JP2015524413A5 - - Google Patents
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Description
患者に例えば癌または病原体に対するワクチンを接種するための方法が提供され、この方法は、患者に、抗原と、(a)(i)BTNL3タンパク質(このアミノ酸配列は、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166からなる)、または(ii)BTNL3タンパク質(このアミノ酸配列は、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%または95%同一のアミノ酸配列からなり、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166とのアミノ酸配列のアライメントウィンドウは、少なくとも80アミノ酸長である)に結合するアンタゴニスト抗体、または(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%または95%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含むバリアントBTNL3タンパク質(配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166とのアミノ酸配列のアライメントウィンドウは、少なくとも80アミノ酸長であり、バリアントBTNL3タンパク質は、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、バリアントBTNL3タンパク質は、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる)を投与することを含む。この抗原は、癌抗原または病原体に対する免疫応答を誘発することができる抗原であり得る。アンタゴニスト抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる。そのような方法において、アンタゴニスト抗BNTL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質は、この抗原の前に、それと同時に、またはその後に投与され得る。アンタゴニスト抗BTNL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質および抗原を含むワクチンが本明細書で企図される。
本発明は、例えば、以下の項目も提供される。
(項目1)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドと、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記BTNL3タンパク質が、少なくとも二量体であり、
前記BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目2)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドと、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記BTNL3タンパク質が、(a)のポリペプチドの分子量の少なくとも約2倍の分子量を有し、
前記BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目3)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも95%同一である、項目1または2に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目4)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも97%同一である、項目3に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目5)
前記(a)および(b)のポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸18〜236のアミノ酸配列を含む、項目4に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目6)
前記(a)および(b)のアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸237〜259を含まない、項目1〜5のいずれか一項に記載の多量体BNTL3タンパク質。
(項目7)
前記(a)および(b)のポリペプチドがそれぞれ、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一の前記アミノ酸配列に加えてさらなるアミノ酸配列を含む、項目1〜6のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目8)
前記(a)および(b)の前記さらなるアミノ酸配列がFcポリペプチドのアミノ酸配列である、項目7に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目9)
(i)前記Fcポリペプチドが天然ヒトFcポリペプチドのアミノ酸配列を含むか、または
(ii)前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含む、項目8に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目10)
前記(ii)のFcポリペプチドの前記アミノ酸配列が、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目9に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目11)
前記(ii)のFcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目10に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目12)
前記多量体BTNL3タンパク質が、ヒト新生児Fc受容体(FcRn)に結合することができる、項目8〜11のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目13)
前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列を含む、項目12に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目14)
前記天然ヒトFc領域がIgG1アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目15)
前記天然ヒトFc領域がIgG2アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目16)
前記天然ヒトFc領域がIgG4アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目17)
ホモ三量体またはより高次のホモ多量体である、項目1〜16のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目18)
ホモ四量体またはより高次のホモ多量体である、項目17に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目19)
ヘテロ多量体である、項目1〜16のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目20)
前記多量体BTNL3タンパク質が、
前記(a)または(b)のポリペプチドの分子量の約4倍の分子量、
前記(a)のポリペプチドの分子量の2倍と前記(b)のポリペプチドの分子量の2倍の約合計、
前記(a)のポリペプチドの分子量の3倍と前記(b)のポリペプチドの分子量の約合計、または
前記(a)のポリペプチドの分子量と前記(b)のポリペプチドの分子量の3倍の約合計を有する、項目1〜19のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目21)
