JP5905881B2 - 加熱可能な媒体パイプ及びそれを製造するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つのパイプコネクタ及び加熱部材を有する加熱可能な媒体パイプと、加熱可能な媒体パイプのための事前に組み立てられた媒体パイプと、に関し、加熱部材は、いくつかのワイヤ/ワイヤストランド、特に2つのワイヤ/ワイヤストランドを含み、媒体パイプは、自身の外側の周りに巻回された少なくとも1つの加熱部材を有する。さらに本発明は、媒体パイプと、少なくとも1つのパイプコネクタと、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアと、少なくとも1つの加熱部材と、を含む加熱可能な媒体パイプの製造方法に関し、加熱部材は、いくつかのワイヤ/ワイヤストランド、特に2つのワイヤ/ワイヤストランドを含む。
加熱可能な媒体パイプ及びその製造方法は、当技術分野において知られている。特に自動車において、多くの媒体パイプは主に液体の媒体を伝達するために設けられている。これらの媒体パイプは、低い温度で凍結する傾向があり、それが、それらに加熱部材が設けられている理由である。パイプコネクタは、少なくとも2つの媒体パイプを接続するために、あるいは、所定の集合部材に媒体パイプを接続するために使用されている。媒体パイプは、比較的高い凍結点のために、まだかなり高い水準の周辺温度にあっても凍結する傾向がある媒体をしばしば伝達し、そのことは、例えば、自動車の操作性が大きく損なわれるか、或いは中断さえされる可能性があることを意味する。そのことは、フロントガラスの洗浄システム用、及び媒体が所謂SCR触媒を有するディーゼルエンジンのためのNO反応添加物として使用される水性の尿素溶液である媒体パイプ用の水パイプの場合に特にあてはまる。
欧州特許出願公開第985908A1号公報は、媒体パイプのためのパイプコネクタを開示しており、当該パイプコネクタは、媒体パイプまたは集合部材に接続するための接続部分と、電流チャンネルへの接続部分に隣接する移行部分と、を有する接続部材からなっている。少なくとも移行部分のエリアにおいて、電気的加熱手段が、少なくとも部分的に電流チャンネルを囲む配置で設けられている。移行部分すなわち接続部分の外側面に配置された電気加熱手段は、それぞれの媒体が接続部材の中で凍結することを防止するために、あるいは凍結した媒体を融解することにより凍結プロセスを戻すために使用される。コイルのように外側面の周りに巻き付けられている加熱ワイヤ/ワイヤストランドは、接続部材を囲んでおり、外側の加熱ワイヤ/ワイヤストランドを電流が流れるときに、熱を生成するために誘導が内部のコイル巻線の中に生じるように、少なくともさらに1つのコイル巻線が電流チャンネルのエリアの内側に配置されている。媒体パイプは、その周囲に配置された加熱導体を有する内部のパイプラインからなっており、パイブライン及び加熱導体は、波形パイプのような外部の包囲物によって包囲されている。パイプコネクタは媒体パイプの両方の端部に設けられている。波形パイプを固定する前に、粘着テープが、パイブライン上に配置された熱伝導体の周りを巻き付けており、それによりパイプラインに固定されている。それに代えて、その固定はニスまたは接着層を使用することによりなされても良い。パイプコネクタの加熱ワイヤとパイブラインの熱出力は電気的に相互に接続されており、パイプコネクタのうちの1つの加熱ワイヤは、それぞれ、パイブラインを囲んでいる加熱ワイヤの巻回しているワイヤの1つに直列に電気的に切り替えられており、2つのパイプコネクタにおいて2列のコネクタの接続端が外側に伸びており、電圧源への接続あるいはさらに1つの接続がなされている。代わりにパイプコネクタの加熱ワイヤ及びパイプラインを囲んでいる巻き線が、ただ1つの外部のライン接続を有するすべての加熱ワイヤの直列接続の形で設けられていることが開示されている。個々のケースにおいて、自身の周りを巻き付けている加熱ワイヤを有するパイプラインは、その後、2つのパイプコネクタに接続され、その外側に加熱ワイヤが固定される前に、所定の長さに切断される。これは、例えば独国特許発明第102005037183B3号公報または欧州特許第1519098B1号公報に開示されている。次に、自身を加熱ワイヤで包んだ個々の部品の高価な接続について説明する。
独国特許発明第102005037183B3号公報に詳しく述べられているように、そのパイプラインは、初めに無端のパイプとして製造され、その後、所定の長さに切断される。このパイプはすでに電気的伝導プラスチック層としての加熱ワイヤを含んでいる。代替例としてその従来技術の公報には、給電線がパイプの中に溶解されていることが開示されている。さらに、加熱部材まで伸び、給電線に固定または粘着されている溝を、パイプラインが含んでも良いことが開示されている。或いは給電線及び、必要に応じて、パイプのさらなる部品が押し出されてもよい。そのことは、給電線及び加熱部材が1つの製造プロセスの中で一緒に製造されることを意味する。
相応に、欧州特許第1519098B1号公報に開示の、電気的に加熱可能な媒体パイプまたは液体パイプとともに、加熱部材は、プラスッチック層の周囲を直接的に包んでいる電気絶縁性のテープと、加熱ワイヤと、を含むように、内部のプラスチック層の周りをらせん状に包囲している。加熱ワイヤは二重に配置された形でプラスチック層の周りに巻きつけられており、加熱ワイヤの端部はソケットまたは電圧源に差し込むことができるプラグに接続されている。
さらに欧州特許第1721097B1号公報には、電気的に加熱可能な媒体パイプが開示されており、媒体パイプと、媒体パイプを加熱するためのケーブルと、電流源へケーブルを接続するための少なくとも1つの電気的なコネクタとが設けられている。媒体パイプ及びケーブルは、媒体パイプの外側の断面を超える内部の断面を有する第1の管を含む外側の保護封入体に、完全に支持されている。ケーブルの一方の端部または両方の端部において、ケーブルは媒体パイプから分岐するとともに、分岐部材の中に伸びている。それは電気的なコネクタの上にある第2の管に伸びている。外側の保護封入体は、第1の管、分岐部材及び第2の管を包んでおり、分岐部材は第1及び第2の管の間に配置されている。このことは、少なくとも一の端部において、ケーブルはパイプコネクタに伸びておらず、直接的に分岐ラインの中に及び、そしてそこで電気的エネルギー源への接続のためのプラグコネクタに伸びていることを意味する。従って、従来技術のこの公報によれば、パイプコネクタが加熱されるのではなく、媒体パイプのみが加熱されるのである。
欧州特許出願公開第2107291A2号公報は、液体ラインを開示しており、パイプコネクタは弾性のパイプラインの端部に設けられている。熱導体は、パイプラインの中に取り付けられており、それらの端部は、パイプコネクタに配置されているパイプコネクタの部分の間に圧入されている。熱導体は、接続部分によって接続ワイヤに接続され、それによってエネルギー源に接続されている。熱導体は、ループとしてパイプラインの中に配置され、第2のパイプコネクタの前方においてループのエリア内で終了している。熱導体がパイプラインの内側に配置されているために、熱は直接的に媒体パイプまたはパイプラインの中を流れる媒体に伝達されるが、熱導体のワイヤは媒体パイプの中を流れる媒体に対して高い抵抗性を有しなければならず、熱導体に関して比例的に高いコストになってしまう。さらに、伝導ループすなわち二重の導体を所望のらせんまたは蛇行の形でパイプラインに挿入するのは、手間がかかることが判明した。同様に、この種のパイプラインのコストは、熱導体が外側を通るパイプラインよりも高価である。なぜなら、熱導体がその中を通る内径及びおそらくそのようなパイプラインの壁の厚みも、媒体の流れに障害を作ることなく、これらを格納するために比較的大きくなければならないからである。
