JP2013535964A - エリトリトールでのハード・コーティング - Google Patents
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Abstract
本発明は、コアとそのコアを取り囲むハード・コーティングとを含み、ハード・コーティングが、エリトリトールと、マルトデキストリンと1種または複数の結晶化調節剤、好ましくはカラギーナンとを含む少なくとも層のコーティング層から構成される、コーティングされた製品に関する。
Description
本発明は、コア(core)と、そのコアを取り囲むハード・コーティングとを含み、そのハード・コーティングは、エリトリトール、マルトデキストリンおよび1種または複数の結晶化調節剤を含む少なくとも1層のコーティング層から構成されるコーティングされた製品、ならびにそのようなコーティングされた製品を調製する方法に関する。
食用製品は多くの場合に、外観を改善するか、または製品に好ましい食味を与え、より長期間にわたって食用に適する食物の食味を保ち、一定の含水量を維持し、またコーティングされた製品から漏れ出るかつ/またはコーティングされた製品の食味を損なうまずい成分または不快な臭気に対するバリアをもたらし得るハードまたはソフト・コーティングで囲まれている。
ハード・コーティングは従来、典型的にはスクロースで行うパンニング手順を使用することによって調製される。近年、パンニングなどのコーティング技術の進歩によって、スクロースの代わりに使用するために、他の炭水化物材料の使用が可能となっている。特に、食用製品において使用するための無糖ハード・コーティングの開発に努力が注がれており、それというのも、典型的に使用されるスクロースなどの糖類は、歯に有害であることが判明しており、口腔内で酸を形成することによって齲蝕の原因となる。したがって、糖代用品(sugar substitute)を含有する組成物、特に、キシリトール、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール、マンニトールおよびエリトリトールなどのポリオール化合物の類に属するこれらの糖代用品を含有する組成物から作製される食用製品用のコーティングを開発することに、多大な努力が向けられている。
ハード・コーティングにおいて糖の代用品として提案されている化合物の1種は、キシリトールである(例えば米国特許第4,681,766号(特許文献1)、米国特許第4,786,511号(特許文献2)および米国特許第4,828,845号(特許文献3)を参照されたい)。しかしながら、キシリトールの欠点は、糖代用品として適している他のポリオールと比較して相対的に高価であることである。
ソルビトールは、別の既知の糖代用品であり、かつ最も安価なポリオールの1種である。したがって、かなり高価なキシリトールのうちの少なくとも一部に代えてソルビトールを使用して、ハード・コーティングを調製するために、かなりの努力が向けられた(例えば米国特許第5,536,511号(特許文献4)を参照されたい)。しかしながら、ソルビトールの使用は、ソルビトールが元々吸湿性であり、かつ容易には結晶化しないという事実によって妨害される。いくつかの方法が、ソルビトール(例えば米国特許第4,238,510号(特許文献5)および米国特許第4,423,086号(特許文献6)を参照されたい)、またはソルビトールとキシリトールの混合物(例えば米国特許第5,536,511号を参照されたい)のコーティングのために開発されている。しかしながら、得られたソルビトール含有コーティング層の特性は、これまで満足できるものではなかった。ソルビトール・コーティングと関連して観察されている欠点の一部は、不均一な分布、粗い表面および満足できないクランチ性であり、これらは全て、結晶化の難しさに起因し得ることであり、その難しさは、最終コーティングの外観、さらに冷却効果の欠乏および低い量のソルビトールしか導入しないことによる対費用効果の利点の欠如に影響を及ぼす。
ハード・コーティングを調製する際に糖代用品として使用されている他のポリオールには、ラクチトールおよびマルチトールが包まれる(例えば米国特許第4,840,797号(特許文献7)を参照されたい)。しかしながら、これらのポリオールは、均一な結晶化および良好な品質のコーティングを得るためには高い純度を有することを必要とする。ハード・コーティングを調製するために同様に使用することができるさらなるポリオールは、マンニトールである。しかしながら、純粋なマンニトールの使用は、パンニング・プロセスにおける問題と関連することがある。それというのも、マンニトールの溶解性は相対的に低く、したがって、水などの溶媒のあまりにも多くを蒸発させなければならないことになるからである。
