JP2013535625A - 加熱可能な媒体パイプ - Google Patents

加熱可能な媒体パイプ Download PDF

Info

Publication number
JP2013535625A
JP2013535625A JP2013519979A JP2013519979A JP2013535625A JP 2013535625 A JP2013535625 A JP 2013535625A JP 2013519979 A JP2013519979 A JP 2013519979A JP 2013519979 A JP2013519979 A JP 2013519979A JP 2013535625 A JP2013535625 A JP 2013535625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
wire
media
wires
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013519979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6047090B2 (ja
Inventor
オトフリート・シュワルツコフ
ヨーゼフ・ブラント
マンフレット・ベルク
トビアス・エッチハイト
マーク・ハイエンブロック
マルコ・イーゼンブルク
マルクス・イエションネク
クリストフ・シェーネベルク
Original Assignee
フォス・アウトモーティヴ・ゲー・エム・ベー・ハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44627658&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2013535625(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by フォス・アウトモーティヴ・ゲー・エム・ベー・ハー filed Critical フォス・アウトモーティヴ・ゲー・エム・ベー・ハー
Publication of JP2013535625A publication Critical patent/JP2013535625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6047090B2 publication Critical patent/JP6047090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P11/00Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L25/00Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
    • F16L25/01Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means specially adapted for realising electrical conduction between the two pipe ends of the joint or between parts thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L53/00Heating of pipes or pipe systems; Cooling of pipes or pipe systems
    • F16L53/30Heating of pipes or pipe systems
    • F16L53/35Ohmic-resistance heating
    • F16L53/38Ohmic-resistance heating using elongate electric heating elements, e.g. wires or ribbons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2610/00Adding substances to exhaust gases
    • F01N2610/10Adding substances to exhaust gases the substance being heated, e.g. by heating tank or supply line of the added substance
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2610/00Adding substances to exhaust gases
    • F01N2610/14Arrangements for the supply of substances, e.g. conduits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/6416With heating or cooling of the system
    • Y10T137/6606With electric heating element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Abstract

媒体パイプ(10)と、少なくとも1つのパイプコネクタ(11)と、媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11)との間の移行エリア(12)と、少なくも1つの加熱部材(2)とを含み、加熱部材(2)がワイヤ(20)を有する加熱可能な媒体パイプ(1)の製造方法において、媒体パイプ(10)は少なくとも1つのパイプコネクタ(11)を含むように事前に組み立てられており、前記ワイヤまたはワイヤ(20)は、二重に配置された、1つまたは2つの部分をなす部材として、或いは連続した部品を形成するように接続された部材として事前に組み立てられており、ワイヤ(20)は、パイプコネクタ(11)、移行エリア(12)及び媒体パイプ(10)の外側面の上に固定されており、ワイヤ端部は、電流源または電圧源に接続するための給電コネクタの中に案内されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも1つのパイプコネクタと加熱部材とを有する加熱可能な媒体パイプに関し、加熱部材は、いくつかのワイヤ/ワイヤストランド、特に1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドを含んでおり、本発明はさらに、媒体パイプ、少なくとも1つのパイプコネクタ、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリア、及び少なくとも1つの加熱部材を備える加熱可能な媒体パイプを製造する方法に関しており、加熱部材はいくつかのワイヤ/ワイヤストランド、特に1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドを含んでいる。
加熱可能な媒体パイプ及びその製造方法は、当技術分野において知られている。特に自動車において、多くの媒体パイプは主に液体の媒体を伝達するために設けられている。これらの媒体パイプは、低い温度で凍結する傾向があり、それが、それらに加熱部材が設けられている理由である。パイプコネクタは、少なくとも2つの媒体パイプに接続するために、あるいは、所定の集合部材に媒体パイプを接続するために使用されている。媒体パイプは、比較的高い凍結点のために、まだかなり高い水準の周辺温度にあっても凍結する傾向がある媒体をしばしば伝達し、そのことは、例えば、自動車の操作性が大きく損なわれるか、或いは中断さえされる可能性があることを意味する。そのことは、フロントガラスの洗浄システム用、及び媒体が所謂SCR触媒を有するディーゼルエンジンのためのNO反応添加物として使用される水性の尿素溶液である媒体パイプ用の水パイプの場合に特にあてはまる。
欧州特許出願公開第985908A1号公報は、媒体パイプのためのパイプコネクタを開示しており、当該パイプコネクタは、媒体パイプまたは集合部材に接続するための接続部分と、電流チャンネルへの接続部分に隣接する移行部分と、を有する接続部材からなっている。少なくとも移行部分のエリアにおいて、電気的加熱手段が、少なくとも部分的に電流チャンネルを囲む配置で設けられている。移行部分すなわち接続部分の外側面に配置された電気加熱手段は、それぞれの媒体が接続部材の中で凍結することを防止するために、あるいは凍結した媒体を融解することにより凍結プロセスを逆転させるために使用される。コイルのように外側面の周りを巻き付けられている加熱ワイヤは、接続部材を囲んでおり、外側の加熱ワイヤを電流が流れるときに、熱を生成するために誘導が内部のコイル巻き線の中に生じるように、少なくともさらに1つのコイル巻き線が電流チャンネルのエリアの内側に配置されている。媒体パイプは、その周囲に配置された加熱導体を有する内部のパイプラインからなっており、パイブライン及び加熱導体は、波形パイプのような外部の包囲物によって包囲されている。パイプコネクタは媒体パイプの両方の端部に設けられている。波形パイプを固定する前に、粘着テープが、パイブライン上に配置された熱伝導体の周りを巻き付けており、それによりパイプラインに固定されている。代替的にその固定はニスまたは接着層を使用することによりもたされても良い。パイプコネクタの加熱ワイヤとパイブラインの熱出力は電気的に相互に接続されており、パイプコネクタのうちの1つの加熱ワイヤは、それぞれ、パイブラインを囲んでいる加熱ワイヤの巻回しているワイヤの1つに直列に電気的に切り替えられており、2つのパイプコネクタにおいて2列のコネクタの接続部が外側に伸びており、電圧源への接続あるいはさらに1つの接続がなされている。代わりにパイプコネクタの加熱ワイヤ及びパイプラインを囲んでいる巻き線が、ただ1つの外部のライン接続を有するすべての加熱ワイヤの直列接続の形で設けられていることが開示されている。個々のケースにおいて、その周りを巻き付けている加熱ワイヤを有するパイプラインは、その後、2つのパイプコネクタに接続され、その外側に加熱ワイヤが固定される前に、所定の長さに切断される。これは、例えば独国特許発明第102005037183B3号公報または欧州特許第1519098B1号公報に開示されている。
独国特許発明第102005037183B3号公報に詳しく述べられているように、そのパイプラインは、初めに無端のパイプとして製造され、その後、所定の長さに切断される。このパイプはすでに電気的伝導プラスチック層としての加熱ワイヤを含んでいる。代替例としてその従来技術の公報には、給電線がパイプの中に溶解されていることが開示されている。さらに、加熱部材まで伸び、給電線に固定または粘着されている溝を、パイプラインが含んでも良いことが開示されている。或いは給電線及び、必要に応じて、パイプのさらなる部品が押し出されてもよい。そのことは、給電線及び加熱部材が1つの製造プロセスの中で一緒に製造されることを意味する。
相応に、欧州特許第1519098B1号公報に開示の、電気的に加熱可能な媒体パイプまたは液体パイプとともに、加熱部材は、プラスッチック層の周囲を直接的に包んでいる電気絶縁性のテープと、加熱ワイヤと、を含むように、内部のプラスチック層の周りをらせん状に包囲している。加熱ワイヤは二重に配置された形でプラスチック層の周りに巻きつけられており、加熱ワイヤの端部はソケットまたは電圧源に差し込むことができるプラグに接続されている。
さらに欧州特許第1721097B1号公報には、電気的に加熱可能な媒体パイプが開示されており、媒体パイプと、媒体パイプを加熱するためのケーブルと、電流源へケーブルを接続するための少なくとも1つの電気的なコネクタとが設けられている。媒体パイプ及びケーブルは、媒体パイプの外側の断面を超える内部の断面を有する第1の管を含む外側の保護エンベロープに、完全に受け入れられている。ケーブルの一方の端部または両方の端部において、ケーブルは媒体パイプから分岐するとともに、分岐部材の中に伸びている。それは電気的なコネクタの上にある第2の管に伸びている。外側の保護エンベロープは、第1の管、分岐部材及び第2の管を包んでおり、分岐部材は第1及び第2の管の間に配置されている。このことは少なくとも一の端部において、ケーブルはパイプコネクタに伸びておらず、直接的に分岐ラインの中に及び、そしてそこで電気的エネルギー源への接続のためのプラグコネクタに伸びていることを意味する。従って、従来技術のこの公報によれば、パイプコネクタが加熱されるのではなく、媒体パイプのみが加熱されるのである。
