランジャとが一体に動くように連結されているため、エアシリンダ機構に用いられているエアシリンダのエアの排除容積と、ポンプシリンダ内の流体を吸引吐出する部分の排除容積との比(ポンプレシオ)を大きくすることにより、容易に高い吐出圧力を得ることができるので、液状の低粘度の流体からパテのような半固体状の流体まで様々な種類の流体を圧送、小分け、噴霧する場合等多くの用途に活用されている。
【0007】
しかしながら、この種の往復動型ポンプにおいては、プランジャが往復動して高圧の流体を吐出する動作を繰り返す構造のため、プランジャが摺動するグランドパッキンには流体の高い圧力が作用し、取り扱う流体の粘度が高い場合、摩耗性が強い場合、潤滑性が悪い場合、あるいは、薬品性が強い場合等においては、グランドパッキンのシール性能が低下して、ポンプ外部へ流体の漏れを生じる問題があった。
【0008】
一方、前述した特開平6−221270号公報に記載されているものでは、プランジャを用いずに、空気の圧力で駆動されるダイアフラムの変形によってポンプ作用が行われるので、流体をシールするためのグランドパッキンは必要としていない。
【0009】
しかしながら、長期間に亘ってダイアフラムの変形が反復されるとダイアフラムが疲労して破断する恐れがあるとともに、ダイアフラムの空気室の隣にさらにダイアフラムを駆動するピストンを配置した空気室を形成するか、あるいは、ダイアフラムを2段に配置して吐出圧を高めているため、構造が複雑になる問題があり、また、ダイアフラムの強度上、高い吐出圧を得ることが困難であった。
【0010】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決し、ポンプ外部への流体の漏れを完全に防止できるとともに構造が簡単で耐久性があり、高い吐出圧を容易に得られる往復動型ポンプを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の往復動型ポンプは、ロッドの略中間に保持されたポンプピストンと、前記ポンプピストンが摺動自在に嵌挿されるシリンダ室を有し、前記シリンダ室の両側の端部壁にそれぞれ開けられて前記ロッドが貫通する孔の内周とロッドの外周間の環状の隙間で形成される一対の流体入口並びにポンプピストンの両側でシリンダ室内にそれぞれ開口し流体吐出路へ連通する一対の流体出口とを有するポンプシリンダと、前記一対の流体入口のそれぞれからシリンダ室側への流体の流入を許容し逆流を阻止する一対の逆止弁と、前記一対の流体出口のそれぞれから流体吐出路側への流体の流出を許容し逆流を阻止する一対の逆止弁と、前記一対の流体入口のそれぞれを通してシリンダ室内に連通するとともに流体導入路に連通し、ロッドのシリンダ室から両側に突出する部分を内部に収容するようにポンプシリンダの両端部にそれぞれ連設された一対の導入室と、ロッドの軸方向移動に追従して変形可能で、一方の周縁部がロッド側に固定され、他方の周縁部がそれぞれの導入室側に固定された、導入室内を外部から密封する一対の密封部材と、ロッドの両端部とそれぞれ連結され、且つ、それぞれの密封部材の外側に隣接して設けられ、ロッドをポンプシリンダ側へ駆動するエアピストンをエアシリンダ内に有する一対の単動型のエアシリンダ機構とを備え、それぞれのエアシリンダ機構は、エアピストンの外側への移動に伴って、これに隣接する密封部材がエアシリンダ内へ入り込むように構成されている。
【0012】
前記密封部材は、両端の周縁部をそれぞれロッド側と導入室側に固定されてロッドの周囲を包囲するベローシールで構成されていることが望ましい。また、前記密封部材は、内周縁部をロッド側に、外周縁部を導入室側にそれぞれ固定されたダイアフラムシールで構成されていることも望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の往復動型ポンプは、一対の単動型のエアシリンダ機構によりロッドを介してポンプシリンダ内のポンプピストンを往復動させて流体の圧送を行うものであり、特に、塗料や蜂蜜等の高い粘度を有する液体に好適に用いることができる。
【0014】
