JP2014000872A - 管理装置及び診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パーシャルネットワークに対応した制御装置と対応していない制御装置とが、同一のバスラインに接続されている場合でも、正しく故障診断が行われるようにする。
【解決手段】管理装置が、受信手段と、スリープ検知手段と、起動検知手段と、記憶手段とを備える。受信手段は、パーシャル対応の制御装置とパーシャル非対応の制御装置とが接続された通信ラインよりデータを受信可能な手段である。スリープ検知手段は、受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態になることを検知する。起動検知手段は、受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態から起動状態になることを検知する。記憶手段は、スリープ検知手段及び起動検知手段による検知結果に基づき、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する。
【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置の故障診断を実現する技術に関する。
車両などでは、搭載する複数の制御装置が連係して各種制御を行うために、その複数の制御装置が共通のバスラインに接続されている。そして、各制御装置が通信する際には、CAN(Control Area Network)等のプロトコルが用いられることが多い。
このようなシステムにおける制御装置の故障を検出する装置として、例えば、下記の特許文献1に記載された制御装置が知られている。すなわち、他の制御装置からの通信データが所定の判定時間を経過しても取得できないときに、その制御装置との通信が途絶したと判定する制御装置が知られている。
特開2003−143164号公報
ところで、従来の制御装置のスリープの仕組みは、同一の車載LANに接続されている全ての制御装置が一斉にスリープするという仕組みであった。しかし、近年、個々の制御装置単位又は複数の制御装置からなるグループ(クラスタ)の単位で、動作のスリープを許容するパーシャルネットワークという技術が開発されている。そして、このようなパーシャルネットワークに対応した制御装置が世に出されようとしている。
このようなパーシャルネットワークに対応した制御装置と、対応していない制御装置とが、同一のバスラインに接続されていると、パーシャルネットワークに対応していない制御装置に通信異常を示すダイアグノーシス情報が記録されてしまうことが想像される。具体的には、パーシャルネットワークに対応した制御装置がスリープ状態になってバスライン上へのデータ送信が止まったことにより、パーシャルネットワークに対応していない制御装置が、スリープした制御装置に関して通信異常があるとしてダイアグノーシス情報を記録してしまうことである。そのようなダイアグノーシス情報が記録され、そのダイアグノーシス情報に基づいて故障診断が行われるとその診断結果は正しいものではない。
本発明はこのような問題にかんがみなされたものであり、パーシャルネットワークに対応した制御装置と対応していない制御装置とが、同一のバスラインに接続されている場合でも、正しく故障診断が行われるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の管理装置は、受信手段と、スリープ検知手段と、起動検知手段と、記憶手段とを備える。受信手段は、パーシャル対応の制御装置とパーシャル非対応の制御装置とが接続された通信ラインよりデータを受信可能な手段である。スリープ検知手段は、前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態になることを検知する。起動検知手段は、前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態から起動状態になることを検知する。記憶手段は、前記スリープ検知手段及び前記起動検知手段による検知結果に基づき、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する。
このような管理装置によれば、記憶手段が記憶する情報を参照することにより、パーシャル対応の制御装置がスリープすることによって通信が途絶したのか、スリープ以外の事情によって通信が途絶したのかを後から判別することができる。したがって、正しい故障診断に貢献する。
また、上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の診断装置は、受信手段と、送信手段と、問合手段と、判定手段と、診断手段とを備える。受信手段は、パーシャル対応の制御装置と、パーシャル非対応の制御装置と、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する管理装置と、が接続された通信ラインより、データを受信可能な手段である。送信手段は、前記通信ラインにデータを送信可能な手段である。問合手段は、パーシャル非対応の制御装置から前記受信手段を介して受信したダイアグノーシス情報に、通信途絶に関するデータが含まれていると、前記送信手段を介して前記管理装置へ問合せデータを送信し、前記管理装置より送信された返信データを、前記受信手段を介して受信する。判定手段は、前記返信データに基づき、前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたか否かを判定する。診断手段は、前記判定手段により、前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたと判定された場合、前記制御装置を故障と診断せず、一方、前記通信途絶の時刻にスリープしていなかったと判定された場合、前記制御装置を故障と診断する。