欧州特許出願公開第2107291A2号公報は、液体ラインを開示しており、パイプコネクタは弾性のパイプラインの端部に設けられている。熱導体は、パイプラインの中に取り付けられており、それらの端部は、パイプコネクタに配置されているパイプコネクタの部分の間に圧入されている。熱導体は、接続部分によって接続ワイヤに接続され、それによってエネルギー源に接続されている。熱導体は、ループとしてパイプラインの中に配置され、第2のパイプコネクタの前方においてループのエリア内で終了している。熱導体がパイプラインの内側に配置されているために、熱は直接的に媒体パイプまたはパイプラインの中を流れる媒体に伝達されるが、熱導体のワイヤ/ワイヤストランドは媒体パイプの中を流れる媒体に対して高い抵抗性を有しなければならず、熱導体に関して比例的に高いコストになってしまう。さらに伝導ループすなわち二重の導体を所望のらせんまたは蛇行の形でパイプラインに挿入するのは、手間がかかることが判明した。同様に、この種のパイプラインのコストは、熱導体が外側を通るパイプラインよりも高価である。なぜなら、熱導体がその中を通る内径及びおそらくそのようなパイプラインの壁の厚みも、媒体の流れに障害を作ることなく、これらを格納するために比較的大きくなければならないからである。
パイプコネクタの周りに巻き付けられた熱ワイヤを有するパイプコネクタと、熱ワイヤが別に設けられたパイプラインと、を設けるとき、パイプコネクタとパイプラインとのそれぞれの熱ワイヤを接続することは、高価であることが判明した。なぜなら、このことは時間がかかり、適切な電気的なコネクタを確保するために十分に注意して実行されなければならないからであり、製造が延々と継続する工程となるからである。連続した巻き付け工程により、加熱ワイヤはパイプラインの周りに巻き付けられることができ、パイプラインは、接着テープまたは繊維性接着テープとともに事前に組み立てられ、コイルのように巻回されて格納することが可能である。それぞれに要求された加熱可能な媒体パイプを製造するために、周囲を囲んでいる加熱ワイヤを有するパイプは、所望の長さに切断されなければならず、接着テープまたは繊維性の接着テープは、所望の長さに切断されたパイプの両方の端部から取り除かれなければならず、それぞれの加熱ワイヤの端部は再び巻回を解かれなければならず、余分なパイプの長さは切断されなければならず、パイプの長さは調節されなければならず、切断部は清浄化されなければならない。巻回された加熱ワイヤとともに事前に組み立てられることも可能な1つのパイプコネクタにおいて、加熱ワイヤは、同様にその両端から再び巻回を解かれ、媒体パイプの加熱ワイヤの端部に、特に圧着点を介して接続される必要があるだろう。従って一方では、巻回されたパイプ及びパイプコネクタを含む加熱可能な媒体パイプを製造するために、あるいはパイプ及びパイプコネクタまたはお互いにそれらに配置された加熱ワイヤを初めから接続するために、多くの製造ステップが求められるはずである。他方では、後にそれぞれの用途に応じて所定の長さに切断されることになる加熱ワイヤ及び繊維性の接着テープまたは接着テープを備えるパイプを含む事前の組立体を製造するために、多くの切れ端が生じるであろう。それゆえ、パイプ及びパイプコネクタの端部において、加熱ワイヤの巻回又は包囲を解き、互いに接触する加熱ワイヤの拘束を受けずに自由である長さのワイヤ/ワイヤストランドの長さを形成するようにパイプを清浄化及びトリミングするために、さらに圧着点を設けるために、高い材料コストが生じるであろうし、製造中において高価な人件費も生じるであろう。切れ端による材料の損失とは別に、多くの手作業を要するために比較的高い製造支出により、コストがかかるであろう。その後、加熱可能な媒体パイプが、例えば車、特に大型トラックに搭載されるとき、これらの圧着点は、短絡をもたらしうる損傷の発生につながる振動にさらされる。
本発明は、その製造が支出を最小限に減らすことができ、同時にパイプコネクタのエリアと、それらの間に伸びている媒体パイプのエリアと、の双方にある媒体パイプの中を流れる媒体への極めて良好な熱入力のための加熱可能な媒体パイプを提供するという要求に基づく。
この課題は、請求項1の前提部分に係る加熱可能な媒体パイプであって、同一のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドが媒体パイプに沿うとともに少なくとも1つのパイプコネクタにも沿って、連続的に延在している媒体パイプによって解決される。この課題はさらに、媒体パイプは少なくとも1つのパイプコネクタを含むように事前に組み立てられており、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、二重に配置された、または1つまたは2つの部分部材としてまたは連続した部品を形成するように接続された部材として事前に組み立てられており、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、パイプコネクタ、移行エリア及び媒体パイプの外側面の上に配置及び固定されており、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部は、電流源または電圧源に接続するための給電コネクタの中に案内されていることを特徴とする請求項11の前提部分に係る加熱可能な媒体パイプの製造方法によって解決される。さらなる発明の発展は従属請求項において規定される。
この方法で加熱可能な媒体パイプが製造される。そのため、加熱部材が組み込まれた媒体パイプを所定の長さに切断することと、その後媒体パイプを囲んでいる加熱部材またはワイヤ/ワイヤストランドの端部とパイプコネクタを囲んでいる加熱部材とを苦労して接続することと、特にそれを圧着及び封止すること、特にそれらに縮小する管を設けることと、はもはや不要となる。それとは異なり、媒体パイプに沿って伸びている同一のワイヤ/ワイヤストランドまたはワイヤ/ワイヤストランドも、1以上のパイプコネクタを加熱するために使用することができる。なぜなら、それらもそれに沿って伸びているからである。それゆえ、共通の加熱部材は媒体パイプと1つ以上のパイプコネクタとを加熱するために使用される。それゆえ、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドは、途切れることなく、媒体パイプに沿うとともに、少なくとも1つのパイプコネクタに沿って伸びている。パイプコネクタを加熱するために追加的にワイヤ/ワイヤストランドを準備することは従来技術と異なり放棄されている。そのため、事前に組み立てられたパイプコネクタに他の方法で設けられたワイヤ/ワイヤストランドと、さらにこれらのワイヤ/ワイヤストランドと媒体パイプに沿ったそれらとの間で必要とされる継手も省略することができる。それゆえ、いかなる継手も、媒体パイプとパイプコネクタとの間に設けられることはないが、しかし、継手は、2つのワイヤ/ワイヤストランドの間に、または電流源または電圧源に加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを接続するための冷導体/電気的コネクタに対して設けられていてもよい。
好ましくは、1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドが、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアにおいて、いかなる継手もなく、さらには、パイプコネクタそれ自体及び媒体パイプのそれぞれの外側に沿って、連続して延在する。このようにして、媒体パイプ及びパイプコネクタの間の全体の移行エリアにおいて、継手がないようにすることが可能である。特に、実質的により硬くない媒体パイプから極めて硬いパイプコネクタまでの移行エリアにおいて、継手は、振動によって引き起こされる損傷を非常に受けやすい。それゆえ、冷導体に対して、または特に媒体パイプ及びパイプコネクタに沿って連続して伸びている2つのワイヤ/ワイヤストランドの間に、いかなる接続を形成しない方が有利である。
媒体パイプとパイプコネクタとに沿って連続して伸びている加熱部材の、1つまたは2つ、すなわち幾つかのワイヤ/ワイヤストランドを設けるために、もはやそこでは継手は必要がない。また、1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドのみが設けられるから、材料コストも減少する。それゆえ、媒体パイプのために格納される、異なる加熱ワイヤ/ワイヤストランドの量は減少し、その結果、スケールエコノミー、すなわちユニットコストの低下に反映される効率の向上につながる。なぜならば、より少ない種類のワイヤ/ワイヤストランドに対して大規模な購入量が要求されるからである。
ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプとパイプコネクタとの外側に伸びているので、媒体パイプを流れる媒体に対するワイヤ/ワイヤストランドの抵抗に特段の注意を払う必要がない。このことは、欧州特許出願公開第2107291A2号公報の解決手段に基づく実施例よりも、よりコスト的に効率的なワイヤ/ワイヤストランドを選択することができることを意味する。それゆえ有利に、既存の解決方法を比べてコストを節減することと、同時にパイプコネクタ及び媒体パイプに沿ってワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを連続して巻き付けることまたは設けることにより、例えば車の運転中に振動または他の悪影響による不満足な接続または意図しない継手の破壊というリスクを最小にするか、または完全に回避することと、が可能となる。
圧着点は、原理的には、所定の破損点である。なぜなら、特に横方向の力によって常に影響されている時に、それらは破損し易いからである。これは、単に品質問題を生じさせるだけでなく、仮に絶縁が損傷されれば、短絡の危険性をももたらす。これは継手を有しないワイヤ/ワイヤストランドを設けることにより有利に回避することができる。
加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドと、パイプコネクタまたは媒体パイプと、の一体化は簡単なやり方で、次のように達成することができる。媒体パイプは、最初に少なくとも1つのパイプコネクタとともに事前に組み立てられ、その後加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプと少なくとも1つのパイプコネクタとの外側に沿って配置され、外側面の上の適切な位置に固定される。1つの加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドのみを設けるときに、これは二重に配置されてもよく、すなわち、特にパイプコネクタに固定されたループが形成されてもよい。ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部は、次に、電流源または電圧源に接続するための給電コネクタの中に案内される。2つのワイヤ/ワイヤストランドが設けられる場合には、それらは平行に、少なくとも1つのパイプコネクタと、媒体パイプへの移行エリアとに、かつそれらに沿って案内されてもよい。
好ましくは、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、一体型の部品であるか、または連続した部品を形成するように接続されているか、または部材を介してお互いが接続されている。特に2つの接続された部品を使用するときに、2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドが設けられていてもよい。媒体パイプに接続される前に、ワイヤ/ワイヤストランドが連続した部品を形成するように接続されておれば、加熱部材と媒体パイプとのワイヤ/ワイヤストランドの一体化に要する支出を最小限に抑えることが可能である。それ故、連続した1つの部分のワイヤ/ワイヤストランドまたは連続した部品を形成するように接続された2つのワイヤ/ワイヤストランドを設けることができる。ここで、2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドが選択されれば、それらを調整するためのいかなる追加の措置も採用する必要がないように、それらの熱出力は同一となるであろう。2つのワイヤ/ワイヤストランドをお互いに平行に伸ばすことも可能である。それらは、パイプコネクタの外側にワイヤ/ワイヤストランドを固定することを可能にするために、一例として帯ひも部材であり得る、1つの部材のみに接続されている。原理的には、2つのワイヤ/ワイヤストランドの間に接続を形成しないことも可能である。
ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部において、少なくとも1つの分岐点または連結点が、エネルギー供給源への接続のためのコネクタに接続するために設けられていてもよい。一体型のワイヤ/ワイヤストランドまたは一体を形成するように接続された複数のワイヤ/ワイヤストランドを設けるので、そのような冷導体/電気的コネクタの接続部、すなわちエネルギー供給源(電流源または電圧源)に接続するための冷導体/電気的コネクタに接続するための分岐点または連結点は、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部に、このように設けられてもよい。それで、多数の接続点または圧着点の代わりに、そのような2つの点のみが、すなわち、少なくとも1つのワイヤ/ワイヤストランドの両方の端部において、設けられてもよい。最初から分割された加熱部材に2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドを設けるとき、これらはお互いに1つの端部において接続されていても良い。上述のように、この連続した加熱部材の接続点(連結)は少なくとも1つのパイプコネクタの中に固定することができ、そのため、ワイヤ/ワイヤストランドの他の端部において、冷導体/電気的コネクタは同様にエネルギー源に接続することが可能となる。
好ましくは、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドは、パイプに対して最短の経路でそのパイプの近くまで、その周りに伸び、好ましくはおおよそ20〜150mmのピッチで、特に40〜60mmまたは40〜80mmのピッチで伸びている。それらは、蛇行及び/または引き伸ばされた波の形及び/または好ましくはスパイラルの形で案内されていてもよい。媒体パイプに沿って原理的には、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドをそれに対して平行に延在させることと、この手段により、十分な熱入力を達成することと、は満足できる。同時に、ワイヤ/ワイヤストランドの長さに対して効率的な材料の投入が可能である。しかしながら、所定の形に折り曲げ、そしてワイヤ/ワイヤストランドと媒体パイプとを接続する間に、媒体パイプの周りに所定のピッチでワイヤ/ワイヤストランドを巻回することはより好ましい。原則として、大きなピッチはエネルギー的に十分である。すなわち、それにより充分な熱入力が可能となる。技術的な観点によれば、それは150mmまでであってもよい。無限のピッチ、すなわちワイヤ/ワイヤストランドをパイプに対して平行に伸ばすことはエネルギー的には十分であろうが、技術的には問題となろう。150mmを超えるピッチでは、媒体パイプが曲げられつつある時に、ワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプの曲げには追従せずに、それから剥がれるという問題が存在する。技術的及び経済的な側面の妥協である最も好ましいピッチは、特に、設けられていてもよい加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドの長さと、管状の媒体パイプを巻き付けるときの技術上の実用性と、の観点から、例えば40〜80mmの間のピッチである。
媒体パイプに沿ったワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの部分的区域は、媒体パイプの2つの互いに反対側の面上に互いにほぼ平行になるように、媒体パイプのまわりに、及び/または極めて大きなピッチ、特に20〜150mmのピッチ、例えば40〜80mmのピッチで、媒体パイプに沿って巻回されてもよく、及び/または、蛇行の形及び/またはスパイラルの形で引き伸ばされてもよい。良好な媒体パイプへの熱入力は、すでに平行に伸びている2つのワイヤ/ワイヤストランドまたはワイヤ/ワイヤストランドの部分を有することにより可能となっている。
パイプコネクタと媒体パイプとのエリアと、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアと、における均一な熱入力を生成するときに、巻き付けに適するように可変するピッチを設定することができる。それに応じて150mmまでの大きなピッチが媒体パイプに沿って設けられていてもよい。一方、パイプコネクタへの移行部において、かつそれに沿って、より小さなピッチがより大きな意味をもつようである。それにより、加熱可能な媒体パイプの全長に渡っての熱入力をおおよそ一定に保つことができ、あるいは特に高い熱入力が要求される複数の点において高めることができる。特にパイプコネクタのエリアにおいて、管状の媒体パイプの延在する長手方向に沿うよりも、物質の厚みは厚くなるであろう。それにより、パイプコネクタと、必要に応じて、媒体パイプの移行エリアとを巻き付けるためには、より小さなピッチを設定することが有利であることが判明した。媒体パイプのエリアにおけるワイヤ/ワイヤストランドのピッチの影響は材料の投入に対して大きい。なぜなら、媒体パイプは例えば、4.5メートルもの長さを有する可能性があるのに対して、パイプコネクタのエリアにおいては、短い寸法の部分だけが巻かれるために、影響が小さいからである。熱入力に関しては、媒体パイプに対してメートルあたり15ワットであり、パイプコネクタにつき1.5ワットである。120mmまでの媒体パイプに沿った大きなピッチとは対照的に、例えば、パイプコネクタに沿って3mmが設定されてもよい。
パイプコネクタのエリアにおいて小さなピッチを設ける場合、スパイラル形状及び/または蛇行形状の巻線、または引き伸ばされた巻線が、パイプコネクタの周りに設けられていてもよい。また、パイプコネクタと、移行エリアと、媒体パイプと、において、蛇行形状の若しくはスパイラル形状の若しくは引き伸ばされた巻線又は変化する巻線の混合した形も可能である。
加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドの厚みまたはその直径または加熱部材のコアの厚み、特に絶縁された金属コアの厚みは、0.2mmより小さくてもよく、特に必要に応じて、±0.4mmの許容範囲内において0.12mm、0.14mm、0.18mmであってもよい。中間の値、例えば、0.10mm、0.11mm、或いは0.12mmよりも小さいワイヤ/ワイヤストランドの厚みも、当然に可能である。
例えば媒体パイプは、2〜4mmの内径、特に2〜3mmの内径を有していても良い。この範囲内の内径を設けることは、特に経済的な変形であることが判明した。例えば、管状の媒体パイプの壁の厚みは、0.5〜1mmの範囲内であってもよく、特に0.5〜0.7mmの範囲内であってもよい。管状の媒体パイプの外側と、媒体パイプ及びそのまわりに巻回されたワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを囲んでいる波形パイプの内側と、の間の空気隙間は、おおよそ0.1〜0.4mm、特に0、1〜0.2mmまたは0.2〜0.4mmであってもよい。そのような空気隙間は、良好な熱絶縁を確保するのには充分である。加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを管状の媒体パイプの外側に固定することは、接着テープまたは繊維性のテープによってなされても良い。原理的には他の固定方法も好適ではある。しかし接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープを用いて巻き付けることはコスト的に効率的であり、さらに固定の信頼性に関しても極めて良好であることが判明した。
媒体パイプのための外側の保護部材としての波形パイプは、最初は1つであるパイプコネクタを有する媒体パイプを事前に組み立てるときに、媒体パイプの開口端から始めて、それに沿い、さらにパイプコネクタの移行エリアに沿って、パイプに押し込み可能であり、その位置に固定される、閉じた波形パイプとして設けられていてもよい。2つのパイプコネクタを有する媒体パイプを事前に組み立てるときには、長手方向に裂けている、波形パイプを設けるのが有利である。それは、端部側のパイプコネクタを有する事前に組み立てられた媒体パイプのモジュールを、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドのモジュールに接続し、それを、媒体パイプと、移行エリアと、パイプコネクタと、の外側に固定した後、媒体と、その外側からの2つの移行エリアと、を囲むように配置される。しかしながら、よりコスト的に効率的な変形例は、半径方向に閉じた波形パイプを設けることであることが判明している。
加熱可能な媒体パイプの最終的な組立てのために、1つのパイプコネクタにワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを固定することと、それらの2つの部分的区域またはワイヤ/ワイヤストランドをパイプコネクタと、移行エリアと、媒体パイプと、の外側に沿って連続して案内または接続することと、が有利であることが判明した。ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを両方のパイプコネクタに固定することと、パイプコネクタ及び媒体パイプへの移行エリアを巻回した後に、これらがそれのまわりを巻回するように、これらを配置することと、がまた可能である。ここで許容範囲補償は、特に媒体パイプを一端から他端まで巻回する時に、巻きの数が変化し、またはピッチが変化するように、意図的に設けていても良い。また、許容範囲補償はピッチを変化させることにより自動的に生じてもよい。ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを配置することは、例えば、2つのパイプコネクタを対応するホルダーに配置することと、媒体パイプに沿ったワイヤ/ワイヤストランドまたはワイヤ/ワイヤストランドの部分に、それらの延在する長手方向に沿ってほぼ中心に作用する初期の張力を付与することと、特に媒体パイプのまわりにワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを巻回するための回転運動の間において、それに引張応力を付加することと、によってもたされても良い。この方法によれば、ワイヤ/ワイヤストランドまたはワイヤ/ワイヤストランドの部分は、媒体パイプの周りに巻くことができ、初期の張力を及ぼすので、媒体パイプに沿った個々の巻線の所望の位置とピッチと、が可能となり、自動的に許容範囲補償がもたされる。
好ましくは、パイプ及び/またはパイプコネクタ及び/または媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアを保護及び/または絶縁するための少なくとも1つの部材が、それの周りに配置されていてもよい。特に、媒体パイプを包囲する波形パイプと、1つ以上のパイプコネクタと媒体パイプへの移行エリアとを包む保護キャップと、がそれらを囲んでいてもよい。それにより、そのような保護キャップは、パイプコネクタと媒体パイプとへの移行エリアだけでなく、それらを包む波形パイプの一部分をも囲む。それにより、完全に加熱可能な媒体パイプを形成するために、コンパクトなユニットが、管状の媒体パイプとパイプコネクタとの間に形成される。また、それをエネルギー源に接続するための加熱部材の分岐点も、そのような保護キャップで包むことにより、損傷に対して保護することができる。