前記一対のエアシリンダ機構は、その駆動力の発生する方向を互いに反対にして、エア源から供給される加圧エアを切換弁で制御することでロッドの往復運動を容易に実現することができ、特に、流体吐出路途中に開閉弁を設けていれば、その開閉に伴ってロッドに作用する負荷が変化することにより、往復動型ポンプの駆動と停止が自動的に行われる。
【0015】
また、ポンプシリンダ内のポンプピストンの有効断面積に対して、エアシリンダ機構のエアピストンの有効断面積を大きくすることによって、容易に高い吐出圧を得ることができる。
【0016】
なお、一対のエアシリンダ機構のそれぞれへ供給される加圧エアの切換えは、エアピストンのストローク限界位置で切り換えられるパイロット切換弁や電磁切換弁で行うことができる。
【0017】
本発明の往復動型ポンプにおいては、一対のエアシリンダ機構の一方のエアピストンがロッドを介してポンプシリンダ内のポンプピストンを駆動すると、前記ポンプピストンの移動方向後方側では、シリンダ室内の容積が増加して負圧になる。
【0018】
その結果、ポンプピストンの移動方向後方側では、シリンダ室内に開口する流体出口と流体吐出路との間の逆止弁は閉じ、流体導入路側から導入室、さらに、シリンダ室端部壁に形成された流体入口を通過して流体がシリンダ室に流入する。
【0019】
本発明の往復動型ポンプでは、それぞれの導入室と、ロッドあるいはロッドと一体となって移動する部材との間に、ロッドの軸方向の動きに追従して変形可能な密封部材が設けられていて、これらの導入室内の空間が外部から密封されており、導入室内の流体が外部に漏れ出すことはない。
【0020】
密封部材の素材としては、例えば、フッ素樹脂を被覆した布やポリエチレン等の変形容易な樹脂材料で形成した蛇腹状のベローシールやダイアフラムシールを用いることができる。
【0021】
ポンプシリンダのシリンダ室内におけるポンプピストンの移動方向後方側部分に所定量の流体を吸入した後、片方のエアシリンダ機構から他方のエアシリンダ機構にエア供給が切り換えられて、ロッドが反対方向に駆動されると、ポンプピストンの移動方向前方側では、シリンダ室の容積が減少する方向に変化し、その結果、ここに満たされている流体の圧力は上昇してポンプピストンの移動方向前方側の流体出口と流体吐出路との間の逆止弁は開放され、流体は流体吐出路へ押し出される。
【0022】
この際、ポンプピストンの移動方向前方側では、流体入口は逆止弁により閉じられ、シリンダ室側から導入室側への高圧の流体の漏出が阻止されるとともに、ロッドはシリンダ室から抜け出す方向へ移動し、密封部材はこれに追従して変形するので導入室の容積は増加する。
【0023】
前記容積の増加によりポンプピストンの移動方向前方側の導入室内の圧力は流体導入路側より低下するので、新たな流体が流体導入路から当該導入室内へ流入する。そして、ポンプシリンダ内のポンプピストンが流体入口が形成されているシリンダ室の端部壁近傍まで移動すると、一対のエアシリンダ機構の駆動方向は反転し、再びロッドの移動方向を反対方向に変える。
【0024】
ロッドの移動方向が反転すると当該導入室の容積は減少するが、この導入室と隣接しているシリンダ室内のポンプピストンの移動方向後方側では、その容積が増加して負圧になり、流体入口を塞いでいた逆止弁が開放されるので、当該導入室内の流体はシリンダ室内に吸い込まれて導入室内の圧力が上昇することは無く、密封部材の密封性が損なわれることはない。前述した動作を繰り返すことによって、流体導入路側から流体吐出路へ向けて流体が順次圧送される。
【0025】
【実施例】
次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1及び図2は本発明の第1実施例を示す往復動型ポンプの縦断面図、図3はその一部の拡大縦断面図であって、本実施例における往復動型ポンプは、高粘度を有する塗料を圧送するために特に好適に用いることができるものである。
【0026】
これらの図において、往復動型ポンプ1は、その長手方向中央に配置されたポンプシリンダ2の両側に左右対称に連結部3A、3Bが連設され、これらのさらに外側に一対のエアシリンダ機構4A、4Bがそれぞれ連設されている。