自身の周りに巻き付けられた熱ワイヤを有するパイプコネクタと、熱ワイヤが別に設けられたパイプラインと、を設けるとき、パイプコネクタとパイプラインとのそれぞれの熱ワイヤを接続することは、高価であることが判明した。なぜなら、それは時間がかかり、適切な電気的な接続を確保するために十分に注意して実行されなければならないので、製造が延々と継続する工程となるからである。前述の方法により、加熱ワイヤはパイプラインの周りに巻き付けられ、パイプラインは、接着テープまたは繊維性接着テープとともに事前に組み立てられ、コイルのように巻回されて格納される。それぞれに要求された加熱可能な媒体パイプを製造するために、周囲を囲んでいる加熱ワイヤを有するパイプは、次に所望の長さに切断しなければならず、接着テープまたは繊維性の接着テープは、所望の長さに切断されたパイプの両方の端部から取り除かなければならず、それぞれの加熱ワイヤの端部は再び巻回を解かなければならず、余分なパイプの長さは切断しなければならず、パイプの長さは調節しなければならず、切断部は清浄化されなければならない。さらに、加熱ワイヤの端部は、特に圧着点を介して、パイプコネクタに配置された加熱ワイヤの対応する加熱ワイヤ端部に接続されなければならない。一方で、それゆえ、巻回されたパイプとパイプコネクタとを含む加熱可能な媒体パイプを製造するために、または初めから、パイプと、パイプコネクタまたはそれらに配置された加熱ワイヤと、を接続するために、多くの製造ステップが要求される。様々な圧着点を設けることは、高い製造コストに繋がる。それゆえ、コストは比較的高価な製造支出から生じる。その後、加熱可能な媒体パイプが、例えば車に、特に大型トラックに設置されるとき、これらの圧着点は、短絡及びそれに関連する結果をもたらす可能性のある、圧着点における絶縁の損傷に繋がる可能性のある振動にさらされる。
本発明は、加熱部材における大量の継手を避け、同時に加熱可能な媒体パイプの連続した製造を可能にしつつ、製造の支出を最小限に減らすことを可能にする加熱可能な媒体パイプを提供するという要求に基づくものである。
この課題は、出願当初の請求項1の前提部分に基づく加熱可能な媒体パイプであって、同一のワイヤ/ワイヤストランドが、媒体パイプと少なくとも1つのパイプコネクタとの両方に沿って、連続して伸びていることを特徴とする加熱可能な媒体パイプによって解決される。出願当初の請求項6の前提部分に基づく事前に組み立てられた媒体パイプに関しては、その課題は、包囲のピッチは区域毎に変化し、加熱部材は、残りの巻回エリアにおいてよりも、小さなピッチで媒体パイプの周りに区域毎に巻回されていることによって解決される。出願当初の請求項7の前提部分に基づく加熱可能な媒体パイプの製造方法に関しては、その課題は、加熱部材が、連続して管状の媒体パイプの周りに巻回され、かつ事前に組み立てられ、少なくとも1つの固定部材によって、媒体パイプに締め付けられるかまたは固定され、媒体パイプは、特定の用途に応じて、第1の長さに切断され、その長さは、所望の媒体パイプの長さと、少なくとも1つのパイプコネクタと移行エリアとの周りを巻回するために要求される加熱部材の長さと、の和に相当し、固定部材は、所望の媒体パイプの長さの外側の領域において取り除かれ、加熱部材は、第1の長さに切断された媒体パイプの区域から巻きを解かれ、所望の媒体パイプ長さにある媒体パイプは、第2の媒体パイプの区域を形成するために切断され、媒体パイプの区域は、媒体パイプとして少なくとも1つのパイプコネクタに接続され、少なくとも加熱部材は、少なくとも1つのパイプコネクタの周りに、巻回されることにより、解決される。更なる発明の発展は出願当初の従属請求項の中で規定される。
このようにして加熱可能な媒体パイプが製造されると、媒体パイプに沿って伸びている同一のワイヤ/ワイヤストランドはまた、1以上のコネクタを加熱する役割を果たし、かつそれに沿って伸びている。このことは、1つの共通する加熱部材は媒体パイプと、1つ以上のパイプコネクタと、を加熱するために使用されることを意味する。それゆえ、これらのワイヤ/ワイヤストランドは、中断されることなく、媒体パイプに沿うとともに、少なくとも1つのパイプコネクタに沿って伸びている。従来技術と対比すると、パイプコネクタを加熱するための追加のワイヤ/ワイヤストランドのためにいかなる準備もなされない。これにより、事前に組み立てられたパイプコネクタに設けられたワイヤ/ワイヤストランドを省略することができ、またそれゆえ、これらのワイヤ/ワイヤストランドと、媒体パイプとに沿ったそれらと、の間に要求される継手も省略することができる。それゆえ、媒体パイプとパイプコネクタとの間における継手は設けられないが、しかし継手は、2つのワイヤ/ワイヤストランドの間または電流源または電圧源へ加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを接続するための冷導体/電気的コネクタに対して設けられていてもよい。初めに、自身の周りに巻回した加熱部材を有する、事前に組み立てられた媒体パイプが用いられる。そこでは、固定部材、特に接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープが加熱部材を媒体パイプの外側に固定する。この事前に組み立てられた媒体パイプは、所望の特定の用途に応じた長さと、媒体パイプに接続される、パイプコネクタの周りを巻回するのに、さらに、おそらくは、それに接続される追加の部材を巻回するのに十分な加熱部材の長さを含む追加の長さ、との和に対応する第1の長さに切断される。事前に組み立てられた媒体パイプを第1の長さに切断した後、固定部材は初めに取り除かれ、その後加熱部材は、所定の長さに切断された媒体パイプの区域の所定の長さに切断された追加の区域において、巻回を解かれ、それにより、媒体パイプの区域の両端部において、拘束されずに自由な加熱部材が利用可能であり、特に媒体パイプの区域の両端部における加熱部材の2つのワイヤ/ワイヤストランドが利用可能である。その後、媒体パイプの区域の一方または両方の端部において、初めに追加された余剰の区域もそれで切断される。残っているものは、二度所定の長さに切断された媒体パイプの区域であり、下記では媒体パイプと称する。特定の用途の長さの、残りの包まれた媒体パイプの内、加熱部材の余分に延びた端部は、少なくとも一方の側において、媒体パイプに接続されるパイプコネクタを巻回するために、拘束されずに自由のままである。さらなる製造ステップにおいて、実質的に管状の媒体パイプは、次に、流体経路を完成するために、少なくとも1つのパイプコネクタに接続される。媒体パイプと、1つまたは2つの、媒体パイプの端部に結合されるパイプコネクタと、の間における接続は、例えばインデンティングまたはレーザー加工によってもたされても良い。意図的にあまりにも長く切断された媒体パイプのそれぞれの部分的な区域から巻回を解かれた加熱部材は、次に、それぞれのパイプコネクタにも加熱を行うために、それらに巻回または固定される。それゆえ、従来技術と対比すると、それは、事前に組み立てられた媒体パイプに接続されている加熱部材をすでに設けられたパイプコネクタではなく、依然としていかなる加熱部材も有しないパイプコネクタである。このことは、加熱部材の、いかなる圧着点または他の接続点も、媒体パイプからパイプコネクタまでの移行において、必要ではないことを意味する。例えば、パイプコネクタに固定することは、形成部材及び/または接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープのような他の固定部材を設けることによってもたされてもよい。
好ましくは、ワイヤ/ワイヤストランドは、いかなる継手もなく、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアに伸び、パイプコネクタと媒体パイプとに沿って連続して伸び、かつそれら各々の外側に伸びている。この方法によれば、媒体パイプとパイプコネクタとの間の全体の移行エリアに、継手がないように保つことが可能となる。特に、実質的により硬くない媒体パイプから極めて硬いパイプコネクタまでの移行エリアにおいて、継手は振動によって引き起こされる損傷を受けやすいかもしれない。それゆえ、冷導体/電気的コネクタに、または特に媒体パイプとパイプコネクタとに沿って連続して伸びている2つのワイヤ/ワイヤストランドの間において、いかなる接続も設けないことが有利である。
