JP2013531261A - 免疫測定用試験ストリップコーム部材を分析するためのシステムおよび方法 - Google Patents

免疫測定用試験ストリップコーム部材を分析するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

複数のフィンガを有する試験ストリップコーム部材を分析するためのシステムおよび方法を開示する。これらのシステムおよび方法は、複数のフィンガのそれぞれの上の1つまたは複数の分析物の存在を特定するために試験ストリップコーム部材を分析することができる。

Description

関連出願
本出願は、2010年7月20日に出願した米国仮出願第61/366,063号、2010年11月18日に出願した米国仮出願第61/415,211号、および2011年2月9日に出願した米国仮出願第61/441,220号の利益を主張するものであり、これらの開示内容は、参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
本発明は、複数の試験ストリップの分析用の方法および装置に関し、詳細には、植物原料内の注目する様々なタンパク質の有無を特定するための複数の試験ストリップの分析に関する。
側方流動免疫測定(「IA」)用試験ストリップは、トウモロコシの葉のサンプルなどの植物原料内のタンパク質などの注目分析物を迅速かつ選択的に検出するのに有効であることが確認されてきた。例示的なIA側方流動ストリップは、Agdia(所在地、30380 County Road 6 in Elkhart,IN 46514)から入手可能である。
これまで、IA側方流動ストリップを読むのに、手作業の方法を使用してきた。このプロセスは、12x8行列試験スタンド内にあるサンプル管を受け取ることから始まる。サンプル管は、植物原料を含む。サンプル管からの個々のバーコード情報を読み、記憶するために、ロボットシステム内にサンプル管を配置する。次に、植物タンパク質を抽出するために、サンプルを処理(ビーズ(bead)添加、緩衝剤添加、管の封止、グラインディング(grinding)、および管の封止解除)する。続いて、12ストリップIA側方流動ストリップコームは、所与の列の各サンプルに挿入される1つのフィンガまたはストリップを有する。12x8行列では、8つの12ストリップコームが必要である。
IAストリップのフィンガは、植物サンプル内にタンパク質が存在する場合にフィンガ上の所与の位置にカラーバンド(colored band)をもたらすように設計される。各フィンガは、離間した位置に複数のポテンシャルバンド(potential band)を含むことができ、ポテンシャルバンドのそれぞれは、異なるタンパク質に関係する。したがって、植物サンプル内の複数のタンパク質の存在を試験するのに、フィンガを使用することができる。
例えば、フィンガは、フィンガが曝されている植物サンプル内に第1のタンパク質が存在する場合にカラーバンドが現れる第1の位置と、フィンガが曝されている植物サンプル内に第2のタンパク質が存在する場合にカラーバンドが現れる第2の位置とを有する。フィンガが、第1のタンパク質および第2のタンパク質のどちらも含む植物サンプルに曝されていれば、第1の位置および第2の位置のどちらにもカラーバンドがもたらされる。フィンガが、第1のタンパク質および第2のタンパク質のいずれも含まない植物サンプルに曝されていれば、第1の位置または第2の位置のいずれにもカラーバンドがもたらされない。フィンガが、第1のタンパク質を含むが第2のタンパク質は含まない植物サンプルに曝されていれば、第1の位置にはカラーバンドがもたらされるが、第2の位置にはカラーバンドがもたらされない。フィンガが、第2のタンパク質を含むが第1のタンパク質は含まない植物サンプルに曝されていれば、第2の位置にはカラーバンドがもたらされるが、第1の位置にはカラーバンドがもたらされない。
5分の定温放置の後、コームは、サンプルから取り除かれ、それぞれのサンプル内の1つまたは複数のタンパク質の存在を特定するために手作業で読まれる。以上の例では、オペレータは、バンドが第1の位置または第2の位置に存在しているかどうかを知るためにフィンガを調べる。バンドの有無は、初期に記憶されたバーコード情報と情報を統合するコンピュータプログラム内に手作業で入力される。その際、コームは、廃棄される。
本開示の例示的な実施形態では、試験ストリップを分析する方法を提供する。本開示の別の例示的な実施形態では、試験ストリップを分析するシステムを提供する。別の例示的な実施形態では、電子コントローラが実行する際に試験ストリップを分析する命令を含む、コンピュータ読取可能媒体を提供する。
本開示の例示的な実施形態では、複数の離間したフィンガを有する試験ストリップコーム部材を分析する方法を提供する。フィンガのそれぞれは、対応する植物原料に曝される。フィンガのそれぞれは、対応する植物原料の1つまたは複数の植物分析物の存在を示すように構成される。本方法は、試験ストリップコーム部材の複数のフィンガの電子画像を取得するステップと、試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために電子コントローラにより電子画像を分析するステップとを含む。
本開示の例では、第1の植物分析物は、第2の植物分析物と同じである。本開示の別の例では、試験ストリップコーム部材の複数のフィンガの電子画像を取得するステップは、カメラの視野を監視するステップと、カメラの視野内の試験ストリップコーム部材の存在を検出するステップと、試験ストリップコーム部材がカメラの視野内で検出されるとき、コンピュータ読取可能媒体上に試験ストリップコームの複数のフィンガの電子画像を記憶するステップとを含む。本開示の1つの変形形態では、カメラの視野内の試験ストリップコーム部材の存在を検出するステップは、カメラのフレームを取得するステップと、試験ストリップコーム部材の存在を特定するために取得フレームの一部分を分析するステップとを含む。本開示の別の変形形態では、試験ストリップコーム部材の存在を特定するために取得フレームの一部分を分析するステップは、取得フレームの一部分に関する平均ピクセル輝度値を特定するステップと、平均ピクセル輝度値を第1の閾値と比較するステップと、輝度値が平均輝度値を超える取得フレームの一部分のピクセルの数を特定するステップと、取得フレームの一部分のピクセル数を第2の閾値と比較するステップと、平均ピクセル輝度が第1の閾値を超え、取得フレームの一部分のピクセル数が第2の閾値を超えるとき、試験ストリップコーム部材の存在を特定するステップと、取得フレームをコンピュータ読取可能媒体上に電子画像として記憶するステップとを含む。
さらに別の例では、電子画像はカラー画像であり、カラー画像の各ピクセルは、複数の色値を有し、試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために電子コントローラにより電子画像を分析するステップは、第1のフィンガに対応する電子画像の第1の部分を分析するステップと、第1の部分の少なくとも1つの色値に基づいて第1の植物分析物が第1のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップと、第2のフィンガに対応する電子画像の第2の部分を分析するステップと、第2の部分の少なくとも1つの色値に基づいて第2の植物分析物が第2のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップとを含む。本開示の変形形態では、第1の部分の少なくとも1つの色値に基づいて第1の植物分析物が第1のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップは、第1の部分の各ピクセルに関して、第1の色値を第1の閾値と比較するステップと、第2の色値を第2の閾値と比較するステップと、第1の色値と第1の閾値との比較および第2の色値と第2の閾値との比較に基づいて、第1の分析物が存在することを示すもの、および第1の分析物が存在しないことを示すものにピクセルを分類するステップと、第1の分析物が存在することを示すものとして分類されたピクセルの数に基づいて第1の分析物が第1のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップとを含み、第2の部分の少なくとも1つの色値に基づいて第2の植物分析物が第2のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップは、第2の部分の各ピクセルに関して、第1の色値を第1の閾値と比較するステップと、第2の色値を第2の閾値と比較するステップと、第1の色値と第1の閾値との比較および第2の色値と第2の閾値との比較に基づいて、第2の分析物が存在することを示すもの、および第2の分析物が存在しないことを示すものにピクセルを分類するステップと、第2の分析物が存在することを示すものとして分類されたピクセルの数に基づいて第2の分析物が第2のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップとを含む。
本開示のさらに別の例では、本方法は、電子画像内の余分な植物原料による電子画像からの緑色側への偏りを除去するステップをさらに含む。本開示の別の例では、本方法は、電子画像内の汚れによる電子画像からの赤色側への偏りを除去するステップをさらに含む。
本開示のさらに別の例では、電子画像はカラー画像であり、カラー画像の各ピクセルは複数の色値を有し、本方法は、電子画像の色を平均化するステップをさらに含む。本開示の変形形態では、電子画像の色を平均化するステップは、各フィンガの対応する注目領域を特定するステップと、第1のフィンガの対応する注目領域の色を平均化するステップと、第1のフィンガとは独立に第2のフィンガの対応する注目領域の色を平均化するステップとを含む。本開示の別の変形形態では、第1のフィンガの対応する注目領域の色を平均化するステップは、第1のフィンガの対応する注目領域のピクセルのすべての第1の平均色値が第1の値に等しくなるように、第1のフィンガの対応する注目領域の各ピクセルに関する第1の色値をスケール化するステップと、第1のフィンガの対応する注目領域のピクセルのすべての第2の平均色値が第2の値に等しくなるように、第1のフィンガの対応する注目領域の各ピクセルに関する第2の色値をスケール化するステップとを含む。本開示のさらに別の変形形態では、第1の値は、第2の値と等しい。