【0027】
ポンプシリンダ2には、そのシリンダ室S内にポンプピストン5が軸方向に摺動自在に嵌挿されていて、前記ポンプピストン5は、ポンプシリンダ2内を貫通するロッド6の中間位置に保持されている。
【0028】
なお、この実施例においては、分解・組立を容易にするためにロッド6をポンプピストン5の前後に2分割して構成し、ポンプピストン5の中心部両面にそれぞれ形成されている凹部に前後から嵌合してポンプピストン5を挟み込んで保持するようにしている。
【0029】
ポンプシリンダ2の両側の端部壁2A、2Bは、ポンプシリンダ2に隣接して固定されている連結部3A、3Bの端面で構成されており、これらの連結部3A、3Bの内部には、ロッド6が同軸状に貫通する孔Hが設けられている。
前記孔Hの内周面とロッド6の外周面との間には流体の通路として利用される環状の隙間が形成されている。
【0030】
これらの端部壁2A、2Bに隣接して、ロッド6に滑動自在に嵌挿されている逆止弁7A、7Bを収納する弁室8A、8Bが形成されている。逆止弁7A、7Bは、孔Hの端部壁2A、2B側への開口部で形成される流体入口P1、P2をシリンダ室S側から開閉するように設けられており、流体入口P1、P2からシリンダ室S内へ流体(本実施例では塗料)が流入する場合には開き、反対にシリンダ室S側から流体入口P1、P2を通して流体が流出しようとするときには、端部壁2A、2B側へ密着して流出を阻止するようになっている。
【0031】
また、ポンプシリンダ2のそれぞれの弁室8A、8Bの周壁には流体出口P3、P4が形成されている。これらの流体出口P3、P4はそれぞれ逆止弁としての一対のボールチェック弁9A、9Bを介して流体吐出路10に連通している。
これらのボールチェック弁9A、9Bは、流体吐出路10側から流体出口P3、P4を通してシリンダ室S内に流体が逆流することを阻止している。
【0032】
前述した2つの連結部3A、3B内にそれぞれ形成されている孔Hには、半径方向から流体導入路11A、11Bが連通していて、これらの流体導入路11A、11Bを通じて外部から流体が取り込まれるようになっている。
【0033】
また、両方の連結部3A、3Bのポンプシリンダ2側と反対側の端部にはそれぞれ取付筒12A、12Bを介してエアシリンダ機構4A、4Bのエアシリンダ13A、13Bが連結され、ポンプシリンダ2を中央にして連結部3A、3B、取付筒12A、12B、エアシリンダ13A、13Bが複数の連結ボルト14によって一体に連結されている。
【0034】
これらのエアシリンダ機構4A、4Bは単動式のものが用いられており、それぞれエアシリンダ13A、13Bの両外側の端部壁にはエアを給排出するための給排気口15A、15Bが設けられている。
【0035】
エアシリンダ13A、13B内にはエアピストン16A、16Bが摺動自在に嵌挿されていて、これらのエアピストン16A、16Bに固定された駆動ロッド17A、17Bが取付筒12A、12B内部を貫通してロッド6の両端部とそれぞれ連結されており、エアピストン16A、16Bとポンプピストン5とが軸方向に一体に動くようになっている。
【0036】
連結部3A、3Bには取付筒12A、12Bの内側にロッド6と同心状の円筒状のシール固定部dを有しており、これらのシール固定部dの外周面と駆動ロッド17A、17Bが嵌合固定されているエアピストン16A、16Bのシール固定部Dの外周面 との間に軸方向に伸縮変形自在な管状のベローシール18A、18Bの両端部がそれぞれ液密状態で嵌合固定されている。
【0037】
これらのベローシール18A、18Bの内部空間と、これに連通する連結部3A、3Bの孔H内部の空間によって、流体導入路11A、11Bからシリンダ室S内に供給される流体が一時的に導入される導入室が形成されている。
【0038】
2つのエアシリンダ機構4A、4Bのエアシリンダ13A、13Bへの加圧エアの供給と排出とを交互に切り換えてエアピストン16A、16Bの往復運動を自動的に繰り返させるために、給排気口15A、15Bが形成されている端部壁の中心部にはエアバルブ19A、19Bが組み込まれている。