別の既知の糖代用品は、世界中で甘味料としての使用が認められている天然糖アルコールであるエリトリトールである。エリトリトールは、構造式HOCH2−CHOH−CHOH−CH2OHを有する4価のポリオールであり、非吸湿性結晶質粉末として市販されている。これは、血糖に影響を及ぼすことはなく、虫歯(齲蝕)に寄与せず、カロリーに寄与せず、かつ一部の他のポリオールとは異なり、身体によって吸収されるその能力のため、胃部不快感の原因とはならない。加えて、エリトリトールは、その冷却効果について知られている。
WO95/07625号(特許文献8)は、エリトリトールを含有するハード・コーティングによって被覆されているガム・ペレットを含むチューインガム製品を開示している。好ましくは、ハード・コーティングは、エリトリトール20重量%から約60重量%とキシリトール40重量%から約80重量%との同時結晶化混合物からなる。しかしながら、これらのコーティングの外観は多くの場合に、結晶化の問題によって影響を受け、コアから容易に剥がれるか、または粗い表面もしくは他の表面欠陥を有すると報告されているコーティングを生じている。さらに、多量のエリトリトール、即ち80:20および90:10のエリトリトール対キシリトールの重量比は、ブツブツの粗い表面をもたらし、これはおそらく、結晶化が困難であることの結果であることが観察された。
欧州特許第1057414A1号(特許文献9)は、食用、チュアブルまたは薬剤成分のコアへの、特にチューインガムコアへの良好な付着をもたらすハード・コーティングを記載している。ハード・コーティングの少なくとも1層の層は、ソルビトールとエリトリトールの混合物を含み、エリトリトールは、混合物の1から50重量%の量で存在している。しかしながら、欧州特許第1057414号は、50重量%超のような多量のエリトリトールでは結晶化の問題が生じ、これが望ましくない粗い不規則な表面をもたらすため、50重量%超のエリトリトールを使用することは困難であることを開示している。
WO2009036954号(特許文献10)は、コアと、そのコアを取り囲むハード・コーティングとを含み、そのハード・コーティングは、エリトリトールおよび1種または複数の結晶化調節剤を含む少なくとも1層のコーティング層から構成されるコーティングされた製品に関する。
上記を考慮して、本発明の目的は、糖代用品をベースとするハード・コーティングを有し、そのハード・コーティングは、結晶化に関してさらに改善されていて、好ましい特性を示す、さらにコーティングされた製品を提供することである。
本発明は、コアと、そのコアを取り囲むハード・コーティングとを含み、ハード・コーティングが少なくとも1層のコーティング層を含み、少なくとも1層のコーティング層がその少なくとも85重量%のエリトリトールと、マルトデキストリと、微生物ガム、寒天、ペクチン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、β−グルカン、カラギーナン、グルコマンナン、グアーガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、タラガム、フェヌグリークガム、ローカストビーンガムおよびそれらの2種以上の混合物からなる群から選択される1種または複数の結晶化調節剤、好ましくはカラギーナンとを含む、コーティングされた製品に関する。本発明はさらに、そのようなハード・コーティングを調製するための方法に関する。
本発明は、コアと、そのコアを取り囲むハード・コーティングとを含み、そのハード・コーティングが少なくとも1層のコーティング層を含み、少なくとも1層のコーティング層がその少なくとも85重量%のエリトリトールと、マルトデキストリンと、微生物ガム、寒天、ペクチン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、β−グルカン、カラギーナン、グルコマンナン、グアーガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、タラガム、フェヌグリークガム、ローカストビーンガムおよびそれらの2種以上の混合物からなる群から選択される1種または複数の結晶化調節剤、好ましくはカラギーナンとを含む、コーティングされた製品に関する。
エリトリトールは、炭水化物をベースとするポリオール(糖アルコール)、即ち、化学式C4H10O4によって表され、かつ白色結晶の形態の優れた外観を有するテトリイトール(tetriitol)であり、その外観はグラニュー糖、スクロースの外観に似ている。これは高度に水溶性であり、非消化性であり、カロリーをもたらさず、かつ齲食原性ではない。これは、微生物によるプロセスもしくは発酵または化学的プロセスを介して、通常は炭水化物の水素化以外で、好ましくは発酵を介して得ることができる。任意のグレードのエリトリトールが適しており、制限は何らない。エリトリトールの適切な供給源は、WO2009016133号(特許文献11)に記載されているとおりに調製された微粉化エリトリトール、または微細なグレードのエリトリトール、または好ましくはターボミル処理されたエリトリトールなどである。種々のグレードの混合物も同様に適用することができる。