特に、両端において、冷導体/電気的コネクタを介して加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドに接続されているプラグを有する2つのワイヤ/ワイヤストランドの加熱部材を設けるとき、すなわち、加熱部材の2つのワイヤ/ワイヤストランドが並列に接続されているとき、少なくとも1つの帯ひも部材が、2つのワイヤ/ワイヤストランドの間に、それらを機械的に接続するために插入されていてもよい。そのような帯ひも部材は、パイプコネクタ上の対応する支持手段に接続されていてもよく、これは加熱部材をパイプコネクタに固定するのに使用することができる。
二重に配置された連続した加熱部材のワイヤ/ワイヤストランド設けることも可能である。ここで、その両方の端部において、コネクタがエネルギー源に接続するために直接的に配置されており、それにより、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドとエネルギー源に接続するための冷導体/電気的コネクタとの間の接続または圧着点の設置を完全に排除することができる。そのような加熱部材またはそのような連続する二重に配置されたワイヤ/ワイヤストランドは、そのループのエリアにおいて、その点に設けられた支持手段にやはり固定され、または取付けられてもよく、さらにパイプコネクタと、媒体パイプへの移行エリアと、媒体パイプと、の周りにその後巻回されても良い。
好ましくは、加熱部材が媒体パイプ及び/またはパイプコネクタに取り付けられていてもよい。特にワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランド、媒体パイプの上のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドを固定するための固定部材、及び/または媒体パイプ及び/またはパイプコネクタ及び/または媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアの絶縁または保護のための絶縁及び/または保護部材が、適応して取り付けられていてもよい。適応性のある取り付けは、それぞれの用途の要求に応じて適応されたワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドが設けられることを意味する。このようにして、パイプはさまざまな変形形態で提供されうる。このことは、所定の配置と、従来技術による事前に組み立てられた媒体パイプのために使用されるような加熱部材の量と、の使用を排除するであろう。むしろ、それが組み立てられた後、媒体を伝達するためのモジュールを巻き付けるので、ワイヤ/ワイヤストランドはまさに、媒体パイプ及びパイプコネクタへの熱入力が望ましいかまたは必要である点に配置することができる。パイプラインの壁と一体化されたワイヤ/ワイヤストランドと対比すると、媒体パイプには、適応的に変化する巻線を、特に所望のピッチにより設けることができる。ワイヤ/ワイヤストランドを先行文献に開示されているように、パイプラインの壁に埋め込む時に、それはパイプラインを製造するための押し出しプロセスの一部であり、変形を導入することは、それゆえずっとより複雑である。さらに適応的な取り付けは、より薄い壁の厚みを有するパイプラインを製造/提供する可能性を提供する。それゆえ、比較的増加された材料の要求に繋がる、ワイヤ/ワイヤストランドを媒体パイプのパイプ壁に埋め込むことと比較して、材料の要求を減らすことになる。
従って本発明によると、巻き付ける工程が備わる。ここでは、媒体パイプと、その端部に装着された少なくとも1つのパイプコネクタと、を含むモジュールと、加熱部材を含むモジュールと、はお互いに別々に事前に組み立てられ、そのあとになって初めて両方のモジュールは、1つの製品、すなわち加熱可能な媒体パイプを形成するように一体化される。さらなるモジュールは、その後、絶縁または保護のための手段、すなわち特に波形パイプと保護キャップとによる包囲体に相当する。そのようなモジュールを設けることにより、モジュールシステムすなわちモジュール構造の加熱可能な媒体パイプが生成される。これは、短時間で追加的に組み立てられる加熱可能な媒体パイプの大部分の変形した実施形態をコスト的に効率よく製造することを可能にする。
発明のさらなる説明のために、その実施形態は図面を参照して詳細に説明される。
本発明にかかる、加熱可能な媒体パイプの第1の実施形態を示す図である。 2つのパイプコネクタを有する事前に組み立てられた媒体パイプの側面を示す図である。 本発明にかかる、冷導体/電気的コネクタの接続と、エネルギー源に接続するためのプラグコネクタと、を有する二重に配置された一体型のワイヤ/ワイヤストランドの形の加熱部材の第1の実施形態を示す図である。 図3による加熱部材の電気回路図である。 本発明にかかる、相互に接続された2つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材の第2の実施形態を示す平面図である。 本発明にかかる、2つのワイヤ/ワイヤストランドの両端において、冷導体/電気的コネクタの接続と、プラグコネクタと、がそれぞれ設けられた、その2つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材の第3の実施形態の平面図である。 本発明にかかる、端部に直接的に接続されたプラグコネクタを有する二重に配置された一体型のループの形の加熱部材の別の実施形態の平面図である。 本発明にかかる、開いた保護キャップを有する完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプの別の実施形態の平面図である。 図8に示す角度のついたパイプコネクタの詳細図である。 加熱部材と開いた保護キャップとを有する直線状のパイプコネクタの変形例を示す平面図である。 図11(a)は、本発明にかかる、媒体パイプに沿って平行に配置されかつ案内されたワイヤ/ワイヤストランドを有する媒体パイプの平面図であり、図11(b)は、図11(a)のワイヤ/ワイヤストランドを有する媒体パイプの断面図である。 本発明にかかる、媒体パイプの周りを囲んでいる加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを有する媒体パイプの詳細図である。 本発明にかかる、媒体パイプに沿って平行に案内されたワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱可能な媒体パイプの断面図である。 加熱導体の長さがピッチとパイプの長さとに対してプロットされている最適なピッチを示す図である。 本発明にかかる、媒体パイプの周りに巻回された加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを示し、その上、ワイヤ/ワイヤストランドが媒体パイプの外側に接着テープまたは繊維性のテープによって固定されている状態を示す詳細図である。 本発明にかかる、媒体パイプの周りに加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを巻回するための巻線機に配置された加熱可能な媒体パイプの平面図である。
図1は、加熱可能な媒体パイプ1の断面を示している。当該媒体パイプ1は、管状の媒体パイプ10と、移行エリア12を有するパイプコネクタ11とを含んでいる。パイプコネクタと媒体パイプ10とは相互に接続されている。媒体パイプ1は、さらに保護キャップ13を含んでおり、当該保護キャップは概ね2つの部分すなわち、2つの半殻で組み立てられており、それらはパイプコネクタ11と、移行エリア12と、管状の媒体パイプ10の部分と、を保護するように囲んでいる。媒体パイプ1は、さらに、管状の媒体パイプ10を囲んでいる波形パイプ14を含んでいる。保護キャップ13の端部において、保持部材230はパイプコネクタを別の線、集合体などに、特にプラグを介して、接続するために取り付けられている。加熱部材2のワイヤ/ワイヤストランド20は、パイプコネクタ11及び管状の媒体パイプ10に沿って案内されている。ワイヤ/ワイヤストランドは二重に配置されており、そのためループ21が、例えば、パイプコネクタ11の外表面上にある軸ピン15に固定される。それゆえ、ワイヤ/ワイヤストランドには、お互いに平行に巻回されており、移行エリア12において、媒体パイプ10の2つの対向する面においてお互いに分離して案内されている2つの部分的区域22、23が含まれている。この種の平行な配置は、しかしながら、望ましくない。なぜなら媒体パイプが曲げられたときに、ワイヤ/ワイヤストランドはその場所にとどまらず、しかし媒体パイプの表面から剥がれがちであるからである。
2つのワイヤ/ワイヤストランドの部分的区域22、23をそれらの位置に固定するために、接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16が、固定されたワイヤ/ワイヤストランド20を有する媒体パイプ10の外側面の周りに巻回されている。単にこの一部分だけが図1で示されている。原理的にはそのような固定は、狭いエリアにおいてのみ、すなわち媒体パイプの長手方向に延びた全体に渡ることなく、互いに離れた複数の点においてのみ施すことができる。さらに接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16または他の固定手段を、媒体パイプ10の長手方向に延びた全体にわたって巻回することが可能である。接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16は、ワイヤ/ワイヤストランドに追従してもよく、あるいは、その全体のエリアに渡って、図15を参照して詳細に説明されるように、ワイヤ/ワイヤストランド及び媒体パイプに、必要に応じて重なりながら、配置されていてもよい。
すでに述べたように、波形パイプ14は、加熱部材の固定されたワイヤ/ワイヤストランド20を有する媒体パイプ10の外側の保護及び絶縁のために配置される。波形パイプが設けられるので、空気間隙を形成すること、または媒体パイプの絶縁を可能にする空気包囲室を設けることが可能である。図1に示されているように、そのような空気間隙はまた、パイプコネクタ又は媒体パイプへの移行エリアと、それを包囲する保護キャップ13との間にも配置されている。
図8ないし10において特によく示されているように、2つの部分的区域22、23を有するワイヤ/ワイヤストランド20は、1以上のパイプコネクタ11、110の外側面の上にある巻回溝18に案内されてもよい。巻回溝は、パイプコネクタの外側面の上に、リブ19を突出させることにより規制または形成される。このことは、パイプコネクタの外側面にあるワイヤ/ワイヤストランドの明確な位置決めを可能にし、それによって、媒体パイプに沿って備えられた接着テープまたは繊維性のテープによる固定を省略することを可能にする。そのような巻回溝が設けられなければ、加熱部材2のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの固定は、当然ながら、接着テープまたは繊維性のテープまたは他の固定手段を援用することにより、パイプコネクタ11、110のエリアにおいて、実現されてもよい。
図2及び3は、その後結合されて、図1に示す完全な加熱可能な媒体パイプを形成するために組み立てられる組み立て前のモジュールを示す。図2に示されるモジュールは、液体または媒体を案内するモジュールであり、それは、管状の媒体パイプ10と、移行エリア12、120をそれぞれ有する2つのパイプコネクタ11、110とを含む。図3に示されるモジュールは、図3に示すように、端部に設けられ、かつ取り付けられるプラグコネクタ27を有する冷導体/電気的コネクタ26に接続された、コネクタ24、25を有する二重に配置されたワイヤ/ワイヤストランド20から成っている加熱部材2である。2つのパイプコネクタ及び媒体パイプからなる第1のモジュールは、このように事前に組み立てられ、それに対し、第2のモジュールは加熱するために設けられ、接続された冷導体/電気的コネクタと、エネルギー源に接続するためのプラグコネクタとを有する加熱部材から成っている。それでこれらの2つのモジュールはお互いに「結婚」をする。すなわち、加熱部材のモジュールは、パイプコネクタ、移行エリア及び媒体パイプの外側面の周りに案内されまたは巻回される。このことの効果は、通常必要な量の労働がもはや必要ではないことである。すなわち、周りを囲んでいる加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドがすでに備わった媒体パイプを所定の長さに切断することが不要であり、従って、組み立て作業の減少及びコストの減少に繋がる。なぜなら本発明による2つの事前に組み立てられたモジュールを組み立てることは、それに伴う無駄をより少なくするからである。