BTNL3融合タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチドであって、配列番号2のアミノ酸18〜236との前記BTNL3融合タンパク質のアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長である、第1のポリペプチドと、
(b)前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列とは異なるアミノ酸配列を有し、少なくとも20アミノ酸長の配列番号2のアミノ酸237〜466の配列の断片を含まない、第2のポリペプチドと、を含み、
前記BTNL3融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、BTNL3融合タンパク質。
(項目22)
前記第2のポリペプチドがIgG Fcポリペプチドである、項目21に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目23)
前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目22に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目24)
前記Fcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目23に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目25)
前記Fcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目24に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目26)
前記BTNL3融合タンパク質がFcRnに結合することができる、項目23〜25のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目27)
前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目28)
前記天然ヒトFc領域がIgG1アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目29)
前記天然ヒトFc領域がIgG2アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目30)
前記天然ヒトFc領域がIgG4アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目31)
前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも95%同一である、項目21〜30のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目32)
前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列が配列番号2のアミノ酸18〜236を含む、項目31に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目33)
配列番号7と実質的に類似したアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目21〜32のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目34)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目33に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目35)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目34に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目36)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目35に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目37)
前記アミノ酸配列が配列番号7の配列を含む、項目36に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目38)
非還元条件下での前記BTNL3融合タンパク質の分子量が、前記BTNL3融合タンパク質の単量体種の分子量の少なくとも約4倍である、項目21〜37のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目39)
非還元条件下での前記BTNL3融合タンパク質の分子量が、前記BTNL3融合タンパク質の単量体種の分子量の約4倍である、項目38に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目40)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドと、
(b)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号9のアミノ酸18〜166との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、少なくとも二量体であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目41)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドと、
(b)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号9のアミノ酸18〜166との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、(a)のポリペプチドの分子量よりも約3倍大きい分子量を有し、
前記多量体BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目42)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号9のアミノ酸18〜166と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目40または41に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目43)
DNAによってコードされるBTNL3融合タンパク質であって、前記DNAが、
(a)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであって、前記ポリヌクレオチドが、
(i)配列番号1のヌクレオチド52〜708のヌクレオチド配列もしくは配列番号8のヌクレオチド52〜498のヌクレオチド配列からなるか、または
(ii)ストリンジェントな条件下で前記(i)のポリヌクレオチドにハイブリダイズする、ポリヌクレオチドと、
(b)配列番号1もしくは配列番号8の配列からなるポリヌクレオチドにハイブリダイズせず、前記(a)のポリヌクレオチドによってコードされた前記ポリペプチドとインフレームでポリペプチドをコードする、別のポリヌクレオチドと、を含み、
前記融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、BTNL3融合タンパク質。
(項目44)
リンカー配列を含む、項目1〜43のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質またはBTNL3融合タンパク質。
(項目45)
前記タンパク質の分子量が、前記タンパク質の単量体種の分子量の約4倍である、項目44に記載の多量体BTNL3タンパク質またはBTNL3融合タンパク質。
(項目46)
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む単離されたバリアントBTNL3タンパク質であって、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9の18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、単離されたバリアントBTNL3タンパク質。
(項目47)
前記ポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む、項目46に記載のバリアントBTNL3タンパク質。
