JP2014001001A - トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品 - Google Patents

トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2014001001A
JP2014001001A JP2012138491A JP2012138491A JP2014001001A JP 2014001001 A JP2014001001 A JP 2014001001A JP 2012138491 A JP2012138491 A JP 2012138491A JP 2012138491 A JP2012138491 A JP 2012138491A JP 2014001001 A JP2014001001 A JP 2014001001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
contact portion
stopper
button
aerosol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012138491A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Shikanoya
勝彦 鹿野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitani Valve Co Ltd filed Critical Mitani Valve Co Ltd
Priority to JP2012138491A priority Critical patent/JP2014001001A/ja
Publication of JP2014001001A publication Critical patent/JP2014001001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 エアゾール製品の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品の内容物の連続した噴射との少なくとも一方を実行することができるトリガー式エアゾール噴射器を提供する。
【解決手段】 トリガー式エアゾール噴射器40のボタン60は、利用者によって操作されるトリガーレバー部62と、ステム31に接触するためのステム接触部63と、ストッパー80に接触するためのストッパー接触部64とを備えており、ストッパー80は、利用者によって操作される被操作部82と、ストッパー接触部64に接触するためのボタン接触部83とを備えており、ストッパー80は、矢印31aまたは矢印31bで示すステム延在方向におけるステム接触部63の位置の変化をボタン接触部83でストッパー接触部64に接触することによって防止する位置と、ステム延在方向におけるステム接触部63の位置の変化の防止を解除する位置とに移動可能にカバー50に支持されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、エアゾール製品の内容物を収納する容器に取り付けられるトリガー式エアゾール噴射器に関する。
従来のトリガー式エアゾール噴射器として、自身が延在する方向であるステム延在方向に押されることによってエアゾール製品の内容物の噴射を行うステムと、この内容物を収納する容器に取り付けられるマウンティングカップとを備えたエアゾールバルブと組み合わせて使用されるトリガー式エアゾール噴射器であって、容器およびマウンティングカップに取り付けられるカバーと、カバーが容器およびマウンティングカップに取り付けられた状態で利用者の操作に応じてステム延在方向にステムを押すトリガー式のボタンとを備えているものが知られている(特許文献1、2参照。)。このボタンは、利用者によって操作されるトリガーレバー部を備えている。
特開2002−128164号公報 特開2003−200087号公報
しかしながら、従来のトリガー式エアゾール噴射器は、利用者が意図せずにトリガーレバー部に負荷を加えてしまった場合にエアゾール製品の内容物を誤噴射してしまうという問題がある。
また、従来のトリガー式エアゾール噴射器は、エアゾール製品の内容物を連続して噴射する場合に利用者にトリガーレバー部を引き続けさせなければならないという問題もある。
そこで、本発明は、エアゾール製品の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品の内容物の連続した噴射との少なくとも一方を実行することができるトリガー式エアゾール噴射器を提供することを目的とする。
本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、自身が延在する方向であるステム延在方向に押されることによってエアゾール製品の内容物の噴射を行うステムと、前記内容物を収納する容器に取り付けられるマウンティングカップとを備えたエアゾールバルブと組み合わせて使用されるトリガー式エアゾール噴射器であって、前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられるカバーと、前記カバーが前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられた状態で利用者の操作に応じて前記ステム延在方向に前記ステムを押すトリガー式のボタンと、利用者の操作に応じて前記ボタンの位置の変化を防止するストッパーとを備えており、前記ボタンは、利用者によって操作されるトリガーレバー部と、前記ステムに接触するためのステム接触部と、前記ストッパーに接触するためのストッパー接触部とを備えており、前記ストッパーは、利用者によって操作される被操作部と、前記ストッパー接触部に接触するためのボタン接触部とを備えており、前記ストッパーは、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置の変化を前記ボタン接触部で前記ストッパー接触部に接触することによって防止する位置である位置変化防止位置と、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置の変化の防止を解除する位置である位置変化防止解除位置とに移動可能に前記カバーに支持されていることを特徴とする。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、ボタンのうちステムに接触するためのステム接触部の位置の変化をストッパーによって防止することができるので、エアゾール製品の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品の内容物の連続した噴射との少なくとも一方を実行することができる。