エリトリトールは、少なくとも1層のコーティング層の少なくとも85重量%、好ましくは90重量%を構成しており、より好ましくは少なくとも1層のコーティング層の94重量%の量である。
マルトデキストリンは、α(1→4)グリコシド結合で主に結合しているD−グルコース単位からなり、かつ3から20の間のDE(デキストロース当量)によって分類される。典型的には、マルトデキストリンは、3から20のグルコース単位長さで変動する鎖の混合物から構成され、部分的な加水分解によってデンプンから製造される。マルトデキストリンは、少なくとも1層のコーティング層の1重量%から12重量%の量で存在する。
1種または複数の結晶化調節剤を加えるが、それは、微生物ガム、寒天、ペクチン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、β−グルカン、カラギーナン、グルコマンナン、グアーガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、タラガム、フェヌグリークガム、ローカストビーンガムおよびそれらの2種以上の混合物からなる群、好ましくはカラギーナンから選択される。
「微生物ガム」という用語は、本明細書で使用される場合、微生物由来、即ち、藻類、細菌または真菌に由来する全てのガム多糖類を意味することが意図されている。その例には例えば、両方とも細菌によって産生されるゲランおよびキサンタンガムが包含される。本明細書で使用するために好ましい微生物ガムは、好気性水中発酵によって商業的に調製されている微生物乾燥抵抗性ポリマーであるキサンタンガムである。キサンタンは、(3,1)−α−結合D−マンノピラノース−(2,1)−β−D−グルクロン酸−(4,1)−β−D−マンノピラノースの側鎖を交互残基上に有するβ−(1,4)−D−グルコピラノース・グルカン主鎖を備えた陰イオン性高分子電解質である。
ゲランの繰り返し単位は、D−グルコースの残基2個と、L−ラムノースおよびD−グルクロン酸の残基それぞれ1個とからなる四糖である。四糖の繰り返しは次の構造を有する:[D−Glc(β1→4)D−GlcA(β1→4)D−Glc(β1→4)L−Rha(α1→3)]n。式から明らかなとおり、四糖単位は、(α1→3)グリコシド結合を使用して互いに結合している。
寒天は、植物由来のガム多糖である。そのゲル化剤は、一部の種類の紅藻類の細胞壁から、主にGelidium属およびGracilaria属または海藻から得られる非分岐多糖類である。
別の水溶性食物繊維は、果実および野菜に存在する酸性多糖類の雑多な群であり、かつ廃物の柑橘類の皮およびリンゴの絞りかすから主に調製されるペクチンである。ペクチンは複雑な構造を有し、その構造の大部分は、ホモポリマーである部分メチル化ポリ−α−(1,4)−D−ガラクツロン酸残基からなり、α−(1,2)−L−ラムノシル−α−(1,4)−D−ガラクツロノシル交互部の実質的にヘアリーな非ゲル化エリアを備えている。この交互部は、分岐点を含み、分岐点には、主にL−アラビノースおよびD−ガラクトースからなるほとんど中性の側鎖(残基1から20)が存在する。ペクチンの特性は、通常は約70%であるエステル化の程度に左右される。低メトキシ(LM)ペクチンは、40%未満エステル化されている一方で、高メトキシ(HM)ペクチンは、43%超、通常は67%エステル化されている。
アルギン酸およびアルギン酸ナトリウムは、海藻が産生するβ−(1,4)−結合D−マンヌロン酸およびα−(1,4)−結合L−グルロン酸残基を含有する線状ポリマーの植物性ガムである。
β−グルカンは、ランダムな順序で結合しているβ−(1,3)−D−グルコピラノース単位の線状非分岐多糖類からなると定義されている。β−グルカンは例えば、オオムギ、オートムギ、ライムギおよびコムギなどの穀類のふすまで生じる。
カラギーナンは、紅藻からアルカリ抽出によって調製される多糖類の総称である。カラギーナンには、約25,000のガラクトース誘導体の線状ポリマーが包含される。カラギーナンの基本的な構造は、交互の3−結合β−D−ガラクトピラノースおよび4−結合α−D−ガラクトピラノース単位からなる。市販のカラギーナンには3種の主な類:κ、ιおよびλカラギーナンが存在する。
グルコマンナンは、少量の分岐を伴う主に直鎖のポリマーである。成分の糖類は、1.6:1の比のβ−(1→4)−結合D−マンノースおよびD−グルコースである。分岐の程度は、β−(1→6)−グルコシル結合全体で約8%である。
グアーガムは、α−D−ガラクトースに結合しているその6位からの分岐点を備えたα−(1,4)−結合β−D−マンノピラノース主鎖からなるガラクトマンナンと定義されている。これは非イオン性であり、かつ典型的には約10,000の残基からなる。グアーガムは高度に水溶性であり、例えば、ローカストビーンガムよりも溶解性が高い。