(項目48)
項目1〜47のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質、BTNL3融合タンパク質、またはバリアントBTNL3タンパク質をコードする単離されたDNAであって、前記DNAがエクソン配列を含まない、単離されたDNA。
(項目49)
BTNL3タンパク質および別のポリペプチドを含む融合タンパク質をコードする単離されたDNAであって、前記DNAが、
(a)ポリペプチドをコードするDNAであって、前記DNAが、
(i)配列番号1のヌクレオチド52〜708のヌクレオチド配列もしくは配列番号8のヌクレオチド52〜498のヌクレオチド配列からなるか、または
(ii)ストリンジェントな条件下で前記(i)のDNAにハイブリダイズする、DNAと、
(b)配列番号1または配列番号8の配列からなるポリヌクレオチドにハイブリダイズせず、前記(a)のポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドとインフレームでポリペプチドをコードする、別のDNAと、を含み、
前記融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離されたDNA。
(項目50)
項目48または49に記載のDNAを含む、ベクター。
(項目51)
項目48または49に記載のDNAまたは項目50に記載のベクターを含む、非ヒト宿主細胞。
(項目52)
BTNL3タンパク質を作製する方法であって、
項目51に記載の宿主細胞を、前記核酸の発現に好適な条件下で、培地中で培養することと、
前記細胞または前記培養培地から前記発現したタンパク質を回収することと、を含む、方法。
(項目53)
自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療する方法であって、前記患者に、治療的に有効な用量のBTNL3タンパク質を投与することを含み、前記治療的に有効な用量のBTNL3タンパク質が、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236のアミノ酸配列または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(c)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目54)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、移植関連状態、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、または線維症からなる群から選択される、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患がクローン病である、項目54に記載の方法。
(項目56)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が潰瘍性大腸炎である、項目54に記載の方法。
(項目57)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が線維症である、項目54に記載の方法。
(項目58)
T細胞増殖を阻害するための方法であって、前記T細胞にBTNL3タンパク質を添加することを含み、前記BTNL3タンパク質が、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(c)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目59)
前記阻害が、インビトロまたはエクスビボで生じる、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記阻害がインビボで生じる、項目58に記載の方法。
(項目61)
癌患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるBTNL3タンパク質に結合する治療的に有効な量の抗体を投与することを含む、方法。
(項目62)
前記抗体がアンタゴニスト抗体である、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記癌が腺癌である、項目61または62に記載の方法。
(項目64)
癌患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む治療的に有効な量のバリアントBTNL3タンパク質を投与することを含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目65)
前記癌が腺癌である、項目64に記載の方法。
(項目66)
病原体に感染した患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるBTNL3タンパク質に結合する治療的に有効な量の抗体を投与することを含む、方法。
(項目67)
前記抗体がアンタゴニスト抗体である、項目66に記載の方法。
(項目68)
病原体に感染した患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む治療的に有効な量のバリアントBTNL3タンパク質を投与することを含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目69)
患者に抗原に対するワクチンを接種するための方法であって、前記患者に、前記抗原と、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合するアンタゴニスト抗体、または
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含むバリアントBTNL3タンパク質と、を投与することを含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目70)
前記抗原が癌抗原である、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記抗原が、病原体に対する免疫応答を誘発することができる、項目69に記載の方法。
(項目72)
前記抗原が、前記アンタゴニスト抗体の前に、それと同時に、またはその後に投与され得る、項目69〜71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
自己免疫状態または炎症性状態を有する患者を治療するための方法であって、
(a)前記患者からT細胞を取り出すステップと、
(b)抗CD3抗体を含むタンパク質とBTNL3タンパク質の組み合わせで前記T細胞を刺激するステップであって、前記BTNL3タンパク質が、
(i)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(ii)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(iii)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含む、刺激するステップと、
(c)前記刺激されたT細胞を収集するステップと、
(d)前記患者に前記収集されたT細胞を戻すステップと、を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目74)
前記BTNL3タンパク質が、前記(b)(iii)のBTNL3タンパク質であり、前記アミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記アミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目74に記載の方法。
(項目76)
前記BTNL3タンパク質が、前記(b)(i)のBTNL3タンパク質である、項目73に記載の方法。
(項目77)
前記自己免疫状態または炎症性状態が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、移植関連状態、1型もしくは2型糖尿病、または線維症からなる群から選択される、項目73〜76のいずれか一項に記載の方法。
本発明は、例えば、以下の項目も提供される。
(項目1)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドと、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記BTNL3タンパク質が、少なくとも二量体であり、
