JP2014000234A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014000234A
JP2014000234A JP2012137455A JP2012137455A JP2014000234A JP 2014000234 A JP2014000234 A JP 2014000234A JP 2012137455 A JP2012137455 A JP 2012137455A JP 2012137455 A JP2012137455 A JP 2012137455A JP 2014000234 A JP2014000234 A JP 2014000234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game board
main body
game
board main
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012137455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6131003B2 (ja
Inventor
Masahiro Ota
真寛 太田
Masanori Ubukata
正徳 生方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2012137455A priority Critical patent/JP6131003B2/ja
Publication of JP2014000234A publication Critical patent/JP2014000234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6131003B2 publication Critical patent/JP6131003B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】例えば証紙台板等の部材を遊技盤から取り外し困難な状態に取り付ける作業の容易化を図ることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】証紙台板70は、爪形状部71と、一対の爪形状部72,73と、ボス74に形成された取り付け穴75と、を後面に備える。大入賞口ブラケット90は、証紙台板70の取り付け穴75と対応する取り付け穴93を備える。遊技盤本体60の取り付け部64には、証紙台板70の爪形状部71を受け入れるための切欠き部81と、証紙台板70の一対の爪形状部72,73およびボス74を受け入れるための切欠き部82と、が形成されている。証紙台板70は、爪形状部71および一対の爪形状部72,73を遊技盤本体60の切欠き部81,82に前面側から挿入され、かつ、大入賞口ブラケット90の取り付け穴93にねじ部材S2が挿入されて取り付けられる。
【選択図】図11

Description

本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行う遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技球が始動口等の役物に入賞することにより大当たりの抽選が行われる。そして、大当たりに当選した場合には、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。したがって、遊技機が設置されたホールでは、遊技者は、遊技機を大当たり遊技状態にすべく、遊技球を打つことで入賞による大当たりの抽選が行われるように遊技を行う。また、遊技機では、遊技者による遊技球の遊技に伴って、画像表示部での表示や各種のランプの点灯、スピーカによる音響等の各種の演出が行われる。
証紙部品の交換が可能で、かつ、不正に証紙部品を交換した場合にはその発見を可能とするために、表記部品が取り付けられ遊技部品に取り付けられる本体部品が、遊技部品に取り外し不可に固定される固定部と、固定部以外の部分であって内部係止手段を含む係止体部と、固定部と係止体部とを繋ぐ部分であって破壊されることによって固定部と係止体部とを分離可能とする被破壊部と、被破壊部を除いて固定部と係止体部との境界部分に形成された切り欠き部とを備える構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−268954号公報
ここで、例えば証紙台板等の部材を簡単に取り外しできないように遊技盤に取り付ける必要があり、ねじ締めの構造を採用することで、遊技盤への確実な取り付けを実現できる。その一方で、遊技機の製造段階での作業効率を考慮すると、ねじ締めの作業を要する箇所をなるべく少なくして作業の容易化を図ることが好ましい。
本発明は、例えば証紙台板等の部材を遊技盤から取り外し困難な状態に取り付ける作業の容易化を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、遊技球による遊技を行うための遊技領域111を有する遊技盤110と、当該遊技盤110を保持する遊技盤保持枠22と、を備える遊技機100であって、前記遊技盤110を構成する遊技盤本体60にねじで取り付けられる取り付け部材90と、前記遊技盤本体60に形成された穴部82に挿入され当該遊技盤本体60に対する位置決めを行う爪部72,73を持ち、当該爪部72,73により位置決めされた状態でねじを用いて前記取り付け部材90にねじ締結され、シール部材SHが貼付される領域70aを有する板状部材70と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記板状部材70は、前記取り付け部材90と共に前記遊技盤本体60に共通のねじを用いて共締めされることを特徴とすることができる。この場合には、より強固な取り付けが可能になる。
