JP2013525653A - 車両用冷却液制御弁 - Google Patents

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Abstract

目的は、応答性に優れ、小型軽量で、消費電力が少ない車両用冷却液制御弁を提供することである。冷却液停止弁(車両用冷却液制御弁)は、磁性体を有すると共に流体の流通を制御する弁体と、弁体を閉方向に移動させるコイルスプリング(付勢部材)と、弁体と当接可能な弁座と、弁体を閉方向に移動させるソレノイドと、を備え、ウォーターポンプ(ポンプ)作動時には、ウォーターポンプ(ポンプ)から吐出される流体の流体圧により、コイルスプリング(付勢部材)による閉方向への移動力に抗して弁体を開方向に移動させる。

Description

本発明は、エンジン等の冷却系に使用される車両用冷却液制御弁に関する。
エンジンの燃焼を安定させて燃費を向上させる為、サーモスタットバルブの開閉により冷却液の流路をラジエータからバイパスさせ冷却液温を一定に制御するシステムが一般的に使用されている。
エンジン出口側の独立したサーモエレメント感温室にラジエータ出口流路との通路を設け、ラジエータ出口側液温を加味した作動を行えるサーモスタットバルブがある。このサーモスタットバルブのサーモエレメントには熱膨張するサーモワックスが封入されており、冷却液温により弁体を開閉動作する。さらに、サーモエレメントにニクロムヒータ等の発熱素子を組合せて弁体を開閉させ冷却液温を電子制御する(例えば、特許文献1参照)。
また、スプリングによって閉方向に付勢された可動部を持つソレノイドバルブがある。コイル非励磁時には閉状態となり、励磁時に開状態となる。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−328753号公報 特開2002−340219号公報
しかしながら、特許文献1では、エンジンにより加熱された冷却液の熱が感温室から低温側に放熱されることによって、サーモエレメントの動作が遅れ、開弁までに時間がかかる。そのため、ラジエータへの冷却液の供給が遅れ、エンジンのオーバーヒートにつながるおそれがある。
また、特許文献2では、ソレノイドバルブをラジエータ冷却液温制御用に使用する場合、油圧制御用よりも流量が多い為弁体の受圧面積を広く設定しなければならず、それに伴い必要な駆動力も増大する。そのため、容量の大きなソレノイドが要求され、ソレノイドが大型化して質量が増加する問題がある。さらに、開状態の保持に通電を継続する必要があり、電力消費が増大するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、応答性に優れ、小型軽量で、従来技術より電力消費が少ない車両用冷却液制御弁を提供することを目的とする。
本発明による車両用冷却液制御弁の特徴構成は、
磁性体を有すると共に流体の流通を制御する弁体と、
前記弁体と当接可能な弁座と、
前記弁体を前記弁座側に付勢する付勢手段と、
前記弁体を前記弁座側に移動させるソレノイドと、を備え、
ポンプ作動時には、前記ポンプから吐出される流体の流体圧により、前記付勢手段による閉方向への付勢力に抗して前記弁体が開方向に移動する点にある。
上記の特徴構成による車両用冷却液制御弁では、付勢手段(尚、ここでの付勢手段にはコイルスプリングの弾性力、又は弁体に作用する重力を含まれる)またはソレノイドによる吸引力によって弁体を閉操作する。本構成によれば、例えば、ソレノイドによる弁体に対する吸引力を解除することで、弁体は直ちに開弁可能であるから、熱膨張によるサーモエレメントに比べて応答時間が短縮され制御性が向上する。そのため、冷却液が低温の場合でも自在に循環流路を開動作できる。また、弁体は閉方向の付勢力により付勢されるため、閉方向に作用するソレノイドの吸引力を低く設定でき、ソレノイドを小型軽量化できる。さらに、熱交換器とエンジンとの間の循環流路に流体を循環させるときは、ソレノイドへの通電を遮断し、流体圧により弁体が開状態となる為、ソレノイドの電力消費を低減できる。
本発明の他の特徴構成は、前記弁座が前記ソレノイドを内包するコアに設けられる点にある。