このような診断装置によれば、パーシャルネットワークに対応した制御装置がスリープ状態になった際に、パーシャルネットワークに対応していない制御装置が通信途絶と判定した場合でも、故障が発生したと誤って診断してしまうことを軽減できる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項8に記載の診断装置は、受信手段と、送信手段と、問合手段と、診断手段とを備える。受信手段は、パーシャル対応の制御装置と、パーシャル非対応の制御装置と、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する管理装置と、が接続された通信ラインより、データを受信可能な手段である。送信手段は、前記通信ラインにデータを送信可能な手段である。問合手段は、パーシャル非対応の制御装置から前記受信手段を介して受信したダイアグノーシス情報に、通信途絶に関するデータが含まれていると、前記送信手段を介して前記管理装置へ、前記通信途絶の制御装置を識別するための識別情報と通信途絶になった時刻とを送信し、前記通信途絶になった時刻において前記制御装置がスリープしていたか否かの判定結果を前記管理装置より前記受信手段を介して受信する。診断手段は、前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたという判定結果を前記問合手段が受信した場合、前記制御装置を故障と診断せず、一方、前記通信途絶の時刻にスリープしていなかったという判定結果を前記問合手段が受信した場合、前記制御装置を故障と診断する。
このような診断装置によれば、パーシャルネットワークに対応した制御装置がスリープ状態になった際に、パーシャルネットワークに対応していない制御装置が通信途絶と判定した場合でも、故障が発生したと誤って診断してしまうことを軽減できる。
また、上記課題を解決するためになされた請求項9に記載の管理装置は、受信手段と、送信手段と、スリープ検知手段と、起動検知手段、送信制御手段とを備える。受信手段は、パーシャル対応の制御装置とパーシャル非対応の制御装置とが接続された通信ラインよりデータを受信可能な手段である。送信手段は、前記通信ラインにデータを送信可能な手段である。スリープ検知手段は、前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態になることを検知する。起動検知手段は、前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態から起動状態になることを検知する。送信制御手段は、前記スリープ検知手段及び前記起動検知手段による検知結果に基づき、パーシャル対応の任意の制御装置がスリープ状態である間、前記制御装置が所定間隔で送信するデータを、前記送信手段を介して前記通信ラインへ送信する。
このような管理装置によれば、パーシャルネットワークに対応した制御装置がスリープ状態になった際に、パーシャルネットワークに対応していない制御装置が通信途絶と判定することを軽減できる。したがって、正しい故障診断に貢献する。
実施形態の故障診断システムの全体構成を表すブロック図である。 管理装置の構成を表すブロック図である。 診断装置の構成を表すブロック図である。 スリープ履歴記憶処理を説明するためのフローチャートである。 ネットワークマネジメントフレームの一例の説明図である。 スリープ開始時刻ログの一例である。 スリープ終了時刻ログの一例である。 通信途絶履歴記録処理を説明するためのフローチャートである。 診断処理を説明するためのフローチャートである。 問合処理1を説明するためのフローチャートである。 問合対応処理1を説明するためのフローチャートである。 問合処理2を説明するためのフローチャートである。 問合対応処理2を説明するためのフローチャートである。 代理送信処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。また下記の実施形態のうち、両立し得る構成については、組み合わせることができる。また、下記の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではないことを念のため付言しておく。
[構成の説明]
図1に示すとおり、実施形態の故障診断システム5は、自動車等の車両に搭載され、管理装置11と、パーシャル対応制御装置12,13,15、16と、パーシャル非対応制御装置18と、データリンクコネクタ19、診断装置20と、車載LAN21とを備える。
管理装置11は、パーシャルマスタ等とも呼ばれる装置であり、車載LAN21上をやりとりされる様々なデータの記録等をすることができる。ここで、図2を用い、管理装置11の構成を詳しく説明する。
管理装置11は、図2に示すとおり、通信部25と、記憶部26と、制御部27とを備える。通信部25は、車載LAN21上を流れるデータを受信する機能を有する受信部25aと、車載LAN21に対してデータを送信する機能を有する送信部25bとを備える。記憶部26は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体からなり、プログラムを含む種々のデータを記憶することができる。制御部27は、周知のマイコンからなり、プログラムに基づいて各種の処理を実行する機能を有する。