拘束されずに自由な加熱部材の端部、または1つ以上のパイプコネクタのエリアに配置されたワイヤ/ワイヤストランドの端部は、接続され、さらに閉じられてもよく、またはこれらは、電流源または電圧源に接続するための給電コネクタへの接続を提供するために、それぞれの冷導体/電気的コネクタに接続されてもよい。電流源または電圧源に接続するための給電コネクタを有する加熱部材の開端部の直接の接続も可能である。
媒体パイプの区域を少なくとも1つのパイプコネクタに接続する前に、媒体パイプの保護および/または絶縁のための手段は、それの周りに配置されてもよく、特に波形パイプはそれの上に軸方向に押し込まれてもよい。原理的には、2つのパイプコネクタが媒体パイプの端部にすでに接続されている限り、横方向に、すなわち、媒体パイプの上に半径方向に、保護手段、特に長手方向に裂けている波形パイプを、取り付けることも可能である。
さらに、パイプコネクタ及び/または移行エリアの保護及び/または絶縁のための少なくとも1つの部材が、媒体パイプとパイプコネクタとの間にある、それらの周りに配置されていてもよい。特に、少なくとも1つのパイプコネクタと、媒体パイプへの少なくとも1つの移行エリアと、を包むための保護キャップは、それら及び/またはそれらの周りの、保護及び絶縁の部材、例えば波形パイプを囲むように配置されていてもよい。そのような保護キャップは、それで、パイプコネクタと、媒体パイプへの移行エリアと、だけでなく、これらを包む波形パイプの部分も囲むこととなる。それにより、完全なユニットが、完全に加熱可能な媒体パイプを形成するための管状の媒体パイプとパイプコネクタとの間にもたらされる。また、エネルギー源へ接続するための加熱部材の分岐点は、そのような保護キャップを用いて、波形パイプを囲むことにより、損傷に対して保護されていてもよい。
加熱部材を媒体パイプに、その延在する長手方向にわたって区域毎に変わるピッチで巻回することは特に有利であることが判明した。これは、事前に組み立てられた媒体パイプの区域において加熱部材の蓄えを設ける可能性を提供する。これは、区域を事前に組み立てられた媒体パイプから分離することを可能にする。それらの端部において、それらは所望の加熱部材の蓄えをすでに有し、その結果、加熱部材をパイプコネクタの周りに巻回するのに充分な長さの加熱部材が存在する。パイプコネクタを巻回し切るために要求される加熱部材の巻回を解くことに続き、媒体パイプから分断されるか、または捨てられる終端区域は、この場合では、加熱部材が媒体パイプの外側において均一なピッチで設けられる場合と比較して、短くてもよい。
特に、加熱部材は、媒体パイプの残りの巻回エリアにおいてよりも、小さいピッチで区域に配置される。媒体パイプの主要な延在に沿って、加熱部材は、媒体パイプにおいて、比較的大きなピッチ、特におおよそ20〜150mm、特に40〜80mmのピッチ、で設けられていても良い。加熱部材は、蛇行の形及び/または引き延ばされた波の形及び/または好ましくはスパイラルの形で配置されていても良い。原理的には、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを媒体パイプに対して平行に配置することさえ可能である。なぜなら、これは十分な熱を導入することをすでに可能にし、同時にワイヤ/ワイヤストランドの長さに関して、十分な材料の投入を可能にするからである。それにより、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドのより小さなピッチは、加熱部材の蓄えを設けるための区域においてのみ、設けられる必要があるだろう。しかしながら、媒体パイプが所定の形に折り曲げられていれば、無限よりも小さいピッチで、媒体パイプの周りにワイヤ/ワイヤストランドを設けることはより有利である。確かに、概して大きなピッチは、エネルギーに関して十分であり、十分な熱の導入を可能にする。しかしながら、技術的観点から、媒体パイプに沿った加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドのピッチは、好ましくは最大でわずか150mmである。150mmを超えるピッチを有すると、媒体パイプが折り曲げられると、ワイヤ/ワイヤストランドが媒体パイプの曲げに追従せず、それから剥がれるという問題がある。それゆえ、技術的及び経済的な理由による妥協として、最も好ましいピッチは、特に、設けられなければならない加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドの長さと、管状の媒体パイプを巻き付けるときの技術上の実用性と、の観点から、例えば40〜80mmの間のピッチである。
1つ以上のパイプコネクタと媒体パイプとのエリアと、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアと、における均一な熱入力を生成するために、要求に適するように変化するピッチを巻回中に設定することができる。それぞれ、150mmまでの大きなピッチが媒体パイプに沿って設けられていてもよい。一方、パイプコネクタへの移行部において、かつパイプコネクタに沿って、より小さなピッチがより大きな意味をもつようである。それにより、加熱可能な媒体パイプの全長に渡っての熱入力をおおよそ一定に保つことができ、あるいは特に高い熱入力が要求される複数の点において高めることができる。媒体パイプのエリアにおけるワイヤ/ワイヤストランドのピッチの影響は材料の投入に対して大きい。なぜなら、媒体パイプは例えば、4.5メートルもの長さを有する可能性があるのに対して、パイプコネクタのエリアにおいては、短い寸法の部分だけが巻かれるために、影響が小さいからである。熱入力に関しては、媒体パイプに対してメートルあたり15ワットであり、パイプコネクタにつき1、5ワットである。特に150mmまでの媒体パイプに沿った大きなピッチとは対照的に、パイプコネクタに沿って3mmのピッチが設定されてもよい。パイプコネクタのエリアにおいて小さなピッチを設ける場合、パイプコネクタの周りの、スパイラル形状及び/または蛇行形状の巻線、または引き伸ばされた巻線が、設けられていてもよい。また、蛇行形状若しくはスパイラル形状若しくは引き伸ばされた形状のような混合した巻線形状、又はパイプコネクタと、移行エリアと、媒体パイプと、の間において変化する巻線形状も可能である。
加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドの厚みまたはその直径または加熱部材のコアの寸法、特に絶縁された金属コアの寸法は、0.2mmより小さくてもよく、特に必要に応じて、±0.4mmの許容範囲内において0.12mm、0.14mm、0.18mmであってもよい。中間の値、例えば、0.10mm、0.11mm、或いは0.12mmよりも小さいワイヤ/ワイヤストランドの厚みも、当然に可能である。
媒体パイプは、2〜4mmの内径、特に約2mmの内径を有していても良い。そのような内径を設けることは、特に経済的な変形であることが判明した。例えば、管状の媒体パイプの壁の厚みは、0.5〜1mmの範囲内であってもよく、特に0.5〜0.7mmの範囲内であってもよい。管状の媒体パイプの外側と、媒体パイプ及びそのまわりに巻回されたワイヤ/ワイヤストランドを囲んでいる波形パイプの内側と、の間の空気隙間は、おおよそ0.1〜0.4mm、特に0、1〜0.2mmまたは0.2〜0.4mmであってもよい。そのような空気隙間は、良好な熱絶縁を確保するのには充分である。加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを管状の媒体パイプの外側に固定することは、すでに述べたように、接着テープまたは繊維性のテープによってなされても良い。原理的には他の固定方法も好適ではある。しかし接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープを用いて巻き付けることはコスト的に効率的であり、さらに固定の信頼性に関しても極めて良好であることが判明した