ガティガムは、インドの樹木であるAnogeissus latifoliaから得られる天然ガムである。
トラガカントガムは、A.adscendens、A.gummiferおよびA.tragacanthusを包含するAstragalus属の中東のマメ科植物のうちの数種の種の根から排出される汁液から得られる多糖類の粘稠性、無臭、無味、水溶性の混合物である。
カラヤガムは、Sterculia属の樹木によって浸出液として産生される植物性ガムである。それは、糖類のガラクトース、ラムノースおよびガラクツロン酸から構成される酸性の多糖である。
タラガムは、C.spinosaの種子の胚乳を分離および粉砕することによって製造される白色またはベージュ色のほぼ無臭の粉末である。そのガムの主な成分は、グアーガムおよびローカストビーンガムの主な成分と同様のガラクトマンナン・ポリマーである。
フェヌグリークガムは、1.2:1.0のモル比でD−マンノピラノースおよびD−ガラクトピラノース残基からなる。このガラクトマンナンの主鎖は、β−(1,4)−結合D−マンノピラノース残基を含み、ここで、主鎖の83.3%がC−6で、α−(1,6)−D−ガラクトピラノースの単一残基で置換されている。ガラクトマンナンは、約2,000の残基からなる。フェヌグリークガム(種子の胚乳)は、ガラクトマンナン73.6%を含有する。
ローカストビーンガムは、グアーガムと同様のガラクトマンナンである。それは、多分散性、非イオン性であり、かつ約2,000の残基からなる。ローカストビーンガムは、グアーガムよりも溶解性が低く、かつ粘稠性が低く、溶解するのに加熱を必要とするが、温水には可溶性である。
予期せず意外にも、本明細書に記載されているマルトデキストリンおよび結晶化調節剤によって、良好なハード・コーティングを得る際には必須であるエリトリトールをベースとするハード・コーティングの結晶化の制御が可能であることが発見された。より具体的には、本発明の関係内で使用されるマルトデキストリンおよび結晶化調節剤は、迅速かつ均一な結晶化を生じる。結晶化調節剤、好ましくはカラギーナンは、少なくとも1層のコーティング層の0.2重量%から3重量%の量で、0.3重量%から2重量%の量で使用され、かつ所与のコアによく付着し、かつクランチ性などの望ましいコーティング特性を示す、無糖または低糖のエリトリトールをベースとするハード・コーティングの調製を可能にする。したがって本発明のハード・コーティングは、様々な用途に、例えば医薬製剤およびチュアブル製品もしくは食用製品をコーティングするために適している。
本発明によれば、少なくとも1層のコーティング層は、当分野で知られているとおりの高甘味度甘味料(high intensity sweetener)、分散剤、例えば二酸化チタンおよびタルク、着色料、成膜剤、例えばゼラチン、結合剤、例えばアラビアガムおよび着香料、例えば精油または合成フレーバーなどの1種または複数の添加剤をさらに含有していてもよい。
非栄養性甘味料として使用することができる適切な高甘味度甘味料は、アスパルテーム、アセスルファムKなどのアセスルファム塩、サッカリン(例えばナトリウムおよびカルシウム塩)、シクラミン酸塩(例えばナトリウムおよびカルシウム塩)、スクラロース、アリターム、ネオターム、ステビオシド、グリシルリジン、ネオヘスペリジン・ジヒドロカルコン、モネリン、タウマチン、ブラゼイン、それらの2種以上の混合物などからなる群から選択することができる。実際に、任意の他の天然由来の高甘味度甘味料も、適している。
好ましい実施形態では、本発明のコーティングされた製品のハード・コーティングは、複数のコーティング層を含む。好ましい実施形態では、本発明のコーティングされた製品のハード・コーティングは、1から100層のコーティング層から構成され、ここで、これらのコーティング層の少なくとも1層は、エリトリトール、マルトデキストリンおよび1種または複数の結晶化調節剤ならびに場合によって、上記で定義されたとおりの1種または複数の添加剤を含むコーティング層である(後記では場合によっては、「エリトリトールをベースとするコーティング層」と称される)。即ち、他のコーティングは、1層または複数のエリトリトールをベースとするコーティング層と、1層または複数のエリトリトールをベースとするコーティング層とは異なる1層または複数の層とを含んでいてもよく、ここで、エリトリトールをベースとするコーティング層および他の異なる層を、任意の配列でコーティング内に配置してもよい。好ましくは、コーティングは、互いに上下に連続して配列されている複数の、例えば10から40層のエリトリトールをベースとするコーティング層を含む。
