JP2014001505A - フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース - Google Patents

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Abstract

【課題】一部のブレースだけに損傷が集中することを避けて建物の倒壊を回避するのに有効なフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースは、芯材2と、この芯材2の両面に沿って配置した拘束材3とを備える。芯材2は、両端に作用する圧縮力による座屈が集中する弱剛性部7を有する。弱剛性部7に塑性変形または破断または圧壊が生じると、芯材2の引張力および圧縮力に対する剛性を付加するフェイルセーフ機構20を設ける。
【選択図】図4

Description

この発明は、構造物の骨組みに組み込まれ、地震等の際に振動エネルギーを吸収して振動を減衰させる座屈拘束ブレースに関し、特に塑性変形または破断または圧壊が生じたときに剛性を付加するフェイルセーフ機構を設けたフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースに関する。
座屈拘束ブレースとして、芯材の周囲を鋼板、コンクリート等で被覆して補剛したものが広く一般に実用化されている。また、全体を繊維補強コンクリートで成形したものもある(例えば特許文献1)。これら従来の座屈拘束ブレースは、想定される地震力に対する耐力は十分であっても、想定外の地震力を受けたときのフェイルセーフ機構を備えていなかった。
特開2010−127002号公報
兵庫県南部地震等の巨大地震の経験から、従来のブレースの問題点が明らかになってきた。例えば図10に示すように、複数階建ての構造物30が地震動を受けた場合、ブレース31が許容変形を超えると(同図(A))、ブレース31で耐力を負担できなくなり(同図(B))、層崩壊をする(同図(C))ことが分かった。
このような層崩壊は、次の理由で起きると考えられている。すなわち、地震の揺れの周期等により、構造物30に作用する力の大きさは各階によって異なる。そのため、ブレース31の降伏耐力に対して大きな力を受ける階のブレース31が、最初に降伏する(図11の左図)。ブレース31が降伏すると剛性が低下し、その階が変形し易くなる。剛性の低い階に損傷が集中するため、さらにその階の変形が進行して(図11の右図)、層崩壊に至る。
この発明の目的は、想定外の地震動を受けた場合のフェイルセーフ機構を設けることで、一部のブレースだけに損傷が集中することを避けて建物の倒壊を回避するのに有効なフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースを提供することである。
この発明のフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースは、芯材と、この芯材の両面に沿って配置した拘束材とを備え、前記芯材は、両端に作用する圧縮力による座屈が集中する弱剛性部を有し、この弱剛性部に塑性変形または破断または圧壊が生じると、前記芯材の引張力および圧縮力に対する剛性を付加するフェイルセーフ機構を設けたことを特徴とする。
弱剛性部に塑性変形が生じるとフェイルセーフ機構が発動するようにしてもよく、あるいは、弱剛性部に破断または圧壊が生じるとフェイルセーフ機構が発動するようにしてもよい。前者の場合、引張力または圧縮力により弱剛性部が塑性変形すると、フェイルセーフ機構が発動して芯材に引張力または圧縮力に対する剛性を付加する。それにより、芯材全体の剛性が上がり、芯材の変形の増大を防ぐ。後者の場合、引張力または圧縮力により弱剛性部が破断または圧壊すると、フェイルセーフ機構が発動して芯材に引張力または圧縮力に対する剛性を付加する。それにより、芯材が新たに剛性を獲得し、以後の芯材の変形を抑えることで、建物の倒壊を防ぐ。
この発明において、前記フェイルセーフ機構は次に示す構成とすると良い。すなわち、フェイルセーフ機構は、前記芯材における前記弱剛性部の長さ方向両側の部分からそれぞれ延びて互いに第1の隙間を介して対向する1組または複数組の対向片と、この互いに対向する対向片のうちの片方の対向片に設けられた被係止片と、もう片方の対向片に設けられて前記被係止片と第2の隙間を介して対向する係止片とでなる。前記第1の隙間は、前記芯材の前記弱剛性部に圧縮方向の塑性変形または圧壊が生じると、前記互いに対向する対向片が当接する大きさであり、前記第2の隙間は、前記芯材の前記弱剛性部に引っ張り方向の塑性変形または破断が生じると、前記被係止片と前記係止片とが係合する大きさである。