ワイヤ/ワイヤストランドは、1つの連続した部分を形成するように接続されていても良く、特に互いに結合された2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドが設けられる。2つのワイヤ/ワイヤストランドをパイプコネクタの中に接続するとき、これは連続したワイヤ/ワイヤストランドになり、これにより、更なる接続点または圧着点を有利的に省略することが可能になる。加熱部材、特に加熱ワイヤのそのような圧着点は、原理的には、所定の破損点である。なぜなら、横方向の力によって常に影響されている時に、それらは破損し易いからである。そのような横方向の力は、車、特に大型トラックの運転中において、衝撃と振動と他の悪影響を与える力とを通じて生じる。これらの継手又は圧着点における、いかなる破損も、単に品質問題を生じさせるだけでなく、絶縁が損傷を受ければ、短絡の危険性をももたらす。これは継手を有しないワイヤ/ワイヤストランドを設けることにより有利に回避することができる。すでに述べたように、それにより、これは、パイプコネクタにおける継手のみを要求する。そこでは、ワイヤ/ワイヤストランドは、それにより、これらの端部において互いに結合されていてもよく、または電流源または電圧源への接続のための冷導体/電気的コネクタまたは他の部材に結合されていてもよい。
さらにワイヤ/ワイヤストランドは接続されていなくてもよく、または特にさらなるラインを介して、間接的に接続されていても良い。例えば、ラインは直列的に2つの独立のラインによって形成されていても良く、形成された全体のラインは、それにより3つのプラグコネクタを含んでも良い。1つのプラグコネクタは、電流源または電圧源への接続のために使用され、さらに2つのプラグコネクタは、互いにラインを内部接続するために使用される。電流源または電圧源への接続のための冷導体/電気的コネクタを設けることは、それにより、放棄することが可能となる。
ワイヤ/ワイヤストランドは、スパイラル及び/または蛇行の形でパイプコネクタの周りに巻回されていても良く、または引き伸ばされた形でパイプコネクタの周りに配置されていても良い。特に、パイプコネクタの外側にある蛇行形のもののために、形成部材がそのエリアに設けられていても良く、それは蛇行形のものを支える。特に、それらの位置を維持するために、ワイヤ/ワイヤストランドは、そのような形成部材の中に、またはその間に留められてもよい。
好ましくは、加熱部材は事前の組み立ての間に、管状の媒体パイプの周りに適合して巻回されても良く、及び/または媒体パイプ及び/またはパイプコネクタに適合して取り付けてもよく、特にワイヤ/ワイヤストランド、及び/または、ワイヤ/ワイヤストランドを媒体パイプの上に締め付けるための少なくとも1つの固定部材、及び/または、媒体パイプ及び/またはパイプコネクタ及び/または媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアの絶縁及び/又は保護のための絶縁及び/又は保護部材、を適合して固定することが可能である。適合した取り付けは、特定の用途のそれぞれの要求に適合したワイヤ/ワイヤストランドを設けることを意味する。このことは、所定の配置と、従来技術による事前に組み立てられた媒体パイプのために使用されるような加熱部材の量と、の使用を排除する。むしろ、媒体を伝えるための全体の組立物を、組み立てられた後に包囲するので、ワイヤ/ワイヤストランドは、媒体パイプ及びパイプコネクタへの熱入力が望ましいかまたは必要である部位に正確に配置することができる。加熱部材またはそれのワイヤ/ワイヤストランドを適合して取り付けるので、媒体パイプは異なった変形例で提供されていても良い。特に、媒体パイプとしてパイプラインの壁に一体化されたワイヤ/ワイヤストランドと対比すると、加熱部材またはそのワイヤ/ワイヤストランドが適合して取り付けられた媒体パイプには、最も変化したピッチかつ最も変形した形の巻線、または加熱部材を設けることができる。ワイヤ/ワイヤストランドを媒体パイプのパイプラインの壁に埋め込む場合、この操作はパイプラインの押し出しプロセスの一部であり、それゆえ、操作を変更することは、常により複雑であり、より高価となる。ワイヤ/ワイヤストランドを媒体パイプの壁に埋め込むことと対比すると、さらに、加熱部材を媒体パイプに適合的に巻回または取付けする間に、比較的より小さな壁の厚みを有する管状の媒体パイプを設け、それにより材料の投入を減少させることが可能である。
そのようにして、加熱可能な媒体パイプが提供される。ここでは、媒体パイプ自体と、それに接続されたパイプコネクタと、の加熱は、事前に組み立てられた媒体パイプに設けられているか、または設けられていた加熱部材若しくはワイヤ/ワイヤストランドを介して、実現される。このことは、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドにおける数多くの継手を省くのに役立つ。このことは、さもなければ、それぞれの用途のために格納されることと、事前の組み立ての間に、パイプコネクタと管状の媒体パイプとに設けられることとを要するはずである様々なワイヤ/ワイヤストランドを準備することが必要ではない、ということを意味する。それに反して、いまや、加熱部材が設けられた媒体パイプを事前に組み立てることが可能である。その結果、媒体パイプへの加熱部材の適合的な有利な取付けは、所望の熱出力に適するように達成された適合に繋がる。パイプコネクタのワイヤ/ワイヤストランドと、媒体パイプに固定された加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドと、の間における継手を回避することにより、コンパクトな構造を実現することも可能となる。なぜなら、媒体パイプにすでに配置されたワイヤ/ワイヤストランドは、単にパイプコネクタに通されるのみで、これらを加熱するために使用されるからである。
媒体パイプの周りに巻回された固定部材を有する加熱部材が関わる連続した巻回プロセスを提供することが有利であることがさらに判明した。というのも、これは、コスト的に効率的でかつ同時に自由度が高いからである。その理由は、特にピッチと、媒体パイプを包囲している加熱部材の区域毎の変化するピッチを設定することと、にも関連して、連続した巻回は、それぞれの用途に自由に適合させることが可能となるためである。それゆえ、加熱部材と、巻回されたコイル形状の固定部材と、が設けられた、異なった媒体パイプを格納することは可能であり、特に、区域毎の加熱部材の蓄えの長さは、それぞれの用途に合うよう適合させることができる。
発明のさらなる説明のために、その実施形態は図面を参照して詳細に説明される。
本発明にかかる、自身の周りに巻回された加熱部材の2つのワイヤ/ワイヤストランドを有し、第1のプロセス工程で所定の長さに切断された媒体パイプの側面図である。 本発明にかかる、第2のプロセス工程における図1aの媒体パイプを示し、ワイヤ/ワイヤストランドは、両端において媒体パイプの区域から巻回が解かれ、さらに媒体パイプは同様に所定の長さに切断されている状態を示す側面図である。 本発明にかかる、第3のプロセス工程における図1aによる媒体パイプを示しており、2つのパイプコネクタがそれらの周りに巻回されたワイヤ/ワイヤストランドを有し、かつ波形パイプと保護キャップとが取り付けられた状態を示す側面図である。 本発明にかかる、組み立てられた加熱可能な媒体パイプの側面図である。 本発明にかかる、媒体パイプの第2の実施形態の側面図である。 両端から巻回が解かれた加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドを有する図2aの媒体パイプの側面図である。 本発明にかかる、蛇行の形で配置されたワイヤ/ワイヤストランドが設けられたパイプコネクタの側面図である。 本発明にかかる、一緒に結合された2つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材の上面図である。 図4の冷導体/電気的コネクタの接続を有する加熱部材の代替的電気的回路配置図である。 本発明にかかる、自身の両端に冷導体/電気的コネクタの接続とプラグインコネクタとがそれぞれ設けられた2つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材の他の実施形態の上面図である。 端部において2つの冷導体/電気的コネクタの接続を有する、図5の加熱部材の代替的電気的回路配置図である。 開いた保護キャップを有する完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプの別の実施形態の上面図である。 角度がつけられた、図6のパイプコネクタの詳細図である。 本発明にかかる、媒体パイプに対して平行に伸びるワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱可能な媒体パイプの断面図である。 加熱導体の長さがピッチとパイプの長さとに対してプロットされている最適なピッチを示す図である。