本構成であれば、弁体を構成する磁性体と台座を構成するコアの距離を近く設定でき、電流あたりの吸引力が増大して、電力消費を低減できる。
本発明の他の特徴構成は、前記ポンプ停止時は、前記弁体は閉方向に作用する付勢力により前記弁座に当接保持され、前記ポンプ作動時かつ前記ソレノイド励磁時に、前記弁体は閉方向に作用する吸引力と閉方向に作用する付勢力により前記弁座に当接保持され、前記ポンプ作動時かつ前記ソレノイド非励磁時に、前記弁体は開方向に作用する流体圧により押圧されて開状態に保持される点にある。
本構成のように、ポンプ停止時に、弁体が閉方向に作用する付勢力により弁座に当接保持されるようにすることで、流体圧がない状態で弁体が弁座と一体になるから、エンジン停止中は弁体が弁座に着座している状態を維持できる。また、エンジン起動時のポンプ作動前かつソレノイド励磁時に、弁体は閉方向に作用する吸引力と閉方向に作用する付勢力により弁座に当接保持されるため、ソレノイドの起磁力を低く設定でき、ソレノイドを小型軽量化できる。さらに、ポンプ作動時かつソレノイド非励磁時に、弁体は開方向に作用する流体圧により押圧されて開状態に保持されるため、弁体を開状態に維持するために電力が消費されることがなく、装置全体としての電力消費を低減できる。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体が開弁時には、前記流体が前記弁体の外側を流通する点にある。
本構成であれば、弁体の一部に貫通孔状の流体用通路を設けた構成に比して、弁体の全面が磁束流路として働くため、弁体を薄い板状の形態としても、ソレノイドから弁体に対して十分な吸引力を作用させることができる。また、弁体の一部に流体用通路を設けないため、弁体の小型化、軽量化、形状の単純化、及び、制御弁全体としての小型化が図れる。
本発明の他の特徴構成は、少なくとも前記弁体と前記付勢手段とを囲むハウジングが設けられており、前記弁体が開弁時には、前記流体が前記弁体と前記ハウジングとの間を流通する点にある。
本構成であれば、ハウジングの内面と前記弁体の外周面との間に流路が形成されるので、ハウジングとは別に流路形成部材を設ける構成と比べて、部品数が少なくて済み、制御弁全体としての小型化も図れる。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体の外周面と前記ハウジングの内周面との間に、前記弁体を開閉方向に案内する弁体案内部が設けられている点にある。
本構成であれば、弁体の中央付近などに軸状の被案内部材を設ける必要がなくなるため、弁体を単純な板状部材として構成したり、弁体の質量を小さくしたりできる。また、ハウジングに特別な案内部位を設ける必要がないため、例えば、ハウジングの弁座に囲まれた弁内流路の軸心と同軸上に流路流体出口を形成すること等も可能となる。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体は円板状を呈し、複数の前記弁体案内部が、前記弁体の周方向において等間隔で設けられている点にある。
本構成であれば、弁体が開閉に際して弁体案内部から受ける摩擦が弁体の周方向において均一に作用し、且つ、弁体の外側を通過する流体の流れも、弁体に対して弁体の周方向において均一に作用することで、弁体を初期の姿勢から傾斜させようとする力が働き難いので、弁体が軸心と垂直な所期の姿勢に維持され易くなる。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体には、前記弁体の重心よりも前記流体の流通方向下流側に底部を有する凹部が設けられている点にある。
本構成であれば、弁体を開弁する流体圧が凹部の閉じられた空間内に集中し、その結果、同流体圧が弁体自体の重心よりも開弁方向寄りに作用するので、弁体が軸心に対して垂直な所期の姿勢にて安定し易い。
本発明の他の特徴構成は、前記凹部が前記弁体の径方向に関する中央部に設けられている点にある。
本構成であれば、流体による弁体を開弁しようとする力が弁体自体の重心よりも開弁方向寄りでしかも弁体の径方向に関する中央部に作用するので、弁体の姿勢がさらに安定し易い。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体が前記弁座から所定量だけ離間するまでの間、前記弁体の側面と対向するように配置された流れ制御壁部が設けられている点にある。