説明を図1に戻し、パーシャル対応制御装置12,13,15、16は、パーシャル対応のECUであり、センサ等より得た情報に基づいて演算を行い、演算結果を出力する機能等を有する。具体例としては、ドアロックを制御するECUや、パワーウインドウを制御するECU等、様々なECUが想定される。そして、パーシャル対応制御装置12,13,15、16は、第1クラスタ14(パーシャル対応制御装置12,13)と第2クラスタ17(パーシャル対応制御装置15,16)とを構成している。なお、実施形態の故障診断システム5は、2つのクラスタを備えるが、2つに限られない。また、各クラスタに含まれるパーシャル対応制御装置の数も2つに限られず、例えば1つでもよい。
パーシャル非対応制御装置18は、パーシャル非対応のECUであり、センサ等より得た情報に基づいて演算を行い、演算結果を出力する機能等を有する。具体例としては、エンジンを制御するECUや、オートマチックトランスミッションを制御するECU等、様々なECUが想定される。なお、実施形態の故障診断システム5は、1つのパーシャル非対応制御装置18を備えるが、数は1つに限られない。
データリンクコネクタ19は、診断装置20を車載LAN21に接続する際に用いる車載LAN21側のコネクタである。
診断装置20は、図3に示すとおり、通信部31と、記憶部32と、制御部33と、表示部34、操作部35とを備える。通信部31は、車載LAN21上を流れるデータを受信する機能を有する受信部31aと、車載LAN21に対してデータを送信する機能を有する送信部31bとを備える。記憶部32は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体からなり、プログラムを含む種々のデータを記憶することができる。制御部33は、周知のマイコンからなり、プログラムに基づいて各種の処理を実行する機能を有する。表示部34は、液晶ディスプレイ等の表示パネルからなり、文字や図形等を表示させることができる。操作部35は、メカニカルなキースイッチや表示部34の表示パネル面に設けられたタッチパネル等からなり、ユーザからの操作指令を入力する。診断装置20は、診断時のみ、データリンクコネクタ19を介して車載LAN21に接続される。
説明を図1に戻し、車載LAN21は、管理装置11と、パーシャル対応制御装置12,13,15、16と、パーシャル非対応制御装置18と、データリンクコネクタ19、診断装置20とが接続されるLANであり、CAN(Control Area Network)等のプロトコルが用いられるバス型のLANである。なお、パーシャルネットワークに対応したプロトコル及びLANであれば、どのようなものであってもよい。
[第一実施形態の動作の説明]
次に、故障診断システム5に関する動作について説明するが、主に3つの実施形態に分けて説明する。いずれの実施形態も、上述した構成に関しては同一である。
まず、第一実施形態の故障診断システム5に関する動作について説明する。以下の説明では、本願発明に関係する動作についてのみ説明し、各制御装置の主機能を実現する動作についての説明は省略する(例えば、ドアロックを制御するための制御装置におけるドアロック制御を実現する動作の説明は省略する。)。
(1)スリープ履歴記憶処理
スリープ履歴記憶処理は、管理装置11の制御部27が、記憶部26に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。スリープ履歴記憶処理は、管理装置11への電力供給が開始された際に実行が開始される。以下、この処理について、図4を用いて説明する。
管理装置11の制御部27は、スリープ履歴記憶処理の実行を開始すると、車載LAN21上を流れるデータの受信を受信部25aに開始させるように指令を送る(S105)。
続いて、制御部27は、受信部25aが受信したデータに基づいてスリープを開始するパーシャル対応制御装置があるか否かを判定する(S110)。ここで判定方法の一例について図5を用いて説明する。図5に示すネットワークマネジメントフレームを受信して解析することによって判定する。このネットワークマネジメントフレームは、ID部とデータ部とからなり、ID部にはフレームの種別等を示すIDが含まれ、データ部にはクラスタ毎にスリープ可否ビットが含まれる。スリープ可否ビットの具体例としては、第1クラスタ14に属する制御装置に対してスリープしてはならない場合は第1クラスタのスリープ可否ビットに「0」がセットされており、スリープしてもよい場合は第1クラスタのスリープ可否ビットに「1」がセットされている。そして、このようなネットワークマネジメントフレームが制御装置等から出力されており、それを継続的に監視し、あるクラスタに関しスリープ可否ビットが「0」のネットワークマネジメントフレームを一定期間(例えば、1秒間)検知しなかった場合、当該クラスタに属する制御装置はスリープ状態に入ったと判定する。すなわち、当該クラスタに属する制御装置は、当該クラスタのスリープ可否ビットが「0」であるネットワークマネジメントフレームを1秒間受信しない場合はスリープ状態になる。なお、ここでいう「スリープ」というのは、その制御装置の主要機能を実行しない状態であって、電力供給が絶たれた際のような停止状態と比較してすぐに主要機能を実行可能な状態に遷移できる状態を意味する。