図1aは、自身の周りに巻回された加熱部材2を有する管状の媒体パイプ10を示す。加熱部材は、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21を含む。自身の周りに巻回された2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21を有する管状の媒体パイプ10は、管状のパイプの連続した巻回工程によって得られた長い媒体パイプの事前に組み立てられた1つの部分である。第1のワイヤ/ワイヤストランド20は、ピッチSで巻回されており、かつ第2のワイヤ/ワイヤストランド21は、Sのピッチで巻回されている。2つのピッチはお互いに等しいか、または媒体パイプへの最適な熱入力のために、お互いにわずかに変化していてもよい。2つのワイヤ/ワイヤストランドは、固定部材16によって媒体パイプ10の外側の面に固定され、この固定部材は、接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープであってもよい。図1aは、このことの表示のみを示す。
図1aの管状の媒体パイプ10は、長さLR+Hに切断されている。この長さは、所望の媒体パイプの長さIと、車にある集合体などに接続するために媒体パイプに備え付けられるパイプコネクタを巻回するために、所望の加熱部材の長さIが巻回された長さと、の和に相当する。図1bは、所望の長さに切断された媒体パイプ10の両端、すなわち媒体パイプ端部12、13において、設けられた余剰長さIを示す。自由な加熱部材の端部またはワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24、25、26もまた図1bに示されている。2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21のこれらの4つの自由なワイヤ/ワイヤストランド端部は、余剰長さを有して、所望の長さに切断された媒体パイプの端部12、13に事前に配置されていた。2つの媒体パイプの端部12、13からワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24、25、26の巻回を解くことに続き、図1bに示すように、これらは、中心の媒体パイプ区域14から分離される。中心の媒体パイプ区域14は、所望の媒体パイプの長さIを有し、これは、それぞれの用途の場面に要求されるものである。例えば、媒体パイプの長さIは、ここでは4.5mまたはわずか0.2mであってもよい。これは、加熱可能な媒体パイプが使用される予定の、それぞれの後の目的または位置に依存する。
2つの媒体パイプの端部12、13を分離したあと、中心の媒体パイプ区域14の2つの切断端部は清浄化され、その後、波形パイプ15は、軸方向に媒体パイプすなわちその中心の媒体パイプ区域14の上に押し込まれ、波形パイプは媒体パイプの区域を完全に囲む。次に、特にインデンティングまたはレーザー加工または他の接合プロセスにより、第1のパイプコネクタ11は、中心の媒体パイプ区域14の一方の端部に取り付けられ、第2のパイプコネクタ17は、他方の端部に取り付けられる。媒体パイプの区域14を2つのパイプコネクタ17、18に接続した後、すなわち、加熱可能な媒体パイプの「流体の」部分、つまり流体が流れることができる部分を接続した後、ワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24は、第1のパイプコネクタ11の周りを巻回するために使用され、2つのワイヤ/ワイヤストランドの端部25、26は、第2のパイプコネクタ17の周りを巻回するために使用される。それゆえ、中心の媒体パイプ区域14と2つのパイプコネクタ11、17との間における移行エリア18、19において、いかなるワイヤ/ワイヤストランドの圧着点ももはや存在しない。むしろ、ワイヤ/ワイヤストランド20、21は、媒体パイプから2つのパイプコネクタに渡ってかつそれらを超えるように、連続して一体的に巻回/配置されている。巻回のピッチは、媒体パイプと対比して、2つのパイプコネクタ11、17において、異なっていてもよい。図1cからわかるように、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21は、ほぼ一定の巻回のピッチで巻回されている。2つの移行エリア18、19において、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21はほぼ平行に伸びており、2つのパイプコネクタ11、17の上において、ワイヤ/ワイヤストランドは、明らかにより小さなピッチで巻回されている。これにより、ピッチは、2つのパイプコネクタ11、17においてさらに相違する。
それぞれのワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24、25、26は、例えば、電流源または電圧源への接続部としての役割を果たす冷導体/電気的コネクタ4に接続されていても良い。図5において、このことは、第1のパイプコネクタ11と、すべてのワイヤ/ワイヤストランドの端部と、に示されている。さらに、図4の中でかつ第2のパイプコネクタ17の上にある圧着点27によって示されるように、ワイヤ/ワイヤストランドの端部は、互いに結合されていてもよい。この結果は、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21の閉じたループとなる。それは、それにより2つの開端部のみ、すなわち図1cに示すように、冷導体/電気的コネクタ4に接続されている2つのワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24のみを含む。
図1cに示されるように、ワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24、25、26は、パイプコネクタ11、17の外側にある形成部材によって保持されていてもよい。さらに、パイプコネクタの外面には、リブ構造170に相当する構造が設けられていても良く、または形成部材の形成構造、すなわちリブまたは窪みまたはみぞが、設けられていてもよい。その中に、ワイヤ/ワイヤストランドの端部が埋められていても良い。このことは、安定した位置決めを可能にする。形成部材の中にまたはその間に、ワイヤ/ワイヤストランドを埋め込むことに加えて、媒体パイプに沿って加熱部材2のワイヤ/ワイヤストランド20、21の位置を固定するための接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16のような固定部材を設けることにより、固定または締め付けを実現することも可能である。
