JP6575035B2 - 木製部材の接合構造および接合金物 - Google Patents
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Description
重が作用しても、接着剤に対する接合金物の動きが立設面によって阻まれ、接着剤に対する接合金物の相対的な僅かな動きも抑制される。この結果、接合金物と接着剤の界面における破壊が殆ど生じない。このため、従来は比較的破壊しやすかった接合金物と接着剤の界面の破壊が上記接合構造によれば抑制され、建築物の構造材同士または構造材と非構造材の接合部分の強度が向上する。
前記木製部材の端面の中心部に形成された孔に一端が嵌り、前記相手材の孔に他端が嵌るシアキーを更に備え、前記接合金物は、前記シアキーを中心に対称な位置関係で前記接合部分に複数備わっており、前記木製部材と前記相手材とを隙間を空けた状態で接合したものであってもよい。ここで、対称な位置関係とは、建築物が揺れた場合に、シアキーを挟んで配置される各接合金物のくびれ部が交互に伸縮することにより、シアキーを中心とした動きが発生する程度の接合金物の位置関係であればよく、幾何学的に厳密な対称の位置関係であることを要しない。このような接合構造であれば、シアキーを間に挟んで対称に配置される各接合金物は必要変形量が小さくなりくびれ部の長さも小さくて済む。
様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1Aは、実施形態に係る木製部材の接合金物の一例を示した斜視図である。また、図1Bは、実施形態に係る木製部材の接合金物の正面図である。本実施形態に係る接合金物1は、木造構造物の接合部において木材同士の接合に用いることが可能な金物であり、細長い真っ直ぐな円柱状の棒状部2を備えている。また、棒状部2には、棒状部2の長手方向に対して垂直な立設面3aを有する突起または溝を有する粗面部3が、棒状部2の中央部を除く外周面に形成されている。粗面部3が棒状部2の中央部を除く外周面に形成されているため、接合金物1には、外周面に突起および溝の無い平坦な平滑部4が接合金物1の中央部付近に形成されている。接合金物1は、鋳造により製作してもよいし、鉄製の丸棒を切削加工して製作してもよいし、異形棒鋼の節を切削加工することにより製作してもよい。
り欠かれた環状の突起を棒状部2の周りに周回させたものであってもよい。花びら状の突起や部分的に切り欠いた突起によって形成される粗面部3であれば、接着剤5が粗面部3のきめ細かい部分に流れ込みやすくなるので、充填不良が抑制される。
うな形態に限定されるものではない。平滑部4は、例えば、図7(A)に示すように粗面部3の太い部分と同じ外径となっていてもよいし、接合金物1が挿入される木製部材の孔の内径とほぼ同じ径となってもよい。これらの場合、平滑部4と木製部材の孔の間には接着剤を充填しなければ、接合金物1に引抜方向の荷重が加わった際の木製部材の接合面に集中するせん断力を緩和できる。よって、木製部材の接合面付近でせん断破壊が発生するのを抑制することができる。なお、平滑部4は、木製部材の端面に位置する箇所から長手方向に沿って軸外径(平滑部4の外径)と同一の長さ以上に形成していれば、木製部材の接合面から始まる進行性破壊を抑制することが可能である。なお、平滑部4は、図7(B)に示すように溝4aを一部に有することで非均一な外径となっていてもよい。
図10に示す形状の接合金物1に引抜方向の力が作用しても、突起と孔の内周面との間の隙間の寸法が比較的大きい孔の開口部付近において木製部材に加わる荷重が接着剤の変形によって緩和される。この結果、接合金物1を埋め込んだ孔の開口部付近からの進行性破壊が抑制され、接合部分全体の接合強度が高まる。