これらのエアバルブ19A、19Bにはそれぞれスプール20A、20Bが、シリンダ室の端部壁面から常時一部が突出する方向にバネ付勢されて出没自在に設けられている。
【0039】
また、エアバルブ19A、19Bは、給排気口15A、15Bへ接続されている図示しないエア管路に組み込まれているパイロット切換弁に、パイロット圧を供給するパイロット管路の途中に設けられていて、例えば、右側のエアシリンダ13A内で、エアピストン16Aが図1に示すように右方へストロークの限界位置まで移動してくると、前記エアピストン16Aの端面はエアバルブ19Aのスプール20Aの突出部に当接してこれを右方に押し、エアバルブ19Aが開かれるようになっている。
【0040】
そして、エアバルブ19Aが開かれると、前記パイロット管路にパイロット圧が発生し、パイロット切換弁が切り換えられて、右側のエアシリンダ13Aの給排気口15Aへエア源から加圧エアが供給され、同時に、左側のエアシリンダ13Bの給排気口15Bは大気中に開放される。
【0041】
一方、左側のエアシリンダ13Bに設けられているエアバルブ19Bは、エアピストン16Bが左方限界位置まで移動したときに、スプール20Bがエアピストン16Bで押されて開かれるので、前述したパイロット切換弁は反対側に切り換えられ、その結果、左側のエアシリンダ13Bの給排気口15Bから加圧空気が供給されるとともに、右側のエアシリンダ13Aの給排気口15Aは大気中に開放される。
【0042】
なお、これらのエアバルブ19A、19Bは、エアピストン16A、16Bの移動方向が逆転してスプール20A、20Bの突出部から離れると直ちに閉じて、パイロット切換弁へのパイロット圧の供給を遮断するが、前記パイロット切換弁は反対方向のパイロット圧が供給されるまでは、切換位置を保持する構造になっている。
【0043】
次に、前述したように構成されている本実施例の往復動型ポンプ1の動作を説明する。図1において、左側のエアシリンダ13B内に給排気口15Bから加圧エアが導入されて、その圧力でエアピストン16Bが右側に駆動されるときは、その動きに伴って駆動ロッド17B、ロッド6、駆動ロッド17A、及びエアピストン16Aが一斉に右側に移動する。
【0044】
この際、右側のエアシリンダ13Aの給排気口15Aは、大気中に開放されているので、エアピストン16Aは抵抗を受けることなくエアシリンダ13A内を摺動することができる。
【0045】
なお、図1に示す状態においては、ポンプピストン5はシリンダ室Sの右側限界位置直前まで移動してきており、シリンダ室S内部のポンプピストン5の右側(移動方向前側)にある流体は、ボールチェック弁9Aを通過して流体吐出路10側へほとんど排出されている。
【0046】
また、シリンダ室Sのポンプピストン5の左側(移動方向後側)部分には流体導入路11B側から開放されている逆止弁7Bを通過して流体が流入しており、また、右側のベローシール18Aは伸長してその内部には流体導入路11Aから流入した流体で満たされている。
【0047】
ここで、右側のエアピストン16Aがエアシリンダ13Aのエアバルブ19Aのスプール20Aの突出部に当たって、これをバネ付勢力に抗して右側に押すと、図示していないパイロット切換弁が切り換わり、給排気口15Aに加圧エアが供給され、一方、左側のエアシリンダ13Bの給排気口15Bは大気中に開放される。
【0048】
その結果、エアピストン16Aは、ポンプシリンダ2内のポンプピストン5と他方のエアピストン16Bと一体に図2に示すように左方に移動し、この時、ポンプシリンダ2の右側の逆止弁7Aが開いて、シリンダ室Sのポンプピストン5の右側(移動方向後側)部分に流体導入路11A側から流体が流入する。
また、このとき、エアピストン16Aの移動に伴って、右側のベローシール18Aが収縮するので、その内部に満たされていた流体が同時にシリンダ室S側に流入する。
【0049】
一方、シリンダ室Sのポンプピストン5の左側(移動方向前側)部分に満たされている流体は圧力が上昇するため、逆止弁7Bが閉じられボールチェック弁9Bが開かれて、前記部分の流体が流体吐出路10へ送り出される。