図1cからさらに分かるように、パイプコネクタ11、17の周りにワイヤ/ワイヤストランド20、21を巻回することに続き、2つのパイプコネクタ11、17の保護及び絶縁のために、かつ媒体パイプの区域14への2つの移行エリア18、19を覆うために、さらに波形パイプ15の一部分をも覆うために、保護キャップ29、30が設けられてもよい。パイプコネクタ若しくは移行エリア若しくは波形パイプの外側と、それぞれの保護キャップの内側と、の間における空気隙間又は空気空間があるために、良好な絶縁が可能である。2つのパイプコネクタ11、17は、異なった形状を有し、すなわちパイプコネクタ11は角度がつけられた形状であり、それに対してパイプコネクタ17は直線の形状であるので、保護キャップ29、30も、保護及び絶縁のために異なった形状をなす。
保護キャップ29は、接続分岐部31を含んでおり、それにより、冷導体/電気的コネクタ4が保護キャップ29の外側に伸びる。接続分岐部は、例えば波形パイプ43のように、冷導体/電気的コネクタのための包囲部材に結合されていても良く、または、部分的にその中に受け止められていてもよい。これにより、冷導体/電気的コネクタは、電流源または電圧源への加熱部材の接続のために、折れ曲がり難くかつ安定した方法で、外側に安全に出て行くことができる。このことは、図1dに見ることができ、冷導体/電気的コネクタに、電流源または電圧源への接続のための対応するプラグコネクタ40が設けられている。図1dにさらに示されるように、2つの保護キャップ29、30は、その両端においてそれぞれ、集合体または他のラインに接続するために、プラグまたはプラグコネクタを保持するための保持部材を、その中に挿入するための接続開口部32、33を含む。
図2aは、事前に組み立てられた媒体パイプの他の変形例の側面図を示す。この媒体パイプ100は、それの周りに巻回された加熱部材2の両方のワイヤ/ワイヤストランド20、21を有する。この巻回のピッチは、媒体パイプの長さを超えたところで変わる。2つの媒体パイプの端部112、113のそれぞれにおける巻回のピッチは、中心の媒体パイプ区域114においてよりも小さい。このように本明細書において提供されるワイヤ/ワイヤストランドの巻回/準備は選択的である。自身から部分が切断される加熱可能な媒体パイプがひとたび製造されると、パイプコネクタの周りを巻回するための、十分なワイヤ/ワイヤストランドを残すために、区域においてワイヤ/ワイヤストランドは、それぞれ、より小さいピッチで巻回されているような態様で、媒体パイプ100が事前に組み立てられる。図1a及び1bと対比すると、この変形例の有利な点は、媒体パイプの端部112および113は、媒体パイプの端部12及び13よりも短いという点にある。これにより、媒体パイプのために使用される材料の量が節約される。
この方法で事前に組み立てられた媒体パイプは、次に、部分が常により小さい巻回ピッチのエリアにおいて切断されるように、さらに加工される。そのため、図1aの解決策と対比して、管状の媒体パイプ100の廃棄される切除パイプ片は短くなり、それに対して切除されかつ廃棄される媒体パイプ端部12、13は、図2bの媒体パイプの端部112、113よりも長くなる。それゆえ、それぞれの余剰長さIは図1bの実施形態においてよりも、図2aの実施形態の方においてより短い。より短いピッチで巻回するために、より大きなワイヤ/ワイヤストランドの長さが、より短い媒体パイプの長さに収容されうる。
図2bの媒体パイプ100または中心の媒体パイプ区域114のさらなる加工は、図1a〜1dを参照して述べられるように、行ってもよい。
図3は、パイプコネクタ211の他の実施形態の側面図を示す。パイプコネクタは、角度がつけられた形状であり、ワイヤ/ワイヤストランド20、21をパイプコネクタ211の外側に保持するために使用される形成部材212、213、214、215がその外側に設けられている。パイプコネクタ211に接続された、管状の媒体パイプ10に由来するワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24は、互いに平行に配置された2つの形成部材212、213を通じて、初めは平行に伸びている。次に、パイプコネクタ211の両反対側にある2つのワイヤ/ワイヤストランドは、角度を形成し、かつ2つの更なる形成部材212、213を通過する蛇行パターンの形で設けられている。ワイヤ/ワイヤストランドは、2つの更なる形成部材214、215を通過することに続いて、180度のループの形で配置されている。
2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21/ワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24の例示された位置決めの代わりに、ワイヤ/ワイヤストランドの端部の、他のいかなる蛇行及び/または波形状及び/またはスパイラル形状及び/または平行形状のパターンが設けられてもよい。2つのワイヤ/ワイヤストランドの端部の経路の選択は、動作中にパイプコネクタ211を流れる媒体を加熱するための望ましい熱入力に従って有利なように選択される。同じことは、媒体パイプに沿ったピッチにも当てはまる。例えば、加熱可能な媒体パイプ1の図1cの実施形態において、パイプコネクタにつき1、5±0.5ワットの電力の熱入力が、意図された300±100mmのワイヤ/ワイヤストランドの長さに対して、第1のパイプコネクタ11に付与されても良い。ここで、ワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24の双方の合計が考慮されている。第2のパイプコネクタ17に関して、パイプコネクタにつき意図された300±100mmのワイヤ/ワイヤストランドの長さに対する1.5±0.5ワットの熱入力が付与されてもよい。これと対比して、2つのパイプコネクタ11、17の間に配置された管状の媒体パイプ/中心の媒体パイプ区域14、114は、1メートルのパイプの長さ当たり、2000〜3000mm、特に2200〜2400mmの意図されたワイヤ/ワイヤストランドの長さについて、パイプの長さのメートルあたり15±5ワットの熱入力/電気的入力を有してもよい。ここで、再び、ワイヤ/ワイヤストランド20、21の双方の合計が考慮されている。
図4は、互いに結合された2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21を有する加熱部材2の平面図である。図1cに示される結合点または圧着点27はここでも示されている。追加の圧着点を要しないので、追加の結合点または圧着点はいずれも図4aの電気回路図において示されていない。それゆえ、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21の抵抗のみを考慮する必要がある。プラグコネクタ40に接続された冷導体/電気的コネクタ4への2つの結合点34は、ワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24に設けられ、2つのワイヤ/ワイヤストランドの端部25、26は、圧着点27を介して互いに結合されている。
図5に示される加熱部材については、すべてのワイヤ/ワイヤストランドの端部23、24及び25、26は開いたままであり、対応する冷導体/電気的コネクタに接続されている。それは、電流源または電圧源に差し込まれているそれぞれのプラグコネクタ40、41に順に接続されている。2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21をパイプコネクタに固定するために、帯ひも部材35が設けられている。図5に示すように、これは、ワイヤ/ワイヤストランド20とワイヤ/ワイヤストランド21との両方に接続されている。帯ひも部材35はあぶみ形状であるために、例えば、あぶみ形状の部材を軸ピンに吊すことにより、パイプコネクタの当該軸ピンに固定することが可能である。結合された冷導体/電気的コネクタ4を有する2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21のワイヤ/ワイヤストランド端部25、26は、2つのワイヤ/ワイヤストランドの反対側の端部のように、分岐ラインとして媒体パイプから出現してもよい。これは、次に図1dに示される実施形態の変形例に相当することとなる。ここでは、保護キャップから冷導体/電気的コネクタが保護されて出てくるために、冷導体/電気的コネクタと、加熱部材またはワイヤ/ワイヤストランドと、の間の接続部は、例えば動作中に、特に大型トラックに固定されたときに生じうる振動に対して保護されている。そして加熱部材が、冷導体/電気的コネクタから意図せずして分離することがもはや生じない。それゆえ、そのような事態を実質的に回避することが可能となる。