本開示のさらに別の例では、複数のフィンガはそれぞれ、複数の離間したバンド位置を含む対応する注目領域を含み、試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために電子コントローラにより電子画像を分析するステップは、第1のフィンガおよび第2のフィンガに関する電子画像内に対応する注目領域を配置するステップと、電子画像の少なくとも1つの平均背景強度に基づいて画像の閾値を決定するステップと、小さい斑点を除去するために電子画像を分割するステップとを含む。本開示の変形形態では、第1のフィンガおよび第2のフィンガに関する電子画像内に対応する注目領域を配置するステップは、電子画像内の試験ストリップコーム部材の方向を特定するステップと、試験ストリップコーム部材の第1のフィンガおよび第2のフィンガの方向を垂直に合わせるように画像の傾斜を除去するステップと、第1のフィンガに関して電子画像内に第1の基準位置を配置するステップであって、第1のフィンガの第1の注目領域は第1の基準位置に対する第1の既知の位置である、ステップと、第2のフィンガに関して電子画像内に第2の基準位置を配置するステップであって、第2のフィンガの第2の注目領域は第2の基準位置に対する第2の既知の位置である、ステップとを含む。本開示の別の変形形態では、第1のフィンガおよび第2のフィンガに関して電子画像内に対応する注目領域を配置するステップは、遠近感歪みに関して電子画像を補正するステップをさらに含む。本開示の別の変形形態では、第1のフィンガおよび第2のフィンガに関して電子画像内に対応する注目領域を配置するステップは、電子画像の縮尺率を決定するステップをさらに含む。さらに別の変形形態では、少なくとも1つの平均背景強度に基づいて画像の閾値を決定するステップは、第1の色値に関する平均背景強度を決定するステップと、第2の色値に関する平均背景強度を決定するステップと、各ピクセルに関して、第1の色値のピクセルの値の1つが第1の色値の平均背景強度を超え、第2の色値のピクセルの値が第2の色値の平均背景強度を超える場合、そのピクセルに第3の色を割り当て、その他の場合、そのピクセルに第4の色を割り当てるステップとを含む。
本開示のさらに別の例では、本方法は、第1の分析物の存在を特定する質的表示内容、および第2の分析物の存在を特定する質的表示内容を記憶するステップを含む。本開示のさらに別の例では、本方法は、第1の分析物の発現レベルを特定する量的表示内容、および第2の分析物の発現レベルを特定する量的表示内容を記憶するステップを含む。本開示のさらに別の例では、本方法は、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に入ることができるように構成された頂部の開口部と、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部から出ることができるように構成された底部の開口部とを有する閉鎖構造部を提供するステップを含み、試験ストリップコーム部材の複数のフィンガの電子画像を取得するステップは、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に配置される間に起こる。
本開示の別の例示的な実施形態では、複数の離間したフィンガを有する試験ストリップコームを分析するためのシステムを提供する。フィンガのそれぞれは、対応する植物原料に曝される。フィンガのそれぞれは、対応する植物原料の1つまたは複数の植物分析物の存在を示すように構成される。このシステムは、カメラと、背景要素であって、試験ストリップコーム部材がカメラの視野内で背景要素の前にある、背景要素と、カメラの視野にほぼ均一な照明を提供する光源と、カメラに動作可能に結合され、試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために試験ストリップコーム部材の複数のフィンガの電子画像を分析するように構成された電子コントローラとを含む。
本開示の例では、本システムは、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に入ることができるように構成された頂部の開口部と、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部から出ることができるように構成された底部の開口部とを有する閉鎖構造部をさらに含み、試験ストリップコーム部材の複数のフィンガの電子画像は、試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に配置される間に取得される。本開示の変形形態では、背景要素は、試験ストリップコーム部材に対する対比用背景を提供する着脱可能プレートである。
本開示の別の例では、本システムは、試験ストリップコーム部材を支持する搬送部材を有するコンベアシステムをさらに含み、電子コントローラは、コンベアシステムの駆動システムに動作可能に結合される。本開示の変形形態では、背景要素は、コンベアシステムの搬送部材である。本開示の別の変形形態では、本システムは、搬送部材から余分な植物破片を除去するために浄化システムをさらに含む。本開示のさらに別の変形形態では、本システムは、試験ストリップコーム部材をコンベアシステム上に配置するフィーダシステムをさらに含む。本開示の別の変形形態では、フィーダシステムは、前の試験ストリップコーム部材および後の試験ストリップコーム部材に対してほぼ均一な間隔で試験ストリップコーム部材を搬送部材上に配置する。
別の例では、本システムは、試験ストリップコーム部材の電子画像を表示する第1の領域と、電子コントローラが第2の試験ストリップコーム部材を分析する準備ができたときをオペレータに表示するインジケータを表示する第2の領域とを含むユーザインターフェースを表示するディスプレイ装置をさらに含む。本開示の変形形態では、試験ストリップコーム部材が分析され、ユーザインターフェースは、分析された試験ストリップ部材の数をディスプレイ装置により表示する。
単独または任意の組合せで特許性のある主題を含むことができる、本開示の以上および他の特徴は、以下の説明および添付の図面より明らかになるであろう。
詳細な説明は、特に、以下の図を参照する。
各試験管が試験管の開放端部に挿入される試験ストリップを有する、複数の列に複数の試験管を保持する例示的な試験管スタンドの斜視図である。 図1の試験スタンドに対する試験管の第1の列の組立体、および試験管の第1の列に対する第1の試験ストリップコーム部材の組立体を示す図である。 第1の試験ストリップコーム部材の正面図である。 第1の試験ストリップコーム部材の画像である。 図3の第1の試験ストリップコーム部材を分析するためのシステムを示す図である。 図4のシステムの例示的なデータベースの情報を示す図である。 図4のシステムの例示的な処理手順を示す図である。 図4のシステムにより取得された例示的な試験ストリップコーム部材の例示的な元の画像である。 図7の例示的な試験ストリップの傾斜を除去された画像である。 図8の傾斜を除去された画像の注目領域を特定する図である。 図9の注目領域内のバンドを特定する図である。 例示的な試験ストリップコーム部材が挿入された原料の内容物に対する図10の特定されたバンドの相関を示す図である。 図3の第1の試験ストリップコーム部材を分析するための例示的なシステムを示す図である。 複数のコーム部材を分析するためのシステムを示す図である。 追加のカメラシステムを含む、図13のシステムを示す図である。 コンベアシステム上へのコーム部材の配置を制御する投入フィーダシステムを含む、図13のシステムを示す図である。 コーム部材の変形レベルを制御する追加のコンベアシステムを含む、図13のシステムを示す図である。 コーム部材を分析する例示的な方法を示す図である。 例示的な画像取得処理手順を示す図である。 例示的な画像フレーム処理手順を示す図である。 例示的な画像フレーム処理手順を示す図である。 例示的な画像分析処理手順を示す図である。 図20の例示的な局所コーム処理手順を示す図である。 図20の例示的な画像傾斜除去の処理手順を示す図である。 図20の例示的な遠近感補正処理手順を示す図である。 図20の注目領域の例示的な特定処理手順を示す図である。 図20の注目領域の例示的な特定処理手順を示す図である。 図17の例示的な較正処理手順を示す図である。 例示的な較正目標を示す図である。 例示的なユーザインターフェースを示す図である。
いくつかの図を通して、対応する参照記号は、対応する部品を示す。
以下に開示する実施形態は、包括的なものでも、以下の詳細な説明に開示されたそのままの形に本発明を限定するものでもない。むしろ、実施形態は、当業者がその教示内容を利用できるように選択され、説明される。本開示は、主に、複数の試験管に含まれる植物原料の分析に関するが、本明細書に開示する特徴は、複数の試験管または他の容器に含まれる他の原料の分析に適用することができることを理解されたい。
図1および2を参照すれば、例示的な試験管スタンド100が示される。試験管スタンド100は、その上部表面104に設けられた複数の陥没部102を含む。試験管106は、これらの陥没部102にそれぞれに挿入され、ほぼ垂直に保持することができる。試験管106は、列108A〜H全体に配置される。図示した実施形態では、試験管106の8つの列108を保持するための陥没部を含み、各列108は、12本の試験管106を含む。複数の用途で、例示的な分析物を試験することができる。例示的な用途は、薬物試験、製剤試験、DNA試験、および他のタイプの試験を含む。
各試験管106は、分析すべき物質110を含む。1つの実施形態では、物質110は、一般に、中に原料が供給された液体である。例示的な原料には、タンパク質および他のタイプの分析物が含まれる。1つの実施形態では、物質110は、一般に、中に植物原料が供給された液体である。例示的な植物原料は、タンパク質および他のタイプの分析物を含む。
試験ストリップコーム部材120は、タンパク質などの、試験管106内の物質110内の原料の有無を検出するために使用される。試験ストリップコーム部材120は、試験管106の開放端部および試験管106内の物質110に挿入される、下部分124を有する複数のフィンガ122を含む。フィンガ122のそれぞれは、第2の領域126をさらに含み、カラーバンド(図3Aを参照)は、それぞれのフィンガが挿入された物質110内の原料の存在を示す。1つの実施形態では、所与のバンドの色の強度は、物質110内の原料の濃度の指標を提供する。1つの例では、カラーバンドが赤い場合、より暗い赤色は、物質110内の原料の高濃度を示す。図2に示すように、試験ストリップコーム部材120は、1本が所与の列108の試験管106のそれぞれに対応する、12本のフィンガ122を含む。1つの実施形態では、試験ストリップコーム部材120は、列の試験管の数よりも少ないフィンガを含む。この場合、所与の列108を覆うために、複数の試験ストリップコーム部材120が使用される。例示的な試験ストリップコーム部材120は、Agdia(所在地、30380 County Road 6 in Elkhart,IN 46514)から入手可能であるIA側方流動ストリップである。IA側方流動ストリップは、トウモロコシの葉のサンプルなどの植物原料内の注目タンパク質を迅速かつ選択的に検出するのに有効であることが確認されてきた。
1つの実施形態では、植物原料が試験管内に配置される。試験管は、管内の植物原料に関する識別情報を含む。1つの実施形態では、この識別情報は、試験管により支持されるバーコードに関係している。個々の試験管は、試験管スタンド100内に集められ、試験管スタンド100は、それにより支持される試験管およびその位置に関する識別情報を含むこともできる。1つの実施形態では、試験管に関するこの識別情報は、試験管スタンド100上に設けられたバーコード130に関係している。
次に、植物タンパク質を抽出するために、試験管内の植物原料が処理される。例示的な処理は、ビーズ添加、緩衝剤添加、管の封止、グラインディング、および管の封止解除の1つまたは複数を含む。続いて、試験ストリップコーム部材120のフィンガ122が、対応する管106内に配置される。定温放置時間の後、試験ストリップコーム部材120は、それぞれ、管106から取り除かれ、フィンガ122の第2の領域126の所定の位置におけるバンドの存在を探すことにより、1つまたは複数のタンパク質の存在を特定するように分析される。1つの実施形態では、さらに、タンパク質発現のレベルが検出される。例示的な定温放置時間は、約5分である。例示した実施形態は、コーム部材の分析を説明するが、本明細書に開示する方法および処理手順は、単一のストリップに使用することができる。