この構成であると、芯材の弱剛性部に圧縮方向の塑性変形または圧壊が生じた場合、互いに対向する対向片同士が当接することにより、圧縮力に対する剛性が付加される。また、芯材の弱剛性部に引っ張り方向の塑性変形または破断が生じた場合、被係止片に係止片が係止することにより、引張力に対する剛性が付加される。
例えば、前記芯材の弱剛性部は、前記芯材に長さ方向に沿って設けられた2本のスリット間の部分であり、前記対向片は、前記芯材の前記スリットよりも幅方向外側の部分であるとしてもよい。
この場合、弱剛性部と対向片とが同じ平面上に並べて配置されるため、芯材を簡素な構成とすることができる。
前記第1および第2の隙間は、前記拘束材の外側から目視できる位置に配置されているのが望ましい。
第1および第2の隙間を拘束材の外側から目視することができれば、座屈拘束ブレースの損傷の程度を確認できるため、座屈拘束ブレースの交換の適否を正確に判断することができる。
この発明のフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースは、芯材と、この芯材の両面に沿って配置した拘束材とを備えた座屈拘束ブレースにおいて、前記芯材は、両端に作用する圧縮力による座屈が集中する弱剛性部を有し、この弱剛性部に塑性変形または破断または圧壊が生じると、前記芯材の引張力および圧縮力に対する剛性を付加するフェイルセーフ機構を設けたため、一部のブレースだけに損傷が集中することを避けて建物の倒壊を回避するのに有効である。
この発明の一実施形態にかかるフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの分解斜視図である。 同フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの組立斜視図である。 図2のX−Y平面の断面図である。 図2のY−Z平面の断面図である。 同座屈拘束ブレースのフェイルセーフ機構の分解図である。 フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの一例における芯材に圧縮力が作用したときのフェイルセーフ機構の変化を示す図と、圧縮力と変形の関係を示すグラフとを組み合わせた説明図である。 フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの一例における芯材に引張力が作用したときのフェイルセーフ機構の変化を示す図と、引張力と変形の関係を示すグラフとを組み合わせた説明図である。 フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの異なる例における芯材に圧縮力が作用したときのフェイルセーフ機構の変化を示す図と、圧縮力と変形の関係を示すグラフとを組み合わせた説明図である。 フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの異なる例における芯材に座屈拘束ブレースに引張力が作用したときのフェイルセーフ機構の変化を示す図と、引張力と変形の関係を示すグラフとを組み合わせた説明図である。 地震による層破壊の過程を示す説明図である。 一部の層に損傷が集中する理由を説明する図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1の分解斜視図に示すように、このフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース1は、芯材2と、この芯材2の両面に沿って配置した一対の拘束材3と、芯材2と拘束材3間に介在させるアンボンド材4とを有する。
芯材2は、SN材(建築構造用圧延鋼材)やLYP材(極低降伏点鋼材)等の降伏点の低い鉄鋼材料からなり、拘束材3との並び方向の厚みよりも並び方向と直交する方向の幅が広い細長い帯板状である。芯材2の両端部2aは、柱や梁等の鉄骨材との継手となる部分であり、その両面の幅方向中央位置からそれぞれ垂直に突出するリブ5を有する断面十字状とされている。芯材2の両端部2aには、複数列(図示例では2列)のボルト孔6が穿孔されている。座屈拘束ブレース1の組立状態では、図2のように、芯材2の両端部2aは拘束材3の両端に露出する。
図4はフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレースの要部を示す図、図5は同要部の芯材を分解した図である。芯材2は、長手方向の中央部に他よりも幅の狭いことで剛性が弱くなった弱剛性部7を有する。弱剛性部7の幅方向両側に、スリット8を挟んで各1組の対向片9,10が設けられている。スリット8は隙間を有しない切れ目状であってもよい。各組の対向片9,10は、弱剛性部7の長さ方向両側の部分からそれぞれ延びて互いに第1の隙間11を介して対向している。この第1の隙間11は、弱剛性部7に圧縮方向の塑性変形または圧壊が生じると、互いに対向する対向片9,10が当接する大きさとされている。