本構成であれば、ポンプの作用によって流体から弁体に一定値以下の押し圧が加えられている状態では、少量の流体が弁体と弁座と流れ制御壁部との間の薄い環状の空間に入り込み、弁体はその入り込んだ流体の押し圧によって弁座から僅かに離れ、且つ、弁体の側面の少なくとも一部が流れ制御壁部と径方向で対向する位置に保持される。この状態では、弁体が弁座と当接しないまま実質的な閉状態が得られるため、弁体と弁座の当接による異音や両部材の損耗などの現象が抑制される。
本発明の他の特徴構成は、前記弁体の開閉方向に沿った軸心上に流体出口が形成されている点にある。
本構成であれば、弁座に囲まれた弁内流路から流体出口を介して全体として直線状に延びた流路が形成されるため、流体に対する流れ抵抗の少ない車両用冷却液制御弁が得られる。また、このように直線状の流路となるため、弁の側方に流体出口が備えられた構成などに比して、弁体の姿勢が崩れ難く、流体が車両用冷却液制御弁から受ける流れ抵抗も少なくなる。
第1実施形態に係る冷却液停止弁の閉動作を示す断面図である。 第1実施形態に係る冷却液停止弁の開動作を示す断面図である。 各実施形態に係るエンジン冷却系の全体構成を示す説明図である。 第2実施形態に係る冷却液停止弁の閉動作と開動作を示す断面図である。 第3実施形態に係る冷却液停止弁の閉動作と開動作を示す断面図である。 第4実施形態に係る冷却液停止弁の閉動作と開動作を示す断面図である。 第5実施形態に係る冷却液停止弁の閉動作と開動作を示す断面図である。 第5実施形態に係る冷却液停止弁の一部分解斜視図である。 本発明に係る冷却液停止弁の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、冷却液停止弁1(車両用冷却液制御弁の一例)の閉動作を示す断面図であり、図2は、冷却液停止弁1の開動作を示す断面図である。
冷却液停止弁1は、磁性体を有すると共に流体の流通を制御する弁体11と、弁体11と当接可能な弁座15と、弁体11を弁座15側に付勢するコイルスプリング16(付勢手段の一例)と、弁体11を弁座15側に移動(当接、保持)させるソレノイド2とを備える。ポンプ作動時には、ポンプから吐出される水などの流体の流体圧により、コイルスプリング16による閉方向への付勢力に抗して弁体11が開方向に移動する。
ソレノイド2は、鉄等の磁性体により成型されたコア3の内径部4の外側に巻かれ、内径部4と外径部5により内包されるコイル状の導線により構成される。ソレノイド2は、コネクタ(不図示)により外部の駆動回路(不図示)と電気的に接続される。
コア3は、入力ポート6及び出力ポート7を備えたハウジング8内に設置される。コア3の内径部4の内側には弁内流路9が形成されており入力ポート6と連通する。
弁体11は、鉄等の磁性体により成型されており、カバー13の内面から延出された筒状の軸受部12によって冷却液停止弁1の軸心Xに沿ってスライド可能に支持されている。より具体的には、弁体11は、弁体11から弁座と反対向きに延出された棒状の中軸11Sと、中軸11Sに対して弁体11の開閉方向に沿ってスライド可能に外嵌される軸受部12とにより支持されている。
カバー13は入力ポート6と反対側に形成されたハウジング開口部14を密閉して設置される。弁体11と当接する弁座15は、コア3の入力ポート6と反対側のフランジ面に形成される。弁体11を弁座15方向に付勢するコイルスプリング16は、弁体11とカバー13との間に設置されている。
図2から理解されるように、弁体11の開弁時には、流体が弁体11の径方向外側を(より具体的には弁体11とハウジング8の環状の内壁面との間を)軸心Xと平行に流れ、ハウジング8の側面に形成された出力ポート7から排出される。出力ポート7から径方向に離間した位置で弁体11の径方向外側を流れた流体は、弁体11とカバー13との間の領域を経て出力ポート7に至る。