図4を参照して、試験ストリップコーム部材120のフィンガ122の第2の領域126を分析するための例示的なシステム200を示す。1つの実施形態では、システム200は、タンパク質発現のレベルを特定するために、第2の領域126をさらに分析する。システム200は、試験ストリップコーム部材120の画像124を取得するカメラ202を含む。1つの実施形態では、カメラ202は、試験ストリップコーム部材120の電子画像を取得するカラーカメラである。電子画像は、それぞれがそれ自体の値を有するピクセルの複数の列を含む。各ピクセルは、その画像位置で見られる赤色の量に対応する第1の値と、その画像位置で見られる緑色の量に対応する第2の値と、その画像位置で見られる青色の量に対応する第3の値とを含む。別の実施形態では、カメラ202により、様々な色値を特定することができる。取得画像124は、コントローラ210に提供され、コントローラ210は、様々な試験管106の様々な物質110の1つまたは複数のタンパク質の存在を特定するために画像を分析する。1つの実施形態では、システム200は、さらに、タンパク質発現のレベルを特定するために第2の領域126を分析する。1つの実施形態では、コントローラ210は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯計算装置、またはプログラムすることができる他の装置である。
コントローラ210によりアクセス可能なメモリ212は、画像124を分析するためにコントローラ210により実行することができる画像処理ソフトウェア214を含む。メモリ212は、コントローラ210により下部分124から特定される情報を記録する試験ストリップデータベース216をさらに含む。図5を参照して、試験ストリップデータベース216の例示的な表示を示す。試験ストリップデータベース216は、識別情報218、タンパク質マーカ情報220、分析された画像124のコピーまたは画像124のファイルネームの識別などの画像情報222、および植物情報224を含む。植物情報224は、所与の試験管内の物質が引き出された植物に関する情報を含むことができる。識別情報218は、試験管のバーコード情報、試験管スタンドのバーコード情報、試験管スタンドの試験管位置、および試験管または試験管スタンドを識別する他の情報とすることができる。1つの実施形態では、識別情報は、コーム部材122上のバーコードまたは他の識別用表示である。本明細書に説明するように、1つの実施形態では、タンパク質マーカ情報は、単に、1つまたは複数のタンパク質の有無の表示である。別の実施形態では、タンパク質マーカ情報は、1つまたは複数のタンパク質の有無の表示、およびタンパク質の少なくとも1つの発現のレベルの両方である。
メモリ212は、コントローラ210の1つまたは複数のプロセッサと関係し、限定されないが、ソフトウェアの実行に関係するメモリ、およびデータの記憶に関係するメモリを含むことができる。メモリ212は、コントローラ210の1つまたは複数のプロセッサがアクセスすることができる任意の入手可能なコンピュータ読取可能媒体とすることができ、揮発性媒体および不揮発性媒体のどちらも含む。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、着脱可能媒体および非着脱式媒体の一方または両方とすることができる。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術手段、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用することができ、コントローラ210がアクセスすることができる他の任意の媒体を含むことができる。メモリ212は、コントローラ210の1つまたは複数のプロセッサがアクセス可能な複数のメモリとすることができる。
図4に戻れば、試験ストリップコーム部材120は、第1のプレート242と第2のプレート244との間を方向240に通過する。プレート242と244との間の空間は、溝を画定する。1つの実施形態では、第1のプレート242は、試験ストリップコーム部材120に対比用背景を提供する光学特性を有するように選択される。1つの実施形態では、第1のプレート242は、全体的に黒色である。1つの実施形態では、第2のプレート244は、カメラ202が試験ストリップコーム部材120を見ることができるように選択される。1つの実施形態では、第2のプレート244は、全体的に透明である。
カメラ202の光学素子は、第1のプレート242と第2のプレート244との間に提供された溝におけるカメラ202の画像平面に焦点を合わせる。1つの実施形態では、第2のプレート244を含まない。この場合、カメラ202は、試験ストリップコーム部材120が提供される第1のプレート242の前の領域に焦点を合わせられる。第1のプレート242と第2のプレート244との近接性は、試験ストリップコーム部材120が方向246および248に折れるのを全体的に防止する。第1のプレート242の前の領域を監視するセンサ250が提供され、その際、第2のプレート244は第2のプレート244の背後に含まれる。センサは、試験ストリップコーム部材120がカメラ202の視野内にあるか、または視野内に入りつつあるときをコントローラ210に表示する。センサ250からの表示に基づいて、コントローラ210は、試験ストリップコーム部材120の画像124を取得するようにカメラ202を制御する。1つの実施形態では、センサ250は、試験ストリップコーム部材120が光源252から検出器254まで通過する光エネルギーのビームを遮断するときを検出する光センサである。図示した実施形態では、センサ250は、カメラ202に直接結合し、カメラ202は、画像124を取得すべきときを決定する。1つの実施形態では、センサ250は、ソフトウェア内に提供される。ソフトウェア内の例示的なセンサは、列などの画像領域を監視し、コーム部材122の有無を特定するためにその領域の指標を分析する処理手順である。1つの実施形態では、試験ストリップ部材120は、第1のプレート242と第2のプレート244との間の溝の下端部から廃棄用容器に落ちる。
図12を参照して、例示的な読取装置300を示す。読取装置300は、複数の壁、すなわち図示された壁304、306、および308を支持するフレーム302を含む。壁304および306ならびに壁の残りの部分は、全体的に不透明である。溝310に向けられたカメラ202は、読取装置300内に配置される。第1のプレート242とカメラ202との間に溝310が提供される。1つの実施形態では、第2のプレート244が含まれ、溝310は、第1のプレート242と第2のプレート244との間にある。図示した実施形態では、第1のプレート242は、ハンドル312を含み、読取装置300の残りの部分に着脱可能に結合する。図示した実施形態では、第1のプレート242は、フレーム302内に設けられたガイド314に受け取られ、全体として読取装置300の端部壁を形成する。
操作の際、試験ストリップコーム部材120は、第1のプレート242の前の溝310を通って落ちる。センサ250は、試験ストリップコーム部材120の存在を特定し、カメラ202は、試験ストリップコーム部材120の画像を取得する。次に、試験ストリップコーム部材120は、読取装置300の開放底部から容器内に落ちる。
第1のプレート242を着脱可能にすることにより、第1の第1のプレート242は、植物原料で汚れると、取り除かれ、第2の第1のプレート242と取り換えることができる。1つの実施形態では、第1のプレート242および第2のプレート244のどちらも、提供される際、読取装置300の残りの部分から取り外すことができる。
1つの実施形態では、第1のプレート242を交換または浄化すべきときをオペレータに表示する。例示的な表示は、モニタ上のプロンプト、光、他のビジュアルキュー、オーディオキュー、触覚キュー、またはそれらの組合せを含む。コントローラ210は、コントローラ210が実行するソフトウェアによる第1のプレート242上の植物原料の量の分析に応答して表示すべきときを決定する。
1つの実施形態では、光源320は、第1のプレート242の前の領域を照明するために提供される。1つの実施形態では、光源のタイプおよびその位置は、試験ストリップコーム部材120上に均一で柔らかな光を提供するように選択される。図示した実施形態では、カメラ202のレンズの周りに配置されるリング照明である。光源320は、第1のプレート242から見て外方に向き、その結果、光源320が生成する光は、最初に読取装置300の壁の1つまたは複数から反射され、第1のプレート242に到達しなければならない。この配置は、光源320を第2のプレート244の方に向けるよりも、第1のプレート242と第2のプレート244との間の領域をさらに照明する。1つの実施形態では、光源320は、第1のプレート242に対して約90度の方向に合わせられ、読取装置300の側壁に沿って配置される。
本明細書により詳細に説明するように、画像処理技術は、試験ストリップコーム部材120を「読み取る」ために使用される。各フィンガ122では、タンパク質などの所与の分析物が存在するかしないかを特定される。例示的な分析物には、タンパク質、DNAの一部分、および他の適当な分析物が含まれる。この情報は、試験管に関する識別情報と照合される。
図6を参照して、コントローラ210の例示的な処理手順270を示す。試験ストリップコーム部材120の外形は、ブロック272が表すように、画像124から特定される。例示的な画像124を図7に示す。この外形は、画像処理ソフトウェア214により使用され、試験ストリップコーム部材120の方向を特定する。1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、画像を変更して試験ストリップコーム部材120の方向を合わせ、その結果、フィンガ122は、全体的に垂直に走る。1つの実施形態では、抽出される外形は、外形全体である必要はないが、むしろ、フィンガ122の垂直端部の一部分のみ、またはコーム部材122の他の特徴部である必要がある。フィンガ122間の垂直端部は、フィンガの厚さまたは隣接するフィンガ間の空間の1つに対応する、端部間の空間に基づいて特定することができる。1つの実施形態では、フィンガの第1の左垂直端部および第2のフィンガの右垂直端部が特定される。
フィンガ122が全体的に垂直に走るように、試験ストリップコーム部材120の画像124の方向を合わせなければ、画像は、ブロック274が表すように、画像処理ソフトウェア214により傾斜を除去される。傾斜を除去された例示的な画像を図8に示す。画像124が正しい方向に合わせられると、試験ストリップコーム部材120の外形は、ブロック276が表すように再度特定される。今度も、この外形は、試験ストリップコーム部材120の外形全体である必要はない。この外形は、ブロック278が表すように、各フィンガ122の基準を特定するために使用される。1つの実施形態では、各フィンガの基準は、フィンガ122のそれぞれの下端部である。1つの実施形態では、各ストリップの下端部は、水平外形特徴部の長さをフィンガ122の既知の長さと比較することにより特定される。このように、画像124の破片は、廃棄され、不注意にも下端部として選択される可能性がある。例示的な破片には、植物原料、汚れ、または第2のプレート244に付着する他の破片が含まれる。
