JP2014526006A - 再生エネルギー型発電装置及びその油圧ポンプ取付方法 - Google Patents

再生エネルギー型発電装置及びその油圧ポンプ取付方法 Download PDF

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Abstract

再生エネルギー型発電装置1は、回転シャフト6のハブ4から遠い端部に連結されるポンプシャフト70、および、該ポンプシャフト70に取り付けられる圧油生成機構80を含む油圧ポンプ12を備える。ポンプシャフト70は、圧油生成機構80を外周側に保持するとともに内周側に内部空間73を有する円筒部72と、該円筒部72よりも回転シャフト6側に設けられる内向きフランジ74とを含む。内部空間73から回転シャフト6に向かう締結方向に延在する少なくとも一つの締結部材90によって、回転シャフト6とポンプシャフト70とが連結されている。少なくとも一つの締結部材90は、内向きフランジ74を貫通して、回転シャフト6の端部に部分的に挿入されている。

Description

本発明は、再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置及びその油圧ポンプ取付方法に関する。ここで、再生エネルギー型発電装置は、風、潮流、海流、河流等の再生可能なエネルギーを利用した発電装置であり、例えば、風力発電装置、潮流発電装置、海流発電装置、河流発電装置等を挙げることができる。
近年、地球環境の保全の観点から、風力を利用した風力発電装置や、潮流、海流又は河流を利用した発電装置を含む再生エネルギー型発電装置の普及が進んでいる。再生エネルギー型発電装置では、風、潮流、海流又は河流の運動エネルギーをロータの回転エネルギーに変換し、さらにロータの回転エネルギーを発電機によって電力に変換する。
再生エネルギー型発電装置には、油圧ポンプ及び油圧モータを組み合わせた油圧トランスミッションを採用したものが知られている。
例えば、特許文献1には、ロータの回転により駆動される油圧ポンプと、発電機に接続された油圧モータとを組み合わせた油圧トランスミッションを用いた風力発電装置が記載されている。また特許文献1には、ロータへの油圧ポンプの取付け構造の一例として、ロータの端部に油圧ポンプのポンプシャフトを締結したものが開示されている(Fig.4C参照)。
米国特許出願公開第2010/0032959号明細書
しかしながら、特許文献1記載の再生エネルギー型発電装置では、ロータの軸方向に沿って真っ直ぐに延びるポンプシャフトをその全長に亘って貫通する締結部材(ボルト)を用いて、ポンプシャフトをロータに締結している。そのため、油圧ポンプの取付け時における締結部品の引張力の管理が難しくなる。特に近年の再生エネルギー型発電装置は、発電効率向上の観点から大径化するとともに、ポンプシャフトも長くなる傾向にあるから、特許文献1記載の油圧ポンプの取付け構造では、締結部品の引張力の管理はますます困難になることが予想される。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、上述の事情に鑑みて、ポンプシャフトの回転シャフトへの取付け時における締結部品の引張力の管理が容易な再生エネルギー型発電装置及びその油圧ポンプ取付け方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る再生エネルギー型発電装置は、再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置であって、少なくとも一本のブレードと、前記ブレードを介して受け取った前記再生可能エネルギーによって前記ブレードとともに回転するハブと、前記ハブに連結された回転シャフトと、前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部に連結されるポンプシャフト、および、該ポンプシャフトに取り付けられて前記ポンプシャフトの回転によって圧油を生成する圧油生成機構を含む油圧ポンプと、前記油圧ポンプからの前記圧油によって駆動される油圧モータと、前記油圧モータによって駆動される発電機とを備え、前記ポンプシャフトは、前記圧油生成機構を外周側に保持するとともに内周側に内部空間を有する円筒部と、該円筒部よりも前記回転シャフト側に設けられる内向きフランジとを含み、前記内部空間から前記回転シャフトに向かう締結方向に延在する少なくとも一つの締結部材によって、前記回転シャフトと前記ポンプシャフトとが連結され、前記締結部材は前記内向きフランジを貫通して前記回転シャフトの前記端部に部分的に挿入されていることを特徴とする。
この再生エネルギー型発電装置では、ポンプシャフトには、圧油生成機構を外周側に保持する円筒部よりも回転シャフト側に位置する内向きフランジが設けられている。そして、円筒部の内周側の内部空間から回転シャフトに向かう締結方向に延在する少なくとも一つの締結部材によって、ポンプシャフトが回転シャフトに連結される。そのため、ポンプシャフトを回転シャフトに締結するための締結部材は、ポンプシャフトの内向きフランジを貫通し、回転シャフトの端部内における締結深さに到達するのに十分な長さであれば、可能な限り短くできる。よって、ポンプシャフトの回転シャフトへの取付け時における締結部品の引張力の管理が容易になる。
少なくとも一実施形態において、再生エネルギー型発電装置は、前記回転シャフトを軸支する少なくとも一つの軸受をさらに備え、前記少なくとも一つの軸受のうち前記ポンプシャフトに最も近い軸受と前記ポンプシャフトとの間において、前記回転シャフトの外径は略一定(回転シャフトがフランジレス)であってもよい。
これにより、後方軸受の大型化を抑制しながら、回転シャフトの端部から後方軸受を挿入するというシンプルな軸受組み付け手法が採用可能になる。
なお、前記少なくとも一つの軸受は、前記ハブに近い前方軸受と前記ポンプシャフトに近い後方軸受からなり、前記前方軸受の軸受箱と前記後方軸受の軸受箱とを筒状連結フレームで互いに連結し、保持してもよい。筒状連結フレームは、各軸受箱内の軸受間の同芯を維持する。よって、再生可能エネルギー源から回転シャフトへの入力の変動に起因した複雑な荷重(曲げ荷重を含む。)が回転シャフトに加わる場合であっても、各軸受の芯がずれて予定しない方向の荷重成分が軸受に加わるような事態を防止し、軸受の長寿命化を実現することができる。
一実施形態において、再生エネルギー型発電装置は、前記締結部材が貫通する穴を少なくとも一つ有し、前記回転シャフトの前記端面と前記内向きフランジとの間に設けられる摩擦シムとをさらに備えてもよい。
これにより、複数の締結部材の締結力によって摩擦シムによる大きな摩擦力が得られ、回転シャフトからの大きなトルクをポンプシャフトに確実に伝達できる。また、回転シャフトとポンプシャフトとの間の滑りが防止される。
また、少なくとも一つの前記締結部材は、前記内向きフランジと前記回転シャフトの前記端面との締結エリアにおいて千鳥状に配列された複数の締結部材を含み、少なくとも一つの前記穴は、前記締結部材に対応して千鳥状に配列された前記穴を含み、前記摩擦シムは、前記複数の穴を避けるように半径方向に対して傾斜した分割線にて分割された複数のセグメントによって構成される環状部材であってもよい。
このように分割線に沿って複数のセグメントに分割可能な環状部材である摩擦シムを用いることで、摩擦シムの製造が容易になる。典型的な実施形態では、大型の風力発電装置(例えば7MW級)用の摩擦シムは0.5以上の摩擦係数を有する。
また回転シャフトの端面にポンプシャフトの内向きフランジを締結するための締結部材を締結エリアにおいて千鳥状に配列することで、より多くの締結部材を設けることができる。締結部材の個数を多くすることでクランプ力が大きくなり、摩擦シムによる摩擦力を増大させることができる。さらに、摩擦シム(環状部材)の複数のセグメントへの分割線を、千鳥状に配列された穴を避けるように半径方向に対して傾斜させることで、各セグメントにより多くの締結部材を設けることができる。よって、摩擦シムによる摩擦力をより一層増大させることができる。
なお、前記摩擦シムは、外径が1m以上であり、内径が0.5m以上であってもよい。
摩擦シムの外径を1m以上にすれば、締結部材(ボルト)のサイズを大きくするとともに数を増やす事ができる。そのため、例えば3MW以上の比較的大型の再生エネルギー型発電装置において、再生エネルギー源から受ける大きなトルクに対して十分な締め付け力を発現し、摩擦によるせん断力を上げることができる。同様に、摩擦シムの内径を0.5m以上にすれば、締結部材(ボルト)のサイズを大きくするとともに数を増やす事ができ、再生エネルギー源から受ける大きなトルクに対して十分な締め付け力を発現し、摩擦によるせん断力を上げることができる。また、内径を0.5m以上と比較的大径にすることで、内向きフランジ及び回転シャフトの端部の肉厚を薄くすることで、軸系の軽量化を図ることができる。
前記摩擦シムは、両面にダイヤモンド粒子が担持されていてもよい。これにより、摩擦シムによる摩擦力をより一層増大させることができる。
一実施形態において、前記圧油生成機構は、前記円筒部の外周に取り付けられるリングカムと、該リングカムの周りに放射状に配置されて前記リングカムによって往復運動せしめられる複数のピストンと、前記圧油を生成するための作動室を各ピストンとともに形成するシリンダが設けられたシリンダブロックとを含み、前記圧油生成機構は、前記シリンダブロックの外周面を覆う円筒シェルおよび該円筒シェルの両端に設けられる一対のエンドプレートを含むポンプハウジングに収納されるとともに、前記一対のエンドプレートのうち前記ハブに近い第1エンドプレートは第1ポンプ軸受を介して前記内向きフランジに形成された軸受保持用の円筒周面に支持され、前記一対のエンドプレートのうち前記ハブから遠い第2エンドプレートは第2ポンプ軸受を介して前記円筒部の外周面に支持されていてもよい。
一実施形態において、ポンプシャフトが圧油生成機構を外周側に保持する円筒部と該円筒部よりも回転シャフト側に設けられた内向きフランジとを含み、内向きフランジと回転シャフトの端面とを締結するための少なくとも一つの締結部材によって油圧ポンプが回転シャフトに取り付けられることは上述したとおりである。この場合において、上記構成の圧油生成機構を採用して、比較的大径であるポンプシャフトの円筒部の周りにピストン及びシリンダで構成される作動室を配置すれば、作動室を多く設けることができ、油圧ポンプの押しのけ容積を細やかに調節することができる。一方、回転シャフトの端面に締結される内向きフランジをポンプシャフトの一部として設けることで、回転シャフトをポンプシャフトの円筒部よりも小径にすることができ、回転シャフト及びこれを軸支する軸受をコンパクト化して総重量の軽減を図ることができる。
一実施形態において、前記第1エンドプレートは、内周側に位置して前記第1ポンプ軸受の外輪が固定される内周部と、前記内周部から前記円筒シェルに向かって径方向外方に延在する外周部とを含み、前記内周部は、前記作動室で生成された前記圧油が流れる内部流路を有し、前記外周部よりも軸方向に厚肉に形成されていてもよい。
これにより、第1エンドプレートの外周部に比べて周長が短い第1エンドプレートの内周部に内部流路を配置することで、第1エンドプレートの重量増加を抑制しながら内部流路の周囲の第1エンドプレートを厚くすることができる。よって、第1エンドプレートの重量軽減を図りつつ圧油に対する第1エンドプレートの耐性を向上させることができる。すなわち、圧油の高い圧力に耐えるように内部流路周辺の第1エンドプレートの内周部を軸方向に厚肉に形成しても、内周部の周長は比較的短いため、第1エンドプレート全体の重量をさほど増大させることにはならず、第1エンドプレートの重量抑制と圧油に対する耐性向上とを両立できる。
また、再生エネルギー型発電装置は、少なくとも前記回転シャフト及び前記油圧ポンプを収納するナセルをさらに備え、前記第1エンドプレートのうち少なくとも前記内周部に接続されたアーム部を介して、前記ポンプハウジングが前記ナセル側に支持されていてもよい。第1エンドプレートの内周部だけでなく外周部を含む第1エンドプレートの広い範囲にアーム部を接続してもよい。
このように、アーム部を介してポンプハウジングをナセル側に支持することで、ポンプシャフトとともに回転しようとするポンプハウジングを回転方向に不動とすることができる。また、少なくとも、外周部に比べて厚肉に形成された第1エンドプレートの内周部にアーム部を接続することで、アーム部を介したポンプハウジングのナセル側への支持を確実に行うことができる。
また、再生エネルギー型発電装置は、前記ポンプシャフトの軸に直交する方向における前記ポンプハウジングの変位を許容しつつ前記ポンプシャフトとの前記ポンプハウジングの共回りを防ぐように、前記アーム部を介して前記ポンプハウジングを前記ナセル側に支持するポンプサポートをさらに備えてもよい。
一般に、再生エネルギー型発電装置の回転シャフトは、再生エネルギーのエネルギー流から大きな荷重(風力発電装置の場合は風荷重)に起因する曲げ力を受ける。このとき、ポンプハウジングがナセルにリジッドに固定されている場合、回転シャフトがナセルに対して不動であるから、回転シャフトの撓みに起因した集中荷重が、回転シャフトをナセルに回転自在に支持するための軸受(主軸軸受)や油圧ポンプのポンプ軸受に加わってしまう。
そこで、ポンプシャフトの軸に直交する方向におけるポンプハウジングの変位を許容しつつポンプシャフトとのポンプハウジングの共回りを防ぐようにポンプサポートを構成することで、回転シャフトの撓みに起因した軸受(主軸軸受やポンプ軸受)への集中荷重を軽減できる。
また、再生エネルギー型発電装置は、前記油圧ポンプの出口部と前記油圧モータの入口部を接続し、前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される前記圧油が流れる圧油配管をさらに備え、前記圧油配管は、少なくとも一部がフレキシブルな配管で形成されていてもよい。
ポンプサポートがポンプシャフトの軸に直交する方向におけるポンプハウジングの変位を許容する場合、回転シャフトに取り付けられた油圧ポンプと、回転シャフトには直接連結されていない油圧モータとの間に相対変位が生じる。そのため、油圧ポンプと油圧モータとを接続する圧油配管の全てをリジットな配管構造にすると、配管に大きな荷重が加わってしまう。
そこで、上述のように、圧油配管の少なくとも一部をフレキシブルな配管とし、油圧ポンプと油圧モータとの相対変位をフレキシブルな配管により吸収し、圧油配管に加わる荷重を軽減できる。さらに、圧油配管内を流れる圧油は高温であるため圧油配管の熱伸びに起因する熱応力が発生するが、圧油配管の少なくとも一部をフレキシブルな配管で構成することで、フレキシブルな配管により圧油配管の熱伸びを吸収し、熱応力の発生を抑制できる。
前記第1ポンプ軸受及び前記第2ポンプ軸受は、それぞれ、スラスト軸受であってもよい。
一実施形態において、再生エネルギー型発電装置は、少なくとも前記回転シャフト、前記油圧ポンプ及び前記油圧モータを収納するナセルと、弾性部材およびダンパ機構の少なくとも一方を介して前記ナセルに支持され、前記油圧モータが載置される設置台とをさらに備えてもよい。
このように、弾性部材およびダンパ機構の少なくとも一方を介してナセルに支持される設置台に油圧モータを載置することで、油圧モータの駆動時における振動を減衰して、油圧モータを安定してナセルに支持することができる。
一実施形態において、前記円筒部の内表面は、前記ハブから遠ざかるにつれて前記円筒部の肉厚が薄くなるようにテーパ状になっていてもよい。
ポンプシャフトは、回転シャフトから入力される大トルクに耐え得る強度を具備しながら、できるだけ軽量であることが望まれる。そこで、円筒部の内表面を上述のようなテーパ状とすることで、比較的大きな強度が要求される円筒部の回転シャフト寄りの領域を肉厚に形成し、比較的強度は小さくてもよい円筒部の回転シャフトから遠い側の領域を薄肉として、ポンプシャフトの強度と重量軽減とを両立できる。
一実施形態において、再生エネルギー型発電装置は、前記円筒部の前記内部空間に設けられ、静止側のケーブルと、前記回転シャフトとともに回転する回転側のケーブルとを電気的に接続するスリップリングをさらに備えていてもよい。
これにより、ポンプシャフトの円筒部の内周側の内部空間を有効に利用して、スリップリングを配置することができる。なお、スリップリングは、静止側のケーブルと回転側のケーブルとの電気的な接続を可能にする機構であり、例えば、ハブ周辺に設けられた機器(ピッチ駆動装置やブレードの異常監視装置等)と、ナセル内に位置する機器(制御装置や電源装置等)を電気的に接続するために設けられてもよい。
なお、前記再生エネルギー型発電装置は、前記再生可能エネルギーとしての風から電力を生成する風力発電装置であってもよい。あるいは、再生エネルギー型発電装置は、潮流発電装置、海流発電装置、河流発電装置等を含む他の種類の発電装置であってもよい。
本発明の一実施形態に係る再生エネルギー型発電装置の油圧ポンプ取付け方法は、少なくとも一本のブレードを介して受け取った再生可能エネルギーによって前記ブレードとともにハブ及び該ハブに連結された回転シャフトを回転させ、該回転シャフトの回転を油圧ポンプ及び油圧モータを含む油圧トランスミッションにより発電機に入力して発電を行う再生エネルギー型発電装置の油圧ポンプ取付け方法であって、前記油圧ポンプは、圧油を生成する圧油生成機構と、前記圧油生成機構を保持するとともに内周側に内部空間を有する円筒部および該円筒部の一端側に設けられる内向きフランジを含むポンプシャフトとを備え、前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部の端面に前記内向きフランジが対向するように前記ポンプシャフトを配置するステップと、前記内向きフランジを貫通して前記内部空間から前記回転シャフトに向かう締結方向に少なくとも一つの締結部材が延在するように該締結部材を前記回転シャフトの前記端部に部分的に挿入することで、前記回転シャフトに前記ポンプシャフトを連結するステップとを備えることを特徴とする。
このように、ポンプシャフトの円筒部の内周側の内部空間から回転シャフトに向かう締結方向に延在する少なくとも一つの締結部材を用いてポンプシャフトを回転シャフトに連結することで、ポンプシャフトを回転シャフトに締結するための締結部材はポンプシャフトの内向きフランジを貫通し、回転シャフトの端部内における締結深さに到達するのに十分な長さであれば、可能な限り短くできる。よって、ポンプシャフトの回転シャフトへの取付け時における締結部品の引張力の管理が容易になる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、ポンプシャフトを回転シャフトに締結するための締結部材はポンプシャフトの内向きフランジを貫通し、回転シャフトの端部内における締結深さに到達するのに十分な長さであれば、可能な限り短くできるようになり、ポンプシャフトの回転シャフトへの取付け時における締結部品の引張力の管理が容易になる。
一実施形態に係る風力発電装置の全体構成の概略を示す図である。 一実施形態に係る風力発電装置のナセル内部の構成例を示す斜視図である。 一実施形態におけるナセル台板の構成例を示す斜視図である。 図2におけるA−A線に沿った断面図である。 一実施形態における、回転シャフトとポンプシャフトとの締結部周辺を示す図である。 摩擦シムの構成例を示す図である。 一実施形態における、油圧ポンプの半径方向に沿った圧油生成機構の断面図である。 一実施形態における、油圧ポンプの軸方向に沿った圧油生成機構の断面図である。 第1エンドプレートをナセル側に固定した様子を示す図である。 軸受箱を筒状の連結フレームで連結した様子を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
以下の実施形態では、再生エネルギー型発電装置の一例として風力発電装置について説明する。ただし、本発明は潮流発電装置、海流発電装置、河流発電装置等の他の再生エネルギー型発電装置にも適用できる。
図1は風力発電装置の全体構成の概略を示す図である。図2は風力発電装置のナセル内部の構成例を示す斜視図である。図3は、ナセル台板の構成例を示す斜視図である。
図1に示すように、風力発電装置1は、ブレード2及びハブ4で構成されるロータ3と、ロータ3のハブ4に連結される回転シャフト6と、電力を生成する発電機16と、回転シャフト6の回転エネルギーを発電機16に伝えるドライブトレイン10とを備える。
なお、ハブ4はハブカバー5によって覆われている。また、少なくとも回転シャフト6は、洋上又は地上に立設されたタワー8の上に設置されたナセル30に収納されていてもよい。
回転シャフト6は、軸受箱21,23にそれぞれ収納された一対の軸受(前方軸受20,後方軸受22)を介してナセル30に回転自在に支持されている。各軸受20,22の軸受箱21,23は、ナセル30のナセル台板30Aによって支持されるとともに、連結フレーム40によって互いに連結されていてもよい。
なお、ナセル台板30A及び連結フレーム40については後で詳述する。
ドライブトレイン10は、図1に示すように、回転シャフト6に取り付けられた油圧ポンプ12と、高圧油ライン13及び低圧油ライン15を介して油圧ポンプ12に接続される油圧モータ14とを含んでいてもよい。油圧ポンプ12は、回転シャフト6によって駆動されて作動油を昇圧し、高圧の作動油(圧油)を生成する。油圧ポンプ12の出口は、高圧油ライン13を介して油圧モータ14の入口に接続されている。そのため、油圧ポンプ12で生成された圧油は高圧油ライン13を介して油圧モータ14に供給され、この圧油によって油圧モータ14が駆動される。油圧モータ14で仕事をした後の低圧の作動油は、油圧モータ14の出口と油圧ポンプ12の入口との間に設けられた低圧油ライン15を経由して、油圧ポンプ12に再び戻される。また、油圧モータ14の出力軸は発電機16の回転シャフトに接続されており、油圧モータ14の回転が発電機16に入力されるようになっている。
なお、油圧ポンプ12、油圧モータ14及び発電機16の個数は特に限定されず、それぞれ、少なくとも一つあればよい。
ドライブトレイン10及び発電機16は、ナセル30内に設置されていてもよい。
図2に示す例示的な実施形態では、ナセル30は、各軸受20,22が収容される軸受箱21,23を支持するナセル台板30Aと、ナセル台板30A上に載置された各種機器を覆うナセルカバー30Bと、ナセルカバー30Bが固定されるナセルフレーム30Cとを含んでいる。ナセル台板30Aは例えば球状黒鉛鋳鉄や強靭鋳鉄等の鋳物(casting)で構成される。
回転シャフト6の端部には、油圧ポンプ12が取り付けられている。また回転シャフト6の両側に、一対の機器設置台46が設けられており(ただし、図2には手前側の機器設置台46のみ示している。)、各機器設置台46には一対の油圧モータ14と一台の発電機16とが設置されている。機器設置台46は、ナセル台板30A及びこれに組み付けたナセルフレーム30Cによって支持されている。
なお、機器設置台46は、弾性部材およびダンパ機構の少なくとも一方を介してナセル30側に支持されていてもよい。これにより、油圧モータ14の駆動時における振動を減衰して、油圧モータ14を安定してナセル30側に支持することができる。
ここで、ナセル台板30Aの構成について詳細に説明する。ナセル台板30Aは、例えば、図3に示すように、水平方向に延在する水平板部32と、水平板部32上に設けられた壁部34と、回転シャフト6の軸方向に直交する方向に沿って延在するリブ36とを含むナセル台板30Aを用いてもよい。なお、壁部34及びリブ36には、作業員が通過するためのマンホール58を設けてもよい。
図3に示す例では、水平板部32は、回転シャフト6の両側に位置する壁部34の側壁部分に沿って外側に張り出しており、ヨーモータ52(図2参照)を保持するための保持穴33が水平板部32に設けられている。また、ヨーモータ52には不図示のピニオンギアが取り付けられており、このピニオンギアに噛み合うリングギアがタワー8に設けられている。そのため、ヨーモータ52を駆動してピニオンギアを回転させると、ヨー旋回座軸受50(図1参照)を介してタワー8に支持されたナセル台板30Aは旋回するようになっている。
水平板部32には壁部34の内周に沿って台板開口31が設けられており、この台板開口31はナセルデッキ板38によって塞がれる。ナセルデッキ板38は、ナセル内機器のメンテナンスを行う際の作業員の足場として用いられる。ナセルデッキ板38にはデッキ開口39が形成されており、このデッキ開口39を介してナセル30内とタワー8内とが繋がっている。これにより、クレーンやホイスト等のナセル30内の部品昇降機構を用いて、デッキ開口39を介した搬送対象部品の移動が可能になる。デッキ開口39は必要に応じて開閉自在になっていてもよく、例えばデッキ開口39を介した搬送対象部品の搬送作業時に限ってデッキ開口39を開くことも可能である。
図3に示すように、ナセル台板30Aの壁部34のうちハブ4側の部分には凹部35が設けられており、この凹部35に前方軸受20の軸受箱21の下部が係合するようになっている。同様に、リブ36には凹部37が設けられており、この凹部37に後方軸受22の軸受箱23の下部が係合するようになっている。そして、凹部35,37に係合した軸受箱21,23は、図2に示すように、軸受箱21,23の両側において、ナセル台板30A(壁部34の上面)に締結される。よって、軸受箱21は壁部34によって下方から支持されるとともにナセル台板30Aに締結され、軸受箱23はリブ36によって下方から支持されるとともにナセル台板30Aに締結される。よって、軸受箱21,23の下部はナセル台板30Aによって拘束される。
一方、各軸受箱21,23の上部は連結フレーム40によって互いに連結され、連結フレーム40によって拘束される。
こうして、ナセル台板30A及び連結フレーム40によって各軸受箱21,23が拘束されるので、軸受20,22間の同芯を維持することができる。
連結フレーム40は、図2に示すように、回転シャフト6の上方に設けられて軸受箱21,23の上部同士を連結するとともにクレーン等の部品昇降機構の取付部43を有する連結板部42と、回転シャフト6の両側において連結板部42をナセル台板30Aに支持する一対のサポート部44とを含んでいてもよい。これにより、軸受箱21,23の上部同士を連結板部42によって連結して軸受20,22間の同芯維持に寄与できるだけでなく、連結板部42に設けられた取付部43に部品昇降機構を取り付ける場合においても部品昇降機構の荷重をサポート部44によって支えることができる。
なお、取付部43は、部品昇降機構としてのクレーンのジブを任意の締結部材を用いて固定可能に構成されていてもよい。また、サポート部44は、図2に示すように、作業員が昇降する際の階段としても機能するようになっていてもよい。
図4は、図2におけるA−A線に沿った断面図である。図5は、回転シャフト6とポンプシャフト70との締結部周辺を示す図である。
前方軸受20は、図4に示すように、内輪20Aと外輪20Bとの間に転動体20Cが保持された構成を有し、軸受箱21に収納されている。同様に、後方軸受22は、内輪22Aと外輪22Bとの間に転動体22Cが保持された構成を有し、軸受箱23に収納されている。なお、同図には、自動調心性を有しないラジアル軸受としての前方軸受20が複列円筒ころ軸受であり、自動調心性を有しないスラスト軸受としての後方軸受22が複列円錐ころ軸受である例を示している。
また、同図に示すように、前方軸受20の軸受箱21には、回転シャフト6のフランジとの共締めによってハブ4に締結されたブレーキディスク60を把持することで回転シャフト6を制動するブレーキキャリパ62が複数取り付けられていてもよい。
ここで、図4及び5を参照して、油圧ポンプ12の構造例について詳述する。図4及び5に示すように、油圧ポンプ12は、回転シャフト6のハブ4から遠い端部に連結されるポンプシャフト70、および、ポンプシャフト70の回転によって圧油を生成する圧油生成機構80を含んで構成される。なお、圧油生成機構80は、ポンプハウジング100に収納されている。
ポンプシャフト70は、ポンプシャフト70との接合部周辺における回転シャフト6よりも大径に形成された円筒部72と、円筒部72よりも回転シャフト6側に設けられた内向きフランジ74とを有する。
円筒部72の外周側には圧油生成機構80が保持される。例えば、ポンプシャフト70の中心軸に略平行な円筒部72の外周面72A上に圧油生成機構80のリングカム82が取り付けられていてもよい。一方、円筒部72の内周側には、円筒部72の内周面72Bによって囲まれた内部空間73が存在する。この内部空間73には、静止側のケーブル56と回転側のケーブル57とを電気的に接続するスリップリング54が設けられていてもよい。
なお、円筒部72の内周面72Bは、図4に示すように、ハブ4から遠ざかるにつれて円筒部72の肉厚が薄くなるようにテーパ状になっていてもよい。これにより、比較的大きな強度が要求される円筒部72の回転シャフト6寄りの領域(前方領域)を肉厚に形成し、比較的強度は小さくてもよい円筒部72の回転シャフト6から遠い側の領域(後方領域)を薄肉として、ポンプシャフト70の強度と重量軽減とを両立できる。
円筒部72よりも回転シャフト6寄りに位置する内向きフランジ74は、円筒部72から半径方向内方に延在している。言い換えると、内向きフランジ74は、ポンプシャフト70の直径が円筒部72の直径から回転シャフト6の直径に向かって変化する領域である。
内向きフランジ74は、内向きフランジ74の表面が回転シャフト6の端面に直接又は間接的に突き合わされた状態で締結部材90によって回転シャフト6に締結される。締結部材90は、例えば植込みボルト及びナットの組み合わせを用いることができ、内部空間73から回転シャフト6に向かう締結方向(図5参照)にて、内向きフランジ74を回転シャフト6の端面に締結している。締結部材90は、内部空間73から回転シャフト6に向かう締結方向に延在し、内向きフランジ74を貫通して、回転シャフト6に部分的に挿入されている。
なお、締結部材90は、回転シャフト6の端面と内向きフランジ74との環状の締結エリアに複数設けられていてもよく、例えば、前記締結エリアに複数の締結部材90を千鳥状に配置してもよい。複数の締結部材90を前記締結エリアにおいて千鳥状に配列すれば、より多くの締結部材90を設けることができる。
また回転シャフト6の端面と内向きフランジ74の外表面との間には、位置決め用の嵌合部91(図5参照)が設けられている。嵌合部91において、回転シャフト6の端面と内向きフランジ74の外表面とにそれぞれ形成された凹部及び凸部が互いに嵌合するようになっている。この嵌合部91によって、回転シャフト6に対するポンプシャフト70の半径方向位置が決まる。よって、回転シャフト6への油圧ポンプ12の取付け作業が容易になる。
また、軸受箱23に収納される後方軸受22とポンプシャフト70との間において、回転シャフト6の外径は略一定であってもよい。すなわち、後方軸受22とポンプシャフト70との間における回転シャフト6には、ポンプシャフト70と締結するためのフランジが設けられていない。これにより、後方軸受22の大型化を抑制しながら、回転シャフト6の端部から後方軸受22を挿入するというシンプルな軸受組み付け手法が採用可能になる。
なお、端部にフランジが設けられていない回転シャフト6へのポンプシャフト70の締結が可能であるのは、円筒部72の内周側に位置する内部空間73を利用して、内部空間73から回転シャフト6に向かう締結方向にて内向きフランジ74が回転シャフト6の端面に締結されているためである。
また、回転シャフト6からの大きなトルクをポンプシャフト70に確実に伝達する観点から、内向きフランジ74の外表面と回転シャフト6の端面との間には摩擦シム92(図5参照)を設けてもよい。
図6は摩擦シム92の構成例を示す図である。同図に示すように、摩擦シム92には、内向きフランジ74と回転シャフト6の端面との締結エリアに千鳥状に配置された複数の締結部材91に対応して、各締結部材91が貫通する複数個の穴93が千鳥状に設けられていてもよい。また、摩擦シム92は複数のセグメント96に分割可能になっており、各セグメント96の境界線(セグメント96への分割線)94は各穴93を避けるように半径方向に対して傾斜していてもよい。
このように分割線94に沿って複数のセグメント96に分割可能な環状部材である摩擦シム92を用いることで、摩擦シム92の製造が容易になる。また、摩擦シム92の複数のセグメント96への分割線94を、千鳥状に配列された穴93を避けるように半径方向に対して傾斜させることで、各セグメント96により多くの締結部材90を設けることができる。よって、摩擦シム92による摩擦力をより一層増大させることができる。
摩擦シム92は、例えば、外径が1m以上であり、内径が0.5m以上であってもよい。また、摩擦シム92による摩擦力をより一層増大させる観点から、摩擦シム92の両面にダイヤモンド粒子が担持されていてもよい。
図7及び8は、圧油生成機構80の構成例を示す図である。同図に示すように、圧油生成機構80は、リングカム81と、該リングカム81の周りに放射状に配置される複数のピストン82と、各ピストン82とともに作動室83を形成するシリンダ84が設けられたシリンダブロック85とを含んでいてもよい。
リングカム81は、多数のローブを外周面に有する環状の部材であり、ポンプシャフト70の円筒部72の外周面72A上に固定されている。なお、多数の作動室83を形成するために、ポンプシャフト70の軸方向に複数列(図8に示す例では4列)のリングカム81を設けてもよい。
ピストン82は、作動室83側に位置するピストン本体82Aと、リングカム81側に設けられるローラ82Bとで構成される。ローラ82Bは、ピストン本体82Aに回転自在に保持されており、リングカム81からの押圧力をピストン本体82Aに伝達する。ローラ82Bを介してリングカム81からの押圧力を受けるピストン本体82Aは、シリンダ84に案内されながら往復運動し、作動室83の容積を周期的に変化させる。このように、ピストン本体82Aが往復運動することで、低圧油ライン15(図1参照)から作動室83に作動油を吸入する吸入工程と、作動室83内の作動油を圧縮して高圧油ライン13(図1参照)に圧油を送り出す圧縮工程とが繰り返される。
なお、各作動室83は、シリンダブロック85の内部に設けられた高圧連通路86(図7参照)を介して高圧油ライン13に接続されるとともに、シリンダブロック85の外周に設けられた環状の低圧連通路87を介して低圧油ライン15に接続されている。また、各作動室83とこれに対応する高圧連通路86との間には高圧弁88が設けられており、各作動室83とこれに対応する低圧連通路87との間には低圧弁89が設けられている。これら高圧弁88及び低圧弁89を開閉することで、各作動室83と高圧油ライン13又は低圧油ライン15との連通状態が切換え可能になっている。
油圧ポンプ12の押しのけ容積は高圧弁88及び低圧弁89の開閉制御によって調節可能である。例えば、リングカム81の位相に応じて高圧弁88及び低圧弁89を開閉して吸入工程と圧縮工程とを繰り返す作動室83(加圧が行われるアクティブチャンバ)の数と、リングカム81の位相にかかわらず高圧弁88を閉じて低圧弁を開いた状態を維持する作動室83(加圧が行われないノンアクティブチャンバ)の数との比を変更して油圧ポンプ12の押しのけ容積を調節してもよい。
なお、油圧ポンプ12の押しのけ容積とは、ポンプシャフト70が一回転する間に高圧油ライン13に送り出される圧油の体積をいう。
上記構成の圧油生成機構80では、高圧弁88及び低圧弁89の開閉制御によって各作動室83の状態を変化させることで押しのけ容積が調節されるから、油圧ポンプの押しのけ容積の細やかな制御を実現するためには作動室83の数は多い方が有利である。
ここで、作動室83を多く設けるための1つのデザインとして、各作動室83を作るシリンダ84の直径を小さくして、より多くの作動室83を周方向に配置したものが考えられる。ところが、このデザインでは、シリンダ84の直径に対する軸方向長さの比が適切な範囲を逸脱することがあり、採用できない場合がある。
そこで、幾つかの実施形態において、ポンプシャフト70のうち比較的大径である円筒部72の周りにピストン82及びシリンダ84で構成される作動室83を配置する。これにより、シリンダ84の直径に対する軸方向長さの比を適切な範囲内に維持しながら作動室83を多く設けることができる。多数の作動室83は、圧油生成機構80が油圧ポンプ12の押しのけ容積を細やかに調節することを可能にする。一方、回転シャフト6の端面は、円筒部72から半径方向内方に延在する内向きフランジ74に締結されるため、回転シャフト6はポンプシャフト72よりも小径に形成することができ、回転シャフト6及びこれを軸支する軸受20,22をコンパクト化して重量軽減を図ることができる。
こうして、油圧ポンプ12の押しのけ容積の細やかな制御と、回転シャフト6及び軸受20,22の重量軽減とを両立することができる。
圧油生成機構80は、ポンプハウジング100に収納されていてもよい。ポンプハウジング100は、図8に示すように、シリンダブロック85の外周面を覆う円筒シェル102および該円筒シェル102の両端に設けられる環状の一対のエンドプレート104,105を含んで構成される。
ハブ4に近い第1エンドプレート104は、第1ポンプ軸受106を介して、内向きフランジ74に形成された円筒周面74A上に支持されている。一方、ハブ4から遠い第2エンドプレート105は、第2ポンプ軸受108を介して、円筒部72の外周面72Aに支持されている。第1ポンプ軸受106及び第2ポンプ軸受108は、それぞれ、スラスト軸受であってもよい。
また第1エンドプレート104と第2エンドプレート105とは、シリンダブロック85を貫通するタイボルト101によって互いに締結されている。
第1エンドプレート104は、内周側に位置して第1ポンプ軸受106の外輪が固定される内周部110と、内周部110から円筒シェル102に向かって径方向外方に延在する外周部112とを含んでいる。第1エンドプレート104は、内周部110が外周部112よりも厚肉に形成されている。また、第1エンドプレート104の内周部110には、作動室83で生成された圧油が高圧油ライン13に向かって流れる内部流路114が設けられている。内部流路114は、高圧連通路86を介して作動室83に連通している。
このように、外周部112に比べて周長が短い内周部110に内部流路114を配置することで、第1エンドプレート104の重量増大を抑制しつつ圧油に対する第1エンドプレート104の耐性を向上させることができる。すなわち、圧油の高い圧力に耐えるように内部流路114周辺の第1エンドプレート104の内周部110を厚肉に形成しても、内周部110の周長は比較的短いため、第1エンドプレート104全体の重量をさほど増大させることにはならず、第1エンドプレート104の重量抑制と圧油に対する耐性向上とを両立できる。
第1エンドプレート104は、ポンプハウジング100の回転シャフト6との共回りを防止する観点から、ナセル30側に固定されていてもよい。
図9は、第1エンドプレート104をナセル30側に固定した様子を示す図である。同図に示すように、第1エンドプレート104には、内周部110から外周部112に亘る広い範囲にて、アーム部120が接続されている。アーム部120は、回転シャフト6の両側に一対設けられており、各アーム部120を介して第1エンドプレート104がナセル30側に固定される。なお、図9にはアーム部120が第1エンドプレート104の内周部110から外周部112に亘る半径方向の広い範囲に接続された例を示したが、アーム部120は第1エンドプレート104の内周部110だけに接続されていてもよい。
このように、少なくとも、外周部112に比べて厚肉に形成された第1エンドプレート104の内周部110にアーム部120を接続することで、アーム部120を介したポンプハウジング100のナセル30側への支持を確実に行うことができる。
アーム部120とナセル30との間にポンプサポート122を設け、このポンプサポート122によって、アーム部120を介してポンプハウジング100をナセル30側に支持してもよい。
図9に示す例では、ポンプサポート122は、ナセル台板30Aとアーム部120との間に配置される。ポンプサポート122は、ポンプシャフト70の軸に直交する方向におけるポンプハウジング100の変位を許容しつつポンプハウジング100を回転方向に不動にするようになっている。幾つかの実施形態では、ポンプサポート122は、ナセル台板30Aに対するポンプハウジング100の回転以外のあらゆる自由度の変位を許容する。これにより、回転シャフト6の撓みに起因した軸受20,22及びポンプ軸受106,108への集中荷重を軽減できる。
また、図9に示すように、油圧ポンプ12の出口部130から油圧モータ14の入口部132に至る高圧油ライン(圧油配管)13の少なくとも一部をフレキシブルな配管134で構成してもよい。
このように、フレキシブルな配管134によって高圧油ライン13の少なくとも一部を構成することで、油圧ポンプ12と油圧モータ14との相対変位をフレキシブルな配管134により吸収し、高圧油ライン13に加わる荷重を軽減できる。さらに、高圧油ライン13内を流れる圧油は高温であるため高圧油ライン13の熱伸びに起因する熱応力が発生するが、フレキシブルな配管134によって高圧油ライン13の少なくとも一部を構成することで、フレキシブルな配管134により高圧油ライン13の熱伸びを吸収し、熱応力の発生を抑制できる。
次に、上記構成の風力発電装置1において、油圧ポンプ12を回転シャフト6に取り付ける際の手順について説明する。
最初に、前方軸受20、後方軸受22の順に、一対の軸受20,22を回転シャフト6に組み付ける。具体的には、回転シャフト6のハブ4から遠い側の端部から前方軸受20を嵌め込んで、前方軸受20及びその軸受箱21を回転シャフト6に取り付ける。その後、回転シャフト6のハブ4から遠い側の端部から後方軸受22を嵌め込んで、後方軸受22及びその軸受箱23を回転シャフト6に取り付ける。
そして、回転シャフト6のハブ4から遠い端部の端面にポンプシャフト70の内向きフランジ74が対向するようにポンプシャフト70を回転シャフト6に配置する。この際、嵌合部91において、回転シャフト6の端面と内向きフランジ74の外表面とにそれぞれ形成された凹部及び凸部が互いに嵌合させることで、回転シャフト6に対するポンプシャフト70の半径方向の位置決めを行ってもよい。この後、締結部材90を用いて、ポンプシャフト70の内向きフランジ74を回転シャフト6の端面に締結する。最後に、ポンプシャフト70に圧油生成機構80及びポンプハウジング100を組み付ける。あるいは、回転シャフト6にポンプシャフト70を連結する前に、圧油生成機構80及びポンプハウジング100をポンプシャフト70に予め組み付けておいてもよい。
以上説明したように、幾つかの実施形態では、ポンプシャフト70には、圧油生成機構80を外周側に保持する円筒部72よりも回転シャフト6側に位置する内向きフランジ74が設けられている。そして、円筒部72の内周側の内部空間73から回転シャフト6に向かう締結方向に延在する締結部材90によって、ポンプシャフト70が回転シャフト6に連結されている。そのため、ポンプシャフト70を回転シャフト6に締結するための締結部材90は、ポンプシャフト70の内向きフランジ74を貫通し、回転シャフト6の端部内における締結深さに到達するのに十分な長さであれば、可能な限り短くできる。よって、ポンプシャフト70の回転シャフト6への取付け時における締結部品90の引張力の管理が容易になる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはいうまでもない。
例えば、上述の実施形態では、前方軸受20の軸受箱21の上部と、後方軸受22の軸受箱23の上部とを連結板部42を有する連結フレーム40により連結する例について説明したが、軸受箱21,23は筒状の連結フレームで連結してもよい。
図10は、軸受箱21,23を筒状の連結フレームで連結した様子を示す図である。同図に示すように、軸受箱21,23間において回転シャフト6を取り囲むように筒状の連結フレーム140が設けられており、各軸受箱21,23は連結フレーム140の端部に固定されている。これにより、各軸受20,22の軸受箱21,23を筒状連結フレーム140で拘束して、軸受20,22間の同芯を維持することができる。よって、ブレード2から回転シャフト6への入力の変動に起因した複雑な荷重(曲げ荷重を含む。)が回転シャフト6に加わる場合であっても、各軸受20,22の芯がずれて予定しない方向の荷重成分が軸受20,22に加わるような事態を防止し、軸受20,22の所期の寿命を実現することができる。
また、各軸受20,22の同芯を維持するのに十分な剛性を軸受箱21,23が有する場合、連結フレーム40,140を省略し、各軸受箱21,23をナセル台板30Aのみで拘束してもよい。
1 風力発電装置
2 ブレード
3 ロータ
4 ハブ
5 ハブカバー
6 回転シャフト
8 タワー
10 ドライブトレイン
12 油圧ポンプ
13 高圧油ライン
14 油圧モータ
15 低圧油ライン
16 発電機
20 前方軸受
20A 内輪
20B 外輪
20C 転動体
21 軸受箱
22 後方軸受
22A 内輪
22B 外輪
22C 転動体
23 軸受箱
30 ナセル
30A ナセル台板
30B ナセルカバー
30C ナセルフレーム
31 台板開口
32 水平板部
33 保持穴
34 壁部
35 凹部
36 リブ
37 凹部
38 ナセルデッキ板
39 デッキ開口
40 連結フレーム
42 連結板部
44 サポート部
46 機器設置台
50 ヨー旋回座軸受
52 ヨーモータ
54 スリップリング
56 静止側ケーブル
57 回転側ケーブル
58 マンホール
60 ブレーキディスク
62 ブレーキキャリパ
70 ポンプシャフト
72 円筒部
73 内部空間
74 内向きフランジ
80 圧油生成機構
81 リングカム
82 ピストン
82A ピストン本体
82B ローラ
83 作動室
84 シリンダ
85 シリンダブロック
86 高圧連通路
87 低圧連通路
88 高圧弁
89 低圧弁
90 締結部材
91 嵌合部
92 摩擦シム
93 穴
94 分割線
96 セグメント
100 ポンプハウジング
102 円筒シェル
104 第1エンドプレート
105 第2エンドプレート
106 第1ポンプ軸受
108 第2ポンプ軸受
110 内周部
112 外周部
114 内部流路
120 アーム部
122 ポンプサポート
130 出口部
132 入口部
134 フレキシブルな配管

Claims (18)

  1. 再生可能エネルギーから電力を生成する再生エネルギー型発電装置であって、
    ブレードと、
    前記ブレードを介して受け取った前記再生可能エネルギーによって前記ブレードとともに回転するハブと、
    前記ハブに連結された回転シャフトと、
    前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部に連結されるポンプシャフト、および、該ポンプシャフトに取り付けられて前記ポンプシャフトの回転によって圧油を生成する圧油生成機構を含む油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプからの前記圧油によって駆動される油圧モータと、
    前記油圧モータによって駆動される発電機とを備え、
    前記ポンプシャフトは、前記圧油生成機構を外周側に保持するとともに内周側に内部空間を有する円筒部と、該円筒部よりも前記回転シャフト側に設けられる内向きフランジとを含み、
    前記内部空間から前記回転シャフトに向かう締結方向に延在する少なくとも一つの締結部材によって、前記回転シャフトと前記ポンプシャフトとが連結され、前記締結部材は前記内向きフランジを貫通して前記回転シャフトの前記端部に部分的に挿入されていることを特徴とする再生エネルギー型発電装置。
  2. 前記回転シャフトを軸支する少なくとも一つの軸受をさらに備え、
    前記少なくとも一つの軸受のうち前記ポンプシャフトに最も近い軸受と前記ポンプシャフトとの間において、前記回転シャフトの外径は略一定であることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  3. 前記締結部材が貫通する穴を少なくとも一つ有し、前記回転シャフトの前記端面と前記内向きフランジとの間に設けられる摩擦シムとをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  4. 少なくとも一つの前記締結部材は、前記内向きフランジと前記回転シャフトの前記端面との締結エリアにおいて千鳥状に配列された複数の締結部材を含み、
    少なくとも一つの前記穴は、前記締結部材に対応して千鳥状に配列された前記穴を含み、前記摩擦シムは、前記複数の穴を避けるように半径方向に対して傾斜した分割線にて分割された複数のセグメントによって構成される環状部材であることを特徴とする請求項3に記載の再生エネルギー型発電装置。
  5. 前記摩擦シムは、外径が1m以上であり、内径が0.5m以上であることを特徴とする請求項3に記載の再生エネルギー型発電装置。
  6. 前記摩擦シムは、両面にダイヤモンド粒子が担持されていることを特徴とする請求項3に記載の再生エネルギー型発電装置。
  7. 前記圧油生成機構は、前記円筒部の外周に取り付けられるリングカムと、該リングカムの周りに放射状に配置されて前記リングカムによって往復運動せしめられる複数のピストンと、前記圧油を生成するための作動室を各ピストンとともに形成するシリンダが設けられたシリンダブロックとを含み、
    前記圧油生成機構は、前記シリンダブロックの外周面を覆う円筒シェルおよび該円筒シェルの両端に設けられる一対のエンドプレートを含むポンプハウジングに収納されるとともに、
    前記一対のエンドプレートのうち前記ハブに近い第1エンドプレートは第1ポンプ軸受を介して前記内向きフランジに形成された軸受保持用の円筒周面に支持され、前記一対のエンドプレートのうち前記ハブから遠い第2エンドプレートは第2ポンプ軸受を介して前記円筒部の外周面に支持されることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  8. 前記第1エンドプレートは、内周側に位置して前記第1ポンプ軸受の外輪が固定される内周部と、前記内周部から前記円筒シェルに向かって径方向外方に延在する外周部とを含み、
    前記内周部は、前記作動室で生成された前記圧油が流れる内部流路を有し、前記外周部よりも厚肉に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の再生エネルギー型発電装置。
  9. 少なくとも前記回転シャフト及び前記油圧ポンプを収納するナセルをさらに備え、
    前記第1エンドプレートのうち少なくとも前記内周部に接続されたアーム部を介して、前記ポンプハウジングが前記ナセル側に支持されることを特徴とする請求項8に記載の再生エネルギー型発電装置。
  10. 前記ポンプシャフトの軸に直交する方向における前記ポンプハウジングの変位を許容しつつ前記ポンプシャフトとの前記ポンプハウジングの共回りを防ぐように、前記アーム部を介して前記ポンプハウジングを前記ナセル側に支持するポンプサポートをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の再生エネルギー型発電装置。
  11. 前記油圧ポンプの出口部と前記油圧モータの入口部を接続し、前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される前記圧油が流れる圧油配管をさらに備え、
    前記圧油配管は、少なくとも一部がフレキシブルな配管で形成されることを特徴とする請求項10に記載の再生エネルギー型発電装置。
  12. 前記第1ポンプ軸受及び前記第2ポンプ軸受は、それぞれ、スラスト軸受であることを特徴とする請求項7に記載の再生エネルギー型発電装置。
  13. 少なくとも前記回転シャフト、前記油圧ポンプ及び前記油圧モータを収納するナセルと、
    弾性部材およびダンパ機構の少なくとも一方を介して前記ナセルに支持され、前記油圧モータが載置される設置台とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  14. 前記円筒部の内周面は、前記ハブから遠ざかるにつれて前記円筒部の肉厚が薄くなるようにテーパ状になっていることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  15. 前記円筒部の前記内部空間に設けられ、静止側のケーブルと、前記回転シャフトとともに回転する回転側のケーブルとを電気的に接続するスリップリングをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  16. 前記少なくとも一つの軸受は、前記ハブに近い前方軸受と前記ポンプシャフトに近い後方軸受からなり、
    前記前方軸受の軸受箱と前記後方軸受の軸受箱とを筒状連結フレームで互いに連結したことを特徴とする請求項2に記載の再生エネルギー型発電装置。
  17. 前記再生エネルギー型発電装置は、前記再生可能エネルギーとしての風から電力を生成する風力発電装置であることを特徴とする請求項1に記載の再生エネルギー型発電装置。
  18. 少なくとも一本のブレードを介して受け取った再生可能エネルギーによって前記ブレードとともにハブ及び該ハブに連結された回転シャフトを回転させ、該回転シャフトの回転を油圧ポンプ及び油圧モータを含む油圧トランスミッションにより発電機に入力して発電を行う再生エネルギー型発電装置の油圧ポンプ取付け方法であって、
    前記油圧ポンプは、圧油を生成する圧油生成機構と、前記圧油生成機構を保持するとともに内周側に内部空間を有する円筒部および該円筒部の一端側に設けられる内向きフランジを含むポンプシャフトとを備え、
    前記回転シャフトの前記ハブから遠い端部の端面に前記内向きフランジが対向するように前記ポンプシャフトを配置するステップと、
    前記内向きフランジを貫通して前記内部空間から前記回転シャフトに向かう締結方向に少なくとも一つの締結部材が延在するように該締結部材を前記回転シャフトの前記端部に部分的に挿入することで、前記回転シャフトに前記ポンプシャフトを連結するステップとを備えることを特徴とする再生エネルギー型発電装置の油圧ポンプ取付け方法。
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