【0050】
また、エアピストン16Bの移動に伴ってベローシール18Bが伸長してその内部の容積が増加するため、流体導入路11Bから新たな流体がベローシール18B側の導入室内に吸入される。
【0051】
こうして、エアピストン16Bがストロークの左方限界位置まで移動して、エアバルブ19Bのスプール20Bを押すと給排気口15Bがエア源に連通してエアシリンダ13Bのシリンダ室内に加圧エアが導入されるので、エアピストン16B、ポンプピストン5、及び他方のエアピストン16Aは右方向に移動方向が切り換わり、前述した動作が繰り返される。
【0052】
なお、流体吐出路10の途中に遮断弁を設けておけば、これを閉じるだけで、ポンプピストン5の移動が拘束されて往復動型ポンプ1の動作が停止し、また、前記遮断弁を開くことで往復道型ポンプ1の動作が再開される。
【0053】
次に、図4及び図5は本発明の第2実施例を示す往復動型ポンプの縦断面図、図6はその一部の拡大縦断面図であって、本実施例の往復動型ポンプは前述した第1実施例のものと同様に塗料を圧送するために好適に用いられるものである。
【0054】
これらの図において、本実施例の往復動型ポンプ21は、ポンプシリンダ22を軸方向中央に内蔵した筒状の連結部23を有しており、前記ポンプシリンダ22は、連結部23の中に形成されている空洞部C内の軸方向中央部で内側に向けて突出している環状壁23Aに外周が0リングRを介して液密状態で嵌合保持されている。
【0055】
また、前記空洞部Cの両端は、端板24A、24Bによって閉塞されていて、これらの端板24A、24Bの中心近傍部分は、ポンプシリンダ22のシリンダ室Sの両側の端部壁を兼ねている。
【0056】
シリンダ室Sの各端板24A、24Bにそれぞれ隣接する部分は、筒状の弁室25A、25Bとなっており、また、これらの弁室25A、25Bの間のシリンダ室S内には、ロッド26が軸方向両側に突出するように貫通固定されているポンプピストン27が摺動自在に嵌挿されている。
【0057】
前記ロッド26のポンプピストン27の図中右側に突出している部分は、弁室25Aを貫通し、さらに端板24Aに形成されている孔hを貫通しており、弁室25A内において、前記孔hの内周とロッド26外周との間の環状の隙間で形成される流体入口P1を開閉する逆止弁28Aが摺動自在に嵌挿されている。
【0058】
同様に、ロッド26のポンプピストン27の図中左側に突出している部分は、弁室25Bを貫通し、さらに端板24Bに形成されている孔hを貫通しており、弁室25B内において、前記孔hの内周とロッド26外周との間の環状の隙間で形成される流体入口P2を開閉する逆止弁28Bが摺動自在に嵌挿されている。
【0059】
これらの逆止弁28A、28Bは、それぞれ対応する流体入口P1、P2から弁室25A、25Bを経由してシリンダ室S側への流体の流入を許容するとともに、シリンダ室S内の流体が流体入口P1、P2を通して外部に流出することを阻止する役目を果たしている。
【0060】
また、それぞれの弁室25A、25Bの周壁には、中央を環状壁23Aで区画されている空洞部Cの各部分に連通する流体出口P3、P4が形成されており、また、これらの環状壁23Aで分けられている空洞部Cの各部分はボールチェック弁29A、29Bを介して流体吐出路30へ連通している。
【0061】
これらのボールチェック弁29A、29Bは、それぞれ空洞部C側から流体吐出路30側への流体の流れを許容し、逆流を阻止する逆止弁として用いられている。
【0062】
一方、連結部23の軸方向両端部には、単動式のエアシリンダ機構31A、31Bが連結されており、これらのエアシリンダ機構31A、31Bは、それぞれ内部にエアピストン32A、32Bが摺動自在に嵌挿されたエアシリンダ33A、33Bで構成されている。
【0063】
2つのエアピストン32A、32Bは、対向する側にシール固定部34A、34Bをそれぞれ有していて、これらのシール固定部34A、34Bには、前述したロッド26の両端部が嵌合固定され、ロッド26を介して2つのエアピストン32A、32Bとポンプピストン27が一体に連結されている。