また、前記板状部材70の前記爪部72,73は、互いに離間して形成される一対からなり、前記板状部材70が前記取り付け部材90にねじ締結される位置は、前記一対の爪部72,73の間であることを特徴とすることができる。この場合には、板状部材を小型にしても対応することが可能になる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、例えば証紙台板等の部材を遊技盤から取り外し困難な状態に取り付ける作業の容易化を図ることが可能な遊技機を提供することが可能になる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の部分平面拡大図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。 枠部材の構成を説明する斜視図である。 遊技盤の遊技盤保持枠への取り付けについて説明する斜視図である。 遊技盤の遊技盤保持枠への取り付けについて説明する斜視図である。 遊技盤本体の構成を説明する図である。 遊技盤本体の構成を説明する図である。 第1の実施の形態に係る遊技盤に取り付けられる証紙台板の外観を示す図である。 証紙台板を遊技盤本体に取り付けた状態を示す部分斜視図である。 証紙台板の遊技盤本体への取り付けを説明する図である。 第2の実施の形態における証紙台板の遊技盤本体への取り付けを説明する分解斜視図である。 第3の実施の形態に係る遊技盤に取り付けられる証紙台板の外観を示す図である。 証紙台板の遊技盤本体への取り付けを説明する分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置40(図5または図6参照)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置40に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置40に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置40のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置40のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板159(図5または図6参照)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能であり、また、中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔枠部材150の構成〕
次に、パチンコ遊技機100の枠部材150の構成について説明する。
図4は、枠部材150の構成を説明する斜視図である。
同図に示すように、枠部材150は、縦長の所謂フレーム構造である枠部材本体としての外枠10と、外枠10に開閉自在に装着される前面枠(内枠)20と、を備えている。
外枠10は、4つの金属製の枠部材である右縦枠部材11、左縦枠部材12、上横枠部材13および下横枠部材14と、外枠10の四隅に位置し、隣り合う枠部材を相互に連結する角部材15とを有する。
外枠10の前面下部には、下横枠部材14と同じ方向(横方向、左右方向)に延びる幕板16が取り付けられている。なお、幕板16の上端の縦方向の位置は、下横枠部材14の上端の縦方向の位置と略同一である。また、幕板16の前面(遊技者側の面)には、例えば社名やロゴ等を付すことで意匠的な装飾を施すことが可能である。
また、外枠10は、前面枠20が開閉する際に前面枠20と摺動する樹脂製の摺動部17を有する。より具体的には、この摺動部17は、下横枠部材14に取り付けられている。また、摺動部17は、下横枠部材14の上面に位置し、かつ、前面枠20の回転軸が位置する側とは反対側(同図での右側)に片寄って位置している。そして、摺動部17は、前面枠20の遊技盤保持枠22が閉じている状態で遊技盤保持枠22の下面と当接して前面枠20を保持する。このため、前面枠20が閉じている状態には、前面枠20と幕板16との間に、隙間が形成されることになる。
前面枠20は、上下方向に回転軸が延びるように一側部(図1での左側部)が外枠10に取り付けられている。付言すると、前面枠20は、透明板159(図5または図6参照)を所定位置に保持する透明板保持枠21と、遊技盤110を所定位置に保持する遊技盤保持枠22と、を備えている。そして、図4に示すように、閉めた状態の透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を一体で外枠10に対して回転させて開けることが可能である。また、後述するように、透明板保持枠21および遊技盤保持枠22を閉めた状態において、遊技盤保持枠22を単独で外枠10および遊技盤保持枠22に対して回転させて開けることが可能である(図4参照)。
なお、前面枠20の遊技盤保持枠22には、外枠10の右縦枠部材11と係合して前面枠20が開かないように施錠するための施錠部材23,24,25が設けられている。この施錠部材23,24,25は、パチンコ遊技機100の正面側に配設されている鍵穴158(図1参照)に不図示の鍵を差し込んで所定の方向に回転することで、連動して施錠動作および開錠動作を行う。