図3は、エンジン冷却系100の全体構成を示す説明図である。エンジン51の冷却液出力ポート52にラジエータ53の入力ポート54が接続され、ラジエータ53の出力ポート55は、サーモスタットバルブ56の入力ポート57に接続される。サーモスタットバルブ56の出力ポート58は、エンジン51によって駆動されるウォーターポンプ60の吸込ポート61に接続される。ウォーターポンプ60の吐出ポート(不図示)は、エンジン51の冷却液入力ポート(不図示)に接続される。
また、エンジン51の暖房用出力ポート(不図示)は、冷却液停止弁1の入力ポート6(図1を参照)に接続される。他方、冷却液停止弁1の出力ポート7は、ヒータコア62の入力ポート63に接続され、ヒータコア62の出力ポート64は、サーモスタットバルブ56のバイパス入力ポート59と接続される。バイパス入力ポート59は出力ポート58と連通している。
エンジン51停止時(図1)には、ウォーターポンプ60は停止しており、ソレノイド2への通電は解除されているが、弁体11はコイルスプリング16の付勢力によって弁座15に当接付勢されるため、冷却液停止弁1は閉状態に保持される。
エンジン51始動時(図1)には、ウォーターポンプ60が駆動開始され、ウォーターポンプ60の吐出による流体圧が弁内流路9を介して弁体11に作用するが、ソレノイド2は通電により励磁されるので、磁性体の弁体11は、ソレノイド2の吸引力とコイルスプリング16の付勢力によって弁座15に押付けられ、冷却液停止弁1は閉状態に保持される。
暖房使用時(図2)には、エンジン51によって加熱された冷却液をヒータコア62に流す目的で、通電の解除によりソレノイド2を非励磁状態にすることで、弁体11に対する吸着力は除去される。この時、弁内流路9を介して弁体11に作用する流体圧は、コイルスプリング16による付勢力に抗して弁体11を弁座15から押し上げ、冷却液停止弁1を開状態に保持する。
冷却液は、エンジン51の内部で加熱された後でラジエータ53により冷却され、サーモスタットバルブ56を経由してウォーターポンプ60によって循環する。
低温時には、サーモスタットバルブ56が閉状態となり、冷却液はラジエータ53を流れず、ウォーターポンプ60からエンジン51の内部流路、冷却液停止弁1、ヒータコア62及びサーモスタットバルブ56を経由して再びウォーターポンプ60まで循環する。
暖房の作動時には、エンジン51の内部で加熱された冷却液は、流体圧によって開状態に保持された冷却液停止弁1を経由してヒータコア62に供給され、室内の空気を暖める。ヒータコア62で冷却された冷却液は、サーモスタットバルブ56を経由してウォーターポンプ60により循環する。
暖房の非作動時には、ソレノイド2の励磁により弁体11及び冷却液停止弁1は閉状態に保持され、ヒータコア62への冷却液の供給は停止される。
本発明による冷却液停止弁1は、サーモワックス等の熱膨張による開動作でなく、電流により自在に制御でき、応答性に優れたソレノイド2により開動作するので、暖房の効き始めを早めることができ、寒冷時の快適性が向上する。
また、冷却液停止弁1の閉状態では、弁体11と弁座15が当接して磁性体間の距離が接近することで電流あたりの吸引力が増大することと、コイルスプリング16の付勢力も閉状態の維持に寄与することとにより、ソレノイド2の電力消費を低減できる。
さらに、ソレノイド2への通電解除時も含めて、弁体11はコイルスプリング16により常に弁座15に向けて付勢されるので、液圧脈動による弁体11の振動や、振動する弁体11が弁座15と衝突することによる異音の発生を抑制できる。
車両用冷却液制御弁は、ヒータコア62への流路を開閉する冷却液停止弁1に適用されているが、ラジエータ53への流路を開閉するサーモスタットバルブ56にも適用できる。サーモスタットバルブ56に適用する場合、ヒータコア62への流路開閉用の冷却液低止弁1に比べて流量が多いので、自ずから弁体11の受圧面積が広くなる。したがって、一般に、流体圧に抗して弁体11を開状態に保持するために必要なコイルスプリング16の付勢力を強く設定しなければならない。それに伴いソレノイド2の吸引力も強く設定する必要がある。