【0064】
また、エアシリンダ33A、33Bがそれぞれ嵌合して固定されている連結部23両端の端面と、これらの端面にそれぞれボルトで締結される押さえリング35A、35Bとの間には、ダイアフラムシール36A、36Bの外周縁部が挟み込まれて液密状態で固定されている。
【0065】
ダイアフラムシール36A、36Bは、フッ素樹脂を被覆した布やポリエチレンよって柔軟に変形できるように形成されており、これらの中心部に形成されている透孔の内周縁部がエアシリンダ33A、33Bのシール固定部34A、34Bとロッド26に設けられた鍔部26A、26Bとの間にそれぞれ挟み込まれて液密状態で固定されている。
【0066】
これらのダイアフラムシール36A、36Bによって、連結部23内にはそれぞれが対向する端板24A、24Bとの間に導入室37A、37Bが区画形成されている。
【0067】
前記2つの導入室37A、37Bは、それぞれ連結部23の下方に設けられた流体導入路38A、38Bに連通しているとともに、各端板24A、24Bの孔hとロッド26との間で形成された流体入口P1、P2を通してポンプシリンダ22のシリンダ室S内に連通している。
【0068】
一方、エアシリンダ33A、33Bのシリンダ室の端部壁を構成している端板39A、39Bには加圧エアを前記シリンダ室内に導入するための給排気口40A、40Bが形成されている。
【0069】
これらの給排気口40A、40Bは、パイロット切換弁41により、図示していないエア供給源に連通する状態と、大気中に開放される状態とに交互に切り換えられるようになっている。
【0070】
一方、エアピストン32Bには、エアシリンダ33Bの端板39Bを摺動自在に貫通するストライカロッド42が固定されており、前記ストライカロッド42の端板39Bから外側に突出している端部にはストライカ43が固定されている。
【0071】
また、端板39Bの外側にはストライカロッド42と平行に取付ロッド44が固定されていて、前記取付ロッド44には、エアバルブ45が固定されている。
前記エアバルブ45は、実際は取付ロッド44に2つ取り付けられているがその一方は図示を省略しており、ストライカ43が右方にストローク限界位置まで移動したときは、図示されているエアバルブ45のアクチュエータ46が前記ストライカ43に押されて揺動される。
【0072】
そうすると、図示されているエアバルブ45を経由するパイロット管路からパイロット切換弁41にパイロット圧が供給され、その結果、パイロット切換弁41は、給排気口40Aを加圧エア源へ連通させ、給排気口40Bを大気中に開放するように切り換わる。
【0073】
一方、ストライカ43が左方にストローク限界位置まで移動したときには、図示を省略しているもう一方のエアバルブのアクチュエータが前記ストライカ43によって揺動され、このエアバルブを経由するパイロット管路からパイロット切換弁41にパイロット圧が供給される。
【0074】
その結果、パイロット切換弁41は、給排気口40Bを加圧エア源へ連通させ、給排気口40Aを大気中に開放するように切り換わる。
なお、前記パイロット切換弁41に代えて電磁切換弁を用い、また、エアバルブ45の代わりにリミットスイッチを用いて各エアシリンダ31A、31Bへのエアの供給を切り換えるようにしてもよい。
【0075】
次に、前述したように構成されている本実施例の往復動型ポンプ21の動作を説明する。図4は、両側のエアピストン32A、32Bとポンプピストン27が移動ストロークの右方限界位置へ到達する寸前の状態を示しており、パイロット切換弁41は一方のエアシリンダ33Aの給排気口40Aを大気中に開放した状態で、他方のエアシリンダ33Bの給排気口40Bを加圧エア源に連通させてシリンダ室内に供給している。
【0076】
この状態では、エアピストン32Bはエアシリンダ33Bのシリンダ室内に導入された加圧エアの圧力によって同図右側に押され、ロッド26を介してポンプピストン27とエアピストン32Aも右側に押されている。
そして、エアピストン32Aが右方限界位置に到達するまで、エアシリンダ33A内のエアは前記エアピストン32Aに押されて給排気口40Aから大気中に排気される。