前記BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目2)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドと、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記BTNL3タンパク質が、(a)のポリペプチドの分子量の少なくとも約2倍の分子量を有し、
前記BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目3)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも95%同一である、項目1または2に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目4)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも97%同一である、項目3に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目5)
前記(a)および(b)のポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸18〜236のアミノ酸配列を含む、項目4に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目6)
前記(a)および(b)のアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸237〜259を含まない、項目1〜5のいずれか一項に記載の多量体BNTL3タンパク質。
(項目7)
前記(a)および(b)のポリペプチドがそれぞれ、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一の前記アミノ酸配列に加えてさらなるアミノ酸配列を含む、項目1〜6のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目8)
前記(a)および(b)の前記さらなるアミノ酸配列がFcポリペプチドのアミノ酸配列である、項目7に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目9)
(i)前記Fcポリペプチドが天然ヒトFcポリペプチドのアミノ酸配列を含むか、または
(ii)前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含む、項目8に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目10)
前記(ii)のFcポリペプチドの前記アミノ酸配列が、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目9に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目11)
前記(ii)のFcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目10に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目12)
前記多量体BTNL3タンパク質が、ヒト新生児Fc受容体(FcRn)に結合することができる、項目8〜11のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目13)
前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列を含む、項目12に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目14)
前記天然ヒトFc領域がIgG1アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目15)
前記天然ヒトFc領域がIgG2アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目16)
前記天然ヒトFc領域がIgG4アイソタイプのものである、項目9〜13のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目17)
ホモ三量体またはより高次のホモ多量体である、項目1〜16のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目18)
ホモ四量体またはより高次のホモ多量体である、項目17に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目19)
ヘテロ多量体である、項目1〜16のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目20)
前記多量体BTNL3タンパク質が、
前記(a)または(b)のポリペプチドの分子量の約4倍の分子量、
前記(a)のポリペプチドの分子量の2倍と前記(b)のポリペプチドの分子量の2倍の約合計、
前記(a)のポリペプチドの分子量の3倍と前記(b)のポリペプチドの分子量の約合計、または
前記(a)のポリペプチドの分子量と前記(b)のポリペプチドの分子量の3倍の約合計を有する、項目1〜19のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目21)
BTNL3融合タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む第1のポリペプチドであって、配列番号2のアミノ酸18〜236との前記BTNL3融合タンパク質のアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長である、第1のポリペプチドと、
(b)前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列とは異なるアミノ酸配列を有し、少なくとも20アミノ酸長の配列番号2のアミノ酸237〜466の配列の断片を含まない、第2のポリペプチドと、を含み、
前記BTNL3融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、BTNL3融合タンパク質。
(項目22)
前記第2のポリペプチドがIgG Fcポリペプチドである、項目21に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目23)
前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目22に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目24)
前記Fcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目23に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目25)
前記Fcポリペプチドが、前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を含むアミノ酸配列を有する、項目24に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目26)
前記BTNL3融合タンパク質がFcRnに結合することができる、項目23〜25のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目27)
前記天然ヒトFc領域のアミノ酸配列を含む、項目26に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目28)
前記天然ヒトFc領域がIgG1アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目29)
前記天然ヒトFc領域がIgG2アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目30)
前記天然ヒトFc領域がIgG4アイソタイプのものである、項目23〜27のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目31)