また、本発明のトリガー式エアゾール噴射器において、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置は、前記ストッパーの位置が前記位置変化防止位置である場合、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向である第1の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向の反対方向である第2の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムを押す位置であり、前記第2の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムを押す位置ではなくても良い。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、エアゾール製品の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品の内容物の連続した噴射との両方を1つのストッパーによって実行することができる。
また、本発明のトリガー式エアゾール噴射器において、前記トリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と、前記被操作部が利用者によって移動させられる方向とは、略平行であっても良い。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、ボタンのトリガーレバー部と、ストッパーの被操作部とに操作方向における共通性があるので、利用者の操作性を向上することができる。
また、本発明のトリガー式エアゾール噴射器において、前記位置変化防止位置に対する前記位置変化防止解除位置の方向は、前記トリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と略同一であっても良い。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、ボタンのトリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と、トリガーレバー部が利用者によって引かれることができるようにするためにストッパーの被操作部が利用者によって操作される方向とが略同一であるので、ボタンのトリガーレバー部と、ストッパーの被操作部とに操作方向における強い共通性がある。したがって、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、利用者の操作性を更に向上することができる。
また、本発明のトリガー式エアゾール噴射器において、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置は、前記ストッパーの位置が前記位置変化防止位置である場合、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向である第1の方向の反対方向である第2の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムに接触しない位置であっても良い。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、ストッパーの位置が位置変化防止位置である場合、第2の方向におけるストッパーのボタン接触部の端が第1の方向におけるボタンのストッパー接触部の端に接触しているとき、ステム延在方向におけるボタンのステム接触部の位置がステム接触部がステムに接触しない位置であるので、ステム接触部がステムに接触する構成と比較して、例えばボタンが衝撃を受けた場合に部材の変形などによってステム接触部がステムを押してしまう可能性を低減することができる。したがって、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、例えばボタンが衝撃を受けた場合にエアゾール製品の内容物の誤噴射を更に確実に防止することができる。
また、本発明のトリガー式エアゾール噴射器において、前記ステム延在方向における前記トリガーレバー部の位置は、前記ステム延在方向における前記被操作部の位置と比較して、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向に存在しても良い。
この構成により、本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、ボタンのトリガーレバー部に対してトリガーレバー部が利用者によって引かれる方向にストッパーの被操作部が存在しないので、利用者がトリガーレバー部に指を引っ掛けている状態であっても、利用者によるストッパーの被操作部の操作を容易に可能とすることができる。
本発明のエアゾール製品は、上述のトリガー式エアゾール噴射器と、前記容器と、前記容器に取り付けられた前記エアゾールバルブとを備えており、前記トリガー式エアゾール噴射器の前記カバーは、前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とする。
この構成により、本発明のエアゾール製品は、内容物の誤噴射の防止と、内容物の連続した噴射との少なくとも一方を実行することができる。
本発明のトリガー式エアゾール噴射器は、エアゾール製品の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品の内容物の連続した噴射との少なくとも一方を実行することができる。
本発明の一実施の形態に係るエアゾール製品の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器の近傍の図である。 (a)は、図1に示すトリガー式エアゾール噴射器の右側面図である。(b)は、図1に示すトリガー式エアゾール噴射器の右側面断面図である。 (a)は、図1に示すトリガー式エアゾール噴射器の正面図である。(b)は、図2(a)のI−I矢視断面図である。 図1に示すカバーの外観斜視図である。 図1に示すストッパーの外観斜視図である。 内容物の誤噴射を防止している場合の図1に示すエアゾール製品の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器の近傍の図である。 内容物を連続して噴射している場合の図1に示すエアゾール製品の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器の近傍の図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るエアゾール製品の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るエアゾール製品10の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器40の近傍の図である。
図1に示すように、エアゾール製品10は、内容物を収納する容器20と、容器20に取り付けられたエアゾールバルブ30と、エアゾールバルブ30と組み合わせて使用される合成樹脂製のトリガー式エアゾール噴射器40とを備えている。
エアゾールバルブ30は、自身が延在する方向である矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向のち矢印31aで示す方向に押されることによってエアゾール製品10の内容物の噴射を行うステム31と、容器20に取り付けられるマウンティングカップ32とを備えている。
ここで、矢印31aで示す方向は、後述するボタン60の後述するステム接触部63がステム31を押す方向であり、本発明の第1の方向である。また、矢印31bで示す方向は、矢印31aで示す方向の反対方向であり、本発明の第2の方向である。
図2(a)は、トリガー式エアゾール噴射器40の右側面図である。図2(b)は、トリガー式エアゾール噴射器40の右側面断面図である。図3(a)は、トリガー式エアゾール噴射器40の正面図である。図3(b)は、図2(a)のI−I矢視断面図である。
図1〜図3に示すように、トリガー式エアゾール噴射器40は、容器20およびマウンティングカップ32に取り付けられるカバー50と、カバー50が容器20およびマウンティングカップ32に取り付けられた状態で利用者の操作に応じて矢印31aで示すステム延在方向にステム31を押すトリガー式のボタン60と、ボタン60に取り付けられた噴口部材70と、利用者の操作に応じてボタン60の位置の変化を防止するストッパー80とを備えている。
カバー50は、マウンティングカップ32に合成樹脂の弾性変形を利用した引っ掛かりによって連結される爪部51を備えている。すなわち、カバー50にマウンティングカップ32が挿入される場合、カバー50の爪部51がマウンティングカップ32に乗り上げることによってカバー50が一時的に弾性変形するので、図1に示すようにカバー50にマウンティングカップ32が挿入されることができる。マウンティングカップ32およびカバー50の状態が図1に示す状態である場合、カバー50の爪部51がマウンティングカップ32に引っ掛かることによって、マウンティングカップ32およびカバー50は容易に分離しない。
また、カバー50は、ボタン60の後述する支点部61を支持するボタン支持部52を備えている。
図4は、カバー50の外観斜視図である。
図2〜図4に示すように、カバー50は、ストッパー80を移動可能に支持するガイド部53を備えている。また、カバー50は、ストッパー80の後述する被操作部82が挿入される穴54が形成されている。穴54は、後述する位置変化防止解除位置にストッパー80が存在する状態の時にストッパー80の被操作部82が挿入される幅広部54aと、後述する位置変化防止位置にストッパー80が存在する状態の時にストッパー80の被操作部82が挿入される幅広部54bとを有している。
図1〜図3に示すように、ボタン60は、ボタン60の回転の中心となる支点部61と、利用者によって操作されるトリガーレバー部62と、ステム31に接触するためのステム接触部63と、ストッパー80に接触するためのストッパー接触部64とを備えている。
図5は、ストッパー80の外観斜視図である。
図2、図3および図5に示すように、ストッパー80は、カバー50のガイド部53に支持される被ガイド部81と、利用者によって操作される被操作部82と、ストッパー接触部64に接触するためのボタン接触部83とを備えており、
図6は、内容物の誤噴射を防止している場合のエアゾール製品10の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器40の近傍の図である。図7は、内容物を連続して噴射している場合の図1に示すエアゾール製品10の一部破断右側面図であって、トリガー式エアゾール噴射器40の近傍の図である。
ストッパー80は、図6および図7に示すように、矢印31aまたは矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のステム接触部63の位置の変化をボタン接触部83でボタン60のストッパー接触部64に接触することによって防止する位置である位置変化防止位置に移動可能である。ストッパー80の被操作部82は、ストッパー80が位置変化防止位置に存在する状態において、カバー50の穴54の幅広部54b(図4参照。)に挿入されている。
また、ストッパー80は、図1に示すように、矢印31aまたは矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のストッパー接触部64の位置の変化の防止を解除する位置である位置変化防止解除位置に移動可能である。ストッパー80の被操作部82は、ストッパー80が位置変化防止解除位置に存在する状態において、カバー50の穴54の幅広部54a(図4参照。)に挿入されている。
なお、図6に示すように、ストッパー80の位置が位置変化防止位置である場合、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のステム接触部63の位置は、矢印31bで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83aが矢印31aで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64aに接触しているとき、ステム接触部63がステム31に接触しない位置である。
また、図7に示すように、ストッパー80の位置が位置変化防止位置である場合、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のステム接触部63の位置は、矢印31aで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83bが矢印31bで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64bに接触しているとき、ステム接触部63がステム31を押す位置である。
また、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向と、ストッパー80の被操作部82が利用者によって移動させられる矢印80aおよび矢印80bで示す方向とは、略平行である。特に、ストッパー80の位置変化防止位置に対する位置変化防止解除位置の方向である矢印80aで示す方向は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向と略同一である。
また、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のトリガーレバー部62の位置は、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるストッパー80の被操作部82の位置と比較して、ボタン60のステム接触部63がステム31を押す方向である矢印31aで示す方向に存在している。
次に、エアゾール製品10の製造方法について説明する。
まず、ストッパー80の被ガイド部81がカバー50のガイド部53に挿入されて、ストッパー80の被操作部82がカバー50の穴54に挿入されることによって、ストッパー80がカバー50に支持される。
次いで、噴口部材70が取り付けられたボタン60の支点部61がカバー50のボタン支持部52に支持されることによって、トリガー式エアゾール噴射器40が製造される。
次いで、ボタン60のトリガーレバー部62が矢印31bで示す方向に移動させられた後、ストッパー80の被操作部82がカバー50の穴54の幅広部54bに存在するように被操作部82が矢印80bで示す方向に移動させられることによって、トリガー式エアゾール噴射器40が図6に示す状態にさせられる。
最後に、エアゾールバルブ30が取り付けられた容器20にトリガー式エアゾール噴射器40がカバー50の爪部51によって取り付けられることによって、図6に示すように、エアゾール製品10が製造される。
次に、エアゾール製品10の使用方法について説明する。
図6または図7に示す状態であるエアゾール製品10は、ストッパー80の被操作部82がカバー50の穴54の幅広部54aに存在するように被操作部82が利用者によって矢印80aで示す方向に移動させられることによって、図1に示す状態になる。
エアゾール製品10は、図1に示す状態である場合、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって矢印62aで示す方向に引かれると、ボタン60が支点部61を中心に回転して、ボタン60のステム接触部63がステム31を押す。ボタン60のステム接触部63がステム31を押すと、容器20に収納された内容物がステム31から噴射される。そして、ステム31から噴射された内容物は、ボタン60内の流路を介して噴口部材70からエアゾール製品10の外部に噴射される。
図1に示す状態であるエアゾール製品10は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって矢印31bで示す方向に移動させられた後、ストッパー80の被操作部82がカバー50の穴54の幅広部54bに存在するように被操作部82が利用者によって矢印80bで示す方向に移動させられることによって、図6に示す状態になる。
エアゾール製品10は、図6に示す状態である場合、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって矢印62aで示す方向に引かれたとしても、ボタン60のストッパー接触部64の端64aがストッパー80のボタン接触部83の端83aに接触しているので、支点部61を中心としたボタン60の回転が防止される。すなわち、エアゾール製品10は、容器20に収納された内容物を外部に噴射することが防止される。
また、図1に示す状態であるエアゾール製品10は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって矢印31aで示す方向に移動させられた後、ストッパー80の被操作部82がカバー50の穴54の幅広部54bに存在するように被操作部82が利用者によって矢印80bで示す方向に移動させられることによって、図7に示す状態になる。
エアゾール製品10は、図7に示す状態である場合、ボタン60のステム接触部63がステム31を押しているままであるので、容器20内のガスが無くならない限り、容器20に収納された内容物を外部に噴射し続ける。
以上に説明したように、トリガー式エアゾール噴射器40は、図6に示すように、ボタン60のうちステム31に接触するためのステム接触部63の位置の変化をストッパー80によって防止することができるので、エアゾール製品10の内容物の誤噴射の防止を実行することができる。なお、トリガー式エアゾール噴射器40は、利用者によって図6に示す状態にされることによって、エアゾール製品10の内容物の誤噴射を防止することができるだけではなく、エアゾール製品10の製造時にもエアゾール製品10の内容物の誤噴射を防止することができる。すなわち、トリガー式エアゾール噴射器40は、図6に示す状態にされていることによって、エアゾールバルブ30が取り付けられた容器20にトリガー式エアゾール噴射器40が取り付けられる時に、ボタン60のステム接触部63が誤ってステム31を押すことを防止することができる。
また、トリガー式エアゾール噴射器40は、図7に示すように、ボタン60のうちステム31に接触するためのステム接触部63の位置の変化をストッパー80によって防止することができるので、エアゾール製品10の内容物の連続した噴射を実行することができる。
トリガー式エアゾール噴射器40は、ストッパー80の位置が位置変化防止位置である場合、図6に示すように矢印31bで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83aが矢印31aで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64aに接触することと、図7に示すように矢印31aで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83bが矢印31bで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64bに接触することとが可能であるので、エアゾール製品10の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品10の内容物の連続した噴射との両方を1つのストッパー80によって実行することができる。
なお、トリガー式エアゾール噴射器40は、本実施の形態において、エアゾール製品10の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品10の内容物の連続した噴射との両方を実行することができるようになっているが、エアゾール製品10の内容物の誤噴射の防止と、エアゾール製品10の内容物の連続した噴射との何れか一方のみを実行することができるようになっていても良い。すなわち、トリガー式エアゾール噴射器40は、図6に示す状態と、図7に示す状態との何れか一方になることができないようになっていても良い。
また、トリガー式エアゾール噴射器40は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向と、ストッパー80の被操作部82が利用者によって移動させられる矢印80aおよび矢印80bで示す方向とが略平行であるので、トリガー式エアゾール噴射器40は、ボタン60のトリガーレバー部62と、ストッパー80の被操作部82とに操作方向における共通性がある。したがって、トリガー式エアゾール噴射器40は、利用者の操作性を向上することができる。
なお、トリガー式エアゾール噴射器は、ステム延在方向におけるボタンのステム接触部の位置の変化をストッパーのボタン接触部でボタンのストッパー接触部に接触することによって防止する位置である位置変化防止位置と、ステム延在方向におけるボタンのステム接触部の位置の変化の防止を解除する位置である位置変化防止解除位置とに移動可能にストッパーがカバーに支持されていれば、ボタンのトリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と、ストッパーの被操作部が利用者によって移動させられる方向とが略平行でなくても良い。例えば、トリガー式エアゾール噴射器は、ストッパーの被操作部が利用者によって移動させられる方向が、ボタンのトリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と直交するようになっていても良い。
また、トリガー式エアゾール噴射器40は、ストッパー80の位置変化防止位置に対する位置変化防止解除位置の方向である矢印80aで示す方向は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向と略同一である。すなわち、トリガー式エアゾール噴射器40は、ボタン60のトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向と、トリガーレバー部62が利用者によって引かれることができるようにするためにストッパー80の被操作部82が利用者によって操作される方向、すなわち、矢印80aで示す方向とが略同一である。したがって、トリガー式エアゾール噴射器40は、ボタン60のトリガーレバー部62と、ストッパー80の被操作部82とに操作方向における強い共通性があり、利用者の操作性を更に向上することができる。
なお、トリガー式エアゾール噴射器は、ストッパーの位置変化防止位置に対する位置変化防止解除位置の方向が、ボタンのトリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と反対方向であっても良い。
また、トリガー式エアゾール噴射器40は、ストッパー80の位置が位置変化防止位置である場合、矢印31bで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83aが矢印31aで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64aに接触しているとき、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のステム接触部63の位置が図6に示すようにステム接触部63がステム31に接触しない位置であるので、ステム接触部63がステム31に接触する構成と比較して、例えばボタン60が衝撃を受けた場合に部材の変形などによってステム接触部63がステム31を押してしまう可能性を低減することができる。したがって、トリガー式エアゾール噴射器40は、ボタン60に対するストッパー80の位置が図6に示す位置である場合にボタン60のステム接触部63がステム31に接触する構成と比較して、例えばボタン60が衝撃を受けた場合にエアゾール製品10の内容物の誤噴射を更に確実に防止することができる。
なお、ストッパー80の位置が位置変化防止位置である場合、矢印31bで示す方向におけるストッパー80のボタン接触部83の端83aが矢印31aで示す方向におけるボタン60のストッパー接触部64の端64aに接触しているとき、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のステム接触部63の位置は、本実施の形態において図6に示すようにステム接触部63がステム31に接触しない位置であったが、ステム接触部63がステム31を押す位置でなければ、ステム接触部63がステム31に接触している位置であっても良い。
また、トリガー式エアゾール噴射器40は、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるボタン60のトリガーレバー部62の位置が、矢印31aおよび矢印31bで示すステム延在方向におけるストッパー80の被操作部82の位置と比較して、ボタン60のステム接触部63がステム31を押す方向である矢印31aで示す方向に存在しているので、ボタン60のトリガーレバー部62に対してトリガーレバー部62が利用者によって引かれる矢印62aで示す方向にストッパー80の被操作部82が存在しない。したがって、トリガー式エアゾール噴射器40は、利用者がトリガーレバー部62に指を引っ掛けている状態であっても、利用者によるストッパー80の被操作部82の操作を容易に可能とすることができる。
なお、カバー50は、本実施の形態において容器20およびマウンティングカップ32に取り付けられるようになっているが、容器20およびマウンティングカップ32の何れか一方のみに取り付けられるようになっていても良い。
10 エアゾール製品
20 容器
30 エアゾールバルブ
31 ステム
31a 矢印(ステム延在方向を示す矢印、第1の方向を示す矢印)
31b 矢印(ステム延在方向を示す矢印、第2の方向を示す矢印)
32 マウンティングカップ
40 トリガー式エアゾール噴射器
50 カバー
60 ボタン
62 トリガーレバー部
62a 矢印(トリガーレバー部が利用者によって引かれる方向を示す矢印)
63 ステム接触部
64 ストッパー接触部
64a 端(第1の方向における端)
64b 端(第2の方向における端)
80 ストッパー
80a 矢印(被操作部が利用者によって移動させられる方向を示す矢印、位置変化防止位置に対する位置変化防止解除位置の方向を示す矢印)
80b 矢印(被操作部が利用者によって移動させられる方向を示す矢印)
82 被操作部
83 ボタン接触部
83a 端(第2の方向における端)
83b 端(第1の方向における端)

Claims (7)

  1. 自身が延在する方向であるステム延在方向に押されることによってエアゾール製品の内容物の噴射を行うステムと、前記内容物を収納する容器に取り付けられるマウンティングカップとを備えたエアゾールバルブと組み合わせて使用されるトリガー式エアゾール噴射器であって、
    前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられるカバーと、前記カバーが前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられた状態で利用者の操作に応じて前記ステム延在方向に前記ステムを押すトリガー式のボタンと、利用者の操作に応じて前記ボタンの位置の変化を防止するストッパーとを備えており、
    前記ボタンは、利用者によって操作されるトリガーレバー部と、前記ステムに接触するためのステム接触部と、前記ストッパーに接触するためのストッパー接触部とを備えており、
    前記ストッパーは、利用者によって操作される被操作部と、前記ストッパー接触部に接触するためのボタン接触部とを備えており、
    前記ストッパーは、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置の変化を前記ボタン接触部で前記ストッパー接触部に接触することによって防止する位置である位置変化防止位置と、前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置の変化の防止を解除する位置である位置変化防止解除位置とに移動可能に前記カバーに支持されていることを特徴とするトリガー式エアゾール噴射器。
  2. 前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置は、前記ストッパーの位置が前記位置変化防止位置である場合、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向である第1の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向の反対方向である第2の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムを押す位置であり、前記第2の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムを押す位置ではないことを特徴とする請求項1に記載のトリガー式エアゾール噴射器。
  3. 前記トリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と、前記被操作部が利用者によって移動させられる方向とは、略平行であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトリガー式エアゾール噴射器。
  4. 前記位置変化防止位置に対する前記位置変化防止解除位置の方向は、前記トリガーレバー部が利用者によって引かれる方向と略同一であることを特徴とする請求項3に記載のトリガー式エアゾール噴射器。
  5. 前記ステム延在方向における前記ステム接触部の位置は、前記ストッパーの位置が前記位置変化防止位置である場合、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向である第1の方向の反対方向である第2の方向における前記ボタン接触部の端が前記第1の方向における前記ストッパー接触部の端に接触しているとき、前記ステム接触部が前記ステムに接触しない位置であることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載のトリガー式エアゾール噴射器。
  6. 前記ステム延在方向における前記トリガーレバー部の位置は、前記ステム延在方向における前記被操作部の位置と比較して、前記ステム接触部が前記ステムを押す方向に存在することを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載のトリガー式エアゾール噴射器。
  7. 請求項1から請求項6までの何れかに記載のトリガー式エアゾール噴射器と、前記容器と、前記容器に取り付けられた前記エアゾールバルブとを備えており、
    前記トリガー式エアゾール噴射器の前記カバーは、前記容器および前記マウンティングカップの少なくとも一方に取り付けられていることを特徴とするエアゾール製品。
JP2012138491A 2012-06-20 2012-06-20 トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品 Pending JP2014001001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012138491A JP2014001001A (ja) 2012-06-20 2012-06-20 トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012138491A JP2014001001A (ja) 2012-06-20 2012-06-20 トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014001001A true JP2014001001A (ja) 2014-01-09

Family

ID=50034585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012138491A Pending JP2014001001A (ja) 2012-06-20 2012-06-20 トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014001001A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020062607A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 株式会社三谷バルブ 内容物放出操作構造およびその誤動作防止用ストッパーならびにこの内容物放出操作構造などを備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08133360A (ja) * 1994-11-10 1996-05-28 Seiichi Kitabayashi 傾斜作動式噴射頭構造体
JP2002037361A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Mitani Valve Co Ltd エアゾール容器用噴射器
JP2006056555A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Toyo Aerosol Ind Co Ltd エアゾール容器の内容物排出装置
JP2007314222A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用噴射ノズル
JP2007331787A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Precision Valve Japan Ltd エアゾール容器の残留ガス排出構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08133360A (ja) * 1994-11-10 1996-05-28 Seiichi Kitabayashi 傾斜作動式噴射頭構造体
JP2002037361A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Mitani Valve Co Ltd エアゾール容器用噴射器
JP2006056555A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Toyo Aerosol Ind Co Ltd エアゾール容器の内容物排出装置
JP2007314222A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd エアゾール容器用噴射ノズル
JP2007331787A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Precision Valve Japan Ltd エアゾール容器の残留ガス排出構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020062607A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 株式会社三谷バルブ 内容物放出操作構造およびその誤動作防止用ストッパーならびにこの内容物放出操作構造などを備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品
JP7216947B2 (ja) 2018-10-17 2023-02-02 株式会社三谷バルブ 内容物放出操作構造ならびにこの内容物放出操作構造を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4863175B2 (ja) エアゾール式噴霧器のヘッドキャップ
US8313009B2 (en) Pepper spray container assembly
JP6415884B2 (ja) トリガー式ポンプディスペンサ
JP4974356B2 (ja) エアゾール噴射器のトリガー式ヘッドキャップ
JP2014001001A (ja) トリガー式エアゾール噴射器およびエアゾール製品
JP5322565B2 (ja) トリガー式液体噴出器
WO2019202882A1 (ja) 定量噴射ユニット
JP5787308B2 (ja) エアゾール容器及びそのアクチュエータ
JP5213617B2 (ja) エアゾール容器
JP2014068886A (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP4901322B2 (ja) エアゾール容器の残留ガス排出構造
JP4813980B2 (ja) エアゾール容器の残留ガス排出構造
JP2007001583A (ja) エアゾール容器用噴射機構及びエアゾール噴射装置
JP2008037455A (ja) エアゾール容器用噴射装置
JP6460939B2 (ja) 吐出器
JP2007062750A (ja) エアゾール容器用噴射機構及びエアゾール噴射装置
JP5868822B2 (ja) 定量シリンジ型噴出器
JP5608549B2 (ja) エアゾール容器及びそのアクチュエータ
JP4439506B2 (ja) 可動グリップ付きエアゾールキャップ
JP6193097B2 (ja) 穿刺針カートリッジと、それを装着する穿刺器具と、この穿刺針カートリッジの穿刺器具への装着方法
JP5221028B2 (ja) スプレー装置
JP3959442B2 (ja) 可動グリップ付きエアゾールキャップ
JP7244050B2 (ja) エアゾール容器用キャップ
JP2018122894A (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6640478B2 (ja) エアゾール容器用噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160804