【0077】
一方、ポンプシリンダ22内のポンプピストン27の右方への移動により、シリンダ室S内部ではポンプピストン27の右側部分の流体圧力が高く、弁室25A内の逆止弁28Aは、端板24A側の流体入口P1を閉鎖するので、前記流体は弁室25A周壁に形成されている流体出口P3から空洞部Cの右側部分に流入し、さらにボールチェック弁29Aを押し開いて流体吐出路30から吐出される。
【0078】
また、シリンダ室Sのポンプピストン27左側部分では流体圧力が低下するため、弁室25A内の逆止弁28Bは、端板24B側の流体入口P2を開放するので、導入室37B内の流体は前記流体入口P2を通ってシリンダ室S側に流入する。
【0079】
この際、導入室37B内の容積はロッド26の右方への移動に伴ってダイアフラムシール36Bが変形するため減少し、シリンダ室S側への流体の移動を促進する。また、導入室37Bからシリンダ室S側へ流出した流体の不足分は、流体導入路38B側から吸入されて補充される。
【0080】
一方、導入室37A内の容積はダイアフラムシール36Aの変形によって増加し、その結果、導入室37A内の流体の圧力が減少して流体導入路38Aから新たな流体が導入室37A側に吸入される。
【0081】
両側のエアピストン32A、32Bとポンプピストン27が移動ストロークの右端に達すると、ストライカ43がエアバルブ45のアクチュエータ46を押すことによりパイロット切換弁41が切り換わり、今度は、図5に示すように右側のエアシリンダ33Aのシリンダ室内へ給排気口40Aから加圧エアが供給され、その圧力によりエアピストン32Aは左側に押されてロッド26とともにポンプピストン27とエアピストン32Bの移動方向も左向きに切り換わる。
【0082】
図5に示す過程においては、ポンプピストン27の左方向への移動によって逆止弁28Aが開放されて、ポンプシリンダ22のシリンダ室Sのポンプピストン27の右側部分に導入室37A内の流体が流入し、シリンダ室S内のポンプピストン27の左側部分に満たされていた流体は、流体出口P4から空洞部C内の環状壁23A左側部分に流入し、さらにボールチェック弁9Bを押し開いてここを通過して流体吐出路30側へ送り出される。
【0083】
こうして、両側のエアピストン32A、32Bとポンプピストン27がストロークの左方限界位置へ到達すると、再びパイロット切換弁41が切り換わってこれらの移動方向が反転し、以下、同様な動作が繰り返される。
【0084】
なお、流体吐出路30の下流側途中に開閉弁を設けておけば、前記開閉弁の開閉操作だけで、前述した第1実施例の往復動型ポンプ1と同様に往復動型ポンプ21の動作を制御することができる。
【0085】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1記載の発明によれば、ロッドの軸方向の動きに追従して変形可能な密封部材を用い、前記密封部材をロッド側と導入室側の両方に固定して導入室を外部から密封する構造としているため、往復動するロッドと摺動接触するために、流体の漏れが生じ易いグランドパッキンが不要となり、しかも、シリンダ室内の流体を吐出する際に、シリンダ室側から導入室側への流体の移動は逆止弁によって阻止されているので、密封部材に高い圧力が作用することがなく、ポンプシリンダ内に導入される流体の外部への漏れを完全に防止することができる。
【0086】
また、ポンプピストンを駆動するために、エアシリンダ機構を採用しているため、ポンプの吐出路途中に開閉弁を設けてこれを開閉するだけでその動作の開始と停止を行うことができ、構造が簡単で製造コストを安くできるとともに、塗料等引火性の高い流体を取り扱う場合の安全性を高めることができる。
【0087】
また、請求項2記載の発明によれば、密封部材にベローシールを用いているため、ロッドの伸縮ストロークを長くとることができ、ポンプシリンダ径が小さい場合でも、ロッドのストローク当たりの吐出量を十分に確保することができる。
【0088】