コーティング内で、エリトリトールをベースとするコーティング層は、コアと直接接触している第1の層であってもよいし、またはコアへの良好な付着をもたらすのに十分にコアに近接している層であってもよい。例えばコアは、例えば植物性ガム、マルトデキストリン、コーン・シロップ、セルロースおよびセルロース誘導体、デンプンおよびデンプン誘導体などのバインダー層で予めコーティングされていてもよく、その上に、少なくとも1層の、エリトリトールをベースとするコーティング層が施与されている。
好ましくは、ハード・コーティングは、コーティングされた製品の10から80重量%、より好ましくは20から70重量%、最も好ましくは30から60重量%を構成する。
本発明のコーティングされた製品のコアは特に制限されず、かつ任意のコーティング可能な物質から構成されていてもよい。好ましくは、コアは無糖である。例えばコアは、ヒトまたは動物が使用するための錠剤などの医薬製剤、チューインガムなどのチュアブル製品、および食事性製品などの食用製品、菓子製品、ならびにナッツおよびドライフルーツなどの他の食物製品からなる群から選択される製品であってもよい。菓子製品には例えば、チョコレートおよびチョコレート含有製品、ならびに錠剤、トローチ、ゼリー、噛むためのペーストなどの形態であってもよいキャンディーが包含される。好ましくは、コアもコーティングも、無糖である。
好ましくは、コアは、コーティングされた製品の20から90重量%、より好ましくは30から80重量%、最も好ましくは40から70重量%を構成する。
別の態様によれば、本発明は、本発明によるハード・コーティングを有するコーティングされた製品を調製する方法に関する。この方法は、
(a)溶媒と、エリトリトール、マルトデキストリンおよび1種または複数の上述の結晶化調節剤を含むコーティング混合物とを含み、かつエリトリトールが、コーティング混合物の少なくとも85重量%を構成しているコーティング溶液を準備するステップと、
(b)可動式の製品コーティング・デバイス中で、 可動式の製品コーティング・デバイスによって複数のセンター(center)を動かしながら、コーティング溶液を複数のセンターに施与することによって、複数のセンターをコーティングするステップと、
(c) 施与されたコーティング溶液を乾燥させて、コーティングされた製品を得るステップ
とを含む。
(a)溶媒と、エリトリトール、マルトデキストリンおよび1種または複数の上述の結晶化調節剤を含むコーティング混合物とを含み、かつエリトリトールが、コーティング混合物の少なくとも85重量%を構成しているコーティング溶液を準備するステップと、
(b)可動式の製品コーティング・デバイス中で、 可動式の製品コーティング・デバイスによって複数のセンター(center)を動かしながら、コーティング溶液を複数のセンターに施与することによって、複数のセンターをコーティングするステップと、
(c) 施与されたコーティング溶液を乾燥させて、コーティングされた製品を得るステップ
とを含む。
方法のステップ(a)について、コーティング溶液の溶媒は典型的には、水である。しかしながら、当業者であれば、製造されるコーティングおよび使用される特定の方法パラメーターに応じて、他の適切な溶媒を選択することができる。
好ましくは、コーティング溶液は、コーティング混合物30から85重量%および溶媒15から70重量%を含有する。コーティング溶液中に含まれるコーティング混合物は、エリトリトール85から99.9%、好ましくは90から99%、より好ましくは95から98重量%ならびにマルトデキストリンおよび上述の結晶化調節剤0.1から15%を含み、マルトデキストリンおよび結晶化調節剤は、マルトデキストリン1から12%を含んでいる。好ましくは1から10重量%、より好ましくは2から5重量%の1種または複数の結晶化調節剤およびマルトデキストリンが加えられている。
コーティング混合物はまた、上記のとおりの人工甘味料、分散剤、着色料、成膜剤、結合剤および着香料を含む少量の添加剤を含んでいてもよい。方法の変形形態では、これらの添加剤はまた、動いている一群のセンターにコーティング溶液を施与する前に、またはその後に加えることもできる。着香料は例えば、コーティング溶液に加えてもよいし、または施与されたコーティング層を乾燥させている間もしくはコーティング層を乾燥させた後に施与してもよい。
ステップ(b)では、可動式の製品コーティング・デバイスを使用して複数のセンターを動かしながら、コーティング溶液を複数のセンターに施与することによって、複数のセンターをコーティングする。可動式の製品コーティング・デバイスは、コーティングされるセンターを動かすことができる任意のデバイスであることができる。簡便には、可動式の製品コーティング・デバイスは、回転式のパンである。典型的には、コーティング・パンは、普通の形態、即ち、傾斜した回転軸を備えたチューリップ形状または別法では、水平軸を備えた円筒形状を有する。センターへのコーティング溶液の施与を好ましくは、適切な量のコーティング溶液を、動いているセンターの表面に噴霧し、かつそれをセンター全体に均一に分布させることによって実施する。