ワイヤ/ワイヤストランドの端部に接続された冷導体/電気的コネクタを設ける代わりに、ワイヤ/ワイヤストランドの端部それら自体が、プラグコネクタ40、41の中に入り込んでもよく、そうしてこれらを介して電流源または電圧源に接続されてもよい。さらに、そのような接続部は、パイプコネクタまたは保護キャップと直接的に一体化することも可能である。
図5aの代替的回路図に示されるように、2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21の並列接続は、4つの冷導体/電気的コネクタへの4つの結合点34、42のみを含み、更なる圧着点を含まない。
媒体パイプを巻回するときに、ピッチは、媒体パイプの延在する長手方向に沿ってわずかに変化していてもよい。このことは許容範囲を目一杯使い果たすことと、許容範囲内にあるピッチを設けることと、に起因する。媒体パイプの一端から他端に連続した巻回を行うときに、加熱部材の蓄積部分を生成するために、または媒体パイプの延在する長手方向にわたってそれへの異なる熱入力を生成するために、ピッチを意図的に変化させることもまた可能である。特に大きな熱入力が望ましいエリアによっては、望ましい高い熱入力のために、部分的に可変なピッチまたはより小さいピッチが設けられてもよい。
図6及び7で特によく示されるように、ワイヤ/ワイヤストランド20、21は、1つ以上のパイプコネクタ11、17の外側にある巻回溝216を通ってもよい。巻回溝は、パイプコネクタの外側の面にあるリブ217または形成部材を突出させることにより規制または形成される。このことは、パイプコネクタの外側の面にあるワイヤ/ワイヤストランドの正確な位置決めを可能にし、それによって、媒体パイプに沿って設けられるような接着テープまたは繊維性接着テープまたは繊維性のテープによる固定は不要となる。仮にそのような巻回溝が設けられていなければ、パイプコネクタ11、17のエリアにおける加熱部材2の1つのワイヤ/ワイヤストランドまたは複数のワイヤ/ワイヤストランドの固定は、当然ながら、例えば、接着テープ若しくは繊維性接着テープ若しくは繊維性のテープまたは他の固定手段により、達成されていてもよい。
図8は、管状の媒体パイプ10のエリアにおいて、完全に組み立てられた加熱可能な媒体パイプ1の断面図を示す。この断面では、加熱部材2の2つのワイヤ/ワイヤストランド20、21が、加熱可能な媒体パイプ1の断面に配置されている。波形パイプ15による包囲が示されるように、接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ16によるワイヤ/ワイヤストランドの固定も示されている。管状の媒体パイプ10の内径dは、例えば2〜4mmであればよく、特に2〜3mmであってもよい。管状の媒体パイプ10の壁の厚みsは0.5〜1mmであればよく、特に0.7mmであってもよい。ワイヤ/ワイヤストランド21はd=0.12〜0.18mmの直径を有してもよく、特に0.14mmの直径を有していてもよい。媒体パイプ10の外側と波形パイプ15の内側との間にある空気隙間150は、0.1mmと0.4mmとの間の量Lであればよく、特に0.2mmの量Lであっても良い。波形パイプが設けられる場合には、空気隙間は、波の谷にある場合よりも波の頂上においてより大きくなる。
図9の線図で示されているように、図にミリメートルで示されているピッチSは、図9の線図にメートルで示されている加熱部材の長さIと、媒体パイプの長さIと、に従って変化してもよい。媒体パイプの長さは矢印の方向に増加する。20〜150mmの間の媒体パイプのピッチは経済的にも、技術的にも実現可能でもあるが、40〜80mmの間のピッチが最も好ましいことが判明した。このことは、1つのワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材と、平行に伸びている2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドを有する加熱部材と、の両方に当てはまる。加熱部材の端部に配置された、冷導体/電気的コネクタまたは給電部材は、0〜4個の導体であってもよい。
上記で説明しかつ図に示した加熱可能な媒体パイプの実施形態の変形例とは別に、さらに様々な実施形態が実施可能である。それらの実施形態のそれぞれにおいて、加熱部材のワイヤ/ワイヤストランドは、いかなる継手もなく、媒体パイプとパイプコネクタとの間の移行エリアに伸び、かつ両外側にあるパイプコネクタと媒体パイプとに沿って連続して伸びている。そのような加熱可能な媒体パイプを製造する過程では、加熱部材は、先ず、管状の媒体パイプの周りに連続して巻回され、加熱部材は、事前に組み立てられ、少なくとも1つの固定部材によって、媒体パイプに締め付けられ、あるいは固定され、媒体パイプは、特定の用途のための所定の長さに切断され、ここで所定の長さは、所望の媒体パイプの長さと、少なくとも1つのパイプコネクタと移行エリアとの周りを巻回するために要求される加熱部材の長さとの和に相当しており、固定部材は、所望の媒体パイプの長さの外側の領域において取り除かれ、加熱部材は、所望の媒体パイプ長さから巻回が解かれ、媒体パイプは、少なとも1つのパイプコネクタに接続され、加熱部材は、少なくとも1つのパイプコネクタの周りに巻回される。
本願発明の実施の形態について、さらに記載する。
(A1)
少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)と、加熱部材(2)と、を有し、前記加熱部材(2)は、いくつかのワイヤ/ワイヤストランド(20、21)、特に2つのワイヤ/ワイヤストランドを含む加熱可能な媒体パイプ(1)において、
前記ワイヤ/ワイヤストランド(20、21)は、前記媒体パイプ(10)と前記少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)との両方に沿って連続して伸びていることを特徴とする加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A2)
前記ワイヤ/ワイヤストランド(20、21)は、いかなる継手もなく、前記媒体パイプ(10)と前記パイプコネクタ(11、17、211)との間の移行エリア(18、19)に伸び、前記パイプコネクタ(11、17、211)と前記媒体パイプ(10)とに沿って連続して伸び、かつそれら各々の外側面の上に伸びていることを特徴とする(A1)に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A3)
前記ワイヤ/ワイヤストランドは、前記パイプコネクタ(11、17、211)の周りに、スパイラルの形で及び/または蛇行パターンで巻回されているか、または前記パイプコネクタ(11、17、211)の周りに引き伸ばされた形で配置されていることを特徴とする(A1)または(A2)に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A4)
前記加熱部材(2)は、前記媒体パイプ(10)及び/または前記パイプコネクタ(11、17、211)に適合して取り付けられていることを特徴とし、前記ワイヤ/ワイヤストランド(20、21)と、前記ワイヤ/ワイヤストランドを前記媒体パイプ(10)の上に固定するための少なくとも1つの固定部材(16)と、前記媒体パイプ(10)及び/または前記パイプコネクタ(11、17、211)及び/または媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11、17、211)との間の前記移行エリア(18、19)の絶縁及び/又は保護のための絶縁及び/又は保護部材(15,29,30)と、の全体又は一部が適合して取り付けられていることを、特に特徴とする(A1)(A2)または(A3)に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A5)