第1及び第2のモジュールの結合に続き、加熱部材は、少なくとも部分的に、その後、第1のモジュールの外側面の上に固定され、自身の長手方向の軸に沿って開かれ、以下においてスリット波形パイプと呼ばれる波形パイプは、媒体パイプ10及び移行エリア12、120の外側面に径方向に固定され、パイプコネクタ11、110と波形パイプ14の一部分とは、保護キャップ13、130によって囲まれる。保護キャップは通常、内部の空気間隙17、170に、さらなる絶縁のために泡が形成される(図8〜10参照)。
2つのパイプコネクタ11、110を有して事前に組み立てられた媒体パイプ10を準備する代わりに、これは、第1のモジュールとして、ただ1つのパイプコネクタを有して事前に組み立てられていてもよい。上述のように、そのような第1のモジュールは、おそらく付け加えることができる冷導体/電気コネクタ及びプラグコネクタを有する加熱部材の第2のモジュールに、組み合わされかつ接続される。その結果、波形パイプを組み立てることは、上述した手順よりも容易になる。なぜなら、これは、媒体パイプ10の自由な端部から始めて、軸方向にそれの上に押さえることができるからである。次に、第2のパイプコネクタは、媒体パイプ10の自由な端部に組み立てられ、保護キャップは、おそらくは保護キャップの内部の空洞に泡を形成することを含んで、両方のパイプコネクタに付加される。
設置される場所に適合するために、完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプ1は今や、所定形状に曲げることができる。この目的のために、媒体パイプ10及び波形パイプ14は、折り曲げ可能な材料からなる。
図4は、図3に示す加熱部材の電気回路図を示しており、通常では5つの接続点に対して、2つの接続点24、25または圧着点のみが、加熱部材及び冷導体/電気的コネクタ26を接続するために、要求されるということが分かる。さらに加熱部材は単一の抵抗Rのみを示しており、これにより、それぞれが、電気的回路図において別個の抵抗を示す、少なくとも4つのワイヤ/ワイヤストランドまたは加熱部材の部分の通常の配置とは反対に、電気的接続およびケーブル配設を達成することがより容易となり、かつ費用効率が高くなる。
上記はまた、図5に示す加熱部材2の実施形態に当てはまり、加熱部材は、同じ長さの2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28から成っている。これら2つのワイヤ/ワイヤストランドは、接続点29によって示される一端において互いに接続されている。同様に、これは、両方の端部において、加熱部材2のための電流源または電圧源に接続することを可能にするために、接続部24、25を介して、その次にプラグコネクタ27に接続されている2つの冷導体/電気的コネクタ26に、接続されているルーブ形状の加熱部材となる。このような加熱部材は、媒体パイプへの連続した巻き付け工程において固定することができるが、好ましくは、切断を避けるために、不連続的な工程において固定することできる。連続した巻き付け工程を用いると、ワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプの一端から他端へ均一に巻回され、それに対して不連続的な巻き付け工程を用いると、巻き付けは、図16を参照してさらに述べられるように、両方の端部から中心に向かって同時にもたされる。
図6に示す加熱部材の実施形態に関しては、これも、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28を含む。しかしながら、これらは1つの接続点29を介して、相互に接続されておらず、同様に、コネクタ24、25を介して1つの端部のエリアにおいて、冷導体/電気的コネクタ26に接続されている。それらの対向する端部30、31において、それらには、2つの冷導体/電気的コネクタ26に接続するためのコネクタ32、33が設けられている。これら2つの冷導体/電気的コネクタ26も、エネルギー源への加熱部材の接続を可能にするためにプラグコネクタ34に接続されている。図5を参照して述べたように、図6の実施形態も同様に、連続した巻き付けがなされてもよく、それにより切断が引き起こされるが、切断が生じず、そのため、ワイヤ/ワイヤストランドの端部において長さの調節を要しない、不連続な巻き付けがなされてもよい。
両方のワイヤ/ワイヤストランド20、28をパイプコネクタ11または110に取り付けるために、帯ひも部材35が提供される。図6に表されているように、これは、ワイヤ/ワイヤストランド20及びワイヤ/ワイヤストランド28の両方に接続されている。帯ひも部材35があぶみ形状であるために、それをパイプコネクタ11の軸ピン15の表面上に固定すること、すなわち、例えば軸ピン15の上に帯ひも部材を巻回することは可能である。接続された冷導体/電気的コネクタ26とともに、ワイヤ/ワイヤストランド20、28の帯ひも部材の外側に伸びている端部30、31は、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28の反対側の端部と同様に、分岐ラインとして加熱可能な媒体パイプの外に案内される。このことは、特に図10に示されている。冷導体/電気的コネクタ26への接続部32は、ここでは、保護キャップ13の中の圧着点として示されている。冷導体/電気的コネクタ26は、波形パイプ14の外側にある保護キャップ13の外に案内されている。対応する解決策は、図9及び図8に示されている。ここでは冷導体/電気的コネクタは、パイプコネクタに対して、特に加熱部材に対して所望の点において固定され、これにより、運転中に大型トラックでは生じるかもしれない振動の場合に、加熱部材が意図せずして冷導体/電気的コネクタから外れることを実質的に回避できる。
図7の加熱部材2の実施形態については、これは、一体型のワイヤ/ワイヤストランド20としてプラグコネクタ27に接続されており、それを介して電流源または電圧源への接続を実現することができる。接続部はまた、直接的にパイプコネクタまたは保護キャップと一体化されていてもよい。この場合、別々にプラグコネクタ27を準備する必要がない。
図11(a)及び11(b)は、ワイヤ/ワイヤストランド20の2つの部分的区域22、23を有する管状の媒体パイプ10を示しており、部分的区域22,23は、媒体パイプの反対側に、それと平行に配置されている。これは最も効率的な材料の投入となり、媒体パイプの中を流れる媒体を加熱するための十分な熱を与えるために、原理的には熱入力も充分ではあるが、しかしながら媒体パイプを任意に折り曲げることはできない。なぜならワイヤ/ワイヤストランド20の2つの部分的区域22、23は位置がずれるようになるからである。すなわち、望ましい位置に留まらないからである。特に媒体パイプに沿ったワイヤ/ワイヤストランドの無限のピッチに関して、300mmのピッチに関してでさえ、ワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプの外側の表面上で制御できずに滑り、そしてパイプが曲げられるときに、媒体パイプの曲げに相当しない可能性があるランダムな半径にそれ自体を変形させることが明らかになった。それ故、より小さいピッチ、特に20〜150mmのピッチSが望ましい。図12において、そのようなより小さなピッチSで、ワイヤ/ワイヤストランド20により媒体パイプ10を巻回していることが示されている。図12は、媒体パイプの表面上に、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドがどのように配置されうるのかについての2つの変形例を示す。すなわち、2つの変形例は巻き付け及び波線形の配置であり、ワイヤ/ワイヤストランドの巻回のピッチSが両方の変形例の中で示されている。
図14の線図で示されているように、図の中にミリメートルで示されているこのピッチSは、図14の線図で示されている加熱部材の長さI及び媒体パイプの長さIに従って変化してもよい。媒体パイプの長さは矢印の方向に増加する。図14の線図によれば、40〜60mmの間のピッチは最も好ましい範囲であるが、20〜150mmのピッチは経済的であり、技術的に実用的でもあるということが判明した。このことは、1つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材及び互いに平行に伸びている2つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材を設ける時の双方に当てはまる。加熱部材の端部に配置された、冷導体/電気的コネクタまたは給電部材は0〜4個の導体であってもよい。
図13は、管状の媒体パイプ10のエリアにおける、完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプ1の断面図を再度示す。ここでは、加熱部材2のワイヤ/ワイヤストランド20の2つの部分的区域22、23が、管状の媒体パイプ10の対向する側面上であって、加熱可能な媒体パイプ1の断面に配置されている。波形パイプ14についての包囲が示されるように、接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16による固定も示されている。例えば、管状の媒体パイプ10の内径dは2〜4mmであればよく、特に2〜3mmであってもよい。管状の媒体パイプ10の壁の厚みSは0.5〜1mmであればよく、特に0.5〜0.7mmであってもよい。ワイヤ/ワイヤストランド20はd=0.12〜0.18mmの直径を有してもよく、特に0.12〜0.14mmの直径を有していてもよい。媒体パイプ10の外側と波形パイプ14の内側との間にある空気隙間17は、0.1mmと0.4mmとの間の量Lであればよく、特に0.1mmと0.2mmとの間の量Lであっても良い。波形パイプを設けるために、より大きな空気隙間は波の谷よりも波の頂上に設けられる。
図8〜10にも示されるように、設けられたパイプコネクタは、直線状の形状であってもよく、及び/または残りの接続部が車において、どのように配置されるかに応じて、曲げられた形状であってもよい。完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプも、ランダムに曲げられて、車における設置空間または管状の媒体パイプが設置される場所の局部的な条件に合うように適合させることができる。これが、ワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランド20、28の管状の媒体パイプ10に沿ったピッチは、媒体パイプを所望の形に折り曲げるときに、ピッチが維持されるように選択されることを保証することに注意が払われる主な理由である。ピッチが長さ補正のために媒体パイプにわたって変化しても良く、これにより媒体パイプ内の媒体の最適な加熱が保証されることを確実にする。継続的な変形を保証するために、加熱可能な媒体パイプの折り曲げは通常、熱の影響下においてなされる。例えば、所定の形に折り曲げることは、過熱蒸気を用いてまたはオーブンの中で、なされても良い。
加熱部材を管状の媒体パイプ10の外側に固定することは、接着テープまたは繊維性のテープ16を用いてなされる。図15に示されるように、ワイヤ/ワイヤストランド20または28に沿って接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16を誘導することにより接着または固定をすることは、とりわけ経済的である。このことは媒体パイプの頂上においてワイヤ/ワイヤストランドのきわめて良好な固定だけでなく、接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16の相応した少ない消費をも保証する。代わりに、例えば狭い接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープを用いて、ワイヤ/ワイヤストランド及び管状の媒体パイプ10の完全な径方向の巻き付けを達成することは可能であり、充分な引張り応力を与えることができるために、巻き付けの間において径方向の重なりは有利であることが判明した。