ステップ(b)で使用されるセンターは、本明細書に記載されている少なくとも1層の、エリトリトールをベースとするコーティング層のコーティングを可能にするかぎり、その形状および組成とは独立した任意の材料片であることができる。特に、センターは、コーティングされていないコアまたは予めコーティングされているコアであってもよく、ここで、コアは、上記で定義されたとおりであることができる。予めコーティングされているコアは、同じであっても異なっていてもよい、1層または複数のコーティング層(本発明の方法のステップ(b)および(c)に従って調製された、1層または複数の、エリトリトールをベースとするコーティング層を含み得る)を既に含有していてもよい。好ましい実施形態では、センターは、例えば、植物性ガム、マルトデキストリン、コーン・シロップ、セルロースおよびセルロース誘導体、デンプンおよびデンプン誘導体などから作製される結合層によって予めコーティングされているコアである。
ステップ(b)においてコーティング溶液を複数のセンターに施与した後に、こうして得られたコーティングされた製品をステップ(c)において乾燥させる。簡便には、乾燥ステップは、乾燥した高温の空気を送風することによって可動式の製品コーティング・デバイス内で実施することができる。好ましくは、使用される乾燥用の空気は、15から45℃の範囲の温度および/または最高で50%、好ましくは最高で30%の相対湿度の含水量を有する。
好ましい実施形態では、複数のセンターをコーティングするステップ(b)および施与されたコーティングを乾燥させるステップ(c)を連続的に、または断続的に所望の回数繰り返して、1層または複数の異なるコーティング層を加えることができる。典型的には、コーティングおよび乾燥ステップを1から99回、通常は1から40回または1から25回、特に1から10回繰り返して、複数の層を付着する。コーティング層の具体的な数および性質は、所望の用途に左右され、かつ当業者であれば実験によって容易に決定することができる。
本発明の方法によって得られたコーティングされた製品をさらに処理して、物理的および感覚刺激性の特性などのある種の望ましい特性を備えたコーティングされた製品を形成し、かつ/または製品の魅力を高めることができる。例えば、つや出しして、最終製品に光沢のある表面および防湿層を与えることによって、光沢コーティングを備えた菓子製品を形成することができる。
結晶化調節剤を加えずにエリトリトールおよびマルトデキストリンのハード・コーティングを形成することは、加熱されたノズルの詰まりのため、工業的規模では可能でなかった。ハード・コーティングがエリトリトールおよびκ−カラギーナン0.3%のコーティング・シロップから調製されているコーティングされた製品は、中断することなく得られ、かつ加熱されたノズルは詰まらなかった。しかし、コーティングされた製品のかどは、エリトリトール、マルトデキストリンおよびカラギーナンからなるコーティング・シロップで調製されたコーティングされた製品のかどよりも安定性が低かった。
下記では本発明を、次の例において示す。
例
例1
エリトリトール、カラギーナンおよびマルトデキストリンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水34.8%(w/w)、Erythritol Zerose(商標)16957(Cargill)60.7%(w/w)およびマルトデキストリン(C*Dry Mdx 01910、C*Dry Mdx 01955 Cargill Mdx EP 1205、Cargill製)3.2%(w/w)を一緒に混合して、この塊を90〜95℃まで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。この温度で、Erythritol Zerose(商標)16957 0.6%(w/w)およびKappa−Carrageenan(Satiagel UME 614 Carraghenane Kappa(Cargill)0.3%(w/w)を加え、沸騰するまで塊をさらに加熱した。必要に応じてブリックスを調節した。TiO2 0.4%(w/w)を加える。
例1
エリトリトール、カラギーナンおよびマルトデキストリンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水34.8%(w/w)、Erythritol Zerose(商標)16957(Cargill)60.7%(w/w)およびマルトデキストリン(C*Dry Mdx 01910、C*Dry Mdx 01955 Cargill Mdx EP 1205、Cargill製)3.2%(w/w)を一緒に混合して、この塊を90〜95℃まで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。この温度で、Erythritol Zerose(商標)16957 0.6%(w/w)およびKappa−Carrageenan(Satiagel UME 614 Carraghenane Kappa(Cargill)0.3%(w/w)を加え、沸騰するまで塊をさらに加熱した。必要に応じてブリックスを調節した。TiO2 0.4%(w/w)を加える。