なお、遊技盤110の後面には、各種の基板等が取り付けられ、また、これら各種の基板等は、内部が視認可能な透明のカバー510によって覆われている。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御部が構成された遊技制御基板520が配設されている。この遊技制御基板520は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケース540に密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する演出制御部が構成された演出制御基板530、画像および音による演出を制御する画像/音響制御部が構成された画像制御基板(不図示)、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御部が構成されたランプ制御基板(不図示)等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源550が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う払出制御部が構成された払出制御基板(不図示)と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット560と、が枠部材150の前面枠20に配設されている。
〔遊技盤110の遊技盤保持枠22への取り付け〕
図5および図6は、遊技盤110の遊技盤保持枠22への取り付けについて説明する斜視図である。図5の(a),(b)および図6の(a),(b)は、取り付けの作業手順を時系列的に示すものである。取り付けの作業手順を逆にしたものが、遊技盤110を遊技盤保持枠22から取り外す作業の手順になる。なお、図5〜図6での説明に際し「左」および「右」という文言を用いるが、遊技盤110ないし遊技盤保持枠22の正面視で左側を「左」ないし「左側」といい、遊技盤110ないし遊技盤保持枠22の正面視で右側を「右」ないし「右側」というものとする。
図5の(a)に示すように、遊技盤保持枠22は、遊技盤110を載置する載置部51と、載置部51に載置される遊技盤110を部分的に受け入れる受け入れ部52と、受け入れ部52に受け入れられた遊技盤110を遊技盤保持枠22に固定する固定部53と、を備えている。
この載置部51は、遊技盤保持枠22の幅方向Wに延びて形成されている。載置部51は、載置された遊技盤110の荷重が直接加わる部分であり、遊技盤110が有する遊技盤本体60の底面(不図示)と接触する。
受け入れ部52は、載置部51よりも上方に位置し、遊技盤保持枠22の左側に位置する。受け入れ部52は、上下方向の高さが互いに異なる位置に2つ取り付けられており、遊技盤保持枠22に固定されている。受け入れ部52は、平面視でコ字状に形成されており、載置部51に載置された遊技盤110の左側部分110aを受け入れ可能である。すなわち、受け入れ部52の前側にて遊技盤110の遊技盤本体60の前面60a(図7または図8参照)を受け、受け入れ部52の後ろ側にて遊技盤本体60の後面60b(図7または図8参照)を受ける。
受け入れ部52は、受け入れた遊技盤110の遊技盤保持枠22に対する位置を規正する。言い換えると、受け入れ部52は、遊技盤110の遊技盤保持枠22に対する位置合わせを行う。
固定部53は、載置部51よりも上方に位置する2つの止め金具により構成されている。遊技盤110は、遊技盤110の左側部分110aが受け入れ部52により位置合わせされた状態で、遊技盤110の右側部分110bが上側と下側の合計2個所で固定部53により遊技盤保持枠22に固定される(図6の(b)参照)。
遊技盤110を遊技盤保持枠22に取り付ける際には、図5の(b)に示すように、作業者は、まず遊技盤110の左側部分110aを遊技盤保持枠22の載置部51に置く。なお、この場合には、遊技盤110は、載置部51の長手方向に対して斜めに置かれている。すなわち、遊技盤110の右側部分は載置部51に置かれておらず、遊技盤保持枠22から飛び出ている状態であることから、遊技盤110を作業者が手で支えている必要がある。
そして、図6の(a)に示すように、作業者は、遊技盤110を左奥に移動させて遊技盤110の左側部分110aを受け入れ部52に受け入れさせる。続けて、作業者は、遊技盤110の右側部分110bを遊技盤保持枠22の奥方向に押し込む。すなわち、遊技盤保持枠22の受け入れ部52を中心にして遊技盤110を回転させる。受け入れ部52が遊技盤110の左側部分110aを受け入れている状態のまま遊技盤110を載置部51にて回転させる。
これにより、図6の(b)に示すように、遊技盤110の右側部分110bが載置台に載置され、かつ、遊技盤110は、固定部53により固定可能な位置に設置される。その後に、作業者は、固定部53により遊技盤110を固定する。
なお、透明板保持枠21を遊技盤保持枠22に対して回転させて開けた状態では、透明板保持枠21に取り付けられた球送り装置30と、遊技盤保持枠22に取り付けられた発射装置40と、が露出する。付言すると、透明板保持枠21を開けた状態では(図5または図6参照)、球送り装置30が発射装置40から離れて位置する一方で、透明板保持枠21を閉めた状態では(図4参照)、球送り装置30が発射装置40に隣接して位置する。
球送り装置30および発射装置40は、遊技者がハンドル151(図1参照)に触れてレバー152(同図参照)を操作したことを検知するとレバー152の操作角度に対応する打球力で皿153(図2の(b)参照)の遊技球を発射する等の機能を果たす発射ユニットを構成する。
〔遊技盤110が有する遊技盤本体60について〕
本実施の形態に係る遊技盤110は、遊技盤本体60を有する。この本実施の形態に係る遊技盤本体60は、ベニヤ(合板、木)製ではなく、光を透過する樹脂製の板状部材であり、透明遊技板である。より詳しくは、遊技盤本体60は、凹凸形状や切欠き形状を成形により一体形成されるものであり、ポリカーボネート(PC)製である。すなわち、本実施の形態に係る遊技盤本体60は、凹凸形状や切欠き形状を切削する工程を省略することが可能であり、このために、凹凸形状や切欠き形状の端面が磨りガラス状に形成されない。
