JP2013529900A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. 以下の構造的ドメインを含んだ融合タンパク質であって、該ドメインは、ＴＡＣＩ受容体のＢＡＦＦを結合するＣＲＤ２ドメインと、Ｂｒ３受容体のＢＡＦＦを結合するＣＲＤドメインとを融合することで得られる、融合タンパク質である、Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質。
2. 前記Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．１のアミノ酸配列のタンパク質である、請求項１記載の拮抗物質。
3. 前記Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．１のアミノ酸配列のＣ−末端のヒト免疫グロブリンのＦｃ断片のアミノ酸配列と接続するアミノ酸配列を有するタンパク質である、請求項１記載の拮抗物質。
4. 前記Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．２のアミノ酸配列のタンパク質である、請求項３記載の拮抗物質。
5. 前記Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質は、Ｎ−末端のシグナルペプチドと接続するタンパク質である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の拮抗物質。
6. 前記Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．３のアミノ酸配列のタンパク質である、請求項５記載の拮抗物質。
7. 前記Ｂ細胞活性化因子拮抗物質は、ヒト免疫グロブリンのＦｃ断片による二量体タンパク質の形態である、請求項３〜６のいずれか１項に記載の拮抗物質。
8. 請求項１〜６のいずれか１項に記載のＢ細胞活性化因子の拮抗物質をコードするヌクレオチド配列を有する核酸。
9. 前記ヌクレオチド配列は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．１０のヌクレオチド配列若しくはその縮重配列である、請求項８記載の核酸。
10. 前記ヌクレオチド配列は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．４のヌクレオチド配列若しくはその縮重配列である、請求項９記載の核酸。
11. 前記ヌクレオチド配列は、ＳＥＱ ＩＤ Ｎｏ．５のヌクレオチド配列若しくはその縮重配列である、請求項１０記載の核酸。
12. 請求項８〜１１のいずれか１項に記載のヌクレオチド配列を含む遺伝子ベクター。
13. 請求項１２記載の遺伝子ベクターを含む宿主細胞。
14. 自己免疫疾患の治療薬を製造するための、請求項１〜７のいずれか１項に記載のＢ細胞活性化因子の拮抗物質、請求項８〜１１のいずれか１項に記載のヌクレオチド配列、請求項１２記載の遺伝子ベクター、又は請求項１３記載の宿主細胞の利用。
15. 前記自己免疫疾患は、リューマチ性関節炎、全身性エリテマトーデス、又はシーグレン症候群である、請求項１４記載の利用。
16. 請求項１〜７のいずれか１項に記載のＢ細胞活性化の因子拮抗物質、請求項８〜１１のいずれか１項に記載のヌクレオチド配列、又は請求項１２記載の遺伝子ベクターが主要な活性成分である自己免疫疾患の治療薬。
17. 前記自己免疫疾患は、リューマチ性関節炎、全身性エリテマトーデス、又はシーグレン症候群である、請求項１６記載の自己免疫疾患の治療薬。
18. Ｂ細胞活性化因子の拮抗物質をコードする遺伝子を発現ベクターにローディングするステップと、該発現ベクターを宿主に移行させるステップと、該宿主を培養して増殖させるステップと、該宿主及び／又はその培養上澄液の単離及び純化によってＢ細胞活性化因子の拮抗物質を得るステップと、を含む、請求項１〜７のいずれか１項に記載のＢ細胞活性化因子の拮抗物質の調製方法。
19. 前記発現ベクターは、真核プラスミド発現ベクター、アデノウイルスベクター、又はアデノ関連ウイルスベクターである請求項１８記載の調製方法。
20. 前記宿主は真核細胞である、請求項１９記載の調製方法。
21. 前記単離および純化するステップは、米国ＧＥ社により製造されるＭａｂ−Ｓｅｌｅｃｔゲルカラム及びＳＰカラムクロマトグラフィーによる宿主の大規模培養上澄液の純化であり、その後にＢ細胞活性化因子の拮抗物質を得る、請求項２０記載の調製方法。