説明を図4に戻し、制御部27は、スリープを開始するパーシャル対応制御装置があると判定した場合(S110:Yes)、S115へ処理を移行し、一方、スリープを開始するパーシャル対応制御装置は無いと判定した場合(S110:No)、S120へ処理を移行する。
スリープを開始するパーシャル対応制御装置があると判定した場合に進むS115では、その制御装置のIDと現在時刻とを、スリープ開始の記録であることが後から把握可能なように記憶部26に記憶させ、S120へ処理を移行する。なお、「時刻」というのは、日常用いられる何年何月何日何時何分というような形式に限られず、ある基準時点(例えば、電源投入時)からの秒数といったような形式であってもよい(以下、「時刻」について同様。)。また、「スリープ開始の記録であることが後から把握可能なように」というのは、例えば、制御装置のIDと時刻とを、スリープ開始に関する情報を記憶するためのログファイルに記憶させたり(図6)、制御装置のIDと時刻とに、スリープ開始に関する情報であることを示す情報(例えば、フラグ)を付け、後述するスリープ停止時刻等と共通のログファイルに記憶させたりする。
S120では、制御部27は、スリープを停止するパーシャル対応制御装置があるか否かを判定する。スリープを停止するというのは、スリープ中のパーシャル対応制御装置が、スリープ状態から主要機能を実行可能な状態(起動状態)に遷移することを意味する。判定方法の一例としては、図5で説明したネットワークマネジメントフレームを継続的に監視することにより、あるクラスタに関しスリープ可否ビットが「0」であるネットワークマネジメントフレームが一定時間続いた後に「1」であるものが検知された場合、そのクラスタに属する制御装置は、スリープを停止して起動状態になると判定する。
制御部27は、スリープを停止するパーシャル対応制御装置があると判定した場合(S120:Yes)、S125へ処理を移行し、スリープを停止する制御装置は無いと判定した場合(S120:No)、S110へ処理を戻す。
スリープを停止するパーシャル対応制御装置があると判定した場合に進むS125では、その制御装置のIDと現在時刻とを、スリープ停止の記録であることが後から把握可能なように記憶部26に記憶させ、S110へ処理を戻す。なお、「スリープ停止の記録であることを後から把握可能なように」というのは、例えば、制御装置のIDと時刻とを、スリープ停止に関する情報を記憶するためのログファイルに記憶させたり(図7)、制御装置のIDと時刻とに、スリープ停止に関する情報であることを示す情報(例えば、フラグ)を付け、上述のスリープ開始時刻等と共通のログファイルに記憶させたりする。
(2)通信途絶履歴記録処理
通信途絶履歴記録処理は、パーシャル非対応制御装置18が、内部に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。通信途絶履歴記録処理は、パーシャル非対応制御装置18への電力供給が開始された際に実行が開始される。以下、この処理について、図8を用いて説明する。
パーシャル非対応制御装置18は、通信途絶履歴記録処理の実行を開始すると、車載LAN21上を流れるデータの受信を開始する(S205)。
続いて、パーシャル非対応制御装置18は、本装置が担う機能の実現に際して通信相手であった制御装置からの通信が途絶したか否かを、受信データの状況に基づいて判定する(S210)。パーシャル非対応制御装置18は、通信が途絶したと判定した場合(S210:Yes)、S215へ処理を移行し、通信が途絶していないと判定した場合(S210:No)、本ステップ(S210)にとどまり繰り返し判定を行う。
通信が途絶したと判定した場合に進むS215では、通信途絶に関する情報をダイアグノーシス情報の一つとして記憶する。具体的には、例えば、通信途絶した制御装置の制御装置IDや、通信途絶と判定した時刻等である。パーシャル非対応制御装置18は、通信途絶に関する情報をダイアグノーシス情報の一つとして記憶すると、S210へ処理を戻す。
(3)診断処理
診断処理は、診断装置20の制御部33が、記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。診断処理は、ユーザによって診断処理の開始を意味する操作が操作部35に対してなされた際に実行が開始される。以下、この処理について、図9を用いて説明する。
診断装置20の制御部33は、車載LAN21に接続されている制御装置のうち、未受信の制御装置からダイアグノーシス情報の受信を試みる(S305)。具体的には、例えば、ダイアグノーシス情報を送信させる指令を、送信部31bを介して未受信の制御装置へ送信することによって行う。なお、ダイアグノーシス情報というのは、制御装置が動作中に記憶した異常情報であり、ここでは特に通信途絶に関する情報を対象とする。具体的には、通信途絶した制御装置を特定するID(制御装置ID)とその時刻とを指す。
続くS310では、通信途絶のダイアグノーシス情報を受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合(S310:Yes)、S315へ処理を移行し、受信していないと判定した場合(S310:No)、S340へ処理を移行する。
通信途絶のダイアグノーシス情報を受信したと判定した場合に進むS315では、問合処理1を実行する。この問合処理1の詳細については後述するが、問合処理1では、通信途絶の原因が、通信途絶した制御装置がスリープ状態になったことによるものかそうでないかを管理装置11への問合に基づいて判定する処理である。