しかし、本発明の冷却液制御弁では、弁体11はコイルスプリング16により常に閉方向に付勢されていることと、磁性体である弁体11と弁座15とが当接した状態で保持されることとにより、ソレノイド2に要求される起磁力を比較的弱めに設定することができる。その結果、前述のように弁体11の受圧面積を広く設定した場合でも、比較的起磁力の弱いソレノイド2で弁体11を閉状態に保持できるので、ソレノイド2を小型軽量化でき、搭載性も向上する。それに伴い、ソレノイド2の駆動回路内の発熱による損失を伴うスイッチング素子も低容量化でき、駆動回路を小型で省電力タイプのものにできる。
また、本発明の冷却液制御弁1では、低温でのエンジン51始動後のラジエータ53への冷却液供給開始時には、ウォーターポンプ60によって得られる冷却液の流体圧を通常よりも低めにしておくことによって、弁体11を最大開度まで開けずに小開度で保持することができる。小流量での液温上昇により系の時定数等の特性値を推定し、弁体11を全開にするタイミングを決めることによって、液温のオーバーシュートやハンチングが抑制され、エンジン51の燃焼が安定し燃費が向上する。
さらに、本発明の冷却液制御弁1では、ソレノイド2への非通電時には、流体圧により開状態に保持される構成となっているので、ソレノイド2に断線等の故障が生じた場合でもラジエータ53への冷却液の流路は確保され、エンジン51の過熱を防止できる。
また、本発明の冷却液制御弁1では、弁の閉状態で流路が遮断された場合には、ウォーターポンプ60の駆動に要する主要な負荷はウォーターポンプ60のケーシング内でのインペラーの撹拌損失のみとなり、ラジエータ53等へ冷却液を供給する際の管路抵抗損失よりも小さくなる。したがって、複雑化を招き易い電動式ウォーターポンプやウォーターポンプ駆動力断接機構等のオンデマンド機構を用いる必要がないので、車両のエンジン周辺の機構が簡略化、及び、軽量化され、ウォーターポンプ60駆動に伴うエネルギー損失が低減し、燃費を向上できる。
図1、2に示す車両用冷却液制御弁1では、ソレノイド2は弁内流路9の周囲に設置されるが、搭載上等の理由によりソレノイドが冷却液の流路から離れた位置に設置されてもよい。また、図1、2に示す車両用冷却液制御弁1では、ソレノイド2はハウジング8に対する相対位置が固定されているが、ハウジング8に対して相対移動可能な弁体11としてもよい。
図1、2に示す車両用冷却液制御弁1では、弁体11を閉方向に付勢する付勢手段としてコイルスプリング16が用いられているが、付勢手段として、空気ばね、磁力、弁体11の質量に作用する重力等を用いてもよい。
冷却液を循環させる手段はウォーターポンプ60だけでなく、蓄圧器等を補助的に用いてもよい。
本発明では車両用冷却液制御弁1をエンジン51本体の冷却系に用いているが、排気管に設置される触媒の冷却系又は液冷式オイルクーラ等に適用してもよい。他に、電動車両に使用されるモーター、インバーター、二次電池、燃料電池等の熱源の冷却系又は排熱回収系の制御弁として適用してもよい。
〔第2実施形態〕
図4に示す車両用冷却液制御弁1の第2実施形態では、弁体21は、円板状の弁体本体21Aと、弁体本体21Aの外周から弁座15と反対側に軸心Xと平行に延出した外縁部21Bとを有する。弁体21は、第1実施形態の弁体よりも薄い鉄の板材などをプレス加工することで得られている。
弁体21からは第1実施形態で見られた中軸11Sが略されている。その代わりに、ハウジング8の内周面には、複数の同一形状の弁体案内部19が周方向に関して等間隔で設けられている。弁体案内部19は軸心Xと平行に延出された案内部19Aと、案内部19Aの上端から径方向内側に延出された弁受け部19Bとを有する。すなわち、弁体21の外周の外縁部21Bが、これらの弁体案内部19の案内部19Aによって案内されることで、開閉に際しての弁体21の移動方向は概して軸心Xと平行な方向に規制される。
この実施形態では、軸心Xと平行に延びた4つの弁体案内部19がハウジング8の内周面に設置されている。弁体案内部19は樹脂によるハウジング8の成形時に一体成形されている。弁体案内部19を設けたハウジング8の内周面は、弁体21の外周とハウジング8の内周面との間の一例である。