本実施の形態に係る遊技盤本体60を、素材としてのアクリル製の板材を切削加工により凹凸形状や切欠き形状を形成する場合にも適用することが考えられる。この場合には、凹凸形状や切欠き形状の端面が磨りガラス状に形成される。
また、本実施の形態に係る遊技盤本体60を、樹脂製部材を接着剤で互いに貼り合わせることで構成する場合にも適用することが考えられる。
ここで、遊技盤本体60がベニヤ製の場合に比べてアクリル製の方が優れている点としては、まず役物構成の自由度が向上することが挙げられる。すなわち、アクリル製の場合は、ゲージ部分の裏側にも役物や電飾を配置して見せることが可能になり、遊技盤の更なる作り込みが可能になる。また、見た目のインパクトや高級感に優れていること等も挙げられる。
付言すると、アクリル製を採用するときにベニヤ製の場合に比べて懸念される事項としては、コスト高、量産性の低下、遊技くぎの破損、剛性の低下が挙げられる。剛性の低下について補足説明すると、アクリル製の場合は厚さが10mmであり、厚さ19mmとなるベニヤ製の場合よりも薄くなり、たわみ易い。
また、遊技盤本体60がアクリル製の場合に比べてポリカーボネート製の方が優れている点としては、まずコストが安いことが挙げられる。より具体的には、成形法の違いによるNC加工工数の違いや、成形後の管理の違い、材料自体の単価とその使用量の違いを起因とするコスト削減である。
すなわち、アクリル製の場合には、押出成形による素材としての板材を、外形加工、大径穴小径穴の加工、ルーター加工、遊技くぎの下穴加工および外形面取りの順でNC加工を行う。その一方で、ポリカーボネート製の場合には、射出成形で成形した後に、小径穴の加工、ゲートカット処理および遊技くぎの下穴加工の順でNC加工を行う。このため、成形法の違いによるNC加工工数の違いが顕著である。
また、アクリルは吸水することで変形が起こるために外気の温度や湿度の管理を必要とするものである。その一方で、ポリカーボネートは、成形後の変形がほとんどなく、外気の温度や湿度の管理をアクリルの場合よりも厳密に行う必要がない。このため、成形後の管理の違いが顕著である。
また、アクリル製の場合は、アクリルにゴム成分が入った高価な押し出し材料であり、ルーター加工分の無駄な材料費の削減が困難である。その一方で、ポリカーボネート製の場合には、アクリル製の場合に比べて材料が安価であり、射出成形後のNC加工が少ないことから、無駄な材料費がほとんど発生しない。このため、材料自体の単価とその使用量の違いが顕著である。
また、他の優れている点としては、環境に良いこと、遊技盤自体に形状が設けられること、量産性に優れていること、遊技くぎが折れ難いこと、管理がし易いこと、重量が軽くなること等も挙げられる。
付言すると、ポリカーボネート製を採用するときにアクリル製の場合に比べて懸念される事項としては、耐薬品性が弱くなること、形状の変更が困難であること、耐傷性が弱くなること等が挙げられる。
なお、上述したように、アクリル製の遊技盤本体60を用いる構成例を説明するが、ベニヤ製のものを用いることも考えられる。
次に、遊技盤本体60の構成について説明する。
図7および図8は、遊技盤本体60の構成を説明する図である。図7の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は底面図である。図8の(a)は背面図であり、(b)は、(a)の線X−Xによる断面図である。
図7および図8に示すように、樹脂製の遊技盤本体60は、各種役物等を取り付けるための切欠き形状を有する。例えば、遊技盤本体60には、センター飾り(不図示)取り付け用の開口部61や、第1始動口121および第2始動口122取り付け用の開口部62、大入賞口125取り付け用の開口部63等が形成されている。これらの開口部61,62,63は、遊技盤本体60の前面60aから後面60bへ貫通している。なお、開口部61は、ゲート124取り付け用の領域61aを有する。
また、遊技盤本体60には、証紙台板70(図9参照)取り付け用の取り付け部64が遊技盤本体60の右下の位置に形成されている。言い換えると、取り付け部64は、大入賞口125取り付け用の開口部63の近傍に形成されている(図7参照)。取り付け部64は、凹形状に形成されている。
証紙台板70および取り付け部64の詳細については後述する。
遊技盤本体60の前面60aは、遊技盤110の遊技領域111を形成するものであり、略平たんに形成されている(図7参照)。その一方で、遊技盤本体60の後面60bは、凹凸形状に形成されている(図8参照)。
さらに説明すると、遊技盤本体60は、縁部に沿って全周にわたって延びる縁リブ65を備えている。この縁リブ65は、前面60aから後方に向けて立設して形成されている。言い換えると、縁リブ65は、遊技盤本体60の厚さ方向に突出している。このような縁リブ65を備える構造を採用することで、遊技盤本体60の剛性を高めている。また、遊技盤本体60に各種役物等の部品を取り付ける際に縁リブ65を利用することで作業性を向上させることが可能になる。また、遊技盤110を遊技盤保持枠(不図示)に取り付ける際に作業者が縁リブ65に指をかけて行うことにより作業性を向上させることが可能になる。
このように樹脂製の遊技盤本体60が形成されることで、遊技盤本体60の厚さTが確保される。ここにいう厚さTは、遊技盤本体60の前面60aと後面60bとの間の離間距離をいう。より詳しくは、遊技盤本体60の後面60bは、上述の縁リブ65の端面および各種のボス部やリブの端面により画定される。言い換えると、縁リブ65の端面や各種のボス部等の端面は互いに、ほぼ面一に形成されている。
また、樹脂製の遊技盤本体60の厚さTは、ベニヤ製の遊技盤の厚さと同じであり、19mmである。このため、本実施の形態では、枠部材150、より具体的には遊技盤保持枠(不図示)の共用化を図ることが可能である。