各フィンガ122の底部がわかると、各フィンガ122の注目領域290は、ブロック280が表すように、画像124から分離される。1つの実施形態では、各フィンガの注目領域290は、フィンガ122の第2の領域126に相当する。図9を参照して、図8の傾斜を除去された画像の注目分離領域290の例示的な表示を示す。1つの実施形態では、各フィンガ122の注目領域290は、フィンガの定められた下端部からの設定距離であり、注目領域は、設定長さを有する。
1つの実施形態では、注目領域の画像は、ブロック282が表すように、規格化される。1つの実施形態では、規格化は、画像から色の偏りを除去する色の平均化である。例示的な偏りは、画像内の余分な植物原料により緑色となる可能性がある。例示的な偏りは、画像内の汚れにより赤色となる可能性がある。
図9に示すように、カラーバンドは、様々なフィンガ122の注目区域の領域に存在する。この画像は、ブロック284が表すように、注目領域の様々な区域におけるバンドの存在を特定するために使用される。
1つの実施形態では、各ピクセルは、ピクセル色値に基づいて、第1の色または第2の色のいずれかに設定される。1つの実施形態では、第1の色は白色であり、第2の色は黒色である。ピクセルが、第1の色および第2の色の一方の色になると、注目領域の画定領域のバンドの存在が特定される。図11を参照すれば、各注目領域290には、3つの領域292、294、および296が含まれる。試験ストリップコーム部材120の構成に基づいて、より多いまたは少ない領域を含むことができる。カメラ202がコーム部材120の画像を取得しているので、人の標準的な視覚よりも高い分解能を達成するためにバンドの間隔を低減することができる可能性がある。領域292〜296のそれぞれは、特定のタンパク質の有無を示すポテンシャルバンドの位置に対応する。したがって、画像処理ソフトウェア214は、第1のタンパク質の有無を特定するために領域292内のピクセルを検査する。画像処理ソフトウェア214は、第2のタンパク質の有無を特定するために領域294内のピクセルを検査する。画像処理ソフトウェア214は、第3のタンパク質の有無を特定するために領域296内のピクセルを検査する。
1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、所与の領域内のピクセルを検査し、第1の色を有する領域内のピクセルの数を閾値と比較する。この数が閾値を超えるとき、タンパク質は、存在するとみなされる。この数が閾値を超えないとき、タンパク質は、存在しないとみなされる。以下の例は、注目領域内の2つの領域を有する12フィンガコームの数を示す。したがって、コームは、2つのタンパク質の有無を検出するように構成される。
以上の例では、12フィンガコームのフィンガの2つの領域のそれぞれに対して、白色ピクセルの数をリストアップする。これらの値は、タンパク質1およびタンパク質2のそれぞれの有無を対応する試験管内の物質と関連付けるために50の閾値と比較される。
1つの実施形態では、制御領域は、各フィンガ上に設けられる。以上の表に示すように、1つの実施形態では、制御領域は、閾値を超える値を常に提供すべきである。制御領域は、実行される分析に関するエラーチェックとして使用することができる。
1つの実施形態では、第1の色に設定されるピクセルは、さらに、タンパク質発現レベルの指標を提供するために検査される。1つの例では、所与の領域に関して第1の色に設定されることになるピクセルの平均ピクセル色が決定される。平均ピクセル色は、タンパク質発現を少なくとも2つのレベルの1つに分類するためにコントローラにより使用される。1つの例では、タンパク質発現の8つのレベルまでを提供する。タンパク質発現のレベルは、データベース216内のタンパク質マーカ情報220に含まれる。
図6に戻れば、画像処理ソフトウェア214は、ブロック286が表すように、特定のバンドをフィンガ122を含んだ試験管と関連付ける。
1つの実施形態では、7つの試験管スタンド100の試験ストリップコーム部材120は、システム200により分析された。各試験ストリップコーム部材120は、12本のフィンガを有し、各試験管スタンド100は、96本の試験管を保持した。これは、672個のサンプルに等しい。各試験管スタンド100は、約30秒で分析された。56個の試験ストリップコーム部材120のうち、5つはシステム200により正しく画像処理されなかった。これは、約9パーセントのエラーに等しい。適切に画像処理された試験ストリップコーム部材のうち、読み取られる612本のフィンガから、1つの試験ストリップコーム部材120の1つのフィンガ122が正しく読み取られなかった。これは、約0.1パーセントのエラーに等しい。システム200の総合精度は、約90.9パーセントだった。
1つの実施形態では、4つの試験管スタンド100の試験ストリップコーム部材120は、システム200により分析された。各試験ストリップコーム部材120は、12本のフィンガを有し、各試験管スタンド100は、96本の試験管を保持した。これは、384個のサンプルに等しい。各試験管スタンド100は、約30秒で分析された。32個の試験ストリップコーム部材のうち、2つはシステム200により正しく画像処理されなかった。これは、約6パーセントのエラーに等しい。適切に画像処理された試験ストリップコーム部材のうち、すべてのフィンガ122が正しく読み取られた。システム200の総合精度は、約93.8パーセントだった。
1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、コントローラ210と結合するディスプレイ装置上に画像124を提供するユーザインターフェースを含む。ユーザは、画像を評価し、画像が適切でないとき、取得をやり直すことを選択する。画像が適切でない可能性がある理由の1つの例は、試験ストリップコーム部材120が第1のプレート242と第2のプレート244との間の溝に逆さに挿入されたことである。ユーザインターフェースは、この機能を実行するための取消選択肢を含む。
1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、較正ルーチンを含み、それにより、画像処理ソフトウェア214は、試験ストリップコーム部材120の注目領域290のバンドを正しく認識するように較正することができる。
システム200は、一貫した分析を提供し、オペレータに依存しない。様々なオペレータの主観が除去され、一貫した分析を提供する。試験ストリップコーム部材のある処理から試験ストリップコーム部材の別の処理にわたって、この一貫した分析が行われる。カラーレベルは、購入された試験ストリップコーム部材の様々なロットにより異なる。カラーレベルの差は、決定を行う前の画像の「規格化」により避けることができる。カラーレベルの差は、各ロットに関する基準を分析することにより避けることもできる。システム200は、さらに、必要に応じて別の分析のために画像124を保管し、それにより、記録の保存を強化する。システム200は、処理時間を低減する。
図13を参照して、システム400を示す。システム400は、システム200またはシステム300とほぼ同様にコーム部材120の画像を処理する。システム400は、複数の試験ストリップコーム部材120を支持するコンベアシステム402を含む。システム400は、コンベアシステム402の駆動ホイール406に結合する駆動システム404を含む。駆動システム404は、モータ408から動力を受け取り、ホイール406を駆動する。1つの実施形態では、モータ408の動作は、コントローラ210により制御される。
図13に示すように、カメラ202は、コンベアシステム402の搬送部材410よりも上に配置される。例示的な搬送部材410は、ベルトおよび他の支持面を含む。それに加えて、1つまたは複数の照明412は、カメラ202により見えるように、搬送部材410の視野領域414を照明するために搬送部材410よりも上に配置される。照明412は、搬送部材410の視野領域414にほぼ均一な照明をもたらす。1つの実施形態では、照明412は、スクリーンなどの拡散物体で反射させるために搬送部材410から見て外方に向く可能性があり、拡散物体は、搬送部材410の視野領域414の方に光を再び戻す。
図示した実施形態では、駆動システム404は、コントローラ210の制御のもとで搬送部材410を方向416に前進させる。1つの実施形態では、コントローラ210は、コンベアシステム402の動作を制御せず、むしろ、コンベアシステム402は、コントローラ210が設定していない一定の速度で前進する。搬送部材410の前進により、個々の試験ストリップコーム部材120は、搬送部材410の視野領域414に持ち込まれ、カメラ202により撮像される。図示するように、コーム部材120Aは、搬送部材410の視野領域414を出て、容器418まで移動する準備ができ、ここで、コーム部材120Bは、搬送部材410の視野領域414内にあり、カメラ202により撮像され、コーム部材120Cは、搬送部材410の視野領域414の方に前進し、カメラ202により撮像される。
本明細書に述べるように、植物原料および他の破片が、第1のプレート242に付着する可能性がある。システム400では、搬送部材410は、第1のプレート242として機能する。1つの実施形態では、搬送部材410は、試験ストリップコーム部材120と対比するために、全体的に暗い色を有する。搬送部材410の上部表面は、第1のプレート242と同様に、それに付着する植物原料および他の破片を有する可能性がある。システム400は、不要な任意の植物原料または破片を取り除くために搬送部材410の上部表面を浄化する浄化システム420を含む。浄化システム420は、コンベアシステム402の下側に配置される。1つの実施形態では、浄化システム420は、任意の植物原料または破片を拭き取るために搬送部材410の上部表面(ここでは下部表面)に接触するワイパを含む。
図14を参照して、システムの変形形態400’を示す。システム400’では、複数のカメラ、すなわち図示したカメラ202Aおよび202Bを提供する。カメラ202Aは、搬送部材410の上部表面の第1の視野領域414Aを撮像するが、カメラ202Bは、搬送部材410の上部表面の第2の視野領域414Bを撮像する。カメラ202Aおよび202Bは、各試験ストリップコーム部材120の冗長な画像を提供する。したがって、コントローラ210は、試験ストリップコーム部材120のそれぞれに関してさらに分析するために好ましい画像を選択することができる。さらに、コントローラ210は、各試験ストリップコーム部材120に関して、カメラ202Aにより取得画像およびカメラ202Bにより取得画像のどちらも分析することができる。次に、これらの結果は、タンパク質または他の分析物の有無の特定を一貫させるために比較することができる。
1つの実施形態では、試験ストリップコーム部材120は、コンベアシステム402の搬送部材410上に手で配置される。1つの実施形態では、試験ストリップコーム部材120は、フィーダシステムによりコンベアシステム402の搬送部材410上に配置される。変形システム400”の一部分として、例示的なフィーダシステム422を図15に示す。図示した実施形態では、フィーダシステム422は、試験ストリップコーム部材120を搬送部材430上で搬送する第2のコンベアであり、カメラ202により撮像するために試験ストリップコーム部材120をコンベアシステム402の搬送部材410上に配置するように動作する。