すぐ使用できるコーティング溶液を貯蔵し、85℃および60°ブリックスで使用した。
ノズル(Spraying systems Co)を温水で、かつ電気的に85℃に加熱した。
43層をチューインガムセンターに噴霧し、噴霧された液体の全量は約1225mlであった。開始時に、センター2kgをコーティング・パン(DriaCoater 500/600 Vario)に加えた。約4時間のコーティング時間の間に、センターの元の重量に対して25〜26%のコーティング重量を加えた。
センターのための乾燥温度は、17〜17%の湿度および3.4m3/分の空気供給で28℃であり、パン速度は14rpmであった。
コーティングされたチューインガムセンターをCapol 600(Kaul Gmbh)でワックス掛けした。
加熱されたノズルが詰まることなく、方法は非常に滑らかに進んだ。
最終製品は、均一な表面、ハード・コーティングを有し、試食の際に、クランチ性をもたらした。
他にもコーティングされたチューインガムのかどが安定していることが示されたという意味において、製品は非常に満足できるものであった。
比較例
エリトリトールおよびマルトデキストリンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水34.6%(w/w)、Erythritol Zerose(商標)16957(Cargill)61.8%(w/w)およびマルトデキストリン(C*Dry Mdx 01910、C*Dry Mdx 01955 Cargill Mdx EP 1205、Cargill製)3.2%(w/w)を一緒に混合し、かつこの塊を沸騰するまで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。必要に応じてブリックスを調節した。TiO2 0.4%(w/w)を加える。次の比(w/w)を得た:エリトリトール95.0%/マルトデキストリン5.0%
すぐ使用できるコーティング溶液を貯蔵し、85℃および60°ブリックスで使用した。
エリトリトールおよびマルトデキストリンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水34.6%(w/w)、Erythritol Zerose(商標)16957(Cargill)61.8%(w/w)およびマルトデキストリン(C*Dry Mdx 01910、C*Dry Mdx 01955 Cargill Mdx EP 1205、Cargill製)3.2%(w/w)を一緒に混合し、かつこの塊を沸騰するまで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。必要に応じてブリックスを調節した。TiO2 0.4%(w/w)を加える。次の比(w/w)を得た:エリトリトール95.0%/マルトデキストリン5.0%
すぐ使用できるコーティング溶液を貯蔵し、85℃および60°ブリックスで使用した。
ノズル(Spraying systems Co)を温水で、かつ電気的に85℃に加熱した。
43層をチューインガムセンターに噴霧し、噴霧された液体の全量は約1225mlであった。開始時に、センター2kgをコーティング・パン(DriaCoater 500/600 Vario)に加えた。約4時間のコーティング時間の間に、センターの元
の重量に対して25〜26%のコーティング重量を加えた。
の重量に対して25〜26%のコーティング重量を加えた。
ノズルの詰まりによって、方法を停止しなければならなかった。ノズルを、温水で複数回洗浄する必要があった。
センターのための乾燥温度は、17%の湿度および3.4m3/分の空気供給で28℃であり、かつパン速度は14rpmであった。
コーティングされたチューインガムセンターをCapol 600(Kaul Gmbh)でワックス掛けした。
製品を得るのは非常に困難であった。それというのも、ノズルが絶えず詰まり、方法を工業的規模で適用することができないためである。さらに、方法の中断が、ハード・コーティングの品質にマイナスの作用を有する。
比較例
エリトリトールおよびカラギーナンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水37%(w/w)およびErythritol Zerose(商標)16957(Cargill)62%(w/w)を一緒に混合し、かつこの塊を90〜95℃まで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。