図8の(b)に示すように、樹脂製の遊技盤本体60では、後面60b側をくり抜いた形にすることにより、遊技領域111(図1参照)に対応する後面60bの部分66を板厚t1とし、それ以外の後面60bの部分67を板厚t2としている(t2<t1<T)。すなわち、遊技盤本体60の縁部に縁リブ65を形成し、かつ、縁リブ65で囲まれた部分の後面60b側をへこますことにより縁リブ65で囲まれた部分の板厚を薄くしている。このため、本実施の形態では、遊技盤本体60の必要な強度を確保しつつ、遊技盤本体60の軽量化を図ることが可能である。
また、厚さTよりも薄い板厚t1に形成された遊技盤本体60の部分66を設けることにより、遊技盤本体60に取り付けられる各種役物等がなるべく前面60a寄りに位置することになる。このため、遊技盤本体60の後面60bのスペースをより広く確保することが可能になり、各種の機構部品等の設計条件を緩和することが可能になる。
なお、後面60bの部分66は、遊技くぎを取り付けるために必要な厚さを確保すべく、それ以外の後面60bの部分67の板厚t2よりも厚い板厚t1を採用している。
また、大入賞口125取り付け用の開口部63の近傍に位置する後面60bの部分68を、板厚t1よりも薄い板厚t3としている(t3<t1)。これにより、大入賞口125の取り付け位置をさらに前面60a寄りに配置することが可能になる。付言すると、板厚t3は、板厚t2よりも厚い。
〔第1の実施の形態〕
次に、第1の実施の形態に係る遊技盤110について説明する。なお、第1の実施の形態に係る遊技盤110は、上述の遊技盤本体60(図7および図8参照)および後述の証紙台板70(図9参照)を含んで構成されている。
まず、第1の実施の形態で用いられる証紙台板70について説明し、その後に証紙台板70を遊技盤本体60に取り付ける構造について説明する。
〔証紙台板70の構成〕
図9は、第1の実施の形態に係る遊技盤110に取り付けられる証紙台板70の外観を示す図であり、(a)は、証紙台板70の正面図であり、(b)は、後面70b側から見た証紙台板70の斜視図である。
図9の(a)に示すように、第1の実施の形態で用いられる証紙台板70は、例えばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の樹脂製であり、平たんな前面70aを持つ。証紙台板70の前面70aには、一点鎖線で図示の証紙SHが貼り付けられる領域が形成されている。
ここにいう証紙SHは、検定を受けていることを証するものであり、例えば製造会社名や製造年月等を特定する表示が記載されている。証紙SHは、ホール店に設置されるためには必要なシール部材である。付言すると、例えばホール店から撤去されてリサイクルされる際には、証紙SHがパチンコ遊技機100から剥がされる。
また、図9の(b)に示すように、証紙台板70の後面70bには、各種の取り付け形状部が形成されている。すなわち、証紙台板70は、下側に位置する爪形状部71と、上側に位置し、上側に位置する一対の爪形状部72,73と、を後面70bに備えている。また、証紙台板70は、爪形状部72と爪形状部73との間に位置し、後面70bから盛り上がって形成されたボス74と、ボス74の端面からボス74の長さ方向に延びるように形成された取り付け穴75と、を後面70bに備えている。
爪形状部71および一対の爪形状部72,73は、弾性変形可能なバネ性を持ち、遊技盤本体60と係合する爪が先端に形成されている。爪形状部71および一対の爪形状部72,73は、証紙台板70の後面70bから起立するように立設して形成されている。
なお、証紙台板70の後面70bには、証紙台板70を補強するための補強リブ76が形成されている。
一対の爪形状部72,73についてさらに説明する。一対の爪形状部72,73の各々は、対向する面が平たんに形成され、かつ、爪が互いに反対の方向に向いて形成されている。また、証紙台板70の背面視で、爪形状部71の爪は下方に延び、爪形状部72の爪は左方向に延び、爪形状部73の爪は右方向に延びている。
なお、ボス74は、爪形状部72,73と略同一の高さである。すなわち、ボス74の端面から前面70aまでの距離と爪形状部72,73の先端から前面70aまでの距離は、互いに略同一である。
〔証紙台板70を遊技盤本体60に取り付ける構造〕
次に、証紙台板70を遊技盤本体60に取り付ける構造について図10および図11を用いて説明する。
図10は、証紙台板70を遊技盤本体60に取り付けた状態を示す部分斜視図であり、遊技盤本体60(図7参照)の正面視右下部分を拡大して示す。
図10に示すように、遊技盤本体60の取り付け部64に証紙台板70が遊技盤本体60の前面60a側から取り付けられる。また、遊技盤本体60の後面60b側(図10の奥側)から遊技盤本体60に大入賞口ブラケット90が取り付けられる。この大入賞口ブラケット90は、大入賞口125(図1参照)を遊技盤本体60の開口部63(図7または図8参照)に対して位置決めして遊技盤本体60に固定するためのものである。
さらに説明すると、証紙台板70は、爪形状部71および一対の爪形状部72,73により遊技盤本体60に取り付けられ、また、大入賞口ブラケット90は、後述のねじ部材S1(図11参照)等の複数の締結部材により遊技盤本体60に取り付けられる。
図11は、証紙台板70の遊技盤本体60への取り付けを説明する図である。同図の(a)は、分解斜視図であり、(b)は、遊技盤本体60(図8参照)の背面視左下部分を拡大して示す部分背面図である。
図11の(a)に示すように、遊技盤本体60の取り付け部64には、証紙台板70の爪形状部71を受け入れるための切欠き部81と、証紙台板70の一対の爪形状部72,73およびボス74を受け入れるための切欠き部82と、が形成されている。切欠き部81は、取り付け部64の下側に位置し、切欠き部82は、取り付け部64の上側に位置する。