搬送部材430は、モータ426により駆動される駆動システム424により方向438に前進する。モータ426は、コントローラ210により制御される。搬送部材430上の試験ストリップコーム部材120の間隔は、ランダムである可能性がある。しかし、フィーダシステム422は、試験ストリップコーム部材120をほぼ均一な間隔で搬送部材410上に配置するように制御される。したがって、搬送部材430の速度は、搬送部材430上の試験ストリップコーム部材120の配置に基づいて、増加または減少させる必要がある可能性がある。1つの実施形態では、所与の試験ストリップコーム部材120がフィーダシステム422の出口領域に位置するときを示すように、センサ440が提供される。例示的なセンサは、光センサを含む。センサ440は、フィーダシステム422の出口領域内の試験ストリップコーム部材120の有無を表示する。次に、コントローラ210は、搬送部材430の前進速度を制御する。
第2のコンベアシステムをフィーダシステム422として図示するが、他のタイプのフィーダシステムを実装することができる。1つの実施形態では、フィーダシステム422は、複数のコーム部材120を保持するトレイと、プリンタの供給トレイと同様にコンベアシステム402上にコーム部材120を1つずつ供給するピックアップ機構部とを含む。1つの実施形態では、システム400”は、システム400’と同様に、第2のカメラをさらに含む。
図16を参照して、変形システム400’’’を示す。システム400’’’は、コンベアシステム402よりも上に配置される第2のコンベアシステム450を含む。第2のコンベアシステム450の搬送部材452は、視野領域414内に配置される試験ストリップコーム部材120をカメラ202が撮像し続けることができるように少なくとも部分的に透明である。第2のコンベアシステム450は、モータ454が動力を与える駆動システム456により駆動される。モータ454は、コントローラ210により制御される。1つの実施形態では、コントローラ210は、搬送部材410および搬送部材452を同じ速度であるが反対方向に駆動する。
第2のコンベアシステム450は、試験ストリップコーム部材120が視野領域414内に配置されたとき、試験ストリップコーム部材120が全体的に平坦になるように配置される。試験ストリップコーム部材120は、搬送部材410の上部表面上に配置されるとき、丸まる傾向がある可能性がある。したがって、搬送部材452の搬送部材410からの間隔は、試験ストリップコーム部材120のフィンガの任意の変形を低減するために選択することができる。搬送部材452は、不要な任意の植物原料または他の破片を取り除くために浄化システム460により浄化される。浄化システム460は、ワイパユニットとすることができる。
1つの実施形態では、システム400’’’は、システム400”と同様のフィーダシステム、および/またはシステム400’と同様の第2のカメラを含む。
図17を参照して、システム200および400のいずれか1つを使用するための例示的な処理500を示す。この処理は、読取装置300を実装するシステム200と共に使用するものとして示す。処理するために、1つまたは複数のコーム部材120を受け取る。ブロック502が表すように、システム200を較正する必要があるかないかが決定される。照明ユニット320の出力が時間と共に変化し、光の色特性および/または光の強度の変化をもたらすことができる。ブロック504が表すように、システム200を較正することが決定されると、較正ルーチンが実行される。
例示的な較正ルーチン506を図25に示す。図25を参照すれば、ブロック508が表すように、ユーザは、画像処理ソフトウェア214のユーザインターフェースを通して較正モードを選択する。例示的なユーザインターフェース520を図27に示す。
図27を参照すれば、較正入力要素522および処理入力要素524が、ユーザインターフェース520の一部分として提供される。入力要素522および524のそれぞれは、マウスにより、またはタッチスクリーン上の対応する領域を押すことにより選択することができるボタンとして示されるが、任意の適切な入力要素を実装することができる。較正モードを入力するのに、オペレータは、較正入力要素522を選択する。コーム部材120の画像を取得する処理モードを入力するのに、オペレータは、処理入力要素524を選択する。ユーザインターフェース520の第1の部分526は、カメラ202からライブ画像を提供する。ユーザインターフェース520の第2の部分528は、処理用に選択された最近の記憶画像を提供する。
図25に戻れば、ブロック510が表すように、較正目標がカメラ202により撮像される。較正目標は、コーム部材120の画像を分析するために1つまたは複数の設定値を決定するのに、画像処理ソフトウェア214に基準を提供する。これらの設定値は、設定値ファイル213(図4を参照)内に記憶することができる。1つの実施形態では、これらの設定値は、ユーザが規定することができ、ユーザインターフェース520の設定値入力要素530(図27を参照)を選択することにより設定することができる。1つの実施形態では、これらの設定値は、画像処理ソフトウェア214により設定される。1つの実施形態では、オペレータは、光源320を少なくとも10分間作動させ、光源320を定常状態にすることができる。
例示的な較正目標540を図26に示す。較正目標540は、一般に、第1の色を有する背景542と、第2の色を有する第1の領域544と、第3の色を有する第2の領域546とを含む。1つの実施形態では、第1の色は白色であり、第2の色は赤色であり、第3の色は青色である。ステップ510の間、較正目標540の画像が取得される。画像処理ソフトウェア214は、取得画像を評価し、カメラ202に関連する1つまたは複数の設定値を決定する。1つの例では、背景542の中央領域548のピクセル値は、光源320の現在の輝度を特定するために分析され、第1の領域544および第2の領域546のピクセル値は、光源320の現在の色バランスを特定するために分析される。
図25に戻れば、ブロック512が表すように、較正ステップによる設定値の任意の変化は、設定値ファイル213内に記憶される。例示的な設定値には、露出時間、赤色バランス、および青色バランスが含まれる。
図17に戻れば、較正モードが選択されないとき、処理モードが選択される。1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、処理モードを規定値に設定する。1つの実施形態では、処理モードは、処理入力要素524を用いて選択される。任意の試験ストリップコーム部材120を分析する前に、オペレータは、ユーザインターフェース520を通して画像処理ソフトウェア214に対するいくつかの基準を指定する。
図27に戻れば、オペレータは、入力装置550によりファイルパスを指定する。さらに、オペレータは、第1のタンパク質入力要素552によりコーム部材120が目標にされる第1のタンパク質と、第2のタンパク質入力要素554によりコーム部材120が目標にされる第2のタンパク質とを指定することができる。図示した実施形態では、第1のタンパク質入力要素552および第2のタンパク質入力要素554は、タンパク質データベース215(図4を参照)内に記憶されたタンパク質が存在するドロップダウンリストである。
オペレータが選択のすべてを行うと、画像処理ソフトウェア214は、試験ストリップコーム部材120を分析する準備ができたことをインジケータ560によりオペレータに表示する。1つの実施形態では、インジケータ560は、画像処理ソフトウェア214が画像を取得する準備ができたときは緑色などの第1の色、および画像処理ソフトウェア214が画像を取得する準備ができていないときは赤色などの第2の色を有するカラー領域である。1つの例では、インジケータ560は、画像処理ソフトウェア214が試験管スタンド100内のどのコーム部材を読み取ったばかりかをオペレータに表示する数値インジケータ562をさらに含む。画像処理ソフトウェア214は、試験管スタンド100内にコームはいくつあるか、各試験ストリップコーム部材120が有するフィンガの数、および個々のフィンガの注目領域の位置に関する情報を画像処理ソフトウェア214に教示する値を記憶した。1つの実施形態では、これらの設定値は、設定値ファイル213内に記憶され、オペレータにより変更可能である。1つの実施形態では、これらの設定値は、設定値ファイル213内に記憶されず、オペレータがアクセスすることができない。
1つの実施形態では、インジケータ560は、数値インジケータ562が試験管スタンド100に関して予想されるコーム部材120の総数よりも少ないときは緑色、画像が処理されている間、または所与の試験管スタンド100に関して目標数の試験ストリップコーム部材120が分析されると赤色である。試験ストリップコーム部材120の次の試験管スタンド100に移る前に、オペレータは、入力装置550に対する入力値、場合により第1のタンパク質入力要素552および第2のタンパク質入力要素554の一方または両方に対する入力値を変更することができる。
図17に戻れば、画像処理ソフトウェア214は、ブロック570が表すように、各コーム部材120に関して、画像を記憶する。画像処理ソフトウェア214は、ブロック572が表すように、記憶された画像をさらに分析する。次に、画像処理ソフトウェア214は、ブロック574が表すように、分析データに関して後処理を行う。後処理は、分析データの記憶および報告を含む。1つの実施形態では、試験管スタンド100に関するコーム部材120のすべての分析を終了すると、画像処理ソフトウェア214は、各コーム部材120の各フィンガに関するタンパク質1およびタンパク質2のそれぞれの有無を示す結果表を出力する。1つの例では、この情報は、テキストファイルとして出力される。1つの実施形態では、これらの結果は、記憶された画像へのリンクと共にデータベース内に記憶される。1つの実施形態では、記憶された画像および任意の結果情報を含む報告が生成される。
図18を参照して、画像処理ソフトウェア214の例示的な画像取得処理手順580を示す。ブロック582が表すように、様々なパラメータが設定値ファイル213から読み取られる。1つの実施形態では、設定値ファイル213内に記憶されたすべての設定値は、画像処理ソフトウェア214内に同時に読み取られる。設定値ファイル213から読み取られた例示的なパラメータには、画像に関する宛先パス(P)および目標ライン番号(N)が含まれる。目標ライン番号(N)は、試験ストリップコーム部材120が存在するとき、検出用のセンサまたはトリガの列に対応する。1つの実施形態では、カメラ202は、1280x960の分解能を有する。目標ライン番号(N)は、試験ストリップコーム部材120のフィンガの注目領域のすべてが画像内に見える、試験ストリップコーム部材120のサイズを与えられる画像において十分に低くなるように選択される。図19Aおよび19Bに関して本明細書に説明するように、目標ライン番号(N)に関する条件が合うとき、対応する画像が記憶される。