続くS320では、S315の結果に基づいて処理を分岐する。すなわち、通信途絶の原因が、通信途絶した制御装置がスリープ状態になったことによるものであった場合、S325へ処理を移行し、通信途絶のダイアグノーシス情報を無効なダイアグノーシス情報として以降扱う(例えば破棄する)。そして、S340へ処理を移行する。
一方、通信途絶の原因が、通信途絶した制御装置がスリープ状態になったことによるものでなかった場合、S330へ移行し、通信途絶のダイアグノーシス情報を有効なダイアグノーシス情報として以降扱う。そして、続くS335では、通信途絶のダイアグノーシス情報に基づいて通信途絶に関する情報を診断結果として表示部34に表示させる。そして、S340へ処理を移行する。
S340では、車載LAN21に接続されている全ての制御装置からダイアグノーシス情報の受信を試みたかどうかによって処理を分岐する。全ての制御装置からダイアグノーシス情報の受信を試みたと判定した場合、本処理(診断処理)を終了し、全てのダイアグノーシス情報の受信を試みていないと判定した場合、S305へ処理を戻す。
(4)問合処理1
問合処理1は、診断装置20の制御部33が、記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。問合処理1は、上述した診断処理のS315で呼び出されて実行が開始される。以下、この処理について、図10を用いて説明する。
診断装置20の制御部33は、まず、通信途絶した制御装置を特定するID(制御装置ID)を問合せとして管理装置11へ送信部31bを介して送信する(S405)。
続いて、受信部31aを介して管理装置11より、S405で送信した制御装置IDに関するスリープ開始時刻及びスリープ停止時刻の履歴を受信する(S410)。ここで取得する履歴の具体例としては、例えば、図6のスリープ開始時刻ログのうち、S405で送信した制御装置IDに関するスリープ開始時刻のみの一覧と、図7のスリープ停止時刻ログのうち、S405で送信した制御装置IDに関するスリープ停止時刻のみの一覧とが考えられる。
続いて、S410で受信した履歴に基づき、通信途絶した制御装置が通信途絶時刻(診断処理のS305で受信した通信途絶のダイアグノーシス情報に含まれる通信途絶時刻)にスリープ状態であったか否かを判定する(S415)。判定すると、診断装置20の制御部33は、本処理(問合処理1)を終え、上述した診断処理のS315に続くステップを実行する。
(5)問合対応処理1
問合対応処理1は、管理装置11の制御部27が、記憶部26に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。問合対応処理1は、管理装置11への電力供給が開始された際に実行が開始される。なお、制御部27が実行する他の処理とは並行して実行される。以下、この処理について、図11を用いて説明する。
管理装置11の制御部27は、問合対応処理1の実行を開始すると、受信部25aを介して車載LAN21より取得したデータの中に診断装置20からの問合せがあったか否かを判定する(S455)。この問合せというのは、診断装置20が実行する問合処理1のS405における問合せに対応するものであり、制御装置IDを含む。
制御部27は、診断装置20から問合せがあったと判定した場合(S455:Yes)、S460へ処理を移行し、診断装置20からの問合せがなかったと判定した場合(S455:No)、本ステップ(S455)にとどまり繰り返し判定を行う。
診断装置20から問合せがあったと判定した場合に進むS460では、診断装置20より受信した問合せに含まれる制御装置IDに対応するスリープ開始時刻とスリープ停止時刻とを記憶部26から読み出し、診断装置20へ送信部25bを介して送信する。そして、上述したS455へ処理を戻す。
[第一実施形態の効果]
以上、第一実施形態の故障診断システム5の構成及び動作について説明したが、本実施形態の故障診断システム5では、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報(スリープ開始時刻及びスリープ停止時刻の履歴)を、管理装置11が記憶部26に記憶する。そして、診断装置20は診断時、パーシャル非対応の制御装置より通信途絶のダイアグノーシス情報を受信すると、そのダイアグノーシス情報に含まれる制御装置IDに対応するスリープ開始時刻及びスリープ停止時刻の履歴を管理装置11より受信する。そして診断装置は、通信途絶した制御装置が通信途絶時にスリープしていたか否かを判定し、スリープしていた場合は、通信途絶のダイアグノーシス情報を無効な情報として扱う。
このため、第一実施形態の故障診断システム5によれば、スリープ状態による通信途絶とスリープ以外の事情による通信途絶とを判別することができ、正しい故障診断を行うことができる。
[第二実施形態の動作の説明]
次に第二実施形態の故障診断システム5に関する動作について説明する。以下では、第一実施形態と相違する動作を中心に説明し、第一実施形態と同一の動作については説明を省略する。なお、第二実施形態の故障診断システム5は、通信途絶のダイアグノーシス情報に係る制御装置が通信途絶時にスリープ状態であったか否かの実質的な判定を、診断装置20ではなく管理装置11が行う点が、第一実施形態の故障診断システム5と異なる。
(1)問合処理2