図16には、管状の媒体パイプ10のまわりにワイヤ/ワイヤストランド20、28を巻回するための巻線機のいくつかの部分が示されている。この配置では、媒体パイプ10には両端において、角度がつけられたパイプコネクタ110及び直線状のパイプコネクタ11が備え付けられている。両方のパイプコネクタは、他の点においては詳細には示されていない巻線機の第1及び第2のホルダー40、41の中に配置されており、巻線機は媒体パイプ10及びパイプコネクタ11、110の事前に組み立てられたモジュールを回転させることを可能にする。これは、図16において対応する矢印によって示される。
媒体パイプ10のほぼ中心エリアにおいて、それらの延在する長手方向に沿って2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28は、それから背け合う方向に引張り応力Fによって作用を受けている。これは、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28に係合するバネ42、43によって生成される。回転運動及び初期の張力の組み合わせのために、ワイヤ/ワイヤストランドを引張り応力のもとで媒体パイプ10の外側に巻きつけることが可能となる。巻回中に、重なりが生じないことを保証するために、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、28の延在する長手方向及び延在する高さ方向の点から、図16に示すように長さlとlと、さらには高さ距離hとhとは、等しく設定されている。長さl及びlは、それぞれ媒体パイプ10の端部から、引張り応力Fが2つのワイヤ/ワイヤストランドに作用する位置までと評価され、高さ距離h及びhは、それぞれ媒体パイプ10の外側面に対する、ワイヤ/ワイヤストランド20、28に引張り応力が作用する位置と評価される。
巻回中にピッチは媒体パイプ10の延在する長手方向にわたって、わずかに変化しても良い。許容範囲を使い果たすので、単に許容範囲内にあるピッチが生じる。しかしながら、媒体パイプの一端から他端まで連続して巻回する間に意図的にピッチを変化させることまたは中心に向かって巻回(不連続的巻回)する間に、ランダムに変化するピッチを維持することは可能である。特に大きな熱入力が要求される点に依存して、所望の大きな熱入力のために、部分的に可変のピッチまたはより小さなピッチが設定されていてもよい。巻回の数は加熱可能な媒体パイプの残りのエリアにおいてよりも、ここの方が大きい。図16に示す巻線機を設けることにより、媒体パイプに沿ったワイヤ/ワイヤストランドの位置決めは特に正確になる。
言及され、かつ図面に示された加熱可能な媒体パイプの変形例とは別に、さらに様々な変形例が形成されていても良い。これら変形例では、少なくとも1つのパイプコネクタ及び加熱部材に、いくつかの、特に1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドがそれぞれ設けられる。ここで、加熱部材がパイプコネクタ及び媒体パイプに沿って伸び、1本のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドが、いかなる継手もなく、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアに伸び、かつパイプコネクタ及び媒体パイプに沿って、それぞれの外側面の上に連続して伸びる。そのような加熱可能な媒体パイプを製造する間に、それを流れる媒体を有し、及び媒体パイプ及び少なくとも1つのパイプコネクタからなる第1のモジュールが事前に組み立てられ、その後1つまたは2つワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材からなる第2のモジュールに組み合わされ接続される。加熱部材は第1のモジュールの外側に配置され、それに固定される。
1 加熱可能な媒体パイプ
2 加熱部材
10 管状の媒体パイプ
11 パイプコネクタ
12 移行エリア
13 保護キャップ
14 波形パイプ
15 軸ピン
16 接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ
17 空気隙間
18 巻回溝
19 リブ
20 ワイヤ/ワイヤストランド
21 ループ
22 部分的区域
23 部分的区域
24 接続
25 接続
26 冷導体/電気的コネクタ
27 プラグコネクタ
28 ワイヤ/ワイヤストランド
29 接続点または連結
30 端部
31 端部
32 接続
33 接続
34 プラグコネクタ
35 帯ひも部材
40 第1のホルダー
41 第2のホルダー
42 バネ
43 バネ
44 矢印
110 パイプコネクタ
120 移行エリア
130 保護キャップ
170 空気隙間
230 保持部材
加熱部材の抵抗
S ピッチ
加熱部材の長さ
媒体パイプの長さ
s 媒体パイプの壁の厚み
管状の媒体パイプの内径
ワイヤ/ワイヤストランドの直径
s 壁の厚み
空気隙間のサイズ
F 引張り応力

Claims (15)

  1. 少なくとも一つのパイプコネクタ(11,110)と加熱部材(2)とを備え、前記加熱部材(2)がいくつかのワイヤ/ワイヤストランド(20,28)、特に1または2のワイヤ/ワイヤストランドを有する、加熱可能な媒体パイプ(1)において、同一のワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)が前記媒体パイプ(10)に沿うとともに前記少なくとも一つのパイプコネクタ(11,110)にも沿って、連続的に延在していることを特徴とする加熱可能な媒体パイプ(1)。
  2. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)が、媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11,110)との間における移行エリア(12、120)において、いかなる継手もなく、前記パイプコネクタ(11,110)及び前記媒体パイプ(10)のそれぞれの外側面の上に沿って、連続して延在していることを特徴とする請求項1に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  3. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は一体型の部品であるか、または一つの連続する部品を形成する部材(35)を介して連結されていることを特徴とし、特に2つの連結された部品を設けるときに2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  4. 少なくとも一つの分岐点または連結点(24、25、32、33)が、エネルギー供給源に接続するためのコネクタ(27)に接続するための前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部に設けられていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  5. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は媒体パイプ(10)の周りに20mmから150mmのピッチ(S)で前記バイブの近傍に伸びており、特に40mmから80mmのピッチ(S)で、蛇行の形または引き延ばされた形の波またはスパイラルの形で前記媒体パイプ(10)の周りに案内されていることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  6. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は、前記媒体パイプ(10)の反対側の上に、当該媒体パイプに沿って、2つであり、特に同等かつほぼ平行に案内されたワイヤ/ワイヤストランドの部分(22、23)として延在していることを特徴とする請求項5に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  7. 前記加熱部材(2)の前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)が、前記パイプコネクタ(11,110)と前記媒体パイプ(10)とのエリアと、媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11,110)との間の前記移行エリア(12、120)とにおいて、均一な熱入力を生成するために調整された可変ピッチ(S)で、これらのものの周りを包んでいることを特徴とする上記請求項のうちいずれかに記載の加熱可能な媒体パイプ(10)。
  8. 前記加熱部材(2)の前記ワイヤ/ワイヤストランドの厚み(d)は、0.2mmより小さく、特に、許容範囲+/−0.4mmの範囲内で、0.12mm、0.14mmまたは0.18mmであることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  9. 前記加熱部材(2)が前記媒体パイプ(10)及び/または前記パイプコネクタ(11,110)の上に取り付けられていることを特徴とし、特に前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)、前記媒体パイプ(10)の上の前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランドを固定するための固定部材(16)及び/または絶縁体及び/または前記絶縁体のための保護部材(13、130)及び/または前記媒体パイプ(10)の保護部材及び/または前記パイプコネクタ(11,110)及び/または媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11,110)の間の前記移行エリア(12、120)が適応して取り付けられていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
  10. 前記加熱可能な媒体パイプ(10)がモジュール構造であることを特徴とする上記請求項のうちいずれか1項または請求項1の前提部分に記載の加熱可能な媒体パイプ(10)。
  11. 媒体パイプ(10)と、少なくとも一つのパイプコネクタ(11,110)と、媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11,110)との間の移行エリア(12、120)と、少なくとも一つの加熱部材(2)とを備え、前記加熱部材(2)がいくつかのワイヤ/ワイヤストランド(20,28)、特に1つまたは2つのワイヤ/ワイヤストランドを含む、加熱可能な媒体パイプ(10)の製造方法において、前記媒体パイプ(10)は少なくとも1つのパイプコネクタ(11,110)を含むように事前に組み立てられており、前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は、二重に配置された、1つまたは2つの部分をなす部材として、或いは連続した部品を形成するように接続された部材として事前に組み立てられており、前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は、パイプコネクタ(11,110)、移行エリア(12、120)及び媒体パイプ(10)の外側面の上に配置及び固定されており、前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランドの端部は、電流または電圧源に接続するための給電コネクタ(24、25、27、32、33)の中に案内されていることを特徴とする加熱可能な媒体パイプ(10)の製造方法。