ハウジング8は、ソレノイド2が内装された第1ハウジング8Aと、出力ポート7を備えた第2ハウジング8Bとを備える。第1ハウジング8Aの一端に形成された環状溝に対して、第2ハウジング8Bの一端に形成された環状突起が係入されることで両部材は連結されている。同係入時には、環状溝の内部に予め配置されたOリング25が環状突起によって環状溝の内面に押圧されることで、ハウジング8内部が液密状に保たれる。
複数の弁体案内部19が第2ハウジング8Bの内周面に周方向に沿って等間隔で一体的に並置されているので、車両用冷却液制御弁1の組み立て時に、弁体21を弁体支持部19どうしの間にセットした状態で、第2ハウジング8Bを第1ハウジング8Aに組み付けるだけで、弁体21は弁体支持部19どうしの間で開閉方向に沿って移動自在な所期の形態に組み付けられるので、組み立てが容易となる。
ソレノイド2は、コア3と、コア3の内径部の外側に外嵌されたコイル状導線により構成される。ソレノイド2の外周部は樹脂製の内部ケース20によって鋳包まれ、内部ケース20の外周には環状のヨーク10が外嵌固定され、内部ケース20の内周には樹脂製で概して環状の流路形成部材18(コア)が内嵌固定されている。ソレノイド2と内部ケース20とヨーク10と流路形成部材18とは軸心Xを共有しつつ1つのアセンブリーを構成しており、このアセンブリーが樹脂製の第1ハウジング8Aの内径側に内嵌固定されている。
流路形成部材18と内部ケース20との平坦な各端面どうしが、互いに協働して環状の弁座15を構成している。
出力ポート7は、概して円筒状の第2ハウジングの中心から軸心Xに沿って直線状に延出されている。その結果、出力ポート7と、ソレノイド2の内側に内嵌された流路形成部材18の弁内流路9とは、互いに軸心Xを共有する関係にある。
弁体21と第2ハウジング8Bの内壁面との間に設置されたコイルスプリング16は常に弁体21を弁座15側に付勢している。
ソレノイド2への通電時には、図4(a)に示すように、ソレノイド2による吸着力とコイルスプリング16による付勢力とによって、弁体21は弁座15に押付けられており、弁内流路9からの流体圧の有無に関わらず車両用冷却液制御弁1は閉状態に維持される。
他方、ソレノイド2の非通電時には、弁内流路9からの流体圧が十分に高ければ、図4(b)に示すように、コイルスプリング16の付勢力に抗して、弁体21は流体圧によって弁座15から押し上げられる。
弁体21が流体圧によって弁座15から押し上げられると、流体が弁体21の径方向外側の部位を、より具体的には、弁体21と第2ハウジング8Bの環状の内壁面との間を流れ、出力ポート7から排出される。
仮に弁体21が過度の流体圧によって弁座15から大きく移動しても、弁体案内部19の弁受け部19Bが弁体21の外縁部21Bの上端と当接するので、第2ハウジング8Bの天井面に押付けられた弁体21によって流路が閉じられる事態は生じない。
弁体21の開状態では、弁内流路9を軸心Xに沿って流れてくる冷却水が、弁体21の外周を周方向に関して均等に通過して軸心X付近に集まり、出力ポート7から軸心Xに沿って排出される。このように、車両用冷却液制御弁1の内部における冷却水の流れが、一貫して軸心Xに関して回転対称状となるので、弁座15から離間中の弁体21の姿勢も、軸心Xに対して垂直な所期の姿勢に安定的に保持され易い。
〔第3実施形態〕
図5に示す車両用冷却液制御弁1の第3実施形態では、弁体21の径方向に関する中央部に、出力ポート7側に突出した円錐台状の凸部21Dがプレス加工などによって形成されている。凸部21Dの裏面側は、流体の流通方向下流側に底部を有する凹部21Eを構成している。
図5(a)に示す閉弁状態から、弁内流路9を介して冷却水の流体圧が弁体21に加わる際、及び、同流体圧によって弁体21が開弁される際には、流体圧が凹部21Eの閉じられた空間内に集中し、その結果、流体圧が弁体21自体の重心よりも開弁方向寄りに作用するので、流体による弁体21が流体圧で開弁される際、及び、開弁状態に保持されている際に、弁体21が軸心Xに対して垂直な所期の姿勢にて特に安定し易い。この実施形態では、凹部21Eが弁体21の径方向に関する中央部に位置するので、弁体21の姿勢が特に安定し易い。図5(b)に例示するように、凹部21Eにおいて冷却水の小さな渦流または淀みが環状に形成されることで、安定した流体圧が凹部21Eに集中するものと推測される。