片方の対向片9の先端部には、外側へ張り出す被係止片12が形成されている。もう片方の対向片10の先端部には外側へ張り出す張出部13が形成され、この張出部13の表裏両面にそれぞれ係止片取付部材14の一端が固定されている。係止片取付部材14は、短冊状の鋼板からなる。張出部13と2枚の係止片取付部材14の固定は、各ボルト挿通孔14a,13a,14aに挿通したボルト15とナット16(図3)からなる固着具により行われる。前記固着具はリベットであってもよい。
上記2枚の係止片取付部材14の他端は、片方の対向片9の側へ延びており、その他端間に係止片17が固定されている。係止片17は、鋼板からなる。2枚の係止片取付部材14と係止片17の固定は、各ボルト挿通孔14b,17a,14bに挿通したボルト15とナット16(図3)からなる固着具により行われる。前記被係止片12と前記係止片17とは、互いに第2の隙間18を介して対向している。この第2の隙間18は、弱剛性部7に引っ張り方向の塑性変形または破断が生じると、被係止片12と係止片17とが係合する大きさとされている。
弱剛性部7に引っ張り方向の塑性変形または破断が生じたときに適正なタイミングで被係止片12と係止片17とを係合させるには、第2の隙間18の寸法管理を厳密に行う必要がある。この実施形態では、張出部13への係止片取付部材14の固定、および係止片取付部材14への係止片17の固定をボルト接合で行うので、設置現場での調整が可能であり、係止片17を精度良く位置決めして、第2の隙間18の寸法精度を高めることができる。
上記一対の対向片9,10、および被係止片12と係止片17は、想定外の地震動を受けた場合のフェイルセーフ機構20として構成されている。このフェイルセーフ機構20は、座屈拘束ブレース1の組立状態では、図2のように、拘束材3の外側に露出した状態となる。また、前記第1および第2の隙間11,18は、拘束材3の外側から目視できる位置に配置されている。
図3に示すように、拘束材3は、芯材2側が開口した溝形鋼材23内にモルタル24を充填したものである。溝形鋼材23は、ウェブ部23aと、このウェブ部23aの両端から垂直に立ち上がる両フランジ部23b,23cとでなる断面溝形である。一方のフランジ部23bは他方のフランジ部23cよりも長く、長い方のフランジ部23bが対向する拘束材3の短い方のフランジ部23cの外面に当接している。長い方のフランジ部23bの長手方向の中央部に切欠き25が形成されており、この切欠き25を通って芯材2の前記被係止片12および張出部13が拘束材3の外側へ突出している。
モルタル24の芯材2と対向する表面には、アンボンド材4が貼り付けられる。アンボンド材4は、例えば板状またはシート状のブチルゴム等からなる。拘束材3およびアンボンド材4は、芯材2の両端部2aの先端部分を除く芯材2の略全体を覆うように配置される。
この構成のフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース1は、フェイルセーフ機構20の設定の仕方が二通りある。
一つ目の設定の仕方は、第1の隙間11を、芯材2の弱剛性部7に圧縮方向の塑性変形が生じると対向片9,10が当接する大きさに設定し、かつ、第2の隙間18を、弱剛性部7に引っ張り方向の塑性変形が生じると被係止片12と係止片17とが係合する大きさに設定する。この場合の座屈拘束ブレース1の動作を、図6および図7と共に説明する。芯材2に圧縮力も引張力も作用していない初期状態における第1および第2の隙間11,18の大きさは、それぞれd,d´とする(図6(A)、図7(A))。
芯材2に圧縮力が作用した場合、弱剛性部7が縮み変形することにより、図6(B)のように、第1の隙間11は狭まり(d−δ)、第2の隙間18は拡がる(d´+δ)。弱剛性部7が長さdだけ縮み変形すると、図6(C)のように、第1の隙間11の大きさが零となり、2組の対向片9,10が互いに当接することで、フェイルセーフ機構20が発動する。それにより、図6(D)のように、芯材2の剛性が上がり、芯材2の縮み変形の増大が防止される。
芯材2に引張力が作用した場合、弱剛性部7が伸び変形することにより、図7(B)のように、第1の隙間11は拡がり(d+δ)、第2の隙間18は狭まる(d´−δ)。弱剛性部7が長さd´だけ伸び変形すると、図7(C)のように、第2の隙間18の大きさが零となり、被係止片12と係止片17が互いに係止することで、フェイルセーフ機構20が発動する。それにより、図7(D)のように、芯材2の剛性が上がり、芯材2の伸び変形の増大が防止される。
このように、芯材2の弱剛性部7が塑性変形している段階でフェイルセーフ機構20が発動するようにすると、フェイルセーフ機構20が変形に対するブレーキの働きをし、塑性変形した一部の座屈拘束ブレース1に損傷が集中することが避けられる。