  12. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は、前記1つのパイプコネクタ(11,110)の上に固定され、それらの部分的区域(22、23)または、前記ワイヤ/ワイヤストランド若しくは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は、前記パイプコネクタ(11,110)、前記移行エリア(12、120)及び前記媒体パイプ(10)の外側面の上に沿って連続して案内または巻回されていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)の前記部分的区域(22、23)は、前記媒体パイプ(10)の二つの対向する面の上に沿って、ほぼお互いに平行に、及び/または極めて大きなピッチ、特に20mmから150mmmまでのピッチで、及び/または蛇行及び/またはスパイラルの形で引き延ばされて、前記媒体パイプ(10)の周りを包んでいることを特徴とし、特にその包みが、初期の張力で前記媒体パイプ(10)の中心点から開始されていることを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記ワイヤ/ワイヤストランドまたは前記複数のワイヤ/ワイヤストランド(20,28)は小さなピッチ(S)、特に80mmよりも小さなピッチで前記パイプコネクタ(11,110)のエリアにおいて配置されていることを特徴とし、特にそれらは、前記パイプコネクタ(11,110)の周りにスパイラル及び/または蛇行の形または引き延ばされた形で前記パイプコネクタ(11,110)の周りを包んでいることを特徴とする請求項11、12または13のうちいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記媒体パイプ(10)及び/または前記パイプコネクタ(11,110)及び/または前記媒体パイプ(10)と前記パイプコネクタ(11,110)との間の前記移行エリア(12、120)を保護及び/または絶縁するための少なくとも1つの部材(13,130)が、それらのものの周りに配置されていることを特徴とし、特に、前記媒体パイプ(10)を包むための波形パイプ(14)と、1つ以上のパイプコネクタ(11,110)及び前記媒体パイプ(10)への移行エリア(12、120)を包むための保護キャップ(13、130)とが、それらのものを囲むように配置されていることを特徴とする請求項11〜14のうちいずれか1項に記載の方法。
JP2013519979A 2010-07-23 2011-06-24 加熱可能な媒体パイプ Active JP6047090B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010032188.5 2010-07-23
DE201010032188 DE102010032188A1 (de) 2010-07-23 2010-07-23 Beheizbare Medienleitung
PCT/EP2011/003135 WO2012010245A1 (de) 2010-07-23 2011-06-24 Beheizbare medienleitung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013535625A true JP2013535625A (ja) 2013-09-12
JP6047090B2 JP6047090B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=44627658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013519979A Active JP6047090B2 (ja) 2010-07-23 2011-06-24 加熱可能な媒体パイプ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9303805B2 (ja)
EP (1) EP2596275B2 (ja)
JP (1) JP6047090B2 (ja)
KR (1) KR101921314B1 (ja)
CN (1) CN103180653B (ja)
DE (1) DE102010032188A1 (ja)
MX (1) MX340802B (ja)
PL (1) PL2596275T3 (ja)
WO (1) WO2012010245A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255511A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nitta Corp コルゲートチューブおよびその製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202012101468U1 (de) * 2012-04-20 2013-07-22 Rehau Ag + Co Medienleitung, insbesondere zum Transport von Harnstoff-Wasser-Lösungen
FR3013291B1 (fr) * 2013-11-21 2017-07-14 Valeo Systemes Dessuyage Interface hydraulique chauffante pour un systeme d'approvisionnement et/ou de distribution en liquide lave glace de vehicule automobile
DE102014005093A1 (de) 2014-01-08 2015-07-09 Voss Automotive Gmbh Konfektionierte beheizbare Medienleitung sowie Verfahren zu deren Herstellung
DE102014005094A1 (de) 2014-01-08 2015-07-09 Voss Automotive Gmbh Beheizbare Medienleitung, Verfahren zu deren Herstellung und Schaltungsanordnung für eine beheizbare Medienleitung
US11174148B2 (en) * 2014-04-18 2021-11-16 Wayne Fueling Systems Llc Devices and methods for heating fluid dispensers, hoses, and nozzles
US10597285B2 (en) 2014-04-18 2020-03-24 Wayne Fueling Systems Llc Devices and methods for heating fuel hoses and nozzles
EP3032058B1 (de) * 2014-12-11 2018-05-09 TI Automotive (Fuldabrück) GmbH Leitung für eine wässrige Lösung sowie deren Herstellung
DE102014118556B9 (de) * 2014-12-12 2023-03-23 Voss Automotive Gmbh Rohrförmige Medienleitung und Verfahren zu ihrer Herstellung
US10396500B2 (en) 2016-08-31 2019-08-27 Norma U.S. Holding Llc Electrically conductive conduit assembly
US10836668B2 (en) 2018-01-24 2020-11-17 Owens-Brockway Glass Container Inc. Furnace system
DE102018107004A1 (de) * 2018-03-23 2019-09-26 Voss Automotive Gmbh Beheizte Medienleitung mit Fixierteil
US11187435B2 (en) * 2019-07-01 2021-11-30 Intellihot, Inc. Heated condensate drainage tube
CN113202009B (zh) * 2021-05-11 2022-07-01 刘芳 一种公路裂缝用的修复处理设备

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005988A1 (en) * 1987-02-09 1988-08-11 Bylin Heating Systems, Inc. A heating and insulation arrangement for a network of installed pipes and method
EP0312204A2 (en) * 1987-10-09 1989-04-19 Raychem Limited Conductive polymeric conduit heater
JPH01132089A (ja) * 1987-10-09 1989-05-24 Raychem Ltd 加熱可能導管およびその製造方法
JPH071397U (ja) * 1991-10-29 1995-01-10 日星電気株式会社 管状発熱体
US5933574A (en) * 1998-02-09 1999-08-03 Avansino; Gary L. Heated fluid conduit
EP1519098A1 (de) * 2003-09-24 2005-03-30 Rasmussen GmbH Elektrisch beheizbare Flüssigkeitsleitung
WO2005080850A1 (en) * 2004-02-25 2005-09-01 Volvo Lastvagnar Ab Electrically heatable cabling
DE102005037183B3 (de) * 2005-08-06 2007-05-10 Rasmussen Gmbh Beheizbare Fluidleitung
WO2008023021A1 (en) * 2006-08-25 2008-02-28 Inergy Automotive Systems Research (Société Anonyme) Line equipped with a coupling having an integrated heating element
WO2008131993A1 (de) * 2007-04-26 2008-11-06 Voss Automotive Gmbh Leitungsverbinder für medienleitungen
WO2009013342A2 (de) * 2007-07-26 2009-01-29 Voss Automotive Gmbh Konfektionierte medienleitung
US20090238547A1 (en) * 2008-03-19 2009-09-24 Voss Automotive Gmbh Heatable fluid line with a heating power which can be set
JP2009250271A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nitta Moore Co 液体移送用チューブ

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8704903U1 (ja) * 1987-04-02 1987-05-27 Rehau Ag + Co, 8673 Rehau, De
DE3824483A1 (de) * 1988-07-20 1990-01-25 Bosch Gmbh Robert Wischvorrichtung fuer scheiben von kraftfahrzeugen
US4937429A (en) 1988-08-08 1990-06-26 Hollander James M Heated hand grips and method of manufacture
DE8900869U1 (ja) * 1989-01-26 1989-03-09 Rehau Ag + Co, 8673 Rehau, De
US5791377A (en) * 1996-07-08 1998-08-11 Yazaki Corporation Electrically heated conduit