特に、2つの同一のワイヤ/ワイヤストランドが設けられ、前記ワイヤ/ワイヤストランド(20、21)は、1つの連続した部分を形成するように接続されることを特徴とする(A1)(A2)(A3)または(A4)に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A6)
前記ワイヤ/ワイヤストランド(20、21)は、接続されていないか、または、特にさらなるパイプを介して、間接的に接続されていることを特徴とする上記のうちいずれか1に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)。
(A7)
記のうちいずれか1に記載の加熱可能な媒体パイプ(1)のための事前に組み立てられた媒体パイプであって、自身の外側面の周りに巻き付けられた少なくとも1つの加熱部材(2)を有する媒体パイプにおいて、包囲のピッチは区域毎において変化し、前記加熱部材(2)は、残りの巻回エリアにおいてよりも、小さなピッチで前記媒体パイプの周りに区域毎に巻回されていることを特徴とする媒体パイプ。
符合の説明
1 加熱可能な媒体パイプ
2 加熱部材
4 冷導体/電気的コネクタ
10 管状の媒体パイプ
11 第1のパイプコネクタ
12 媒体パイプの端部
13 媒体パイプの端部
14 中心の媒体パイプ区域
15 波形パイプ
16 固定部材/接着テープ、繊維性接着テープまたは繊維性テープ
17 第2のパイプコネクタ
18 移行エリア
19 移行エリア
20 第1のワイヤ/ワイヤストランド
21 第2のワイヤ/ワイヤストランド
23 ワイヤ/ワイヤストランドの端部
24 ワイヤ/ワイヤストランドの端部
25 ワイヤ/ワイヤストランドの端部
26 ワイヤ/ワイヤストランドの端部
27 圧着点
28 形成部材
29 保護キャップ
30 保護キャップ
31 接続分岐部
32 開口部
33 開口部
34 結合点
35 帯ひも部材
40 プラグコネクタ
41 プラグコネクタ
42 結合点
43 波形パイプ
100 媒体パイプ
112 媒体パイプの端部
113 媒体パイプの端部
114 中心の媒体パイプ区域
150 空気隙間
170 リブ構造
211 パイプコネクタ
212 形成部材
213 形成部材
214 形成部材
215 形成部材
216 巻回溝
217 リブ
加熱部材の抵抗
S ピッチ
ワイヤ/ワイヤストランド20のピッチ
ワイヤ/ワイヤストランド21のピッチ
加熱部材の長さ
媒体パイプの長さ
R+H 引き延ばされた媒体パイプの長さ
余剰長さ
管状の媒体パイプの内径
ワイヤ/ワイヤストランドの直径
s 壁の厚み
空気隙間のサイズ

Claims (11)

  1. 体パイプ(10)と、少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)と、媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11、17、211)との間の移行エリア(18、19)と、少なくとも1つの加熱部材(2)と、を含み、前記加熱部材(2)は、いくつかのワイヤ/ワイヤストランド(20、21)をむ加熱可能な媒体パイプ(1)の製造方法において、
    前記加熱部材は、連続して管状の媒体パイプの周りに巻回され、かつ事前に組み立てられ、少なくとも1つの固定部材(16)によって、前記媒体パイプに締め付けられるかまたは固定されることを特徴とし、前記媒体パイプは、特定の用途のための第1の長さに切断され、前記長さは、所望の媒体パイプの長さ(I)と、前記少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)と前記移行エリア(18、19)との周りを巻回するために要求される前記加熱部材の長さ(I)と、の和に相当し、前記固定部材(16)は、前記所望の媒体パイプの長さ(I)の外側の領域(12、13、112、113)において取り除かれ、前記加熱部材(2)は、前記第1の長さに切断された前記媒体パイプの区域から巻きを解かれ、前記媒体パイプは、第2の媒体パイプの区域(14、114)を形成するために前記所望の媒体パイプの長さ(I)に切断され、前記媒体パイプの区域(14、114)は、前記媒体パイプ(10)として前記少なとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)に接続され、前記加熱部材は、少なくとも前記少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)の周りに、巻回されることを特徴とする加熱可能な媒体パイプ(1)の製造方法。
  2. 前記いくつかのワイヤ/ワイヤストランド(20、21)は、2つのワイヤ/ワイヤストランドであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記媒体パイプの区域(14、114)を前記少なくも1つのパイプコネクタ(11、17、211)に接続する前に、少なくとも1つの部材(15)は、前記媒体パイプ(10)の保護及び/または絶縁のために、その周りに配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 波形パイプが、前記媒体パイプ(10)の上に軸方向に押し込められることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記加熱部材(2)の開端部(23、24、25、26)は、直接的に、または間接的に電流源または電圧源に接続するための給電コネクタ(40、41)に接続されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記加熱部材(2)の開端部(23、24、25、26)は相互に接続されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記加熱部材(2)の開端部(23、24、25、26)は相互に、前記パイプコネクタ(11、17、211)のエリアにおいて、接続されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記パイプコネクタ(11、17、211)及び/または媒体パイプ(10)とパイプコネクタ(11、17、211)との間の前記移行エリア(18、19)の保護及び/または絶縁のための少なくとも1つの部材(29、30)が、それらの周りに配置されることを特徴とする請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのパイプコネクタ(11、17、211)と、前記媒体パイプ(10)への前記少なくとも1つの移行エリア(18、19)と、を包むための保護キャップ(29、30)は、それら及び/またはそれらを囲む、保護及び絶縁の部材(15)を囲むように配置されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記加熱部材(2)は、区域毎に変化するピッチで、前記事前に組み立てられた管状の媒体パイプの周りに、その延在する長手方向に沿って巻回されることを特徴とする請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記加熱部材(2)は、前記媒体パイプの事前の組み立ての間に、前記媒体パイプの上に適合して巻回されることを特徴とし、及び/または前記加熱部材(2)は、前記媒体パイプ及び/または前記パイプコネクタ(11、17)に適合して取り付けられることを特徴とする請求項10のうちいずれか1項に記載の方法。
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