前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236と少なくとも95%同一である、項目21〜30のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目32)
前記第1のポリペプチドのアミノ酸配列が配列番号2のアミノ酸18〜236を含む、項目31に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目33)
配列番号7と実質的に類似したアミノ酸配列を含み、前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目21〜32のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目34)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目33に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目35)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目34に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目36)
前記アミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目35に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目37)
前記アミノ酸配列が配列番号7の配列を含む、項目36に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目38)
非還元条件下での前記BTNL3融合タンパク質の分子量が、前記BTNL3融合タンパク質の単量体種の分子量の少なくとも約4倍である、項目21〜37のいずれか一項に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目39)
非還元条件下での前記BTNL3融合タンパク質の分子量が、前記BTNL3融合タンパク質の単量体種の分子量の約4倍である、項目38に記載のBTNL3融合タンパク質。
(項目40)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドと、
(b)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号9のアミノ酸18〜166との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、少なくとも二量体であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目41)
単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドと、
(b)配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を有する第2のポリペプチドと、を含み、
配列番号9のアミノ酸18〜166との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記多量体BTNL3タンパク質が、(a)のポリペプチドの分子量よりも約3倍大きい分子量を有し、
前記多量体BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離された多量体BTNL3タンパク質。
(項目42)
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号9のアミノ酸18〜166と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含む、項目40または41に記載の多量体BTNL3タンパク質。
(項目43)
DNAによってコードされるBTNL3融合タンパク質であって、前記DNAが、
(a)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドであって、前記ポリヌクレオチドが、
(i)配列番号1のヌクレオチド52〜708のヌクレオチド配列もしくは配列番号8のヌクレオチド52〜498のヌクレオチド配列からなるか、または
(ii)ストリンジェントな条件下で前記(i)のポリヌクレオチドにハイブリダイズする、ポリヌクレオチドと、
(b)配列番号1もしくは配列番号8の配列からなるポリヌクレオチドにハイブリダイズせず、前記(a)のポリヌクレオチドによってコードされた前記ポリペプチドとインフレームでポリペプチドをコードする、別のポリヌクレオチドと、を含み、
前記融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、BTNL3融合タンパク質。
(項目44)
リンカー配列を含む、項目1〜43のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質またはBTNL3融合タンパク質。
(項目45)
前記タンパク質の分子量が、前記タンパク質の単量体種の分子量の約4倍である、項目44に記載の多量体BTNL3タンパク質またはBTNL3融合タンパク質。
(項目46)
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む単離されたバリアントBTNL3タンパク質であって、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9の18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、単離されたバリアントBTNL3タンパク質。
(項目47)
前記ポリペプチドが、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む、項目46に記載のバリアントBTNL3タンパク質。
(項目48)
項目1〜47のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質、BTNL3融合タンパク質、またはバリアントBTNL3タンパク質をコードする単離されたDNAであって、前記DNAがエクソン配列を含まない、単離されたDNA。
(項目49)
BTNL3タンパク質および別のポリペプチドを含む融合タンパク質をコードする単離されたDNAであって、前記DNAが、
(a)ポリペプチドをコードするDNAであって、前記DNAが、
(i)配列番号1のヌクレオチド52〜708のヌクレオチド配列もしくは配列番号8のヌクレオチド52〜498のヌクレオチド配列からなるか、または
(ii)ストリンジェントな条件下で前記(i)のDNAにハイブリダイズする、DNAと、
(b)配列番号1または配列番号8の配列からなるポリヌクレオチドにハイブリダイズせず、前記(a)のポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドとインフレームでポリペプチドをコードする、別のDNAと、を含み、
前記融合タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、単離されたDNA。
(項目50)
項目48または49に記載のDNAを含む、ベクター。
(項目51)
項目48または49に記載のDNAまたは項目50に記載のベクターを含む、非ヒト宿主細胞。
(項目52)
BTNL3タンパク質を作製する方法であって、
項目51に記載の宿主細胞を、前記核酸の発現に好適な条件下で、培地中で培養することと、
前記細胞または前記培養培地から前記発現したタンパク質を回収することと、を含む、方法。
(項目53)
自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療する方法であって、前記患者に、治療的に有効な用量のBTNL3タンパク質を投与することを含み、前記治療的に有効な用量のBTNL3タンパク質が、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236のアミノ酸配列または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(c)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目54)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、移植関連状態、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、または線維症からなる群から選択される、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患がクローン病である、項目54に記載の方法。