また、請求項3記載の発明によれば、密封部材に形状が偏平なダイアフラムシールを用いているため、往復動型ポンプの全長を短縮して小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における往復動型ポンプの、ポンプピストンが右方限界位置直前まで移動した状態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例における往復動型ポンプの、ポンプピストンが左方向へ移動する途中の状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例における往復動型ポンプの一部を示す拡大縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施例における往復動型ポンプの、ポンプピストンが右方限界位置直前まで移動した状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施例における往復動型ポンプの、ポンプピストンが左方向へ移動する途中の状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例における往復動型ポンプの一部を示す拡大縦断面図である。
【図7】従来の往復動型ポンプの一例を示す側面図である。
【図8】図7における往復動型ポンプのプランジャ下降時の状態を示す要部縦断面図である。
【図9】図7における往復動型ポンプのプランジャ上昇時の状態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1、21 往復動型ポンプ
2、22 ポンプシリンダ
4A、4B、31A、31B エアシリンダ機構
5、27 ポンプピストン
6、26 ロッド
7A、7B、28A、28B 逆止弁
9A、9B、29A、29B ボールチェック弁(逆止弁)
10、30 流体吐出路
11A、11B、38A、38B 流体導入路
18A、18B ベローシール(密封部材)
36A、36B ダイアフラムシール(密封部材)

Claims (3)

  1. ロッドの略中間に保持されたポンプピストンと、
    前記ポンプピストンが摺動自在に嵌挿されるシリンダ室を有し、前記シリンダ室の両側の端部壁にそれぞれ開けられて前記ロッドが貫通する孔の内周とロッドの外周間の環状の隙間で形成される一対の流体入口並びにポンプピストンの両側でシリンダ室内にそれぞれ開口し流体吐出路へ連通する一対の流体出口とを有するポンプシリンダと、
    前記一対の流体入口のそれぞれからシリンダ室側への流体の流入を許容し逆流を阻止する一対の逆止弁と、
    前記一対の流体出口のそれぞれから流体吐出路側への流体の流出を許容し逆流を阻止する一対の逆止弁と、
    前記一対の流体入口のそれぞれを通してシリンダ室内に連通するとともに流体導入路に連通し、ロッドのシリンダ室から両側に突出する部分を内部に収容するようにポンプシリンダの両端部にそれぞれ連設された一対の導入室と、
    ロッドの軸方向移動に追従して変形可能で、一方の周縁部がロッド側に固定され、他方の周縁部がそれぞれの導入室側に固定された、導入室内を外部から密封する一対の密封部材と、
    ロッドの両端部とそれぞれ連結され、且つ、それぞれの密封部材の外側に隣接して設けられ、ロッドをポンプシリンダ側へ駆動するエアピストンをエアシリンダ内に有する一対の単動型のエアシリンダ機構とを備え
    それぞれのエアシリンダ機構は、エアピストンの外側への移動に伴って、これに隣接する密封部材がエアシリンダ内へ入り込むように構成されていることを特徴とする往復動型ポンプ。
  2. 密封部材が両端の周縁部をそれぞれロッド側と導入室側に固定されてロッドの周囲を包囲するベローシールで構成されていることを特徴とする請求項1記載の往復動型ポンプ。
  3. 密閉部材が内周縁部をロッド側に、外周縁部を導入室側にそれぞれ固定されたダイアフラムシールで構成されていることを特徴とする請求項1記載の往復動型ポンプ。
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