これら切欠き部81,82は、遊技盤本体60の厚さT(図7参照)の方向に貫通して形成されている。切欠き部81は、受け入れた爪形状部71と係合し、また、切欠き部82は、受け入れた一対の爪形状部72,73と係合する。
ここで、大入賞口ブラケット90は、取り付け穴91を含む複数の取り付け穴(不図示)を備えている。このような複数の取り付け穴を用いて、大入賞口ブラケット90が複数の締結部材で遊技盤本体60の後面60bに取り付けられる。
また、大入賞口ブラケット90は、遊技盤本体60に対する位置決めを行うための突起状の位置決めボス部92と、証紙台板70の取り付け穴75と対応する取り付け穴93と、を備えている。
そして、遊技盤本体60には、上述したように構成された大入賞口ブラケット90を遊技盤本体60の後面60bに取り付けるのに用いられるメネジ部83およびクボミ部84が形成されている。これらメネジ部83およびクボミ部84は、取り付け部64の近傍、より具体的には取り付け部64の上側に位置する。遊技盤本体60が樹脂製であることから、メネジ部83およびクボミ部84は、遊技盤本体60における位置精度が比較的高くなるように形成されている。
メネジ部83およびクボミ部84はいずれも、遊技盤本体60の厚さT(図7参照)の方向に貫通していない。すなわち、メネジ部83およびクボミ部84に対応する遊技盤本体60の前面60aは平たんである。
遊技盤本体60のメネジ部83は、大入賞口ブラケット90の取り付け穴91から挿入されるねじ部材S1と螺合する。また、遊技盤本体60のクボミ部84は、大入賞口ブラケット90の位置決めボス部92を受け入れることで、大入賞口ブラケット90を遊技盤本体60に対して比較的高い精度で位置決めする。
ここで、大入賞口ブラケット90は、取り付け穴93が穿設されている突出片94を備えている。この突出片94は、図11の(b)に示すように、証紙台板70の爪形状部72と爪形状部73との間の離間距離よりも小さい形状であり、一対の爪形状部72,73と干渉しないように構成されている。
さらに説明すると、証紙台板70は、爪形状部71および一対の爪形状部72,73を遊技盤本体60の切欠き部81,82に前面60a側から挿入されて位置決めされ、かつ、大入賞口ブラケット90の取り付け穴93にねじ部材S2が挿入されて取り付けられるものである。すなわち、証紙台板70は、爪形状部71および一対の爪形状部72,73が遊技盤本体60と係合する状態(位置決め状態)で、ねじ部材S2を締め付けるねじ締結によって取り外し困難なように遊技盤本体60の後面60b側に固定される。
なお、上述したように、大入賞口ブラケット90は、ねじ部材S1等の複数の締結部材により遊技盤本体60の後面60b側に固定される。
言い換えると、証紙台板70の爪形状部71が遊技盤本体60の切欠き部81と係合すると共に証紙台板70の爪形状部72,73が遊技盤本体60の切欠き部82と係合している場合であっても、ねじ部材S2が証紙台板70の取り付け穴75と螺合していない状態では、証紙台板70が遊技盤本体60に固定されていない。そのため、そのような状態では、爪形状部71,72,73の係合状態を解除させるだけで、証紙台板70を遊技盤本体60から容易に取り外すことができる。爪形状部71,72,73の係合状態を解除させる作業は、工具がなくても実行可能である。
別の言い方をすれば、証紙台板70が遊技盤本体60に固定されている場合に、遊技盤本体60の後面60b側から工具でねじ部材S2を緩ませれば、遊技盤本体60の前面60a側から証紙台板70を取り外すことが可能であり、大入賞口ブラケット90を遊技盤本体60から取り外す必要がない。
より詳細に説明する。遊技盤110がホール店から撤去されてリサイクルされる際に証紙SH(図9参照)が遊技盤110から除去される。すなわち、そのようなリサイクルの際には、遊技盤110を遊技盤保持枠22から取り外す作業(図6の(b),(a)および図5の(b)の順で参照)を行った後に、証紙台板70を遊技盤本体60から取り外す作業を行う。
このような証紙台板70を遊技盤本体60から取り外す作業の内容としては、遊技盤本体60の後面60b側にて行う第1の作業と、第1の作業の後に遊技盤本体60の前面60a側にて行う第2の作業と、がある。
ここにいう第1の作業は、工具としてのドライバー(不図示)を遊技盤本体60の後面60b側から大入賞口ブラケット90の突出片94に向けて差し込み、ねじ部材S2をドライバー(不図示)で緩めるものである。また、ここにいう第2の作業は、遊技盤本体60の前面60a側にて例えば作業者の手で証紙台板70を遊技盤本体60から剥がすように動かすものである。このように証紙台板70を動かすことで爪形状部71,72,73の係合状態が解除され、証紙台板70を遊技盤本体60から取り外すことができる。
このように、ねじ部材S2を緩めさえすれば、大入賞口ブラケット90を遊技盤本体60から取り外さなくても証紙台板70を遊技盤本体60から取り外す作業を行うことができ、作業を効率的に行える。
さらに説明すると、遊技盤本体60の後面60b側には、各種の部材や装置例えば、カバー510、遊技制御基板520、演出制御基板530、メイン基板ケース540およびスイッチング電源550(図4参照)等が取り付けられている。このため、リサイクルに伴って証紙台板70を遊技盤本体60から取り外す際に、仮に大入賞口ブラケット90等を取り外す工程が必要であるとすると、第1の作業の作業工数が増大になり、作業性の向上を図ることが困難になる。この点で、本実施の形態では、大入賞口ブラケット90の取り外しを行うことなく、一つのねじ部材S2を緩める作業を行うことで第1の作業を終えるので、作業性の向上を図ることが可能である。
ここで、パチンコ遊技機100は遊技機の一例であり、遊技盤110は遊技盤の一例であり、遊技領域111は遊技領域の一例であり、遊技盤保持枠22は遊技盤保持枠の一例である。遊技盤本体60は遊技盤本体の一例であり、切欠き部82は穴部の一例である。