二つ目の設定の仕方は、第1の隙間11を、芯材2の弱剛性部7に圧壊が生じると対向片9,10が当接する大きさに設定し、かつ、第2の隙間18を、弱剛性部7に破断が生じると被係止片12と係止片17とが係合する大きさに設定する。この場合の座屈拘束ブレース1の動作を、図8および図9と共に説明する。芯材2に圧縮力も引張力も作用していない初期状態における第1および第2の隙間11,18の大きさは、それぞれd,d´とする(図8(A)、図9(A))。
芯材2に圧縮力が作用した場合、弱剛性部7が縮み変形することにより、図8(B)のように、第1の隙間11は狭まり(d−δ)、第2の隙間18は拡がる(d´+δ)。弱剛性部7が圧壊すると、図8(C)のように、第1の隙間11の大きさが零となり、2組の対向片9,10が互いに当接することで、フェイルセーフ機構20が発動する。それにより、図8(D)のように、芯材2の剛性が保持され、芯材2の縮み変形の増大を抑えられる。
芯材2に引張力が作用した場合、弱剛性部7が伸び変形することにより、図9(B)のように、第1の隙間11は拡がり(d+δ)、第2の隙間18は狭まる(d´−δ)。弱剛性部7が破断すると、図9(C)のように、第2の隙間18の大きさが零となり、被係止片12と係止片17とが互いに係止することで、フェイルセーフ機構20が発動する。それにより、図8(D)のように、芯材2の剛性が保持され、芯材2の伸び変形の増大を抑えられる。
このように、芯材2の弱剛性部7が圧壊および破断したときにフェイルセーフ機構20が発動するようにすると、フェイルセーフ機構20が安全装置として機能し、建物の倒壊を防ぐことができる。
フェイルセーフ機構20を構成する、互い対向する対向片9,10、および被係止片12と係止片17は、拘束材3の外に露出しているため、状態の確認を容易に行うことができる。特に、第1および第2の隙間11,18を、拘束材3の外側から目視で確認することができる。そのため、座屈拘束ブレース1の損傷の程度が良く分かり、座屈拘束ブレース1の交換の適否を正確に判断することができる。
なお、上記実施形態の弱剛性部7は、他よりも幅の狭くすることで剛性を弱くしているが、他よりも板厚を薄くすることで弱剛性部7の剛性を弱くしてもよく、また他を比べて剛性の低い材質を使用することで弱剛性部7の剛性を弱くしてもよい。
また、上記実施形態では、芯材2の両側にそれぞれ別々の拘束材3を設けたが、芯材2の両側の拘束材部分が互いに一体化した一つの拘束材としてもよい。
1…フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース
2…芯材
3…拘束材
7…弱剛性部
8…スリット
9,10…対向片
11…第1の隙間
12…被係止片
17…係止片
18…第2の隙間
20…フェイルセーフ機構

Claims (4)

  1. 芯材と、この芯材の両面に沿って配置した拘束材とを備えた座屈拘束ブレースにおいて、前記芯材は、両端に作用する圧縮力による座屈が集中する弱剛性部を有し、この弱剛性部に塑性変形または破断または圧壊が生じると、前記芯材の引張力および圧縮力に対する剛性を付加するフェイルセーフ機構を設けたことを特徴とするフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース。
  2. 請求項1において、前記フェイルセーフ機構は、前記芯材における前記弱剛性部の長さ方向両側の部分からそれぞれ延びて互いに第1の隙間を介して対向する1組または複数組の対向片と、この互いに対向する対向片のうちの片方の対向片に設けられた被係止片と、もう片方の対向片に設けられて前記被係止片と第2の隙間を介して対向する係止片とでなり、
    前記第1の隙間は、前記芯材の前記弱剛性部に圧縮方向の塑性変形または圧壊が生じると、前記互いに対向する対向片が当接する大きさであり、
    前記第2の隙間は、前記芯材の前記弱剛性部に引っ張り方向の塑性変形または破断が生じると、前記被係止片と前記係止片とが係合する大きさである、
    フェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース。
  3. 請求項2において、前記芯材の弱剛性部は、前記芯材に長さ方向に沿って設けられた2本のスリット間の部分であり、前記対向片は、前記芯材の前記スリットよりも幅方向外側の部分であるフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース。
  4. 請求項2または請求項3において、前記第1および第2の隙間は、前記拘束材の外側から目視できる位置に配置されているフェイルセーフ機構付き座屈拘束ブレース。
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