エリトリトールおよびカラギーナンを含有するハード・コーティングを有するチューインガムの調製
水37%(w/w)およびErythritol Zerose(商標)16957(Cargill)62%(w/w)を一緒に混合し、かつこの塊を90〜95℃まで加熱することによって、コーティング溶液を調製した。
この温度で、Erythritol Zerose(商標)16957 0.68%(w/w)およびKappa−Carrageenan(Satiagel UME 614 Carraghenane(Cargill)0.32%を加え、沸騰するまで塊をさらに加熱した。ブリックスを調節し、かつTiO2 0.4%(w/w)を加える。
すぐ使用できるコーティング溶液を貯蔵し、85℃および60°ブリックスで使用した。溶液は安定であった。
ノズル(Spraying systems Co)を温水で、かつ電気的に85℃に加熱した。
34層をチューインガムセンターに噴霧し、噴霧された液体の全量は約1101mlであった。開始時に、センター2kgをコーティング・パン(Dria coater 500/600 Vario)に加えた。約2時間45分のコーティング時間の間に、センターの元の重量に対して31〜32%のコーティング重量を加えた。
センターのための乾燥温度は、17〜27%の湿度および3.4m3/分の空気供給で28℃であり、かつパンは8rpmであった。
方法の間、ノズルは詰まらなかった。
コーティングされたチューインガムセンターをCapol 600(Kaul Gmbh)でワックス掛けした。
最終製品は、均一な表面、ハード・コーティングを有し、試食の際にクランチ性を示した。コーティングされたセンターのかどは、例1において調製された製品のかどよりも安定性が低かった。
Claims (10)
- コアと、前記コア(core)を取り囲むハード・コーティングとを含み、ハード・コーティングが少なくとも1層のコーティング層を含み、少なくとも1層のコーティング層がその少なくとも85重量%のエリトリトールと、マルトデキストリンと、微生物ガム、寒天、ペクチン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、β−グルカン、カラギーナン、グルコマンナン、グアーガム、ガティガム、トラガカントガム、カラヤガム、タラガム、フェヌグリークガム、ローカストビーンガムおよびそれらの2種以上の混合物からなる群から選択される1種または複数の結晶化調節剤、好ましくはカラギーナンとを含む、コーティングされた製品。
- マルトデキストリンが、少なくとも1層のコーティング層の1重量%から12重量%の量で存在する、請求項1に記載のコーティングされた製品。
- カラギーナンが、少なくとも1層のコーティング層の0.2重量%から3重量%の量で存在する、請求項1または2に記載のコーティングされた製品。
- エリトリトールが、少なくとも1層のコーティング層の90重量%の量で、好ましくは少なくとも1層のコーティング層の94重量%の量で存在する、請求項1〜3のいずれか一つに記載のコーティングされた製品。
- ハード・コーティングが1から100層のコーティング層を含む、請求項1に記載のコーティングされた製品。
- コアが、医薬製剤およびチュアブルまたは食用製品からなる群から選択される、請求項1または2に記載のコーティングされた製品。
- コアが菓子製品である、請求項3に記載のコーティングされた製品。
- 少なくとも1層のコーティング層が、高甘味度甘味料(high intensity sweetener)、分散剤、着色料、成膜剤、結合剤および着香料からなる群から選択される1種または複数の添加剤をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一つに記載のコーティングされた製品。
- 請求項1〜8のいずれか一つに記載のコーティングされた製品を調製する方法であって、
(a)溶媒と、エリトリトール、マルトデキストリンおよび1種または複数の結晶化調節剤を含むコーティング混合物とを含み、エリトリトールが、コーティング混合物の少なくとも85重量%を構成しているコーティング溶液を得るステップと
(b)可動式の製品コーティング・デバイス中で、可動式の製品コーティング・デバイスによって複数のセンター(center)を動かしながら、コーティング溶液を複数のセンターに施与することによって、複数のセンターをコーティングするステップと
(c)施与されたコーティング溶液を乾燥させて、コーティングされた製品を得るステップと
を含む方法。 - コーティング溶液の溶媒が水である、請求項9に記載の方法。
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