(項目56)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が潰瘍性大腸炎である、項目54に記載の方法。
(項目57)
前記自己免疫疾患または炎症性疾患が線維症である、項目54に記載の方法。
(項目58)
T細胞増殖を阻害するための方法であって、前記T細胞にBTNL3タンパク質を添加することを含み、前記BTNL3タンパク質が、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(c)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目59)
前記阻害が、インビトロまたはエクスビボで生じる、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記阻害がインビボで生じる、項目58に記載の方法。
(項目61)
癌患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるBTNL3タンパク質に結合する治療的に有効な量の抗体を投与することを含む、方法。
(項目62)
前記抗体がアンタゴニスト抗体である、項目61に記載の方法。
(項目63)
前記癌が腺癌である、項目61または62に記載の方法。
(項目64)
癌患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む治療的に有効な量のバリアントBTNL3タンパク質を投与することを含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目65)
前記癌が腺癌である、項目64に記載の方法。
(項目66)
病原体に感染した患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるBTNL3タンパク質に結合する治療的に有効な量の抗体を投与することを含む、方法。
(項目67)
前記抗体がアンタゴニスト抗体である、項目66に記載の方法。
(項目68)
病原体に感染した患者を治療する方法であって、前記患者に、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む治療的に有効な量のバリアントBTNL3タンパク質を投与することを含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目69)
患者に抗原に対するワクチンを接種するための方法であって、前記患者に、前記抗原と、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合するアンタゴニスト抗体、または
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含むバリアントBTNL3タンパク質と、を投与することを含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236も配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列も含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、方法。
(項目70)
前記抗原が癌抗原である、項目69に記載の方法。
(項目71)
前記抗原が、病原体に対する免疫応答を誘発することができる、項目69に記載の方法。
(項目72)
前記抗原が、前記アンタゴニスト抗体の前に、それと同時に、またはその後に投与され得る、項目69〜71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
自己免疫状態または炎症性状態を有する患者を治療するための方法であって、
(a)前記患者からT細胞を取り出すステップと、
(b)抗CD3抗体を含むタンパク質とBTNL3タンパク質の組み合わせで前記T細胞を刺激するステップであって、前記BTNL3タンパク質が、
(i)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列、
(ii)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長である、アミノ酸配列、または
(iii)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含む、刺激するステップと、
(c)前記刺激されたT細胞を収集するステップと、
(d)前記患者に前記収集されたT細胞を戻すステップと、を含み、
前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、方法。
(項目74)
前記BTNL3タンパク質が、前記(b)(iii)のBTNL3タンパク質であり、前記アミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記アミノ酸配列が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166の配列と比較して、単一アミノ酸の5個を超えない挿入、欠失、または置換を有する、項目74に記載の方法。
(項目76)
前記BTNL3タンパク質が、前記(b)(i)のBTNL3タンパク質である、項目73に記載の方法。
(項目77)
前記自己免疫状態または炎症性状態が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、移植関連状態、1型もしくは2型糖尿病、または線維症からなる群から選択される、項目73〜76のいずれか一項に記載の方法。
Claims (28)
- 癌患者または病原体に感染した患者を治療するための医薬の製造における、アンタゴニスト抗BTNL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質の使用であって、
前記アンタゴニスト抗体が、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合し、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質は、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列を含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、使用。 - 前記患者が癌患者であり、前記癌が腺癌である、請求項1に記載の使用。
- ワクチンの製造における、アンタゴニスト抗BTNL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質の使用であって、前記ワクチンが、抗原および以下:
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合するアンタゴニスト抗体;あるいは
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166に少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含むバリアントBTNL3タンパク質であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列を含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗できる、バリアントBTNL3タンパク質
のうちの1つを含む、使用 - 前記抗原が癌抗原である、請求項3に記載の使用。
- 前記抗原が、病原体に対する免疫応答を誘発することができる、請求項3に記載の使用。
- 前記抗原が、前記アンタゴニスト抗体または前記バリアントBTNL3タンパク質の前に、それと同時に、またはその後に投与されることが意図される、請求項3に記載の使用。
- 自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療するための医薬の製造におけるBTNL3タンパク質の使用であって、前記BTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、使用。