大入賞口ブラケット90は取り付け部材の一例である。証紙台板70は板状部材の一例であり、一対の爪形状部72,73は爪部の一例であり、前面70aはシール部材が貼付される領域の一例である。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態に係る遊技盤110について図12を用いて説明する。なお、第2の実施の形態は、第1の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。第1の実施の形態について上述した各種の変形例を、第2の実施の形態に適用することが考えられる。
図12は、第2の実施の形態における証紙台板70の遊技盤本体60への取り付けを説明する分解斜視図であり、第1の実施の形態での図11に対応するものである。
図12に示すように、第2の実施の形態では、証紙台板70のボス74が第1の実施の形態の場合よりも短く、また、遊技盤本体60の切欠き部82が2つ形成されると共に2つの切欠き部82の間の前面60aに、取り付け穴86が形成されている。この取り付け穴86の大きさは、証紙台板70におけるボス74の取り付け穴75に対応するものである。
2つの切欠き部82のうち正面視で左側の切欠き部82は、証紙台板70の爪形状部72と係合し、また、正面視で右側の切欠き部82は、証紙台板70の爪形状部73と係合する。なお、本実施の形態では、遊技盤本体60の2つの切欠き部82のいずれも、証紙台板70のボス74を受け入れるものではなく、この点で第1の実施の形態での切欠き部82と異なる。
さらに説明すると、証紙台板70が遊技盤本体60に取り付けられる際には、証紙台板70の爪形状部72,73の各々が、2つの切欠き部82をそれぞれ貫通し、遊技盤本体60の後面60bに突出した爪が切欠き部82と係合する。こうして遊技盤本体60に対して位置決めされた証紙台板70の取り付け穴75は、遊技盤本体60の取り付け穴86に位置合わせされる。
そして、ねじ部材S2が大入賞口ブラケット90の取り付け穴93に挿入されると、遊技盤本体60の取り付け穴86を通って証紙台板70の取り付け穴75に螺合される。ねじ部材S2を締め付けることで、証紙台板70が遊技盤本体60に大入賞口ブラケット90と共にねじ締結される。すなわち、証紙台板70は、共通のねじ部材S2で遊技盤本体60と共に遊技盤本体60に共締めされる。
付言すると、証紙台板70の爪形状部72,73の各々を、2つの切欠き部82にそれぞれ貫通させる際に、証紙台板70のボス74の端面が遊技盤本体60の取り付け部64における前面60aに当接し、これにより、遊技盤本体60の奥行き方向(厚さT(図7参照)の方向)の位置決めが行われ、位置決めがされた後にはそれ以上の奥行き方向の移動を規制する。
このため、一対の爪形状部72,73と切欠き部82との間の係合がより強固になる。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態に係る遊技盤110について図13および図14を用いて説明する。なお、第3の実施の形態は、第1および第2の実施の形態と共通する構成・機能を有することから、共通する構成には、同じ符号を用い、また、共通する構成・機能の説明および図示を省略することがある。第1の実施の形態について上述した各種の変形例を、第3の実施の形態に適用することが考えられる。
図13は、第3の実施の形態に係る遊技盤110に取り付けられる証紙台板70の外観を示す図であり、後面70b側から見た証紙台板70の斜視図である。図13は、第1の実施の形態での図9の(b)に対応するものである。
図13に示すように、第3の実施の形態で用いられる証紙台板70は、爪形状部71、一対の爪形状部72,73、ボス74、取り付け穴75および補強リブ76を後面70bに備えるほか、後面70bで立設されたボス77と、ボス77に形成された取り付け穴78と、を備える。取り付け穴78は、ボス77の端面からボス77の長さ方向に延びるように形成されている。
なお、証紙台板70の前面70aは、平たんである(図14参照)。
図14は、証紙台板70の遊技盤本体60への取り付けを説明する分解斜視図であり、第1の実施の形態での図11に対応するものであり、第2の実施の形態での図12に対応するものである。
図14に示すように、遊技盤本体60の取り付け部64は、切欠き部81および切欠き部82を備えるほか、証紙台板70の取り付け穴78に対応する位置に形成される取り付け穴85を備える。
証紙台板70は、爪形状部71を遊技盤本体60の切欠き部81に係合させると共に、一対の爪形状部72,73を遊技盤本体60の切欠き部82に係合させた後に、ねじ部材S2を取り付け穴75に螺合させることで、遊技盤本体60に固定される。すなわち、爪形状部72,73が係合状態を解除する方向にたわむように挙動しても証紙台板70は、遊技盤本体60から外れない。
本実施の形態では、さらに、遊技盤本体60の後面60bから挿入したねじ部材S3を証紙台板70の取り付け穴78と螺合させることで、証紙台板70が遊技盤本体60の取り付け部64により一層強固に取り付けられる。なお、ねじ部材S3は、大入賞口ブラケット90とは締結されない。
以上説明したように、第1の実施の形態、第2の実施の形態および第3の実施の形態では、証紙台板70を遊技盤本体60から取り外し困難な状態に取り付ける作業の容易化を図ることが可能になる。
60…遊技盤本体、64…取り付け部、70…証紙台板、72,73…爪形状部、74…ボス、75,93…取り付け穴、82…切欠き部、84…クボミ部、90…大入賞口ブラケット、94…突出片、100…パチンコ遊技機、110…遊技盤

Claims (3)

  1. 遊技球による遊技を行うための遊技領域を有する遊技盤と、当該遊技盤を保持する遊技盤保持枠と、を備える遊技機であって、