図18に戻れば、画像処理ソフトウェア214は、ブロック584が表すように、一定のフレーム速度で画像を取得する。1つの実施形態では、一定のフレーム速度は、1秒当たり20フレームである。各取得フレームは、ブロック586が表すように、取得フレームを現在のコームの画像として記憶すべきかどうかを決定するために個々のフレーム処理手順により処理される。
画像処理ソフトウェア214の例示的な個々のフレーム処理手順590を図19Aおよび19Bに示す。図19Aを参照すれば、ブロック592が表すように、現在の取得フレームは、ユーザインターフェース520の第1の部分526に表示される。画像処理ソフトウェア214は、ブロック594が表すように、それが較正モードまたはデモモードであるかどうかを特定する。画像処理ソフトウェア214が較正モードまたはデモモードのいずれかであるとき、個々のフレーム処理手順は完了し、画像処理ソフトウェア214は、図18のブロック584に戻る。画像処理ソフトウェア214が較正モードまたはデモモードのいずれでもないとき、画像処理ソフトウェア214は、ブロック598が表すように、フレーム処理変数をロックするかどうかを決定する。フレームが記憶されているとき、フレーム処理変数はLOCKに設定される。これは、フレームの記憶が完了するまで、カメラ202が取得した画像をそれ以上分析しないように画像処理ソフトウェア214に示す。ブロック600が表すように、現在画像が記憶されていないことを意味するUNLOCKにフレーム処理変数が設定されるとき、画像処理ソフトウェア214は、現在の取得フレームが試験ストリップコーム部材120の画像を含むかどうかを特定する。
ブロック600では、画像処理ソフトウェア214は、列600などの目標ライン番号(N)のピクセルを分析する。画像処理ソフトウェア214は、最初に、目標列のピクセルのすべてに関する平均輝度を計算する。カメラ202はカラーカメラなので、各ピクセルに関する平均輝度は、そのピクセルの赤色値、緑色値、および青色値の平均輝度である。その際、所与のピクセルのこの平均輝度は、目標列のピクセルのすべての平均であり、目標列に関する全体平均輝度を提供する。1つの実施形態では、各ピクセルは、0から255の範囲の輝度レベルを有する。画像処理ソフトウェア214は、目標列の平均輝度値を第1の閾値と比較する。1つの実施形態では、第1の閾値は150である。目標列の平均輝度値が150を超える場合、画像処理ソフトウェア214は、フレームを評価し続ける。その他の場合、画像処理ソフトウェア214は、ブロック584に戻る。
目標列の平均輝度値が150を超える場合、画像処理ソフトウェア214は、輝度値の幅を特定する。コームが存在する場合、目標列内の多くのピクセルは、高い輝度値を有するべきである。画像処理ソフトウェア214は、第1の閾値を超える、目標列の個々のピクセルの数を特定する。この数が第2の閾値を超える場合、画像処理ソフトウェア214は、個々のフレーム処理手順590を続ける。その他の場合、画像処理ソフトウェア214は、ブロック584に戻る。1つの実施形態では、第2の閾値は、300ピクセルである。
フレームが第2の閾値を満たした場合、画像処理ソフトウェア214は、ブロック602が表すように、フレーム処理変数をLOCKに設定する。次に、画像処理ソフトウェア214は、ブロック606が表すように、ユーザインターフェース520の第2の部分528にフレームを表示し、ブロック608が表すように、フレームを記憶する。ユーザインターフェース520の第2の部分528におけるフレームの表示は、現在の試験ストリップコーム部材120に関してこのフレームを記憶していることをオペレータに表示する。フレームが満足であるように見える場合、オペレータはそれ以上何もする必要がない。画像処理ソフトウェア214が個々のフレーム処理手順590を出ると、オペレータは、次の試験ストリップコーム部材120を提供することができる。フレームが満足であるように見えない場合、オペレータは、ユーザインターフェース520の取消入力596(図27を参照)を選択することができる。これは、検出される次の試験ストリップコーム部材120が最後に保存した試験ストリップコーム部材120に上書きする必要があることを画像処理ソフトウェア214に警告する。
画像処理ソフトウェア214がフレームの保存を終了すると、画像処理ソフトウェア214は、次の取得フレームの目標列がブロック600に関して説明した閾値を満たすかどうかを判別するためにチェックする。イエスであれば、画像処理ソフトウェア214は、ループし、後続のフレームをチェックし続ける。ノーであれば、画像処理ソフトウェア214は、ブロック612が表すように、フレーム処理変数をUNLOCKに設定する。画像処理ソフトウェア214が、フレーム処理変数設定値をUNLOCKに設定するとき、インジケータ560の数値インジケータ562も増加し、コームをさらに分析すべき場合、インジケータ560は緑色に変わる。
図20を参照して、例示的な画像分析処理手順620を示す。画像分析処理手順620は、ブロック622が表すように、記憶画像内に試験ストリップコーム部材120を配置する。画像分析処理手順620は、記憶画像の方向を合わせ、その結果、ブロック624が表すように、試験ストリップコーム部材120を好ましい方向に示す。1つの実施形態では、好ましい方向により、フィンガはほぼ垂直に走る。画像分析処理手順620は、ブロック626が表すように、任意の遠近感歪みに関して記憶画像をさらに補正する。
画像分析処理手順620は、ブロック628が表すように、試験ストリップコーム部材120に関する1つまたは複数の注目領域を特定する。1つの実施形態では、各フィンガの注目領域は、フィンガ122の第2の領域126(図3を参照)に相当する。1つの実施形態では、各フィンガの注目領域290は、フィンガの定められた下端部からの設定距離であり、注目領域は、設定長さを有する。
画像分析処理手順620は、ブロック630が表すように、注目領域の色を平均化する。注目領域の色を平均化することにより、背景色を考慮することができる。しばしば、フィンガは、フィンガ122を変色させる植物組織により緑色に見える可能性があり、フィンガ122を変色させる泥により赤みを帯びたように見える可能性がある。1つの実施形態では、各フィンガの注目領域は、他のフィンガとは独立に色を平均化される。1つの例では、バンドを含む注目領域の平均値は、赤色=100、緑色=100、および青色=125である。赤色、緑色、および青色の構成要素のそれぞれは、赤色=150、緑色=150、および青色=150となる平均値をもたらすようにスケーリングされる。これは、色変化を所与の領域内に維持しながら、ある領域から別の領域までの任意の色変化全体の影響を除去する。
画像分析処理手順620は、ブロック632が表すように、目標タンパク質が存在するかしないかを特定するために各フィンガの注目領域のバンドを読み取る。1つの実施形態では、バンド領域の各ピクセルは、タンパク質が存在するかしないかをピクセルが示すかどうかを判別するために評価される。1つの実施形態では、ピクセルの赤色値が赤色閾値を超え、ピクセルの青色値が青色閾値を超え、ピクセルの緑色値が緑色閾値を超える場合、ピクセルは、タンパク質が存在することを示す。他の場合には、ピクセルは、タンパク質が存在しないことを示す。平均ピクセル値全体ではなく、ピクセルの個々の赤色値、青色値、および緑色値に基づいて各ピクセルを分類することにより、画像処理ソフトウェア214は、マトリクス効果を考慮することができる。例示的なマトリクス効果は、葉緑素または(目標タンパク質以外の)他のいくつかの植物原料がフィンガ上のバンド位置でさらに結合するときに存在する。これは、赤色ではなく緑色である特有のバンドを生成することができる。この特徴は、ピクセルの平均値全体ではなく、ピクセルの構成要素の色を見ることによりピックアップされる。
画像分析処理手順620は、ブロック634が表すように、各フィンガの各タンパク質(バンド)に関する結果をさらに記録する。1つの実施形態では、質的指標(YまたはN)が提供される。バンド内のピクセルの閾値数が上述の構成要素の色基準を満たす場合、タンパク質が存在する(Y)とみなされ、または、その他の場合、存在しない(N)とみなされる。1つの実施形態では、閾値数は60ピクセルである。1つの実施形態では、量的指標が提供される。例示的な量的指標は、上述の構成要素の色基準を満たす、バンド内のピクセル数である。量的結果は、発現レベルを提供するために使用することができる。その際、これらの結果は、テストストリップデータベース216またはテキストファイルのいずれかの中に記憶される。
図20のブロック622に関して述べるように、画像分析処理手順620は、記憶画像内にコームを配置する。記憶画像内にコーム120を配置するための例示的な処理手順640を図21に提供する。画像処理ソフトウェア214は、ブロック642が表すように、設定値ファイル213から閾値ゲインパラメータおよび他の任意のパラメータを読み取る。これらのパラメータには、バンド対斑点とみなす隣接ピクセルの数の閾値が含まれる。設定値ファイル213の値は、ブロック572の動作の始めに設定値ファイル213から読み取られる。
処理手順640は、ブロック644が表すように、色閾値を決定するために、赤色値、青色値、および緑色値に関する平均背景強度を使用する。これは、光320の輝度を調整する。本明細書に述べるように、画像の列(N)は、画像を記憶すべきときを決定するためのトリガとして使用される。平均背景強度は、列(N)よりも低い記憶画像の領域から計算される。この領域は、コーム120の一部分を全く含まないように選択される。赤色、緑色、および青色に関して、平均背景強度値を見出す。
次に、記憶画像は、ブロック646が表すように、平均背景強度に基づいて閾値が決定される。閾値は、暗青色または暗赤色となる領域がコーム120の一部分と確実にみなされるように色ごとである。ピクセルの値が閾値よりも大きい場合、ピクセルに白色値を割り当てる。その他の場合、ピクセルに黒色を割り当てる。
次に、閾値画像は、ブロック648が表すように、小さい斑点を除去するために分割される。斑点は、コーム120上の植物原料により発生し、またはその他、カメラ202の視野に発生する可能性がある。1つの実施形態では、白色ピクセルに関して,閾値画像をスキャンする。このピクセルにマークを付けられる。次に、すべての隣接する白色ピクセルにマークを付けられ、次に、これらのピクセルに隣接するすべての白色ピクセルにマークを付けられる。これは、隣接する白色ピクセルをそれ以上検出しなくなるまで続く。その点で、この連続する領域にマークを付けたピクセルの数を閾値数と比較する。ピクセルは、閾値数よりも大きい場合、白色のままである。その他の場合、ピクセルは黒色に変わる。1つの例では、閾値は10個の連続するピクセルである。これは、画像全体の評価が完了するまで続く。
ブロック650が表すように、記憶画像内の試験ストリップコーム部材120の底部の位置を特定する。1つの実施形態では、画像の中央で列を選択する。左側から開始し、列内のピクセルは、白色ピクセルを特定するまで検査される。白色ピクセルを特定すると、画像処理ソフトウェア214は、列を下方に移動し、そのピクセルが白色ピクセルであるかどうかを特定する。イエスであれば、画像処理ソフトウェア214は、別の列を下方に移動する。ノーであれば、画像処理ソフトウェア214は、次の白色ピクセルに到達するまで右へ続ける。この階段ステップは、記憶画像の右側に到達するまで続く。最後に特定された白色ピクセルに続く列にコーム120の底部を割り当てる。