〔第4実施形態〕
図6に示す車両用冷却液制御弁1の第4実施形態では、出力ポート7側に突出した環状の凸部21Dがプレス加工などによって形成されている。凸部21Dは軸心Xを中心とする環状を呈し、凸部21Dの裏面側は、流体の流通方向下流側に底部を有する環状の凹部21Eを構成している。
この実施形態でも、弁内流路9を介して冷却水の流体圧が弁体21に加わる際、及び、同流体圧によって弁体21が開弁される際には、流体圧が凹部21Eの閉じられた環状の空間内に集中し、その結果、流体圧が弁体21自体の重心よりも開弁方向寄りに作用するので、弁体21が流体圧で開弁される際、及び、開弁状態に保持されている際に、弁体21が軸心Xに対して垂直な所期の姿勢にて安定し易い。
〔第5実施形態〕
図7及び図8に示す車両用冷却液制御弁1の第5実施形態では、弁座15の最外周部に環状の流れ抑制ブロック23(流れ制御部の一例)が設けられている。図7に示すように、流れ抑制ブロック23は第1ハウジング8Aの内周面の上端付近から径方向内側に向かって一体的に形成されている。図7(a)に示すように、流れ抑制ブロック23の内周面は、閉弁状態における弁体21の外縁部21B(側面の一例)と径方向で対向している。
この実施形態では、図7(b)に示すように、ウォーターポンプ60の作用によって冷却水から弁体21に一定値以下の押し圧が加えられている状態では、少量の冷却水が弁体21と弁座15と流れ抑制ブロック23との間の薄い環状の空間に入り込み、弁体21はその入り込んだ流体の押し圧によって弁座15から僅かに離れ、且つ、弁体21の側面の少なくとも一部が未だ流れ抑制ブロック23と径方向で対向する位置に保持される。この状態では、僅かな量の冷却水のみが出力ポート7へと流れ、弁体21が弁座15と当接しないまま実質的な閉状態が得られる。したがって、弁体21と弁座15の当接による異音や両部材の損耗などの現象が抑制される。
図7(b)に示す状態から、冷却水から弁体21に加えられる押し圧が一定値を超え、図7(c)に示すように、弁体21の側面が流れ抑制ブロック23と径方向で全く対向しなくなるまで、弁体21がコイルスプリング16の付勢力に抗して弁座15から十分に離間されると、弁内流路9から供給される冷却水が、流れ抑制ブロック23よりも出力ポート7寄りの広い空間を経て、出力ポート7へと流れることが可能となり、実質的な開弁状態が得られる。
図8に例示するように、流れ抑制ブロック23を互いに周方向で等間隔に分割された複数(図では6つ)の小ブロックの形態で第1ハウジング8Aの内周面の上端付近に設け、第1ハウジング8Aに対して第2ハウジング8Bを接合する際に、第2ハウジング8Bの内周面に一体的に形成された弁体案内部19の下端が、各小ブロックどうしの間隙に係入される形態で実施しもよい。尚、図8はコイルスプリング16を省略した分解斜視図となっている。
〔第6実施形態〕
図9に示す車両用冷却液制御弁1の第6実施形態では、弁体31の一部に冷却液が流通可能な貫通孔31Hが形成されている。図示された例では、図9(c)に示すように、4つの扇状の貫通孔31Hが、弁体31の外周面よりも径方向の少し内側に周方向に沿って等間隔で配置されている。貫通孔31Hは弁内流路9の内周面よりも径方向外側に配置されているので、図9(a)に示すように弁体31が弁座15に当接した状態では、弁座15は他の実施形態と同様に十分に閉弁された状態となっている。図9(b)に示すように、弁体31が弁内流路9からの流体圧によって弁座15から押し上げられた開弁状態では、冷却水が弁体31の外周のみでなく、弁体31の内部の貫通孔31Hからも流通し、出力ポート7から排出される。その結果、弁体31の外径を小さめに設置でき、装置全体を小型化できる。尚、第6実施形態では、弁体31に貫通孔31Hが形成されているため、ソレノイドから所定の大きさの吸引力を受けるために、前述した各弁体11、21に比べて厚い弁体31とする必要が生じる。
〔別実施形態〕