の端面が柱42の側面に密着した状態で接合金物1に接合されている場合、上下の2ヵ所に配された接合金物1のうち上側の接合金物1または下側の接合金物1の何れかに多大な引抜荷重が加わることになる。しかし、接合構造40は、シアキー8を中心に対称な位置関係で梁41と柱42との接合部分に複数備わっており、梁41と柱42とを隙間を空けた状態で接合しているため、図16(A)および図16(B)に示すような柱42の傾きが地震で生じた場合、接合部分ではシアキー8を中心として梁41と柱42が上下対称に変形する。接合金物1を配した接合構造40は、上側および下側の接合金物1のくびれ部6に圧縮力および引張力が作用する。この結果、金物に発生する変形および応力をほぼ半減することができる。
11,21,31,41・・梁
11a,13a,21a,22a,41a,42a・・孔
12,22,32,42・・柱
13・・木製部材
1,101・・接合金物
2・・棒状部
3,103・・粗面部
3a・・立設面
3b,103b・・傾斜面
4・・平滑部
4a・・溝
5・・接着剤
6・・くびれ部
7・・座屈拘束部材
8・・シアキー
Claims (5)
- 建築物の構造材同士または構造材と非構造材の接合部分に用いられる接合構造であって、
前記構造材同士または構造材と非構造材のうち少なくとも何れかの構造材または非構造材として用いられる棒状または板状の木製部材の端部から前記木製部材の長手方向に向って掘られた真っ直ぐな孔または溝に挿入された棒状の接合金物と、
前記接合金物が挿入されている前記真っ直ぐな孔または溝に充填された接着剤と、を備えており、
前記接合金物は、円柱状の棒状部を含み、
前記棒状部は、当該棒状部の中央に形成されたくびれ部と、
前記くびれ部を除く外径が一定の所定部分の外周面に、前記くびれ部を挟んで対称に形成された一対の粗面部とを含み、
前記棒状部の長手方向において前記一対の粗面部の各々が占める割合は前記くびれ部が占める割合よりも大きく、
前記一対の粗面部の各々は、前記外周面からの突出量が一定になるように前記棒状部の長手方向に対して垂直に形成された複数の突起を含み、
前記複数の突起の各々は、前記複数の突起が前記一対の粗面部の各々の長手方向の全域にわたって配列されるように、互いに、前記所定部分の直径の長さよりも小さい間隔で配置されている、
木製部材の接合構造。 - 前記建築物は、木造の建築構造物であり、
前記接合金物は、前記接合部分において柱を挟んで突き合わされる木製の各梁に各々形成される真っ直ぐな孔または溝に挿入されている、
請求項1に記載の木製部材の接合構造。 - 前記接合金物には、前記くびれ部を取り囲む座屈拘束部材が設けられている、
請求項1または2に記載の木製部材の接合構造。 - 前記木製部材の端面が相手材に突き合わされた状態において、前記木製部材の端面の中心部に形成された孔に一端が嵌り、前記相手材の孔に他端が嵌るシアキーを更に備え、
前記接合金物は、前記シアキーを中心に対称な位置関係で前記接合部分に複数備わっており、前記木製部材と前記相手材とを隙間を空けた状態で接合する、
請求項1または2に記載の木製部材の接合構造。 - 建築物の構造材同士または構造材と非構造材の接合部分に用いられる接合金物であって、
前記構造材同士または構造材と非構造材のうち少なくとも何れかの構造材または非構造材として用いられる棒状または板状の木製部材の端部から前記木製部材の長手方向に向って掘られた真っ直ぐな孔または溝に挿入される円柱状の棒状部を備え、
前記棒状部は、当該棒状部の中央に形成されたくびれ部と、
前記くびれ部を除く外径が一定の所定部分の外周面に、前記くびれ部を挟んで対称に形成された一対の粗面部とを含み、
前記棒状部の長手方向において前記一対の粗面部の各々が占める割合は前記くびれ部が占める割合よりも大きく、
前記一対の粗面部の各々は、前記外周面からの突出量が一定になるように前記棒状部の長手方向に対して垂直に形成された複数の突起を含み、
前記複数の突起の各々は、前記複数の突起が前記一対の粗面部の各々の長手方向の全域にわたって配列されるように、互いに、前記所定部分の直径の長さよりも小さい間隔で配置されている、
木製部材の接合金物。
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