ブロック652が表すように、コーム基準を決定する。コーム基準は、コーム120が存在することがわかる、記憶画像内の列に対応する。1つの実施形態では、コーム基準は、コーム120の底部として特定された列より上方のオフセット量である。
図20のブロック624に関して述べるように、画像分析処理手順620は、記憶画像内のコームの傾斜を除去する。記憶画像内のコーム120の傾斜を除去するための例示的な処理手順670を図22に提供する。
画像処理ソフトウェア214は、ブロック672および674が表すように、試験ストリップコーム部材120の左端部672(図3を参照)、および試験ストリップコーム部材120の右端部674(図3を参照)を特定する。これらの端部は、ブロック676が表すように、試験ストリップコーム部材120の傾斜角度を特定するために使用される。左端部672および右端部674を使用するが、試験ストリップコーム部材120の傾斜角度または回転行列を特定するために、記憶画像の他の特徴部を使用することができる。
1つの実施形態では、ラインの2点特定を使用して左端部を特定する。コーム基準列の最も左のピクセルにおいて、画像処理ソフトウェア214は、白色ピクセルを検出するまで右に移動する。この点は、第1の点としてマークを付けられる。次に、画像処理ソフトウェア214は、コーム基準列から、例えば100列下までの列オフセット量で同じことを行う。このピクセルは第2の点としてマークを付けられる。これら2つの点は、垂直からの角度が第1の傾斜角度であるラインを特定するために使用される。右端部を同様に特定するが、最も右のピクセルから開始し、左に移動する。得られた垂直からの角度は、第2の傾斜角度である。これら2つの傾斜角度の平均値は、試験ストリップコーム部材120の傾斜角度に決定される。
ブロック678が表すように、記憶画像に関する傾斜行列を特定する。例示的な回転行列を以下に提供するが、ここでΦは傾斜角度である。
その際、ブロック680が表すように、試験ストリップコーム部材120の傾斜を除去するために、回転行列を記憶画像に適用する。
図20のブロック626に関して述べるように、画像分析処理手順620は、記憶画像の遠近感を補正する。コーム120の遠近感を補正するための例示的な処理手順700を図23に提供する。ブロック702および704が表すように、コーム120の左端部672およびコーム120の右端部674を特定する。これらの端部を上述のように配置する。次に、ブロック706〜710が表すように、画像処理ソフトウェア214は、垂直軸消失点を特定し、同次変換行列を特定し、記憶画像内の任意の歪みまたは遠近感を補正するためにこの変換行列を適用する。ブロック706〜710の例示的な解決法に関する追加的な詳細は、Fangiら著、「PHOTOINTERPRETATION AND SMALL SCALE STEREOPLOTTING WITH DIGITALLY RECTIFIED PHOTOGRAPHS WITH GEOMETRICAL CONSTRAINTS」という名称の文献に見出され、この内容は、参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
図20のブロック628に関して述べるように、画像分析処理手順620は、記憶画像内のコーム120の各フィンガ122の注目領域を特定する。記憶画像内のコーム120の各フィンガ122の注目領域を特定するための例示的な処理手順720を図24Aおよび24Bに提供する。
ブロック722が表すように、記憶画像内のコーム120の左端部および右端部を特定する。1つの実施形態では、左端部および右端部は、上述のように見出される。コーム120の左端部と右端部との間の間隔は、第1の距離を提供する。この距離は、分析されたコーム120の記憶された既知の距離と比較される。2つの距離の比率は、コーム120の画像に関する縮尺率を提供する。この縮尺率は、ブロック724が表すように、任意の画像縮尺効果を説明する。コーム120の画像の他の特徴部は、縮尺率を決定するために既知の量と比較することができる。
コーム120上のフィンガ122の数は、ブロック726が表すように、設定値ファイル213から読み取られる。画像処理ソフトウェア214は、コーム基準列の最も左のピクセルで開始し、白色ピクセルを検出するまで右に移動する。この点は、ブロック728が表すように、最も左のフィンガの左端部として特定される。画像処理ソフトウェア214は、次の端部を検出するまで続けるが、次の端部は、ブロック730が表すように、最も左のフィンガの右端部として特定される。最も左のフィンガの左端部と右端部との間隔は、縮尺率により縮尺され、既知のフィンガ幅と比較される。特定された値が許容値内であれば、画像処理ソフトウェア214は、ブロック732に移動する。その他の場合、画像処理ソフトウェア214は、ブロック728に戻り、別の列の画像を当たる。
画像処理ソフトウェア214は、ブロック732が表すように、最も左のフィンガの底部の位置を特定する。1つの実施形態では、画像処理ソフトウェア214は、左端部として特定されたピクセルと右端部として特定されたピクセルとの間、および同じ列のピクセルのすべてを検査する。白色ピクセルの数が閾値数を超えた場合、画像処理ソフトウェア214は、1つ下の列に移動し、それらのピクセルを検査する。これは、白色ピクセルの数が閾値量を下回る列に到達するまで続く。これが起こるとき、その列の真上の列は、フィンガ122の底部列として特定される。
画像処理ソフトウェア214は、ブロック734が表すように、最も左のフィンガ122の注目領域の頂部および底部の位置を特定する。注目領域の頂部および底部の位置は、フィンガ122の底部から設定値ファイル213内に記憶された既知の値である。したがって、縮尺率および既知の値を考慮することにより、画像処理ソフトウェア214は、注目領域の頂部および底部を特定することができる。
注目領域内のバンドの数は、ブロック726が表すように、設定値ファイル213から読み取られる。注目領域内のバンドの位置は、設定値ファイル213から読み取られた既知の値である。注目領域内のバンドの境界の位置は、縮尺率および既知の値を考慮することにより、画像処理ソフトウェア214が特定する。画像処理ソフトウェア214は、ブロック740が表すように、最後に分析したフィンガ122が最も右のフィンガであるかどうかを特定する。ブロック728に戻るように制御されない場合、次のフィンガ122の左端部および右端部が特定される。この処理は、すべてのフィンガの分析が完了するまで続く。
本発明を例示的な構造に関して説明してきたが、本発明は、本開示の技術的思想および範囲内でさらに変更することができる。さらに、本出願は、本発明が属する分野で既知の実施方法または慣用の実施方法内で起こる本発明からの逸脱も範囲内に含めるものとする。
100 試験管スタンド
106 試験管
120 試験ストリップコーム部材
122 フィンガ
124 フィンガの下部分
126 フィンガの第2の領域
242 第1のプレート
244 第2のプレート
252 光源
254 検出器

Claims (31)

  1. 複数の離間したフィンガを有する試験ストリップコーム部材を分析する方法であって、前記フィンガのそれぞれは、対応する植物原料に曝され、前記フィンガのそれぞれは、前記対応する植物原料の1つまたは複数の植物分析物の存在を示すように構成される方法において、
    前記試験ストリップコーム部材の前記複数のフィンガの電子画像を取得するステップと、
    前記試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および前記試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために電子コントローラにより前記電子画像を分析するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記第1の植物分析物は、前記第2の植物分析物と同じである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記試験ストリップコーム部材の前記複数のフィンガの前記電子画像を取得する前記ステップは、
    カメラの視野を監視するステップと、
    前記カメラの前記視野内の前記試験ストリップコーム部材の存在を検出するステップと、
    前記試験ストリップコーム部材が前記カメラの前記視野内で検出されるとき、コンピュータ読取可能媒体上に前記試験ストリップコームの前記複数のフィンガの前記電子画像を記憶するステップと
    を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記カメラの前記視野内の前記試験ストリップコーム部材の存在を検出する前記ステップは、
    前記カメラのフレームを取得するステップと、
    前記試験ストリップコーム部材の存在を特定するために前記取得フレームの一部分を分析するステップと
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記試験ストリップコーム部材の存在を特定するために前記取得フレームの前記一部分を分析する前記ステップは、
    前記取得フレームの前記一部分に関する平均ピクセル輝度値を特定するステップと、
    前記平均ピクセル輝度値を第1の閾値と比較するステップと、
    輝度値が前記平均輝度値を超える前記取得フレームの前記一部分のピクセルの数を特定するステップと、
    前記取得フレームの前記一部分のピクセル数を第2の閾値と比較するステップと、
    前記平均ピクセル輝度が前記第1の閾値を超え、前記取得フレームの前記一部分のピクセル数が前記第2の閾値を超えるとき、前記試験ストリップコーム部材の存在を特定するステップと、
    前記取得フレームをコンピュータ読取可能媒体上に前記電子画像として記憶するステップと
    を含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記電子画像はカラー画像であり、前記カラー画像の各ピクセルは、複数の色値を有し、前記試験ストリップコーム部材の前記第1のフィンガに関して前記第1の植物分析物が存在するかどうか、および前記試験ストリップコーム部材の前記第2のフィンガに関して前記第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために前記電子コントローラにより前記電子画像を分析する前記ステップは、
    前記第1のフィンガに対応する前記電子画像の第1の部分を分析するステップと、
    前記第1の部分の少なくとも1つの色値に基づいて前記第1の植物分析物が前記第1のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップと、
    前記第2のフィンガに対応する前記電子画像の第2の部分を分析するステップと、
    前記第2の部分の少なくとも1つの色値に基づいて前記第2の植物分析物が前記第2のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップと
    を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記第1の部分の少なくとも1つの色値に基づいて、前記第1の植物分析物が前記第1のフィンガに結合しているかどうかを特定する前記ステップは、