US5859953A (en) * 1997-06-30 1999-01-12 Nickless; Eugene R. Electric heating apparatus for deicing pipes utilizing flexible heated hose inserted into pipe
GB2401778B (en) * 2003-05-21 2006-09-06 Rehau Ag & Co Nozzle body for a cleaning system on a motor vehicle
SE0401557D0 (sv) 2004-06-15 2004-06-15 Volvo Lastvagnar Ab Elektrisk uppvärmningsbart kopplingsstycke samt inkapslad vätskeslang med elektriskt uppvärmningsbart kopplingsstycke
DE202006003590U1 (de) * 2005-04-14 2006-06-01 Schlemmer Gmbh Beheizbarer Wellschlauch
EP1931906A1 (en) * 2005-09-16 2008-06-18 Dayco Fluid Technologies S.p.A. Pipe fitting for a heatable piping of a scr system
SE529417C2 (sv) * 2005-12-22 2007-08-07 Volvo Lastvagnar Ab Ledningsnät för ett fordon
WO2007125572A1 (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Nissan Diesel Motor Co., Ltd. 配管継手用ヒータ部品
ATE533989T1 (de) 2007-04-26 2011-12-15 Voss Automotive Gmbh Leitungsverbinder für medienleitungen
DE202007007849U1 (de) 2007-06-01 2008-10-09 Rehau Ag + Co System zum Leiten und Temperieren einer Harnstoff-Wasser-Lösung
WO2009052849A1 (de) 2007-10-26 2009-04-30 Rehau Ag + Co Verfahren zur herstellung eines systems zum leiten und temperieren einer harnstoff-wasser-lösung und vorrichtung zur durchführung des verfahrens
DE202007018089U1 (de) 2007-12-21 2009-05-07 Voss Automotive Gmbh Beheizbare Medienleitung
DE102008034238A1 (de) * 2008-07-23 2010-01-28 Contitech Techno-Chemie Gmbh Anschlussvorrichtung für medienführende, elektrisch beheizbare Schläuche
DE202008015289U1 (de) * 2008-11-18 2010-04-08 Voss Automotive Gmbh Leitungsverbinder für Medienleitungen
CN101476659B (zh) 2009-02-05 2012-06-20 南京奥联汽车电子电器有限公司 一种用以输送发动机废气后处理介质的管路
DE102011120357A1 (de) * 2011-12-07 2013-06-13 Voss Automotive Gmbh Konfektionierte beheizbare Medienleitung mit einer Medienleitung mit zumindest zwei auf deren Außenseite angeordneten Heizelementen und Verfahren zu ihrer Herstellung

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988005988A1 (en) * 1987-02-09 1988-08-11 Bylin Heating Systems, Inc. A heating and insulation arrangement for a network of installed pipes and method
JPH02502683A (ja) * 1987-02-09 1990-08-23 バイリン ヒーティング システムズ インコーポレーテッド 加熱及び断熱装置
EP0312204A2 (en) * 1987-10-09 1989-04-19 Raychem Limited Conductive polymeric conduit heater
JPH01132089A (ja) * 1987-10-09 1989-05-24 Raychem Ltd 加熱可能導管およびその製造方法
JPH071397U (ja) * 1991-10-29 1995-01-10 日星電気株式会社 管状発熱体
US5933574A (en) * 1998-02-09 1999-08-03 Avansino; Gary L. Heated fluid conduit
EP1519098A1 (de) * 2003-09-24 2005-03-30 Rasmussen GmbH Elektrisch beheizbare Flüssigkeitsleitung
JP2005098689A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Rasmussen Gmbh 電気的に加熱可能な液体ライン
WO2005080850A1 (en) * 2004-02-25 2005-09-01 Volvo Lastvagnar Ab Electrically heatable cabling
JP2007524053A (ja) * 2004-02-25 2007-08-23 ボルボ ラストバグナー アーベー 電気的に加熱可能なケーブリング
DE102005037183B3 (de) * 2005-08-06 2007-05-10 Rasmussen Gmbh Beheizbare Fluidleitung
WO2008023021A1 (en) * 2006-08-25 2008-02-28 Inergy Automotive Systems Research (Société Anonyme) Line equipped with a coupling having an integrated heating element
JP2010501799A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 イナジー・オートモーティブ・システムズ・リサーチ・(ソシエテ・アノニム) 一体型発熱体を有する継ぎ手を備えたライン
WO2008131993A1 (de) * 2007-04-26 2008-11-06 Voss Automotive Gmbh Leitungsverbinder für medienleitungen
US20100290764A1 (en) * 2007-04-26 2010-11-18 Olav Borgmeier Line connector for media lines
WO2009013342A2 (de) * 2007-07-26 2009-01-29 Voss Automotive Gmbh Konfektionierte medienleitung
US20100253067A1 (en) * 2007-07-26 2010-10-07 Marco Isenburg Preassembled Media Line
US20090238547A1 (en) * 2008-03-19 2009-09-24 Voss Automotive Gmbh Heatable fluid line with a heating power which can be set
JP2009250271A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nitta Moore Co 液体移送用チューブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255511A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nitta Corp コルゲートチューブおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012010245A1 (de) 2012-01-26
KR20140007790A (ko) 2014-01-20
EP2596275B2 (de) 2023-06-14
DE102010032188A1 (de) 2012-01-26
EP2596275B9 (de) 2018-08-22
EP2596275A1 (de) 2013-05-29
JP6047090B2 (ja) 2016-12-21
US20130186484A1 (en) 2013-07-25
MX2013000874A (es) 2013-04-24
EP2596275B1 (de) 2018-02-21
US9303805B2 (en) 2016-04-05
KR101921314B1 (ko) 2019-02-13
MX340802B (es) 2016-07-27
CN103180653B (zh) 2016-08-10
CN103180653A (zh) 2013-06-26
PL2596275T3 (pl) 2019-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6047090B2 (ja) 加熱可能な媒体パイプ
JP5905881B2 (ja) 加熱可能な媒体パイプ及びそれを製造するための方法
US9346420B2 (en) Wire harness
KR20050030146A (ko) 전기 가열 액관
CN103644421A (zh) 用于介质导管的导管连接器
CN104024760B (zh) 包括在外部设置有至少两个加热元件的介质线路的组装可加热介质线路及其制造方法
EP2782788B1 (en) Method for manufacturing wire harness and method for manufacturing and arranging the same
RU2083283C1 (ru) Ячеистый корпус и способ изготовления электрически подогреваемого ячеистого корпуса
DE102012002411A1 (de) Beheizbare Medienleitung
CN109073130B (zh) 预制的可加热介质管线和用于其中的预制加热元件
KR20100108679A (ko) 파이프 발열장치
JP2913162B2 (ja) コード状温度ヒューズ
JP5472117B2 (ja) 加熱式媒体導管ユニット
JPH0935766A (ja) 電線の端末処理構造
KR20100128028A (ko) 히팅용 발열 파이프

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150612

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150903

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160414

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160703

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6047090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250