〈1〉第1実施形態の一部を変形し、支持部には複数の流体出口が中軸11Sと軸受部12とを径方向外側から取り囲む環状に形成され、これらの複数の流体出口が、軸心Xに沿って延出された出力ポート7に連通している形態で実施することも可能である。この形態では、弁体11が中軸11Sと軸受部12とによって支持されているにも関わらず、出力ポート7と、ソレノイド2の内側に内嵌された流路形成部材18の弁内流路9とは、互いに軸心Xを共有する関係にあることになり、弁11の側方に流体出口が備えられた構成などに比して、弁の姿勢が崩れ難くなる。
〈2〉弁体案内部をハウジングの内面には設けず、弁体の外周から複数の案内アームが放射状に延出した形態としてもよい。この形態では、これらの複数の案内アームの先端がハウジングの滑らかな内面に対して軸心Xと平行に摺動自在とすることで、弁体が軸心Xに沿った移動方向に案内される。
磁性体を有すると共に流体の流通を制御する弁体と、弁体と当接可能な弁座と、弁体を弁座側に移動(当接、保持)させるソレノイドとを備えた車両用冷却液制御弁の構成として利用できる。
1 冷却液停止弁(車両用冷却液制御弁)
2 ソレノイド
3 コア
7 出力ポート(流体出口)
8 ハウジング
8A 第1ハウジング
8B 第2ハウジング
11 弁体
11S 中軸
12 軸受部(支持部)
15 弁座
16 コイルスプリング(付勢手段)
18 流路形成部材(コア)
19 弁体案内部
21 弁体
21E 凹部
23 流れ抑制ブロック(流れ制御部)
31 弁体
60 ウォーターポンプ(ポンプ)

Claims (11)

  1. 磁性体を有すると共に流体の流通を制御する弁体と、
    前記弁体と当接可能な弁座と、
    前記弁体を前記弁座側に付勢する付勢手段と、
    前記弁体を前記弁座側に移動させるソレノイドと、を備え、
    ポンプ作動時には、前記ポンプから吐出される流体の流体圧により、前記付勢手段による閉方向への付勢力に抗して前記弁体が開方向に移動する車両用冷却液制御弁。
  2. 前記弁座は、前記ソレノイドを内包するコアに設けられる請求項1に記載の車両用冷却液制御弁。
  3. 前記ポンプ停止時は、前記弁体は閉方向に作用する付勢力により前記弁座に当接保持され、
    前記ポンプ作動時かつ前記ソレノイド励磁時に、前記弁体は閉方向に作用する吸引力と閉方向に作用する付勢力により前記弁座に当接保持され、
    前記ポンプ作動時かつ前記ソレノイド非励磁時に、前記弁体は開方向に作用する流体圧により押圧されて開状態に保持される請求項1又は2に記載の車両用冷却液制御弁。
  4. 前記弁体が開弁時には、前記流体が前記弁体の外側を流通する請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用冷却液制御弁。
  5. 少なくとも前記弁体と前記付勢手段とを囲むハウジングが設けられており、前記弁体が開弁時には、前記流体が前記弁体と前記ハウジングとの間を流通する請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用冷却液制御弁。
  6. 前記弁体の外周面と前記ハウジングの内周面との間に、前記弁体を開閉方向に案内する弁体案内部が設けられている請求項4または5に記載の車両用冷却液制御弁。
  7. 前記弁体は円板状を呈し、
    複数の前記弁体案内部が、前記弁体の周方向において等間隔で設けられている請求項6に記載の車両用冷却液制御弁。
  8. 前記弁体には、前記弁体の重心よりも前記流体の流通方向下流側に底部を有する凹部が設けられている請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用冷却液制御弁。
  9. 前記凹部が前記弁体の径方向に関する中央部に設けられている請求項8に記載の車両用冷却液制御弁。
  10. 前記弁体が前記弁座から所定量だけ離間するまでの間、前記弁体の側面と対向するように配置された流れ制御壁部が設けられている請求項4から9のいずれか一項に記載の車両用冷却液制御弁。
  11. 前記弁体の開閉方向に沿った軸心上に流体出口が形成されている請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用冷却液制御弁。
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