    前記遊技盤を構成する遊技盤本体にねじで取り付けられる取り付け部材と、
    前記遊技盤本体に形成された穴部に挿入され当該遊技盤本体に対する位置決めを行う爪部を持ち、当該爪部により位置決めされた状態でねじを用いて前記取り付け部材にねじ締結され、シール部材が貼付される領域を有する板状部材と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記板状部材は、前記取り付け部材と共に前記遊技盤本体に共通のねじを用いて共締めされることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記板状部材の前記爪部は、互いに離間して形成される一対からなり、
    前記板状部材が前記取り付け部材にねじ締結される位置は、前記一対の爪部の間であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
JP2012137455A 2012-06-19 2012-06-19 遊技機 Expired - Fee Related JP6131003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137455A JP6131003B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012137455A JP6131003B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014000234A true JP2014000234A (ja) 2014-01-09
JP6131003B2 JP6131003B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=50034042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012137455A Expired - Fee Related JP6131003B2 (ja) 2012-06-19 2012-06-19 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6131003B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079377U (ja) * 1993-07-21 1995-02-10 京楽産業株式会社 パチンコ機
JP2000325573A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Sankyo Kk 弾球遊技機
JP2004313396A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011000429A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011135941A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2011217885A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079377U (ja) * 1993-07-21 1995-02-10 京楽産業株式会社 パチンコ機
JP2000325573A (ja) * 1999-05-24 2000-11-28 Sankyo Kk 弾球遊技機
JP2004313396A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011000429A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011135941A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2011217885A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6131003B2 (ja) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5378478B2 (ja) 遊技機
JP2016064255A (ja) 遊技機
JP2014193198A (ja) 遊技機
JP5373034B2 (ja) 遊技機
JP5898453B2 (ja) 遊技機
JP6131003B2 (ja) 遊技機
JP5492855B2 (ja) 遊技機
JP5805600B2 (ja) 遊技機
JP2013085810A (ja) 遊技機
JP5600656B2 (ja) 遊技機
JP2013090659A (ja) 遊技機
JP6131002B2 (ja) 遊技機
JP5373033B2 (ja) 遊技機
JP5755547B2 (ja) 遊技機
JP5404735B2 (ja) 遊技機
JP2011092289A (ja) 遊技機
JP5362800B2 (ja) 遊技機
JP5404736B2 (ja) 遊技機
JP2014193199A (ja) 遊技機
JP5851447B2 (ja) 遊技機
JP2011101768A (ja) 遊技機
JP5507521B2 (ja) 遊技機
JP5719905B2 (ja) 遊技機
JP5864477B2 (ja) 遊技機
JP6014317B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6131003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees