JP2013522510A - 再生エネルギー型発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再生エネルギー型発電装置は、回転翼を介して受け取った再生エネルギーによって回転するハブと、ハブに連結されている回転シャフトと、回転シャフトに取り付けられ、該回転シャフトの回転によって駆動される油圧ポンプ20と、油圧ポンプ20からの圧油によって駆動される油圧モータ30と、油圧モータ30に連結された発電機35と、回転シャフトの軸に直交する方向における油圧ポンプ20の変位を許容しつつ回転シャフトから油圧ポンプ20に加えられる反作用トルクを与えるとともに油圧ポンプ20をナセルに支持させるサポート7と、少なくとも一部がフレキシブルチューブ43で構成され、油圧ポンプ20の吐出口24aと油圧モータ30の吸入口31とを接続し、油圧ポンプ20から油圧モータ30に圧油を供給する圧油配管40とを備える。
Description
すなわち、再生エネルギー型発電装置の回転シャフトは、再生エネルギーのエネルギー流から大きな荷重(風力発電装置の場合は風荷重)を受けて撓もうとする。ところが、ポンプハウジングがナセルにリジッドに固定されている場合、回転シャフトがポンプハウジング及びナセルによって拘束されるから、回転シャフトの撓みに起因した荷重が、回転シャフトをナセルに回転自在に支持するための主軸軸受や油圧ポンプのポンプ軸受に集中的に加わってしまう。
特に、近年、発電効率向上のためにロータを大型化する試みがなされており、これに伴って再生エネルギーのエネルギー流から受ける荷重も増加する傾向にあるから、主軸軸受やポンプ軸受に加わる上記集中荷重を軽減することがますます重要になる。
しかしながら、このポンプ支持構造では、直交方向における油圧ポンプの変位が許容されるため、油圧ポンプと油圧モータとの相対変位が生じ、油圧ポンプと油圧モータとを繋ぐ圧油配管に大きな荷重が加わってしまう。
なお、フレキシブルチューブとは、可撓性を有する配管であり、ある程度自由に曲げることができるものをいう。なお、フレキシブルチューブの材質は、再生エネルギー型発電装置の運転中における圧油の想定される圧力(例えば350kgf/cm2程度)に耐えられるものであれば特に限定されないが、各種金属かPTFE、POM、PA、PVDF、FEP、PUR等の樹脂からなるチューブを、ステンレスワイヤー等の鋼線で補強したものを用いてもよい。
そこで、上記再生エネルギー型発電装置では、圧油配管の少なくとも一部がフレキシブルチューブで構成されるようにした。これにより、油圧ポンプと油圧モータとの相対変位をフレキシブルチューブの変形で吸収し、配管への荷重を緩和できる。さらに、圧油配管内を流れる圧油は高温であるため圧油配管の熱伸びに起因する熱応力が発生するが、圧油配管の少なくとも一部をフレキシブルチューブで構成することで、フレキシブルチューブの変形により圧油配管の熱伸びを吸収し、熱応力の発生を抑制できる。
一方、ナセル内のスペース上の制約から、油圧ポンプの近くに油圧モータを配置せざるを得ないことがあり、このような場合には、油圧ポンプの吐出口と油圧モータの吸入口の距離を大きくすることには限りがある。
この点、上述のように、油圧モータの吸入口から油圧ポンプの中心軸に延ばした線に直交であり、かつ、前記中心軸に沿った面を挟んで、前記油圧モータの前記吸入口の反対側に油圧ポンプの吐出口を設けることで、ナセル内のスペース上の制約から油圧ポンプの近傍に油圧モータを配置せざるを得ない場合であっても、吐出口と吸入口とを接続する圧油配管の長さを十分に確保することができる。よって、フレキシブルチューブを長くして、油圧ポンプと油圧モータとの相対変位の吸収によるフレキシブルチューブの曲げ半径の変化を抑制し、フレキシブルチューブを最小曲げ半径以上の曲げ半径で運用することができる。
これにより、油圧ポンプの吐出口と油圧モータの吸入口とを接続する圧油配管を、ナセル内の前方側の空間に集中的に配置することができ、油圧ポンプの後方側からのメンテナンス作業性をより一層向上させることができる。
これにより、油圧モータおよび発電機が、油圧ポンプの後方側に配置されることがなくなるため、油圧ポンプの後方側の空間をメンテナンス作業のために十分に確保することができ、メンテナンス作業性をより一層向上させることができる。
また、通常は油圧モータよりもサイズが大きい発電機を、ハブと油圧モータとの間(すなわち、油圧モータよりも前方側)に配置することで、クレーンによる油圧モータの吊り上げ時に、発電機を跨ぐ必要がなくなり、作業性が向上する。
さらに、油圧ポンプの端面が、その半径方向外側に突出するアーム部を有するエンドプレートによって形成されており、このアーム部に取り付けられた油圧モータが、アーム部を含むエンドプレート内に設けられた内部流路を介して油圧ポンプと流体的に接続されるようにしたので、油圧ポンプと油圧モータとの間に圧油配管を設ける必要がない。そのため、圧油配管を設けることによる配管の熱伸びや、配管同士の連結部からの油の漏出といった問題を回避できる。
このように、油圧ポンプが、防振ブッシュを介して主軸軸受の軸受箱に締結されるようにしたので、油圧ポンプの位置変化を防振ブッシュで減衰しながら安定して油圧ポンプを支持することができる。
これにより、アーム部の前後でモータモジュールを支持することとなるので、支持点からの軸長が短くなり、油圧モータの振動を小さくすることができる。
このように、油圧モータの軸方向に複数セット配列される偏心カムを、互いに位相が異なるように配置したので、複数セットのモータモジュールから発生する振動がバランスし、振動を抑制することができる。
このように、内部流路に流体的に接続されるアキュムレータがエンドプレートに取り付けられるようにしたので、エンドプレート内に形成される内部流路と、アキュムレータとの相対変位がほとんど生じず、圧油が漏出しにくい構造とすることができる。
まず、図1を参照して、風力発電装置1の全体の概要について説明する。図1は風力発電装置の構成例を示す図である。
なお、ここでは、風力発電装置1の一例としていわゆる3枚プロペラ型のものを説明するが、本発明は、この例に限定されず、種々の形式の風力発電装置1に適用できる。
なお、図2Aは本発明の第1実施形態に係る風力発電装置のナセル内機器の構成例を示す平面図で、図2Bは本発明の第1実施形態に係る風力発電装置のナセル内機器の構成例を示す側面図で、図3は図2AのA−A線断面図で、図4は第1実施形態における油圧トランスミッションおよび発電機を示す斜視図である。
油圧ポンプ20は、回転シャフト6の回転によって駆動されて、高圧油を生成する。油圧ポンプ20では、円筒部材23と、円筒部材23の前方側に設けられるフロントエンドプレート21と、円筒部材23の後方側に設けられるリアエンドプレート22とにより、ポンプハウジング19が構成されている。そして、ポンプハウジング19内には、ポンプモジュール25が設けられている。
風力発電装置1の運転時には、クレーン18は折り畳まれている。風力発電装置1のメンテナンス時には、クレーン18を作業位置まで伸縮させて、油圧ポンプ20や油圧モータ30等の機器の移動や分解作業などに用いる。この際、油圧ポンプ20の後方側に回転シャフト6が突出していると作業の邪魔になるが、上記構成を採用することにより油圧ポンプ20の後方側空間を空けることができるので、メンテナンス作業性が向上する。
油圧ポンプ20は、回転シャフト6とともに回転する回転部分(円筒状部材29及びカム28)と、回転シャフト6が回転しても静止し続けるポンプハウジング19とが、ポンプ軸受17によって相対的に回転可能になっている。これにより、ポンプハウジング19側に支持されたピストン27に対するカム28の相対的な回転が生まれ、油圧ポンプ20における作動油の昇圧が可能となる。したがって、油圧ポンプ20を正常に機能させるためには、回転シャフト6から油圧ポンプ20の回転部分を介してポンプハウジング19に伝達されるトルクを確実に受ける必要がある。そのため、本実施形態では、サポート7によって、回転シャフト6からポンプハウジング19に加えられるトルクを受けるようになっている。
また、風力発電装置1の回転シャフト6は、回転翼4から入力される風荷重を受けて撓もうとする。このとき、仮にポンプハウジング19をナセル8にリジッドに固定すると、回転シャフト6がポンプハウジング19及びナセル8によって拘束されるから、回転シャフト6の撓みに起因した荷重が後述の第1軸受11及び第2軸受12やポンプ軸受17に集中的に加わってしまう。そこで、サポート7は、回転シャフト6の軸に直交する方向(以下、直交方向と呼ぶ)における油圧ポンプ20の変位を許容するように、ポンプハウジング19を支持している。これにより、回転シャフト6の撓みに起因した主軸軸受11,12やポンプ軸受17への集中荷重を軽減できる。
各油室71〜74は、第1、第2アーム部21b1、21b2の上下方向位置によって容積が変化するようになっている。
なお、ここでは、アーム部21(21b1、21b2)および吐出口24aをフロントエンドプレート21に設けた場合について説明したが、この構成に限定されるものではなく、これらをリアエンドプレート22に設けてもよい。
また、通常は油圧モータ30よりもサイズが大きい発電機35を、ハブ3と油圧モータ30との間(すなわち、油圧モータ30よりも前方側)に配置することで、クレーン18による油圧モータ30の吊り上げ時に、発電機35を跨ぐ必要がなくなり、作業性が向上する。
高圧油配管40は、少なくとも一部がフレキシブルチューブ43で構成されている。具体的には、高圧油配管40のうち油圧ポンプ20の吐出口24aへの連結基部および油圧モータ30の吸入口31への連結基部は、リジット配管41、42で構成し、これらのリジット配管41、42の間をフレキシブルチューブ43で接続してもよい。このとき、フレキシブルチューブ43は、少なくとも一部が屈曲して配設されていてもよい。これにより、油圧ポンプ20と油圧モータ30との間の相対変位、油圧ポンプ20または油圧モータ30の振動、あるいは配管の熱伸び等を、フレキシブルチューブ43によって効果的に吸収できる。フレキシブルチューブ43は、回転シャフト6を迂回するように配設されてもよい。
ここで、油圧ポンプ20の吐出口24aと油圧モータ30の吸入口31との距離が大きいほど、フレキシブルチューブ43を長くすることができ、油圧ポンプ20と油圧モータ30との相対変位を吸収してもフレキシブルチューブ43の曲げ半径にあまり影響しない。例えば、図6A及び図6Bに示すように、長さL1のフレキシブルチューブ43−1と、長さL2(<L1)のフレキシブルチューブ43−2について考えたとき、変形前の曲げ半径が同一であっても、油圧ポンプ20と油圧モータ30との相対変位ΔDを吸収した後の曲げ半径の変化量は明らかにフレキシブルチューブ43−1の方が小さい。したがって、フレキシブルチューブ43を最小曲げ半径以上の曲げ半径で運用するためには、油圧ポンプ20の吐出口24aを油圧モータ30の吸入口31からできるだけ離して、油圧ポンプ20と油圧モータ30との相対変位の吸収によるフレキシブルチューブ43の曲げ半径の変化を抑制することが望ましい。
一方、ナセル8内のスペース上の制約から、油圧ポンプ20の近くに油圧モータ30を配置せざるを得ないことがあり、このような場合には、油圧ポンプ20の吐出口24aと油圧モータ30の吸入口31の距離を大きくすることには限りがある。
少なくとも一部がフレキシブルチューブ43で構成された高圧油配管40と油圧モータ30の吸入口31とを接続する分岐管46は、フレキシブルチューブ43の作用によって、油圧ポンプ20の直交方向の変位の影響を殆んど受けない。そのため、アキュムレータ47を分岐管47に接続することで、油圧ポンプ20とアキュムレータ47との間に相対的な変位が発生しても、アキュムレータ47を簡単な構成で安定してナセル8側に支持することができる。
低圧油配管50は、一端が油圧モータ30の側部に設けられた吐出口32に接続され、他端が油圧ポンプ20の下部に設けられた吸入口24bに接続されている。この低圧油配管50には、吐出口32と吸入口24bとの間に、脈動防止用のアキュムレータ54と、圧油を貯留するタンク55と、圧油冷却用のクーラ56と、圧油中の異物を除去するフィルタ(不図示)とがそれぞれ接続されている。
このように、低圧油配管50の少なくとも一部をフレキシブルチューブ43で構成することで、油圧ポンプ20と油圧モータ30との間の相対変位、油圧ポンプ20または油圧モータ30の振動、あるいは配管50の熱伸び等をフレキシブルチューブ43で吸収できる。
次に第2実施形態に係る風力発電装置1について説明する。本実施形態の風力発電装置は、油圧トランスミッションの構成を除けば、既に説明した第1実施形態の風力発電装置1と同様の構成である。したがって、ここでは、第1実施形態と共通する部材には同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
これらの図に示すように、油圧トランスミッション100はナセル8の内部空間に配置され、油圧ポンプ120と、油圧モータ130と、発電機135とを有する。
フロントエンドプレート121は、油圧ポンプ120の端面を形成する円環部121aと、円環部の半径方向に突出したアーム部121bとを有する。
アーム部121bは、上述の第1実施形態と同様に、サポート7を介してフレーム81に支持されている。これにより油圧ポンプ120はナセル8に支持される。なお、フロントエンドプレート121は、円環部121aとアーム部121bとが同一部材で一体に形成された構成であってもよいし、円環部121aとアーム部121bとが別部材で形成され、これらが締結部材によって締結された構成であってもよい。
このようにサポート7によってアーム部121bを支持することで、油圧ポンプ120の静止部分(ポンプハウジング19)の回転シャフト6との共回りを防止しつつ、回転シャフト6の撓みに起因した主軸軸受11、12やポンプ軸受17への集中荷重を軽減できる。
内部流路140は、ポンプモジュール125からフロントエンドプレート121に高圧油を導き出す出口流路141と、複数の出口流路141を連結するマニホルド142と、マニホルド142から油圧モータ130へ高圧油を供給する供給流路143とからなる。出口流路141およびマニホルド142は、フロントエンドプレート121の円環部121aに設けられ、供給流路143はアーム部141bに設けられている。なお、本実施形態において、低圧油配管は、上述した第1実施形態と同様の構成を採用することができる。
このように、内部流路140に流体的に接続されるアキュムレータ145がフロントエンドプレート121に取り付けられるようにしたので、フロントエンドプレート121内に形成される内部流路140と、アキュムレータ145との相対変位がほとんど生じず、圧油が漏出しにくい構造とすることができる。
各モータモジュール130A、130Bは、偏心カム138の周りに環状に連続したシリンダブロック131が設けられている。シリンダブロック131は、少なくとも一つのシリンダ136を有し、各シリンダ136に対して偏心カム138、一組のピストン137、高圧弁および低圧弁(いずれの弁も不図示)が設けられる。なお、ここでは環状に連続したシリンダブロックを示しているが、周方向に分割されたシリンダブロックを採用してもよい。
ピストン137は、ピストン137の上下動を偏心カム138の回転運動にスムーズに変換する観点から、シリンダ136内を摺動するピストン本体部137aと、該ピストン本体部137aに取り付けられ、偏心カム138のカム曲面に係合するピストンローラーまたはピストンシュー137bとで構成することが好ましい。ここで、ピストンローラーは、偏心カム138のカム曲面に当接して回転する部材であり、ピストンシューは、偏心カム138のカム曲面に当接して摺動する部材である。
上記したピストン137、シリンダ136および偏心カム138は、油圧モータ130の出力軸134の軸方向に複数セット配列されている。さらに、複数セットの偏心カム138は互いに位相が異なるように配置されている。
さらに、油圧ポンプ120の端面が、その半径方向外側に突出するアーム部121bを有するエンドプレート121によって形成されており、このアーム部121bに取り付けられた油圧モータ130が、アーム部121bを含むエンドプレート121内に設けられた内部流路140を介して油圧ポンプ120と流体的に接続されるようにしたので、油圧ポンプ120と油圧モータ130との間に高圧油が流れる配管を設ける必要がない。そのため、油圧ポンプ120と油圧モータ130に配管を設けることによる配管の熱伸びや、配管同士の連結部からの油の漏出といった問題を回避できる。
例えば、上述の実施形態では、回転シャフト6の後方側の端部に油圧ポンプを連結した構成について説明したが、油圧ポンプを貫通するように回転シャフト6を設けるようにしてもよい。この場合、油圧ポンプ20、120、120’を挟んでその前方側および後方側に軸受がそれぞれ配置されるようにする。
2 ロータ
3 ハブ
4 回転翼
5 油圧トランスミッション
6 回転シャフト
7 サポート
8 ナセル
9 タワー
10A、10B 軸受箱
10C 連結フレーム
11 第1軸受
12 第2軸受
14 軸受箱の面
15 シュリンクディスク接続構造
17 ポンプ軸受
18 クレーン
19 ポンプハウジング
20、120、120’ 油圧ポンプ
21、121、121’ フロントエンドプレート
21a、121a、121a’ 円環部
21b、121b アーム部
22、122、122’ リアエンドプレート
24a 吐出口
30、130、130’ 油圧モータ
31 吸入口
34 出力軸
35、130 発電機
40 高圧油配管
41、42、51 リジット配管
43 フレキシブルチューブ
46 分岐管
47、54、145 アキュムレータ
71 第1油室
72 第2油室
73 第3油室
74 第4油室
75 第1配管
76 第2配管
81 フレーム
84 台板
85 防振ゴム
140 内部流路
141 出口流路
142 マニホルド
143 供給流路
151 ラバーシート
152 チューブシール
153 ラバーシート
Claims (15)
- 再生エネルギーを利用して発電を行う再生エネルギー型発電装置であって、
回転翼が取り付けられ、前記回転翼を介して受け取った前記再生エネルギーによって回転するハブと、
前記ハブに連結されている回転シャフトと、
前記回転シャフトに取り付けられ、該回転シャフトの回転によって駆動される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプからの圧油によって駆動される油圧モータと、
前記油圧モータに連結された発電機と、
前記回転シャフトの軸に直交する方向における前記油圧ポンプの変位を許容しつつ前記回転シャフトから前記油圧ポンプに加えられる反作用トルクを与えるとともに前記油圧ポンプをナセルに支持させるサポートと、
少なくとも一部がフレキシブルチューブで構成され、前記油圧ポンプの吐出口と前記油圧モータの吸入口とを接続し、前記油圧ポンプから前記油圧モータに前記圧油を供給する圧油配管とを備えることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。 - 前記油圧ポンプの吐出口は、前記油圧モータの前記吸入口から前記油圧ポンプの中心軸に延ばした線に直交であり、かつ、前記中心軸に沿った面を挟んで、前記油圧モータの前記吸入口の反対側に設けられており、
前記圧油配管は、前記面を貫通して前記吐出口から前記吸入口まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記油圧ポンプは、前記回転シャフトの前記ハブから遠い側の端部に取り付けられており、
前記ハブに対向する側に配置される前記油圧ポンプの端面を形成するエンドプレートは、前記油圧ポンプの半径方向外側に突出するアーム部を有し、
前記油圧ポンプの前記アーム部は、前記サポートを介して前記ナセルに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記吐出口は、前記ハブに対向する側に配置される前記油圧ポンプの端面を形成する前記エンドプレートに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 前記油圧モータは、前記油圧ポンプの軸に対して側方に配置されており、
前記発電機は、前記ハブと前記油圧モータとの間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記圧力配管は、前記フレキシブルチューブと、該フレキシブルチューブの第1の端部を前記油圧ポンプの前記吐出口に連結する第1リジット管部と、前記フレキシブルチューブの第2の端部を前記油圧モータの前記吸入口に連結する第2リジット管部とを有し、
前記第2リジット管部にアキュムレータが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記ナセルに支持され、前記油圧モータおよび前記発電機が載置される台板をさらに備え、
前記ナセルと前記台板との間に、弾性部材およびダンパ機構の少なくとも一方が介装されていることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 再生エネルギーを利用して発電を行う再生エネルギー型発電装置であって、
回転翼が取り付けられ、前記回転翼を介して受け取った前記再生エネルギーによって回転するハブと、
前記ハブに連結されている回転シャフトと、
前記回転シャフトに取り付けられ、該回転シャフトの回転によって駆動される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプからの圧油によって駆動される油圧モータと、
前記油圧モータに連結された発電機とを備え、
前記油圧ポンプの端面は、前記油圧ポンプの半径方向外側に突出するアーム部を有するエンドプレートによって形成されており、
前記エンドプレートには、前記圧油を前記アーム部まで導く内部流路が設けられており、
前記油圧モータは、前記アーム部に取り付けられ、前記内部流路を介して前記油圧ポンプに流体的に接続されたことを特徴とすることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。 - 前記回転シャフトの軸に直交する方向における前記油圧ポンプの変位を許容しつつ前記回転シャフトから前記油圧ポンプに加えられる反作用トルクを与えるサポートをさらに備え、
前記油圧ポンプの前記アーム部は、前記サポートを介して前記ナセルに支持されていることを特徴とする請求項8に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記油圧ポンプは、前記回転シャフトの前記ハブから遠い側の端部に取り付けられており、
前記エンドプレートは、前記ハブに対向する側に配置される前記油圧ポンプの端面を形成していることを特徴とする請求項9に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記回転シャフトを前記ナセルに回転自在に支持させる主軸軸受をさらに備え、
前記油圧ポンプは、防振ブッシュを介して前記主軸軸受の軸受箱に締結されていることを特徴とする請求項8に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記油圧モータは、構成が共通である一対のモータモジュールを含み、
前記一対のモータモジュールの各出力軸が、前記アーム部の内部で互いに連結されていることを特徴とする請求項8に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記モータモジュールは、シリンダと、前記圧油によって前記シリンダ内を摺動するピストンと、該ピストンによって回転する偏心カムとが前記油圧モータの軸方向に複数セット配列されており、前記複数セットの前記偏心カムは互いに位相が異なることを特徴とする請求項12に記載の再生エネルギー型発電装置。
- 前記エンドプレートに取り付けられたアキュムレータをさらに備え、
前記アキュムレータは、前記内部流路に流体的に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の再生エネルギー型発電装置。 - 前記再生エネルギー型発電装置は、前記再生エネルギーの一形態である風から電力を生成する風力発電装置であることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
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