JP2013539032A5

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Publication number: JP2013539032A5
Application number: JP2013530408A
Authority: JP
Filing date: 2011-09-27
Publication date: 2014-11-20

Description

本発明の特定の態様において、前記方法は以下の工程を含む：
i) OspAに対する抗体の存在の決定、および、OspCおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ワクチン接種を受けているが、ライム病菌に感染していないことを確認する
ii) OspCに対する抗体の存在の決定、および、OspAおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、初期のライム病を有することを確認する
iii) OspFに対する抗体の存在の決定、および、OspAおよびOspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、慢性のライム病を有することを確認する
iv) OspAおよびOspCに対する抗体の存在の決定、および、OspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、初期のライム病を有することを確認する
v) OspAおよびOspFに対する抗体の存在の決定、および、OspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、慢性のライム病を有することを確認する
vi) OspCおよびOspFに対する抗体の存在の決定、および、OspAに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、中期のライム病を有することを確認する、または、
vii) OspC、OspFおよびOpsAに対する抗体の存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、中期のライム病を有することを確認する

一実施形態において、前記方法は、OspA、OspCおよびOspFに特異的な抗体の有無(存在または非存在)を決定(測定)することによって、哺乳類におけるライム病の状態の診断を提供し、以下を含む：i) OspAに対する抗体の存在の決定、および、OspCおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病菌に対するワクチン接種を受けているが、ライム病菌に感染していないことを確認する；ii) OspCに対する抗体の存在の決定、および、OspAおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、初期のライム病を有することを確認する；iii) OspFに対する抗体の存在の決定、および、OspAおよびOspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、慢性のライム病を有することを確認する；iv) OspAおよびOspCに対する抗体の存在の決定、および、OspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、初期のライム病を有することを確認する；v) OspAおよびOspFに対する抗体の存在の決定、および、OspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、慢性のライム病を有することを確認する；vi) OspCおよびOspFに対する抗体の存在の決定、および、OspAに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、中期のライム病を有することを確認する；vii) OspC、OspFおよびOpsAに対する抗体の存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、中期のライム病を有することを確認する；またはviii) OspC、OspFおよびOpsAに対する抗体の非存在に基づき、前記哺乳類が、ライム病菌に対するワクチン接種を受けておらず、ライム病を有していないことを確認する。

Claims

哺乳類（ヒトを除く）におけるライム病の状態を診断するための方法であって、哺乳類から得られたあるいは派生した生体サンプルにおいて、ライム病菌(B.burgdorferi)細胞表層タンパク質(Osp) OspA、OspCおよびOspFに対する抗体のテストレベルを測定し、前記OspA、OspCおよびOspF抗体のテストレベルと基準の比較に基づいて、前記哺乳類が初期、中期あるいは慢性のライム病に感染しているかを特定することを含み、
ここで、初期の感染は、２〜６週間のライム病菌感染であり、基準と比較してより多くのOspCに対する抗体、および、基準と比較してより少ないOspAおよびOspFに対する抗体の測定によって診断され、
中期の感染は、６週間〜５か月のライム病菌感染であり、基準と比較してより多くのOspCおよびOspFに対する抗体、および、基準と比較してより少ないOspAに対する抗体の測定によって診断され、
慢性の感染は、５か月以上のライム病菌感染であり、基準と比較してより多くのOspFに対する抗体、および、基準と比較してより少ないOspAおよびOspCに対する抗体の測定に基づいて診断される、
方法。
前記方法において測定されるライム病菌タンパク質に対する抗体が、ライム病菌OspA、OspCおよびOspFに対する抗体だけである、請求項１に記載の方法。
OspA、OspCおよびOspFタンパク質に対する抗体の非存在の決定によって、前記哺乳類がライム病菌に感染していないことを特定する、請求項２に記載の方法。
前記抗体のテストレベルの決定が、蛍光ビーズ-ベースのマルチプレックス解析を使用して決定される、請求項２に記載の方法。
前記基準が、蛍光強度中央値の値域である、請求項２に記載の方法。
哺乳類（ヒトを除く）におけるライム病の状態を診断するための方法であって、哺乳類から得られたあるいは派生した生体サンプルにおいて、ライム病菌(B.burgdorferi)細胞表層タンパク質(Osp) OspA、OspCおよびOspFに特異的な抗体の有無を決定すること、および：
i) OspAに対する抗体の存在、および、OspCおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ワクチン接種を受けているが、ライム病菌に感染していないことを特定する；
ii) OspCに対する抗体の存在、および、OspAおよびOspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、初期のライム病（２〜６週間のライム病菌感染）を有することを特定する；
iii) OspFに対する抗体の存在、および、OspAおよびOspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、慢性のライム病（５か月以上のライム病菌感染）を有することを特定する；
iv) OspAおよびOspCに対する抗体の存在、および、OspFに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、前記初期のライム病を有することを特定する；
v) OspAおよびOspFに対する抗体の存在、および、OspCに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、前記慢性のライム病を有することを特定する；
vi) OspCおよびOspFに対する抗体の存在、および、OspAに対する抗体の非存在の決定に基づき、前記哺乳類が、中期のライム病（６週間〜５か月のライム病菌感染）を有することを特定する；または
vii) OspC、OspFおよびOpsAに対する抗体の存在の決定に基づき、前記哺乳類が、ライム病に対するワクチン接種を受けており、前記中期のライム病を有することを特定する；
ことを含む方法。
請求項１および６の方法で使用するのに好適なキットであって、配列番号１５、配列番号１７、配列番号１９の配列を含む単離されたタンパク質の組み合わせを含み、前記タンパク質が固体マトリクスと結合している、キット。
前記抗体の有無の決定が、側方流装置を使用して決定される、請求項６に記載の方法。
前記抗体の有無の決定が、蛍光ビーズ-ベースのマルチプレックス解析を使用して決定される、請求項６に記載の方法。
前記固体マトリクスが蛍光ビーズを含む、請求項７に記載のキット。
前記配列番号１５、配列番号１７、配列番号１９の配列を含む単離されたタンパク質だけが、前記固体マトリクスと結合したライム病菌タンパク質である、請求項７に記載のキット。