問合処理2は、上述した問合処理1の代わりに診断装置20の制御部33が、記憶部32に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。問合処理2は、上述した診断処理のS315で呼び出されて実行が開始される。以下、この処理について、図12を用いて説明する。
診断装置20の制御部33は、まず、通信途絶した制御装置を特定するID(制御装置ID)とその通信途絶時刻とを問合せとして管理装置11へ送信部31bを介して送信する(S505)。
続いて、制御部33は、S505で送信した制御装置IDに対応する制御装置がS505で送信した通信途絶時刻においてスリープ状態であったか否かの情報を、受信部31aを介して管理装置11より受信する(S510)。すなわち、S505で送信した制御装置IDの制御装置が、S505で送信した通信途絶時刻においてスリープ状態であったか否かが管理装置11において判定され、その結果を制御部33は受信する。受信すると、制御部33は、本処理(問合処理2)を終え、上述した診断処理のS315に続くステップを実行する。
(2)問合対応処理2
問合対応処理2は、上述した問合対応処理1の代わりに管理装置11の制御部27が、記憶部26に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理である。問合対応処理2は、管理装置11への電力供給が開始された際に実行が開始される。以下、この処理について、図13を用いて説明する。
管理装置11の制御部27は、問合対応処理2の実行を開始すると、受信部25aを介して車載LAN21より取得したデータに診断装置20からの問合せがあったか否かを判定する(S555)。この問合せというのは、診断装置20が実行する問合処理2のS505における問合せに対応するものであり、制御装置IDと通信途絶時刻とを含む。
制御部27は、診断装置20から問合せがあったと判定した場合(S555:Yes)、S560へ処理を移行し、診断装置20からの問合せがなかったと判定した場合(S555:No)、本ステップ(S555)にとどまり繰り返し判定を行う。
診断装置20から問合せがあったと判定した場合に進むS560では、制御部27は、問合せに含まれる制御装置IDに対応する制御装置が問合せに含まれる通信途絶時刻においてスリープ状態であったか否かを、記憶部26が記憶する情報(ログファイル等)を参照して判定する。そして、制御部27は、その判定結果を示す情報(例えばフラグ)を、送信部25bを介して診断装置20へ送信し、上述したS555へ処理を戻す。
[第二実施形態の効果]
以上説明したように、第二実施形態の故障診断システム5は、通信途絶のダイアグノーシス情報に係る制御装置が通信途絶時にスリープ状態であったか否かの実質的な判定を、管理装置11が行う。このような方法であっても、第一実施形態の故障診断システム5と同様、スリープ状態による通信途絶とスリープ以外の事情による通信途絶とを判別することができ、正しい故障診断を行うことができる。そして、第一実施形態の故障診断システム5との相違点で言えば、第一実施形態の診断装置20に比べて第二実施形態の診断装置20の方が診断時の処理負荷が低い上、車載LAN21上を流れるデータ量も少ない。
[第三実施形態の動作の説明]
次に第三実施形態の故障診断システム5に関する動作について説明する。なお、第三実施形態の故障診断システム5では、上述した通信途絶履歴記録処理(図8)と、上述した診断処理(図9)と、後述する代理送信処理とが実行され、上述したその他の処理は実行されない。また、診断処理(図9)については、S310において肯定判定の場合、S315,S320,S325は実行されない。すなわち、S310において肯定判定の場合は、S330、S335、S340へという順に実行される。
第三実施形態の故障診断システム5において実行される特徴的な処理は、管理装置11の制御部27が実行する代理送信処理である。代理送信処理は、管理装置11への電力供給がなされた際、記憶部26に記憶されたプログラムに基づいて制御部27が実行する。以下、この代理送信処理について、図14を用いて説明する。
管理装置11の制御部27は、まず、車載LAN21上を送受信されているデータの受信を開始する(S605)。受信するデータとしては、少なくとも上述したネットワークマネジメントフレームの全てと、パーシャル非対応制御装置18に関係するフレームとを含む。
続いて、管理装置11の制御部27は、S605で取得したデータに基づいて、パーシャル非対応制御装置18が起動している状態か否かを判定する(S610)。この判定はパーシャル非対応制御装置18に対するスリープコマンドの有無や起動コマンドの有無等に基づいて判定する。パーシャル非対応の制御装置が複数存在する場合はパーシャル非対応の制御装置が一つでも起動状態であるか否かを判定する。もっとも、パーシャル非対応の制御装置は、全ての制御装置が一斉にスリープ状態又は起動状態になるため、パーシャル非対応の制御装置のいずれか一つのみについて判定しても良い。S610において、パーシャル非対応制御装置18が起動している状態であると判定した場合(S610:Yes)、S615へ移行し、パーシャル非対応制御装置18が起動している状態でないと判定した場合(S610:No)、S625へ処理を移行する。
パーシャル非対応制御装置18が起動している状態であると判定した場合に進むS615では、パーシャル対応制御装置12,13,15,16のいずれか(第1クラスタ14又は第2クラスタ17)がスリープ状態であるか否かを判定する。この判定は、例えば、図5で説明したネットワークマネジメントフレームを継続的に監視することにより行う。具体的には、あるクラスタに関しスリープ可否ビットが「0」のネットワークマネジメントフレームを一定期間(例えば、1秒間)検知しなかった場合、当該クラスタに属する制御装置はスリープ状態に入ったと判定し、そのクラスタに関しスリープ可否ビットが「1」であるネットワークマネジメントフレームが検知された場合、そのクラスタに属する制御装置は、スリープを停止して起動状態になったと判定する。
パーシャル対応制御装置12,13,15,16(第1クラスタ14又は第2クラスタ17)の少なくともいずれか一つがスリープ状態であると判定した場合(S615:Yes)、S620へ処理を移行し、パーシャル対応制御装置12,13,15,16のいずれか(第1クラスタ14又は第2クラスタ17)がスリープ状態でないと判定した場合(S615:No)、S625へ処理を移行する。
S620では、管理装置11の制御部27は、所定のフレームを送信部25bに送信させることを開始する。所定のフレームとしては、スリープ状態にある制御装置について、パーシャル非対応制御装置18が通信途絶と判定しないためのフレームが考えられる。通信途絶と判定しないためのフレームとしては、スリープ状態の制御装置が非スリープ時(動作時)に規則的に送信するフレームや、無効データからなるフレームが考えられる。また、所定のフレームとしては、ダイアグノーシス情報に記録される情報であって、スリープ状態の制御装置がスリープ状態であったと診断時に診断装置20が判定できる情報を含むフレームが考えられる。管理装置11の制御部27は、このようなフレームの送信を開始させると、上述したS610へ処理を戻す。
S625では、既にS620で所定のフレームの送信を開始させていた場合、そのフレームの送信を停止させ、上述したS610へ処理を戻す。
[第三実施形態の効果]
以上説明したような第三実施形態の故障診断システム5では、パーシャル対応制御装置12,13,15,16(第1クラスタ14又は第2クラスタ17)の少なくともいずれか一つがスリープ状態になった場合で、かつ、パーシャル非対応制御装置18が起動している状態である場合、管理装置11が所定のフレームを車載LAN21へ送信してパーシャル非対応制御装置18が通信途絶と判定しないように、又は、スリープ状態の制御装置がスリープ状態であったと診断時に診断装置20が判定できるようにする。このため、正しい故障診断に貢献する。
[他の実施形態]
上記第一実施形態の問合処理1において、診断装置20が制御装置IDを管理装置11へ送信したがそれを送信せずに、問合対応処理1において、管理装置11が全ての制御装置のログ(任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報)を診断装置20へ送信するように構成してもよい。そして、診断装置20が、受信したログの中から必要なものを選択し、通信途絶時の制御装置のスリープ有無を判定するように構成してもよい。このように構成しても、上述した第一実施形態と同様の効果を奏する。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
5…故障診断システム、11…管理装置、12,13,15,16…パーシャル対応制御装置、14…第1クラスタ、17…第2クラスタ、18…パーシャル非対応制御装置、19…データリンクコネクタ、20…診断装置、21…車載LAN、25…通信部、25a…受信部、25b…送信部、26…記憶部、27…制御部、31…通信部、31a…受信部、31b…送信部、32…記憶部、33…制御部、34…表示部、35…操作部。

Claims (9)

  1. パーシャル対応の制御装置とパーシャル非対応の制御装置とが接続された通信ラインよりデータを受信可能な受信手段(25a)と、
    前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態になることを検知するスリープ検知手段(27,S110)と、
    前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態から起動状態になることを検知する起動検知手段(27,S120)と、
    前記スリープ検知手段及び前記起動検知手段による検知結果に基づき、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する記憶手段(26)と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
  2. 請求項1に記載の管理装置において、
    前記通信ラインにデータを送信可能な送信手段(25b)と、
    前記記憶手段に記憶されている前記状態特定情報を、前記通信ラインに接続された診断装置へ前記送信手段を介して送信する第一の送信制御手段(27,S460)と、
    をさらに備えることを特徴とする管理装置。
  3. 請求項2に記載の管理装置において、
    前記通信ラインには、パーシャル対応の制御装置が複数接続されており、
    前記記憶手段は、前記状態特定情報を、いずれのパーシャル対応の制御装置であるかを特定可能な情報である識別情報に対応付けて記憶し、
    前記第一の送信制御手段は、前記診断装置より送信されて前記受手段を介して受信した前記識別情報に対応する前記状態特定情報を前記記憶手段が記憶する前記状態特定情報の中から選択し、その選択した前記状態特定情報を前記診断装置へ前記送信手段を介して送信すること、