    前記第1の部分の各ピクセルに関して、
    第1の色値を第1の閾値と比較するステップと、
    第2の色値を第2の閾値と比較するステップと、
    前記第1の色値と前記第1の閾値との比較および前記第2の色値と前記第2の閾値との比較に基づいて、前記第1の分析物が存在することを示すもの、および前記第1の分析物が存在しないことを示すものに前記ピクセルを分類するステップと、
    前記第1の分析物が存在することを示すものとして分類された前記ピクセルの数に基づいて、前記第1の分析物が前記第1のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップと
    を含み、
    前記第2の部分の少なくとも1つの色値に基づいて、前記第2の植物分析物が前記第2のフィンガに結合しているかどうかを特定する前記ステップは、
    前記第2の部分の各ピクセルに関して、
    第1の色値を第1の閾値と比較するステップと、
    第2の色値を第2の閾値と比較するステップと、
    前記第1の色値と前記第1の閾値との比較および前記第2の色値と前記第2の閾値との比較に基づいて、前記第2の分析物が存在することを示すもの、および前記第2の分析物が存在しないことを示すものに前記ピクセルを分類するステップと、
    前記第2の分析物が存在することを示すものとして分類された前記ピクセルの数に基づいて、前記第2の分析物が前記第2のフィンガに結合しているかどうかを特定するステップと
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記電子画像内の余分な植物原料による前記電子画像からの緑色側への偏りを除去するステップをさらに含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記電子画像内の汚れによる前記電子画像からの赤色側への偏りを除去するステップをさらに含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記電子画像はカラー画像であり、前記カラー画像の各ピクセルは複数の色値を有し、本方法は、前記電子画像の色を平均化するステップをさらに含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記電子画像の色を平均化する前記ステップは、
    各フィンガの対応する注目領域を特定するステップと、
    前記第1のフィンガの前記対応する注目領域の色を平均化するステップと、
    前記第1のフィンガとは独立に前記第2のフィンガの前記対応する注目領域の色を平均化するステップと
    を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のフィンガの前記対応する注目領域の色を平均化する前記ステップは、
    前記第1のフィンガの前記対応する注目領域の前記ピクセルのすべての第1の平均色値が第1の値に等しくなるように、前記第1のフィンガの前記対応する注目領域の各ピクセルに関する第1の色値をスケール化するステップと、
    前記第1のフィンガの対応する注目領域の前記ピクセルのすべての第2の平均色値が第2の値に等しくなるように、前記第1のフィンガの対応する注目領域の各ピクセルに関する第2の色値をスケール化するステップと
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1の値は、前記第2の値と等しい、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複数のフィンガはそれぞれ、複数の離間したバンド位置を含む対応する注目領域を含み、前記試験ストリップコーム部材の前記第1のフィンガに関して前記第1の植物分析物が存在するかどうか、および前記試験ストリップコーム部材の前記第2のフィンガに関して前記第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために前記電子コントローラにより前記電子画像を分析する前記ステップは、
    前記第1のフィンガおよび前記第2のフィンガに関する前記電子画像内に前記対応する注目領域を配置するステップと、
    前記電子画像の少なくとも1つの平均背景強度に基づいて、前記画像の閾値を決定するステップと、
    小さい斑点を除去するために前記電子画像を分割するステップと
    を含む、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記第1のフィンガおよび前記第2のフィンガに関する前記電子画像内に前記対応する注目領域を配置する前記ステップは、
    前記電子画像内の前記試験ストリップコーム部材の方向を特定するステップと、
    前記試験ストリップコーム部材の前記第1のフィンガおよび前記第2のフィンガの方向を垂直に合わせるように前記画像の傾斜を除去するステップと、
    前記第1のフィンガに関して前記電子画像内に第1の基準位置を配置するステップであって、前記第1のフィンガの前記第1の注目領域は前記第1の基準位置に対する第1の既知の位置である、ステップと、
    前記第2のフィンガに関して前記電子画像内に第2の基準位置を配置するステップであって、前記第2のフィンガの前記第2の注目領域は前記第2の基準位置に対する第2の既知の位置である、ステップと
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のフィンガおよび前記第2のフィンガに関して前記電子画像内に前記対応する注目領域を配置する前記ステップは、遠近感歪みに関して前記電子画像を補正するステップをさらに含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 前記第1のフィンガおよび前記第2のフィンガに関して前記電子画像内に対応する注目領域を配置する前記ステップは、前記電子画像の縮尺率を決定するステップをさらに含む、請求項14から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 少なくとも1つの平均背景強度に基づいて前記画像の閾値を決定する前記ステップは、
    第1の色値に関する平均背景強度を決定するステップと、
    第2の色値に関する平均背景強度を決定するステップと、
    各ピクセルに関して、前記第1の色値の前記ピクセルの値が前記第1の色値の前記平均背景強度を超え、前記第2の色値の前記ピクセルの値が前記第2の色値の前記平均背景強度を超える場合、前記ピクセルに第3の色を割り当て、その他の場合、前記ピクセルに第4の色を割り当てるステップと
    を含む、請求項14から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第1の分析物の存在を特定する質的表示内容、および前記第2の分析物の存在を特定する質的表示内容を記憶するステップをさらに含む、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記第1の分析物の発現レベルを特定する量的表示内容、および前記第2の分析物の発現レベルを特定する量的表示内容を記憶するステップをさらに含む、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 前記試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に入ることができるように構成された頂部の開口部と、前記試験ストリップコーム部材が前記閉鎖構造部の前記内部から出ることができるように構成された底部の開口部とを有する閉鎖構造部を提供するステップをさらに含む方法であって、前記試験ストリップコーム部材の前記複数のフィンガの前記電子画像を取得する前記ステップは、前記試験ストリップコーム部材が前記閉鎖構造部の前記内部に配置される間に起こる、請求項1から20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 複数の離間したフィンガを有する試験ストリップコームを分析するためのシステムであって、前記フィンガのそれぞれは、対応する植物原料に曝され、前記フィンガのそれぞれは、前記対応する植物原料の1つまたは複数の植物分析物の存在を示すように構成され、前記システムは、
    カメラと、
    前記試験ストリップコーム部材が前記カメラの視野内で背景要素の前にある、背景要素と、
    前記カメラの前記視野にほぼ均一な照明を提供する光源と、
    前記カメラに動作可能に結合され、前記試験ストリップコーム部材の第1のフィンガに関して第1の植物分析物が存在するかどうか、および前記試験ストリップコーム部材の第2のフィンガに関して第2の植物分析物が存在するかどうかを特定するために前記試験ストリップコーム部材の前記複数のフィンガの電子画像を分析するように構成された電子コントローラと
    を含む、システム。
  23. 前記試験ストリップコーム部材が閉鎖構造部の内部に入ることができるように構成された頂部の開口部と、前記試験ストリップコーム部材が前記閉鎖構造部の前記内部から出ることができるように構成された底部の開口部とを有する閉鎖構造部をさらに含み、前記試験ストリップコーム部材の前記複数のフィンガの前記電子画像は、前記試験ストリップコーム部材が前記閉鎖構造部の前記内部に配置される間に取得される、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記背景要素は、前記試験ストリップコーム部材に対する対比用背景を提供する着脱可能プレートである、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記試験ストリップコーム部材を支持する搬送部材を有するコンベアシステムをさらに含み、前記電子コントローラは、前記コンベアシステムの駆動システムに動作可能に結合される、請求項22に記載のシステム。
  26. 前記背景要素は、前記コンベアシステムの前記搬送部材である、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記搬送部材から余分な植物破片を除去するために浄化システムをさらに含む、請求項25に記載のシステム。
  28. 前記試験ストリップコーム部材を前記コンベアシステム上に配置するフィーダシステムをさらに含む、請求項25に記載のシステム。
  29. 前記フィーダシステムは、前の試験ストリップコーム部材および後の試験ストリップコーム部材に対してほぼ均一な間隔で前記試験ストリップコーム部材を搬送部材上に配置する、請求項28に記載のシステム。
  30. 前記試験ストリップコーム部材の前記電子画像を表示する第1の領域と、
    前記電子コントローラが第2の試験ストリップコーム部材を分析する準備ができたときをオペレータに表示するインジケータを表示する第2の領域と
    を含むユーザインターフェースを表示するディスプレイ装置
    をさらに含む、請求項22から29のいずれか1項に記載のシステム。
  31. 試験ストリップコーム部材の設定値が分析され、前記ユーザインターフェースは、分析された試験ストリップ部材の数を前記ディスプレイ装置により表示する、請求項30に記載のシステム。
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