- 前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、移植関連状態、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、および線維症からなる群から選択される、請求項7に記載の使用。
- 抗CD3抗体およびBTNL3タンパク質を含む少なくとも2つのタンパク質を含む、T細胞増殖を阻害するための組み合わせ物であって、前記BTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記T細胞が、少なくとも2つのタンパク質の前記組み合わせ物によって刺激されることを特徴とし、前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、組み合わせ物。
- 前記T細胞が、少なくとも2つのタンパク質の前記組み合わせ物によりインビトロで刺激される、請求項9に記載の組み合わせ物。
- 単離された多量体BTNL3タンパク質であって、
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%、95%、または100%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドと
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%、95%、または100%同一のアミノ酸配列を含む第2のポリペプチドと
を含み、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記BTNL3タンパク質が、少なくとも二量体であり、
前記BTNL3タンパク質が、非ヒト宿主細胞によって産生されており、
前記多量体BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、
単離された多量体BTNL3タンパク質。 - 前記(a)および(b)のポリペプチドがそれぞれ、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%、95%、または100%同一の前記アミノ酸配列に加えて、別のアミノ酸配列を含む、請求項11に記載の多量体BTNL3タンパク質。
- 前記(a)および(b)の他のアミノ酸配列がFcポリペプチドのアミノ酸配列であり、
(i)前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFcポリペプチドのアミノ酸配列を含むか、あるいは
(ii)前記Fcポリペプチドが、天然ヒトFc領域のアミノ酸配列と比較して、単一アミノ酸の15個を超えない挿入、欠失、または置換を有するアミノ酸配列を含む、
請求項12に記載の多量体BTNL3タンパク質。 - ホモ三量体、ホモ四量体、またはより高次のホモ多量体である、請求項11、12、または13に記載の多量体BTNL3タンパク質。
- 前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列がそれぞれ、配列番号7と実質的に類似した配列を含むか、
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列がそれぞれ、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の20個を超えない挿入、欠失、または置換を含むか、
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号7と比較して、単一アミノ酸の10個を超えない挿入、欠失、または置換を含むか、あるいは
前記(a)および(b)のポリペプチドのアミノ酸配列が、配列番号7の配列を含む、
請求項13に記載の多量体BTNL3タンパク質。 - 配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%と同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含む単離されたバリアントBTNL3タンパク質であって、
配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列を含まず、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、
単離されたバリアントBTNL3タンパク質。 - 請求項11または15のいずれか一項に記載の多量体BTNL3タンパク質、あるいは請求項16に記載のバリアントBTNL3タンパク質をコードする単離されたDNAであって、前記DNAがエクソン配列を含まない、単離されたDNA。
- 請求項17に記載のDNAを含むベクター。
- 請求項17に記載のDNAを含む非ヒト宿主細胞。
- 多量体BTNL3タンパク質またはバリアントBTNL3タンパク質を作製する方法であって、
請求項19に記載の宿主細胞を、核酸の発現に好適な条件下で培養することと、
前記細胞または培養培地から発現したタンパク質を回収することと
を含む、方法。 - 癌患者または病原体に感染した患者を治療するための、アンタゴニスト抗BTNL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質を含む組成物であって、
前記アンタゴニスト抗体が、配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合し、
前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質は、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列を含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗することができる、組成物。 - 前記患者が癌患者であり、前記癌が腺癌である、請求項21に記載の組成物。
- アンタゴニスト抗BTNL3抗体またはバリアントBTNL3タンパク質を含むワクチン組成物であって、前記ワクチン組成物が、抗原および以下:
(a)配列番号2のアミノ酸18〜236および/または配列番号9のアミノ酸18〜166からなるタンパク質に結合するアンタゴニスト抗体;あるいは
(b)配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166に少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含むポリペプチドを含むバリアントBTNL3タンパク質であって、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166のアミノ酸配列を含まず、前記バリアントBTNL3タンパク質が、配列番号7のアミノ酸配列を含むBTNL3タンパク質による、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖の阻害を拮抗できる、バリアントBTNL3タンパク質
のうちの1つを含む、ワクチン組成物。 - 前記抗原が癌抗原である、請求項23に記載の組成物。
- 前記抗原が、病原体に対する免疫応答を誘発することができる、請求項23に記載の組成物。
- 前記抗原が、前記アンタゴニスト抗体または前記バリアントBTNL3タンパク質の前に、それと同時に、またはその後に投与されることが意図される、請求項23に記載の組成物。
- 自己免疫疾患または炎症性疾患を有する患者を治療するための、BTNL3タンパク質を含む組成物であって、前記BTNL3タンパク質が、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含み、配列番号2のアミノ酸18〜236または配列番号9のアミノ酸18〜166との前記アミノ酸配列のアライメントウィンドウが、少なくとも80アミノ酸長であり、前記BTNL3タンパク質が、固定化抗CD3抗体によって刺激されたT細胞の増殖を阻害することができる、組成物。
- 前記自己免疫疾患または炎症性疾患が、全身性エリテマトーデス、リウマチ性関節炎、炎症性腸疾患、移植関連状態、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、サルコイドーシス、喘息、および線維症からなる群から選択される、請求項27に記載の組成物。
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