    を特徴とする管理装置。
  4. 請求項1に記載の管理装置において、
    前記通信ラインには、パーシャル対応の制御装置が複数接続されており、
    前記記憶手段は、前記状態特定情報を、いずれのパーシャル対応の制御装置であるかを特定可能な情報である識別情報に対応付けて記憶し、
    前記通信ラインにデータを送信可能な送信手段(25b)と、
    前記通信ラインに接続された診断装置より、いずれのパーシャル対応の制御装置であるかを特定可能な情報である識別情報と時刻とを前記受信手段を介して受信し、その識別情報に対応する制御装置のその時刻のスリープ有無を、前記記憶手段に記憶されている前記情報に基づいて判定し、その判定結果を前記診断装置へ前記送信手段を介して送信する第二の送信制御手段(27,S560,S565)と、
    をさらに備えることを特徴とする管理装置。
  5. パーシャル対応の制御装置と、パーシャル非対応の制御装置と、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する管理装置と、が接続された通信ラインより、データを受信可能な受信手段(31a)と、
    前記通信ラインにデータを送信可能な送信手段(31b)と、
    パーシャル非対応の制御装置から前記受信手段を介して受信したダイアグノーシス情報に、通信途絶に関するデータが含まれていると、前記送信手段を介して前記管理装置へ問合せデータを送信し、前記管理装置より送信された返信データを、前記受信手段を介して受信する問合手段(33,S405,S410)と、
    前記返信データに基づき、前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたか否かを判定する判定手段(33,S415)と、
    前記判定手段により、前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたと判定された場合、前記制御装置を故障と診断せず、一方、前記通信途絶の時刻にスリープしていなかったと判定された場合、前記制御装置を故障と診断する診断手段(33,S320,S325,S330)と、
    を備えることを特徴とする診断装置。
  6. 請求項5に記載の診断装置において、
    前記問合手段における問合せデータは、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を前記管理装置より送信させるための指令を含むデータであり、一方、前記返信データは、前記状態特定情報を含むデータであること、
    を特徴とする診断装置。
  7. 請求項5に記載の診断装置において、
    前記問合手段における問合せデータは、前記通信途絶の制御装置を識別するための識別情報を含むデータであり、一方、返信データは、前記識別情報に対応する制御装置についてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を含むデータであること、
    を特徴とする診断装置。
  8. パーシャル対応の制御装置と、パーシャル非対応の制御装置と、パーシャル対応の制御装置が任意の時点においてスリープ状態であったか否かを特定可能な情報である状態特定情報を記憶する管理装置と、が接続された通信ラインより、データを受信可能な受信手段(31a)と、
    前記通信ラインにデータを送信可能な送信手段(31b)と、
    パーシャル非対応の制御装置から前記受信手段を介して受信したダイアグノーシス情報に、通信途絶に関するデータが含まれていると、前記送信手段を介して前記管理装置へ、前記通信途絶の制御装置を識別するための識別情報と通信途絶になった時刻とを送信し、前記通信途絶になった時刻において前記制御装置がスリープしていたか否かの判定結果を前記管理装置より前記受信手段を介して受信する問合手段(33,S505,S510)と、
    前記通信途絶に関するデータに対応する制御装置が、前記通信途絶の時刻にスリープしていたという判定結果を前記問合手段が受信した場合、前記制御装置を故障と診断せず、一方、前記通信途絶の時刻にスリープしていなかったという判定結果を前記問合手段が受信した場合、前記制御装置を故障と診断する診断手段(33,S320,S325,S330)と、
    を備えることを特徴とする診断装置。
  9. パーシャル対応の制御装置とパーシャル非対応の制御装置とが接続された通信ラインよりデータを受信可能な受信手段(25a)と、
    前記通信ラインにデータを送信可能な送信手段(25b)と、
    前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態になることを検知するスリープ検知手段(27,S615)と、
    前記受信手段を介して受信したデータより、パーシャル対応の制御装置がスリープ状態から起動状態になることを検知する起動検知手段(27,S615)と、
    前記スリープ検知手段及び前記起動検知手段による検知結果に基づき、パーシャル対応の任意の制御装置がスリープ状態である間、前記制御装置が所定間隔で送信するデータを、前記送信手段を介して前記通信ラインへ送信する送信制御手段(27,S620)と、
    を備えることを特徴とする管理装置。
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